JP2003129866A - 適応空気熱力学エンジンモデル - Google Patents
適応空気熱力学エンジンモデルInfo
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Abstract
と、長期使用の部品の効率低下とを明らかにする空気熱
力学エンジンモデルを提供する。 【解決手段】 複数のモデルエンジン作動パラメータ
と、複数の公称部品効率と、対応効率変更関数とを組み
込んだ適応空気熱力学エンジンモデル20を開示する。
複数のデータポイントに関して、定常状態作動時に、複
数のモデルエンジン作動パラメータに対応する複数のエ
ンジン作動パラメータを測定し、対応する効率変更関数
を用いて各公称部品効率を繰返し適応させて、各モデル
エンジン作動パラメータを上記測定されたエンジン作動
パラメータに夫々整合させ、上記適応された公称部品効
率に基づいて、実際の部品効率を推定する。推定された
実際の部品効率をエンジンモデル20に入力することに
よって、エンジンモデル20を適応させる。
Description
ンの作動に関し、特に、ターボシャフトエンジンの適応
空気熱力学エンジンモデルに関する。
件を決定したいときは、試験飛行中に保守係によって、
様々なエンジン作動パラメータが測定され記録される。
記録されたデータは、エンジンの健全性を決定するため
に、例えば、タービン翼の磨耗や熱的劣化がエンジン性
能に影響を及ぼしているかどうかを決定するために用い
られる。しかし、このような測定の手続きは時間が掛り
高価である。
造業者によって提供されようが、或いは製造者によって
提供されたデータから得られようが、エンジンの性能を
長期に渡って予想するために使用されてきた。しかし、
このような予想は、エンジン性能マップが部品の磨耗や
熱劣化に起因する性能の低下を考慮したものでないの
で、十分に正確ではない。
の運転、特に回転翼型航空機の運転は、エンジンの健全
性に関するリアルタイムな情報がパイロットに提供され
るならば、非常に安全になる。例えば、一定のフライト
条件下での運転すなわち操縦をする前に、使用可能な最
大出力を知ることができれば、それは非常に有用であ
る。さらに、パイロットは、正確且つリアルタイムなエ
ンジンデータによって、センサの故障を検出でき、その
故障にタイムリーに対応できる。この情報は、また、エ
ンジンの日常整備を行なうための最適時間の決定する際
にも有用となる。
は、故障の発見とエンジンの実態分析のために、エンジ
ン製造者によっても使用される。従来のエンジンモデル
は有用であるが、長期に渡るエンジンの性能を正確にモ
デル化できないという点で、限定されたものとなってい
る。さらに、従来型のエンジンモデルは、長期に渡る部
品の効率低下の原因を明らかにするものでない。また、
エンジン性能に関する高次の熱力学的影響や機械的影響
を明らかにするものでない。その結果、従来のエンジン
モデルは運航する航空機では使用されていない。
ターボエンジン用空気熱力学エンジンモデルを指向する
ものであり、エンジンモデルは、エンジン性能の高次の
熱力学的影響および機械的影響と、長期に渡る部品の効
率低下とを明らかにすることによって、実際のエンジン
を正確に反映するものである。本発明のエンジンモデル
は、一度適応すると、最大エンジン出力の使用可能性を
予測したり、エンジンセンサの故障を検出し、エンジン
センサが故障した場合はエンジンを制御するために使用
される。
デルエンジン作動パラメータと、複数の公称エンジン部
品の効率と、対応する効率変更関数とを記憶するための
手段とを含む。本モデルは、さらに、測定された複数の
エンジン作動パラメータを受け取るための手段と、この
測定されたエンジン作動パラメータにモデルエンジン作
動パラメータを整合させることによって実際のエンジン
部品効率を推定するための手段とを含む。好ましくは、
上記実際のエンジン部品の効率を推定するための手段
は、対応する効率変更関数を用いて公称部品の各効率を
繰返し適応させるための手段を含む。
れる燃料の実際の流れを推定するための手段と、入口案
内羽根角変更関数を組み込んでエンジンの実際の入口案
内羽根角を推定するための手段とを組み込んでいる。上
記燃料の実際の流れを推定するための手段は測定された
投入燃料流を繰返し適応させるための燃料流変更関数を
含み、上記実際の入口案内羽根角を推定するための手段
は、測定された入口案内羽根角を適応させる。
力学エンジンモデルを適応させる方法を指向する。この
方法は、複数のモデルエンジン作動パラメータと、複数
の公称部品効率と、対応する効率変更関数とを組み込ん
でいる適応空気熱力学エンジンモデルを供与するステッ
プを含んでいる。この方法は、さらに、複数のデータポ
イントについて、エンジンの定常状態作動時に、上記複
数のモデルエンジン作動パラメータに対応する複数のエ
ンジン作動パラメータを測定するステップと、上記対応
する効率変更関数を用いて上記公称部品効率の各々を繰
返し適応させることによって、上記モデルエンジン作動
パラメータの各々を、測定されたそれぞれのエンジン作
動パラメータに整合させるステップとを含んでいる。こ
の方法は、さらに、上記適応された公称部品効率に基づ
いて実際の部品効率を推定するステップと、上記推定さ
れた実際の部品効率を上記エンジンモデルに入力するス
テップとを含んでいる。
タを上記測定されたそれぞれのエンジン作動パラメータ
に整合させるステップは、モデルエンジン作動パラメー
タと上記測定されたエンジン作動パラメータとの間で合
成された測定誤差を最小化させるステップを含み、上記
合成された測定誤差を最小化させるステップは、予め決
められた条件が満たされると終了する。
て定常状態作動時に投入燃料流を測定し、燃料流変更関
数を用いて上記投入燃料流を繰返し適応させ、上記適応
された投入燃料流に基づいて上記投入燃料流の実際値を
推定することによって、上記エンジンへの燃料流を較正
するステップをさらに備え、上記投入燃料流の推定され
た実際値は上記エンジンモデルへの入力情報である。さ
らに、上記方法は、複数のデータポイントについて定常
状態作動時に入口案内羽根角を測定し、入口案内羽根角
変更関数を用いて上記入口案内羽根角を繰返し適応さ
せ、上記適応された入口案内羽根角に基づいて上記入口
案内羽根角の実際値を推定することによって、上記エン
ジンの上記入口案内羽根角を較正するステップをさらに
備え、上記入口案内羽根角の推定された実際値は上記エ
ンジンモデルへの入力情報である。
よびこれらを使用した方法は、以下に記載の図面に関連
して為される発明の詳細な説明から、当業者にはより容
易に明らかである。
エンジンモデルは、如何なる形態のガスタービンエンジ
ンとも共に使用され得る。しかし、以下の記述において
は、回転翼型航空機用動力装置として使用される3スプ
ールターボシャフトエンジンについて論及される。この
エンジンは、異なる速度で運転するように設計された3
つのスプールまたはシャフトを備え、広範な運転範囲に
渡ってエンジン性能を最適化するように製造されてい
る。第1のスプ−ルまたはシャフトは、低圧圧縮機(L
PC)と低圧タービン(LPT)に結合されて作動され
る。第2スプールまたはシャフトは、高圧圧縮機(HP
C)と高圧タービン(HPT)に結合されて作動され
る。第3スプールは、出力タービン(PT)に結合され
て作動される。
ールターボシャフトエンジンに結合され、それらパラメ
ータは本発明の説明において言及される。これらの作動
パラメータは次のものを含んでいる。 T2 エンジン入口温度 P2 エンジン入口圧力 QS エンジントルク(SHP−シャフトHP) T4.5 出力タービン入口ガス温度 NH 高圧タービンスプール速度 NL 低圧タービンスプール速度 NP 出力タービンスプール速度 P3 圧縮機排出圧力 WF 燃料流 IGV 入口案内羽根角
は、ここに開示された本発明の同一の特徴を識別してい
る。図1には、埋込型適応空気熱力学エンジンモデルの
付いた電子制御ユニット10の概略線図が示されてい
る。より詳細には、制御ユニット10はエンジンモデル
20を含み、上記エンジンモデル20は、特に複数のモ
デルエンジン作動パラメータと複数の公称エンジン部品
効率という形態のデータを、メモリに記憶している。上
記公称エンジン部品効率は次のものを含む。 ηLPC 低圧圧縮機効率 ηHPC 高圧圧縮機効率 ηHPT 高圧タービン効率 ηLPT 低圧タービン効率 ηPT 出力タービン効率
ッサ30を含み、適応論理プロセッサ30はエンジン4
0からの測定された複数の作動パラメータを受け取る。
これらの検知されるパラメータは、フライトコンディシ
ョンが定常状態であるときに、予め決められた時間に、
例えば、予め決められた飛行時間の後に、或いは要求が
有り次第、複数のデータポイントについて測定される。
適応論理プロセッサ30は、モデルエンジン作動パラメ
ータを、測定されたエンジン作動パラメータに整合させ
るようにプログラムされている。この整合プロセスは適
応アルゴリズムを実行することによって達成される。上
記適応アルゴリズムは、エンジン製造者が供給する変更
関数を用いて、公称エンジン部品効率を繰返し調整すな
わち適応させるように設計されている。上記アルゴリズ
ムは、予め決められた条件が満たされると終了する。上
記アルゴリズムの出力は、複数の推定された実物部品効
率である。次に、これらの値は、実際のエンジン性能を
長期に渡って正確に反映させるために、空気熱力学エン
ジンモデルに入力される。このエンジンモデルは、一度
十分に適応されると、故障の検出や調整のために使用で
き、センサの故障の場合はエンジンの制御のために使用
できる。
ンモデルのガス経路の流線図が描かれている。このエン
ジンモデルは、LPCと段部ダクト、HPCと排出ダク
ト、燃焼室とサーマルマスとHPT入口ダクト、HPT
と段部ダクト、出力タービンとノズルを含んでいる。ガ
ス経路は、それぞれが番号で識別された一連のステーシ
ョンを含み、例えば、出入口の圧力や温度、熱流、空気
流やガス流、燃料流、エンタルピーなどのエンジン作動
パラメータが、エンジンモデルに入力される。
別する。このステーションでは、モデル入力情報として
使用される主要なエンジン作動パラメータは、入口圧力
P2 .0と入口温度T2.0と入口案内羽根角(IGV)
と吹出弁位置(HBV)である。このモデルでは、吹出
弁は閉塞位置にあると想定されている。さらに、低圧圧
縮機のスプール速度(NL)が上記モデルに入力され
る。ステーション2.5はHPCへの入口を識別する。
このステーションにおける主要な作動パラメータは、圧
縮機入口圧力P2.5と圧縮機入口温度T2.5とであ
る。さらに、高圧圧縮機のスプール速度(NH)が上記
モデルに入力される。
別する。このステーションでは、燃焼室の入口圧力P
3.0と入口温度T3.0とが、燃料流(WF)ととも
に、上記エンジンモデルに入力される。ステーション
4.0はHPTへの入口を識別する。このステーション
における主要な作動パラメータは、タービン入口圧力P
4. 0とスプール速度(NH)である。ステーション
4.25はLPTへの入口を識別する。ステーション
4.25においては、主要な作動パラメータは入口圧力
P 4.25とスプール速度(NL)である。ステーション
4.5はPTへの入口を識別する。このステーションで
は、主要な作動パラメータは入口圧力P4.5とエンジン
出力(HP)である。エンジンモデルでの最終ステーシ
ョンは7.0である。ここでは、主要な作動パラメータ
はタービン出口圧力P7.0である。
した図2と図3に示す空気熱力学エンジンモデルの適応
様態を調べると、エンジンモデルデータを実際のエンジ
ンデータに整合させるために使用される上記適応アルゴ
リズムは、測定された燃料流(WF)や入口案内羽根角
(IGV)を直接使用していない。何故なら、これらの
重大な入力情報には、案内羽根の較正許容公差および燃
料の種類や温度の変化あるいはバッチ処理における変化
のために、不確定さが存在するからである。したがっ
て、この適応アルゴリズムでは、WFとIGVの推定
が、エンジン部品効率と共に、鋭意調整されて、エンジ
ンモデルを測定されたエンジン性能に正確に整合させて
いる。
の定常状態のデータポイントを伴う反復プロセスであ
り、図4に描かれている。それは、相関するΔIGVを
得るために、IGVの検知された測定値を適応IGV変
更関数に入力することを含む。次に、このΔIGVと測
定されたIGVとが加算されて、エンジンの推定された
IGVを得る。この推定は、エンジンモデルに対する入
力値として使用される。燃料流(WF)の推定も、反復
プロセスであり、相関するΔWFを得るために、WFの
検知された測定値を適応WF変更関数に入力することを
含んでいる。次に、このΔWFと測定されたWFとが加
算されて、エンジンの推定されたWFを得る。この推定
された値もまた、エンジンモデルの入力情報として使用
される。上記適応変更関数は、熱力学エンジンのデータ
と経験に基づいて、長期に渡るものとして得られてい
る。
F測定とIGV測定のオンライン較正にある。特に、W
FとIGVに関する測定値と推定値の間の差異すなわち
バイアスは、それぞれ、測定されたパラメータWFとI
GVの関数として、メモリに記憶される。次に、このバ
アイスは、パラメータの実際値をより正確に推定するた
めに、測定された値に(符号に依って)加減される。次
に、これらの値は、エンジン出力をより正確に計算する
ために、エンジンモデルに入力情報として使用される。
の推定が終わると、残る適応パラメータすなわち部品効
率が、モデル作動パラメータを測定されたパラメータに
整合させるために、繰返し調整される。特に、低圧圧縮
機効率(ηLPC)は、熱力学エンジンのデータから得
られた適応LPC効率変更関数からΔηLPCを得るこ
とによって、繰返し適応される。上記変更関数は、低圧
スプール速度(NL)と温度比(すなわち、海面での標
準日温度に対する雰囲気温度の比)θの平方根の形態
で、測定されたエンジンのデータを受け取る。上記変更
関数からの出力はΔηLPCである。次に、この結果得
られた値は、部品効率ηLPCを得るために、モデルす
なわち公称のηLPCから減じられる。次に、この値
は、モデル量ΔT/T2.5といっしょに、低下した圧
力比(DPR)への入力情報として使用される。DPR
関数は、熱力学データと経験から、長期に渡るものとし
て得られている。DPR関数からの出力情報は、P
2.5/P2.0の比である。次に、この値はLPCス
テーションのエンジンモデルに入力される。
ンジンデータと経験とから長期に渡るものとして得られ
た適応HPC効率変更関数からΔηHPCを得ることに
より、繰返し適応される。上記変更関数は、測定された
エンジンのデータを、高圧スプール速度(NH)と温度
比θの平方根の形態で受け取る。変更関数からの出力は
ΔηHPCである。次に、この値は、部品効率ηHPC
を得るために、公称のηHPCから減じられる。次に、
この結果得られた値は、モデル量ΔT/T3. 0といっ
しょに、DPR関数への入力情報として使用される。こ
の変更関数は、熱力学エンジンデータから長期に渡るも
のとして得られている。低下圧力比関数からの出力は、
P3.0/P2.5の比である。この値は、HPCステ
ーションにおいてエンジンモデルに入力される。
応されるが、これらの部品効率は長期に渡ると品質が均
一に低下することが経験とエンジンデータによって確認
されているので、ηLPCやηHPCよりも楽な計算で
行なわれる。したがって、η HPTの適応は、HPTと
LPTの公称値から、それぞれ、ΔηHPTとΔηL
PTを減ずることによって達成される。その結果得られ
る出力はηHPTとηL PTである。これらの部品効率
は、それぞれ、HPTとLPTステーションにおいてエ
ンジンモデルに入力される。
ンジンデータを使用して、長期に渡るものとして得られ
た適応PT効率変更関数からΔηPTを得ることによ
り、繰返し適応される。この変更関数は、測定されたエ
ンジンデータを圧力比P4.5/P7.0の形態で受け
取る。変更関数からの出力はΔηPTである。次に、こ
の結果得られた値は、部品効率ηPTを得るために公称
のηPTから減ぜられる。この部品効率はPTステーシ
ョンにおいてエンジンモデル内に入力される。
ηHPC、ηLPT、ηPT)がエンジンモデルに一度
入力されると、十分に適応されたエンジンモデルは、実
際のエンジンの作動特性を正確に反映することができ
る。このような場合、例えば最大エンジン出力の使用可
能性を正確に予知するために、このエンジンモデルが使
用されてもよい。これによって、パイロットは、特定の
飛行運動を行なうためにエンジンが十分な出力を出せる
かどうかを知ることができる。或いはこの代わりに、適
応されたエンジンモデルは、検知されたデータを、適応
されたエンジンモデルデータと比較することによって、
エンジンセンサの故障を検出する欠陥診断器として使用
され得る。例えば、センサが適応されたエンジン値と異
なる値を示している場合には、パイロットは故障が検出
されたと警告される。さらに、本発明の適応されたエン
ジンモデルは非常に正確なリアルタイムなデータを提供
するので、エンジンモデルはフルオーソリティデジタル
電子制御装置(FADEC)に組入れられてもよく、セ
ンサが故障した場合には、エンジンを制御するために使
用され得る。
された適応プロセスは、適応アルゴリズムに具体化され
ている。上記適応は、式1に示されているように、非線
形最小二乗最小化問題として公式化されている。
する関数F(η)のグラディエントすなわち感度に基づ
いている。このグラディエントベクトルは式2に示され
る。
素項の計算を示す。残る4つの要素項は、同じようにし
て計算される。
エンジンモデルを不安定にするとともに、各i番目の出
力条件に対しては定常状態にする。 エンジンモデルサブルーチンは、入力アーギュメントと
しての効率ベクトルを有する適応プログラムにより、繰
り返し呼び出される。Nデータポイントの収集に続く適
応ステップが開始される時に、ηにおいて、Qi、NL
i、NHi、T4 .5i、P3iが計算されたならば、
そのプログラムは、η=[ηLPC+Δη LPC、η
HPC、ηHPT、ηLPT、ηPT]に対応して、式
5を計算する。このステートメントが、他の4つの効率
変更関数を固定しているときのみ、η LPTにおけるエ
ンジンモデルの不安定に対応していることは当業者は容
易に理解する。
た後、急勾配定水準プロセス(steepest decent proces
s)が使用されて、グラディエントベクトルを伴う式6
を用いた効率変更ベクトルを更新する。 式6において、Sはステップサイズであり且つスカラー
量である。次に、5次元の最小化は、Sを決定するため
の1次元問題に変換される。Sを計算するために、標準
的な計算手法を用いることができる。当業者は認識すべ
きことは、最小化問題は関数Fの多重計算を伴い、最小
化プロセスを完成させるためには、iデータポイント上
の性能の変化に依って、多重急勾配定水準ステップが必
要になることである。
たされると、繰返しは終る。 1) 測定されたパラメータと予知されたモデルパラメ
ータとの間の「誤差」が、所定限界以下である。 2) グラディエントが所定の限界以下である。これ
は、モデル整合が推定のパラメータに「無反応」となる
ポイントまで、モデル整合が行なわれたことを意味す
る。これが生じるのは、測定されたパラメータと予知さ
れたモデルパラメータとの間の差がセンサの測定誤差に
よって引き起こされるときである。 式8において、グラディエントベクトルの大きさは、個
々の成分の平方和の平方根である。 3) パラメータの更新率が特定の限界値に達してい
る。これが生じるのは、モデル整合誤差の方向を表すグ
ラディエント関数が無能であるために、計算されるステ
ップサイズが非常に小さいときである。これは、典型的
には、「非可観察性」によって引き起こされる。「非可
観察性」とは、エンジンモデルで数学的に表わされるも
の以外の要因によって引き起こされる測定パラメータと
モデル予知パラメータとの差異である。
小化問題を図示した流れ線図が示されている。図示およ
び簡素化するために、最小化問題はηLPCとηHPT
とを含む2次元計算に縮小されている。当業者は、図5
乃至図8に示された適応アルゴリズムが、上述のη
LPC、ηHPC、ηHPT、ηLPT、ηPTを含む
5次元最小化問題に簡単に拡張され得ることは容易に認
識する。
が測定され、適応プロセスで使用される各作動パラメー
タのためのエンジンモデルに入力される。次に、計算プ
ロセスは、ステップ110で始まり、他のエンジン作動
パラメータとは無関係に、測定されたシャフトの馬力に
エンジンモデルのシャフト馬力を整合させる。これは、
燃料流パラメータ(WF)の反復調整によって行なわ
れ、入口燃料流に対する推定された実際値となる。な
お、シャフト馬力とは、エンジントルク(Q)とタービ
ンスプール速度(NP)との積、すなわち(Q×NP)
である。
ラメータとは無関係に、エンジンモデルタービンガス温
度T4.5が、測定されたタービンガス温度T4.5に
整合される。これは、入口案内羽根角(IGV)の適応
調整によって行なわれ、入口案内羽根角の推定された実
際の角となる。次に、このWFとIGVの推定された実
際の角は、エンジンモデルへの入力情報として使用され
る。
際のエンジンとの間で合成された測定誤差Eは、η
LPCとηHPTの関数として計算される。これは、測
定されたデーダポイントについて、SHP、T4.5、
P3、NH、NLに対する個々の誤差を加算することに
よって行なわれる。その結果得られた合成誤差関数は、
E(ηLPC、ηHPT)として表される。
なわち合成された誤差の傾斜は、次式に従って、η
LPCとηHPTに関して計算される。
次式を用いて、誤差関数E(ηLP C+ΔηLPC,η
HPT+ΔηHPT)に対する曲線が作られる。
めに、急勾配定水準法を用いて、効率におけて増分ステ
ップが計算される。最小化された合成誤差Eminは、次
に、ステップ160において収斂チェックを受ける。も
しも、最小化された合成誤差Eminが0.001未満で
あるならば、プレセスは終了し、適応プロセスを終了す
るために、計算されたηLPCとηHPTとがエンジン
モデルに入力される。最小化された合成誤差Eminが
0.001以上であるならば、計算されたηLP Cとη
HPTとを使用して、プロセスが繰り替えされる。η
LPCとηHPTとは次式から得られる。
迄、繰返される。
いた方法は、好ましい実施形態について記載されてきた
が、請求の範囲によって定義された本発明の精神と範囲
から逸脱することなく、変更と修正がなされ得ること
は、当業者は容易に認識する。例えば、開示されたエン
ジンモデルは、或るエンジン作動パラメータに関して適
応されているが、効率の異なる部品を用いて、他の作動
パラメータにも適応され得る。
とを含むエンジンに付随した電子制御ユニットの概略図
である。
ーボシャフトエンジンに対する適応エンジンモデルのガ
ス経路信号流れ線図である。
ーボシャフトエンジンに対する適応エンジンモデルのガ
ス経路信号流れ線図である。
ーボシャフトエンジンに対する適応エンジンモデルのガ
ス経路信号流れ線図である。
ーボシャフトエンジンに対する適応エンジンモデルのガ
ス経路信号流れ線図である。
適応アルゴリズムを示す流図である。
適応アルゴリズムを示す流図である。
適応アルゴリズムを示す流図である。
Claims (14)
- 【請求項1】 a)複数のモデルエンジン作動パラメー
タと、複数の公称部品効率と、対応する効率変更関数と
を組み込んでいる適応空気熱力学エンジンモデルを供与
するステップと、 b)複数のデータポイントについて、エンジンの定常状
態作動時に、上記複数のモデルエンジン作動パラメータ
に対応する複数のエンジン作動パラメータを測定するス
テップと、 c)上記対応する効率変更関数を用いて上記公称部品効
率の各々を繰返し適応させることによって、上記モデル
エンジン作動パラメータの各々を、測定されたそれぞれ
のエンジン作動パラメータに整合させるステップと、 d)上記適応された公称部品効率に基づいて実際の部品
効率を推定するステップと、 e)上記推定された実際の部品効率を上記エンジンモデ
ルに入力するステップとを備えていることを特徴とする
ターボシャフトエンジンの空気熱力学エンジンモデルを
適応させる方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の空気熱力学エンジンモ
デルを適応させる方法において、 上記適応されたエンジンモデルに基づいて、最大エンジ
ン出力の使用可能性を予測するステップをさらに備えて
いることを特徴とする空気熱力学エンジンモデルを適応
させる方法。 - 【請求項3】 請求項1に記載の空気熱力学エンジンモ
デルを適応させる方法において、 上記適応されたエンジンモデルに基づいて、エンジンセ
ンサの故障を検出するステップをさらに備えていること
を特徴とする空気熱力学エンジンモデルを適応させる方
法。 - 【請求項4】 請求項1に記載の空気熱力学エンジンモ
デルを適応させる方法において、 上記適応されたエンジンモデルに基づいて、上記エンジ
ンを制御するステップをさらに備えていることを特徴と
する空気熱力学エンジンモデルを適応させる方法。 - 【請求項5】 請求項1に記載の空気熱力学エンジンモ
デルを適応させる方法において、 上記モデルエンジン作動パラメータを上記測定されたそ
れぞれのエンジン作動パラメータに整合させるステップ
は、上記モデルエンジン作動パラメータと上記測定され
たエンジン作動パラメータとの間で合成された測定誤差
を最小化させるステップを含んでいることを特徴とする
空気熱力学エンジンモデルを適応させる方法。 - 【請求項6】 請求項5に記載の空気熱力学エンジンモ
デルを適応させる方法において、 上記合成された測定誤差を最小化させるステップは、予
め決められた条件が満たされると、終了することを特徴
とする空気熱力学エンジンモデルを適応させる方法。 - 【請求項7】 請求項1に記載の空気熱力学エンジンモ
デルを適応させる方法において、 複数のデータポイントについて定常状態作動時に投入燃
料流を測定し、燃料流変更関数を用いて上記投入燃料流
を繰返し適応させ、上記適応された投入燃料流に基づい
て上記投入燃料流の実際値を推定することによって、上
記エンジンへの燃料流を較正するステップをさらに備
え、上記投入燃料流の推定された実際値は上記エンジン
モデルへの入力情報であることを特徴とする空気熱力学
エンジンモデルを適応させる方法。 - 【請求項8】 請求項1に記載の空気熱力学エンジンモ
デルを適応させる方法において、 複数のデータポイントについて定常状態作動時に入口案
内羽根角を測定し、入口案内羽根角変更関数を用いて上
記入口案内羽根角を繰返し適応させ、上記適応された入
口案内羽根角に基づいて上記入口案内羽根角の実際値を
推定することによって、上記エンジンの上記入口案内羽
根角を較正するステップをさらに備え、上記入口案内羽
根角の推定された実際値は上記エンジンモデルへの入力
情報であることを特徴とする空気熱力学エンジンモデル
を適応させる方法。 - 【請求項9】 a)複数のモデルエンジン作動パラメー
タと、複数の公称エンジン部品効率と、対応する効率変
更関数とを記憶するための手段と、 b)複数の測定されたエンジン作動パラメータを受け取
るための手段と、 c)上記モデルエンジン作動パラメータを上記測定され
たエンジン作動パラメータに整合させることによって実
際のエンジン部品効率を推定するための手段とを備えて
いることを特徴とするターボシャフトエンジンの適応空
気熱力学エンジンモデル。 - 【請求項10】 請求項9に記載の適応空気熱力学エン
ジンモデルにおいて、 上記実際のエンジン部品効率を推定するための手段は、
対応する効率変更関数を用いて上記公称部品効率の各々
を繰返し適応させるための手段を含んでいることを特徴
とする適応空気熱力学エンジンモデル。 - 【請求項11】 請求項9に記載の適応空気熱力学エン
ジンモデルにおいて、 上記エンジンへの実際の投入燃料流を推定するための手
段をさらに備えていることを特徴とする適応空気熱力学
エンジンモデル。 - 【請求項12】 請求項11に記載の適応空気熱力学エ
ンジンモデルにおいて、 上記エンジンへの実際の投入燃料流を推定するための手
段は、測定された投入燃料流を繰返し適応させるための
燃料流変更関数を含んでいることを特徴とする適応空気
熱力学エンジンモデル。 - 【請求項13】 請求項9に記載の適応空気熱力学エン
ジンモデルにおいて、 上記エンジンの実際の入口案内羽根角を推定するための
手段をさらに備えていることを特徴とする適応空気熱力
学エンジンモデル。 - 【請求項14】 請求項13に記載の適応空気熱力学エ
ンジンモデルにおいて、 上記エンジンの実際の入口案内羽根角を推定するための
手段は、測定された入口案内羽根の角度を繰返し適応さ
せるための入口案内羽根変更関数を含んでいることを特
徴とする適応空気熱力学エンジンモデル。
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