JP2003122710A - ネットワークシステム、処理サーバ、情報管理サーバ及びサービス提供方法 - Google Patents

ネットワークシステム、処理サーバ、情報管理サーバ及びサービス提供方法

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JP2003122710A
JP2003122710A JP2001312790A JP2001312790A JP2003122710A JP 2003122710 A JP2003122710 A JP 2003122710A JP 2001312790 A JP2001312790 A JP 2001312790A JP 2001312790 A JP2001312790 A JP 2001312790A JP 2003122710 A JP2003122710 A JP 2003122710A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用端末の素性や属性を意識することなく各
種サービスを利用する。また、周辺機器の設定を自動的
に行う。 【解決手段】 処理サーバ10は、各種ネットワークサ
ービスを提供する。端末20、通常のユーザによりネッ
トワーク接続される。周辺機器29は、端末20に接続
される。メーカID管理サーバ30は、メーカIDと属
性管理サーバのアドレスを管理する。属性管理サーバ4
0は、機器IDとその端末の属性の対応づけを管理す
る。ネットワーク50は、情報をパケットとして伝送す
る。データベース31は、機器IDに対応する属性管理
サーバのアドレスを格納し、一元集中管理する。属性デ
ータベース41は、機器IDとその端末に対応する属性
情報を格納し、一元集中管理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各端末からの要求
に応じて情報転送処理を行うネットワークシステム、処
理サーバ、情報管理サーバ及びサービス提供方法に関
し、特に各端末の属性に応じて自動的に情報転送処理を
行うためのネットワークシステム、処理サーバ、情報管
理サーバ及びサービス提供方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高度情報化社会に伴い様々な通信
ネットワークが利用されている。特にインターネット
(Internet)は、高価な交換機が不要であり安価なルー
タ(Router)によりネットワーク構築が可能なため、全
世界に急速に拡大発展している。また拡大発展に伴い、
各ユーザに振り分けるIPアドレス(Internet Protoco
lAddress:ネットワークに接続された端末(ネットワー
クによってサーバへ接続されるコンピュータ、携帯端末
などを定義)の所在を識別する番地)の枯渇という問題
が発生していた。しかしながら、それまでの約43億個
分のアドレス情報を示す32ビットのIPアドレスを使
用したIPv4(Internet Protocol Version4)ネット
ワークから、128ビットのIPアドレスを使用したI
Pv6(Internet Protocol Version6)ネットワークへ
バージョンアップすることで解決し、更なる拡大発展が
期待されている。
【0003】このような状況の中で、IPv4あるいは
IPv6のプロトコル(Protocol:IPアドレスも含め
たデータ通信のための取り決め)を使用しているネット
ワーク、特にインターネットを利用した各種サービスも
様々なものが提供されている。例えば、インターネット
を利用して個人が使用している端末や周辺機器(以下、
両者を指す場合は電子機器と称する)に対応する情報等
をダウンロードするサービスである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このサービス
は手動により行われるため、オペレータが間違った要求
を行うと、間違った情報が渡されるという可能性もあ
る。
【0005】というのは、サーバなどにインターネット
経由で接続される端末があった場合に、その端末の素性
や属性を確認する方法は、従来のIPv4ネットワーク
の場合にはサポートされていない。そのような機能が必
要である場合は、例えば通信が確立したのちに、その相
手から自らの属性情報が送られるという方法もあるが、
相手の端末に情報送信の機能が実装されていなければな
らない。よって通常はそのような手間を避けて、通信相
手の端末の素性を知らないという前提で画一的なサービ
スを提供する。もしくは、特開平6−205113号公
報、特開平11−272574号公報に示すように、接
続相手の種別に関する情報などをオペレータであるユー
ザが事前に埋め込む等の作業をあらかじめ行っておい
て、その相手に特化したサービスを提供していた。
【0006】例えばコンテンツ配信サービスでは、配信
先には該当コンテンツの再生装置のあるなしに関わらず
ユーザからの配送要求にそのまま答える必要があった。
そのため、ユーザはコンテンツの種類と端末のスペック
などを念入りに調べなくてはならず、ユーザ側で再生で
きないのに配信してしまうという間違った配信などが行
われる可能性があった。
【0007】また、ローカルネットワーク内で周辺機器
を新規に導入する際には、その機器に適したドライバを
インストールする必要があったが、例えばインターネッ
ト上にドライバが存在するとしても、多くのドライバの
中からその周辺機器に適合したドライバを検索するわず
らわしさがあった。またこの手続きを自動化するために
は、周辺機器側、端末側に特殊なソフトウェアをインス
トールするなどの本来の目的とは異なる手間も必要であ
った。
【0008】さらにまた、分散コンピューティング環境
などでは、ネットワーク経由で分散マシンとしてエント
リするために、マシンの処理能力を分散処理スケジュー
リングサーバへ連絡する。この連絡は、人手により入
力、あるいは特別なソフトウェアをインストールするな
どの手間が必要であった。
【0009】さらに、暗号化、署名、認証などを行う際
に、相手がどのようなアルゴリズムに対応しているかを
容易に知る方法がなかったため、暗号化通信の事前のや
り取りでお互いの対応しているアルゴリズムに関する情
報交換をするなど、調査が必要であった。
【0010】本発明の目的は、上記のような点に鑑みて
なされたものであり、各端末の属性に応じて自動的に情
報転送処理を行うネットワークシステム、処理サーバ、
情報管理サーバ及びサービス提供方法を提供することを
目的とする。
【0011】また、本発明の他の目的は、各端末に接続
された周辺機器に対応する情報に対しても、自動的に情
報転送処理を行うネットワークシステム、処理サーバ、
情報管理サーバ及びサービス提供方法を提供することで
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、各端末の属性に応じて処理を行うネット
ワークシステムにおいて、機器IDとIPアドレスを内
蔵されたメモリ部を有する端末と、端末とローカルネッ
トワーク上で接続される周辺機器と、機器IDとIPア
ドレスとの対応関係を示すメーカIDデータベースを有
するメーカID管理サーバと、機器IDと各端末の属性
との関係を示す属性データベースを有する属性管理サー
バと、端末の属性に対応した処理を行う処理サーバと、
および機器IDとIPアドレスと属性と各種サービス情
報を伝送するネットワークとを有することを特徴とする
ネットワークシステムが提供される。
【0013】上記構成によれば、ユーザは意識せず、各
電子機器の属性に応じネットワークを介して自動的に情
報転送処理を行うようにしたので、各電子機器における
各種の情報が容易に利用できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明のネットワークシス
テムの原理図である。
【0015】ネットワークシステム1は、各種ネットワ
ークサービスを提供する処理サーバ10、通常のユーザ
によりネットワーク接続される端末20、端末20に接
続される周辺機器29、メーカIDと属性管理サーバの
アドレスとを管理するメーカID管理サーバ30、機器
IDとその端末の属性との対応づけを管理する属性管理
サーバ40、情報をIPパケット(Packet:ネットワー
クにおいて情報を伝送するとき、小包化されたデータの
集まり)として伝送するネットワーク50から構成され
る。ここでメーカID管理サーバ30は、機器IDに対
応する属性管理サーバを検索するためのデータベース3
1を有している。属性管理サーバ40は、機器IDとそ
の端末の属性との対応付けを管理する属性データベース
41を有している。
【0016】処理サーバ10は、端末20からの情報要
求であるIPパケットを受信し、IPパケット内のネッ
トワークアドレス部より機器IDを抽出する。抽出した
機器ID内にあるメーカIDをもとに、メーカID管理
サーバ30に対してメーカIDに対応する属性管理サー
バ40の検索を指示する。また、検索後にメーカID管
理サーバ30により送信された属性管理サーバ40の情
報をもとに、検索された属性管理サーバ40に対して機
器IDに対応する属性の検索を指示する。さらに、検索
後に属性管理サーバ40より送信された機器IDに対応
する属性をもとに、情報要求先の端末20に対し、その
属性に対応した各種ネットワークサービスを提供する。
【0017】端末20は、通常のユーザによってネット
ワーク接続され、情報要求等を行う。また情報要求時に
は、IPパケットのネットワークアドレス内に機器ID
を設定し、ネットワーク50を介してIPパケットを伝
送する。
【0018】周辺機器29は、LAN(Local Area Net
work)によってローカルネットワーク内の端末20に接
続される。また、端末20の要求に対して、各種入出力
のサービスを提供する。
【0019】メーカID管理サーバ30は、処理サーバ
10からの要求により、メーカIDをもとに、対応する
属性管理サーバ40をデータベース31により検索す
る。検索後は処理サーバ10に対し、メーカIDに対応
する属性管理サーバ40のアドレスを送信する。ここで
メーカID管理サーバ30の設置は、属性情報を取得し
たいと考える複数のサーバが、同様のデータベースを重
複して保持する必要がないように考慮したものである。
但し、属性管理サーバ40が、電子機器の提供メーカ毎
ではなくグローバルに唯一定まる場合には、設置する必
要はない。
【0020】属性管理サーバ40は、処理サーバ10か
らの要求により、機器IDをもとに、対応する属性情報
を属性データベース41より検索する。検索後は処理サ
ーバ10に対し、機器IDに対応する属性情報を送信す
る。ここで属性管理サーバ40は、電子機器を製造・販
売したメーカが管理し、属性管理用のサーバを立ち上げ
てインターネット上に公開する。但し、属性管理サーバ
40をグローバルに一つ定めたり、別途管理組織を定め
て複数のメーカの属性データベース41を持たせたりし
て、少数の属性管理サーバ40によって運用させてもよ
い。
【0021】ネットワーク50は、通信経路が張りめぐ
らされた網内にて、所定のプロトコルに基づいて情報を
伝送する。なおプロトコルとは、例えば、IPv6、H
TTP(Hypertext Transfer Protocol)、あるいはF
TP(File Transfer Protocol)である。またネットワ
ーク50は、例えばIPv6のインターネットあるいは
インターネット2(以下、いずれもIPv6ネットワー
クと称する)である。
【0022】このようなネットワークシステムによれ
ば、処理サーバ10では、端末20から送信された情報
要求パケットを受信する。そして、情報要求パケット内
のメーカIDと機器IDをもとに、端末20に最適な属
性情報をメーカ毎の属性管理サーバへ問い合わせ・確認
することができる。
【0023】これにより、ユーザ利用電子機器に関する
属性情報をユーザ利用端末から取得するのではなく、メ
ーカの提供する属性データベースから取得することがで
きる。その結果、ユーザは各種手続きを自動化でき、簡
素化することが可能になる。
【0024】以下に、本発明の実施の形態を具体的に説
明する。本発明の実施の形態では、図1に示したような
システムにおいて、処理サーバ10、端末20、メーカ
ID管理サーバ30、および属性管理サーバ40がネッ
トワーク50を介して接続される。この中で、処理サー
バ10と端末20との間、処理サーバ10と属性管理サ
ーバ40との間、および処理サーバ10とメーカID管
理サーバ30との間で、それぞれデータ伝送が行われ
る。そこで、対向する装置(以下、サーバと端末を指す
場合に定義)へのデータ送信、あるいは対向する装置か
らデータ受信する場合を例に取り、以下に本実施の形態
における各装置の機能を具体的に説明する。
【0025】図2は本発明の処理サーバの処理機能を示
した機能ブロック図である。処理サーバ10は、装置全
体の機能管理を行う処理装置11、プログラムやデータ
を一時記憶する揮発性メモリ12、データを格納する外
部記憶装置13、他の端末との通信を制御する通信処理
装置14、通信媒体との接続を行う通信I/F15から
構成されている。ここで、処理サーバ10は、端末2
0、メーカID管理サーバ30、および属性管理サーバ
40に、ネットワーク50を介してそれぞれ対向してい
る。
【0026】処理装置11は、揮発性メモリ12、外部
記憶装置13、および通信処理装置14を制御し、装置
全体の機能管理を行う。処理装置11は、例えばCPU
(Central Processing Unit)である。これは、揮発性
メモリ12内に格納されている各種プログラムを実行す
ることで、本発明の機能を実現する。ここで、処理装置
11の機能は、大別して、データ送受信部11a、受信
データ格納部11b、および各種要求処理部11cから
なる。
【0027】データ送受信部11aは、通信処理装置1
4にて受信した端末20からの情報要求パケットを、受
信データ格納部11bへ渡す。一方、端末20への各種
情報パケットを、通信処理装置14へ出力する。また、
メーカID管理サーバ30と属性管理サーバ40への各
種情報検索要求パケットを、通信処理装置14へ出力す
る。
【0028】受信データ格納部11bは、情報要求パケ
ットをネットワークアドレス部とユーザデータとに分割
し、さらにネットワークアドレス部よりメーカID部、
固体識別部も抽出して、揮発性メモリ12へ格納する。
【0029】各種要求処理部11cは、端末20からの
情報要求に対して、各種サービスを提供する。ここで各
種要求処理部11cは、端末20に対応する属性を調べ
るため、メーカIDをもとに、メーカID管理サーバ3
0へ属性管理サーバ40に対するアドレスの検索要求を
行う。また、アドレス検索後にメーカID管理サーバ3
0から受信したアドレスと機器IDをもとに、属性管理
サーバ40へ端末20に対する属性情報の検索要求を行
う。さらに、属性情報検索後に属性管理サーバ40から
受信した属性情報をもとにして、端末20に対応した各
種サービスを提供する。
【0030】揮発性メモリ12は、受信データ格納部1
1bによって、受信データが格納される。また、本発明
の機能を実現するプログラムを一時記憶する。なお、揮
発性メモリ12は、書き込み可能な揮発性の記憶媒体で
あり、例えばRAM(RandomAccess Memory)である。
【0031】外部記憶装置13は、揮発性メモリ12の
容量不足を補うため、データを格納する。また、受信し
たデータを長期保存する場合にも利用される。なお、外
部記憶装置13は、例えばハードディスク装置(Hard D
isk)である。
【0032】通信処理装置14は、データ送受信部11
aから受信した各種情報パケットあるいは各種情報検索
要求パケットを、通信I/F15、ネットワーク50を
介して、対向する各装置に送信する。一方、対向する各
装置からの情報要求パケット、情報検索済みパケットを
受信すると、データ送受信部11aへ出力する。
【0033】通信I/F15は、所定のデータ転送速
度、タイミング、ならびにプロトコルにしたがって、処
理サーバ10と通信媒体との接続を行う。また、ネット
ワーク50を介して端末20と、メーカID管理サーバ
30と、属性管理サーバ40との間でデータ伝送を行
う。なお、通信媒体とは、例えばメタルケーブル、光フ
ァイバ、および無線である。
【0034】図3は本発明の端末の処理機能を示した機
能ブロック図である。端末20は、装置全体の機能管理
を行う処理装置21、プログラムやデータを一時記憶す
る揮発性メモリ25、データを格納する外部記憶装置2
6、他の装置や周辺機器29との通信を制御する通信処
理装置27、通信媒体との接続を行う通信I/F28か
ら構成されている。ここで、端末20は、処理サーバ1
0にネットワーク50を介して対向している。
【0035】処理装置21は、表示装置22、入力装置
23、不揮発性メモリ24、揮発性メモリ25、外部記
憶装置26、および通信処理装置27を制御し、装置全
体の機能管理を行う。処理装置21は、例えばCPUで
ある。これは、揮発性メモリ25内に格納されている各
種プログラムを実行することで、本発明の機能を実現す
る。ここで、処理装置21の機能は、大別して、各種サ
ービス処理部21a、属性要求部21b、データ送受信
部21c、受信データ格納部21d、および機器検索要
求部21eからなる。
【0036】各種サービス処理部21aは、属性要求部
21bからの機器IDをパケットのネットワークアドレ
ス部に設定し、さらにユーザの指示により入力装置23
から入力された要求データをパケットに付加して、処理
サーバ10への情報要求を行う。また、周辺機器29の
機器ID等が、受信データ格納部21dにより揮発性メ
モリ25へ新規に格納された場合、すなわちローカルネ
ットワーク内に周辺機器29が新規に接続された場合に
は、周辺機器29の機器IDを利用して、処理サーバ1
0に対してドライバ等の機器設定情報を要求する。
【0037】属性要求部21bは、不揮発性メモリ24
内に格納されている機器IDを各種サービス処理部21
aへ渡す。データ送受信部21cは、通信処理装置27
にて受信した処理サーバ10、周辺機器29からの各種
情報パケットを、受信データ格納部21dへ渡す。一
方、各種サービス処理部21aから受けた、処理サーバ
10への情報要求パケット、あるいは機器検索要求部2
1eから受けた、ローカルネットワークへの機器検索用
のパケットを通信処理装置27へ出力する。
【0038】受信データ格納部21dは、データ送受信
部21cにて受信した処理サーバ10、周辺機器29か
らの各種情報パケットを分別して、揮発性メモリ25へ
格納する。ここで、処理サーバ10からのパケットは、
利用情報として揮発性メモリ25へ格納する。また、周
辺機器からのパケットは、ネットワークアドレス部とユ
ーザデータとに分割し、さらにネットワークアドレス部
よりメーカID部、固体識別部も抽出して、それぞれを
揮発性メモリ25へ格納する。
【0039】機器検索要求部21eは、端末20が属し
ているローカルネットワーク内に接続されている周辺機
器29を検索するため、機器検索用のパケットを送信す
る。ここで、機器検索要求部21eは、周辺機器29が
ローカルネットワークに接続されたときに、周辺機器2
9自身が自律的に接続用のパケットを送出しない等の場
合にも、適用することができる。また要求のタイミング
としては、端末20の起動時、定期的、タイムアウト、
あるいはユーザの要求によって機器検索するようにして
もよい。なお、接続用、機器検索用のパケットとは、例
えばブロードキャスト(Broadcast)あるいはマルチキ
ャスト(Multicast)を利用したパケットである。
【0040】表示装置22は、処理装置21の指令によ
り、揮発性メモリ25内に一時記憶されている各種サー
ビス情報を、図示しない表示画面に表示する。表示装置
22は、例えばビデオ・チップ(Video Chip)、VRA
M(Video RAM)、および、液晶ディスプレイあるいは
CRT(Cathode-ray Tube)等である。これは、ユーザ
が各サーバから各種サービスの提供を受けたときに、サ
ービス内容の表示を行うものである。
【0041】入力装置23は、ユーザによってパラメー
タ等のデータ入力を行うことができ、処理装置21に出
力される。これにより、各種サービス情報の要求を任意
に行うことができる。なお、入力装置23は、例えばキ
ーボード、マウス、および携帯電話のボタン等である。
これらは、ユーザが手動によって、装置に対してサービ
スを要求するときに利用される。
【0042】不揮発性メモリ24は、装置固有の機器I
Dを記憶している。また機器IDは、属性要求部21b
により各種サービス処理部21aへ送られる。なお、不
揮発性メモリ24は、書き込み不可能な不揮発性の記憶
媒体であり、例えばROM(Read Only Memory)であ
る。特に、機器IDは、全世界的にユニークに設定され
ている必要があり、製造メーカにより固有に設定される
ため、ROMの中でもマスクROM(Mask ROM)が適し
ている。
【0043】揮発性メモリ25は、受信データ格納部2
1dによって、受信データが格納される。また、本発明
の機能を実現するプログラムを一時記憶する。なお、揮
発性メモリ25は、書き込み可能な揮発性の記憶媒体で
あり、例えばRAMである。
【0044】外部記憶装置26は、揮発性メモリ25の
容量不足を補うため、データを格納する。また、受信し
た各種サービス情報等をインストールする記憶装置とし
ても利用される。なお、外部記憶装置26は、例えばハ
ードディスク装置である。
【0045】通信処理装置27は、データ送受信部21
cから受信した各種情報要求パケットを、通信I/F2
8、ネットワーク50を介して、対向する処理サーバ1
0へ送信する。一方、処理サーバ10からの各種情報パ
ケットを受信すると、データ送受信部21cへ出力す
る。
【0046】通信I/F28は、所定のデータ転送速
度、タイミング、ならびにプロトコルにしたがって、端
末20と通信媒体との接続を行い、ネットワーク50を
介して処理サーバ10との間でデータ伝送を行う。な
お、通信媒体とは、例えばメタルケーブル、光ファイ
バ、および無線である。
【0047】このような構成によれば、端末20の属性
情報だけでなく、周辺機器29の属性情報に対応する各
種サービスも自動的に受けることが可能である。なお、
単純に端末20の属性情報だけによるサービスを受ける
場合には、IPv6ネットワークに対応したOS(Oper
ating System)に添付のWWWブラウザ(World Wide W
eb Browser)を利用することもできる。そのため、ユー
ザは特別なアプリケーションを必要とせず、端末20の
属性のみに対応したサービスを受けることも可能であ
る。
【0048】図4は本発明のメーカID管理サーバの処
理機能を示した機能ブロック図である。メーカID管理
サーバ30は、装置全体の機能管理を行う処理装置3
2、プログラムやデータを一時記憶する揮発性メモリ3
3、外部のデータベースとの接続を行う周辺機器I/F
34、他の装置との通信を制御する通信処理装置35、
通信媒体との接続を行う通信I/F36から構成されて
いる。また、外部にメーカIDを一元集中管理している
データベース31を接続している。ここで、メーカID
管理サーバ30は、処理サーバ10にネットワーク50
を介して対向している。
【0049】処理装置32は、揮発性メモリ33と通信
処理装置35とを制御し、装置全体の機能管理を行う。
処理装置32は、例えばCPUである。これは、揮発性
メモリ33内に格納されている各種プログラムを実行す
ることで、本発明の機能を実現する。ここで、処理装置
32の機能は、大別して、データ送受信部32a、メー
カID格納部32b、および属性サーバ情報提供部32
cからなる。
【0050】データ送受信部32aは、通信処理装置3
5にて受信した処理サーバ10からのメーカID検索要
求パケットを、メーカID格納部32bへ渡す。一方、
処理サーバ10への検索済みパケットを、通信処理装置
35へ出力する。
【0051】メーカID格納部32bは、メーカID検
索要求パケットをネットワークアドレス部とユーザデー
タとに分割し、ユーザデータ内のメーカID部を抽出し
てそれぞれを揮発性メモリ33へ格納する。
【0052】属性サーバ情報提供部32cは、処理サー
バ10からの属性管理サーバ検索要求に対して、処理サ
ーバ10へメーカIDに対応する属性管理サーバのアド
レス情報を提供する。ここで検索は、処理サーバ10か
ら送られてくる検索対象のメーカIDをもとにして、デ
ータベース31により検索を行う。そして、揮発性メモ
リ33に一時記憶された検索結果をデータ送受信部32
aへ出力する。
【0053】揮発性メモリ33は、メーカID格納部3
2bによって、処理サーバ10から送られてくる検索対
象のメーカID、検索要求データ、および検索後データ
が格納される。また、本発明の機能を実現するプログラ
ムを一時記憶する。なお、揮発性メモリ33は、書き込
み可能な揮発性の記憶媒体であり、例えばRAMであ
る。
【0054】周辺機器I/F34は、外部に設置されて
いるデータベース31とメーカID管理サーバ30と
を、所定のデータ転送速度、タイミング、ならびにプロ
トコルにしたがって接続し、データ伝送を行う。
【0055】通信処理装置35は、データ送受信部32
aから受信した検索済みパケットを、通信I/F36、
ネットワーク50を介して、処理サーバ10に送信す
る。一方、処理サーバ10からの属性情報検索要求パケ
ットを受信すると、データ送受信部32aへ出力する。
【0056】通信I/F36は、所定のデータ転送速
度、タイミング、ならびにプロトコルにしたがって、メ
ーカID管理サーバ30と通信媒体との接続を行い、ネ
ットワーク50を介して処理サーバ10との間でデータ
伝送を行う。なお、通信媒体とは、例えばメタルケーブ
ル、光ファイバ、および無線である。
【0057】データベース31は、メーカIDに対応す
る属性管理サーバ40のアドレスを一元集中管理してい
る。また、属性サーバ情報提供部32cからの要求によ
り、メーカIDに対応する属性管理サーバ40のアドレ
スを検索し、揮発性メモリ33へ出力する。ここで、デ
ータベース31は、メーカID管理サーバ30の外部に
設置され、周辺機器I/F34を介してメーカID管理
サーバ30と接続される。
【0058】図5は本発明の属性管理サーバの処理機能
を示した機能ブロック図である。属性管理サーバ40
は、装置全体の機能管理を行う処理装置42、プログラ
ムやデータを一時記憶する揮発性メモリ43、外部のデ
ータベースとの接続を行う周辺機器I/F44、他の装
置との通信を制御する通信処理装置45、通信媒体との
接続を行う通信I/F46から構成されている。また、
機器IDに対応する属性情報を、一元集中管理している
属性データベース41を外部に接続している。ここで、
属性管理サーバ40は、処理サーバ10にネットワーク
50を介して対向している。
【0059】処理装置42は、揮発性メモリ43と通信
処理装置45とを制御し、装置全体の機能管理を行う。
処理装置42は、例えばCPUである。これは、揮発性
メモリ43内に格納されている各種プログラムを実行す
ることで、本発明の機能を実現する。ここで、処理装置
42の機能は、大別して、データ送受信部42a、機器
ID格納部42b、および属性情報提供部42cからな
る。
【0060】データ送受信部42aは、通信処理装置4
5にて受信した処理サーバ10からの属性情報検索要求
パケットを、機器ID格納部42bへ渡す。一方、処理
サーバ10への検索済みパケットを、通信処理装置45
へ出力する。
【0061】機器ID格納部42bは、属性情報検索要
求パケットをネットワークアドレス部とユーザデータと
に分割し、さらにユーザデータ部から機器IDも抽出し
て、それぞれを揮発性メモリ43へ格納する。
【0062】属性情報提供部42cは、処理サーバ10
からの属性情報検索要求に対して、処理サーバ10へ機
器IDに対応する属性情報を提供する。ここで検索は、
ユーザデータ内にある機器IDをもとにして、属性デー
タベース41により検索を行う。そして、揮発性メモリ
43に一時格納された検索結果をデータ送受信部42a
へ出力する。
【0063】揮発性メモリ43は、機器ID格納部42
bによって、機器ID、属性情報検索要求データ、およ
び属性情報検索後データが格納される。また、本発明の
機能を実現するプログラムを一時記憶する。なお、揮発
性メモリ43は、書き込み可能な揮発性の記憶媒体であ
り、例えばRAMである。
【0064】周辺機器I/F44は、外部に設置されて
いる属性データベース41と属性管理サーバ40とを、
所定のデータ転送速度、タイミング、ならびにプロトコ
ルにしたがって接続し、データ伝送を行う。
【0065】通信処理装置45は、データ送受信部42
aから受信した検索済みパケットを、通信I/F46、
ネットワーク50を介して、処理サーバ10に送信す
る。一方、処理サーバ10からの属性情報検索要求パケ
ットを受信すると、データ送受信部42bへ出力する。
【0066】通信I/F46は、所定のデータ転送速
度、タイミング、ならびにプロトコルにしたがって、属
性管理サーバ40と通信媒体との接続を行い、ネットワ
ーク50を介して処理サーバ10との間でデータ伝送を
行う。なお、通信媒体とは、例えばメタルケーブル、光
ファイバ、および無線である。
【0067】属性データベース41は、機器IDに対応
する属性情報を一元集中管理している。また、属性情報
提供部42cからの要求により、機器IDに対応する属
性情報を検索し、揮発性メモリ43へ出力する。ここ
で、属性データベース41は、属性管理サーバ40の外
部に設置され、周辺機器I/F44を介して属性管理サ
ーバ40と接続される。なお、属性データベース41の
詳細は、図8,9,10に後述する。
【0068】図6は本発明のネットワークシステムの具
体的な例を示す全体構成図である。ネットワークシステ
ム1は、処理サーバ10に対応するサーバ10a、サー
バ10b、サーバ10c、分散処理スケジューリングサ
ーバ10d、およびコンテンツ配信サーバ10eと、端
末20に対応する携帯端末20a、コンピュータ20
b、およびコンピュータ20cと、周辺機器29に対応
するプリンタ29a、スキャナ29bと、属性管理サー
バ40に対応する属性管理サーバ(メーカ運用)40
a、属性管理サーバ(管理組織運用)40bと、メーカ
ID管理サーバ30に対応するメーカID管理サーバ
(管理組織運用)30aとが、ネットワーク50によっ
て接続されたネットワーク環境において構成される。こ
こで、コンピュータ20c、プリンタ29a、およびス
キャナ29bはLANにより接続されている。また、属
性管理サーバ(メーカ運用)40aは、属性データベー
ス41aを有している。属性管理サーバ(管理組織運
用)40bは、属性データベース41bを有している。
メーカID管理サーバ(管理組織運用)30aは、メー
カIDデータベース31aを有している。
【0069】サーバ10a、サーバ10b、およびサー
バ10cは、端末20に分類される各種端末からの情報
要求に対して、ネットワーク50を介して各種ネットワ
ークサービスの提供を行う。
【0070】分散処理スケジューリングサーバ10d
は、ネットワーク50経由で、分散コンピューティング
の処理ノードとしてエントリしてきた端末20に対し
て、処理を分担する。その際に、ネットワークアドレス
内のメーカIDに対応する属性管理サーバ(メーカ運
用)40aを利用してその端末の処理能力を知り、適切
な分量を割り振る。これにより正確に処理の分配が可能
となる。
【0071】コンテンツ配信サーバ10eは、携帯端末
20a、コンピュータ20b、およびコンピュータ20
cなどへのコンテンツ配信の際に、メーカの提供する属
性管理サーバ(メーカ運用)40aに接続する。属性管
理サーバ(メーカ運用)40aから、その端末の再生可
能なコンテンツの種類に関する情報を取得したら、各端
末に応じてカスタマイズされたコンテンツが配信され
る。これにより、ユーザの状況に適応したコンテンツ配
信が自動的に行われる。
【0072】携帯端末20aは、無線により基地局6
0、ネットワーク50を介して各サーバに接続され、各
種サービスを受ける。なお、携帯端末20aは、携帯電
話やPHS(Personal Handy-phone System)等の周波
数帯域を利用している。
【0073】コンピュータ20bは、ネットワーク50
を介して各サーバに接続され、各種サービスを受ける。
コンピュータ20cは、LANに接続されており、図示
しないゲートウェイ(Gateway)を経由することにより
ネットワーク50を介して各サーバに接続され、各種サ
ービスを受ける。また、同一LAN内に存在しているプ
リンタ29a、スキャナ29b等の周辺機器を自動的に
検出し、ネットワークアドレス情報からメーカID、機
器IDを抽出する。そして、抽出したメーカID、機器
IDをもとに、各サーバに対してドライバを要求・ダウ
ンロードし、初期設定を行う。なおゲートウェイとは、
例えばインターネットで利用されるルータである。
【0074】プリンタ29aは、LANに接続されてお
り、同一LAN内のコンピュータ20cにより存在を自
動的に検出され、初期設定が行われる。スキャナ29b
は、LANに接続されており、同一LAN内のコンピュ
ータ20cにより存在を自動的に検出され、初期設定が
行われる。
【0075】属性管理サーバ(メーカ運用)40aは、
サーバ10a、サーバ10b、サーバ10c、分散処理
スケジューリングサーバ10d、およびコンテンツ配信
サーバ10eから検索条件と共に属性情報要求を受け
る。受付けた検索条件をもとに、属性データベース41
aにて一元集中管理されている属性情報を検索し、各サ
ーバに属性情報を提供する。なお属性管理サーバ(メー
カ運用)40aは、各サーバによりサービスが提供され
る対象電子機器を、製造・販売したメーカにより運用さ
れ、管理される。
【0076】属性データベース41aは、目的別に設置
することができ、次のように大別される。 (1) 各端末の表示装置が対応する色数、ハードウェ
アMPEGデコーダの種別、および音源の品質等の属性
を格納し、一元集中管理している。また、属性管理サー
バ(メーカ運用)40aから指示された条件により、格
納されている情報を抽出し、提供する。なお、属性はこ
れらに限定されることはなく、一般的にコンテンツ再生
に関わるハードウェアやソフトウェア情報なども想定さ
れる。
【0077】(2) 各端末や周辺機器29の種別、O
Sに対応したドライバファイルを格納し、一元集中管理
している。また、属性管理サーバ(メーカ運用)40a
から指示された条件により、格納されている情報を抽出
し、提供する。なお、属性はこれらに限定されることは
なく、ファイルの所在を表すURLや、一般的なスペッ
クを表す情報なども想定される。
【0078】(3) 各端末の処理能力を示す情報を格
納し、一元集中管理している。また、属性管理サーバ
(メーカ運用)40aから指示された条件により、格納
されている情報を抽出し、提供する。なお、属性はこれ
らに限定されることはなく、一般的なスペックを表す情
報なども想定される。
【0079】(4) 各端末のもつ共通鍵、公開鍵アル
ゴリズム、および認証方式を示す情報を格納し、一元集
中管理している。また、属性管理サーバ(メーカ運用)
40aから指示された条件により、格納されている情報
を抽出し、提供する。なお、属性はこれらに限定される
ことはなく、一方向性関数アルゴリズム、ストリーム暗
号アルゴリズム、および暗号処理を伴う高度なプロトコ
ル情報を表す情報なども想定される。
【0080】属性管理サーバ(管理組織運用)40b
は、属性管理サーバ(メーカ運用)40aと同様に、サ
ーバ10a、サーバ10b、サーバ10c、分散処理ス
ケジューリングサーバ10d、およびコンテンツ配信サ
ーバ10eから検索条件と共に属性情報要求を受ける。
受付けた検索条件をもとに、属性データベース41bに
て一元集中管理されている属性情報を検索し、各サーバ
に属性情報を提供する。なお、属性管理サーバ(管理組
織運用)40bは、各メーカにより運用・管理される属
性管理サーバ(メーカ運用)40aを使用せずに、グロ
ーバルに一つ定める場合に設置される。その際、属性管
理サーバ(管理組織運用)40bが、内部的にメーカI
D管理サーバ(管理組織運用)30aと同様の処理を行
う。
【0081】属性データベース41bは、属性管理サー
バ(メーカ運用)40aが有する属性データベース41
aと同様の機能であるため、説明の詳細は省略する。メ
ーカID管理サーバ(管理組織運用)30aは、サーバ
10a、サーバ10b、サーバ10c、分散処理スケジ
ューリングサーバ10d、およびコンテンツ配信サーバ
10eから検索条件と共にメーカID検索要求を受け
る。受付けた検索条件をもとに、メーカIDデータベー
ス31aにて一元集中管理されているメーカIDに対応
した属性管理サーバ(メーカ運用)40aのアドレス情
報を検索し、各サーバにアドレス情報を提供する。な
お、メーカID管理サーバ(管理組織運用)30aは、
各メーカにより運用・管理される属性管理サーバ(メー
カ運用)40aを使用せずに、属性管理サーバ(管理組
織運用)40bをグローバルに一つ定める場合には、設
置する必要がない。その際、属性管理サーバ(管理組織
運用)40bが、内部的にメーカID管理サーバ(管理
組織運用)30aと同様の処理を行う。
【0082】基地局60は、携帯端末20aとの間で無
線通信を行い、ネットワーク50との間で有線通信を行
う。すなわち、携帯端末20aから無線により伝送され
た情報は、有線により図示しない移動体通信交換機を経
由して、ネットワークへ中継される。
【0083】図7は本発明のネットワークアドレスのデ
ータ構成例を示す図である。図に示すように、ネットワ
ークアドレス70には、ネットワーク識別部71、機器
ID72の各データが含まれている。さらに、機器ID
72には、メーカID部72a、固体識別部72bの各
データが含まれている。
【0084】ネットワーク識別部71は、ネットワーク
50、あるいはLANに接続されている装置や周辺機器
29を論理的に識別する。これは、ネットワーク50上
の各装置や周辺機器29の属するネットワークが一意に
識別できるユニークなアドレスであり、スタティック、
あるいはルータ等によりダイナミックに設定される。こ
れにより、例えば処理サーバ10から送信されたパケッ
トは、ネットワーク50を経由して目的の端末20へ伝
送される。
【0085】機器ID72は、各装置や周辺機器29を
一意に識別する装置固有のアドレスであり、装置に内蔵
された書き込みできない不揮発性メモリに記憶される。
なお、機器ID72は、例えばMACアドレス(MAC Ad
dress)である。
【0086】メーカID部72aは、例えばIEEE
(Institute of Electrical and Electronics Engineer
s:米国電気電子技術者協会)により、メーカ毎に指定
された全世界的にユニークな識別子が割り当てられ、管
理される。また、メーカID部72aをもとに、属性管
理サーバ40のアドレス検索を行う。なお、メーカID
部72aは、例えばMACアドレス内にあるメーカ識別
番号である。
【0087】固体識別部72bは、装置や周辺機器29
を製造したメーカにより、ユニークに設定される。ま
た、固体識別部72bをもとに、属性管理サーバ40に
て属性情報の検索が行われる。なお、固体識別部72b
は、例えばMACアドレス内にある、各メーカが製品に
割り当てる固有の番号である。
【0088】図8は本発明の属性データベースの一般的
なテーブル構成例を示す図である。図8の例において、
属性情報テーブル80には、機器ID、属性情報の欄が
設けられている。属性情報欄は、さらに属性1、属性
2、属性3、属性4、・・・、属性mに細分されてい
る。例えば、この例では、機器ID欄の“0x0000
0001”に対して、属性1〜属性m欄に“値11”〜
“値1m”がメーカにより予め格納されている。以下、
同じようにして機器ID欄の“n”に対して、属性1〜
属性m欄に“値n1”〜“値nm”が予め格納されるこ
とになる。
【0089】図9は本発明の属性データベースのテーブ
ル構成例を示す図であり、(a)はハードウェア情報、
(b)はドライバ情報を示す図である。図9(a)にお
いて、属性情報テーブル80aには、機器ID、属性情
報の欄が設けられている。属性情報欄は、さらに表示2
56色、表示65536色、ハードウェアMPEG1、
ハードウェアMPEG2、音源(ノーマル)、および音
源(HQ(高音質))に細分されている。例えば、この
例では、機器ID欄の“0x00000001”に対し
て、表示256色欄に“Yes”、表示65536色欄
に“No”、ハードウェアMPEG1欄に“No”、ハ
ードウェアMPEG2欄に“No”、音源(ノーマル)
欄に“Yes”、および音源(HQ)欄に“No”がメ
ーカにより予め格納されている。以下、図のようにハー
ドウェア情報が格納されている。
【0090】図9(b)において、属性情報テーブル8
0bには、機器ID、属性情報の欄が設けられている。
属性情報欄は、さらに種別、OS1向けドライバ、およ
びOS2向けドライバに細分されている。例えば、この
例では、機器ID欄の“0x00000001”に対し
て、種別欄に“プリンタ”、OS1向けドライバ欄に
“ファイルA”、およびOS2向けドライバ欄に“ファ
イルB”がメーカにより予め格納されている。以下、図
のようにドライバ情報が格納されている。
【0091】図10は本発明の属性データベースのテー
ブル構成例を示す図であり、(a)は装置の処理能力、
(b)は暗号方式を示す図である。図10(a)におい
て、属性情報テーブル80cには、機器ID、属性情報
の欄が設けられている。属性情報欄は、端末の処理能力
である。例えば、この例では、機器ID欄の“0x00
000001”に対して、処理能力欄に“100”、同
じく“0x00000002”に対して、処理能力欄に
“10000”がメーカにより予め格納されている。以
下、図のように処理能力情報が格納されている。なお、
処理能力とは、例えばMIPS(Million Instructions
per Second)あるいはFLOPS(Floating Point Op
eration per Second)である。
【0092】図10(b)において、属性情報テーブル
80dには、機器ID、属性情報の欄が設けられてい
る。属性情報欄は、さらにDES(Data Encryption St
andard)、AES(Advanced Encryption Standard)、
RSA(Rivest Shamir Adleman)、ECC(Elliptic
Curve Cryptosystem:楕円暗号)、認証方式X、および
認証方式Yに細分されている。例えば、この例では、機
器ID欄の“0x00000001”に対して、DES
欄に“×”、AES欄に“×”、RSA欄に“×”、E
CC欄に“×”、認証方式X欄に“×”、および認証方
式Y欄に“○”がメーカにより予め格納されている。以
下、図のように認証方式の有無情報が格納されている。
【0093】以上の構成により、通信相手に関する情報
を通信相手から取得するのではなく、メーカの提供する
属性データベースから取得し、各種手続きを自動化、簡
素化することが可能になる。
【0094】次に、各対向している装置間の基本的な処
理の流れについて、具体的に説明する。図11は、本発
明の端末と処理サーバとの間の動作を説明するSDLフ
ローチャートである。端末からの情報提供要求−提供
は、以下の流れに従って処理が行われる。なお、本フロ
ーチャートの説明は、各装置の名称を原理図である図1
をもとにして行う。
【0095】[S10] 端末20側にて、処理サーバ
10に対して接続要求を行う。なお、この接続要求は、
処理サーバ10への接続要求パケットあるいは情報要求
パケットを送信することにより行われる。
【0096】[S11] 処理サーバ10側にて、端末
20からの接続要求パケットあるいは情報要求パケット
を受けて接続を行う。 [S12] ステップS11にて受信した接続要求パケ
ットあるいは情報要求パケットから、送信元(端末2
0)のネットワークアドレスを取得する。
【0097】[S13] ステップS12にて取得され
たネットワークアドレスから、さらに機器IDを取得す
る。 [S14] ステップS13にて取得された機器IDか
ら、さらにメーカIDを取得する。
【0098】[S15] 処理サーバ10にて、取得さ
れたメーカIDに対応する属性管理サーバ40のアドレ
スをメーカID管理サーバ30へ要求する。要求後、メ
ーカID管理サーバ30からの検索後情報パケットを受
信し、アドレスを取得する。
【0099】[S16] ステップS15にて取得した
アドレスをもとに、属性管理サーバ40に対して接続を
行う。 [S17] ステップS16により接続が完了すると、
属性管理サーバ40へ機器IDを送信し、属性情報を取
得する。
【0100】[S18] ステップS17により取得し
た属性情報をもとに、属性情報に対応した情報提供処
理、すなわち端末20に対応した情報提供処理を行う。 [S19] 端末20側にて、処理サーバ10からの情
報提供パケットを受信し、属性情報に対応した処理を行
う。すなわち、端末20は、提供された情報に対して装
置固有の処理を行う。
【0101】これにより、端末固有の表示、音楽再生、
あるいは映像再生等は、ユーザによる設定無しに行うこ
とができる。図12は、本発明の処理サーバとメーカI
D管理サーバとの間の動作を説明するSDLフローチャ
ートである。処理サーバからの属性管理サーバ検索要求
は、以下の流れに従って処理が行われる。なお、本フロ
ーチャートの説明は、各装置の名称を原理図である図1
をもとにして行う。
【0102】[S30] 処理サーバ10にて、メーカ
ID管理サーバ30に対して接続要求を行う。 [S31] メーカID管理サーバ30側にて、処理サ
ーバ10からの接続要求を受けて接続を行う。
【0103】[S32] ステップS31により接続が
完了したら、処理サーバ10へメーカID送信要求パケ
ットを送信する。 [S33] 処理サーバ10にて、メーカID管理サー
バ30からのメーカID送信要求パケットを受信する。
【0104】[S34] 受信したメーカID送信要求
パケットの要求に対し、検索したいメーカIDが格納さ
れた属性管理サーバ検索要求パケットを、メーカID管
理サーバ30へ送信する。
【0105】[S35] メーカID管理サーバ30に
て、処理サーバ10より送信された属性管理サーバ検索
要求パケットを受信する。そして、受信した属性管理サ
ーバ検索要求パケットからメーカIDを抽出し、取得す
る。
【0106】[S36] 取得されたメーカIDをキー
として、データベース31に対して属性管理サーバ40
のアドレス検索を行う。アドレス検索後にデータベース
31より属性管理サーバ40のアドレスを取得する。な
お、データベース31には、各メーカに対応する属性管
理サーバ40のアドレスが一元集中管理されている。
【0107】[S37] ステップS36にて取得した
属性管理サーバ40のアドレスは、属性管理サーバ情報
パケットとして処理サーバ10へ送信する。 [S38] 処理サーバ10にて、メーカID管理サー
バ30からの属性管理サーバ情報パケットを受信する。
そして、属性管理サーバ情報パケットから属性管理サー
バ40のアドレスを抽出し、取得する。
【0108】図13は、本発明の処理サーバと属性管理
サーバとの間の動作を説明するSDLフローチャートで
ある。処理サーバからの属性情報検索要求は、以下の流
れに従って処理が行われる。なお、本フローチャートの
説明は、各装置の名称を原理図である図1をもとにして
行う。
【0109】[S40] 処理サーバ10にて、属性管
理サーバ40に対して接続要求を行う。 [S41] 属性管理サーバ40側にて、処理サーバ1
0からの接続要求を受けて接続を行う。
【0110】[S42] ステップS41により接続が
完了したら、処理サーバ10へ機器ID送信要求パケッ
トを送信する。 [S43] 処理サーバ10にて、属性管理サーバ40
からの機器ID送信要求パケットを受信する。
【0111】[S44] 受信した機器ID送信要求パ
ケットの要求に対し、検索したい機器IDが格納された
属性情報検索要求パケットを、属性管理サーバ40へ送
信する。
【0112】[S45] 属性管理サーバ40にて、処
理サーバ10より送信された属性情報検索要求パケット
を受信する。そして、受信した属性情報検索要求パケッ
トから機器IDを抽出し、取得する。
【0113】[S46] 取得された機器IDをキーと
して、属性データベース41に対して端末20に対応し
た属性情報検索を行う。属性情報検索後に属性データベ
ース41より端末20に対応した属性情報を取得する。
なお、属性データベース41には、各メーカの端末20
に対応する属性情報が一元集中管理されている。
【0114】[S47] ステップS46にて取得した
端末20に対応する属性情報は、属性情報パケットとし
て処理サーバ10へ送信する。 [S48] 処理サーバ10にて、属性管理サーバ40
からの属性情報パケットを受信する。そして、属性情報
パケットから端末20に対応する属性情報を抽出し、取
得する。
【0115】次に、各対向している装置間の基本処理
を、さらに応用した処理の流れについて、具体的に説明
する。図14は、本発明の端末とコンテンツ配信サーバ
との間の動作を説明するSDLフローチャートである。
端末からの情報提供要求−提供は、以下の流れに従って
処理が行われる。なお、本フローチャートの説明は、各
装置の名称を原理図に対する構成例である図6をもとに
して行う。ここで、コンテンツ配信サーバ10eは、処
理サーバ10に属している。
【0116】[S50] 携帯端末20a、コンピュー
タ20b、およびコンピュータ20cなどの端末(以
下、各端末と称する)にて、コンテンツ配信サーバ10
eに対してコンテンツ配信要求を行う。なお、このコン
テンツ配信要求は、コンテンツ配信サーバ10eへのコ
ンテンツ配信要求パケットを送信することにより行われ
る。
【0117】[S51] コンテンツ配信サーバ10e
側にて、各端末からのコンテンツ配信要求パケットを受
けて接続を行う。 [S52] ステップS51にて受信したコンテンツ配
信要求パケットから、送信元(各端末)のネットワーク
アドレスを取得する。
【0118】[S53] ステップS52にて取得され
たネットワークアドレスから、さらに機器IDを取得す
る。 [S54] ステップS53にて取得された機器IDか
ら、さらにメーカIDを取得する。
【0119】[S55] コンテンツ配信サーバ10e
にて、取得されたメーカIDに対応する属性管理サーバ
(メーカ運用)40aのアドレスをメーカID管理サー
バ(管理組織運用)30aへ要求する。要求後、メーカ
ID管理サーバ(管理組織運用)30aからの検索後情
報パケットを受信し、アドレスを取得する。そして、取
得したアドレスをもとに、属性管理サーバ(メーカ運
用)40aに対して接続を行う。
【0120】なお、メーカ毎の属性管理サーバ(メーカ
運用)40aではなく、属性管理サーバ(管理組織運
用)40bのように、グローバルに1つ定めたり、別途
管理組織を定めて複数のメーカの属性データベースを持
たせたりして運用することも可能である。ここで、属性
管理サーバ(管理組織運用)40bをグローバルに1つ
定める場合は、メーカID管理サーバ(管理組織運用)
30aを設置しないこともできる。すなわち、属性管理
サーバ(管理組織運用)40bがグローバルに1つ設置
される場合は、直接に属性管理サーバ(管理組織運用)
40bに対して接続を行う。
【0121】[S56] ステップS55により接続が
完了すると、属性管理サーバ(メーカ運用)40aある
いは属性管理サーバ(管理組織運用)40bへ機器ID
を送信し、属性情報を取得する。
【0122】[S57] ステップS56により取得し
た属性情報をもとに、各端末の属性情報に対応したコン
テンツ対応処理をそれぞれ行う。なお、コンテンツ配信
処理の詳細については、図15にて説明する。
【0123】[S58] ステップS57により各種設
定されたコンテンツを、コンテンツ配信パケットとして
各端末へ送信する。 [S59] 各端末にて、コンテンツ配信サーバ10e
からのコンテンツ配信パケットを受信し、属性情報に対
応した処理を行う。すなわち、各端末は、提供された情
報に対して装置固有の処理を行う。
【0124】図15は、本発明のコンテンツ対応処理を
説明するSDLフローチャートである。図14のステッ
プS57が実行されると、以下の流れに従って処理が行
われる。この処理により、各種コンテンツのカスタマイ
ズ(Customize:ハードウェアやソフトウェアの設置や
機能を変更すること)処理が行われる。
【0125】[S570] 端末の機能において、ステ
ップS56により取得した属性情報をもとにして、端末
に表示機能がある場合には、ステップS571に進み、
表示機能がない場合には、ステップS572へ進む。
【0126】[S571] 端末の表示機能において、
65536色表示が可能な場合には、ステップS573
へ進み、65536色表示が可能でない場合には、ステ
ップS574へ進む。
【0127】[S572] コンテンツ配信先の端末に
表示機能がないため、コンテンツの画像設定を“画像な
し”に設定する。 [S573] 端末の表示機能において、65536色
表示可能であるため、画像設定を“65536色バージ
ョン”に設定する。
【0128】[S574] 端末の表示機能において、
65536色表示可能でないため、画像設定を“256
色バージョン”に設定する。 [S575] 端末の音声再生機能において、音源にH
Qがある場合には、ステップS576へ進み、HQがな
い場合には、ステップS577へ進む。
【0129】[S576] コンテンツ配信先端末の音
源にHQがあるため、コンテンツの音質設定を“HQ”
に設定する。そして、設定完了後は図14のステップS
57へ復帰する。
【0130】[S577] コンテンツ配信先端末の音
源にHQがないため、コンテンツの音質設定を“通常”
に設定する。そして、設定完了後は図14のステップS
57へ復帰する。
【0131】図16は、本発明の周辺機器と端末との間
の動作を説明するSDLフローチャートである。周辺機
器と端末とが起動されると、以下の流れに従って処理が
行われる。
【0132】[S60] 周辺機器29をLANに新規
ネットワーク接続し、ローカルネットワークにエントリ
する。これにより、ローカルネットワークにエントリし
た他の電子機器が、ネットワーク経由で周辺機器29を
共用利用することができる。なお、このエントリに際
し、接続用パケットが周辺機器29から送出される。
【0133】[S61] 端末20にて、ローカルネッ
トワーク上にエントリされている電子機器を検索する。
この検索では、端末20がローカルネットワークに新規
にエントリしてきた周辺機器29からの接続用パケット
が検出・受信される。
【0134】[S62] ネットワーク上において、新
規に検出された周辺機器29が存在した場合には、ステ
ップS63へ進み、周辺機器29が存在しない場合に
は、処理を終了する。
【0135】[S63] ステップS62にて受信した
接続用パケットから、送信元(周辺機器29)のネット
ワークアドレスを取得する。 [S64] ステップS63にて取得されたネットワー
クアドレスから、さらに機器IDを取得する。
【0136】[S65] ステップS64にて取得され
た機器IDから、さらにメーカIDを取得する。 [S66] 端末20にて、取得された機器IDに対応
する属性情報をダウンロードするため、処理サーバ10
に接続する。
【0137】[S67] ステップS66により接続が
完了すると、処理サーバ10へ機器IDを送信し、属性
情報を取得する。 [S68] ステップS67により取得した属性情報を
もとに、属性情報に対応した機器設定情報の提供を受け
るため、ネットワーク機器対応処理を行う。なお、ネッ
トワーク機器対応処理の詳細は、図17にて説明する。
【0138】このように、ステップS68のネットワー
ク対応処理によりドライバ等がインストールされたた
め、ネットワーク上にエントリされている端末20から
周辺機器29を容易に利用できる。
【0139】図17は、本発明のネットワーク機器対応
処理を説明するSDLフローチャートである。図16の
ステップS68が実行されると、以下の流れに従って処
理が行われる。この処理により、ローカルネットワーク
上の各種周辺機器の設定処理が行われる。
【0140】[S680] ステップS67により取得
した周辺機器の属性情報をもとにして、その周辺機器を
使用する場合には、ステップS681に進み、使用しな
い場合には、処理を終了する。
【0141】[S681] 使用する周辺機器におい
て、ドライバが対応している場合には、ステップS68
2へ進み、対応していない場合には、処理を終了する。
[S682] 使用する周辺機器のドライバが端末に対
応しているため、処理サーバ10から使用する周辺機器
のドライバをダウンロードし、インストールする。そし
て、ダウンロード完了後は図16のステップS68へ復
帰する。なお、ドライバ情報のテーブル構成は、図9
(b)にて既に説明している。
【0142】図18は、本発明の端末と分散処理スケジ
ューリングサーバとの間の動作を説明するSDLフロー
チャートである。端末から分散処理割り当て要求がある
と、以下の流れに従って処理が行われる。
【0143】[S70] 各端末にて、分散処理スケジ
ューリングサーバ10dに対して分散処理割り当て要求
を行う。なお、分散処理割り当て要求は、分散処理スケ
ジューリングサーバ10dへの分散処理割り当て要求パ
ケットを送信することにより行われる。
【0144】[S71] 分散処理スケジューリングサ
ーバ10d側にて、各端末からの分散処理割り当て要求
パケットを受けて接続を行う。 [S72] ステップS71にて受信した分散処理割り
当て要求パケットから、送信元(各端末)のネットワー
クアドレスを取得する。
【0145】[S73] ステップS72にて取得され
たネットワークアドレスから、さらに機器IDを取得す
る。 [S74] ステップS73にて取得された機器IDか
ら、さらにメーカIDを取得する。
【0146】[S75] 分散処理スケジューリングサ
ーバ10dにて、取得されたメーカIDに対応する属性
管理サーバ(メーカ運用)40aのアドレスをメーカI
D管理サーバ(管理組織運用)30aへ要求する。要求
後、メーカID管理サーバ(管理組織運用)30aから
の検索後情報パケットを受信し、アドレスを取得する。
そして、取得したアドレスをもとに、属性管理サーバ
(メーカ運用)40aに対して接続を行う。
【0147】なお、メーカ毎の属性管理サーバ(メーカ
運用)40aではなく、属性管理サーバ(管理組織運
用)40bのように、グローバルに1つ定めたり、別途
管理組織を定めて複数のメーカの属性データベースを持
たせたりして運用することも可能である。ここで、属性
管理サーバ(管理組織運用)40bをグローバルに1つ
定める場合は、メーカID管理サーバ(管理組織運用)
30aを設置しないこともできる。すなわち、属性管理
サーバ(管理組織運用)40bがグローバルに1つ設置
される場合は、直接に属性管理サーバ(管理組織運用)
40bに対して接続を行う。
【0148】[S76] ステップS75により接続が
完了すると、属性管理サーバ(メーカ運用)40aある
いは属性管理サーバ(管理組織運用)40bへ機器ID
を送信し、属性情報を取得する。
【0149】[S77] ステップS76により取得し
た属性情報をもとに、各端末の属性情報に対応した装置
基本性能対応処理をそれぞれ行う。なお、装置基本性能
対応処理の詳細については、図19にて説明する。
【0150】[S78] ステップS77により各種設
定された分散処理割り当て情報を、割り当て情報パケッ
トとして各端末へ送信する。 [S79] 各端末にて、分散処理スケジューリングサ
ーバ10dからの割り当て情報パケットを受信し、パケ
ット内の割り当て情報を抽出する。
【0151】[S80] ステップS79により抽出し
た割り当て情報をもとに、各端末は割り当てられた処理
を行う。図19は、本発明の装置基本性能対応処理を説
明するSDLフローチャートである。図18のステップ
S77が実行されると、以下の流れに従って処理が行わ
れる。この処理により、分散コンピューティングの処理
ノードとしてエントリしてきた各端末に対し、端末性能
に応じた割り当てが行われる。
【0152】[S770] ステップS76により取得
した装置の属性情報をもとにして、その装置の計算能力
が基準値以上である場合には、ステップS771に進
み、基準値以上でない場合には、ステップS772へ進
む。なお、基準値は任意に設定できるものとする。
【0153】[S771] 装置の計算能力が基準値以
上であるため、装置の計算能力に応じた処理を割り当て
る。 [S772] 装置の計算能力が基準値以上でないた
め、装置に対する分散処理の割り当ては“無”に設定す
る。そして、設定完了後は図18のステップS77へ復
帰する。なお、計算能力のテーブル構成は、図10
(a)にて既に説明している。
【0154】図20は、本発明の端末と分散処理スケジ
ューリングサーバとの間の動作を説明するSDLフロー
チャートである。これは図11、図14、および図18
の処理に対して、認証を利用した場合を例にしている。
なお、ここでは図18の分散処理スケジューリングサー
バを利用した例により説明する。端末からのデータ送信
要求は、以下の流れに従って処理が行われる。
【0155】[S90] 各端末にて、分散処理スケジ
ューリングサーバ10dに対してデータ送信要求を行
う。なお、データ送信要求は、分散処理スケジューリン
グサーバ10dへのデータ送信要求パケットを送信する
ことにより行われる。
【0156】[S91] 分散処理スケジューリングサ
ーバ10d側にて、各端末からのデータ送信要求パケッ
トを受けて接続を行う。 [S92] ステップS91にて受信したデータ送信要
求パケットから、送信元(各端末)のネットワークアド
レスを取得する。
【0157】[S93] ステップS92にて取得され
たネットワークアドレスから、さらに機器IDを取得す
る。 [S94] ステップS93にて取得された機器IDか
ら、さらにメーカIDを取得する。
【0158】[S95] 分散処理スケジューリングサ
ーバ10dにて、取得されたメーカIDに対応する属性
管理サーバ(メーカ運用)40aのアドレスをメーカI
D管理サーバ(管理組織運用)30aへ要求する。要求
後、メーカID管理サーバ(管理組織運用)30aから
の検索後情報パケットを受信し、アドレスを取得する。
そして、取得したアドレスをもとに、属性管理サーバ
(メーカ運用)40aに対して接続を行う。
【0159】なお、メーカ毎の属性管理サーバ(メーカ
運用)40aではなく、属性管理サーバ(管理組織運
用)40bのように、グローバルに1つ定めたり、別途
管理組織を定めて複数のメーカの属性データベースを持
たせたりして運用することも可能である。ここで、属性
管理サーバ(管理組織運用)40bをグローバルに1つ
定める場合は、メーカID管理サーバ(管理組織運用)
30aを設置しないこともできる。すなわち、属性管理
サーバ(管理組織運用)40bがグローバルに1つ設置
される場合は、直接に属性管理サーバ(管理組織運用)
40bに対して接続を行う。
【0160】[S96] ステップS95により接続が
完了すると、属性管理サーバ(メーカ運用)40aある
いは属性管理サーバ(管理組織運用)40bへ機器ID
を送信し、属性情報を取得する。
【0161】[S97] ステップS96により取得し
た属性情報をもとに、各端末の属性情報に対応した暗号
方式対応処理をそれぞれ行う。なお、暗号方式対応処理
の詳細については、図21にて説明する。
【0162】[S98] ステップS97により確定さ
れた各端末の暗号方式情報をもとに、各端末との相互認
証を行う。 [S99] 各端末にて、分散処理スケジューリングサ
ーバ10dと相互認証を行う。ここで、分散処理スケジ
ューリングサーバ10d側では、各端末の暗号方式情報
が分かっているため、各端末との相互認証をスムーズに
行うことができる。
【0163】[S100] 分散処理スケジューリング
サーバ10dにて、各端末との相互認証が成功した場合
には、ステップS101へ進み、成功しない場合には、
エラー終了する。
【0164】[S101] 認証が行われたため、各種
情報提供処理を行い、各端末に対し各種情報パケットを
送信する。ここで、各種情報提供処理とは、図11では
ステップS18(属性情報に応じた処理)、図14ではス
テップS57(コンテンツ対応処理)およびステップS
58(設定に基づいてコンテンツを配信)、図18では
ステップS77(装置基本性能対応処理)およびステッ
プS78(割り当てた結果を送信)を指す。
【0165】[S102] 各端末にて、分散処理スケ
ジューリングサーバ10dからの割り当て情報パケット
を受信する。図21は、本発明の暗号方式対応処理を説
明するSDLフローチャートである。図20のステップ
S97が実行されると、以下の流れに従って処理が行わ
れる。
【0166】[S970] 相手の装置が認証方式Yに
対応している場合には、ステップS971へ進み、対応
していない場合には、ステップS972へ進む。 [S971] 相手の装置が認証方式Yに対応している
ため、認証方式Yを選択する。
【0167】[S972] 相手の装置が認証方式Yに
対応していないため、認証方式Xを選択する。 [S973] 相手の装置が公開鍵アルゴリズムに対応
している場合には、ステップS974へ進み、対応して
いない場合には、ステップS976へ進む。
【0168】[S974] 相手の装置が公開鍵暗号の
一種であるECCに対応している場合には、ステップS
975へ進み、対応していない場合には、ステップS9
78へ進む。
【0169】[S975] 相手の装置がECCに対応
しているため、暗号方式としてECCを選択する。そし
て、選択完了後は図21のステップS97へ復帰する。 [S976] 相手の装置が共通鍵の一種であるAES
に対応している場合には、ステップS977へ進み、対
応していない場合には、ステップS979へ進む。
【0170】[S977] 相手の装置がAESに対応
しているため、暗号方式としてAESを選択する。そし
て、選択完了後は図21のステップS97へ復帰する。 [S978] 相手の装置がECCに対応していないた
め、暗号方式として公開鍵の一種であるRSAを選択す
る。そして、選択完了後は図21のステップS97へ復
帰する。
【0171】[S979] 相手の装置がAESに対応
していないため、暗号方式として共通鍵の一種であるD
ESを選択する。そして、選択完了後は図21のステッ
プS97へ復帰する。
【0172】なお、暗号方式のテーブル構成は、図10
(b)にて既に説明している。また上記に示す例では、
暗号方式の種類について説明したが、同様にネットワー
クを利用しての情報伝送に関連する方式、例えばプロト
コルにも適用できる。
【0173】以上のように、ユニークな機器IDを実装
可能なプロトコル、処理サーバ、メーカID管理サー
バ、および属性管理サーバを用いて、各端末あるいは周
辺機器に対応した各種サービスの提供が可能である。一
方、各端末においては、各種の設定を自動に行うことが
可能である。
【0174】〔実施の形態の効果〕以上の本発明の実施
の形態で示したネットワークシステムによれば、次のよ
うな効果が得られる。
【0175】(1)コンテンツ配信サーバから、携帯端
末、コンピュータ、およびコンピュータなどの端末への
コンテンツ配信の際に、メーカの提供する属性管理サー
バに接続する。そして、属性管理サーバからその端末の
再生可能なコンテンツの種類に関する情報を取得した
ら、各端末に応じてカスタマイズされたコンテンツが配
信される。これにより、ユーザの状況に適応したコンテ
ンツ配信が自動的に行われる。
【0176】(2)分散処理スケジューリングサーバが
ネットワーク経由で、分散コンピューティングの処理ノ
ードとしてエントリしてきた端末に対して、処理を分担
する。その際に、ネットワークアドレス内の機器IDに
対応する属性管理サーバを利用してその端末の処理能力
を知り、適切な分量を割り振る。これにより、正確に処
理の分配が可能となる。
【0177】(3)LANにおいて、初めて接続される
ネットワーク対応型の周辺機器(プリンタ、スキャナ
等)を同一LAN内のコンピュータが自動的に検出し、
ネットワークアドレス情報をもとに属性管理サーバから
のドライバのダウンロードを行う。これにより、周辺機
器の初期設定の手間が大幅に削減される。
【0178】(4)2つの通信装置間でセキュアな通信
を行うために、暗号、署名、および認証処理を行う必要
がある際に、片側の装置が相手の属性データベースを調
べることで、相手の装置の対応するアルゴリズムやプロ
トコルに対応した方式を選択することができる。これに
より、お互いに保持アルゴリズムに関する情報交換等を
することなしに、素早くセキュアな通信処理を開始する
ことができる。
【0179】なお、上記の説明では、IPv6ネットワ
ークとして説明したが、全世界的にユニークな機器ID
が実装可能なプロトコルを使用したネットワークにも、
同様に適用することができる。
【0180】また、上記の説明では、処理サーバが他の
サーバから属性を取得していたが、直接端末自身が処理
サーバと同様の処理を行い、属性を取得してもよい。
【0181】
【発明の効果】以上説明したように、IPv6ネットワ
ークを使用し、各端末の属性に応じて自動的に情報転送
処理を行うようにしたので、各種情報を使用端末の素性
や属性を意識することなく利用することができる。
【0182】また、IPv6ネットワークを使用し、各
端末に接続された周辺機器に対応する情報に対しても自
動的に情報転送処理を行うようにしたので、周辺機器の
設定を自動的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のネットワークシステムの原理図であ
る。
【図2】本発明の処理サーバの処理機能を示した機能ブ
ロック図である。
【図3】本発明の端末の処理機能を示した機能ブロック
図である。
【図4】本発明のメーカID管理サーバの処理機能を示
した機能ブロック図である。
【図5】本発明の属性管理サーバの処理機能を示した機
能ブロック図である。
【図6】本発明のネットワークシステムの全体構成図で
ある。
【図7】本発明のネットワークアドレスのデータ構成例
を示す図である。
【図8】本発明の属性データベースの一般的なテーブル
構成例を示す図である。
【図9】本発明の属性データベースのテーブル構成例を
ハードウェア情報、ドライバ情報について示す図であ
る。
【図10】本発明の属性データベースのテーブル構成例
を装置の処理能力、暗号方式について示す図である。
【図11】本発明の端末と処理サーバとの間の動作を説
明するSDLフローチャートである。
【図12】本発明の処理サーバとメーカID管理サーバ
との間の動作を説明するSDLフローチャートである。
【図13】本発明の処理サーバと属性管理サーバとの間
の動作を説明するSDLフローチャートである。
【図14】本発明の端末とコンテンツ配信サーバとの間
の動作を説明するSDLフローチャートである。
【図15】本発明のコンテンツ対応処理を説明するSD
Lフローチャートである。
【図16】本発明の周辺機器と端末との間の動作を説明
するSDLフローチャートである。
【図17】本発明のネットワーク機器対応処理を説明す
るSDLフローチャートである。
【図18】本発明の端末と分散処理スケジューリングサ
ーバとの間の動作を説明するSDLフローチャートであ
る。
【図19】本発明の装置基本性能対応処理を説明するS
DLフローチャートである。
【図20】本発明の端末と分散処理スケジューリングサ
ーバとの間の動作を説明するSDLフローチャートであ
る。
【図21】本発明の暗号方式対応処理を説明するSDL
フローチャートである
【符号の説明】
1・・・ネットワークシステム、10・・・処理サー
バ、10a〜10c・・・サーバ、10d・・・分散処
理スケジューリングサーバ、10e・・・コンテンツ配
信サーバ、11・・・処理装置、20・・・端末、29
・・・周辺機器、30・・・メーカID管理サーバ、3
1・・・データベース、32・・・処理装置、40・・
・属性管理サーバ、41・・・属性データベース、42
・・・処理装置、50・・・ネットワーク、80a〜8
0d・・・属性データベース

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各端末の属性に応じて処理を行うネット
    ワークシステムにおいて、 機器IDとIPアドレスとを内蔵されたメモリ部を有す
    る端末と、 前記端末とローカルネットワーク上で接続される周辺機
    器と、 前記機器IDと前記IPアドレスとの対応関係を示すメ
    ーカIDデータベースを有するメーカID管理サーバ
    と、 前記機器IDと各端末の属性との関係を示す属性データ
    ベースを有する属性管理サーバと、 前記属性に対応した処理を行い、サービスを提供する処
    理サーバと、 前記機器IDと前記IPアドレスと前記属性と前記サー
    ビスとを伝送するネットワークと、 を有することを特徴とするネットワークシステム。
  2. 【請求項2】 前記メーカID管理サーバは、前記属性
    管理サーバがグローバルに唯一定まる場合は、前記属性
    管理サーバのみにより機能することを特徴とする請求項
    1記載のネットワークシステム。
  3. 【請求項3】 前記処理サーバは前記属性に応じたコン
    テンツを配信する配信サーバであることを特徴とする請
    求項1記載のネットワークシステム。
  4. 【請求項4】 前記処理サーバは前記属性に応じた分散
    処理を行う分散処理サーバであることを特徴とする請求
    項1記載のネットワークシステム。
  5. 【請求項5】 前記属性はハードウェア情報であること
    を特徴とする請求項1記載のネットワークシステム。
  6. 【請求項6】 前記属性はドライバ情報であることを特
    徴とする請求項1記載のネットワークシステム。
  7. 【請求項7】 前記属性は計算処理能力であることを特
    徴とする請求項1記載のネットワークシステム。
  8. 【請求項8】 前記属性は暗号アルゴリズムであること
    を特徴とする請求項1記載のネットワークシステム。
  9. 【請求項9】 前記属性はプロトコルであることを特徴
    とする請求項1記載のネットワークシステム。
  10. 【請求項10】 前記ネットワークはIPv6ネットワ
    ークであることを特徴とする請求項1記載のネットワー
    クシステム。
  11. 【請求項11】 各端末の属性に応じたサービスを提供
    する処理サーバにおいて、 サービスを提供される端末との間で、サービス要求デー
    タとサービスデータを送受信し、 メーカID管理サーバと属性管理サーバとの間で、属性
    検索要求データと属性データとを送受信するデータ送受
    信部と、 受信した前記サービス要求データと前記属性データとを
    内蔵されたメモリへ格納する受信データ格納部と、 前記メーカID管理サーバへ前記属性管理サーバのアド
    レスを検索要求し、また検索した前記アドレスをもとに
    前記属性管理サーバへ前記属性データを検索要求し、さ
    らに検索した前記属性データに対応する前記サービスを
    提供する要求処理部と、 を有することを特徴とする処理サーバ。
  12. 【請求項12】 処理サーバへ装置の情報を提供する情
    報管理サーバにおいて、 処理サーバとの間で、要求情報と情報とを送受信するデ
    ータ送受信部と、 前記処理サーバとの間で、受信した前記要求情報と前記
    情報とを内蔵されたメモリへ格納するデータ格納部と、 前記処理サーバへ検索した前記情報を提供する要求処理
    部と、 を有することを特徴とする情報管理サーバ。
  13. 【請求項13】 前記情報管理サーバは、前記要求情報
    を属性管理サーバのアドレス情報要求データとして、前
    記情報をアドレス情報データとして送受信するメーカI
    D管理サーバであることを特徴とする請求項12記載の
    情報管理サーバ。
  14. 【請求項14】 前記情報管理サーバは、前記要求情報
    を属性検索要求データとして、前記情報を属性データと
    して送受信する属性管理サーバであることを特徴とする
    請求項12記載の情報管理サーバ。
  15. 【請求項15】 各端末の属性に応じて処理を行うサー
    ビス提供方法において、 機器IDとIPアドレスとをサービスが提供される端末
    に内蔵されたメモリ部へ格納し、 前記機器IDと前記IPアドレスとの対応関係をメーカ
    IDデータベースに格納して一元集中管理し、 前記機器IDと前記端末の属性との関係を属性データベ
    ースに格納して一元集中管理し、 前記サービスを提供する装置により前記属性に対応した
    処理を行い、 前記端末へ前記サービスを提供し、 前記機器IDと前記IPアドレスと前記属性と前記サー
    ビスとをネットワークを介して前記端末へ伝送し、 前記端末にて前記サービスを自動的に処理することを特
    徴とするサービス提供方法。
  16. 【請求項16】 前記機器IDと前記IPアドレスとの
    対応関係は、サービスを提供する装置によりメーカID
    データベースを検索し取得されることを特徴とする請求
    項15記載のサービス提供方法。
  17. 【請求項17】 前記機器IDと前記端末の属性との関
    係は、サービスを提供する装置により属性データベース
    を検索し取得されることを特徴とする請求項15記載の
    サービス提供方法。
  18. 【請求項18】 前記メーカIDデータベースは、前記
    属性データベースがグローバルに唯一定まる場合は、前
    記属性データベースがその機能を果たすことを特徴とす
    る請求項15記載のサービス提供方法。
  19. 【請求項19】 前記サービスは、前記属性に対応した
    コンテンツを配信するサービスであることを特徴とする
    請求項15記載のサービス提供方法。
  20. 【請求項20】 前記サービスは、前記属性に対応した
    分散処理を割り当てるサービスであることを特徴とする
    請求項15記載のサービス提供方法。
  21. 【請求項21】 前記属性に対応した処理は、ハードウ
    ェアに対応したコンテンツを提供することを特徴とする
    請求項15記載のサービス提供方法。
  22. 【請求項22】 前記属性に対応した処理は、装置基本
    性能に対応した分散処理の割り当てを行うことを特徴と
    する請求項15記載のサービス提供方法。
  23. 【請求項23】 前記属性に対応した処理は、暗号方式
    に対応したデータ送受信を行うことを特徴とする請求項
    15記載のサービス提供方法。
  24. 【請求項24】 前記属性はプロトコルであることを特
    徴とする請求項15記載のサービス提供方法。
  25. 【請求項25】 前記ネットワークはIPv6ネットワ
    ークであることを特徴とする請求項15記載のサービス
    提供方法。
  26. 【請求項26】 前記サービスが提供される端末は、ロ
    ーカルネットワークに接続された周辺機器を検索し、 前記周辺機器の前期機器IDを取得し、 前記サービスを提供する装置に周辺機器に対応したサー
    ビスを要求することを特徴とする請求項15記載のサー
    ビス提供方法。
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