JP2003123804A - 燃料電池の冷却方法 - Google Patents

燃料電池の冷却方法

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JP2003123804A JP2001318159A JP2001318159A JP2003123804A JP 2003123804 A JP2003123804 A JP 2003123804A JP 2001318159 A JP2001318159 A JP 2001318159A JP 2001318159 A JP2001318159 A JP 2001318159A JP 2003123804 A JP2003123804 A JP 2003123804A
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Mitsuharu Imazeki
光晴 今関
Takeshi Ushio
健 牛尾
Yoshiro Shimoyama
義郎 下山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電率の高い冷却液が燃料電池に流れないよ
うにする。 【解決手段】 燃料電池1の発電に伴う発熱を、冷却液
を循環させてラジエター4により放熱する燃料電池1の
冷却方法において、冷却液中に存在するイオンを除去す
るイオン交換器5を、冷却液循環系に設け、冷却液温度
が所定温度より低い時は、冷却液の一部をラジエター4
とイオン交換器5の間で循環させて、熱交換器5の冷却
液中のイオンを除去し、冷却液温度が前記所定温度より
高い時は、冷却液を燃料電池1と熱交換器4の間で循環
させて燃料電池1を冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、燃料電池の発電
に伴う発熱を、冷却液を循環させて熱交換器により放熱
する燃料電池の冷却方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】燃料電池自動車等に搭載される燃料電池
には、例えば固体ポリマーイオン交換膜等からなる固体
高分子電解質膜をアノードとカソードとで両側から挟み
込み、さらにその外側を一対の導電性セパレータで挟持
して形成されたセルを複数積層して構成されたスタック
からなり、各セルのアノードに燃料ガス(例えば、水素
ガスなど)を供給し、カソードに酸化剤ガス(例えば、
酸素を含む空気など)を供給して発電を行うものがあ
る。この燃料電池においては、アノードで触媒反応によ
り発生した水素イオンが、固体高分子電解質膜を通過し
てカソードまで移動し、カソードで酸素と電気化学反応
を起こして発電する。
【0003】また、この種の燃料電池では発電に伴って
発熱するので、燃料電池を所定の作動温度範囲に収める
ように、各セルのセパレータに形成された冷却液通路に
冷却液を流して燃料電池を冷却しており、さらに、この
冷却液を熱交換器により放熱して冷却している。このよ
うな冷却システムを備えている場合、寒冷環境時や低出
力運転時などに燃料電池を過冷却させないように放熱量
を制御する必要がある。従来の放熱量制御の一手法とし
て、温度に応じてサーモスタットバルブで冷却液回路を
切り換える方法がある。この方法では、冷却液がサーモ
スタットバルブの作動温度(以下、サーモスタット作動
温度という)以下の低温域では熱交換器を迂回させて燃
料電池に冷却液を循環させ、前記サーモスタット作動温
度を超える高温域では熱交換器を通して燃料電池に冷却
液を循環させるように流路を切り換える。
【0004】また、このように冷却液でセパレータを直
接冷却する冷却システムを採用する場合、冷却液を通じ
て漏電が生じないように冷却液の導電率を低く抑えなけ
ればならず、そのため、冷却液をイオン交換器等に通
し、冷却液中に存在するイオンを除去し、冷却液の導電
率を低く保つようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たサーモスタットバルブで冷却液回路を切り換えて放熱
量制御を行うシステムの場合、低温域で熱交換器をバイ
パスして冷却液を循環させている時には、熱交換器およ
びこれに冷却液を循環せしめる流路内で冷却液が滞留し
ており、熱交換器等からイオンが溶出して滞留している
冷却液の導電率が高まることがある。このように低温域
において熱交換器などに滞留する冷却液の導電率が高ま
ると、暖機完了で冷却液回路が切り換えられた時に、熱
交換器に滞留していた導電率の高い冷却液が燃料電池に
導入される虞がある。
【0006】従来は、このような事態に陥らないよう
に、熱交換器や冷却液の循環配管の材料にイオン溶出の
極めて少ない材料を使用することで対応していたが、そ
のようにすると、熱交換器の形状や製造方法等に制約を
受けることとなり、また、熱交換器の大型化や重量増
大、コストアップなどを引き起こした。また、イオン溶
出を低減するように熱交換器等の内部にコーティングを
施す等で対処する方法もあるが、コーティングが劣化す
るとイオンが溶け出す場合もある。そこで、この発明
は、冷却液温度が低い時にも熱交換器で冷却液が滞留し
ないようにし、且つ、冷却液の導電率が上昇しないよう
にした燃料電池の冷却方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載した発明は、燃料電池(例えば、後
述する実施の形態における燃料電池1)の発電に伴う発
熱を、冷却液を循環させて第1の熱交換器(例えば、後
述する実施の形態におけるラジエター4)により放熱す
る燃料電池の冷却方法において、冷却液中に存在するイ
オンを除去するイオン交換器(例えば、後述する実施の
形態におけるイオン交換器5)を、冷却液循環系に設
け、冷却液温度が所定温度より低い時は、冷却液の一部
を前記第1の熱交換器と前記イオン交換器の間で循環さ
せて、前記第1の熱交換器の冷却液中のイオンを除去
し、冷却液温度が前記所定温度より高い時は、冷却液を
前記燃料電池と前記第1の熱交換器の間で循環させて前
記燃料電池を冷却することを特徴とする。このように構
成することにより、冷却液温度が前記所定温度より低い
時に、冷却液の一部を第1の熱交換器とイオン交換器の
間で循環させて、第1の熱交換器の冷却液中のイオンを
除去するので、第1の熱交換器に冷却液が滞留すること
がなくなり、しかも、第1の熱交換器中の冷却液のイオ
ン濃度を低減することができる。
【0008】請求項2に記載した発明は、請求項1に記
載の発明において、前記第1の熱交換器とイオン交換器
の間に対向流型の第2の熱交換器(例えば、後述する実
施の形態における熱交換器6)を設け、冷却液温度が前
記所定温度より低い時は、前記第1の熱交換器に入る前
の冷却液から前記第1の熱交換器から出た後の冷却液に
熱を伝達させることを特徴とする。このように構成する
ことにより、冷却液温度が前記所定温度より低い時に冷
却液の一部を第1の熱交換器とイオン交換器の間で循環
させても、第1の熱交換器における放熱量を低く抑える
ことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る燃料電池の
冷却方法の実施の形態を図1から図6の図面を参照して
説明する。なお、以下に説明する各実施の形態における
燃料電池の冷却方法は燃料電池自動車に搭載される燃料
電池に実施した態様である。
【0010】〔第1の実施の形態〕初めに、この発明に
係る燃料電池の冷却方法の第1の実施の形態を図1から
図3の図面を参照して説明する。図1及び図2は、燃料
電池車輌に搭載された燃料電池の冷却システムの概略構
成図である。燃料電池1は、固体高分子電解質膜型の燃
料電池であり、例えば固体ポリマーイオン交換膜等から
なる固体高分子電解質膜をアノードとカソードとで両側
から挟み込み、さらにその外側を一対のセパレータで挟
持して形成されたセルを複数積層して構成されたスタッ
クからなる。この燃料電池1では、アノードに水素ガス
が供給されカソードに酸素を含む空気が供給された時
に、前記アノードで触媒反応により発生した水素イオン
が、固体高分子電解質膜を透過して前記カソードまで移
動し、該カソードで酸素と電気化学反応を起こして発電
するようになっている。なお、図1では、水素ガスと空
気の供給系および排出系の図示を省略している。
【0011】また、この燃料電池1では、前記セパレー
タに冷却液通路が形成されていて、この冷却液通路に冷
却液を流してセパレータを直接冷却することにより、燃
料電池1の温度を所定の温度範囲(例えば、燃料電池の
暖機完了後で70〜80゜c程度)に制御している。次
に、前記冷却液が流れる冷却液循環系について説明す
る。この燃料電池の冷却システムでは、サーモスタット
バルブ3によって冷却液の主流路を切り換えており、冷
却液温度がサーモスタットバルブ3の作動温度(これ
を、サーモスタット作動温度という)以下の時(これを
低温域という)には、大部分の冷却液をラジエター(第
1の熱交換器)4を迂回して燃料電池1に循環させ、冷
却液温度がサーモスタット作動温度を超えた時(これを
高温域という)には、大部分の冷却液をラジエター4に
通し冷却した上で燃料電池1に循環させている。
【0012】初めに、サーモスタットバルブ3について
図3を参照して説明する。サーモスタットバルブ3は、
ハウジング31の内部に形成されている弁室が、仕切板
33によって第1弁室34と第2弁室35の2つの部屋
に分けられており、さらに、第1弁室34と第2弁室3
5を連通する仕切板33の連通孔33aが弁体37によ
って連通および遮断可能にされている。また、サーモス
タットバルブ3は、弁室内を流れる冷却液の温度に感応
して弁体37を駆動するサーモスタット(図示せず)を
内蔵しており、冷却液がサーモスタット作動温度以下の
時、すなわち「低温域」にある時には、弁体37が図3
(A)に示すように連通孔33aを閉塞し(以下、この
状態を全閉状態という)、冷却液がサーモスタット作動
温度を超えた時、すなわち「高温域」にある時には、弁
体37が図3(B)に示すように連通孔33aから離間
する(以下、この状態を全開状態という)。なお、前記
サーモスタットについては周知技術であるので、ここで
の説明は省略する。
【0013】そして、第1弁室34に冷却液配管12,
13が接続され、第2弁室35に冷却液配管19が接続
されている。したがって、冷却液が低温域にあってサー
モスタットバルブ3が図3(A)に示す全閉状態になっ
ている場合には、冷却液配管12から第1弁室34に流
入した冷却液が冷却液配管13へと流出する。この時、
冷却液配管19は第2弁室35において閉塞した状態と
なる。一方、冷却液が高温域にあってサーモスタットバ
ルブ3が図3(B)に示す全開状態になっている場合に
は、冷却液配管19から第2弁室35に流入した冷却液
が第1弁室34を通って冷却液配管13へと流出する。
この時、弁体37が冷却液配管12の第1弁室34への
流入口12aを閉塞するようになっているので、冷却液
が冷却液配管12から第1弁室34に流入することはな
い。すなわち、サーモスタットバルブ3は、弁体37で
連通孔33aと冷却液配管12の流入口12aを連通あ
るいは遮断することにより、冷却液回路の切り換えを行
う。
【0014】次に、燃料電池1の冷却液の温度が低いた
め該冷却液を冷却する必要がない時、すなわち冷却液が
「低温域」にある時の冷却液回路を説明する。図1に示
すように、燃料電池1の冷却液通路出口1aから排出さ
れた冷却液は、冷却液配管11を介して冷却液ポンプ2
に吸引され、冷却液ポンプ2で昇圧された後、冷却液配
管12を介してサーモスタットバルブ3に導入され、さ
らに冷却液配管13を介して燃料電池1の冷却液通路入
口1bに導入され、燃料電池1内の冷却液通路を流れた
後、再び冷却液出口1aから排出され、循環する。これ
が、低温域における冷却液の主流路であり、冷却液の大
部分はこの主流路を通って燃料電池1を循環する。
【0015】この低温域においては、冷却液配管13を
流れる冷却液の一部が、冷却液配管14およびオリフィ
ス15を介してイオン交換器5に導入される。イオン交
換器5は、その内部にイオン交換樹脂が充填されてい
て、冷却液中に存在するイオンを除去し、冷却液の導電
率を低下させる。また、オリフィス15は、イオン交換
器5に流入する冷却液の流量を所定流量に制限する制限
オリフィスである。イオン交換器5によってイオン除去
された冷却液は冷却液配管16を介して冷却液配管11
に戻され、冷却液ポンプ2に吸引されて循環する。した
がって、低温域においては、燃料電池1を循環する冷却
液の一部が常にイオン交換器5を流通してイオン除去さ
れるので、燃料電池1を循環する冷却液のイオン濃度を
所定値以下に抑えることができ、その結果、該冷却液の
導電率を所定値以下に抑えて、燃料電池1内での冷却液
の絶縁性能が担保される。
【0016】さらに、低温域においては、冷却液配管1
2を流れる冷却液の一部が、冷却液配管17を介して熱
交換器(第2の熱交換器)6の1次流体通路6aに導入
され、1次流体通路6aを通過した冷却液は冷却液配管
18を介してラジエター4に供給される。このラジエタ
ー4は、自然送風あるいはファンによる強制送風で冷却
液から熱を奪い冷却する空冷式熱交換器である。ラジエ
ター4を通過した冷却液は、冷却液配管19,20を介
して熱交換器6の2次流体通路6bに導入され、2次流
体通路6bを通過した冷却液は、冷却液配管21および
オリフィス22を介して冷却液配管11に戻され、冷却
液ポンプ2に吸引されて循環する。ただし、ラジエター
4を流れる冷却液の流量は、オリフィス22によって所
定の小流量に制限されている。なお、この時には、サー
モスタットバルブ3は全閉状態であり、サーモスタット
バルブ3の連通孔33aが弁体37で閉塞されているの
で、冷却液配管19から第2弁室35を介して第1弁室
34に冷却液が流れ込むことはない。熱交換器6は1次
流体通路6aと2次流体通路6bで冷却液の流れ方向が
逆向きになる対向流型の熱交換器であり、1次流体通路
6aを流れる冷却液と2次流体通路6bを流れる冷却液
との間で熱を伝達させる。
【0017】このように、低温域の時に冷却液の一部を
ラジエター4に流すようにしたことにより、以下のよう
な作用・効果を奏する。低温域の時にラジエター4への
冷却液の供給を完全に停止すると、ラジエター4内で冷
却液が滞留するため、ラジエター4から溶出するイオン
によりラジエター4内の冷却液のイオン濃度が高まり、
導電率が高まる場合がある。このように、ラジエター4
内の冷却液のイオン濃度が高くなっていると、冷却液が
低温域から高温域に変化して、サーモスタットバルブ3
が閉弁状態から開弁状態に切り換わると、ラジエター4
に滞留していた導電率の高い冷却液が、冷却液配管13
を通って燃料電池1の冷却液通路に流れ込み、燃料電池
1内の冷却液の絶縁性能を低下させてしまう。
【0018】これに対して、第1の実施の形態のよう
に、低温域においても冷却液の一部をラジエター4に流
すようにすると、ラジエター4内において冷却液が滞留
するのを阻止することができ、ラジエター4内でイオン
濃度が上昇するのを抑制することができる。そして、こ
のラジエター4を通過した冷却液は、冷却液ポンプ2の
上流の冷却液配管11に戻されて前記主流路を流れる冷
却液と混合されるが、前述したように、主流路を流れる
冷却液の一部はイオン交換器5を循環することから、ラ
ジエター4を通過した冷却液の少なくとも一部は、イオ
ン交換器5を循環するということができる。すなわち、
低温域においては、冷却液の一部がラジエター4とイオ
ン交換器5の間で循環し、ラジエター4の冷却液中のイ
オンを除去していることとなる。これにより、低温域に
おいても、ラジエター4内の冷却液のイオン濃度を低く
抑えることができるとともに、燃料電池1を循環する冷
却液のイオン濃度を所定値以下に保持することができ
る。
【0019】また、熱交換器6において、ラジエター4
に入る冷却液(1次流体通路6aを流れる冷却液)とラ
ジエター4から出た冷却液(2次流体通路6bを流れる
冷却液)の間で熱交換するようにしたことにより、以下
のような作用・効果を奏する。熱交換器6を設けなかっ
た場合、ラジエター4には燃料電池1から受熱して温め
られた冷却液が導入されるようになり、この冷却液はラ
ジエター4を流れる際に放熱して冷却されるが、例え
ば、寒冷環境下で低出力運転をする時などには相当な低
温になり、その低温の冷却液が冷却液ポンプ2の上流に
戻され、前記主流路を流れる冷却液と混合される結果、
例え小流量であるとは言え主流路を流れる冷却液の温度
に対する影響は大きく、燃料電池1に供給される冷却液
の温度を低下させ、燃料電池1を過冷却させてしまい、
燃料電池1を適正温度に保てなくなる虞がある。
【0020】これに対して、熱交換器6を設置した場合
には、燃料電池1から受熱して温められた冷却液が1次
流体通路6aに流れ、ラジエター4から出た冷たい冷却
液が2次流体通路6bを流れることから、1次流体通路
6aを流れる冷却液の熱が2次流体通路6bを流れる冷
却液に伝達され、その結果、1次流体通路6aを流れる
冷却液の温度は低下し、2次流体通路6bを流れる冷却
液の温度は上昇して、両者の温度差が小さくなる。その
結果、ラジエター4での放熱量も少なくなる。したがっ
て、熱交換器6を備えている場合には、冷却液の一部が
ラジエター4を通った後、前記主流路を流れる冷却液に
混合されても、主流路を流れる冷却液の温度に与える影
響は極めて少なく、燃料電池1に供給される冷却液の温
度を殆ど低下させることがないので、燃料電池1の過冷
却を防止して、燃料電池1を適正温度に保持することが
できる。
【0021】次に、燃料電池1の冷却液の温度が高いた
め該冷却液を冷却する必要がある時、すなわち冷却液が
「高温域」にある時の冷却液回路を説明する。この場合
には、図2に示すように、サーモスタットバルブ3が全
開状態になるので、燃料電池1の冷却液通路出口1aか
ら排出され、冷却液ポンプ2で昇圧された冷却液は、冷
却液配管12、冷却液配管17、熱交換器6の1次流体
通路6a、冷却液配管18を介してラジエター4に供給
され、ラジエター4により冷却された冷却液は、冷却液
配管19を介してサーモスタットバルブ3に導入され、
さらに冷却液配管13を介して燃料電池1の冷却液通路
入口1bに導入され、循環する。これが、高温域におけ
る冷却液の主流路であり、冷却液の大部分はこの主流路
を通って燃料電池1を循環する。なお、高温域では、サ
ーモスタットバルブ3が全開状態になり、サーモスタッ
トバルブ3における冷却液配管12の流入口12aが閉
塞されるので、冷却液配管12から第1弁室34に冷却
液が流れ込むことはない。
【0022】この高温域においても、冷却液配管13を
流れる冷却液の一部が、冷却液配管14およびオリフィ
ス15を介してイオン交換器5に導入され、イオン交換
器5によってイオン除去された冷却液は冷却液配管16
を介して冷却液配管11に戻され、冷却液ポンプ2に吸
引されて循環する。したがって、高温域においても、燃
料電池1を循環する冷却液の一部が常にイオン交換器5
を流通してイオン除去されるので、燃料電池1を循環す
る冷却液のイオン濃度を所定値以下に抑えることがで
き、その結果、該冷却液の導電率を所定値以下に抑え
て、燃料電池1内での冷却液の絶縁性能が担保される。
【0023】また、この高温域においては、ラジエター
4を通過した冷却液の一部が、冷却液配管20を介して
熱交換器6の2次流体通路6bに導入され、さらに、冷
却液配管21およびオリフィス22を介して冷却液配管
11に戻されるが、その流量はオリフィス22によって
制限されるため、前記主流路を流れる冷却液の流量と比
較すると微々たるものであり、熱交換器6における熱損
失も微々たるもので、ラジエター4の冷却性能への影響
は殆どない。
【0024】このように、冷却液温度が低温域から高温
域に変化して、サーモスタットバルブ3が全閉状態から
全開状態に切り換わり、冷却液の流路が低温域の冷却液
回路から高温域の冷却液回路に瞬時に切り換わっても、
予め低温域の時にラジエター4内の冷却液のイオン濃度
を低く抑えているので、高温域の冷却液回路に切り換わ
った直後から、イオン濃度の低い(すなわち、導電率が
低い)冷却液を燃料電池1に循環させることができる。
したがって、第1の実施の形態における燃料電池の冷却
方法によれば、冷却液の全ての温度域において燃料電池
1内の冷却液の絶縁性能を常に許容範囲内に保つことが
でき、且つ、燃料電池1の過冷却を防止し、燃料電池1
を適正温度に制御することができる。
【0025】〔第2の実施の形態〕次に、この発明に係
る燃料電池の冷却方法の第2の実施の形態を図4及び図
5の図面を参照して説明する。図4及び図5は、第2の
実施の形態における燃料電池の冷却システムの概略構成
図である。第2の実施の形態における燃料電池の冷却シ
ステムの構成で、前述した第1の実施の形態のものと相
違する点は以下の通りである。
【0026】第2の実施の形態では、イオン交換器5
は、冷却液配管11と冷却液配管13の間ではなく、冷
却液配管11と冷却液配管19の間に設置されている。
詳述すると、サーモスタットバルブ3の直ぐ上流の冷却
液配管19には、途中にオリフィス23を備えた冷却液
配管24が接続されており、冷却液配管24はイオン交
換器5に接続されている。さらに、イオン交換器5は、
冷却液配管25を介して熱交換器6の2次流体通路6b
入口に接続され、2次流体通路6b出口が冷却液配管2
1を介して冷却液配管11に接続されている。その他の
構成については第1の実施の形態のものと同じであるの
で、同一態様部分に同一符号を付して説明を省略する。
【0027】この第2の実施の形態における冷却液の流
れを説明する。初めに、冷却液温度が低温域にある時の
冷却液の流れを図4を参照して説明する。この時の冷却
液の主流路については第1の実施の形態の場合と同じで
あり、冷却液は、燃料電池1の冷却液通路出口1a→冷
却液配管11→冷却液ポンプ2→冷却液配管12→サー
モスタットバルブ3→冷却液配管13→燃料電池1の冷
却液通路入口1bを通って燃料電池1を循環する。
【0028】そして、この時に、冷却液配管12を流れ
る冷却液の一部が、冷却液配管17を介して熱交換器6
の1次流体通路6aに導入され、1次流体通路6aを通
過した冷却液は冷却液配管18を介してラジエター4に
供給される。ラジエター4を通過した冷却液は、冷却液
配管19、オリフィス23、冷却液配管24を介してイ
オン交換器5に導入され、イオン交換器5においてイオ
ン除去された冷却液は冷却液配管25を介して熱交換器
6の2次流体通路6bに導入され、2次流体通路6bを
通過した冷却液は冷却液配管21を介して冷却液配管1
1に戻され、冷却液ポンプ2に吸引されて循環する。す
なわち、この第2の実施の形態では、イオン交換器5と
熱交換器6の2次流体通路6bが直列接続されており、
同じ冷却液がイオン交換器5を通過した後に2次流体通
路6bに流れるようになっている。
【0029】この第2の実施の形態においても、低温域
において冷却液の一部がラジエター4に流れるので、ラ
ジエター4内で冷却液が滞留するのを阻止して、ラジエ
ター4内でのイオン濃度の上昇を抑制することができ
る。また、ラジエター4を通過した冷却液を、イオン交
換器5に循環させているので、ラジエター4の冷却液中
のイオンを除去することができる。したがって、低温域
においても、ラジエター4内の冷却液のイオン濃度を低
く抑えることができるとともに、燃料電池1を循環する
冷却液のイオン濃度を所定値以下に保持することができ
る。
【0030】また、この第2の実施の形態においても、
熱交換器6において、ラジエター4に導入される比較的
に温かい冷却液とラジエター4から出た冷たい冷却液の
間で熱交換が行われ、両者の温度差を小さくすることが
できるので、ラジエター4での放熱量を少なくすること
ができる。したがって、ラジエター4および熱交換器6
を通過した冷却液が主流路を流れる冷却液に混合されて
も、燃料電池1に供給される冷却液の温度を殆ど低下さ
せないようにすることができ、燃料電池1の過冷却を防
止して、燃料電池1を適正温度に保持することができ
る。
【0031】次に、冷却液温度が高温域にある時の冷却
液の流れを図5を参照して説明する。この時の冷却液の
主流路については第1の実施の形態の場合と同じであ
り、冷却液は、燃料電池1の冷却液通路出口1a→冷却
液ポンプ2→冷却液配管12→冷却液配管17→熱交換
器6の1次流体通路6a→冷却液配管18→ラジエター
4→冷却液配管19→サーモスタットバルブ3→冷却液
配管13→燃料電池1の冷却液通路入口1bを通って燃
料電池1を循環する。
【0032】そして、この時にも、冷却液配管19を流
れる冷却液の一部が、オリフィス23、冷却液配管24
を介してイオン交換器5に導入され、イオン交換器5に
おいてイオン除去された冷却液は冷却液配管25を介し
て熱交換器6の2次流体通路6bに導入され、2次流体
通路6bを通過した冷却液は冷却液配管21を介して冷
却液配管11に戻され、冷却液ポンプ2に吸引されて循
環する。したがって、高温域においても、燃料電池1を
循環する冷却液の一部が常にイオン交換器5を流通して
イオン除去されるので、燃料電池1を循環する冷却液の
イオン濃度を所定値以下に抑えることができる。
【0033】したがって、この第2の実施の形態におい
ても、冷却液温度が低温域から高温域に変化して、サー
モスタットバルブ3が全閉状態から全開状態に切り換わ
り、冷却液の流路が低温域の冷却液回路から高温域の冷
却液回路に瞬時に切り換わっても、予め低温域の時にラ
ジエター4内の冷却液のイオン濃度を低く抑えているの
で、高温域の冷却液回路に切り換わった直後から、イオ
ン濃度の低い(すなわち、導電率が低い)冷却液を燃料
電池1に循環させることができる。
【0034】加えて、第2の実施の形態においては、イ
オン交換器5と熱交換器6の2次流体通路6bを直列接
続しているので、冷却液が高温域にある時に、ラジエタ
ー4によって冷却された冷却液のうち燃料電池1を通ら
ずに循環する冷却液の量を、第1の実施の形態の場合に
比べて減少させることができ、換言すれば、ラジエター
4によって冷却された冷却液のうち燃料電池1に循環す
る冷却液の量を増大することができ、その結果、燃料電
池1に対する冷却能力を向上させることができる。
【0035】以上のように、第2の実施の形態における
燃料電池の冷却方法によれば、冷却液の全ての温度域に
おいて燃料電池1内の冷却液の絶縁性能を常に許容範囲
内に保つことができ、且つ、燃料電池1の過冷却を防止
し、燃料電池1を適正温度に制御することができる。
【0036】〔他の実施の形態〕尚、この発明は前述し
た実施の形態に限られるものではない。例えば、熱交換
器6の構造に特に限定はなく、図6に示すように、1次
流体通路6aの内側に2次流体通路6bを配置した二重
管構造のものであってもよい。また、低温域における冷
却液回路と高温域における冷却液回路の切り換え手段
は、サーモスタットバルブに限るものではなく、温度セ
ンサと該温度センサの検出結果に応じて開閉制御される
バルブによって構成することも可能である。
【0037】
【発明の効果】以上説明するように、請求項1に記載し
た発明によれば、冷却液温度が所定温度より低い時に、
冷却液の一部を第1の熱交換器とイオン交換器の間で循
環させて、第1の熱交換器の冷却液中のイオンを除去す
るので、第1の熱交換器に冷却液が滞留することがなく
なり、しかも、第1の熱交換器中の冷却液のイオン濃度
を低減することができ、その結果、燃料電池に高イオン
濃度の冷却液が導入されるのを阻止することができ、燃
料電池内での冷却液の絶縁性能を良好に維持することが
でき、燃料電池を電気的に安定した状態に保つことがで
きるという優れた効果が奏される。
【0038】請求項2に記載した発明によれば、冷却液
温度が前記所定温度より低い時に冷却液の一部を第1の
熱交換器とイオン交換器の間で循環させても、第1の熱
交換器における放熱量を低く抑えることができるので、
冷却液の温度低下が抑制され、燃料電池の過冷却を防止
して、燃料電池を適正温度に保持することができるとい
う優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る燃料電池の冷却方法を実施可
能な燃料電池システムの第1の実施の形態におけるシス
テム構成図であり、低温域における冷却液の流れを示す
図である。
【図2】 前記第1の実施の形態におけるシステム構成
図であり、高温域における冷却液の流れを示す図であ
る。
【図3】 前記第1の実施の形態において使用されるサ
ーモスタットバルブの作動を説明するための図である
【図4】 この発明に係る燃料電池の冷却方法を実施可
能な燃料電池システムの第2の実施の形態におけるシス
テム構成図であり、低温域における冷却液の流れを示す
図である。
【図5】 前記第2の実施の形態におけるシステム構成
図であり、高温域における冷却液の流れを示す図であ
る。
【図6】 第2の熱交換器6の構造例を示す図である。
【符号の説明】 1 燃料電池 4 ラジエター(第1の熱交換器) 5 イオン交換器 6 熱交換器(第2の熱交換器)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下山 義郎 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 5H026 AA06 5H027 AA06 CC06 KK48 MM16

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料電池の発電に伴う発熱を、冷却液を
    循環させて第1の熱交換器により放熱する燃料電池の冷
    却方法において、 冷却液中に存在するイオンを除去するイオン交換器を、
    冷却液循環系に設け、 冷却液温度が所定温度より低い時は、冷却液の一部を前
    記第1の熱交換器と前記イオン交換器の間で循環させ
    て、前記第1の熱交換器の冷却液中のイオンを除去し、 冷却液温度が前記所定温度より高い時は、冷却液を前記
    燃料電池と前記第1の熱交換器の間で循環させて前記燃
    料電池を冷却することを特徴とする燃料電池の冷却方
    法。
  2. 【請求項2】 前記第1の熱交換器とイオン交換器の間
    に対向流型の第2の熱交換器を設け、冷却液温度が前記
    所定温度より低い時は、前記第1の熱交換器に入る前の
    冷却液から前記第1の熱交換器から出た後の冷却液に熱
    を伝達させることを特徴とする請求項1に記載の燃料電
    池の冷却方法。
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