JP2003129416A - ケーブルの注入型防振装置 - Google Patents

ケーブルの注入型防振装置

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JP2003129416A JP2001327722A JP2001327722A JP2003129416A JP 2003129416 A JP2003129416 A JP 2003129416A JP 2001327722 A JP2001327722 A JP 2001327722A JP 2001327722 A JP2001327722 A JP 2001327722A JP 2003129416 A JP2003129416 A JP 2003129416A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、例えば、斜張橋における斜材ケー
ブル、若しくは、吊り橋におけるケーブルに垂下される
ハンガーケーブル等のケーブルを、橋桁側又は主塔側の
定着部において定着させる際に使用されるケーブルの防
振装置に関し、防振装置を容易に装着できて、位置ズレ
が生じないようにすることが課題である。 【解決手段】 ケーブル16を定着させる定着部におけ
る定着管15の自由端部で、当該定着管とケーブルとの
隙間に嵌装される防振装置1であって、前記防振装置
は、前記隙間18の周方向に遊嵌状態で配設される弧状
枠体2と、前記隙間のケーブル軸心方向に沿った方向に
おいて前記両弧状枠体2の端部間に架設される側方枠体
3と、前記弧状枠体に貼着される弾性袋部材6と、該弾
性袋部材で密封された空間内に前記隙間の程度に応じて
充填される充填材とで形成されるケーブルの注入型防振
装置1とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、斜張橋に
おける斜材ケーブル、若しくは、吊り橋におけるケーブ
ルに垂下されるハンガーケーブル等のケーブルを、橋桁
側又は主塔側の定着部において定着させる際に使用され
る防振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、斜張橋における斜材ケー
ブルの定着部における防振装置としては、図16に示す
ように、主桁14における定着管15の自由端部側に、
ケーブル16の外周面と定着管内周面との隙間18に弾
性材,環状のクッション若しくは袋部材17等を嵌着さ
せて、主桁・主塔の交通荷重による振動や風による振動
の影響がケーブル定着部に伝達しないように、防振装置
を設けたものが知られている(特開平8−218319
号、特開平9−165718号)。
【0003】前記防振装置は、例えば、固形ゴム材等の
弾性部材を使用して、前記定着管15の自由端部側にお
ける前記隙間18に嵌装している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記固
形ゴム材等を前記隙間18に嵌装させる際に、定着管1
5に対するケーブル16の偏心量が大きいと、そのまま
では挿入できないことになり、固形ゴム材を削ったり追
加したりする等の加工調整が必要となる。ケーブル16
の緊張・定着後に当該ケーブルの偏心量によって、ゴム
材の寸法を決定して上記防振装置の装着工事を行うので
は、工期の遅れとなる。
【0005】また、前記ゴム材を圧縮して前記隙間18
に挿入・嵌装させるものなので、当該ゴム材の受け枠・
押さえプレートや該押さえプレートでゴム材を圧縮方向
に押していくための締め込みボルト等、多数の部材が必
要であり、部材コストが嵩むという課題がある。本発明
に係るケーブルの注入型防振装置は、このような課題を
解消するために提案されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るケーブルの
注入型防振装置の上記課題を解決するための要旨は、ケ
ーブルを定着させる定着部における定着管の自由端部
で、当該定着管とケーブルとの隙間に嵌装される防振装
置であって、前記防振装置は、前記隙間の周方向に遊嵌
状態で配設される弧状枠体と、前記隙間のケーブル軸心
方向に沿った方向において前記両弧状枠体の端部間に架
設される側方枠体と、前記弧状枠体に貼着される弾性袋
部材と、該弾性袋部材で密封された空間内に前記隙間の
程度に応じて充填される充填材とで形成されることであ
る。
【0007】前記充填材は空間内に所要の圧力にして充
填され、隙間に遊嵌状態で無挿入力で配設される弾性袋
部材を膨張させることで、定着管とケーブルとの隙間に
防振装置が密着して嵌装されること、;前記側方枠体に
はその軸心方向に沿って両端へ貫通した固定部材用通し
孔が形成され、定着管の自由端部の開口部には固定用支
持部材が設けられ、前記固定部材用通し孔に固定部材を
挿通して前記固定用支持部材に該固定部材の一端部を定
着させて、防振装置の位置決めがされていること、;前
記固定用支持部材と該固定用支持部材側に配置される弧
状枠体とには、充填材を充填するための注入パイプと排
出パイプを装着する為の貫通孔が連通させて設けられて
いることを含むものである。
【0008】本発明に係るケーブルの注入型防振装置に
よれば、例えば、橋桁若しくは主塔における定着部にお
いて、定着管の自由端部側の該定着管とケーブルとの隙
間に、防振装置が遊嵌状態で、即ち、無挿入力で装着さ
れる。このことは、円筒状の定着管に挿通される断面円
形状のケーブルが、必ずしも設計通りに均等な隙間で張
設されることが困難であっても、偏って狭くなった隙間
に抵抗無く前記防振装置を装着させることができる。そ
して、充填材を弾性袋部材に注入して更に所要の圧力を
加えることで、この弾性袋部材が膨張し、定着管の内壁
とケーブルの外壁とに密着するものである。このよう
に、ケーブルが偏心して張設されても、防振装置の装着
工事が極めて容易になる。
【0009】また、防振装置における側方枠体の固定部
材用通し孔があり、定着管の自由端部の開口部には固定
用支持部材が設けられ、固定部材によってしっかりと固
定され位置決めされるので、ケーブルの振動により、次
第に防振装置が下方向にずれ落ちるというようなことが
ない。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るケーブルの注
入型防振装置について図面を参照して説明する。なお、
発明の理解を容易にするため、従来例に対応する部分に
は従来例と同一の符号を付けて説明する。当該ケーブル
の注入型防振装置1は、例えば、斜張橋の斜材ケーブ
ル、吊り橋のハンガーケーブル、その他、緊張されて2
点間に架設・定着されるケーブルの防振が目的であっ
て、自動車等の人工的な振動若しくは雨・風等の自然的
な振動の影響を受けるケーブルの定着部を保護するため
に使用されるものである。
【0011】前記防振装置1の第1実施例に係る構造
は、図1に示すように、定着管15とケーブル16との
隙間において、その周方向に遊嵌状態で配設される弧状
枠体2がある。該弧状枠体2は、金属製,プラスチック
製(硬質ゴム製等)であって、図4に示すように、その
内側円弧の半径はケーブル16の半径よりも大きく、そ
の外側半径は、定着管15の内側半径よりも小さく、隙
間18の半径方向の幅よりも狭く、該隙間18に遊嵌さ
れる大きさの形状である。また、周方向の長さは、一例
として3分割となるような長さである。
【0012】前記隙間18のケーブル軸心方向に沿った
方向aにおいて、前記両弧状枠体2の端部間に架設され
る側方枠体3がある。該側方枠体3は、金属製,プラス
チック製(硬質ゴム製)であって、一例として円形棒状
体でその長さは任意である。前記弧状枠体2と側方枠体
3との組立においては、これらがゴム製であれば、ゴム
用接着剤で連結・固着され、一体的に合体されるもので
ある。
【0013】前記弧状枠体2と側方枠体3とには、組立
後には互いに連通することになる固定部材用通し孔であ
る貫通孔2a,3aが各々に設けられている。更に、図
1(A),(B)に示すように、充填材の注入用とし
て、両弧状枠体2,2のうちの一方に、注入用貫通孔2
bと、排気用貫通孔2cとが設けられている。
【0014】前記注入用貫通孔2bには、例えば、金属
製の注入パイプ4が挿着され、排気用貫通孔2cには排
出パイプ5が装着される。図3に示すように、充填材が
鉛直方向において、下から上へと順に充填されて、空間
内の空気が内部に溜まることなく排気されるように、前
記注入パイプ4と排出パイプ5との長さが調節されるも
のである。
【0015】図1(B)に示すように、弧状枠体2と側
方枠体3とが接着剤等で固着された後に、図2に示すよ
うに、ゴム板等で形成される可撓性の薄い板材を、ゴム
用接着剤を使用して前記円弧状枠材2,2の周方向に沿
って上側及び下側に一連に巻き付けて貼着する。この巻
装された板材が弾性袋部材6となり、該弾性袋部材6と
弧状枠体2,2とによって、充填材を充填する空間が形
成される。
【0016】このようにして形成される防振装置1を、
例えば、橋桁におけるケーブルの定着部において説明す
る。定着管15の自由端部において、該定着管15とケ
ーブル16との隙間に嵌装するには、まず、図5乃至図
6に示すように、予め二つ割り若しくは三つ割の平板な
固定用支持部材である金属製又はプラスチック製の固定
プレート7に、固定部材である全ネジ棒8とナット9,
9とでもって、ケーブル16の周りで、全ネジ棒8を弧
状枠体2の貫通孔2a,側方枠体3の貫通孔3a,及び
固定プレート7の固定部材用通し孔として設けられてい
る貫通孔に各々貫通させて挿通し、両端部においてナッ
ト9,9で固定する。
【0017】前記防振装置1の貫通孔2b,2cが設け
られている弧状枠体2が、固定プレート7に当接するこ
とになる。充填材の充填のためである。防振装置1の注
入パイプ4と排出パイプ5は、これに対応して設けられ
ている固定プレート7の貫通孔から外部に突出させてお
く。
【0018】前記一体的に固定された固定プレート7及
び防振装置1を、定着管15の自由端部の開口へと移動
させる。防振装置1は、定着管15とケーブル16との
隙間18に、弧状枠体2の形状及び幅寸法から、無挿入
力で遊嵌される。また、固定プレート7が、定着管15
の開口端面に当接される。
【0019】定着管15の開口端面に設けられたネジ孔
と、固定プレート7のボルト用貫通孔とを位置合わせし
て、固定ボルト10を締結させて固定プレート7を前記
開口端面に固定する。この固定プレート7により、前記
隙間18内における防振装置1の位置決めがなされる。
【0020】次に、図7に示すように、固定プレート7
の表面から外部に突出させておいた防振装置1の注入パ
イプ4と排出パイプ5とに、ビニルホース11,13を
連結する。前記充填材の注入用のビニルホース11は、
一端が前記注入パイプ4に、他端が注入装置(例えばダ
イヤフラムポンプ)12の吐出口に各々接続されてい
る。排出パイプ5に一端が接続された排出側のビニルホ
ース13は、その他端を防振装置1の高さよりも上位置
に配設する。
【0021】前記注入装置12に樹脂容器12aと、エ
アーコンプレッサー12bとを接続する。こうして、充
填作業の準備が整い次第、エアーコンプレッサー12b
を駆動させ、ビニルホース11から注入パイプ4を介し
て、防振装置1の空間に、充填材(二液混合硬化性樹脂
等、特に限定せず)を注入する。
【0022】前記充填材が防振装置1の内部空間に次第
に充填され、空気がビニルホース13から抜けて、その
後、ビニルホース13に充填材がオーバーフローしたこ
とを確認すると、該ビニルホース13の先端を閉口す
る。そして、充填材の注入圧力を適宜に増加させて、防
振装置1の空間内に所要の圧力にして充填材を充填す
る。これにより、図8乃至図9に示すように、前記隙間
18に遊嵌状態で無挿入力で配設された弾性袋部材6を
充填材19で膨張させる。図示するように、定着管15
とケーブル16との隙間18に、防振装置1が密着した
状態となる。
【0023】前記防振装置1が、周方向に3分割で配設
されている場合、順次、各防振装置1に充填材19を充
填することで、ケーブル16が、定着管15に対して偏
心して張架設されて隙間18の幅が全周に亘って均一で
なくても、何等の支障無く防振装置1をセットすること
ができるものである。
【0024】そして、前記充填材19が硬化した後は、
弾性袋部材6と充填材19とが全体として弾性体を形成
し、ケーブル16が自動車若しくは雨・風等によって振
動しても、その半径方向の振動を抑制して、定着管15
の固定側の定着装置に前記ケーブル16の振動が伝達さ
れず、該定着装置が保護されるものである。
【0025】本発明に係る注入型防振装置1の第2実施
例は、防振装置における弧状枠体2dの分割による一態
様を示すものであり、図10に示すように、一つ割の例
を示している。弧状枠体2dは、ゴム体等のプラスチッ
クで形成される弾性部材であり、ケーブル16に取り付
ける際には、1箇所のスリット部分を該ケーブル16の
直径より大きく開いて装着される。
【0026】図11(A)に示すように、二つ割りの固
定プレート7,7によって、定着管15の自由端部の開
口に位置決めして防振装置を固定した後、充填材19を
注入パイプ4から注入し、図11(B)に示すように、
弾性袋部材6を膨張させて定着管15とケーブル16と
に密着させる。充填材19の充填方法等は、前記第1実
施例と同様である。これにより、防振効果において第1
実施例と同様の作用・効果が得られるものである。
【0027】本発明に係る注入型防振装置1の第3実施
例は、防振装置における弧状枠体2eの分割による一態
様を示すものであり、図12に示すように、二つ割の例
を示している。前記第1実施例又は第2実施例と、弧状
枠体2e及び弾性袋部材6の形状等が異なるのみで、図
13に示すように、定着管15の隙間18への防振装置
の嵌着や充填材の充填等、そして、当該防振装置の作用
・効果は前記第1実施例,第2実施例の場合と同様であ
る。
【0028】本発明に係る注入型防振装置1の第4実施
例は、ケーブル16が、円形ではなく、一例として六角
形状に束ねられている場合であって、それ用に形成した
防振装置における枠体2fの分割による一態様を示すも
のであり、図14に示すように、二つ割の例を示してい
る。
【0029】この第4実施例の枠体2fは、金属製若し
くはプラスチック製であって、その内側部分が六角形状
のケーブル外形を半分にした形に沿った形に形成されて
いる。よって、六角形状のケーブル16に装着された状
態では、図14に示すように、ケーブル16に当初から
密着された状態となる。この枠体2を二つに分割した
が、一つ割若しくは三つ割等にすることを妨げるもので
はなく、六角形状のケーブル16に対して最も都合の良
いものとして、二つに分割した例を示したものである。
【0030】この第4実施例において、図15に示すよ
うに、二つ割りの固定プレート7,7に全ネジ棒8で防
振装置を固定して、その後、定着管15の隙間18への
当該防振装置の嵌着や充填材の充填等、そして、当該防
振装置の作用・効果は前記第1実施例,第2実施例,第
3実施例の場合と同様である。この実施例では、弾性袋
部材6は、その内側がすでにケーブル16に密着してい
るので、半径方向の外側に向かって膨張し、定着管15
の内周面に密着する。
【0031】前記ケーブル16の偏心によって隙間18
の間隔が不均一でも、その状態に応じ所要圧力にて、弾
性袋部材6が外側に膨張するものである。このようにし
て、ケーブル16の外形状が六角形若しくはその他の多
角形状であっても、防振装置として前記第1実施例等と
同様の作用・効果が得られるものである。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るケー
ブルの注入型防振装置は、ケーブルを定着させる定着部
における定着管の自由端部で、当該定着管とケーブルと
の隙間に嵌装される防振装置であって、防振装置は、前
記隙間の周方向に遊嵌状態で配設される弧状枠体と、前
記隙間のケーブル軸心方向に沿った方向において前記両
弧状枠体の端部間に架設される側方枠体と、前記弧状枠
体に貼着される弾性袋部材と、該弾性袋部材で密封され
た空間内に前記隙間の程度に応じて充填される充填材と
で形成されるので、ケーブルの振動を定着部に伝達しな
いようにすると共に、定着管とケーブルとの隙間へ容易
に遊嵌状態に装着でき、ケーブルの偏心があっても、作
業性が劣化せず作業効率の向上により工期短縮となると
言う優れた効果を奏するものである。
【0033】前記充填材は空間内に所要の圧力にして充
填され、隙間に遊嵌状態で無挿入力で配設される弾性袋
部材を膨張させることで、定着管とケーブルとの隙間に
防振装置が密着して嵌装されるので、ケーブルの偏芯に
柔軟に対応させることが可能となる。
【0034】前記側方枠体にはその軸心方向に沿って両
端へ貫通した固定部材用通し孔が形成され、定着管の自
由端部の開口部には固定用支持部材が設けられ、前記固
定部材用通し孔に固定部材を挿通して前記固定用支持部
材に該固定部材の一端部を定着させて、防振装置の位置
決めがされているので、ケーブルの振動により防振装置
が位置ズレする様なことがない。
【0035】固定用支持部材と該固定用支持部材側に配
置される弧状枠体とには、充填材を充填するための注入
パイプと排出パイプを装着する為の貫通孔が連通させて
設けられているので、充填作業の準備も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るケーブルの注入型防振装置の第1
実施例に係る、分解斜視図(A),(B)である。
【図2】同本発明に係るケーブルの注入型防振装置の第
1実施例に係る斜視図である。
【図3】同本発明に係るケーブルの注入型防振装置の第
1実施例に係る平面図である。
【図4】同本発明に係るケーブルの注入型防振装置の第
1実施例に係り、定着管とケーブルと隙間に嵌着させた
状態の断面図である。
【図5】同本発明に係るケーブルの注入型防振装置の第
1実施例に係り、定着管とケーブルと隙間に遊嵌状態に
嵌着させた状態の一部横断面図である。
【図6】図5におけるA−A線に沿った視図である。
【図7】同本発明に係るケーブルの注入型防振装置に充
填材を充填する様子を示す説明図である。
【図8】同本発明に係るケーブルの注入型防振装置の第
1実施例に係り、充填材を充填した後の一部横断面図で
ある。
【図9】図8におけるB−B線に沿った断面図である。
【図10】同本発明に係るケーブルの注入型防振装置の
第2実施例に係り、定着管とケーブルと隙間に遊嵌状態
に嵌着させた状態の断面図である。
【図11】同本発明に係るケーブルの注入型防振装置の
第2実施例に係り、定着管とケーブルと隙間に嵌着させ
た状態で、定着管の外側から見た断面図(A)と、充填
材を充填した後の一部横断面図(B)である。
【図12】同本発明に係るケーブルの注入型防振装置の
第3実施例に係り、定着管とケーブルと隙間に遊嵌状態
に嵌着させた状態の断面図である。
【図13】同本発明に係るケーブルの注入型防振装置の
第3実施例に係り、定着管とケーブルと隙間に嵌着させ
た状態で、定着管の外側から見た断面図(A)と、充填
材を充填した後の一部横断面図(B)である。
【図14】同本発明に係るケーブルの注入型防振装置の
第4実施例に係り、定着管とケーブルと隙間に遊嵌状態
に嵌着させた状態の断面図である。
【図15】同本発明に係るケーブルの注入型防振装置の
第4実施例に係り、定着管とケーブルと隙間に嵌着させ
た状態で、定着管の外側から見た断面図(A)と、充填
材を充填した後の一部横断面図(B)である。
【図16】従来例に係る防振装置の使用状態説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ケーブルの注入型防振装置、 2 弧
状枠体、2a 貫通孔、 2b
注入用貫通孔、2c 排気用貫通孔、
2d,2e,2f 弧状枠体、3 側方
枠体、 4 注入パイプ、5
排出パイプ、 6 弾性
袋部材、7 固定プレート、 8
全ネジ棒、9 ナット、
10 固定ボルト、11 ビニルホース、
12 注入装置、12a 樹脂容
器、 12b エアーコンプレッ
サー、13 ビニルホース、 14
主桁、15 定着管、 1
6 ケーブル、17 袋部材、
18 隙間、19 充填材。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーブルを定着させる定着部における定着
    管の自由端部で、当該定着管とケーブルとの隙間に嵌装
    される防振装置であって、 前記防振装置は、前記隙間の周方向に遊嵌状態で配設さ
    れる弧状枠体と、前記隙間のケーブル軸心方向に沿った
    方向において前記両弧状枠体の端部間に架設される側方
    枠体と、前記弧状枠体に貼着される弾性袋部材と、該弾
    性袋部材で密封された空間内に前記隙間の程度に応じて
    充填される充填材とで形成されること、 を特徴とするケーブルの注入型防振装置。
  2. 【請求項2】充填材は空間内に所要の圧力にして充填さ
    れ、隙間に遊嵌状態で無挿入力で配設される弾性袋部材
    を膨張させることで、定着管とケーブルとの隙間に防振
    装置が密着して嵌装されること、 を特徴とする請求項1に記載のケーブルの注入型防振装
    置。
  3. 【請求項3】側方枠体にはその軸心方向に沿って両端へ
    貫通した固定部材用通し孔が形成され、定着管の自由端
    部の開口部には固定用支持部材が設けられ、前記固定部
    材用通し孔に固定部材を挿通して前記固定用支持部材に
    該固定部材の一端部を定着させて、防振装置の位置決め
    がされていること、 を特徴とする請求項1または2に記載のケーブルの注入
    型防振装置。
  4. 【請求項4】固定用支持部材と該固定用支持部材側に配
    置される弧状枠体とには、充填材を充填するための注入
    パイプと排出パイプを装着する為の貫通孔が連通させて
    設けられていること、 を特徴とする請求項3に記載のケーブルの注入型防振装
    置。
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Cited By (4)

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