JP2003125216A - モアレの無い4カラー・ハーフトーン化処理方法及び装置 - Google Patents

モアレの無い4カラー・ハーフトーン化処理方法及び装置

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JP2003125216A JP2002196643A JP2002196643A JP2003125216A JP 2003125216 A JP2003125216 A JP 2003125216A JP 2002196643 A JP2002196643 A JP 2002196643A JP 2002196643 A JP2002196643 A JP 2002196643A JP 2003125216 A JP2003125216 A JP 2003125216A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 4カラー(CMYK)印刷において3カラー
モアレ模様を除去することである。 【解決手段】 本発明は、モアレフリー(モアレの無
い)条件を満たす単一セル非直交クラスタスクリーンを
使用して、4カラーハーフトーン化処理する方法を提供
する。それらの単一セルハーフトーンスクリーンの選択
は、対応する周波数方程式で与えられたモアレフリー条
件を満たす4つのハーフトーンセルの組合せを識別する
ことによって決定される。拘束条件を適用することがで
き、そのような拘束条件を満たさないハーフトーンセル
の組合せは除去することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー印刷、より詳細
には4カラー(CMYK)印刷において平行四辺形ハー
フトーンセルを使用して3カラーモアレ模様を除去す
る、モアレの無い(モアレ・フリー)4カラー・ハーフ
トーン化処理方法方法に関する。
【0002】
【従来の技術】低価格のディジタルカラープリンタの出
現によって、カラーディジタルハーフトーン化処理の方
法および装置がますます重要になった。ほとんどのディ
ジタルカラープリンタは2進方式で動作する(すなわち
各カラーセパレーションごとに対応するカラースポット
を指定場所すなわち画素に印刷するか、しないかのどち
らかである)ことはよく知られている。ディジタルハー
フトーン化処理はカラースポットの印刷を制御する。そ
の場合、すべてのカラーセパレーションの印刷されたカ
ラースポットを空間的に平均することによって、要求さ
れた連続カラートーンの錯覚を与える。
【0003】最も一般的なハーフトーン化処理技法はス
クリーン処理である。スクリーン処理は、各カラーセパ
レーションごとに、各画素の要求された連続カラートー
ンレベルを幾つかの所定のしきい値レベルの1つを比較
する。所定のしきい値レベルはハーフトーンスクリーン
に記憶されている。もし要求された連続カラートーンレ
ベルがしきい値ハーフトーンレベルより暗ければ、カラ
ースポットは指定画素に印刷される。さもなければ、カ
ラースポットは印刷されない。この分野では、印刷され
た画素の分布がハーフトーンスクリーンのデザインによ
って決まることは知られている。クラスタハーフトーン
スクリーンの場合は、すべての印刷された画素が1つま
たはそれ以上のクラスタにグループ分けされる。もしク
ラスタハーフトーンスクリーンが単一クラスタを生成す
れば、それは単一セルハーフトーンスクリーンまたは単
一セルハーフトーンドットと呼ばれる。代わりに、ハー
フトーンスクリーンは2個から成るドット、3個から成
るドット、4個から成るドット、等であってもよい。
【0004】ハーフトーンスクリーンは、一般に、2次
元しきい値配列であり、印刷する全体画像または文書に
比べてかなり小さい。したがって、スクリーン処理は、
各カラーセパレーションについて、タイル表示に似たや
り方で、同一ハーフトーンスクリーンを繰返して使用す
る。単一セルハーフトーンドットを使用するスクリーン
処理の出力は、規則正しく間隔を置いて配置された、ハ
ーフトーンスクリーンのサイズおよび形状によって決ま
る多数の小「ドット」の2進パターンを含んでいる。言
い替えると、スクリーン処理の出力は、2次元繰返しパ
ターンとして、ハーフトーンスクリーンの幾何学的図形
によって完全に定義される2つの基本空間周波数を有す
る。ハーフトーン化処理はハーフトーンドットに関して
説明されることが多いが、ハーフトーンドットは長方
形、正方形、直線、などのさまざまの形状をもつことが
できることを理解されたい。
【0005】ディジタルカラーハーフトーン化処理にお
いて生じる一般的な問題は、モアレ模様である。モアレ
模様は2つまたはそれ以上のカラーハーフトーンセパレ
ーションを互いの上に印刷する時に起きる望ましくない
干渉模様である。印刷プロセス中の色の混り合いは非線
形プロセスであるので、2つまたはそれ以上のカラーハ
ーフトーンセパレーションの基本周波数以外の周波数成
分が最終プリントに現れることがある。たとえば、もし
同一のハーフトーンスクリーンを2つのカラーセパレー
ションに使用すれば、理論上モアレ模様は生じないはず
であるが、角度差および/またはスカラー差から起きる
2つのカラーハーフトーンセパレーション間のわずかな
誤整合(ミスアライメント)によって、2つの少し異な
る基本周波数が生じるであろう。それらの2つの基本周
波数は、出力の中に非常に目立つモアレ干渉模様として
視覚的にはっきり見えるであろう。たとえば、誤整合、
その他の原因による2カラーモアレ模様を避けるため
に、通例、異なるカラーセパレーションに対し異なるハ
ーフトーンスクリーンが使用される。その場合、異なる
ハーフトーンスクリーンの基本周波数はかなり大きな角
度だけ離れている。従って、異なるスクリーンの2つの
基本周波数の間の周波数差が十分に大きいので、視覚的
に目立つモアレ模様は生じない。3カラーセパレーショ
ンの場合は、どんな2カラーモアレも、どんな3カラー
モアレも避けることが望ましい。ハーフトーンスクリー
ンが互いに結合すると、2次モアレとして知られる3カ
ラーモアレが生じて、目に見える低い周波数のカラービ
ート模様が生じる。
【0006】伝統的な印刷業界においては、形状が正方
形の同一の3つのハーフトーンスクリーンを原点からそ
れぞれ15°、45°、75°に置くことによって、定
説となっている3カラーモアレフリー解が得られること
はよく知られている。しかし、ディジタルハーフトーン
化処理のために、ハーフトーンスクリーンを回転させる
自由度は各画素の位置を定義するラスター構造によって
制限される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】4カラー印刷において
は、どの2カラーモアレも、どの3カラーモアレも避け
ることが望ましいことは明白である。通例、4つのカラ
ーセパレーションについて異なるハーフトーンスクリー
ンを選択する場合、3カラーモアレが生じないように正
確に整合する3つのスクリーンの組合せがただ1つ存在
する、すなわち全部で4つの中に、3カラーモアレ・フ
リー条件を満たす3カラーの組合せがただ1つ存在す
る。たとえば、CMYKプリンタの場合、シアン・マゼ
ンタ・ブラックの組合せだけが3カラーモアレフリー条
件に関して目標となるであろう。第4カラー、イエロー
に対するハーフトーンスクリーンの選択は、一般に、2
カラーモアレフリー条件を満たすことだけを当てにして
おり、すべての3カラー組合せとイエローに対するモア
レフリー解を与えない。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、4つのカラー
セパレーションについて単一セル非直交クラスタスクリ
ーンを結合して実質上モアレフリーのカラーハーフトー
ン化処理をする装置および方法を提供する。さまざまの
典型的な実施例において、非直交単一セルハーフトーン
スクリーンの組合せは、非直交単一セルハーフトーンス
クリーンを定義する関数が周波数空間においてモアレフ
リー条件を満たすことによって決定される。
【0009】本発明の上記および他の特徴と利点は、以
下に述べる本発明に係る装置および方法のさまざまの典
型的な実施例の詳細な説明から明らかになるであろう。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明のさまざまの典型的
な実施例を、添付図面を参照して詳細に説明する。もし
与えられたカラーセパレーションのハーフトーンドット
が別のカラーセパレーションのハーフトーンドットと空
間的に重なり合えば、カラーハーフトーン・プリンタが
モアレ模様の影響を受け易いことはよく知られている。
したがって、モアレ模様を避けるために必要なハーフト
ーンドットの空間的および角度的な位置付けを決定する
便利な装置および方法が長い間待望されてきた。
【0011】本発明に従って、単一セルハーフトーンド
ットは必ずしも形が正方形である必要のないことを理解
されたい。実際には、本発明に係る以下の開示内容にか
んがみて、正方形以外のより一般的な単一セルハーフト
ーンドット形状、たとえば非直交平行四辺形を検討して
みることは有益である。しかし、正方形はより一般的な
クラスの平行四辺形の下部集合とみなせることを理解す
べきである。したがって、以下の典型的な非直交平行四
辺形に関する検討は、必要ならば、正方形または長方形
のハーフトーンドットにも同様に当てはめることができ
る。
【0012】この目的のため、図1に示すように、単一
セルハーフトーンドットは任意の形の平行四辺形にする
ことができ、空間領域において2つのベクトルV1
(x1,y1)とV2=(x2,y2)によって表すことが
できる。指定されたハーフトーンスクリーンは単一セル
スクリーンであるので、空間領域表現は対応するラスタ
整数座標によって定義される。言い替えると、2つの空
間ベクトルV1とV2は空間座標値(x1,y1)、
(x2.y2)によって特定される。もし図1に示したグ
ラフで表された与えられた単一セルハーフトーンドット
が、ハーフトーンスクリーン処理装置たとえば図13に
示した装置によって使用されれば、出力は2次元繰返し
模様、すなわちタイル表示された模様として見えるであ
ろう。
【0013】2次元繰返し模様は、フーリエ解析を使用
することによって、周波数領域において2つの周波数ベ
クトルF1=(fx1,fy1)、F2=(fx2,fy2)に
よって表すことができることを理解されたい。図2は、
たとえば、2つの空間ベクトルV1とV2のフーリエ変換
にそれぞれ対応する2つの周波数ベクトルF1とF2を示
す。同様に、2つの周波数ベクトルF1とF2はそれぞれ
2つの空間ベクトルV 1とV2に対しそれぞれ直角である
こと、そしてそれらのモジュールは次式で与えられるこ
とを理解されたい。 |F1|=1/|V2sinθ| (1a) |F2|=1/|V1sinθ| (1b) ここで、θはベクトルV1とV2のなす角度を表し、θは
周波数ベクトルF1とF2のなす角度に等しい。一般に、
モジュール|F1|と|F2|は実数である。
【0014】また、ベクトルV1とV2によって囲まれた
平行四辺形の面積Aは次式のように表すことができる。 A=|V12sinθ| (2a) 代わりに、空間座標x1、y1、x2、およびy2の関数と
して、すなわち次式のように平行四辺形の面積Aを表す
ことができる。 A=|x12−x21| (2b) それに対応して、式(2a)と(2b)を使用して、式
(1a)と(1b)を次のように書き直すことができ
る。 |F1|=|V1|/A (3a) |F2|=|V2|/A (3b) ベクトルF1とF2は、次式のように、それらのスカラー
成分に分解することができる。 fx1=−y1/A (4a) fy1= x1/A (4b) fx2=−y2/A (4c) fy2= x2/A (4d)
【0015】したがって、式(4a)〜(4d)は空間ベ
クトルV1とV2によって定義されたセルに関する周波数
と空間成分の関係を表す。一般に、周波数成分fx1
fy1、fx2、およびfy2は実数であるが、それらは
また4つの整数の座標値x1、y1、x2、およびy2によ
って完全に定義される有理数である。式(4a)〜(4
d)は空間成分に対する周波数成分の対応する「写像」を
記述するので、周波数領域におけるモアレフリー条件の
どんな分析も空間領域仕様に容易に変換できることを理
解されたい。上記の諸式は、平行四辺形状の形をもつ非
直交単一セルハーフトーンドットに関して展開されてい
るが、本発明の精神と範囲から逸脱することなく、他の
非平行四辺形の形をもつドット、たとえば正方形、長方
形、三角形、楕円形、等を適当に記述できることを理解
されたい。
【0016】この目的のために、図3に、シアン
(c)、マゼンタ(m)、およびブラック(k)のカラ
ーセパレーションにおいてそれぞれ使用される3つの平
行四辺形ハーフトーンセルの周波数領域における典型的
なベクトル表示を示す。図1および図2に示したよう
に、シアン、マゼンタ、およびブラックの平行四辺形単
一セルハーフトーンスクリーンは、周波数ベクトル対、
C1とFC2、FM1とFM2、およびFK1とFK2にそれぞれ
対応する空間ベクトル対、VC1とVC2、VM1とVM2、お
よびVK1とVK2で表すことができる。
【0017】図3から、3つの単一セルハーフトーンス
クリーンを使用して印刷された画像に3カラーモアレが
出現する可能性を大きく減らすために、3つのカラーセ
パレーション、たとえばシアン、マゼンタ、およびブラ
ックの周波数ベクトルが、以下のベクトル方程式を満足
させなければならないことは明らかである。 FC1+FM1+FK1=0 (5a) FC2+FM2+FK2=0 (5b)
【0018】図4は、式(5a)と(5b)に定義された
典型的なモアレフリーベクトル関係を示すベクトル図で
ある。各カラーについての2つの周波数ベクトルが次の
条件を満たす「基本」ベクトルであれば、 |F1±F2|>|F1| |F1±F2|>|F2| すべての他のCMKの組合せ、たとえば、FC1+FM2
K1またはFC1−FM1+FK1は、関連のある6つの「基
本」ベクトルの中で最小周波数に少なくとも等しいか、
それより高い空間周波数をもつベクトルを生み出すであ
ろう。
【0019】どんな周波数ベクトルF=(fx,fy)に
ついても、常に共役ベクトルF=(−fx,−fy)が存
在する。また、各カラーの2つの周波数ベクトルに対す
る指標1と2は定義し直すことができる。したがって、
CMKの3カラー組合せに対する一般的なモアレフリー
条件として、式(5a)と(5b)を使用することがで
きる。係続米国特許出願第09/698,104号(2
000年10月30日出願)に記載されているように、
非直交クラスタを使用して3カラーモアレフリー条件を
満たす多くの実用的な解が存在する。
【0020】ここで、たとえばCMYKのような4カラ
ー印刷に関して4つの単一セルクラスタドットを検討し
てみると、以下の8つの周波数ベクトルがある。 FC1=(fxC1,fyC1)、FC2=(fxC2,fyC2) FM1=(fxM1,fyM1)、FM2=(fxM2,fyM2) FY1=(fxY1,fyY1)、FY2=(fxY2,fyY2) FK1=(fxK1,fyK1)、FK2=(fxK2,fyK2
【0021】任意の3つのカラーのすべての組合せに対
する解を識別することにより、1つのカラーを除き、そ
れらの解の一部は互いに違っていることがわかる。言い
替えると、もう1つのモアレフリー解が存在する。 FC1+FM2+FY1=0 (5c) FC2+FM1+FY2=0 (5d) ここで、FY1≠FK1、FY1≠FK2、FY2≠FK1、および
Y2≠FK2である。
【0022】各周波数ベクトルの符号と指標は随意に定
義されるので、式(5a)、(5b)、および(5
c)、(5d)を、4またはそれ以上のカラーに対する
2つの同時3カラー・モアレフリー条件の一般的記述と
みなすことができる。この例は、4カラー印刷において
どの4つのカラーにも当てはまることを理解されたい。
【0023】式(5a)〜(5d)を満たす組合せ以外
のどの3カラー組合せでも、結果は2つの可能性を有す
る。1. 3つのベクトルの和は、すべての「基本」ベ
クトルの最低周波数に少なとも等しいか、それより高い
空間周波数を有する。たとえば、FM1−FY1+FK1=F
M2基本ベクトルの1つに等しい結果は以下説明する許容
モアレ拘束条件よりかなり高いので、それは問題のモア
レではない。2. 3つのベクトルの和は、CとMの組
合せの1つと同じである。たとえば、 FM1+FY1+FK1=−2FC1+FM2 さらに、式(5a)〜(5d)で与えられた条件の下
で、どの2カラー組合せも最低限の2カラーモアレ拘束
条件を満たさなければならない。すなわち、 |Fnx±Fmy|>M ここで、M=最小許容2カラーモアレ周波数 n=a,b,c,d m=a,b,c,d n≠m x=1,2 y=1,2である。最低限の2カラーモアレ拘束条件M
は、使用する印刷装置の種類によって決まることがあ
り、また要求されたどんな周波数にもすることができ
る。Mは見る状態に応じて適当な数にすることができる
が、Mの例は50線/インチである(これは限定するも
のとみなすべきでない。)。したがって、式(5a)〜
(5d)を同時に満たし、かつ最低限の2カラーモアレ
拘束条件を満たす周波数ベクトルによって記述された4
つのハーフトーンスクリーンの組合せは、実質上モアレ
フリーの4カラー印刷をもたらすであろう。
【0024】例えば、図5は、実質上モアレフリーのカ
ラーハーフトーン印刷を実行するため、4つのカラーセ
パレーションについて、一組の非直交ハーフトーンクラ
スタスクリーンを決定する本発明に係る方法の典型的な
第1実施例の概要を示すフローチャートである。制御
は、ステップS100で始まり、ステップS110へ進
む。そこで、x1、y1、x2、及びy2について整数値を
有するすべての非直交ハーフトーンクラスタセルを見つ
ける。次に、ステップS120において、解集合から、
1つまたはそれ以上の基本拘束条件(たとえば指定され
た最大面積Amaxより小さい面積を有すること、)を満
たさない非直交ハーフトーンクラスタセルを除去する。
次に、ステップS130において、式(5a)〜(5
d)を同時に満たす4カラー非直交ハーフトーンクラス
タスクリーンの組合せを識別する。制御はそのあとステ
ップS140へ進む。
【0025】ステップS140において、追加拘束条件
を適用すべきかどうか決定する。そのような追加拘束条
件としては、たとえば、周波数範囲、上に述べた最低限
の2カラーモアレ拘束条件などの追加カラーモアレ拘束
条件、プリンタ制限事項、等が含まれることがある。も
し追加拘束条件を満たす必要がなければ、制御はステッ
プとS160へジャンプする。もし識別された組合せが
少なくとも1つの追加拘束条件を満たす必要があれば、
制御はステップS150へ進み、そこで非直交ハーフト
ーンクラスタセルの組合せから、追加拘束条件を満たさ
ない非直交ハーフトーンクラスタセルの組合せを除去す
る。
【0026】ステップS160において、非直交ハーフ
トーンクラスタセルの残っている組合せの1つを選択
し、選択した組合せのさまざまの非直交ハーフトーンク
ラスタセルのそれぞれを、さまざまのカラーセパレーシ
ョンの1つに対応づける。選択した組合せは、追加拘束
条件を満たすことができる。すなわち、たとえば指定さ
れた範囲内の空間周波数をもつ4つのスクリーンを与え
る組合せのように、要求された外観のため最良の特徴を
有することができる。方法は、そのあと、ステップS1
70で終了する。
【0027】図6に、1200dpiプリンタについて
本発明に従って見つけた上記の4カラーゼロモアレ解の
一例を詳細に示す。 シアン:VC1=(-2,4), VC2=(5,2), FC1:-63°,223 lpi FC2: 22°,269 lpi マゼンタ: VM1=(2,4), VM2=(-5,2), FM1: 63°,223 lpi FM2:-22°,269 lpi イエロー: VY1=(-6,4), VY2=(6,4), FY1:-34°,180 lpi FY2; 34°,180 lpi ブラック: VK1=(6,0), VK2=(0,6), FK1: 0°,200 lpi FK2; 90°,200 lpi 上記一組のハーフトーンスクリーンから、2カラー、3
カラー、および4カラーベクトルを含むどの周波数ベク
トルの組合せがゼロであるか、または100 lpi以上で
あるかを調べることは難しくない。したがって、非直交
クラスタセルから作られた実質上モアレフリーのハーフ
トーンスクリーンは、4カラーハーフトーン印刷プロセ
スにおいて使用することができる。
【0028】上に概略を示した方法は、4つのセパレー
ションカラー(たとえば、シアン、マゼンタ、ブラッ
ク、およびイエロー)に対応する成分を含む方程式を記
述する式(5A)〜(5d)に対する解を見つけることにつ
いて記載したが、式(5A)〜(5d)は、明かに他のカラ
ーの組合せにも同様に使用できることを理解されたい。
さらに、式(5A)〜(5d)は、必要ならば、より多いま
たはより少ない数のセパレーションカラーを含むように
拡張または縮小することができる。したがって、ステッ
プS130において、発明の精神と範囲から逸脱するこ
となく、4つより多い、または少ない非直交ハーフトー
ンクラスタセルの組合せを見つけることができる。上記
プロセスは、さまざまのハードウェアシステムにおいて
使用できるソフトウェアで容易に実施できることは明か
である。
【0029】図7は、本発明に係る実質上モアレフリー
非直交ハーフトーンクラスタスクリーン生成装置300
の典型的な実施例を示す。図7に示すように、実質上モ
アレフリー非直交ハーフトーンクラスタスクリーン生成
装置300は、入出力インタフェース310、コントロ
ーラ320、メモリ330、非直交クラスタセル位置付
け回路(ルーチン、またはエージェント)340、クラ
スタセル除去回路(ルーチン、またはエージェント)3
50、組合せ識別回路(ルーチン、またはエージェン
ト)360、組合せ除去回路(ルーチン、またはエージ
ェント)370、および制御/データバス380より成
っている。入出力インタフェース310は、1つまたは
それ以上の表示装置410および/または1つまたはそ
れ以上の入力装置400に接続されている。
【0030】コントローラ320は、制御/データバス
380に接続された他の装置(図示した、または図示し
ていない)を個々に、あるいは集団で調整することがで
きる。制御/データバス380はどんな形式の通信バ
ス、有線または無線でもよい。実質上モアレフリー非直
交ハーフトーンクラスタスクリーン生成装置300は、
1つまたはそれ以上の汎用または専用コンピュータ、プ
ログラムされたマイクロプロセッサまたはマイクロコン
トローラと周辺集積回路要素、ASICSまたは他の論
理回路(たとえば個別要素回路)、プログラム可能な論
理装置(たとえばPLD、PLA、FPGAまたは同種
の装置)によって具体化することができる。一般に、図
5のフローチャートを実行できる有限状態マシンを使用
して、本発明に係る実質上モアレフリー非直交ハーフト
ーンクラスタスクリーン生成装置300を具体化するこ
とができる。
【0031】メモリ330は、「位置付けされた非直交
クラスタセル」メモリセグメント331、「基本拘束条
件」メモリセグメント333、「追加拘束条件」メモリ
セグメント335、「識別された組合せ」メモリセグメ
ント337、および「選択された組合せ」メモリセグメ
ント339を1つまたはそれ以上含んでいる。メモリ3
30は、そのほかに、必要ならば、関連する目的または
他の目的のため別のメモリセグメントを含むことができ
る。
【0032】図7に、メモリ330はコントローラ32
0から独立しているとして示したが、本発明の精神と範
囲から逸脱することなく、メモリ330をコントローラ
320に組み込んで単一デバイス(たとえば、オンチッ
プRAM)にしてもよいことは、この分野の専門家には
明かであろう。同様に、実質上モアレフリー非直交ハー
フトーンクラスタスクリーン生成装置300の各デバイ
スは、それ自体の個別メモリまたはコントローラを含む
ことができる。
【0033】さまざまの典型的な実施例において、非直
交クラスタセル位置付け回路(ルーチンまたはエージェ
ント)340は、式(5a)〜(5d)に従って、非直
交クラスタセルを探索し、位置付けする。さまざまの典
型的な実施例において、非直交クラスタセル位置付け回
路(ルーチンまたはエージェント)340は、コントロ
ーラ320の制御の下で、「位置付けされた非直交クラ
スタセル」をメモリセグメント331に保存する。クラ
スタセル除去回路(ルーチンまたはエージェント)35
0は、基本拘束条件メモリセグメント333に格納され
た基本拘束条件に基づいて、メモリセグメント331に
保存された非直交クラスタセルから、非直交クラスタセ
ル位置付け回路(ルーチンまたはエージェント)340
によって位置付けされたクラスタセルを除去する。
【0034】代わりに、さまざまの他の典型的な実施例
において、非直交クラスタセル位置付け回路(ルーチン
またはエージェント)340は、コントローラ320の
制御の下であってもなくても、位置付した非直交クラス
タセルを直接、クラスタセル除去回路(ルーチンまたは
エージェント)350へ送る。この場合には、クラスタ
セル除去回路(ルーチンまたはエージェント)350
は、位置付けされたどの非直交クラスタセルがメモリセ
グメント333に保存された基本拘束条件を満たすかを
決定する。そのあと、コントローラ320の制御の下
で、クラスタセル除去回路(ルーチンまたはエージェン
ト)350は、保存された基本拘束条件を満たす非直交
クラスタセルをメモリセグメント331に保存するか、
または直接、それらを組合せ識別回路(ルーチンまたは
エージェント)360へ送る。
【0035】組合せ識別回路(ルーチンまたはエージェ
ント)360は、コントローラ320の制御の下で、モ
アレフリー条件を満足するクラスタセルの組合せを識別
する。たとえば、さまざまの典型的な実施例において、
組合せ識別回路(ルーチンまたはエージェント)360
は、式(5a)(5d)を満たす組合せを識別する。識
別された組合せは、ハーフトーンスクリーンの異なるカ
ラーセパレーションに従って決定することができる。さ
まざまの他の典型的な実施例において、組合せ識別回路
(ルーチンまたはエージェント)360は、コントロー
ラ320の制御の下で、残っている非直交クラスタセル
の識別された組合せをメモリセグメント337に保存す
る。組合せ除去回路(ルーチンまたはエージェント)3
70は、コントローラ320の制御の下で、追加拘束条
件(もしあれば、メモリセグメント335に保存するこ
とができる。)を満たさない一定の組合せを除去する。
【0036】代わりに、さまざまの他の典型的な実施例
において、もしユーザによって追加拘束条件が与えられ
れば、組合せ識別回路(ルーチンまたはエージェント)
360は、「識別された組合せ」を直接、組合せ除去回
路ルーチンまたはエージェント)370へ送る。
【0037】この場合には、もし追加拘束条件が与えら
れれば、組合せ除去回路ルーチンまたはエージェント)
370は、識別されたどの組合せが追加拘束条件を満た
すかを決定する。そのあと、コントローラ320の制御
の下で、組合せ除去回路ルーチンまたはエージェント)
370は、保存された追加拘束条件を満たす残っている
「識別された組合せ」をメモリセグメント337に格納
するか、またはユーザへ提供するか、もし備えていれ
ば、組合せ選択回路(ルーチンまたはエージェント)3
90へ提供する。
【0038】メモリセグメント337に保存された「識
別された組合せ」は、そのあと、実質上モアレフリーハ
ーフトーン画像を生成するのに使用する「識別された組
合せ」を選択できるようにユーザヘ提供される。代わり
に、組合せ選択回路(ルーチンまたはエージェント)3
90を具体化する他のさまざまの典型的な実施例におい
て、「識別された組合せ」は組合せ選択回路(ルーチン
またはエージェント)390へ提供される。組合せ選択
回路(ルーチンまたはエージェント)390は実質上モ
アレフリーハーフトーン画像を生成するのに使用される
「識別された組合せ」の1つを選択する。どちらの場合
も、「選択された組合せ」は、そのあと、メモリセグメ
ント339に保存される。
【0039】さらに、実質上モアレフリー非直交ハーフ
トーンクラスタスクリーン生成装置300の構成要素3
10〜390はどれも、入出力インタフェース310を
通じて、1つまたはそれ以上の入力装置410から入力
されたデータおよび/または信号にアクセスできること
を理解されたい。同様に、実質上モアレフリー非直交ハ
ーフトーンクラスタスクリーン生成装置300の構成要
素310〜390はどれも、データおよび/または信号
を表示装置400へ出力できる。
【0040】図7に示すように、画像表示装置400と
ユーザ入力装置410はそれぞれリンク402と412
を通じて入出力インタフェース310に接続されてい
る。入出力インタフェース310は制御/データバス3
80を通じてモアレフリー非直交ハーフトーンクラスタ
スクリーン生成装置300に接続されている。リンク4
02と412は、電子画像または電子情報/データを、
表示装置400から入出力インタフェース310へ、ま
たはその逆に送信する、あるいはユーザ入力装置から入
出力インタフェース310へ、またはその逆に送信する
既存の、あるいはより最近開発されたシステムまたはデ
バイスであってもよい。画像表示装置400は、モアレ
フリー非直交ハーフトーンクラスタスクリーン生成装置
300によって、あるいは前記装置300のために生成
された電子画像データを表示する。1つまたはそれ以上
のユーザ入力装置410は、表示装置400によって生
成された電子画像および/またはモアレフリー非直交ハ
ーフトーンクラスタスクリーン生成装置300の動作を
制御する。画像表示装置400とユーザ入力装置410
はモアレフリー非直交ハーフトーンクラスタスクリーン
生成装置300と統合することができる。
【0041】上に概略を述べた典型的な手順は、この分
野の専門家にとって明らかなように、多くの異なる代替
物または変更物によって修正できることを理解された
い。たとえば、セルサイズに加えて、他の拘束条件を使
用することができる。同様に、サイズ、位置付け、角
度、ハードウェア特性、等に従って、解集合を分類した
り、さらに拘束を加えることができる。
【0042】本発明の典型的な実施例はさまざまの基本
拘束条件と追加拘束条件を有するが、明かに基本拘束条
件および/または追加拘束条件が空集合(null set)を含
むことがあることを理解されたい。すなわち、本発明さ
まざまの典型的な実施例は、必要ならば、どの基本拘束
条件および/または追加拘束条件も適用せずに、非直交
クラスタセルまたは線スクリーンの組合せを識別および
/または選択することができる。
【0043】図8は、本発明に従って、または実質上モ
アレフリー非直交クラスタスクリーン、あるいは結合さ
れた実質上モアレフリー非直交クラスタと実質上モアレ
フリー線スクリーンを使用して、画像をハードウェア化
処理するのに適したカラーハーフトーン化処理印刷装置
500の1つの典型的な実施例のブロック図である。カ
ラーハーフトーン化処理印刷装置500は、入出力イン
タフェース510、画像処理装置520、メモリ53
0、および画像形成エンジン540を備え、それぞれが
制御/データバス515に接続されている。少なくとも
1つの連続トーン領域を含む、画像データソース600
から受け取った画像データは、画像処理装置520の指
示の下に、入出力インタフェース510を通じてメモリ
530へ転送される。
【0044】画像処理装置520は、異なるカラーセパ
レーションごとに選択された非直交クラスタ(上に述べ
た典型的な実施例の1つに従って選択された)を使用し
て、画像データソース600から受け取った連続トーン
画像データを2進ラスターデータに変換する。画像処理
装置520は、画像データおよび/または画像データを
処理する命令を保存するためにメモリ530を使用す
る。選択された非直交クラスタを使用して少なくとも画
像データの連続トーン部分をハーフトーン化ラスターデ
ータに変換した後、画像処理装置520は、制御/デー
タバス515を通じて、制御信号とラスターデータ信号
を画像形成エンジン540へ送り、画像データソース6
00から受け取った画像データのハーフトーン版を印刷
させる。画像処理装置520は本発明に従って選択され
た非直交ハーフトーンスクリーンを使用しているので、
得られたハーフトーン画像は実質上モアレがない。画像
形成エンジン540は、レーザまたはインクジェットプ
リンタ、ディジタル複写機、ファクシミリ装置、内蔵プ
リンタを備えたコンピュータ、あるいはハーフトーンラ
スターデータに基づいてハードコピー画像出力を生成す
ることができる他のどんな装置であってもよい。
【0045】画像処理装置520は、1つまたはそれ以
上の汎用または専用コンピュータ、プログラムされたマ
イクロプロセッサ、またはマイクロコントローラと周辺
集積回路要素、ASIC、または他の論理回路(たとえ
ば個別要素回路)、プログラム可能な論理デバイス(た
とえばPLD、PLA、FPGA、または同種デバイ
ス)であってもよいことを理解されたい。
【0046】また、電子画像データは、物理的な原文書
から画像を印刷する時に生成することができるが、過去
にいつ生成されたものでもよいことを理解されたい。ま
た、電子画像データは、物理的な原文書から生成された
ものである必要性はなく、スクラッチから電子的に生成
されたものであってもよい。したがって、画像データソ
ース600は、電子画像データを生成し、保存し、およ
び/またはカラーハーフトーン化処理印刷装置500へ
送信する既存の、またはより最近開発されたシステムま
たはデバイスである。
【0047】図8に示したカラーハーフトーン化処理印
刷装置500は、幾つかの個別構成要素で構成されてい
るが、それらの各構成要素を結合して、個々の構成要素
のすべての機能を実行するデバイスまたはシステムにす
ることができることを理解されたい。同様に、カラーハ
ーフトーン化処理印刷装置500は、本発明の精神と範
囲から逸脱することなく、図8に示した全構成要素より
少ない構成要素で構成することができる。たとえば、カ
ラーハーフトーン化処理印刷装置500は、さらに、必
要ならば、モニターを備えることができる。また、画像
処理装置520は、本発明の精神と範囲から逸脱するこ
となく、追加のメモリ、通信路、I/Oデバイス、など
の支援ハードウェアまたはデバイスを備えることができ
る。したがって、本発明に係る装置および方法は、さま
ざまのカラーセパレーションをハーフトーン化処理する
時に使用されるクラスタおよび/または線スクリーンを
選択するとき、モアレフリーカラーハーフトーン化処理
に従来利用できたよりも多くの自由度を与える。
【0048】上の典型的な手順は、前に述べたモアレフ
リー方程式に従って解集合を記述するが、モアレフリー
方程式の右側を、任意の小さい数字で置き換えることに
よって、あるいはモアレフリー方程式のパラメータの量
または表現を適切に変更することによって、本発明の精
神と範囲から逸脱することなく、同様に望ましい解集合
を見つけることができることは明かである。さらに、典
型的な実施例は、シアン、マゼンタ、およびブラックの
カラーセパレーションに対する解を記述しているが、必
要ならば、他のカラーまたはカラーの組合せで置き換え
ることができる。また、必要ならば、3つ以上または以
下のカラーセパレーションを使用することができる。
【0049】さらに、典型的な実施例は、基本的に非直
交平行四辺形のクラスタセルを含んでいるとして解集合
に言及しているが、本発明に係る典型的な実施例は非平
行四辺形のドットにも当てはまることを理解されたい。
たとえば、代表的なハーフトーンベクトルがなす角度の
中にそれぞれの形状の外境界線が実質上入っている正方
形、長方形、三角形、楕円形、偏球面形または長球面
形、台形、等を使用することができる。したがって、本
発明のさまざまの典型的な実施例は、さまざまの少なく
とも実質上モアレフリークラスタセルの組合せ(それら
のハーフトーンドット境界線はそれぞれの空間または周
波数領域ベクトルによって実質上定義することができ
る)を適当に生成する、および/または使用できること
を理解されたい。セルタイプの多くの代替物、修正物あ
るいは変更物、およびモアレフリー条件を満たすように
さまざまのセルタイプを組み合わせる手順は、この分野
の専門家にとって明かである。したがって、発明の精神
と範囲から逸脱することなく、さまざまの変更を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】単一セルハーフトーンスクリーンの2次元空間
ベクトル表示の図である。
【図2】図1のハーフトーンスクリーンの周波数ベクト
ル表示の図である。
【図3】3つの単一セルハーフトーンスクリーンの周波
数領域表示の図である。
【図4】モアレフリー条件を満たすように拘束された図
3の典型的な周波数領域表示の図である。
【図5】本発明に従って少なくとも実質上モアレフリー
のカラーハーフトーン化処理を行うため非直交単一セル
ハーフトーンスクリーンの組合せを決定する方法の典型
的な一実施例の概略を示すフローチャートである。
【図6】本発明に従って見つけた実質上モアレフリーの
4カラー単一セルハーフトーンスクリーンの周波数ベク
トル表示の図である。
【図7】本発明に従って実質上モアレフリーのカラー印
刷を行うための非直交単一セルハーフトーンスクリーン
の組合せを生成するため使用することができるシステム
のブロック図である。
【図8】本発明に係るハーフトーンスクリーンの組合せ
の典型的な実施例を使用して、実質上モアレフリーのハ
ーフトーン画像を形成する典型的なハーフトーン印刷装
置のブロック図である。
【符号の説明】
1,V2 空間ベクトル F1,F2 周波数ベクトル 300 実質上モアレフリー非直交ハーフトーンクラス
タスクリーン生成装置 310 入出力インタフェース 320 コントローラ 330 メモリ 331 「位置付けされた非直交クラスタセル」メモリ
セグメント 333 「基本拘束条件」メモリセグメント 335 「追加拘束条件」メモリセグメント 337 「識別された組合せ」メモリセグメント 339 「選択された組合せ」メモリセグメント 340 非直交クラスタセル位置付け回路、 350 クラスタセル除去回路 360 組合せ識別回路 370 組合せ除去回路 380 制御/データバス 390 組合せ選択回路 400 表示装置 410 ユーザ入力装置 402、412 リンク 500 カラーハーフトーン化処理印刷装置 510 入出力インタフェース 515 制御/データバス 520 画像処理装置 530 メモリ 540 画像形成エンジン 600 画像データソース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/60 B41J 3/00 A Fターム(参考) 2C262 AB01 BB03 BB20 BB21 BC11 5B021 AA01 LG07 5B057 AA11 CA01 CA08 CA16 CB01 CB07 CB16 CE13 CE16 5C077 LL03 MP02 MP08 NN04 PP33 PQ08 SS02 TT02 5C079 HB03 LA31 LC01 LC14 NA02 PA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質上モアレの無い4カラー・ハーフト
    ーン化処理のため複数の非直交ハーフトーンスクリーン
    を生成する方法であって、 2つの周波数ベクトルFn1=(fxn1,fyn1)とFn2
    (fxn2,fyn2)と(ここで、n=4つの異なるカラ
    ーのカラー指標a,b,c,dである。)によって実質
    上特定される像平面をタイル表示するのに適した非直交
    ハーフトーンセルを位置付けするステップと、 以下の式を同時に満たす4つの非直交ハーフトーンセル
    の組合せを識別するステップと、 Fa1+Fb1+Fc1=0 Fa2+Fb2+Fc2=0 および Fa1+Fb2+Fd1=0 Fa2+Fb1+Fd2=0 (ここで、Fd1≠Fc1、Fd1≠Fc2、Fd2≠Fc1、Fd2
    ≠Fc2である。) および |Fnx±Fmy|>M (ここで、M=最小の許容し得る2カラーモアレ周波数 n=a,b,c,d m=a,b,c,d n≠m x=1,2 y=1,2である)、 4つの非直交ハーフトーンセルの識別された組合せの1
    つを選択するステップと、 選択した前記組合せの各非直交ハーフトーンセルをカラ
    ーハーフトーンプリンタの1つまたはそれ以上のカラー
    セパレーションに対応づけるステップと、 から成ることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 各非直交ハーフトーンセルを特定する2
    つの周波数ベクトルは以下の式を満たすことを特徴とす
    る請求項1に記載の方法。 |Fn1±Fn2|>|Fn1| |Fn1±Fn2|>|Fn2
  3. 【請求項3】 「非直交」には、直角を内に含むセル形
    状が含まれることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 さらに、 位置付けされた非直交ハーフトーンセルに拘束条件を適
    用するステップと、 位置付けされた非直交ハーフトーンセルから拘束条件を
    満たさない非直交ハーフトーンセルを除去するステップ
    と、 を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 実質上モアレの無い4カラー・ハーフト
    ーン化処理のため非直交ハーフトーンスクリーンを生成
    する装置であって、 2つの周波数ベクトルFn1=(fxn1,fyn1)とFn2
    (fxn2,fyn2)と(ここで、n=4つの異なるカラ
    ーのカラー指標a,b,c,dである。)によって実質
    上特定される画像平面をタイル表示するのに適した非直
    交ハーフトーンセルを位置付けする非直交ハーフトーン
    セル位置付け回路(ルーチンまたはエージェント)と、 以下の式を同時に満たす4つの非直交ハーフトーンセル
    の組合せを識別する第1非直交ハーフトーンセル組合せ
    識別回路(ルーチンまたはエージェント)と、 Fa1+Fb1+Fc1=0 Fa2+Fb2+Fc2=0 および Fa1+Fb2+Fd1=0 Fa2+Fb1+Fd2=0 (ここで、Fd1≠Fc1、Fd1≠Fc2、Fd2≠Fc1、Fd2
    ≠Fc2である。) および |Fnx±Fmy|>M (ここで、M=最小許容2カラーモアレ周波数 n=a,b,c,d m=a,b,c,d n≠m x=1,2 y=1,2である)、 4つのハーフトーンセルの識別された組合せの1つを選
    択し、選択した前記組合せの各ハーフトーンセルをカラ
    ーハーフトーンプリンタのカラーセパレーションに対応
    づける、非直交ハーフトーンセル選択回路(ルーチンま
    たはエージェント)と、 を備えていることを特徴とする装置。
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