JP2003130511A - 流下式製氷機の製氷方法 - Google Patents

流下式製氷機の製氷方法

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JP2003130511A
JP2003130511A JP2001324079A JP2001324079A JP2003130511A JP 2003130511 A JP2003130511 A JP 2003130511A JP 2001324079 A JP2001324079 A JP 2001324079A JP 2001324079 A JP2001324079 A JP 2001324079A JP 2003130511 A JP2003130511 A JP 2003130511A
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chamber
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Kazumi Toritani
千美 鳥谷
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25CPRODUCING, WORKING OR HANDLING ICE
    • F25C1/00Producing ice
    • F25C1/12Producing ice by freezing water on cooled surfaces, e.g. to form slabs

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製氷水の利用効率を高めるようにすると共
に、モータなどの電気的な動力源を利用せずに、リンク
機構を動作させるようにした流下式製氷機の製氷方法を
提供する。 【解決手段】 この流下式製氷機の製氷方法において
は、製氷小室6と蓋部11との協働によって製氷空間S
を積極的に作り出しているので、流下させる製氷水の利
用効率を高めることができる。また、リンク機構14の
駆動源に製氷に用いられる製氷水の重量を利用すること
で、氷を作るための水源を有効に利用することができ
る。よって、モータを利用することなく、水路系によっ
て第1水タンク13又は第2水タンク16の移動を適切
に行うことができる。したがって、第1水タンク13の
前部に設けられた蓋部11で、カップ状の製氷小室6を
適切に塞ぐことができる。更には、第1水タンク13が
完全に上昇して、製氷空間Sが完全に作り出された状態
で、散水パイプ8から製氷水を流下させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、特に、製氷水を製
氷室の上方から流下させながら、製氷室に設けられた各
製氷小室内で氷を成長させる流下式製氷機の製造方法に
関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、このような分野の技術として、実
開昭58−83073号公報がある。この公報に記載さ
れた流下式製氷機の製氷室には、水平フィン(横仕切り
部)と垂直フィン(縦仕切り部)とでマトリックス状に
仕切られた製氷小室が設けられている。そして、製氷室
の上部に配置した散水パイプから製氷水を流下させ続け
ることで、各製氷小室内で氷を成長させて、所望の氷を
作り出している。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の流下式製氷機の製氷方法には、次のような課題
が存在している。すなわち、流下式製氷機においては、
カップ状の各製氷小室は開放された状態で氷を生成して
いる。よって、流下する製氷水が飛散しやすいので、製
氷水の利用効率を図る上で不利であった。また、飛散防
止用のカバーを設ける場合に、カバーに取り付けられた
リンク機構の駆動源としてモータを利用する必要があっ
た。 【0004】本発明は、上述の課題を解決するためにな
されたもので、特に、製氷水の利用効率を高めるように
すると共に、モータなどの電気的な動力源を利用せず
に、リンク機構を動作させるようにした流下式製氷機の
製氷方法を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明に係る流下式製氷
機の製氷方法は、製氷水を製氷室の上方から流下させな
がら、製氷室に設けられた各製氷小室内で氷を成長させ
る流下式製氷機の製氷方法において、製氷室に対向して
配置させた第1水タンクに対してリンク機構を介して接
続させた第2水タンク内に製氷水を供給して、第1水タ
ンクの前部に設けられた蓋部を製氷室に当接させる給水
工程と、製氷室と蓋部との協働によって製氷空間を作り
出した後に、第2水タンクからオーバーフローした製氷
水を、製氷室の上方から流下させて、製氷空間内で製氷
を行う製氷工程と、製氷空間内で製氷を完了した後、製
氷水の供給を停止させ、第2水タンク内の製氷水を排出
させながら第1水タンク内に除氷水を供給し、リンク機
構を介して蓋部を製氷室から離間させ、製氷室から氷を
離氷させるとともに除氷水の供給を停止させ、第1水タ
ンク内の除氷水を排出させる除氷行程とを備えたことを
特徴とする。 【0006】この流下式製氷機の製氷方法においては、
製氷小室と蓋部との協働によって製氷空間を積極的に作
り出しているので、流下させる製氷水の利用効率を高め
ることができる。また、リンク機構の駆動源に製氷に用
いられる製氷水の重量を利用することで、氷を作るため
の水源を有効に利用することができる。よって、モータ
を利用することなく、水路系によって第1水タンク又は
第2水タンクの移動を適切に行うことができる。したが
って、第1水タンクの前部に設けられた蓋部で、カップ
状の製氷小室を適切に塞ぐことができる。同様に、水源
を利用して、蓋部を製氷室から離間させることもできる
ので、氷をその自重によって落下させることができる。
更には、製氷水を第2水タンク内に入れ続けると、第2
水タンクが製氷水の重量で降下し、第2水タンクが完全
に降下しきった状態で、オーバーフローした製氷水が流
れ出すことになる。よって、第1水タンクが完全に上昇
して、製氷空間が完全に作り出された状態で、散水パイ
プから製氷水を流下させることができる。このことは、
製氷を確実なものにしている。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明に
係る流下式製氷機の製氷方法の好適な実施形態について
詳細に説明する。 【0008】図1及び図2に示すように、製氷機1は、
製氷水を上方から流下させながら氷を成長させる流下式
製氷機である。この製氷機1は、熱伝導率の高い金属よ
って成型した製氷室2を有している。この製氷室2は、
枠フレーム5に固定されて縦方向に延在すると共に、縦
仕切り部3と横仕切り部4とでマトリックス状に仕切ら
れて、マトリックス状に整列させた製氷小室6を備えて
いる。そして、各製氷小室6は、横方向に開口を有する
矩形のカップ状に形成されている。また、製氷室2の背
面には、吸加熱パイプ7(図4参照)がロウ付け等で固
定されている。 【0009】更に、製氷室2の最上部には、水平方向に
延在する散水パイプ8が配置され、この散水パイプ8に
は、隣接する縦仕切り部3間に上方から製氷水を流下さ
せるための散水孔(図示せず)が、縦列に対応するよう
に形成されている。よって、製氷時において、散水孔か
ら放出し続けた製氷水は、製氷小室6の壁面に沿いなが
ら上方から流下し続け、製氷室2から流下する戻り水を
製氷水タンク9へ流しながら、製氷小室6内で氷として
成長させる。 【0010】ここで、マトリックス状の製氷小室6をも
った製氷室2を利用して氷を作る場合、マトリックス状
に配列させて縦横の連らなった氷塊を作るのが一般的で
ある。そして、このような氷塊は、製氷庫内に落下した
衝撃をもってしても一個一個をバラバラにすることが難
しく、利用者自身が、器具を使って製氷庫内で一個一個
バラバラにするのが一般的であり、利用者に負担を強い
る場合があった。 【0011】そこで、氷を一個一個バラバラにし易くす
るために、氷10aが縦に連らなった氷塊10(図3参
照)を作るようにした。そのために、図4〜図6に示す
ように、この製氷機1では、樹脂製の平板状蓋部11を
製氷室2に対向して配置させ、この蓋部11の製氷室側
表面にパイプ状の樹脂製突条部12を複数本(例えば7
本)設ける。各突条部12は、縦方向に延在すると共
に、縦仕切り部3に一対一の関係をもって等間隔で平行
に整列し、各縦仕切り部3の頂部3aに所定の力をもっ
て当接する。更に、蓋部11は、製氷するにあたっては
製氷室2に向けて前進し、製氷室2から離氷するにあた
っては、製氷室2から後退する。 【0012】蓋部11のこのような進退を達成させるた
めに、蓋部11は、製氷室2に対向して配置させた第1
水タンク13の前部に一体的に固定され、この第1水タ
ンク13が、製氷室2に対して接近及び離間を行うよう
な平行運動をする行う必要がある。 【0013】そこで、第1水タンク13と第2水タンク
16とを平行リンク機構14を介して連結させる。この
平行リンク機構14は、左右2本のリンク部14aを有
し、左右における各リンク部14aは互いに平行に配置
されている。そして、リンク部14aの一端は第1水タ
ンク13の側面に軸支され、リンク部14aの他端は第
2水タンク16の側面に軸支され、リンク部14aの中
央は、枠フレーム5に固定した軸部17で軸支されてい
る。よって、各リンク部14aは、軸部17を中心にし
て揺動することができる。このように、第1水タンク1
3と第2水タンク16とを平行リンク機構14を介して
接続させると、第1水タンク13及び第2水タンク16
の重量バランスによって、蓋部11を適宜に進退させる
ことが可能となる。 【0014】このような重量バランスを達成させるため
に、図7に示すように、第1水タンク13の上部には、
除氷水を供給するための給水パイプ18が取り付けら
れ、第1水タンク13の下部には水量調整用の排水パイ
プ19が取り付けられている。また、第2水タンク16
の上部には、製氷水タンク9に接続させた給水パイプ2
0の一端が固定され、この給水パイプ20の途中にポン
プモータPが取り付けられている。また、第2水タンク
16の下部には、製氷水タンク9内に製氷水を流し出す
ための水量調整用の排水パイプ21が取り付けられてい
る。従って、各排水パイプ19,21の管径によって、
第1水タンク13及び第2水タンク16内で溜まる水の
速度を調整することができ、これによって、第1水タン
ク13と第2水タンク16の上下のタイミングを図るよ
うにしている。 【0015】更に、第2水タンク16の上端と、各製氷
小室6内に製氷水を供給する散水パイプ8とをパイプ部
材23を介して連結し、第2水タンク16からのオーバ
ーフロー水がパイプ部材23を通して散水パイプ8内に
案内される。従って、製氷水を第2水タンク16内に供
給し続けると、第2水タンク16が製氷水の重量で降下
し、第2水タンク16が完全に降下しきった状態で、パ
イプ部材23から製氷水が流れ出すことになる。よっ
て、第1水タンク13が完全に上昇して、製氷室2と蓋
部11の突条部12との協働によって作り出された縦長
の製氷空間S(図5参照)が完成した状態で、散水パイ
プ8から製氷水を流下させることができる。このこと
は、製氷を確実なものにしている。 【0016】更に、図8に示すように、平行リンク機構
14の各リンク部14aを水平にした状態で、蓋部11
に設けた突条部12を縦仕切り部3の頂部3aに当接さ
せる。このように、各リンク部14aを水平にした状態
を維持したまま、各製氷小室6内で氷を成長させると、
完成間際の氷の成長は、蓋部11に対し水平方向に強い
応力を発生させることになるが、各リンク部14aは、
氷の成長力に耐えることができる。その結果、突条部1
2と縦仕切り部3との間に不必要な隙間が作られること
を適切に回避させ、その隙間で氷が成長してしまうとい
った不具合を解消することができる。なお、各リンク部
14aを水平にするために、枠フレーム5には、水平に
延在するストッパ片15が溶接等で固定されている。 【0017】また、下側のリンク部14aには、製氷室
2からの戻り水を製氷水タンク9へ案内する水シュート
24が固定されている。この水シュート24の両端は、
左右の下側リンク部14aを架け渡すように所定傾斜角
度をもって、下側のリンク部14aに溶接固定されてい
る。従って、製氷室2に沿って流下してきた戻り水(残
水)を水シュート24で適切な場所すなわち製氷水タン
ク9内に導くことができる(図8参照)。さらに、リン
ク部14aの回動に伴って水シュート24が固定点を中
心に回動するので、製氷室2で完成した氷塊10の落下
の邪魔にならないように、水シュート24を所定の位置
まで退避させることができる(図7参照)。 【0018】図6及び図10に示すように、第1水タン
ク13の上部には、水平方向に延在する給水パイプ18
が固定されている。この給水パイプ18には、これに直
交するようなパイプ状の樹脂製突条部12が固定され、
各突条部12内には、縦方向に延在する中空の除氷水流
下孔12a(図5参照)が設けられている。よって、給
水パイプ18内を流れる除氷水は、突条部12内で除氷
水流下孔12a内を流下することになる。 【0019】従って、製氷時において各突条部12と縦
仕切り部3の頂部3aとの間に不必要な隙間が発生した
場合に、この隙間で成長した氷によって、たとえ横同士
の氷が耳部を介して連らなったとしても、除氷水流下孔
12a内で除氷水を流動させる結果、横同士を連結させ
る耳部を溶解させ、これによって、氷10aの横同士の
連結を断つことができ、縦連らなり氷塊10をより確実
に生成させることができる。 【0020】また、除氷水流下孔12aの下端と第1水
タンク13の内部とを、連通孔26を介して連通させ
る。これにより、各突条部12内で除氷水を流下させな
がら、第1水タンク13内に下方から除氷水を溜め続け
ることができる。そして、第1水タンク13内は、鉛直
方向に延在する仕切り片27によって仕切られ、第1水
タンク13内において、各仕切り片27の上方は開放さ
れている。これにより、第1水タンク13内でオーバー
フローした水は、オーバーフロー管28を介して製氷水
タンク9内に放出される。 【0021】また、図11に示すように、氷の完成時に
流下しなくなった製氷水は、製氷室2の最上面2aを側
方に向けて流れることになり、このような流れの発生
は、氷の完成を意味する。そこで、枠フレーム5には、
氷の完成を検出するフロートスイッチ30が固定されて
いる。このフロートスイッチ30のケーシング31内に
は、フロート部32とこのフロート部32に接触するス
イッチ部33とが収容されている。更に、ケーシング3
1には、ケーシング31の内部に水を導き入れるために
樋部34の一端が固定され、この樋部34の他端を散水
パイプ8の近傍で且つ製氷室2の側面に固定させる。こ
れにより、氷の完成時にオーバーフローした製氷水は、
樋部34を伝ってケーシング31内に流れ込み、浮上し
たフロート部32がスイッチ部33に接触してスイッチ
をONさせる。これによって、氷の完成を検知して、ポ
ンプモータPを停止させ、製氷水の供給を絶つ。なお、
図1に示す符号36は、近接スイッチであり、製氷時に
おいて製氷室2と蓋部11との接近及び離間を検出する
ためのものである。 【0022】次に、前述した製氷機1に基づいて、その
動作を説明する。なお、無給水状態においては、第1水
タンク13の方か第2水タンク16より重く、第1水タ
ンク13はその自重で下がっている。 【0023】先ず、スタートスイッチを入れると、除氷
サイクルが開始される。すなわち、製氷開始時において
は、除氷水が給水パイプ18内に一定量時間供給され、
それによって、第1水タンク13の排出パイプ19を介
して、製氷水タンク9内に一定量の製氷水を溜める。そ
れと同時に、吸加熱パイプ7内にホットガスが供給され
て、製氷室2の除氷を完全に行う。そして、タイマーに
よってホットガスの供給を絶って、製氷準備を整える。 【0024】その後、吸加熱パイプ7内に冷却ガスを供
給し、図7に示すように、ポンプモータPを始動させ
て、製氷水タンク9内の製氷水を給水パイプ20を介し
て第2水タンク16内に徐々に溜めていく。このとき、
第1水タンク13と第2水タンク16との重量バランス
が逆転して、図8に示すように、第2水タンク16が下
がりながら、第1水タンク13が製氷室2に向かって平
行に前進し、各縦仕切り部3の頂部3aに突条部12が
当接する。これにより、製氷室2と蓋部11との協働に
より、縦方に延在する製氷空間Sが複数個(例えば6
個)作り出される。このときはまだ、第2水タンク16
内は満水になっていない。 【0025】その後、第2水タンク16内への給水を続
けると、第2水タンク16が満水になり、第2水タンク
16内でオーバーフロー水がパイプ部材23を介して散
水パイプ8に案内される。そして、散水パイプ8の各散
水孔8a(図11参照)から放出し続けた製氷水は、製
氷小室6の壁面に沿いながら流下し、各壁面で氷を成長
させながら、その戻り水を、製氷水タンク9内に水シュ
ート24を介して流し込む。ポンプモータPによって製
氷水の循環を行いながら、図9に示すように製氷小室6
内で氷を完成させる。そして、フロートスイッチ30
(図11参照)により氷の完成を検知し、この検知に基
づいてポンプモータPを停止させる。また、ポンプモー
タPの停止により、第2水タンク16内の給水が断た
れ、排出パイプ21によって第2水タンク16内の水量
は減り続ける。 【0026】更に、フロートスイッチ30の検知によ
り、吸加熱パイプ7内にホットガスが供給されて、給水
パイプ18を介して第1水タンク13内に除氷水をタイ
マー制御により一定時間供給する。これによって、各突
条部12内で除氷水が流下することになる。従って、製
氷時において各突条部12と縦仕切り部3の頂部3aと
の間に隙間が発生した場合に、この隙間で成長した氷に
よって、たとえ横同士の氷が耳部を介して連らなったと
しても、除氷水流下孔12a内で除氷水を流動させる結
果、横同士を連結させる耳部を適切に溶解させ、これに
よって、氷10aの横同士の連結を断つことができ、縦
連らなり氷塊10(図3参照)をより確実に生成する。 【0027】そして、このような縦連らなりの氷塊10
を製氷室2から離氷させるにあたって、このポンプモー
タPの停止によって第2水タンク16内の水量が減り続
けているので、第1水タンク13と第2水タンク16と
の重量バランスが逆転して、第2水タンク16が上昇し
ながら、第1水タンク13が製氷室2から離間する方向
に後退し、各縦仕切り部3の頂部3aから突条部12が
離れる(図12参照)。これに伴って、近接スイッチ3
6が第1水タンクと第2水タンク16との離間を検知
し、これによってホットガスの供給を停止させ、縦連ら
なりの氷塊10はその自重によって、製氷水タンク9の
氷落下口9aを通って製氷庫内に落下する(図7参
照)。これによって、給水行程、製氷行程及び除氷行程
を一サイクルが完了する。 【0028】 【発明の効果】本発明による流下式製氷機の製氷方法は
次のような効果を得る。すなわち、製氷水を製氷室の上
方から流下させながら、製氷室に設けられた各製氷小室
内で氷を成長させる流下式製氷機の製氷方法において、
製氷室に対向して配置させた第1水タンクに対してリン
ク機構を介して接続させた第2水タンク内に製氷水を供
給して、第1水タンクの前部に設けられた蓋部を製氷室
に当接させる給水工程と、製氷室と蓋部との協働によっ
て製氷空間を作り出した後に、第2水タンクからオーバ
ーフローした製氷水を、製氷室の上方から流下させて、
製氷空間内で製氷を行う製氷工程と、製氷空間内で製氷
を完了した後、製氷水の供給を停止させ、第2水タンク
内の製氷水を排出させながら第1水タンク内に除氷水を
供給し、リンク機構を介して蓋部を製氷室から離間さ
せ、製氷室から氷を離氷させるとともに除氷水の供給を
停止させ、第1水タンク内の除氷水を排出させる除氷行
程とを備えたことにより、製氷水の利用効率を高めるよ
うにすると共に、モータなどの電気的な動力源を利用せ
ずに、リンク機構を動作させることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る製氷方法を適用する流下式製氷機
の一実施形態を示す斜視図である。 【図2】図1に示した製氷機を別の角度から見た斜視図
である。 【図3】縦連らなりの氷塊を示す斜視図である。 【図4】製氷室と第1水タンクとで製氷空間を作り出し
た状態を示す断面図である。 【図5】図4の要部拡大断面図である。 【図6】第1水タンクと第2水タンクとをリンク機構を
介して連結した状態を示す斜視図である。 【図7】第2水タンク内に製氷水を給水している状態を
示す断面図である。 【図8】第2水タンクから製氷水がオーバーフローして
製氷室内で水が流下している状態を示す断面図である。 【図9】製氷室内で氷ができた状態を示す断面図であ
る。 【図10】図4のX−X線に沿う断面図である。 【図11】フロースイッチを示す斜視図である。 【図12】製氷室から第1水タンクが離れた状態を示す
断面図である。 【符号の説明】 1…製氷機、2…製氷室、3…縦仕切り部、3a…縦仕
切り部の頂部、4…横仕切り部、6…製氷小室、8…散
水パイプ、9…製氷水タンク、11…蓋部、12…突条
部、12a…除氷水流下孔、13…第1水タンク、14
…平行リンク機構(リンク機構)、14a…リンク部、
16…第2水タンク、18,20…給水パイプ、19,
21…排水パイプ、24…水シュート、S…製氷空間。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 製氷水を製氷室の上方から流下させなが
    ら、前記製氷室に設けられた各製氷小室内で氷を成長さ
    せる流下式製氷機の製氷方法において、 前記製氷室に対向して配置させた第1水タンクに対して
    リンク機構を介して接続させた第2水タンク内に前記製
    氷水を供給して、前記第1水タンクの前部に設けられた
    蓋部を前記製氷室に当接させる給水工程と、 前記製氷室と前記蓋部との協働によって製氷空間を作り
    出した後に、前記第2水タンクからオーバーフローした
    前記製氷水を、前記製氷室の上方から流下させて、前記
    製氷空間内で製氷を行う製氷工程と、 前記製氷空間内で製氷を完了した後、製氷水の供給を停
    止させ、前記第2水タンク内の前記製氷水を排出させな
    がら前記第1水タンク内に除氷水を供給し、前記リンク
    機構を介して前記蓋部を前記製氷室から離間させ、前記
    製氷室から氷を離氷させるとともに前記除氷水の供給を
    停止させ、前記第1水タンク内の除氷水を排出させる除
    氷行程とを備えたことを特徴とする流下式製氷機の製氷
    方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104048460A (zh) * 2014-07-07 2014-09-17 南通江南制冷设备有限公司 蒸发器
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CN104048461A (zh) * 2014-07-07 2014-09-17 南通江南制冷设备有限公司 冰块机用蒸发器

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