JP2003129851A - 建設機械のエンジン過給装置 - Google Patents

建設機械のエンジン過給装置

Info

Publication number
JP2003129851A
JP2003129851A JP2001325226A JP2001325226A JP2003129851A JP 2003129851 A JP2003129851 A JP 2003129851A JP 2001325226 A JP2001325226 A JP 2001325226A JP 2001325226 A JP2001325226 A JP 2001325226A JP 2003129851 A JP2003129851 A JP 2003129851A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
path
intercooler
intake
supercharger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001325226A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutoshi Ozaki
和俊 尾崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd filed Critical Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP2001325226A priority Critical patent/JP2003129851A/ja
Publication of JP2003129851A publication Critical patent/JP2003129851A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Supercharger (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 建設機械に搭載したターボ過給器を利用した
エンジンにおいてインタクーラによる過給遅れの弊害、
即ちスモーク及び燃料消費量の悪化を解決したエンジン
過給装置を提供することを課題としている。 【構成】 エンジンの吸気経路に設けた過給器と同経路
に設けたインタクーラを備えたエンジン過給装置におい
て、該過給器の下流経路に前記インタクーラを通過しな
いバイパス経路を設け、該バイパス経路の入口、出口ま
たは該経路上に切換弁を設けてエンジンの吸気圧が所定
圧以上になったときに該バイパス経路を閉じるようにし
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建設機械のエン
ジン過給装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】建設機械搭載のエンジンにおいてもエン
ジンの効率を高めるために従来から過給器が利用されて
いる。過給器にはターボチャージャーとスーパーチャー
ジャ(機械式過給器ともいう)の2種類があり、前者は
排気ガスによってタービンを回転させてそれに直結した
圧縮機を回転させて吸入空気の圧力を高めることにより
吸入空気量を増加させる装置である。後者はエンジンの
出力の一部で、圧縮機を回転させて吸入空気の圧力を高
めることにより吸入空気量を増加させる装置である。前
者は排気ガスのエネルギーを利用するものであるから、
後者に比べてエンジンの効率はよくなる。
【0003】しかし、エンジンの排気ガスによってター
ビンを回し、タービンに連結された圧縮機によって過給
しているので、エンジンの無負荷最高回転状態(作業機
の低負荷状態)から高出力回転状態(作業機の高負荷状
態)に移行するときに空気供給量の増加に対するタイム
ラグ(いわゆるターボラグ)が大きいという欠点があ
る。又、インタクーラ(吸気冷却装置)を搭載した場合
はインタクーラ内部の圧力損失が生じ、さらに過給遅れ
が発生してしまう。このために、過度的に空燃比が小さ
くなりすぎて排気ガス中に不燃焼の燃料が多くなり、ス
モーク及び燃料消費量の悪化を招く。同時にエンジンの
回転数の低下する程度も増大するという課題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上述のよ
うな背景の下になされたもので、建設機械に搭載したタ
ーボ過給器を利用したエンジンにおいてインタクーラに
よる過給遅れ(タイムラグ)の弊害、即ちスモーク及び
燃料消費量の悪化を解決したエンジン過給装置を提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は以下の手段を採用している。即ち、請求項1
記載の発明は、エンジンの吸気経路に設けた過給器と同
経路に設けたインタクーラを備えたエンジン過給装置に
おいて、該過給器の下流経路に前記インタクーラを通過
しないバイパス経路を設け、該バイパス経路の入口、出
口または該経路上に切換弁を設けてエンジンの吸気圧が
所定圧以上になったときに該バイパス経路を閉じるよう
にしたことを特徴としている。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載のエ
ンジン過給装置において、前記切換弁のパイロットポー
トにエンジンの吸気圧を作用させて自動的に切り換わる
ようにしたことを特徴としている。
【0007】
【発明の実施形態】図1は本発明を実施した実施形態の
構成を示すブロック図である。以下、図面を参照してこ
の発明の実施形態について説明する。図1において、エ
ンジン10の排気側経路11にはターボ過給器12が設
けられ、マフラ13を通って大気中に排出される。ター
ボ過給器12は排気ガスによって回転させるタービン1
2aとタービン12aの出力軸に連結された圧縮器(過
給器)12bから構成されている。一方、吸気側には吸
入空気をエンジン10内にガイドするマニホールド14
が設けられている。マニホールド14にはエアクリーナ
16、圧縮機12b、切換弁17並びにインタクーラ1
8が順に配設された吸気経路15とインタクーラ18を
ショートカットしてマニホールド14に吸気するバイパ
ス経路19が接続されている。
【0008】図2に切換弁17の構成例を示す。図2
(A)は吸気経路15とバイパス経路19の分岐点に切
換弁17を設けた例である。切換弁17は吸気マニホー
ルド14の上流側の吸気圧Pが所定の圧力P1に達しな
いときはバイパス経路19を連通し、所定圧P1以上に
なったときに切り換わり、バイパス経路19を遮断す
る。インタクーラ18を通る経路は空気抵抗がバイパス
経路19の抵抗に比べて大きいので、バイパス経路19
が連通しているときはインタクーラ18に吸気は殆ど流
れずに、吸気の大半はバイパス経路を流れてエンジン1
0の燃焼室に吸気される。
【0009】図2(B)はバイパス経路19上に切換弁
17を設けた例で、切換弁17は吸気マニホールド14
の上流側の吸気圧Pが所定の圧力P1に達しないときは
インタクーラと連通し、所定圧P1以上になったときに
切り換わり、インタクーラ18に連通すると共にバイパ
ス経路19も連通する。しかし、インタクーラ18は空
気の流れ抵抗が大きいので、吸気の殆どがバイパス経路
を通って、吸気側マニホールド14に流れる。従って、
図2(A)の切換弁17も図2(B)の切換弁17も作
用、効果は殆ど等しい。同様に、切換弁17はバイパス
経路の合流点に設けてもよい。
【0010】図3はバイパス経路19を設けない従来装
置(図6参照)の過渡応答を示し、図4に本実施形態の
過渡応答を示す。これらの過渡応答は低負荷状態から高
負荷状態に急激に時刻toで変化させた場合の応答を示
す。低負荷状態では排気流量が少ないため過給圧は低
く、高負荷になるにつれて排気流量と共に過給圧も上昇
する。図3に示すように、従来装置では過給圧(過給器
12の下流直後の空気圧をいう)は急激に増大するが、
吸気圧(マニホールド14の上流直前の空気圧を言う)
は緩慢に増加する。なお、図中のDLは遅れ時間(タイ
ムラグ)を示し、図の圧力差DPはインタークーラ18
による圧力損失を示している。エンジン10への空気流
量は緩慢に増加し、高負荷状態に変化した直後(to直
後)の空気流量が不足し、不完全燃焼が生じる原因の1
つになっている。
【0011】図4に示すように、本実施形態では吸気圧
がP1に達するとバイパス経路が遮断されるので過給圧
は圧力P1で頭打ちになる。また、切り換え直後では切
換時間Dtの間バイパス経路19の一部とインタクーラ
の経路15の一部とが部分的に接続し、切換時間Dtを
経過した後にインタクーラの経路15に移行する。図4
(B)の実線は本実施形態の吸気圧Pの変化を示す。こ
れらの図から理解できるように、立ち上がりの応答速度
は十分に速いので、切換時刻t1の直後でも吸気圧、空
気流量は十分に大きく燃焼は十分に行われる。なお、切
換時間Dtはインタクーラ18の遅れ時間DLに比べて
著しく小さい。また、上記の応答から理解できるように
本実施形態による場合の経路を切り換える空気圧(所定
圧)P1は或程度大きい場合によい結果が得られる。
【0012】図5は油圧ポンプの吐出圧力とエンジン回
転数について本実施形態の過渡応答(B)とバイパス経
路19を設けない従来装置(図6参照)の過渡応答
(A)との比較を示す。図5に示されているように、油
圧ポンプ側から同一の負荷が加わったときのエンジン回
転数の整定時間及び最大変動振幅は本実施形態の場合が
従来装置に比べて相当に小さくなることが理解される。
【0013】以上に説明したように、本実施形態によれ
ば、空気の吸気流量の遅れ及びエンジンの回転数の整定
時間が従来装置に比べて著しく小さくなり、その結果、
排気ガス中のスモーク量を抑えることができ、又同時に
燃料消費量の低減を図ることが可能となる。
【0014】以上、この発明の実施形態、実施例を図面
により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限
られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲
の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の構成に
よれば、過給器による吸気流量の遅れ及びエンジンの回
転数の整定時間を小さくすることが可能となり、その結
果、排気ガス中のスモーク量を抑えることができ、又同
時に燃料消費量の低減を図ることが可能となるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施した実施形態のブロック図を示
す。
【図2】 本実施形態における切換弁の構成例を示す。
【図3】 従来装置の空気流量(A)と吸気圧(B)の
応答を示す。
【図4】 本実施形態の空気流量(A)と吸気圧(B)
の応答を示す。
【図5】 従来装置と本実施形態の性能の比較を示す。
(A)は従来装置の場合を示し、(B)は本実施形態の
場合を示す。
【図6】 従来装置の構成を示す。
【符号の説明】
10 エンジン 11 排気経路 12 ターボ過給器 14 吸気マニホールド 15 吸気経路 17 切換弁 18 インタクーラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの吸気経路に設けた過給器と同
    経路に設けたインタクーラを備えたエンジン過給装置に
    おいて、該過給器の下流経路に前記インタクーラを通過
    しないバイパス経路を設け、該バイパス経路の入口、出
    口または該経路上に切換弁を設けてエンジンの吸気圧が
    所定圧以上になったときに該バイパス経路を閉じるよう
    にしたことを特徴とする建設機械のエンジン過給装置。
  2. 【請求項2】 前記切換弁のパイロットポートにエンジ
    ンの吸気圧を作用させて自動的に切り換わるようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載の建設機械のエンジン
    過給装置。
JP2001325226A 2001-10-23 2001-10-23 建設機械のエンジン過給装置 Pending JP2003129851A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001325226A JP2003129851A (ja) 2001-10-23 2001-10-23 建設機械のエンジン過給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001325226A JP2003129851A (ja) 2001-10-23 2001-10-23 建設機械のエンジン過給装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003129851A true JP2003129851A (ja) 2003-05-08

Family

ID=19141828

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001325226A Pending JP2003129851A (ja) 2001-10-23 2001-10-23 建設機械のエンジン過給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003129851A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102410075A (zh) * 2011-10-24 2012-04-11 中联重科股份有限公司 增压发动机及中冷系统

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102410075A (zh) * 2011-10-24 2012-04-11 中联重科股份有限公司 增压发动机及中冷系统
CN102410075B (zh) * 2011-10-24 2013-03-27 中联重科股份有限公司 增压发动机及中冷系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101734250B1 (ko) 엔진 시스템
JP2011069305A (ja) 内燃機関及びその制御方法
JPS5982526A (ja) 内燃機関の過給装置
US20120152214A1 (en) Turbocharger system
CN105386857A (zh) 内燃机二级增压控制系统及其控制方法
JP2009144665A (ja) ターボ過給機及び過給エンジンシステム
JPS63309727A (ja) 排気タ−ボ過給機付内燃機関の排気ガス処理装置
JP2003129851A (ja) 建設機械のエンジン過給装置
KR102633858B1 (ko) 엔진 시스템 및 이의 제어 방법
JP2551083B2 (ja) ターボによる過給気冷却式内燃機関
JP2001355453A (ja) 過給機付き内燃機関の吸気冷却装置
JPS58190518A (ja) 内燃機関の過給装置
JP2698142B2 (ja) エンジンのターボ過給機制御装置
JP2768734B2 (ja) 排気ターボ過給機付エンジンの排気制御装置
CN111350555A (zh) 带流量控制阀的双涡卷涡轮
US11614018B2 (en) Exhaust passage structure of internal combustion engine
JPS61164041A (ja) タ−ボチヤ−ジヤ付内燃機関
JP2002147245A (ja) 建設機械のエンジン過給装置
JPS61190121A (ja) 排気タ−ボ過給装置
JPH02119623A (ja) エンジンの吸気装置
JPS58190519A (ja) 内燃機関の過給装置
JP2018003782A (ja) 内燃機関の制御方法及び制御装置
JPS6022180B2 (ja) 気筒数制御エンジン
JP2003148153A (ja) 建設機械のエンジン過給制御装置
JP2016035236A (ja) 多段過給システム及び多段過給システムの制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041124

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050517