JP2003129560A - 循環型油水分離油脂回収方法 - Google Patents
循環型油水分離油脂回収方法Info
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Abstract
集器の配管途中にグリース阻集器と油水分離油脂回収機
能を所有する装置の間を固形食品残滓が除去された廃液
が循環するように該装置を設置し、油脂と固形食品残滓
を多量に含む廃液から油水分離、油脂回収処理を高効率
で行う循環型油水分離油脂回収方法を提供する。 【解決手段】厨房や食品工場等で使用される流し台や製
造過程から排水される油脂と固形食品残滓を多量に含む
廃液の揚水・揚油手段としてのスキマーポンプを備える
グリース阻集器と油水分離油脂回収する装置は固形食品
残滓が除去された廃液が循環する形態で設置され、油脂
が高効率で分離回収処理が行われ、且つ、処理後に排水
される温廃水はグリース阻集器へその機能を維持する目
的で注水利用され、それが保持する蓄熱を有効活用する
ものである。
Description
店厨房内で使用される流し台から排水される油脂と固形
食品残滓を多量に含む廃液を終末処理装置のグリース阻
集器で処理し、その処理廃液の一部をスキマーポンプに
より汲上げ油水分離油脂回収装置へ注水して油水分離と
油脂回収を行い、且つ該油水分離油脂回収装置から排水
される油脂除去された温廃水がグリース阻集器に環流注
水され、経時変化と共にグリース阻集器に集積され低流
動化した油脂の流動性が回復し、再び、固形食品残滓が
除去され一部の該昇温した廃液と共に混合液としてスキ
マーポンプにより汲上げられ、該油水分離油脂回収装置
に環流し、その環流混合液から高効率で油水分離・油脂
回収する循環型油水分離油脂回収方法に関するものであ
る。
される流し台から排水される油脂と固形食品残滓を多量
に含む廃液は、終末処理装置であるグリース阻集器で処
理され、公共下水道に排水する処理方法が過半を占めて
いる。しかし、廃液処理量の増大、設置場所の環境から
受ける影響や経時変化により、該グリース阻集器内油水
分離槽には流動性が低下し浮上した油脂が蓄積され、設
置されているスキマーポンプの揚水・揚油手段では、低
流動化した油脂は油脂回収タンク等へ容易に汲上げられ
ず、グリース阻集器の機能が低下する。
脂の除去回収処理作業が要求され、しかも、経時変化に
より油脂は変質し産業廃棄物として処理しなくてはなら
ず、廃液終末処理等の時間と維持管理費が嵩む要因とな
る。
水分離槽を昇降流させて流動される為に、隔壁が該油水
分離槽の液面を突出して立設される関係上、分離浮上し
た油脂の該油水分離槽液面の流動が該隔壁で阻害される
問題がある。
グリース阻集器は屋外又は、食品工場、飲食店厨房の流
し台等から距離を置いて設置されて居る関係上、流入す
る油脂と固形食品残滓を含む廃液が該グリース阻集器の
油水分離槽内で冷却され、該廃液の油脂は流動性が減少
し、究極するところ該油水分離槽内に滞留する。該油水
分離槽内に滞留した油脂は、該グリース阻集器の廃液処
理機能を低下させ、処理不十分、或は未処理の廃液が該
グリース阻集器から溢水し環境を汚染する虞がある。
復し、設置されているスキマーポンプの円滑運転させる
目的で該廃液を加熱する手段が講じられるが、油脂流動
性が回復され油脂回収除去された後、処理された該温廃
液は蓄熱する熱を回収せず、無駄に処理装置外となる公
共下水道に排水されている。
流入口がグリース阻集器内油水分離槽の壁面より該油水
分離槽液面上に突出し、その先端は液面に向って湾曲状
又は、液面に平行な直筒状に設置されている。その廃液
流入口下に設けられるストレーナは、グリース阻集器内
油水分離槽液面を突出して、廃液流路延長目的のため立
設された隔壁により区画された区域内に設置される。
れ以下に設定されているため、流入した廃液に含まれる
固形食品残滓、油脂がストレーナ内液面で混合され粘性
体となって該油水分離槽液面上を盛上がり、最悪時スト
レーナは目詰りし、グリース阻集器から廃液が溢水し、
固形食品残滓が隔壁を乗越え、前記油水分離槽内に溢落
しスキマーポンプに吸引されそれを目詰りさせる、或
は、廃液が配管を逆流し流し台から溢水する欠陥を抱え
ていた。
本発明に係わる循環型油水分離油脂回収方法は、食品工
場及び飲食店厨房内で使用される流し台と、排水される
油脂と固形食品残滓を多量に含む廃液の終末処理装置で
あるスキマーポンプを備え、浮上油脂の流動を妨げない
隔壁構造の油水分離槽を内蔵するグリース阻集器と、本
発明者が特開2000−84542に提示する油水分離
油脂回収機能を所有する装置等から構成される。
入廃液から固形食品残滓除去後の貯留する一次廃液を汲
上げ、該油水分離油脂回収装置へ注水し、該装置により
油脂回収処理された後に排水される温廃水を、再び該グ
リース阻集器内油水分離槽へ注水し、前記温廃水の持つ
蓄熱が前記油水分離槽貯留一次廃液を昇温し、浮上し低
流動化した油脂の流動性を回復させ、流動性が回復した
該油脂と一部の昇温した一次廃液と共に混合液として前
記スキマーポンプで汲上げ、該油水分離油脂回収装置へ
環流させて該油水分離油脂回収装置により油水分離と油
脂回収を行い、グリース阻集器外には十二分に油脂が除
去された廃水が排水される。
納されるストレーナは、該内蔵油水分離槽の壁面から突
出せず設置された廃液流入口の正面に対面位置するスト
レーナの背板高さが、該流入口上縁部より高くグリース
阻集器の蓋に近接する範囲内に設定され、廃液から捕捉
された固形食品残滓が、ストレーナからグリース阻集器
内油水分離槽に溢落することを防止する機能を持つ形状
とした。
器から構成される本発明は、グリース阻集器に流入する
廃液から固形食品残滓をグリース阻集器内蔵油水分離槽
に溢落させスキマーポンプが吸引して閉塞させることな
く捕捉し、該油水分離油脂回収装置から排水される該温
廃水の持つ蓄熱を油水分離、油脂回収に有効活用する手
段を提供することにある。
図面を提示しながら詳細に説明する。
方法を示す概念図である。図2は、油水分離油脂回収能
力を持つ装置の外観図である。図3は、図2で示す外観
図のA−A断面図である。図4は、本発明の循環型油水
分離油脂回収方法で使用されるグリース阻集器正面図で
ある。図5は、グリース阻集器内蔵ストレーナに捕捉さ
れた固形食品残滓がグリース阻集器流入口部で堆く集積
した状態を示す図である。図6は、ストレーナ外観図で
ある。図7は、従来方式のグリース阻集器正面図であ
る。
る油脂回収を行う前準備として、廃液が流入される前
に、油水分離油脂回収装置3の油水分離槽23に貯留さ
れる二次廃液はヒーター25により予熱され、後述する
所定温度に昇温される。
に昇温後、グリース阻集器2に備付けられているスキマ
ーポンプ4によりグリース阻集器2の油水分離槽13か
ら貯留一次廃液が汲上げられ、油水分離油脂回収装置3
に注水され、油脂が回収される。その後、油水分油脂回
収装置3から排水される二次廃液から油脂が回収された
後の温廃水が、前記グリース阻集器の油水分離槽2に注
水され、油水分離槽2の貯留一次廃液が所定温度に昇温
するまで一次廃液の汲上げと温廃水注水が繰返され、前
準備が完了する。
る油脂と固形食品残滓Fを多量に含む廃液は、矢印
(1)に示す様に配管5を経由しグリース阻集器2に流
入する。
は、その内部を区画する隔壁14、15が油水分離槽1
3の液面に浮上し形成される油脂層の流動を妨げず、油
水分離槽13の槽底から液面方向に向って、液面から突
出せずに立設されている。
突出せずに設けられた廃液流入口9の直下には、図6に
示す、上面が開口しパンチ板で形成された筐体のストレ
ーナ10が、その背板11の反対面が油水分離槽13の
廃液流入口9側の槽壁にほぼ密着状態で設けられてい
る。ストレーナ10の背板11は、廃液流入口9の正面
に対面し、その高さは該流入口9の上縁部から、グリー
ス阻集器蓋12の近傍までの範囲内で、前記蓋が閉じら
れるように設けられ、且つ背板11の幅は、油水分離槽
13の幅より若干小さく設定されている。パンチ穴径は
スキマーポンプ4を目詰りさせる大きさの固形食品残滓
Fが確実に捕捉される穴径が採られている。
レーナ10の貯留一次廃液埋没部が固形食品残滓Fで充
満状態になった場合でも、背板11は、図5に示すよう
に、ストレーナ10の液面突出部からスキマーポンプ4
を目詰りさせる大きさの固形食品残滓Fが、油水分離槽
13に溢落することを防止する機能を担う。
形食品残滓Fで充満状態になった場合であっても、スト
レーナ10の筐体がパンチ板で形成されているので、固
形食品残滓Fが捕捉された後の一次廃液の流動は、スト
レーナ10の貯留一次廃液埋没部から油水分離槽13に
流出し阻害されない。
すようにストレーナ10に流入し、固形食品残滓Fが廃
液より捕捉分離される。ストレーナ10は油水分離槽1
3の液面を突出して立設する隔壁により区画された区域
内に設けられて居らず、而も、ストレーナ10の背板1
1側に隣接して槽底から隔壁が立設されていないので、
ストレーナ10に流入した廃液は、固形食品残滓Fが分
離された後、その含有される油脂の大半は、廃液の流勢
により固形食品残滓Fから剥離され、一次廃液と共にス
トレーナ10を通過し流動が妨げられず浮上、集合、合
体が促進され、油水分離槽13の液面全域に浮上油脂1
9を形成する。図中、符号が与えられていない矢印は、
一次廃液、油脂の流動を示す。
部構造では、油水分離槽74は液面を突出して立設され
た隔壁73が設けられている影響で、隔壁73で区画さ
れストレーナ72が設けられた区域内に浮上した多量の
油脂は、ストレーナ72内の捕捉された固形食品残滓に
付着し、隣接する油水分離槽74内の区画域に流動する
ことが不可能である。又、ストレーナ72が設置された
狭い区画内にスキマーポンプ83を設置することも困難
である。
廃液の流勢に巻込まれた微細油脂粒子が通水口81を通
過して隣接区域に流入し、分離浮上するもので、流入す
る廃液が含む油脂量からすると少量である。従って、随
時、人手によりストレーナ72が設置された区画内か
ら、浮上油脂を隣接区域に移動する作業が入用となる。
効率を向上する目的で本発明されたのが本発明のグリー
ス阻集器2である。
隔壁15がトラップ16の直前に立設された目的は、次
の効果を得る為である。大半の含有油脂が比重差により
浮上した後の一次廃液の一部は矢印(3)に示すように
液面から油水分離槽13の槽底方向に流動し、前記槽底
近傍で該槽底に向って開口しているトラップ流入口17
からトラップ16に流入し、排出口18から排水され
る。この前記一次廃液流動方向は、該一次廃液に含まれ
る微細油脂粒子が液面に向って比重差により浮上する方
向と反対になる為、一次廃液がトラップ流入口17に流
動している間であっても液面に向って前記微細油脂粒子
を比重差により浮上し続け、前記微細油脂粒子群がグリ
ース阻集器2の外部に、法規に定められた流出許容量以
下ではあるが、流出するのを大きく妨げることが出来
る。
廃液は、その一部が分離浮上した浮上油脂19と共に混
合液としてスキマーポンプ4により汲上げられ、油水分
離油脂回収装置3に環流される。
その内部構造概要は図3で示す。油水分離回収装置3内
部に一次廃液、又は混合液を受水する洗浄槽20、更
に、ヒーター25と補助分離器28を内蔵する油水分離
槽23、そして油水分離された油脂を汲上げるベルト式
オイルスキマー27と、回収された油脂を貯留する油脂
タンク29等の要素から構成されている。
由し油水分離油脂回収装置3の洗浄槽20に収納されて
いるストレーナ(図示せず)に流入し、微細固形食品残
滓が捕捉された二次廃液は、矢印(4)で示す流れの如
くダクト21を通過し、ダクト排出口22から矢印
(5)、(6)に示す流れの如く油水分離槽23に流入
する。流入直後、二次廃液の流れはガイド板24に衝突
しその乱流状態が矢印(8)、(9)に示す整流状態に
整えられる。油水分離槽23内は、ヒーター25により
50〜60℃に加熱され、二次廃液に含まれる油脂は、
補助分離器28と比重差により矢印(7)の流れの様に
液面に浮上し、油脂層を形成しベルト式オイルスキマー
27で汲上げられ、油脂タンク29に回収される。
二次廃液から大部分の油脂が分離された廃水の流れは、
補助分離器28の周囲を旋回しながら該補助分離器内に
流入し、その廃水は、該補助分離器28内を上昇降下す
ることにより更に含有する油脂が分離除去されつつ通過
し、油水分離油脂回収装置3の廃水流出口30から温廃
水として排水される。
リース阻集器2に導水され、その内蔵油水分離槽13に
注水される。注水温廃水は、油水分離槽13に貯留され
ている一次廃液を昇温し、その後、一次廃液の液面に浮
上している低流動化した油脂の流動性を回復する温度に
到達するまで、グリース阻集器2と油水分油脂回収装置
を結ぶ配管を一次廃液、温廃水が循環する。循環中であ
っても油水分離と油脂回収は継続されている。
プ4により一部の一次廃液と共に汲上げられ配管7を経
由して、油水分離油脂回収装置3に環流され、前述した
処理が繰返され、油脂が高効率で回収される。
次廃液と共に流動性を回復した油脂を汲上げる理由は、
油脂の比熱は水より小さく、配管流動中に放熱による冷
却で油脂流動性の低下を防止することである。回収され
た油脂は、肥料、飼料等を製造する二次資源して有効利
用するに充分な純度を所有する。
設の流し台1に隣接して、同一の高さ、奥行、及び油水
分離効率と貯留廃液の蓄熱量が確保できる内容積を得る
幅を考慮して組付けることが好ましく、厨房設備の高さ
が不揃いによる流れ作業の妨害を防ぐことが可能となる
と共に、油脂回収状態が視認できる。
台1から終末処理装置である本発明によるグリース阻集
器2との主流路に、グリース阻集器2と固形食品残滓が
取除かれた一次廃液が循環する形式で油水分離油脂回収
装置3を配置することにより、本発明の循環型油水分離
油脂回収方法は次に記す利点を所有する。
の機能を低下させる要因となる、流入した廃液に含まれ
る油脂が環境の影響を受け低流動化し、グリース阻集器
2内の油水分離槽13の液面に浮上しグリース阻集器2
の機能低下を招く現象を、循環流路上の油水分離油脂回
収装置3から排水される温廃水により貯留一次廃水を昇
温させ、浮上し低流動化した油脂の流動性が回復され、
備付けのスキマーポンプ4により一部の昇温一次廃水と
共に汲上げ、油水分離油脂回収装置3へ環流して油脂回
収することにより、グリース阻集器2の機能低下の防止
と機能維持が行える。
る温廃水は、グリース阻集器2に導水し、その保持する
蓄熱がグリース阻集器2の機能維持する役割を果し、そ
して、公共下水道に全量排水せず、その一部は流動性が
回復された油脂が流動性を維持しながら油水分離油脂回
収装置3へ環流させる役目を担い、加熱費用を無駄にせ
ず有効活用がなされる。
置3間を粒径が大きく成長した油脂と一部の昇温した一
次廃液が循環導水される、その効果で、油水分離油脂回
収装置3の油水分離槽23に浮上する油脂量が増大し、
油水分離と油脂回収が高効率で行える。
は、油水分離槽液面に分離浮上した油脂の流動を妨げな
い隔壁構造を持っている。この構造である為、1箇所に
設置されるスキマーポンプ4で、油脂と一部の昇温した
一次廃液から成る混合液を効率よく汲上げ油水分離油脂
回収装置3に循環注水が出来る。
ナ10は、廃液流入口9の上縁部より高く、グリース阻
集器の蓋12の近傍部までの範囲内で、前記蓋12の閉
鎖を妨げない背丈が与えられる背板11を所有してい
る、この結果、固形食品残滓Fが、ストレーナ10から
溢落して油水分離槽13への流入を防止できる。
されていた油脂は、長期間放置されて居る間に変質・腐
敗し、産業廃棄物として処理されていたが、本発明の循
環型油脂分離油脂回収方法では、早期回収が行え、回収
された油脂は純度が高く肥料、飼料等を製造する二次有
益資源として使用することが出来る。
油脂回収方法の概念図である。
体図である。
る。
正面図である。
ナに捕捉された固形食品残滓がグリース阻集器流入口よ
り高く集積した状態図である。
ある。
水分離油脂回収装置 4 スキマーポンプ 5 油水分離槽 6 ス
キマーポンプ 7 配管 8 配管 9 廃
液流入口 10 ストレーナ 11 背板 12
蓋 13 油水分離槽 14 隔壁 15
隔壁 16 トラップ 17 トラップ流入口 18
排水口 19 浮上油脂 20 洗浄槽 21
ダクト 22 ダクト排出口 23 油水分離槽 24
ガイド板 25 ヒーター 26 ヒーター制御部 27 ベルト式オイルスキマー 28 補助分離器 29 油脂タンク 30
廃水流出口 F 固形食品残滓 71 流入口 72 ストレーナ 73
隔壁 73a 隔壁 74 油水分離槽 75
隔壁 76 トラップ 77 トラップ流入口 78
排水口 79 臭気防止蓋 80 浮上油脂 81
通水口 82 蓋 83 スキマーポンプ 84
グリース阻集器
Claims (3)
- 【請求項1】食品工場、飲食店厨房内等で使用される流
し台から排水される油脂と食品残滓を多量に含む廃液か
ら、その廃液を循環通水処理する循環型油水分離油脂回
収方法であって、終末処理装置であるグリース阻集器か
ら、スキマーポンプで貯留廃液を併設される油水分離油
脂回収装置へ汲上げ、該装置から廃液処理後排水される
油脂分除去された温廃水が該グリース阻集器内油水分離
槽に通水されることにより、該温廃水の持つ蓄熱が該グ
リース阻集器内油水分離槽に低流動化した浮上油脂の流
動性を回復させ、易流動性となった油脂と一部の昇温し
た該廃液からなる混合液をスキマーポンプにより汲上
げ、該油水分離油脂回収装置へ環流し油水分離と油脂回
収を行う、終末処理装置のグリース阻集器と油水分離油
脂回収装置から構成され、該油水分離油脂回収装置から
排水される該温廃水を有効活用する循環型油水分離油脂
回収方法。 - 【請求項2】循環型油水分離油脂回収方法に使用される
グリース阻集器であって、該グリース阻集器に設けられ
る廃液流入口は、該グリース阻集器内藏油水分離槽壁面
から突出せず設けられ、且つ、該グリース阻集器内の油
水分離槽を区画する隔壁は、該油水分離槽々底から液面
方向に向って液面から突出することなく立設され、スト
レーナ通過後の廃液と分離浮上する油脂の該油水分槽液
面域内流動を妨げない隔壁構造を持つ請求項1に記述さ
れる循環型油水分離油脂回収方法に用いられるグリース
阻集器。 - 【請求項3】循環型油水分離油脂回収方法に使用される
グリース阻集器の、上面が開口したパンチ板で形成され
た筐体のストレーナであって、グリース阻集器流入口正
面に対面位置するストレーナ背板の高さは、グリース阻
集器流入口上縁部からグリース阻集器の蓋に近接する範
囲内に設定され、且つ、該ストレーナ背板の幅はグリー
ス阻集器内蔵油水分槽幅より若干小さく設けられ、スト
レーナは該油水分離槽に差込み可能な形状を採り、廃液
から捕捉された固形食品残滓をストレーナの背板がグリ
ース阻集器内油水分離槽に溢落することを防止する機能
を持つ請求項2に記述されるグリース阻集器に用いられ
るストレーナ。
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