JP2003128231A - 回転ボール式パーツフィーダー - Google Patents

回転ボール式パーツフィーダー

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JP2003128231A
JP2003128231A JP2001322941A JP2001322941A JP2003128231A JP 2003128231 A JP2003128231 A JP 2003128231A JP 2001322941 A JP2001322941 A JP 2001322941A JP 2001322941 A JP2001322941 A JP 2001322941A JP 2003128231 A JP2003128231 A JP 2003128231A
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Japan
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rotating ball
spiral guide
ball
rotating
shaft
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JP2001322941A
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Yaichiro Suzuki
彌一郎 鈴木
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ZENWELL ORDERED KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回転ボールの中に渦巻き形の螺旋ガイドを非回
転に配置した構造の回転ボール式パーツフィーダーにお
いて、螺旋ガイドの渦中心側端部を支持する手段がワー
ク投入手段や整列若しくは選別の手段を制約しないよう
にする。 【解決手段】逆さ円錐形の容器状をした回転ボール11
の底頂部であるボス軸取付け部11bに縦長円筒形のボ
ス軸12の上端部を固定し、このボス軸12をボールベ
アリング9に回転自在に支持させ、据付けベース4には
中央支持軸27を立設し、この中央支持軸27をボス軸
12の中に通し、螺旋ガイド31の渦中心側端部である
下端31aはワーク投入受け板32の外周部に溶接して
おき、中央支持軸27の上端部にワーク投入受け板32
を固定した。従って、螺旋ガイド31の下端は下方から
支持されるので、この支持を行うための手段が回転ボー
ル11の実質的な内部空間やその上方に存在しなくな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転ボール式パー
ツフィーダーに係り、特に、ほぼ逆さ円錐形の容器状を
為す回転ボールの中に回転しない渦巻き形の螺旋ガイド
を配置した構造の回転ボール式パーツフィーダーに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、工業製品の生産ラインにおいて
は、所要のワークを整列させて自動機などへ連続供給す
るために、ワークの整列機能や選別機能を備えた所謂パ
ーツフィーダーが多用される。このようなパーツフィー
ダーとしては、従来から各種のものがあるが、中でも、
ワークの送りと整列などを振動作用で行うようにした振
動式のものが多く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この振動式
のパーツフィーダーにあっては、騒音が甚だしいために
工場の内外に様々な環境悪化をもたらし、しかも、ワー
クの送りスピードが極めて遅いため、高速処理が求めら
れるラインには向かないといった問題があった。
【0004】そこで、騒音が少なく、しかも比較的速い
スピードでワークを送り出すことができるパーツフィー
ダーを探求した結果、ワークが投入される容器の回転作
用と螺旋による案内作用とでワークを整列して供給する
構造のパーツフィーダーを考えて見た。そのパーツフィ
ーダーの一例aを図6に示す。
【0005】同図において、bはほぼ逆さ円錐形の容器
状をした回転ボールを示し、cは螺旋ガイドを示す。回
転ボールbは、その底頂部から延びたボス軸dを適宜な
軸受けに回転自在に支持させると共にモーターで回転さ
せる。螺旋ガイドcは、その渦中心側の下端から先へ行
くに従って上へ変位する形の渦巻き状に形成し、その下
端は陣笠状のワーク投入受け板eの外周部に固定してあ
る。
【0006】fは螺旋ガイド支持ブラケットを示す。こ
の螺旋ガイド支持ブラケットfは、垂直な基部gを機台
の甲板iに固定し、この基部gの上端から延びた腕hの
先端は回転ボールbの内底部辺りまで延ばす。そして、
この腕hの先端にワーク投入受け板eの頂部をボルト等
で固定することにより、螺旋ガイドcの渦中心を支持す
る。また、螺旋ガイドcの上端は回転ボールbの上開口
近くに位置した状態で別の支持ブラケットjを介して甲
板iに支持させる。このようにして、螺旋ガイドcをそ
の全体が回転ボールbの内面と近接して延びるように設
ける。
【0007】回転ボールbの外側には、螺旋ガイドcの
上端の脇の位置から延びる案内シュートkを配置する。
この案内シュートkには、必要に応じて、ここに落ちた
ワークmを機械的に送るための強制送り機構を付設す
る。回転ボールbの回転方向は、上から見た螺旋ガイド
cの下端から上端への渦巻き方向とほぼ同じ方向にす
る。しかして、回転ボールb内の底部に投入されたワー
クmは、回転ボールbと螺旋ガイドcとの相対的な回転
による撹拌作用や螺旋ガイドcに沿って送られる移送作
用等によって、姿勢を一番安定する形に変えながら、螺
旋ガイドc沿いに整列して上へ送られて行き、螺旋ガイ
ドcの上端から外れるのとほぼ同時に案内シュートkに
落とされ、目的の自動機へ向けて移送される。従って、
このパーツフィーダーaによれば、振動による騒音が発
生することは無く、ワークmの送りスピードは回転ボー
ルbの回転速度を調節することで速めることができる。
【0008】しかしながら、このパーツフィーダーaに
あっては、螺旋ガイドcを支持する手段、特に、その渦
中心側の端である下端を支持した螺旋ガイド支持ブラケ
ットfがワークmの動きや、周辺機器の配置をかなり邪
魔してしまうという問題がある。すなわち、回転ボール
bに投入されるワークmはワーク投入受け板e上に落と
されるのであるが、ブラケットfの腕hの下端部はワー
ク投入受け板eまで延びているため、このワーク投入受
け板e上やその近くにあるワークmの動きを少なからず
邪魔することになってしまう。また、この腕hは回転ボ
ールbの外から回転ボールbの上を通ってその内底部ま
で延びるので、回転ボールbにワークmを投入するため
のシュートなどの配置位置や投入方向が制約され、多く
の場合、ワークmの整列や選別を行うための手段の配置
場所やサイズもかなり制約されることになる。
【0009】回転ボールb内でのワークmの動きが邪魔
されると、ワークmの連続供給が妨げられることにもな
りかねないので、このことはパーツフィーダーにとって
重大な欠陥となる。またこれと同じ程度に、パーツフィ
ーダーにとっては、ワークmの姿勢を積極的に揃える整
列手段や、規格外のワークや不良品等を排除する選別手
段の性能を高めることも重要なことであるから、これら
手段の配置位置やサイズ等が制約されることも重大な問
題である。
【0010】本発明は、上記した問題点に鑑みて為され
たものであり、ほぼ逆さ円錐形の容器状を為す回転ボー
ルの中に非回転の渦巻き形の螺旋ガイドを配置した構造
の回転ボール式パーツフィーダーにおいて、回転ボール
の軸部の構造を工夫し又はこの軸部を利用することで、
螺旋ガイドの渦中心部を下方から支持することができる
ようにし、それによって、この支持を行うための手段が
ワーク投入手段や、整列若しくは選別の手段を制約しな
いで済む回転ボール式パーツフィーダーを提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に記載した回転ボール式パーツフィーダー
は、ほぼ逆さ円錐形の容器状を為すと共にその底頂部を
固定したボス軸が軸受けに回転自在に支持された回転ボ
ールと、この回転ボールの内底部辺りに位置した下端か
ら回転ボールの上開口とほぼ同じ高さに位置した上端ま
で該回転ボールの内面に近接して渦巻き様に延びる螺旋
ガイドと、前記回転ボールを回転させるための駆動手段
と、上記螺旋ガイドに沿って運ばれて来て回転ボールの
外へ出たワークを目的の移送路へ案内する案内部とを備
えた回転ボール式パーツフィーダーであって、前記ボス
軸を円筒形にし、機台に立設した中央支持軸を上記ボス
軸の中を通し、この中央支持軸の前記ボス軸から突出し
た上端部に前記螺旋ガイドの下端を固定したことを特徴
とするものである。
【0012】このようにすれば、螺旋ガイドの渦中心側
の端である下端を下方から支持することができ、中央支
持軸は回転ボールの内底部に下から多少突出するだけで
ある。従って、この回転ボール式パーツフィーダーにあ
っては、螺旋ガイドの渦中心側端部を支持するための支
持手段が回転ボールの実質的な内部空間やその上方に存
在しなくなるので、この支持手段が、回転ボールにワー
クを投入するためのワーク投入手段や、螺旋ガイドに沿
って運ばれて行くワークの整列や選別を行うための手段
の種類や配置場所或いは方向などを制約しないで済み、
これら手段に係る設計の自由度を広げることができる。
【0013】この発明を具体化する場合、螺旋ガイドの
下端を中央支持軸の上端部に固定する形態としては、当
該下端を中央支持軸に直接固定する形態や、何らかの部
材を介して固定する形態など幾つか考えられるが、一般
的には、回転ボールの内底部には陣笠様のワーク投入受
け板が必要になるので、このワーク投入受け板に螺旋ガ
イドの下端を固定しておいて、そのワーク投入受け板を
ボルトなどで中央支持軸に固定するのが望ましい。
【0014】請求項2に記載した回転ボール式パーツフ
ィーダーは、ほぼ逆さ円錐形の容器状を為すと共にその
底頂部を固定したボス軸が軸受けに回転自在に支持され
た回転ボールと、この回転ボールの内底部辺りに位置し
た下端から回転ボールの上開口とほぼ同じ高さに位置し
た上端まで該回転ボールの内面に近接して渦巻き様に延
びる螺旋ガイドと、前記回転ボールを回転させるための
駆動手段と、上記螺旋ガイドに沿って運ばれて来て回転
ボールの外へ出たワークを目的の移送路へ案内する案内
部とを備えた回転ボール式パーツフィーダーであって、
前記螺旋ガイドの下端を支持した部材にボールベアリン
グの外輪を固定し、このボールベアリングの内輪を前記
ボス軸の上端部に固定したことを特徴とするものであ
る。
【0015】この発明にあっても、螺旋ガイドの渦中心
側の端である下端を下方から支持することができ、中央
支持軸は回転ボールの内底部に下から多少突出するだけ
である。従って、この回転ボール式パーツフィーダーで
も、螺旋ガイドの下端を支持するための支持手段が回転
ボールの実質的な内部空間やその上方に存在しなくなる
ので、この支持手段が、回転ボールにワークを投入する
ためのワーク投入手段や、螺旋ガイドに沿って運ばれて
行くワークの整列や選別を行うための手段の種類や配置
場所或いは方向などを制約しないで済み、これら手段に
係る設計の自由度を広げることができる。
【0016】また、この請求項2の発明によれば、ワー
ク投入受け板の取付け形態を選ぶことができる。すなわ
ち、ボールベアリングの外輪に取り付けた部材にワーク
投入受け板を取り付ければ、ワーク投入受け板を非回転
に設けることができ、ボス軸にワーク投入受け板を取り
付ければこれを回転ボールと一体的に回転するように設
けることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に従って説明する。 〔1.第一の実施の形態〕(図1〜図4) 図1から図4は、第一の実施の形態に係る回転ボール式
パーツフィーダー1を示すものである。
【0018】〔A.構造〕このパーツフィーダー1は、
機台3と、供給すべきワークが投入される回転ボール1
1と、この回転ボール11を回転させるための駆動手段
と、回転ボール11に取り付けられたステージ16と、
回転ボール11内に設けられた螺旋ガイド31と、ステ
ージ16を外側から囲う囲い壁41と、回転ボール11
内にワークを投入する投入シュート61と、案内シュー
ト45及び選別ワイパー51等から構成されている。
【0019】〔A−1.機台、軸受け〕機台3(図1、
図2等参照)は、据付けベース4と、この据付けベース
4の隅角部から立ち上がった支柱に水平に支持されたほ
ぼ正方形状の甲板5及び機構ベース6等から構成されて
いる。機構ベース6には、そのほぼ中央部に円形の通し
孔6aが形成されると共に、その上面には軸受けハウジ
ング8が固定されている。この軸受けハウジング8は、
円筒形の主部8aとその下端部から張り出した取付けフ
ランジ8bとが一体に形成されると共に、主部8aの孔
の上下両端部に2つのボールベアリング9が取り付けら
れており、通し孔6aと同軸に位置して、取付けフラン
ジ8bが機構ベース6に固定される。
【0020】甲板5には、軸受けハウジング8の軸心を
中心とした円形の大きな回転ボール等配置孔5a(図2
参照)が形成されると共に、その左側端寄りの位置(図
1において左方へ向かう方向を左側とし、同図において
下方へ向かう方向を前側とする。)に前後方向へ延びる
比較的幅の広い切溝状のシュート配置溝5b(図1、図
3参照)が形成されている。このシュート配置溝5b
は、その前端が甲板5の前端縁に達し、後端は回転ボー
ル等配置孔5aに連続している。
【0021】〔A−2.回転ボール、ステージ〕回転ボ
ール11は、ほぼ逆さ円錐形の容器状を為し、上開口1
1aの径の割に深さは比較的浅く、その内面には多数の
送りキィー14が取り付けられ、その底頂部はその余の
部分より下へ突出した円筒形のボス軸取付け部11bに
なっている。このボス軸取付け部11bに、縦長円筒形
のボス軸12の上端部が内嵌め固定されており、このボ
ス軸12の中間部が上記ボールベアリング9の内輪に圧
入されることで、回転ボール11がその軸周りへ回転自
在に支持される。甲板5に形成されている回転ボール等
配置孔5aの径は、回転ボール11の上開口11aより
ひと回り大きく形成されており、回転ボール11は上開
口11aが回転ボール配置孔5aよりほんの少し高いと
ころに位置するように設けられる。
【0022】ステージ16は円帯形を為すと共に、その
中心線と直交する水平面に対して、外周縁が内周縁より
低くなるようにほぼ5゜傾斜した形をしており、回転ボ
ール11にその上開口11aに外嵌めされた形で取り付
けられる。この取付けには、略「へ」字形の取付駒18
(図2参照)を用いる。回転ボール11に取り付けられ
たステージ16の外周縁は甲板5の回転ボール等配置孔
5aに近接する。このステージ16はワークの種類に応
じて適宜別のものに取り替えられる。
【0023】機構ベース6の上面には減速機構付きのモ
ーター21が固定され、その出力軸21aの先端部は機
構ベース6より下へ突出しており、この先端部にタイミ
ングプーリー22が固定されている。そして、回転ボー
ル11のボス軸12の下端部にもタイミングプーリー2
3が固定され、これらタイミングプーリー23と22に
タイミングベルト24が掛け渡される。従って、モータ
ー21が駆動することで、回転ボール11とこれに取り
付けられているステージ16が一体的に回転される。こ
の回転の方向は、上から見た反時計回り方向である。
【0024】〔A−3.中央支持軸、螺旋ガイド〕据付
けベース4の中央部からは円柱状をした中央支持軸27
が立ち上がっている。この中央支持軸27は、その下端
部の取付けフランジ27aが据え付けベース4の上面に
ボルトで固定されると共に、機構ベース6の通し孔6a
と上記ボス軸12の中をその軸周りにある程度の余裕を
残して通されており、上端は回転ボール11の内部空間
の中間辺りまで延びている。中央支持軸27の上端面に
は螺穴27aが形成されている。
【0025】螺旋ガイド31は、長尺な金属の帯板を1
周半程度の長さで渦巻き状に加工したもので、渦中心側
の端である下端31aから、上から見た反時計回り方向
へ渦を巻きながら上へ変位して行く形になっていて、下
端31aは陣笠状をしたワーク投入受け板32の外周縁
に溶接されている。
【0026】ワーク投入受け板32の頂部には円形穴状
のボルト収まり凹部32a(図2の部分拡大図参照)が
形成されており、このボルト収まり凹部32aの底壁中
央に通し孔32bが形成されている。このワーク投入受
け板32は、通し孔32bを通したボルト33が前記中
央支持軸27の螺穴27bに螺合されることで、該中央
支持軸27の上端に固定される。これにより、ワーク投
入受け板32が回転ボール11の内底部に配置されると
共に、螺旋ガイド31の下端31aがワーク投入受け板
32を介して中央支持軸27の上端に支持される。
【0027】この状態で、螺旋ガイド31の上端31b
は回転ボール11の上開口11aとほぼ同じ高さに位置
し、この上端は支持ブラケット35に支持される。該支
持ブラケット35は、垂直な基部35aが甲板5の上面
に固定され、この基部35aの上端からやや下向きに延
びた腕35bの先端に吊りロッド35cの上端が取り付
けられ、この吊りロッド35cの下端が螺旋ガイド31
の上端31bに固定される。
【0028】しかして、螺旋ガイド31は、その下端3
1aがワーク投入受け板32を介して中央支持軸27に
支持され、上端31bが支持ブラケット35を介して甲
板5に支持されることで位置が固定し、送りキィー14
との間に多少の間隔を空けて延びるように設けられる。
【0029】〔A−4.囲い壁、案内シュート、投入シ
ュート等〕囲い壁41は、ステージ16の上の空間を外
側から囲むためのもので、ステージ16の幅より多少高
い丈を有して一部途切れた環状を為し、回転ボール等配
置孔5aの開口縁のうち案内シュート45に臨む位置を
除いた全周に沿って延びるように取り付けられる。
【0030】案内シュート45は、互いに左右平行に並
んだ2つの側壁46、47と、これら側壁46、47の
前端側ほぼ半分に対応した長さの底壁48とで構成され
ており、右側壁47の後端部47aは右斜め後方へ延び
るように屈曲している。従って、この案内シュート45
は、底壁48がある部分においては前後方向から見てほ
ぼU字溝形を為す(図3参照)。底壁48の後側縁48
aは、ステージ16の外周縁の円弧とほぼ同じ大きさの
円弧で側壁46、47とはほぼ斜交する方向へ延びる形
になっている。
【0031】このような案内シュート45は、甲板5に
形成されている前記シュート配置溝5bに収まった状態
で、図示しない取付け部材によって当該甲板5に固定さ
れ、底壁48の上面は、ステージ16の上面に段差無く
ほぼ連続し、囲い壁41沿いの空間はこの案内シュート
45のU字形の通路を経て機外に通じる。
【0032】選別ワイパー51は、主としてワークの姿
勢をステージ16上で選別するためのものであって、囲
い壁41の丈の半分くらいの幅を有する横長板状に形成
されている。そして、この選別ワイパー51は、ステー
ジ16の上面から所定の間隔を残した状態で、その右端
が囲い壁41の後ろ頂部内面に固定されると共に、左端
へ行くに従って回転ボール11に少しづつ近づくように
斜めに延び、左端は回転ボール15との間に所定の距離
を残している。
【0033】投入シュート61(図1、図3参照)は供
給ワークを回転ボール11内に投入するためのもので、
その先端は回転ボール11の上方にあって、ワーク投入
受け板32又はその近くに臨むように配置される。回転
ボール式パーツフィーダー1は以上のように構成されて
いる。
【0034】〔B.使用方法、作用〕次に、この回転ボ
ール式パーツフィーダー1の使用方法や作用を、ネジ6
5を供給ワークとする場合を例にして説明する。ネジ6
5は頭部の大きさの割に軸が短い形のものである。ネジ
65は、投入シュート61を経て回転ボール11の中に
連続して又は一定量ごと間欠的に投入される。ここから
投入されるネジ65はワーク投入受け板32上に落とさ
れる(図1参照)。
【0035】パーツフィーダー1が運転を開始すると、
回転ボール11とステージ16が一体的に反時計回り方
向へ回転すると共に、回転ボール11内のネジ65も大
部分が回転ボール11と共に円運動を行う。このように
して円運動するネジ65は、螺旋ガイド31の外側縁に
乗ったところから、該螺旋ガイド31に沿って運ばれて
行って、この螺旋ガイド31の上端31bから外れるの
と同時にステージ16に乗り上がり、ここからは、ステ
ージ16に乗って案内シュート45に向けて運ばれる。
【0036】螺旋ガイド31に沿って運ばれるネジ65
は、互いに撹拌されたり、螺旋ガイド31に摺接しなが
ら運ばれることで、大部分は最も安定した姿勢、即ち、
図2等に示すように軸部65bを上に向けた整列姿勢と
なり、ステージ16上では、これが前記したように傾斜
していることによって、囲い壁41沿いに案内シュート
45へ向けて運ばれる。そして、ステージ16上のネジ
65は、図1や図2に示すように、これが整列姿勢で運
ばれて行く場合は回転ボール11内に落ちること無く選
別ワイパー51を通過するが、そうでない姿勢で運ばれ
て行く場合は選別ワイパー51によって回転ボール11
内に落とされる。
【0037】すなわち、ステージ16上を整列姿勢で運
ばれて行くネジ65は、選別ワイパー51に当ったとこ
ろで、その頭部65aの一部が選別ワイパー51の下に
潜りながら軸部65bが選別ワイパー51に相対的に押
されることで回転ボール11側へ寄せられ、その重心が
上開口11aより多少ステージ16側にある状態でこの
選別ワイパー51沿いに運ばれるので、このステージ1
6から落ちることは殆ど無い。これに対し、ネジ65
が、ステージ16上を整列姿勢以外の姿勢(この姿勢の
多くは斜めに立った姿勢になる)で運ばれて行く場合
は、その姿勢自体が不安定で転がり易い上に、選別ワイ
パー51に当って回転ボール11側へ寄せられることで
転がったり姿勢を崩したりして、ほぼ確実に回転ボール
11内に落ちる。
【0038】整列姿勢で選別ワイパー51を通過したネ
ジ65は、これに付勢されている遠心力とステージ16
の傾斜とによって再び囲い壁41側へ寄り、そのまま案
内シュート45に乗り移ってここを滑り落ちて、目的の
自動機へと移送される。
【0039】〔2.第二の実施の形態〕(図5) 図5は、螺旋ガイド31の渦中心側の端である下端31
aを支持する構造の第二の実施の形態を示すものであ
る。尚、この図において前記第一の実施の形態に示した
構造と同じ部分については、第一の実施の形態における
同様の部位に付した符号と同じ符号を付することで重複
説明を避ける。
【0040】符号71は、螺旋ガイド支持部材を示す。
この螺旋ガイド支持部材71は、縦形円筒状をしたベア
リング装着部71aと、このベアリング装着部71aの
上端部から張り出した逆さ円錐台形のガイド取付けフラ
ンジ71bとが一体に形成されており、ベアリング装着
部71aの中心孔にはボールベアリング72が上下2つ
内嵌めされている。そして、ガイド取付けフランジ71
bの斜面の上端に螺旋ガイド31の下端31aが溶接さ
れている。また、回転ボール11の底頂部73は、下面
が閉じた円筒形に形成されている。この底頂部73の底
壁73aは、ボス軸75に固定するための部位であっ
て、その中心部にボス軸通し孔73bが形成されてい
る。
【0041】ボス軸75は、円柱形のもので、その下部
が軸受けハウジング8のボールベアリング9に回転自在
に支持され、機構ベース6から下へ突出した部分にタイ
ミングプーリー23が固定されている。このボス軸75
の中間部に、回転ボール取付け部材77が固定されてい
る。この回転ボール取付け部材77は、ボス軸75を通
された円筒部77aが押しネジ79によって該ボス軸7
5に固定され、円筒部77aの上端からは円板形のフラ
ンジ77bが外側へ張り出している。
【0042】上記底頂部73の底壁73aに形成されて
いるボス軸通し孔73bにはボス軸75が通されて、該
底壁73aがフランジ77bに着座し、この底壁73a
がボルト81によってフランジ77bに固定される。こ
れにより、回転ボール11がボス軸75に取り付けら
れ、ボス軸75の上部は底頂部73内を通って回転ボー
ル11の内部空間に多少突出する。そして、このボス軸
75の上端部に前記螺旋ガイド支持部材71に装着され
ている2つのボールベアリング72が外嵌めされる。
【0043】しかして、軸受けハウジング8に回転自在
に支持されたボス軸75の上端部にはボールベアリング
72の内輪72aが固定され、このボールベアリング7
2の外輪72bに螺旋ガイド支持部材71が固定された
状態になるので、螺旋ガイド31の下端31aは、螺旋
ガイド支持部材71とボールベアリング72を介してボ
ス軸75に相対的に回転自在な状態で支持される。従っ
て、螺旋ガイド31は、少なくともその上端31bが支
持ブラケット35を介して甲板5に固定されることで回
転を阻止されるので、回転ボール11やボス軸75が回
転しても、螺旋ガイド31が回転されることは無い。
【0044】尚、回転ボール取付け部材77のフランジ
77bと下側のボールベアリング72の内輪との間には
カラー83が介挿されていて、このカラー83によって
回転ボール11に対する螺旋ガイド支持部材71の高さ
が規定される。この実施の形態では、ワーク投入受け板
32を螺旋ガイド支持部材71に固定してある。すなわ
ち、螺旋ガイド支持部部材71の上面にはボス軸75と
接触しない形でキャップ85が取り付けられ、このキャ
ップ85にワーク投入受け板32が取り付けられる。
【0045】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明の具体的構成がこの実施の形態に限定されるもの
では無く、本発明の要旨から外れない範囲での設計変更
等があっても本発明に含まれる。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、螺旋ガ
イドの渦中心側の端である下端を下方から支持すること
ができ、中央支持軸は回転ボールの内底部に下から多少
突出するだけであるから、螺旋ガイドの下端を支持する
ための手段が回転ボールの実質的な内部空間やその上方
に存在しなくなるので、この手段が、回転ボールにワー
クを投入するためのワーク投入手段や、螺旋ガイドに沿
って運ばれて行くワークの整列や選別を行うための手段
の種類や配置場所或いは方向などを制約しないで済み、
これら手段に係る設計の自由度を広げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係る回転ボール式
パーツフィーダーの平面図である。
【図2】図1のA−A線に沿って切断した拡大断面図で
ある。
【図3】図1に示す回転ボール式パーツフィーダーの要
部斜視図である。
【図4】図1に示す回転ボール式パーツフィーダーの要
部を分解した斜視図である。
【図5】本発明の第二の実施の形態に係る回転ボール式
パーツフィーダーの要部を示す垂直断面図である。
【図6】螺旋ガイドを備えた回転ボール式パーツフィー
ダーの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…回転ボール式パーツフィーダー 3…機台 9
…軸受け 11…回転ボール 11a…上開口 11b…底頂
部 12…ボス軸 16、45…案内部 21、22、23、24…駆動
手段 27…中央支持軸 31…螺旋ガイド 31a…
(螺旋ガイドの)下端 31b…(螺旋ガイドの)上端 65…ワーク 71…螺旋ガイドの下端を支持した部材 72…ボー
ルベアリング 72a…内輪 72b…外輪 75…ボス軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ほぼ逆さ円錐形の容器状を為すと共にその
    底頂部を固定したボス軸が軸受けに回転自在に支持され
    た回転ボールと、この回転ボールの内底部辺りに位置し
    た下端から回転ボールの上開口とほぼ同じ高さに位置し
    た上端まで該回転ボールの内面に近接して渦巻き様に延
    びる螺旋ガイドと、前記回転ボールを回転させるための
    駆動手段と、上記螺旋ガイドに沿って運ばれて来て回転
    ボールの外へ出たワークを目的の移送路へ案内する案内
    部とを備えた回転ボール式パーツフィーダーであって、
    前記ボス軸を円筒形にし、機台に立設した中央支持軸を
    上記ボス軸の中を通し、この中央支持軸の前記ボス軸か
    ら突出した上端部に前記螺旋ガイドの下端を固定したこ
    とを特徴とする回転ボール式パーツフィーダー。
  2. 【請求項2】ほぼ逆さ円錐形の容器状を為すと共にその
    底頂部を固定したボス軸が軸受けに回転自在に支持され
    た回転ボールと、この回転ボールの内底部辺りに位置し
    た下端から回転ボールの上開口とほぼ同じ高さに位置し
    た上端まで該回転ボールの内面に近接して渦巻き様に延
    びる螺旋ガイドと、前記回転ボールを回転させるための
    駆動手段と、上記螺旋ガイドに沿って運ばれて来て回転
    ボールの外へ出たワークを目的の移送路へ案内する案内
    部とを備えた回転ボール式パーツフィーダーであって、
    前記螺旋ガイドの下端を支持した部材にボールベアリン
    グの外輪を固定し、このボールベアリングの内輪を前記
    ボス軸の上端部に固定したことを特徴とする回転ボール
    式パーツフィーダー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI596053B (zh) * 2016-02-01 2017-08-21 智仁畫像科技有限公司 零件供給器
EP2649980A4 (en) * 2010-12-09 2017-09-20 Yuyama Mfg. Co., Ltd. Drug dispenser and drug counter
CN114701843A (zh) * 2022-03-21 2022-07-05 河源职业技术学院 一种内部为圆形的内圈物料取放装置

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