JP2003129818A - 油圧制御装置 - Google Patents

油圧制御装置

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JP2003129818A
JP2003129818A JP2001326577A JP2001326577A JP2003129818A JP 2003129818 A JP2003129818 A JP 2003129818A JP 2001326577 A JP2001326577 A JP 2001326577A JP 2001326577 A JP2001326577 A JP 2001326577A JP 2003129818 A JP2003129818 A JP 2003129818A
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valve
lubricating oil
engine
pressure
back pressure
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JP2001326577A
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Hideki Todoen
英樹 東堂園
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御性能を向上させた信頼性の高い油圧制御
装置を提供する。 【解決手段】 メインギャラリ4に接続して設けられる
弁座12を有するシリンダハウジング13と、シリンダ
ハウジング13に摺動自在に設けられて弁座12を開閉
するピストン部材15と、シリンダハウジング13に設
けられて開弁時に弁座12と連通してメインギャラリ4
から潤滑油をリリーフするリリーフ孔16と、ピストン
部材15を閉弁方向に付勢するスプリング14と、弁座
12よりも上流側のメインギャラリ4と、シリンダハウ
ジング13におけるピストン部材15の背面側の背圧室
17とを連通する、オリフィス19が設けられた連通路
18と、を備えるレギュレータ2と、背圧室17と連通
され、背圧室17内の潤滑油の圧力をエンジンの運転状
態に応じてバランス制御可能なソレノイドバルブ3と、
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車等の
エンジンの各潤滑部に供給される油圧を制御する油圧制
御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の油圧制御装置において
は、低圧用と高圧用のレギュレータを電磁弁にて切換
え、特に大きな油量を必要としないエンジン低回転・低
負荷時はエンジン油圧を低圧にして、エネルギーロスを
低減していた。
【0003】図3は、従来技術に係る油圧制御装置を示
す模式図であり、ソレノイドOFFの場合を示してい
る。また、図4は、図3において、ソレノイドONの場
合を示している。
【0004】油圧制御装置100は、オイルポンプにて
オイルパンからメインギャラリ104を介してエンジン
の各潤滑部へと供給される潤滑油の油圧を制御するもの
で、低圧用レギュレータ101と、高圧用レギュレータ
102と、メインギャラリ104及び低圧用レギュレー
タ101の背圧室105間に設けられたソレノイドバル
ブ103と、を備えている。
【0005】低圧用レギュレータ101は、ピストン1
16と、リリーフ孔118とを備えており、メインギャ
ラリ104に接続されている。そして、ピストン116
の背面側の背圧室105は、ソレノイドバルブ103に
連通されている。また、高圧用レギュレータ102は、
ピストン119と、リリーフ孔117とを備えており、
メインギャラリ104に接続されている。
【0006】そして、ピストン116(119)の移動
により、メインギャラリ104とリリーフ孔118(1
17)とが連通して、メインギャラリ104を供給され
る潤滑油がリリーフされる。
【0007】ソレノイドバルブ103は、メインギャラ
リ104に連通するポート106と、低圧用レギュレー
タ101の背圧室105に連通するポート107と、弁
体108と、ポート106に設けられた弁座109と、
ソレノイド本体側に設けられた弁座110と、弁体10
8及び弁座110間が開弁状態の場合にドレンが行われ
るポート111と、を備えている。
【0008】そして、ソレノイド本体に設けられたコイ
ル112に通電していない場合には、弁体108がスプ
リング113により弁座110方向に付勢されて、弁体
108及び弁座109間を開弁状態として、弁体108
及び弁座110間を閉弁状態とする。すなわち、ポート
106とポート107とが連通される。
【0009】また、コイル112に通電した場合には、
プランジャ114の移動に伴い弁体108が移動するこ
とにより、弁体108及び弁座109間が閉弁状態とな
り、弁体108及び弁座110間が開弁状態となる。す
なわち、ポート107とポート111とが連通される。
【0010】次に、油圧制御装置100の動作について
説明する。
【0011】通常のエンジン運転状態においては、ソレ
ノイドOFF状態(図3の状態)としていた。
【0012】この状態では、弁体108及び弁座109
間が開弁状態で、ポート106とポート107とが連通
しているので、メインギャラリ104と低圧用レギュレ
ータ101の背圧室105とが同じ油圧となり、スプリ
ング115によりピストン116は閉弁状態となる。
【0013】従って、オイルポンプから供給される潤滑
油は、高圧用レギュレータ102の設定値(油圧制御装
置100では、5kgf/cm2(490kPa))を
越えた場合のみ高圧用レギュレータ102のリリーフ孔
117からリリーフされる。
【0014】エンジンが低回転・低負荷の場合には、特
に大きな油量を必要としないので、図3に示す状態のま
までは、エネルギーロスとなってしまう。
【0015】このため、ソレノイドONとして、プラン
ジャ114の移動により弁体108を移動させて、弁体
108及び弁座109間を閉弁状態、弁体108及び弁
座110間を開弁状態とする図4に示す状態としてい
る。すなわち、メインギャラリ104からソレノイドバ
ルブ103への連通路118は閉じて、ポート107と
ポート111とを連通させて、低圧用レギュレータ10
1の背圧室105内の潤滑油のドレンを行っている。
【0016】これにより、メインギャラリ104の油圧
が低圧用レギュレータ101の設定値(油圧制御装置1
00では、1kgf/cm2(98kPa))を越えた
場合に、リリーフ孔118からリリーフすることができ
る。
【0017】このようにして、エンジンが低回転・低負
荷の場合には、低圧とされた潤滑油をエンジンの各潤滑
部へ供給していた。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、低圧用と高圧用のレギュレ
ータ切換え時に、オイルポンプの負荷が急激に変化して
しまうので、エンジンのトルクも急激に変化して振動が
発生してしまうことが懸念されていた。
【0019】また、制御油圧が2段階のみのため、ロス
の低減効果を得られるのは、限られたエンジン回転・負
荷時のみであった。
【0020】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、制御
性能を向上させた信頼性の高い油圧制御装置を提供する
ことにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、潤滑油が供給される潤滑油供給経
路に設けられて、該潤滑油供給経路を供給される潤滑油
の圧力を制御するエンジン用の油圧制御装置において、
前記潤滑油供給経路に接続して設けられる弁座部を有す
る弁室と、前記弁室に摺動自在に設けられ、該弁座部を
開閉する弁体と、前記弁室に設けられ、開弁時に前記弁
座部と連通して潤滑油供給経路から潤滑油をリリーフす
るリリーフ孔と、前記弁体を閉弁方向に付勢する付勢手
段と、前記弁座部よりも上流側の前記潤滑油供給経路
と、前記弁室における前記弁体の背面側の背圧室とを連
通する、オリフィスが設けられた連通路と、を備える遮
断弁と、前記背圧室と連通され、該背圧室内の潤滑油の
圧力をエンジンの運転状態に応じてバランス制御可能な
制御弁と、を備えることを特徴とする。
【0022】従って、制御弁をバランス制御させて、遮
断弁の背圧室内の背圧を制御することにより、弁体を動
作させてリリーフ孔からリリーフさせることで潤滑油供
給経路での油圧を制御することができるので、オイルポ
ンプから潤滑油供給経路を介して各潤滑部へ供給される
潤滑油の油圧を、低圧から高圧まで連続的に制御するこ
とが可能となり、常にエンジンの運転状態に応じた最適
な制御特性を得ることが可能となる。
【0023】前記連通路において、前記潤滑油供給経路
と前記オリフィスとの間にフィルタ部材を備えることも
好適である。
【0024】従って、異物の混入を防ぐことができるの
で、摺動部の耐摩耗性の向上を図ることができ、制御性
能の低下を防止することができ、装置の長寿命化を実現
することが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される
装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきもので
あり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣
旨のものではない。
【0026】図1は、本発明の実施の形態に係る油圧制
御装置を示す模式図である。
【0027】本実施の形態に係る油圧制御装置1は、例
えば自動車等のエンジンに用いられ、オイルポンプにて
オイルパンから潤滑油供給経路としてのメインギャラリ
4を介して各潤滑部へと供給される潤滑油の油圧を制御
するものであり、メインギャラリ4に接続される遮断弁
としてのレギュレータ2と、レギュレータ2の背圧室に
連通して設けられた制御弁としてのソレノイドバルブ3
と、を備えている。
【0028】まず、レギュレータ2について説明する。
【0029】レギュレータ2は、開口部11を有してメ
インギャラリ4に接続する弁座部としての弁座12を備
えた弁室としてのシリンダハウジング13と、シリンダ
ハウジング13内に往復動自在に設けられて、付勢手段
としてのスプリング14により閉弁方向に付勢される弁
体としてのピストン部材15と、を備えている。
【0030】そして、シリンダハウジング13には、開
弁状態においてメインギャラリ4から弁座12の開口部
11を介して潤滑油をリリーフさせるリリーフ孔16が
側壁に設けられており、また、シリンダハウジング4内
のピストン部材15の背面側は、背圧室17を構成して
いる。
【0031】さらには、弁座12の開口部11よりも上
流側のメインギャラリ4と、シリンダハウジング13内
のピストン部材15の背面側の背圧室17とを連通する
連通路18が設けられている。
【0032】そして、連通路18には、オリフィス19
が設けられている。
【0033】ここで、連通路18において、オリフィス
19とメインギャラリ4との間には、フィルタ部材とし
てのフィルタ29が設けられていると好適である。
【0034】次に、ソレノイドバルブ3の構成について
説明する。
【0035】ソレノイドバルブ3は、概略、通電により
磁界を発生する略円筒状のコイル20と、コイル20に
より発生した磁界によってセンターポスト21に磁気的
に吸引されるプランジャ22と、プランジャ22の先端
領域に設けられてプランジャ22のストロークに応じて
弁の開口面積を変化させて流体(潤滑油)の流量を制御
できるスプールバルブ23と、コイル20に制御電流を
通電させる制御手段(例えば、車載ECU)30と、を
備えている。
【0036】次に、ソレノイドバルブ3の動作について
説明する。
【0037】プランジャ22は、通常状態、すなわちコ
イル20に通電していない状態では、センターポスト2
1から離間する方向に位置する構成となっている。
【0038】これは、センターポスト21,プランジャ
22間に設けられたスプリング24によって、プランジ
ャ22をセンターポスト21から離間する方向に付勢し
て、スプールバルブ23を閉弁方向に付勢するように構
成されているものである。
【0039】そして、コイル20に通電することによっ
て、コイル20は磁界を発生して、磁路が形成され、プ
ランジャ22はセンターポスト21に磁気的に吸引され
る。
【0040】従って、コイル20に通電する電流の大き
さによって、磁気力を制御することができるので、これ
によりプランジャ22の移動量を制御することでスプー
ルバルブ23のストローク量を制御でき、これにより流
体の流量を制御し、油圧制御を行うことができるという
ものである。
【0041】そして、本実施の形態においては、スプー
ルバルブ23のポート25と、レギュレータ2の背圧室
17とを連通する連通路28が設けられており、スプー
ルバルブ23が開弁した場合には、背圧室17内の潤滑
油は連通路28を介してポート26からドレンが行わ
れ、また、ソレノイドバルブ3本体内を通って、ポート
27からドレンが行われる。
【0042】次に、オイルポンプから各潤滑部へ供給さ
れる潤滑油の油圧制御について説明する。
【0043】エンジンの各潤滑部に最適な潤滑油量を供
給するために必要なメインギャラリ4での油圧は、エン
ジンの回転数や潤滑油温などのエンジンの運転状態に略
対応するものである。
【0044】そして、制御手段30には、エンジンの回
転数や潤滑油温などのエンジンの運転状態に関する情報
が入力され、その運転状態に対して好適な油圧値が予め
設定されている。
【0045】本実施の形態においては、エンジンの運転
状態に応じて、メインギャラリ4に接続したレギュレー
タ2によりリリーフを行うことで、メインギャラリ4で
の油圧を最適なものにしている。
【0046】そのために、レギュレータ2の背圧室17
をソレノイドバルブ3に連通させて、制御手段30によ
り、エンジンの回転数や潤滑油温などのエンジンの運転
状態に対して予め設定された所望の油圧に応じてソレノ
イドバルブ3に通電する制御電流を制御させることによ
り、背圧室17内の背圧を制御して、レギュレータ2の
ピストン部材を移動させリリーフ孔16を開いて、メイ
ンギャラリ4からのリリーフを行っている。
【0047】このときのバランス式を以下に示す。
【0048】Pp = Pc・S + Fsp (但し、 Pp:エンジン供給油圧, Pc:レギュレ
ータ背圧, S:ピストン受圧面積, Fsp:スプリ
ング荷重)
【0049】上記バランス式から、レギュレータ背圧
(Pc)を制御することにより、エンジン供給油圧(P
p)の制御が可能となる。
【0050】以下に、油圧制御装置1の動作について説
明する。
【0051】本実施の形態では、オイルポンプは7kg
f/cm2(686kPa)の圧力を発生させており、
油圧制御装置1により減圧して各潤滑部に潤滑油を供給
している。
【0052】ソレノイドバルブ3において、コイル20
に通電していない状態では、プランジャ22は、センタ
ーポスト21から離間する方向に位置しており、すなわ
ち、スプールバルブ23をスプリング24により付勢す
ることによって、プランジャ22はセンターポスト21
から離間されており、閉弁状態となる。
【0053】これにより、レギュレータ2の背圧室17
からソレノイドバルブ3へ連通する連通路28が遮断さ
れることになり、レギュレータ2の背圧室17は、メイ
ンギャラリ4の油圧と同じ圧力となる。すなわち、ピス
トン部材15はスプリング14の作用によって弁座12
に付勢されるので、レギュレータ2においても閉弁状態
となる。
【0054】従って、ソレノイドバルブ3においてコイ
ル20に通電していない状態では、オイルポンプにより
出力される油圧がエンジンの各潤滑部に供給されること
となり、レギュレータ2の設定値(本実施の形態では、
5kgf/cm2(490kPa))を越えた場合に
は、スプリング14の作用によりピストン部材15が移
動してリリーフ孔16が開かれて、メインギャラリ4の
潤滑油はリリーフ孔16からリリーフされる。
【0055】ソレノイドバルブ3において、コイル20
に通電した場合には、磁路が形成されて、プランジャ2
2はセンターポスト21に磁気的に吸引されることによ
り、スプールバルブ23が開弁方向に移動する。
【0056】これにより、レギュレータ2の背圧室17
からソレノイドバルブ3へ連通する連通路28が開か
れ、背圧室17の潤滑油のドレンが行われる。
【0057】背圧室17の潤滑油のドレンが行われる
と、背圧室17の油圧とメインギャラリ4の油圧との間
で圧力差が生じ、この圧力差によってピストン部材15
が移動して、リリーフ孔16が開かれ、メインギャラリ
4の潤滑油は、レギュレータ2の弁座12の開口部11
から流入してリリーフ孔16を介してオイルパンにリリ
ーフされる。
【0058】このように、ソレノイドバルブ3において
は、制御手段30がコイル20に通電する電流の大きさ
によって磁気力を制御することができるので、スプリン
グ24による付勢力とのバランス制御によりプランジャ
22の移動量を制御することでスプールバルブ23のス
トローク量を制御し、これにより潤滑油の流量を連続的
に制御することが可能となる。
【0059】従って、レギュレータ2の背圧室17から
ソレノイドバルブ3へ流出する流量の制御を連続的に行
うことができる。
【0060】これにより、背圧室17の油圧を制御する
ことができるので、背圧室17の油圧とメインギャラリ
4の油圧との間に圧力差を生じさせることができる。そ
して、この圧力差に応じてピストン部材15が移動する
ので、リリーフ孔16からリリーフされる潤滑油量を連
続的に制御することができ、すなわち、メインギャラリ
4の油圧を連続的に制御することが可能となる。
【0061】ここで、ソレノイドバルブ3において制御
手段30がコイル20に通電する制御電流の大きさと、
メインギャラリ4での油圧(エンジン供給油圧制御圧
力)との関係は、図2に示すようになる。
【0062】制御手段30に、エンジンの回転数や潤滑
油温などのエンジンの運転状態に対応した最適な油圧を
設定しておけば、制御手段30は、図2に示す関係から
所望の油圧となるような制御電流をソレノイドバルブ3
に通電して、オイルポンプからメインギャラリ4を介し
て各潤滑部へ供給される潤滑油の油圧を制御することが
できる。
【0063】ここで、本実施の形態においては、図2に
示すように、ソレノイドバルブに通電する制御電流0
[A]時に、エンジン供給油圧が最大になるように設定
している。従って、断線等によりソレノイドバルブが動
作不良を起こすようなことがあったとしても、エンジン
へのオイル供給が最大となるため、エンジンに重大な損
傷を与えるようなことはない。
【0064】本実施の形態によれば、エンジンの運転状
態に応じて、ソレノイドバルブ3に通電する制御電流を
制御して、ソレノイドバルブ3をバランス制御させて、
背圧室17内の背圧を制御することにより、メインギャ
ラリ4での油圧を図2に示すような油圧(エンジン供給
油圧制御圧力)とすることができるので、オイルポンプ
からメインギャラリ4を介して各潤滑部へ供給される潤
滑油の油圧を、低圧から高圧まで連続的に制御すること
が可能となり、常にエンジンの運転状態に応じた最適な
制御特性を得ることが可能となる。
【0065】また、従来では、レギュレータを2個必要
とするため装置本体が大型化してしまうという欠点があ
ったが、本実施の形態では、レギュレータを1つとする
ことができるので、装置本体を小型化することが可能と
なる。
【0066】また、連通路18において、オリフィス1
9とメインギャラリ4との間に、フィルタ29を設けた
場合には、レギュレータ2及びソレノイドバルブ3に流
入する潤滑油に混入しているコンタミ等の異物を除去す
ることができる。特に、摺動部を傷つけることがないの
で、耐摩耗性の向上を図ることができ、異物混入による
制御性能の低下を防止することができ、装置の長寿命化
を実現することが可能となる。
【0067】また、フィルタ29は、メインギャラリ4
と、レギュレータ2の背圧室17とを連通している連通
路18に設けられているので、フィルタの取付や交換時
の作業性を向上することができる。この連通路18をフ
ィルタの取付や交換時の作業性を向上させる位置に配設
することもできる。
【0068】なお、ソレノイドバルブ3において、プラ
ンジャ22とセンタポスト21の対向面の形状は、バラ
ンス制御に好適な形態とするために、プランジャが移動
しても各電流ごとの推力の変化を抑えるような特性を得
るために円錐形状部を外周側に備えていると好適であ
る。
【0069】また、本実施の形態では、ソレノイドバル
ブ3に通電する電流を制御することにより、メインギャ
ラリ4の油圧を検出することなく、メインギャラリ4か
ら供給される潤滑油を、常にエンジンの運転状態に応じ
た最適な潤滑油量とすることができるが、メインギャラ
リ4の油圧を検出するセンサを用いて、センサによりメ
インギャラリ4の油圧を検出させて、その検出結果に応
じてソレノイドバルブ3に通電する電流を制御すること
もできる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
制御弁をバランス制御させて、遮断弁の背圧室内の背圧
を制御することにより、弁体を動作させてリリーフ孔か
らリリーフさせることで潤滑油供給経路での油圧を制御
することができるので、オイルポンプから潤滑油供給経
路を介して各潤滑部へ供給される潤滑油の油圧を、低圧
から高圧まで連続的に制御することが可能となり、常に
エンジンの運転状態に応じた最適な制御特性を得ること
が可能となる。従って、エネルギーロスの低減効果を向
上することができる。
【0071】また、フィルタを備えることにより、異物
の混入を防ぐことができるので、摺動部の耐摩耗性の向
上を図ることができ、制御性能の低下を防止することが
でき、装置の長寿命化を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る油圧制御装置を示す
模式図である。
【図2】制御弁に通電される制御電流の大きさと、エン
ジン供給油圧制御圧力との関係を示す図である。
【図3】従来技術に係る油圧制御装置を示す模式図であ
り、ソレノイドOFFの場合を示している。
【図4】従来技術に係る油圧制御装置を示す模式図であ
り、ソレノイドONの場合を示している。
【符号の説明】
1 油圧制御装置 2 レギュレータ 3 ソレノイドバルブ 4 メインギャラリ 11 開口部 12 弁座 13 シリンダハウジング 14 スプリング 15 ピストン部材 16 リリーフ孔 17 背圧室 18 連通路 19 オリフィス 20 コイル 21 センターポスト 22 プランジャ 23 スプールバルブ 24 スプリング 25,26,27 ポート 28 連通路 29 フィルタ 30 制御手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潤滑油が供給される潤滑油供給経路に設け
    られて、該潤滑油供給経路を供給される潤滑油の圧力を
    制御するエンジン用の油圧制御装置において、 前記潤滑油供給経路に接続して設けられる弁座部を有す
    る弁室と、 前記弁室に摺動自在に設けられ、該弁座部を開閉する弁
    体と、 前記弁室に設けられ、開弁時に前記弁座部と連通して潤
    滑油供給経路から潤滑油をリリーフするリリーフ孔と、 前記弁体を閉弁方向に付勢する付勢手段と、 前記弁座部よりも上流側の前記潤滑油供給経路と、前記
    弁室における前記弁体の背面側の背圧室とを連通する、
    オリフィスが設けられた連通路と、 を備える遮断弁と、 前記背圧室と連通され、該背圧室内の潤滑油の圧力をエ
    ンジンの運転状態に応じてバランス制御可能な制御弁
    と、 を備えることを特徴とする油圧制御装置。
  2. 【請求項2】前記連通路において、前記潤滑油供給経路
    と前記オリフィスとの間にフィルタ部材を備えることを
    特徴とする請求項1に記載の油圧制御装置。
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JP2009275583A (ja) * 2008-05-14 2009-11-26 Aisin Seiki Co Ltd 流体制御弁システム
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