JP2003124895A - 光一芯二芯兼用伝送装置 - Google Patents

光一芯二芯兼用伝送装置

Info

Publication number
JP2003124895A
JP2003124895A JP2001321690A JP2001321690A JP2003124895A JP 2003124895 A JP2003124895 A JP 2003124895A JP 2001321690 A JP2001321690 A JP 2001321690A JP 2001321690 A JP2001321690 A JP 2001321690A JP 2003124895 A JP2003124895 A JP 2003124895A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
core
port
transmission
demultiplexer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001321690A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3858663B2 (ja
Inventor
Kazuhito Igai
一仁 猪飼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2001321690A priority Critical patent/JP3858663B2/ja
Publication of JP2003124895A publication Critical patent/JP2003124895A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3858663B2 publication Critical patent/JP3858663B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Integrated Circuits (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 全二重通信に適用可能な光一芯二芯兼用伝送
装置を提供する。 【解決手段】 光一芯二芯兼用伝送装置1は、光合分波
器13と、発光素子14と、受光素子15とを有してい
る。光合分波器13は、第1の波長の光をポートA,C
間およびポートB,D間に通し、第2の波長の光をポー
トB,C間に通す。発光素子14は、光合分波器13の
ポートAに接続され、第1の波長の光を出力する。受光
素子15は、光合分波器13のポートBに接続され、第
1および第2の波長の光を検出する。光合分波器13の
ポートCには、光二芯伝送方式用の2本の光伝送路の一
方または光一芯伝送方式用の1本の光伝送路が選択的に
接続され、光合分波器13のポートCには、光二芯伝送
方式用の2本の光伝送路の他方が選択的に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光一芯二芯兼用伝
送装置に関し、より詳しくは、光一芯伝送装置および光
二芯伝送装置のどちらとでも対向して通信可能な光一芯
二芯兼用伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光伝送装置を用いて通信を行なう方式と
して主に次の二つがある。一つは、送信信号と受信信号
とを別々の伝送路を介して伝送する光二芯伝送方式であ
り、FDDI(Fiber Distributed Data Interface)−
LAN等に代表される構内通信網において利用される。
他の一つは、送信信号と受信信号とを多重し同一の伝送
路を介して伝送する光一芯伝送方式であり、ATM(As
ynchronous Transfer Mode)加入者等に代表される公共
通信網において利用される。
【0003】従来、このような構内通信網と公共通信網
とは互いに独立して運用されてきたため、光二芯伝送方
式に対応する光伝送装置間、または光一芯伝送方式に対
応する光伝送装置間のみで通信が可能となっていた。し
かし今後は、構内通信網と公共通信網とが相互接続され
る必要性が生じてくるものと考えられる。そこで、特開
2000−307524号公報に、光二芯伝送方式およ
び光一芯伝送方式の両方に対応可能な光一芯二芯兼用伝
送装置が提案されている。以下、この光一芯二芯兼用伝
送装置について、図7を参照して説明する。
【0004】図7に示す従来の光一芯二芯兼用伝送装置
101は、光二芯伝送方式で用いられる2本の光伝送路
のうちの送信用伝送路の接続端部に設けられたプラグ
(図示せず)、または光一芯伝送方式で用いられる1本
の光伝送路の接続端部に設けられたプラグ(図示せず)
を受容するための送受信ポート111を有している。ま
た、光二芯伝送方式で用いられる2本の光伝送路のうち
の受信用伝送路の接続端部に設けられたプラグ(図示せ
ず)を受容するための受信ポート112を有している。
【0005】送受信ポート111の内端には、ハーフミ
ラープリズム113を介して、レーザダイオード(L
D)114およびフォトダイオード(PD)115Aが
配設されている。また、受信ポート112の内端には、
フォトダイオード(PD)115Bが配設されている。
レーザダイオード114およびフォトダイオード115
A,115Bは電気回路116に接続されている。この
電気回路116は、外部装置(図示せず)から入力され
た信号を基にレーザダイオード114を駆動するととも
に、フォトダイオード115A,115Bからの信号を
上記外部装置へ送出する機能を有している。
【0006】このような構成の光一芯二芯兼用伝送装置
101を光二芯伝送方式に対応させた場合、電気回路1
16の駆動によりレーザダイオード114から出力され
た光信号は、ハーフミラープリズム113を介し、送受
信ポート111に挿入された送信用伝送路に入射する。
また、受信ポート112に挿入された受信用伝送路から
の光信号は、フォトダイオード115Bに送られ、電気
信号に変換されて電気回路116に出力される。一方、
光一芯二芯兼用伝送装置101を光一芯伝送方式に対応
させた場合、レーザダイオード114から出力された光
信号は、ハーフミラープリズム113を介し、光伝送路
に入射する。また、光伝送路からの光信号は、ハーフミ
ラープリズム113を介し、フォトダイオード115A
に送られ、電気信号に変換されて電気回路116に出力
される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光一芯二芯兼用伝送装置101では、送受信ポート11
1の内端にハーフミラープリズム113を介してレーザ
ダイオード114およびフォトダイオード115Aを配
設しているので、光一芯二芯兼用伝送装置101を光一
芯伝送方式に対応させた場合、光一芯二芯兼用伝送装置
101から送信された光信号が光伝送路上や光伝送路の
接続部等で反射されて生じる反射光を自らのフォトダイ
オード115Aで受信してしまう。このため、送信と受
信とを時分割で行なう必要があり、送信と受信とを同時
に行なう全二重通信には適用できなかった。このように
従来の光一芯二芯兼用伝送装置101は全二重通信には
適用できないので、通信に長時間を要するという問題が
あった。
【0008】本発明はこのような課題を解決するために
なされたものであり、その目的は、全二重通信に適用可
能な光一芯二芯兼用伝送装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の光一芯二芯兼用伝送装置は、送信用
および受信用の2本の光伝送路を介して第1の波長の光
を送受信する光二芯伝送装置または1本の光伝送路を介
して第1の波長の光を受信するとともに第1の波長とは
異なる第2の波長の光を送信する光一芯伝送装置に選択
的に接続される光一芯二芯兼用伝送装置であって、第1
ないし第4のポートを有する光合分波器と、この光合分
波器の第1のポートに接続され第1の波長の光を出力す
る発光素子と、光合分波器の第2のポートに接続され第
1および第2の波長の光を検出する受光素子とを備え、
光合分波器は、第1の波長の光を第1のポートと第3の
ポートとの間および第2のポートと第4のポートとの間
に通すとともに、第2の波長の光を第2のポートと第3
のポートとの間に通し、光合分波器の第3のポートは、
光二芯伝送装置に接続された2本の光伝送路の一方また
は光一芯伝送装置に接続された1本の光伝送路に選択的
に接続され、光合分波器の第4のポートは、光二芯伝送
装置に接続された2本の光伝送路の他方に選択的に接続
されることを特徴とする。
【0010】この光一芯二芯兼用伝送装置を光一芯伝送
方式に対応させ、光一芯伝送装置に接続された1本の光
伝送路を光合分波器の第3のポートに接続した場合、光
一芯二芯兼用伝送装置の発光素子から出力された第1の
波長の光の一部が光伝送路上などで反射されても、その
反射光は光合分波器の第3のポートと第1のポートとの
間を通るので、第2のポートへは向かわない。よって、
光合分波器の第2のポートに接続された受光素子により
反射光が受光されることはない。
【0011】上述した光一芯二芯兼用伝送装置におい
て、光合分波器は、第2の波長の光を第1のポートと第
4のポートとの間に通すものであってもよい。また、第
1の波長を1.3μm、第2の波長を1.5μmとして
もよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図6を参照して、本
発明の一実施の形態について詳細に説明する。なお、図
1〜図6において、同一部分には同一符号を付してい
る。図1は、本発明の光一芯二芯兼用伝送装置の一実施
の形態の構成を示すブロック図である。この光一芯二芯
兼用伝送装置1は、送受信ポート11と、受信ポート1
2と、光合分波器13と、発光素子としてのレーザダイ
オード14と、受光素子としてのフォトダイオード15
と、電気回路16とから構成されている。
【0013】送受信ポート11は、光二芯伝送方式で用
いられる2本の光伝送路のうちの送信用伝送路の接続端
部に設けられたプラグ(図示せず)、または光一芯伝送
方式で用いられる1本の光伝送路の接続端部に設けられ
たプラグ(図示せず)を受容するためのものである。ま
た、受信ポート12は、光二芯伝送方式で用いられる2
本の光伝送路のうちの受信用伝送路の接続端部に設けら
れたプラグ(図示せず)を受容するためのものである。
【0014】光合分波器13は、第1〜第4のポートA
〜Dを有する4ポート光合分波器であり、複数ポートか
らの異なる波長の入射光を合波するとともに、波長多重
された光信号を波長毎に分離する機能を有するものであ
る。この光合分波器13の特性は表1に示す通りであ
る。すなわち、第1の波長として波長1.3μm帯の光
をポートAとポートCとの間およびポートBとポートD
との間に通す。また、第2の波長として波長1.5μm
帯の光をポートAとポートDとの間およびポートBとポ
ートCとの間に通す。なお、波長1.3μm帯の光はポ
ートAとポートDとの間およびポートBとポートCとの
間をほとんど通らず、また波長1.5μm帯の光はポー
トAとポートCとの間およびポートBとポートDとの間
をほとんど通らない。
【0015】
【表1】
【0016】なお、上記送受信ポート11は、そこに挿
入された光伝送路の端面が光合分波器13のポートCと
対向するように配設される。また、上記受信ポート12
は、そこに挿入された光伝送路の端面が光合分波器13
のポートDと対向するように配設される。
【0017】レーザダイオード14は、波長1.3μm
帯のレーザ光を出力するものである。レーザダイオード
14は、光合分波器13のポートAと対向する位置に配
設され、ポートAと光学的に接続されている。レーザダ
イオード14の代わりに発光ダイオード等を用いてもよ
い。なお、図面ではレーザダイオード14を1.3μm
帯LDと表記している。フォトダイオード15は、少な
くとも1.3μm〜1.5μmの波長帯の光を検出する
ものであり、受信した光信号を電気信号に変換する機能
を有している。フォトダイオード15は、光合分波器1
3のポートBと対向する位置に配設され、ポートBと光
学的に接続されている。なお、図面ではレーザダイオー
ド15をPDと表記している。
【0018】電気回路16は、レーザダイオード14お
よびフォトダイオード15と電気的に接続され、外部装
置(図示せず)からの信号を受け取り、この信号を基に
レーザダイオード14を駆動するとともに、フォトダイ
オード15の出力信号を受け取り、上記外部装置へ送出
する機能を有している。
【0019】次に、図2を参照して、光合分波器13の
構成例について説明する。図2(a)に示す光合分波器
13Aは、2本の光ファイバ71,72のそれぞれの中
央部側面73を融着させたものである。2本の光ファイ
バ71,72の結合のさせ方により、ある波長λ1 の光
に対しては入射した光ファイバをそのまま透過させ、他
のある波長λ2 の光に対してはすべて他の光ファイバに
結合させることができる。図2(b)に示す光合分波器
13Bは、光ファイバ71,72に代えて、光導波路8
1,82で構成したものである。
【0020】図2(c)に示す光合分波器13Cは、セ
ルフォックレンズ91にフィルタ92を組み込み、セル
フォックレンズ91の一端面に2本の光ファイバ93,
94を配設するとともに、セルフォックレンズ91の他
端面に2本の光ファイバ95,96を配設したものであ
る。フィルタ92は、特定の波長λ2 の光のみを反射す
るものであり、波長λ1 の光は透過させる。なお、図2
に示す符号A〜Dは、光合分波器13のポートA〜Dに
対応している。
【0021】以上のような構成を有する光一芯二芯兼用
伝送装置1は、光伝送路を介して送受信される光信号を
他の伝送路を介して外部装置に中継するものであり、光
二伝送方式および光一芯伝送方式の両方式に対応可能で
ある。まず、図3を参照して、光一芯二芯兼用伝送装置
1が光二芯伝送装置2と対向して光二芯伝送方式で通信
を行なう場合について説明する。図3に示すように、光
一芯二芯兼用伝送装置1と光二芯伝送装置2との間は、
2本の光導波路4A,4Bにより接続されている。2本
の光導波路4A,4Bは光信号を伝送するものであり、
二芯の光ファイバにより構成される。なお、光導波路4
Aが、光一芯二芯兼用伝送装置1からみた送信用伝送路
にあたり、光導波路4Bが、光一芯二芯兼用伝送装置1
からみた受信信用伝送路にあたる。
【0022】光二芯伝送装置2は、送信ポート21と、
受信ポート22と、レーザダイオード24と、フォトダ
イオード25と、電気回路26とから構成されている。
送信ポート21,22は、それぞれ光伝送路4B,4A
の接続端部に設けられたプラグ(図示せず)を受容する
ためのものである。レーザダイオード(1.3μm帯L
D)24は発光素子の一構成例であり、光一芯二芯兼用
伝送装置1のレーザダイオード14と同じ波長1.3μ
m帯のレーザ光を出力するものである。フォトダイオー
ド(PD)25は受光素子の一構成例であり、少なくと
も波長1.3μm帯の光を検出するものである。電気回
路26は、外部装置からの信号を受け取り、この信号を
基にレーザダイオード24を駆動するとともに、フォト
ダイオード25の出力信号を受け取り、上記外部装置へ
送出する機能を有している。
【0023】また、光一芯二芯兼用伝送装置1の電気回
路16は、外部装置として加入者宅側装置5に接続さ
れ、光二芯伝送装置2の電気回路26は、外部装置とし
て事業者側装置6に接続されているものとする。加入者
宅側装置5はパソコン等の端末機器等を示し、事業者側
装置6は信号の処理や切替などを行なうネットワーク機
器等を示す。
【0024】加入者宅側装置5から送信された信号は、
光一芯二芯兼用伝送装置1の電気回路16で処理され、
レーザダイオード14を駆動する信号に変換される。そ
してレーザダイオード14で波長1.3μmの光信号に
変換され、光合分波器13へと送られる。表1に示した
ように、光合分波器13のポートAから入射された波長
1.3μmの光信号は、ポートCのみから出射される。
この光信号は光伝送路4Aを介して光二芯伝送装置2へ
と送られる。光二芯伝送装置2で受け取られた光信号は
フォトダイオード25で電気信号に変換され、電気回路
26で処理されて事業者側装置6へと送られる。
【0025】また、事業者側装置6から送信された信号
は、光二芯伝送装置2の電気回路26で処理され、レー
ザダイオード24を駆動する信号に変換される。そして
レーザダイオード24で波長1.3μmの光信号に変換
され、光伝送路4Bへと送られる。光伝送路4Bを伝送
されてきた光信号は、光一芯二芯兼用伝送装置1の光合
分波器13のポートDへ送られる。表1に示したよう
に、光合分波器13のポートDから入射された波長1.
3μmの光信号は、ポートBのみから出射される。この
光信号はフォトダイオード15で電気信号に変換され、
電気回路16で処理されて加入者宅側装置5へと送られ
る。このように光一芯二芯兼用伝送装置1は、光二芯伝
送装置2と対向して光二芯伝送方式で通信を行なうこと
ができる。
【0026】また、仮に光一芯二芯兼用伝送装置1から
送信された波長1.3μmの光信号の一部が光伝送路4
A上や光伝送路4Aの接続部等で反射されて戻ってきて
も、その反射光は表1に示したように光合分波器13の
ポートCとポートAとの間を通るので、ポートBへは向
かわない。よって、反射光がフォトダイオード15によ
り受光されることはない。このため、送信と受信とを同
時に行う全二重通信を実施しても、反射光に基づく信号
が加入者宅側装置5に伝送され誤動作を引き起こすこと
はない。
【0027】次に、図4を参照して、光一芯二芯兼用伝
送装置1が光一芯伝送装置3と対向して光一芯伝送方式
で通信を行なう場合について説明する。図4に示すよう
に、光一芯二芯兼用伝送装置1と光二芯伝送装置3との
間は、1本の光導波路4Cにより接続されている。この
光導波路4Cは光信号を伝送するものであり、一芯の光
ファイバにより構成される。なお、光導波路4Cは光一
芯二芯兼用伝送装置1の送受信ポート11に挿入され
る。
【0028】光二芯伝送装置3は、送受信ポート31
と、光合分波器33と、レーザダイオード34と、フォ
トダイオード35と、電気回路36とから構成されてい
る。送受信ポート31は、光伝送路4Cの接続端部に設
けられたプラグ(図示せず)を受容するためのものであ
る。光合分波器33は、3個のポートE,F,Gを有
し、複数ポートからの異なる波長の入射光を合波すると
ともに、波長多重された光信号を波長毎に分離する機能
を有するものである。この光合分波器33の特性を表2
に示す。
【0029】
【表2】
【0030】レーザダイオード(1.5μm帯LD)3
4は発光素子の一構成例であり、光一芯二芯兼用伝送装
置1のレーザダイオード14とは異なる波長1.5μm
帯のレーザ光を出力するものである。フォトダイオード
(PD)35は受光素子の一構成例であり、少なくとも
波長1.3μm帯の光を検出するものである。電気回路
36は、外部装置からの信号を受け取り、この信号を基
にレーザダイオード34を駆動するとともに、フォトダ
イオード35の出力信号を受け取り、上記外部装置へ送
出する機能を有している。また、光一芯二芯兼用伝送装
置1の電気回路16は、外部装置として加入者宅側装置
5に接続され、光一芯伝送装置3の電気回路36は、外
部装置として事業者側装置6に接続されているものとす
る。
【0031】加入者宅側装置5から送信された信号は、
光一芯二芯兼用伝送装置1の電気回路16で処理され、
レーザダイオード14を駆動する信号に変換される。そ
してレーザダイオード14で波長1.3μmの光信号に
変換され、光合分波器13へと送られる。表1に示した
ように、光合分波器13のポートAから入射された波長
1.3μmの光信号は、ポートCのみから出射される。
この光信号は光伝送路4Cを介して光一芯伝送装置3へ
と送られる。光一芯伝送装置3で受け取られた光信号
は、光合分波器33のポートGへと送られる。表2に示
したように、光合分波器33のポートGから入射された
波長1.3μmの光信号はポートEのみから出射され、
フォトダイオード35へ送られる。そしてフォトダイオ
ード35で電気信号に変換され、電気回路36で処理さ
れて事業者側装置6へと送られる。
【0032】また、事業者側装置6から送信された信号
は、光一芯伝送装置3の電気回路36で処理され、レー
ザダイオード34を駆動する信号に変換される。そして
レーザダイオード34で波長1.5μmの光信号に変換
され、光合分波器33のポートFへと送られる。表2に
示したように、光合分波器33のポートFから入射され
た波長1.5μmの光信号はポートGから出射され、光
伝送路4Cへと送られる。光伝送路4Cを伝送されてき
た光信号は、光一芯二芯兼用伝送装置1の光合分波器1
3のポートCへ送られる。表1に示したように、光合分
波器13のポートCから入射された波長1.5μmの光
信号は、ポートBのみから出射される。この光信号はフ
ォトダイオード15で電気信号に変換され、電気回路1
6で処理されて加入者宅側装置5へと送られる。このよ
うに光一芯二芯兼用伝送装置1は、光一芯伝送装置3と
対向して光一芯芯伝送方式で通信を行なうことができ
る。
【0033】また、仮に光一芯二芯兼用伝送装置1から
送信された波長1.3μmの光信号の一部が光伝送路4
C上や光伝送路4Cの接続部等で反射されて戻ってきて
も、その反射光は表1に示したように光合分波器13の
ポートCとポートAとの間を通るので、ポートBへは向
かわない。よって、反射光がフォトダイオード15によ
り受光されることはない。このため、送信と受信とを同
時に行う全二重通信を実施しても、反射光に基づく信号
が加入者宅側装置5に伝送され誤動作を引き起こすこと
はない。したがって光一芯二芯兼用伝送装置1によれ
ば、光一芯伝送方式に対応させた状態で全二重通信を行
うことが可能である。全二重通信を行なうことにより、
通信速度を2倍以上とし、通信時間を1/2以下とする
ことができる。なお、光一芯二芯兼用伝送装置1は、光
一芯伝送方式に対応させた状態で、送信と受信とを時分
割で行なう半二重通信(ピンポン方式)にも対応可能で
あることは言うまでもない。
【0034】次に、図5を参照して、光一芯二芯兼用伝
送装置1同士が対向して光二芯伝送方式で通信を行なう
場合について説明する。ここでは2つの光一芯二芯兼用
伝送装置1を区別するために、一方を光一芯二芯兼用伝
送装置1A、他方を光一芯二芯兼用伝送装置1Bとい
う。これら2つの光一芯二芯兼用伝送装置1A,1Bの
間は、2本の光導波路4A,4Bにより接続されてい
る。光一芯二芯兼用伝送装置1Aの電気回路16は、外
部装置として加入者宅側装置5に接続され、光一芯二芯
兼用伝送装置1Bの電気回路16は、外部装置として事
業者側装置6に接続されているものとする。
【0035】加入者宅側装置5から送信された信号は、
光一芯二芯兼用伝送装置1Aの電気回路16で処理さ
れ、レーザダイオード14を駆動する信号に変換され
る。そしてレーザダイオード14で波長1.3μmの光
信号に変換され、光合分波器13へと送られる。表1に
示したように、光合分波器13のポートAから入射され
た波長1.3μmの光信号は、ポートCのみから出射さ
れる。この光信号は光伝送路4Aを介して光一芯二芯兼
用伝送装置1Bへと送られる。光一芯二芯兼用装置1B
で受け取られた光信号は、光合分波器13のポートDへ
と送られる。表1に示したように、光合分波器のポート
Dから入射された波長1.3μmの光信号はポートBの
みから出射され、フォトダイオード15へ送られる。そ
してフォトダイオード15で電気信号に変換され、電気
回路16で処理されて事業者側装置6へと送られる。事
業者側装置6からの信号についても同様である。このよ
うに光一芯二芯兼用伝送装置1同士が対向した場合、光
二芯伝送方式で通信を行なうことができる。また、この
場合も、全二重通信を行えることは言うまでもない。
【0036】対向する2つの光一芯二芯兼用伝送装置の
光信号の波長が互いに異なる場合には、光一芯伝送方式
で通信を行うこともできる。その一例を図6を参照して
説明する。光一芯二芯兼用伝送装置1Aは、図1に示し
た光一芯二芯兼用伝送装置1と同一構成を有している。
光一芯二芯兼用伝送装置1Cは、光一芯二芯兼用伝送装
置1Aとほぼ同様の構成を有するが、装置1Aが波長
1.3μm帯のレーザ光を出力するレーザダイオード
(1.3μm帯LD)14を有するのに対し、装置1C
は波長1.5μm帯のレーザ光を出力するレーザダイオ
ード(1.5μm帯LD)14Cを有している。このレ
ーザダイオード14Cは、光合分波器13のポートBと
対向する位置に配設されている。また、フォトダイオー
ド(PD)15Cは、光合分波器13のポートAと対向
する位置に配設されている。なお、送受信ポート11お
よび受信ポート12と、光合分波器13のポートCおよ
びポートDとの対応関係は、光一芯二芯兼用伝送装置1
Aと同じである。光一芯二芯兼用伝送装置1Aの電気回
路16は、外部装置として加入者宅側装置5に接続さ
れ、光一芯二芯兼用伝送装置1Cの電気回路16は、外
部装置として事業者側装置6に接続されているものとす
る。
【0037】加入者宅側装置5から送信された信号は、
光一芯二芯兼用伝送装置1Aの電気回路16で処理さ
れ、レーザダイオード14を駆動する信号に変換され
る。そしてレーザダイオード14で波長1.3μmの光
信号に変換され、光合分波器13へと送られる。表1に
示したように、光合分波器13のポートAから入射され
た波長1.3μmの光信号は、ポートCのみから出射さ
れる。この光信号は光伝送路4Cを介して光一芯二芯兼
用伝送装置1Cへと送られる。光一芯二芯兼用装置1C
で受け取られた光信号は、光合分波器13のポートCへ
と送られる。表1に示したように、光合分波器のポート
Cから入射された波長1.3μmの光信号はポートAの
みから出射され、フォトダイオード15Cへ送られる。
そしてフォトダイオード15Cで電気信号に変換され、
電気回路16で処理されて事業者側装置6へと送られ
る。
【0038】また、事業者側装置6から送信された信号
は、光一芯二芯兼用伝送装置1Cの電気回路16で処理
され、レーザダイオード14Cを駆動する信号に変換さ
れる。そしてレーザダイオード14Cで波長1.5μm
の光信号に変換され、光合分波器13へと送られる。表
1に示したように、光合分波器13のポートBから入射
された波長1.5μmの光信号は、ポートCのみから出
射される。この光信号は光伝送路4Cを介して光一芯二
芯兼用伝送装置1Aへと送られる。光一芯二芯兼用装置
1Aで受け取られた光信号は、光合分波器13のポート
Cへと送られる。表1に示したように、光合分波器のポ
ートCから入射された波長1.5μmの光信号はポート
Bのみから出射され、フォトダイオード15へ送られ
る。そしてフォトダイオード15で電気信号に変換さ
れ、電気回路16で処理されて加入者宅側装置5へと送
られる。このように、対向する2つの光一芯二芯兼用伝
送装置1A,1Cの光信号の波長が互いに異なる場合に
は、光一芯伝送方式で通信を行うことができる。また、
この場合も、全二重通信を行えることは言うまでもな
い。
【0039】なお、以上では第1の波長を1.3μm、
第2の波長を1.5μmとして説明したが、この例に限
定されるものではない。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光一芯二
芯兼用伝送装置では、第1の波長の光を第1のポートと
第3のポートとの間および第2のポートと第4のポート
との間に通し、第2の波長の光を第2のポートと第3の
ポートとの間に通す光合分波器を有している。この光一
芯二芯兼用伝送装置を光一芯伝送方式に対応させ、光一
芯伝送装置に接続された1本の光伝送路を光合分波器の
第3のポートに接続した場合、光一芯二芯兼用伝送装置
の発光素子から出力された第1の波長の光の一部が光伝
送路上などで反射されても、その反射光は光合分波器の
第3のポートと第1のポートとの間を通るので、第2の
ポートへは向かわない。よって、光合分波器の第2のポ
ートに接続された受光素子により反射光が受光されるこ
とはない。このため、送受信で異なる波長の光を用いる
ことにより、全二重通信を行うことができる。すなわ
ち、送信と受信とを同時に行うことができるので、従来
の光一芯二芯兼用伝送装置よりも通信時間を短縮するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光一芯二芯兼用伝送装置の一実施の
形態の構成を示すブロック図である。
【図2】 光合分波器の構成例を概念的に示す図であ
る。
【図3】 図1に示す光一芯二芯兼用伝送装置が光二芯
伝送装置と対向して光二芯伝送方式で通信を行なう場合
の構成を示すブロック図である。
【図4】 図1に示す光一芯二芯兼用伝送装置が光一芯
伝送装置と対向して光一芯伝送方式で通信を行なう場合
の構成を示すブロック図である。
【図5】 光一芯二芯兼用伝送装置同士が対向して光二
芯伝送方式で通信を行なう場合の構成を示すブロック図
である。
【図6】 光一芯二芯兼用伝送装置同士が対向して光一
芯伝送方式で通信を行なう場合の構成を示すブロック図
である。
【図7】 従来の光一芯二芯兼用伝送装置の構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1,1A〜1C…光一芯二芯兼用伝送装置、2…光二芯
伝送装置、3…光一芯伝送装置、4A〜4C…光伝送
路、5…加入者宅側装置、6…事業者側装置、11,3
1…送受信ポート、12,22…受信ポート、13,1
3A〜13C,33…光合分波器、14,14C,2
4,34…レーザダイオード(発光素子)、15,15
C,25,35…フォトダイオード(受光素子)、1
6,26,36…電気回路、21…送信ポート、71,
72,93〜96…光ファイバ、73…光ファイバの中
央部側面、81,82…光導波路、91…セルフォック
レンズ、92…フィルタ、A〜D…ポート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04J 14/02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信用および受信用の2本の光伝送路を
    介して第1の波長の光を送受信する光二芯伝送装置また
    は1本の光伝送路を介して前記第1の波長の光を受信す
    るとともに前記第1の波長とは異なる第2の波長の光を
    送信する光一芯伝送装置に選択的に接続される光一芯二
    芯兼用伝送装置において、 第1ないし第4のポートを有する光合分波器と、 この光合分波器の第1のポートに接続され、前記第1の
    波長の光を出力する発光素子と、 前記光合分波器の第2のポートに接続され、前記第1お
    よび第2の波長の光を検出する受光素子とを備え、 前記光合分波器は、前記第1の波長の光を第1のポート
    と第3のポートとの間および第2のポートと第4のポー
    トとの間に通すとともに、前記第2の波長の光を前記第
    2のポートと前記第3のポートとの間に通し、 前記光合分波器の第3のポートは、前記光二芯伝送装置
    に接続された前記2本の光伝送路の一方または前記光一
    芯伝送装置に接続された前記1本の光伝送路に選択的に
    接続され、 前記光合分波器の第4のポートは、前記光二芯伝送装置
    に接続された前記2本の光伝送路の他方に選択的に接続
    されることを特徴とする光一芯二芯兼用伝送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光一芯二芯兼用伝送装置
    において、 前記光合分波器は、前記第2の波長の光を前記第1のポ
    ートと前記第4のポートとの間に通すことを特徴とする
    光一芯二芯兼用伝送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の光一芯二芯兼用
    伝送装置において、 前記第1の波長は、1.3μmであり、 前記第2の波長は、1.5μmであることを特徴とする
    光一芯二芯兼用伝送装置。
JP2001321690A 2001-10-19 2001-10-19 光一芯二芯兼用伝送装置 Expired - Fee Related JP3858663B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001321690A JP3858663B2 (ja) 2001-10-19 2001-10-19 光一芯二芯兼用伝送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001321690A JP3858663B2 (ja) 2001-10-19 2001-10-19 光一芯二芯兼用伝送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003124895A true JP2003124895A (ja) 2003-04-25
JP3858663B2 JP3858663B2 (ja) 2006-12-20

Family

ID=19138869

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001321690A Expired - Fee Related JP3858663B2 (ja) 2001-10-19 2001-10-19 光一芯二芯兼用伝送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3858663B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3858663B2 (ja) 2006-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5825949A (en) Optical wavelength division multiplexer for coupling to data sources and sinks, wherein at least two data sources and sinks operate with different communication protocols
JP4371577B2 (ja) 波長分割多重化を使用するディジタル電話及びアナログビデオを同時伝送する方法及び装置
US5521734A (en) One-dimensional optical data arrays implemented within optical networks
US5119223A (en) Bidirectional light waveguide (LWG) telecommunication system and method for wavelength separation mode (bidirectional wavelength separation mode (WDM) between a central telecommunication location and plurality of decentralized telecommunication locations
JPS63502946A (ja) 光通信システム
US20090304387A1 (en) Optical data network for bilateral communication between a plurality of communication nodes
US7171081B1 (en) Plug-in coupler to convert the transceiver (transmitter/receiver, tx/rx) transmission into a bi-directional fiber
US6243175B1 (en) WDM optical communication system having reduced loss and cross-talk
JP2003255195A (ja) 波長多重コネクタ、光通信装置および光通信システム
US6198556B1 (en) WDM ring transmission system
JP3858663B2 (ja) 光一芯二芯兼用伝送装置
US10020888B1 (en) Transmitter and receiver for direct communication of multiple optical wavelengths via an optical link
JP3243326U (ja) 同じ波長及び異なる波長を受信可能な光ファイバーネットワーク信号受信モジュール
JP2005043638A (ja) 双方向光モジュール及びこれにより一芯双方向光通信を行う装置並びに一芯双方向光伝送システム
JP3348757B2 (ja) ボード間光インタコネクション装置
JP2003174414A (ja) 波長多重光伝送モジュール
JP3993091B2 (ja) データ伝送システム
JP2002051015A (ja) データコミュニケーション用インターフェース装置
KR20100050024A (ko) 광전송 시스템
JP3222407B2 (ja) 加入者宅内光通信システム
JPH07264165A (ja) 波長多重光結線装置
KR100633462B1 (ko) 수동 광 통신 시스템, 광 통신 방법 및 광 가입자 접속장치
US6259839B1 (en) Optical communication connector
JP2024060248A (ja) 信号伝送システムおよびユニット
KR100704400B1 (ko) 저밀도파장분할다중화용 다이플렉서

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051101

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060829

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060911

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090929

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100929

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110929

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120929

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130929

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees