JP2003122574A - 通信システム、ソフトウェア更新方法及びソフトウェア更新プログラム - Google Patents

通信システム、ソフトウェア更新方法及びソフトウェア更新プログラム

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JP2003122574A
JP2003122574A JP2001312244A JP2001312244A JP2003122574A JP 2003122574 A JP2003122574 A JP 2003122574A JP 2001312244 A JP2001312244 A JP 2001312244A JP 2001312244 A JP2001312244 A JP 2001312244A JP 2003122574 A JP2003122574 A JP 2003122574A
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Hideki Sato
英樹 佐藤
Kenji Negishi
賢司 根岸
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソフトウェア更新時に新ソフトウェアで
試運転できるようにし、新ソフトウェアでの運用に完全
に移行するか、又は、ソフトウェア更新処理前の状態に
復旧するかを選択すること。 【解決手段】 下位局102のソフトウェア更新制御部
108は、第1のソフトウェアを第1及び第2のソフト
ウェア記憶部105、106に記憶させ、上位局101
から更新要求がある時に新ソフトウェア(第2のソフト
ウェア)をダウンロードして第2のソフトウェア記憶部
106に上書きし、第2のソフトウェアで通信装置固有
機能部107を試運転する。新状態に正式移行をする時
に第2のソフトウェア記憶部106に記憶された第2の
ソフトウェアを第1のソフトウェア記憶部105に上書
きし、元の旧状態に復旧する時に第1のソフトウェア記
憶部105に記憶された第1のソフトウェアを第2のソ
フトウェア記憶部106に上書きする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上位局からソフト
ウェアをダウンロードしてソフトウェアを更新すること
ができる通信システム、ソフトウェア更新方法及びソフ
トウェア更新プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上位局に複数の下位局が接続され
た通信システムにおいてバグ対応や機能追加等で下位局
のソフトウェアが新しくなった場合、上位局から複数の
下位局に対して新ソフトウェアをダウンロードする方法
がよくとられる。
【0003】例えば、移動通信システムにおいては、上
位局に複数の無線基地局装置が接続されており、下位局
である無線基地局装置は、新ソフトウェアを上位局より
ダウンロードし、上位局の更新指示後に新ソフトウェア
による運用を開始する。しかしながら、上記従来の移動
通信システムでは元のソフトウェアを待避させていない
ので、新ソフトウェアに問題があった場合に無線基地局
装置の運用を継続できなくなってしまう恐れがある。
【0004】そこで、このような問題を解決するための
技術として、特許第2974311号公報に記載されて
いるものがある。特許第2974311号公報に記載さ
れた無線基地局装置は、上位局からデータ転送によって
ダウンロードしたデータ(プログラムを含む)が無線基
地局装置内部で壊れた場合でも、無線基地局装置の自己
復旧により運用を継続できるようにしている。この無線
基地局装置は、元データ待避エリアに元プログラムが正
常に待避されたことを確認した後に、ダウンロードした
プログラムを元データエリアに待避するから、ダウンロ
ード以前に使用していたプログラムを確実に保存してお
くことができるので、無線基地局装置内で新プログラム
のデータが破壊された時には、待避した元プログラムを
用いて無線基地局装置を運用することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
無線基地局装置においては、上位局からデータ転送によ
ってダウンロードしたデータ(プログラムを含む)が無
線基地局装置内部で壊れた場合には対応しているが、新
ソフトウェアを実際に運用してみてからでないと明らか
にならないような不具合を発見できないという問題があ
る。
【0006】しかしながら、従来の移動通信システムに
おいては、複数の上位局に接続されている無線基地局装
置を考慮していないため、ある上位局からソフトウェア
更新指示を受けて、ソフトウェア更新処理を行っている
時に、他の上位局からの不用意な制御によってソフトウ
ェア更新処理が妨げられてしまうという問題がある。
【0007】また、従来の移動通信システムにおいて
は、予め無線基地局装置に新ソフトウェアをダウンロー
ドしておき、深夜等の呼発生の少ない時間帯に上位局か
ら無線基地局装置を再起動することにより、新ソフトウ
ェアに更新していたため、上位局が個別に無線基地局装
置に対して再起動指示を送出しなければならず、多数の
無線基地局装置を配下にもつ上位局には大きな負荷がか
かってしまうという問題がある。
【0008】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、ダウンロードした新ソフトウェアによる運用へ
完全に移行する前に、新ソフトウェアでの試運転を行え
るようにし、新ソフトウェアでの運用に完全に移行する
か、又は、ソフトウェア更新処理前の状態に復旧するか
を選択することができる通信システム、ソフトウェア更
新方法及びソフトウェア更新プログラムを提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1)本発明の通信シス
テムは、ソフトウェア及び前記ソフトウェアの更新要求
を送出する上位局と、前記上位局から前記ソフトウェア
をダウンロードして当該ソフトウェアによる運用を行う
下位局と、を備えた通信システムにおいて、前記下位局
は、ダウンロードした前記ソフトウェアを記憶する第1
のソフトウェア記憶手段及び第2のソフトウェア記憶手
段と、前記第1のソフトウェア記憶手段又は前記第2の
ソフトウェア記憶手段に記憶された前記ソフトウェアを
用いて起動して通信装置固有の機能を実現する通信装置
固有機能手段と、前記第1のソフトウェア記憶手段又は
前記第2のソフトウェア記憶手段に記憶された前記ソフ
トウェアによって前記通信装置固有機能手段に運転又は
試運転を行わせるソフトウェア更新制御手段と、を具備
し、前記ソフトウェア更新制御手段は、予め第1のソフ
トウェアを前記第1のソフトウェア記憶手段及び前記第
2のソフトウェア記憶手段に記憶させ、前記上位局から
前記ソフトウェアの更新要求がある時に前記上位局から
第2のソフトウェアをダウンロードして前記第2のソフ
トウェア記憶手段に上書きし、当該第2のソフトウェア
記憶手段に記憶した前記第2のソフトウェアによって前
記通信装置固有機能手段に試運転を行わせ、次に前記第
2のソフトウェアによって前記通信装置固有機能手段に
運転を行わせる新状態に正式移行するかどうかを判断
し、前記新状態に正式移行する時に前記第2のソフトウ
ェア記憶手段に記憶した前記第2のソフトウェアを前記
第1のソフトウェア記憶手段に上書きして更新し、前記
新状態に正式移行しないで元の旧状態に復旧する時に前
記第1のソフトウェア記憶手段に記憶した前記第1のソ
フトウェアを前記第2のソフトウェア記憶手段に上書き
して復旧する構成を採る。
【0010】この構成によれば、ダウンロードした新ソ
フトウェアによる運用へ完全に移行する前に、新ソフト
ウェアでの試運転を行えるようにし、新ソフトウェアに
よる運用に完全に移行するか、又は、ソフトウェア更新
処理前の状態に復旧するかを選択することができる。
【0011】(2)本発明の通信システムは、前記下位
局は、前記通信装置固有機能手段が試運転を行っている
ことを示す試運転フラグを有し、前記ソフトウェア更新
制御手段は、前記新ソフトウェアによって前記通信装置
固有機能手段が試運転を行っている時に前記試運転フラ
グをONにし、前記試運転フラグがONである時に起動
が再開された時に前記第2のソフトウェアによる前記通
信装置固有機能手段の試運転を続行する構成を採る。
【0012】この構成によれば、ダウンロードした新ソ
フトウェアによる運用へ完全に移行する前に、新ソフト
ウェアでの試運転を行えるようにし、新ソフトウェアに
よる運用に完全に移行するか、又は、ソフトウェア更新
処理前の状態に復旧するかを選択することができる。
【0013】また、この構成によれば、ソフトウェア更
新時において新ソフトウェアによる試運転中であると
き、上位局からの再開指示によるものでない再開が発生
した時であっても、通信装置固有機能部の再起動を新ソ
フトウェアによって行うことができるから、試運転を継
続することができる。
【0014】(3)本発明の通信システムは、ソフトウ
ェア及び前記ソフトウェアの更新要求を送出する上位局
と、前記上位局から前記ソフトウェアをダウンロードし
て当該ソフトウェアによる運用を行う下位局と、を備え
た通信システムにおいて、前記下位局は、ダウンロード
した前記ソフトウェアを記憶する第1のソフトウェア記
憶手段及び第2のソフトウェア記憶手段と、前記第1の
ソフトウェア記憶手段又は前記第2のソフトウェア記憶
手段に記憶された前記ソフトウェアを用いて起動して通
信装置固有の機能を実現する複数の通信装置固有機能部
と、前記第1のソフトウェア記憶手段又は前記第2のソ
フトウェア記憶手段に記憶された前記ソフトウェアによ
って前記複数の通信装置固有機能部に運転又は試運転を
行わせるソフトウェア更新制御手段と、前記複数の通信
装置固有機能部がそれぞれ試運転を行っていることを示
す複数の試運転フラグと、を具備し、前記ソフトウェア
更新制御手段は、予め第1のソフトウェアを前記第1の
ソフトウェア記憶手段及び前記第2のソフトウェア記憶
手段に記憶させ、前記上位局から前記ソフトウェアの更
新要求がある時に前記上位局から第2のソフトウェアを
ダウンロードして前記第2のソフトウェア記憶手段に上
書きし、当該第2のソフトウェア記憶手段に記憶した前
記第2のソフトウェアによって前記複数の通信装置固有
機能部に順次に試運転を行わせ、次に前記第2のソフト
ウェアによって前記各通信装置固有機能部に運転を行わ
せる新状態に正式移行するかどうかを判断し、前記新状
態に正式移行する時に前記第2のソフトウェア記憶手段
に記憶した前記第2のソフトウェアを前記第1のソフト
ウェア記憶手段に上書きして更新し、前記新状態に正式
移行しないで元の旧状態に復旧する時に前記第1のソフ
トウェア記憶手段に記憶した前記第1のソフトウェアを
前記第2のソフトウェア記憶手段に上書きして復旧する
構成を採る。
【0015】この構成によれば、ダウンロードした新ソ
フトウェアによる運用へ完全に移行する前に、新ソフト
ウェアでの試運転を行えるようにし、新ソフトウェアに
よる運用に完全に移行するか、又は、ソフトウェア更新
処理前の状態に復旧するかを選択することができる。
【0016】また、この構成によれば、複数の通信装置
固有機能部を順次にソフトウェア更新することにより、
新ソフトウェアに実際に運用してみないと明らかになら
ないような不具合がある時でも、少なくとも他の旧ソフ
トウェアで動作している通信装置固有機能部の動作を継
続することができる。
【0017】(4)本発明の通信システムは、前記上位
局が複数ある場合、前記下位局は前記通信装置固有機能
手段が試運転を行っていることを示す試運転情報をソフ
トウェアの更新要求を送出した上位局以外の前記上位局
に通知する構成を採る。
【0018】この構成によれば、ダウンロードした新ソ
フトウェアによる運用へ完全に移行する前に、新ソフト
ウェアでの試運転を行えるようにし、新ソフトウェアに
よる運用に完全に移行するか、又は、ソフトウェア更新
処理前の状態に復旧するかを選択することができる。
【0019】また、この構成によれば、下位局が複数の
上位局に対して接続される通信システムにおいて、ある
上位局がソフトウェア更新要求を出して下位局を試運転
の状態にした時に、当該下位局が、通信装置固有機能手
段が試運転を行っていることを示す試運転情報をソフト
ウェアの更新要求を送出した上位局以外の他の上位局に
通知するから、当該他の上位局による不用意な制御によ
って前記下位局の試運転が妨げられてしまうことを防ぐ
ことができる。
【0020】(5)本発明の通信システムは、ソフトウ
ェア及び前記ソフトウェアの更新要求を送出する複数の
上位局と、複数の前記上位局から前記ソフトウェアをダ
ウンロードして当該ソフトウェアによる運用を行う下位
局と、を備えた通信システムにおいて、前記下位局は、
ダウンロードした前記ソフトウェアを記憶する第1のソ
フトウェア記憶手段及び第2のソフトウェア記憶手段
と、前記第1のソフトウェア記憶手段又は前記第2のソ
フトウェア記憶手段に記憶された前記ソフトウェアを用
いて起動して通信装置固有の機能を実現する通信装置固
有機能手段と、前記第1のソフトウェア記憶手段又は前
記第2のソフトウェア記憶手段に記憶された前記ソフト
ウェアによって前記通信装置固有機能手段に運転又は試
運転を行わせるソフトウェア更新制御手段と、前記通信
装置固有機能手段が試運転を行っていることを示す試運
転フラグと、障害が発生した時に前記障害がハードウェ
アによるものか又はソフトウェアによるものかを判断す
る障害管理手段と、を具備し、前記ソフトウェア更新制
御手段は、予め第1のソフトウェアを前記第1のソフト
ウェア記憶手段及び前記第2のソフトウェア記憶手段に
記憶させ、前記上位局から前記ソフトウェアの更新要求
がある時に前記上位局から第2のソフトウェアをダウン
ロードして前記第2のソフトウェア記憶手段に上書き
し、前記第2のソフトウェア記憶手段に記憶した前記第
2のソフトウェアによって前記通信装置固有機能手段に
試運転を行わせ、障害が発生した場合に前記障害管理手
段に前記障害を判断させ、前記障害がハードウェアによ
るものである時に前記第2のソフトウェアによって前記
通信装置固有機能手段に試運転を行わせ、前記障害がソ
フトウェアによるものである時に前記第1のソフトウェ
ア記憶手段に記憶した前記第1のソフトウェアを前記第
2のソフトウェア記憶手段に上書きして復旧する構成を
採る。
【0021】この構成によれば、ダウンロードした新ソ
フトウェアによる運用へ完全に移行する前に、新ソフト
ウェアでの試運転を行えるようにし、新ソフトウェアに
よる運用に完全に移行するか、又は、ソフトウェア更新
処理前の状態に復旧するかを選択することができる。
【0022】また、この構成によれば、新ソフトウェア
での試運転中に下位局の内部に何らかの障害が発生した
時に、前記障害がハードウェアの不具合である時に新ソ
フトウェアで通信装置固有機能手段を再起動させること
により試運転を続行することができ、前記障害が新ソフ
トウェアの不具合である時に旧ソフトウェアで通信装置
固有機能手段を再起動させることにより、動作の保証さ
れた旧ソフトウェアでの運用に復旧することができる。
【0023】(6)本発明の通信システムは、ソフトウ
ェア及び前記ソフトウェアの更新要求を送出する上位局
と、前記上位局から前記ソフトウェアをダウンロードし
て当該ソフトウェアによる運用を行う下位局と、を備え
た通信システムにおいて、前記下位局は、ダウンロード
した前記ソフトウェアを記憶する第1のソフトウェア記
憶手段及び第2のソフトウェア記憶手段と、前記第1の
ソフトウェア記憶手段又は前記第2のソフトウェア記憶
手段に記憶された前記ソフトウェアを用いて起動して通
信装置固有の機能を実現する第1及び第2の通信装置固
有機能部を有する通信装置固有機能手段と、前記第1の
ソフトウェア記憶手段又は前記第2のソフトウェア記憶
手段に記憶された前記ソフトウェアによって前記通信装
置固有機能手段に運転又は試運転を行わせるソフトウェ
ア更新制御手段と、前記通信装置固有機能手段が試運転
を行っていることを示す試運転フラグと、を具備し、前
記ソフトウェア更新制御手段は、予め第1のソフトウェ
アを前記第1のソフトウェア記憶手段及び前記第2のソ
フトウェア記憶手段に記憶させ、前記上位局から前記ソ
フトウェアの更新要求がある時に前記上位局から第2の
ソフトウェアをダウンロードして前記第2のソフトウェ
ア記憶手段に上書きし、当該第2のソフトウェア記憶手
段に記憶した前記第2のソフトウェアによって前記第1
の前記通信装置固有機能部に試運転を行わせると共に前
記第2の前記通信装置固有機能部を待機状態にし、次に
前記第2のソフトウェアによって前記第2の前記通信装
置固有機能部に試運転を行わせると共に前記第1の前記
通信装置固有機能部を待機状態にし、次に前記第2のソ
フトウェアによって前記各通信装置固有機能部に運転を
行わせる新状態に正式移行するかどうかを判断し、前記
新状態に正式移行する時に前記第2のソフトウェア記憶
手段に記憶した前記第2のソフトウェアを前記第1のソ
フトウェア記憶手段に上書きして更新し、前記新状態に
正式移行しないで元の旧状態に復旧する時に前記第1の
ソフトウェア記憶手段に記憶した前記第1のソフトウェ
アを前記第2のソフトウェア記憶手段に上書きして復旧
する構成を採る。
【0024】この構成によれば、ダウンロードした新ソ
フトウェアによる運用へ完全に移行する前に、新ソフト
ウェアでの試運転を行えるようにし、新ソフトウェアに
よる運用に完全に移行するか、又は、ソフトウェア更新
処理前の状態に復旧するかを選択することができる。
【0025】また、この構成によれば、新ソフトウェア
の試運転を行う時に2つの通信装置固有機能部の何れか
1つの再起動によって下位局の動作を継続することがで
きる。
【0026】(7)本発明の通信システムは、ソフトウ
ェア及び前記ソフトウェアの更新要求を送出する上位局
と、前記上位局から前記ソフトウェアをダウンロードし
て当該ソフトウェアによる運用を行う下位局と、を備え
た通信システムにおいて、前記下位局は、ダウンロード
した前記ソフトウェアを記憶する第1のソフトウェア記
憶手段及び第2のソフトウェア記憶手段と、前記第1の
ソフトウェア記憶手段又は前記第2のソフトウェア記憶
手段に記憶された前記ソフトウェアを用いて起動して通
信装置固有の機能を実現する通信装置固有機能手段と、
前記第1のソフトウェア記憶手段又は前記第2のソフト
ウェア記憶手段に記憶された前記ソフトウェアによって
前記通信装置固有機能手段に運転又は試運転を行わせる
ソフトウェア更新制御手段と、前記通信装置固有機能手
段が試運転を行っていることを示す試運転フラグと、単
位時間当たりに発生する呼発生数のデータを収集蓄積す
る統計情報管理手段と、を具備し、前記ソフトウェア更
新制御手段は、予め第1のソフトウェアを前記第1のソ
フトウェア記憶手段及び前記第2のソフトウェア記憶手
段に記憶させ、前記上位局から前記ソフトウェアの更新
要求がある時に前記上位局から第2のソフトウェアをダ
ウンロードして前記第2のソフトウェア記憶手段に上書
きし、前記統計情報管理手段により収集蓄積された前記
呼発生数がしきい値より小さい時に前記第2のソフトウ
ェア記憶手段に記憶した前記第2のソフトウェアによっ
て前記通信装置固有機能手段に試運転を行わせ、次に前
記第2のソフトウェアによって前記通信装置固有機能手
段に運転を行わせる新状態に正式移行するかどうかを判
断し、前記新状態に正式移行する時に前記第2のソフト
ウェア記憶手段に記憶した前記第2のソフトウェアを前
記第1のソフトウェア記憶手段に上書きして更新し、前
記新状態に正式移行しないで元の旧状態に復旧する時に
前記第1のソフトウェア記憶手段に記憶した前記第1の
ソフトウェアを前記第2のソフトウェア記憶手段に上書
きして復旧する構成を採る。
【0027】この構成によれば、ダウンロードした新ソ
フトウェアによる運用へ完全に移行する前に、新ソフト
ウェアでの試運転を行えるようにし、新ソフトウェアに
よる運用に完全に移行するか、又は、ソフトウェア更新
処理前の状態に復旧するかを選択することができる。
【0028】また、この構成によれば、収集した統計情
報をソフトウェア更新処理の再起動のタイミングに反映
させることにより、通信装置固有機能手段を冗長化する
等の大きなコストをかけることなく、ソフトウェア更新
における通信装置固有機能手段の再起動によって下位局
の動作を継続することができる。
【0029】(8)本発明の通信システムは、ソフトウ
ェア及び前記ソフトウェアの更新要求を送出する上位局
と、前記上位局から前記ソフトウェアをダウンロードし
て当該ソフトウェアによる運用を行う下位局と、を備え
た通信システムにおいて、前記下位局は、ダウンロード
した前記ソフトウェアを記憶する第1のソフトウェア記
憶手段及び第2のソフトウェア記憶手段と、前記第1の
ソフトウェア記憶手段又は前記第2のソフトウェア記憶
手段に記憶された前記ソフトウェアを用いて起動して通
信装置固有の機能を実現する通信装置固有機能手段と、
前記第1のソフトウェア記憶手段又は前記第2のソフト
ウェア記憶手段に記憶された前記ソフトウェアによって
前記通信装置固有機能手段に運転又は試運転を行わせる
ソフトウェア更新制御手段と、前記通信装置固有機能手
段が試運転を行っていることを示す試運転フラグと、前
記試運転を終了するタイミングを算出するタイミング算
出手段と、を具備し、前記ソフトウェア更新制御手段
は、予め第1のソフトウェアを前記第1のソフトウェア
記憶手段及び前記第2のソフトウェア記憶手段に記憶さ
せ、前記上位局から前記ソフトウェアの更新要求がある
時に前記上位局から第2のソフトウェアをダウンロード
して前記第2のソフトウェア記憶手段に上書きし、前記
第2のソフトウェア記憶手段に記憶した前記第2のソフ
トウェアによって前記通信装置固有機能手段に試運転を
行わせ、前記タイミング算出手段により算出される前記
タイミングにより前記試運転を終了し、次に前記第2の
ソフトウェアによって前記通信装置固有機能手段に運転
を行わせる新状態に正式移行するかどうかを判断し、前
記新状態に正式移行する時に前記第2のソフトウェア記
憶手段に記憶した前記第2のソフトウェアを前記第1の
ソフトウェア記憶手段に上書きして更新し、前記新状態
に正式移行しないで元の旧状態に復旧する時に前記第1
のソフトウェア記憶手段に記憶した前記第1のソフトウ
ェアを前記第2のソフトウェア記憶手段に上書きして復
旧する構成を採る。
【0030】この構成によれば、ダウンロードした新ソ
フトウェアによる運用へ完全に移行する前に、新ソフト
ウェアでの試運転を行えるようにし、新ソフトウェアに
よる運用に完全に移行するか、又は、ソフトウェア更新
処理前の状態に復旧するかを選択することができる。
【0031】また、この構成によれば、ソフトウェア更
新における試運転時に、上位局が下位局に対して試運転
の終了を指示する必要が無く、上位局にかかる負担を低
減することができる。
【0032】(9)本発明の通信システムは、ソフトウ
ェア及び前記ソフトウェアの更新要求を送出する上位局
と、前記上位局から前記ソフトウェアをダウンロードし
て当該ソフトウェアによる運用を行う下位局と、を備え
た通信システムにおいて、前記下位局は、ダウンロード
した前記ソフトウェアを記憶する第1のソフトウェア記
憶手段及び第2のソフトウェア記憶手段と、前記第1の
ソフトウェア記憶手段又は前記第2のソフトウェア記憶
手段に記憶された前記ソフトウェアを用いて起動して通
信装置固有の機能を実現する通信装置固有機能手段と、
前記第1のソフトウェア記憶手段又は前記第2のソフト
ウェア記憶手段に記憶された前記ソフトウェアによって
前記通信装置固有機能手段に運転又は試運転を行わせる
ソフトウェア更新制御手段と、前記通信装置固有機能手
段が試運転を行っていることを示す試運転フラグと、前
記通信装置固有機能手段のハードウェアとしての識別子
であるハードウェアバージョンを記憶した自ハードウェ
アバージョン記憶手段と、を具備し、前記ソフトウェア
更新制御手段は、予め第1のソフトウェアを前記第1の
ソフトウェア記憶手段及び前記第2のソフトウェア記憶
手段に記憶させ、前記上位局から前記ソフトウェアの更
新要求がある時に前記上位局から第2のソフトウェアを
ダウンロードして前記第2のソフトウェア記憶手段に上
書きし、前記自ハードウェアバージョン記憶手段に記憶
された前記ハードウェアバージョン及び前記上位局から
ダウンロードしたソフトウェアの動作を保証するハード
ウェアバージョンに基づいて前記第2のソフトウェアが
前記下位局のハードウェアと適合しているかどうかを判
断し、前記第2のソフトウェアが前記上位局のハードウ
ェアと適合している時に前記第2のソフトウェア記憶手
段に記憶した前記第2のソフトウェアによって前記通信
装置固有機能手段に試運転を行わせ、前記第2のソフト
ウェアが前記下位局のハードウェアと適合していない時
に前記第1のソフトウェア記憶手段に記憶した前記第1
のソフトウェアを前記第2のソフトウェア記憶手段に上
書きして復旧する構成を採る。
【0033】この構成によれば、ダウンロードした新ソ
フトウェアによる運用へ完全に移行する前に、新ソフト
ウェアでの試運転を行えるようにし、新ソフトウェアに
よる運用に完全に移行するか、又は、ソフトウェア更新
処理前の状態に復旧するかを選択することができる。
【0034】また、この構成によれば、ダウンロードし
たソフトウェアがハードウェアに適合しているかを下位
局で判断することができるから、動作の保証されたハー
ドウェアバージョンの下位局でのみソフトウェアの試運
転を行うことができるので、上位局から配下の複数の下
位局に対してソフトウェア更新を行う時に、新ソフトウ
ェアが各下位局に適合するかどうかを上位局がいちいち
確認する必要が無くなるので、上位局にかかる負担を低
減させることができる。
【0035】(10)本発明の通信システムは、ソフト
ウェア及び前記ソフトウェアの更新要求を送出する上位
局と、前記上位局から前記ソフトウェアをダウンロード
して当該ソフトウェアによる運用を行う下位局と、を備
えた通信システムにおいて、前記下位局は、ダウンロー
ドした前記ソフトウェアを記憶する第1のソフトウェア
記憶手段及び第2のソフトウェア記憶手段と、前記第1
のソフトウェア記憶手段又は前記第2のソフトウェア記
憶手段に記憶された前記ソフトウェアを用いて起動して
通信装置固有の機能を実現する通信装置固有機能手段
と、前記第1のソフトウェア記憶手段又は前記第2のソ
フトウェア記憶手段に記憶された前記ソフトウェアによ
って前記通信装置固有機能手段に運転又は試運転を行わ
せるソフトウェア更新制御手段と、前記通信装置固有機
能手段のハードウェアとしての識別子であるハードウェ
アバージョンを記憶した自ハードウェアバージョン記憶
手段と、前記第1のソフトウェア記憶手段に記憶される
ソフトウェアに対応した第1の適合ハードウェアバージ
ョンを記憶する第1の適合ハードウェアバージョン記憶
部と、前記第2のソフトウェア記憶手段に記憶されるソ
フトウェアに対応した第2の適合ハードウェアバージョ
ンを記憶する第2の適合ハードウェアバージョン記憶部
と、を具備し、前記ソフトウェア更新制御手段は、予め
第1のソフトウェアを前記第1のソフトウェア記憶手段
及び前記第2のソフトウェア記憶手段に記憶させ、前記
上位局から前記ソフトウェアの更新要求がある時に前記
第2の適合ハードウェアバージョン記憶部に前記第2の
適合ハードウェアバージョンをダウンロードし、前記自
ハードウェアバージョン記憶手段に記憶されている前記
ハードウェアバージョンと前記第2の適合ハードウェア
バージョンとを照合して前記更新要求されている第2の
ソフトウェアが前記下位局のハードウェアと適合してい
るかどうかを判断し、前記更新要求されている前記第2
のソフトウェアが前記下位局のハードウェアと適合して
いる時に前記上位局から前記第2のソフトウェアをダウ
ンロードして前記第2のソフトウェア記憶手段に上書き
し、当該第2のソフトウェア記憶手段に記憶した前記第
2のソフトウェアによって前記通信装置固有機能手段に
試運転を行わせ、次に前記第2のソフトウェアによって
前記通信装置固有機能手段に運転を行わせる新状態に正
式移行するかどうかを判断し、前記新状態に正式移行す
る時に前記第2のソフトウェア記憶手段に記憶した前記
第2のソフトウェアを前記第1のソフトウェア記憶手段
に上書きして更新し、前記新状態に正式移行しないで元
の旧状態に復旧する時に前記第1のソフトウェア記憶手
段に記憶した前記第1のソフトウェアを前記第2のソフ
トウェア記憶手段に上書きして復旧し、前記第2のソフ
トウェアが前記下位局のハードウェアと適合していない
時に前記第2の適合ハードウェアバージョン記憶部のデ
ータを削除する構成を採る。
【0036】この構成によれば、ダウンロードした新ソ
フトウェアによる運用へ完全に移行する前に、新ソフト
ウェアでの試運転を行えるようにし、新ソフトウェアに
よる運用に完全に移行するか、又は、ソフトウェア更新
処理前の状態に復旧するかを選択することができる。
【0037】また、この構成によれば、ソフトウェア更
新において、新ソフトウェアのハードウェアへの適合性
を判断した後に、新ソフトウェアの本体をダウンロード
することにより、更新しようとする新ソフトウェアにハ
ードウェアとの適合性がなかった時に、上位局は無駄な
ソフトウェアのダウンロードに大きな帯域を割く必要が
なくなる。
【0038】(11)本発明のソフトウェア更新方法
は、ソフトウェア及び前記ソフトウェアの更新要求を送
出する上位局と、前記上位局から前記ソフトウェアをダ
ウンロードして当該ソフトウェアによる運用を行う下位
局と、を備えた通信システムにおいて、前記下位局は、
ダウンロードした前記ソフトウェアを記憶する第1のソ
フトウェア記憶手段及び第2のソフトウェア記憶手段
と、前記第1のソフトウェア記憶手段又は前記第2のソ
フトウェア記憶手段に記憶された前記ソフトウェアを用
いて起動して通信装置固有の機能を実現する通信装置固
有機能手段と、前記第1のソフトウェア記憶手段又は前
記第2のソフトウェア記憶手段に記憶された前記ソフト
ウェアによって前記通信装置固有機能手段に運転又は試
運転を行わせるソフトウェア更新制御手段と、を具備す
る通信システムにおけるソフトウェア更新方法におい
て、予め第1のソフトウェアを前記第1のソフトウェア
記憶手段及び前記第2のソフトウェア記憶手段に記憶さ
せるステップと、前記上位局から前記ソフトウェアの更
新要求がある時に前記上位局から第2のソフトウェアを
ダウンロードして前記第2のソフトウェア記憶手段に上
書きするステップと、前記第2のソフトウェア記憶手段
に記憶した前記第2のソフトウェアによって前記通信装
置固有機能手段に試運転を行わせるステップと、前記第
2のソフトウェアによって前記通信装置固有機能手段に
運転を行わせる新状態に正式移行するかどうかを判断す
るステップと、前記新状態に正式移行する時に前記第2
のソフトウェア記憶手段に記憶した前記第2のソフトウ
ェアを前記第1のソフトウェア記憶手段に上書きして更
新するステップと、前記新状態に正式移行しないで元の
旧状態に復旧する時に前記第1のソフトウェア記憶手段
に記憶した前記第1のソフトウェアを前記第2のソフト
ウェア記憶手段に上書きして復旧するステップと、を具
備するようにした。
【0039】この方法によれば、ダウンロードした新ソ
フトウェアによる運用へ完全に移行する前に、新ソフト
ウェアでの試運転を行えるようにし、新ソフトウェアに
よる運用に完全に移行するか、又は、ソフトウェア更新
処理前の状態に復旧するかを選択することができる。
【0040】(12)本発明のソフトウェア更新プログ
ラムは、ソフトウェア及び前記ソフトウェアの更新要求
を送出する上位局と、前記上位局から前記ソフトウェア
をダウンロードして当該ソフトウェアによる運用を行う
下位局と、を備えた通信システムにおいて、前記下位局
は、ダウンロードした前記ソフトウェアを記憶する第1
のソフトウェア記憶手段及び第2のソフトウェア記憶手
段と、前記第1のソフトウェア記憶手段又は前記第2の
ソフトウェア記憶手段に記憶された前記ソフトウェアを
用いて起動して通信装置固有の機能を実現する通信装置
固有機能手段と、前記第1のソフトウェア記憶手段又は
前記第2のソフトウェア記憶手段に記憶された前記ソフ
トウェアによって前記通信装置固有機能手段に運転又は
試運転を行わせるソフトウェア更新制御手段と、を具備
する通信システムにおいて、コンピュータに、予め第1
のソフトウェアを前記第1のソフトウェア記憶手段及び
前記第2のソフトウェア記憶手段に記憶させるステップ
と、前記上位局から前記ソフトウェアの更新要求がある
時に前記上位局から第2のソフトウェアをダウンロード
して前記第2のソフトウェア記憶手段に上書きするステ
ップと、前記第2のソフトウェア記憶手段に記憶した前
記第2のソフトウェアによって前記通信装置固有機能手
段に試運転を行わせるステップと、前記第2のソフトウ
ェアによって前記通信装置固有機能手段に運転を行わせ
る新状態に正式移行するかどうかを判断するステップ
と、前記新状態に正式移行する時に前記第2のソフトウ
ェア記憶手段に記憶した前記第2のソフトウェアを前記
第1のソフトウェア記憶手段に上書きして更新するステ
ップと、前記新状態に正式移行しないで元の旧状態に復
旧する時に前記第1のソフトウェア記憶手段に記憶した
前記第1のソフトウェアを前記第2のソフトウェア記憶
手段に上書きして復旧するステップと、を実行させるよ
うにした。
【0041】このプログラムによれば、ダウンロードし
た新ソフトウェアによる運用へ完全に移行する前に、新
ソフトウェアでの試運転を行えるようにし、新ソフトウ
ェアによる運用に完全に移行するか、又は、ソフトウェ
ア更新処理前の状態に復旧するかを選択することができ
る。
【0042】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、ソフトウェア更
新制御手段が、予め第1のソフトウェアを第1のソフト
ウェア記憶手段及び前記第2のソフトウェア記憶手段に
記憶させ、上位局からソフトウェアの更新要求がある時
に前記上位局から第2のソフトウェアをダウンロードし
て前記第2のソフトウェア記憶手段に上書きし、当該第
2のソフトウェア記憶手段に記憶した前記第2のソフト
ウェアによって前記通信装置固有機能手段に試運転を行
わせた後に、前記第2のソフトウェアによって前記通信
装置固有機能手段に運転を行わせる新状態に正式移行す
るかどうかを判断し、第2のソフトウェアによる運用に
完全に移行するか、又は、ソフトウェア更新処理前の状
態に復旧するかを選択することである。
【0043】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0044】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係る通信システムの構成を示すブロック図であ
る。
【0045】本発明の実施の形態1に係る通信システム
は、ソフトウェア及び前記ソフトウェアの更新要求を送
出する上位局101と、上位局101からソフトウェア
をダウンロードして当該ソフトウェアによる運用を行う
下位局102とを備えている。下位局102は、上位局
101と局間回線103、104を介して接続されてい
る。下位局102は、例えば無線基地局装置で構成され
ている。
【0046】なお、図1では、1つの上位局101に1
つの下位局102が接続されている構成を示したが、一
般的には1つの上位局101に対して複数の下位局10
2が接続されている。また、複数の上位局101に対し
て1つの下位局102が接続されていてもよい。
【0047】上位局101は、下位局102を運用する
ためのソフトウェア(データ等を含む)を備えており、
ソフトウェア及びソフトウェアの更新要求を局間回線1
03を介して下位局102へ送出する。下位局102
は、局間回線104を介して情報を上位局101へ送
る。
【0048】下位局102は、第1のソフトウェア記憶
部105、第2のソフトウェア記憶部106、通信装置
固有機能部107、及びソフトウェア更新制御部108
を具備している。ソフトウェア更新制御部108は、第
1のソフトウェア記憶部105、第2のソフトウェア記
憶部106、及び通信装置固有機能部107と接続され
ている。
【0049】第1のソフトウェア記憶部105及び第2
のソフトウェア記憶部106は、上位局101からダウ
ンロードしたソフトウェアを記憶する。通信装置固有機
能部107は、第1のソフトウェア記憶部105又は第
2のソフトウェア記憶部106に記憶されたソフトウェ
アを起動して通信装置固有の機能を実行する。ソフトウ
ェア更新制御部108は、第1のソフトウェア記憶部1
05又は第2のソフトウェア記憶部106に記憶された
ソフトウェアによって通信装置固有機能部107に運転
又は試運転を行わせる。ソフトウェア更新制御部108
は、下位局102の動作を制御するプログラムを記憶装
置に記憶している。
【0050】次に、本発明の実施の形態1に係る通信シ
ステムの動作について図1と共に図2を参照して説明す
る。図2は、本発明の実施の形態1に係る通信システム
の動作を説明するためのフローチャートである。
【0051】まず、ソフトウェア更新制御部108は、
予め第1のソフトウェアを第1のソフトウェア記憶部1
05及び第2のソフトウェア記憶部106に記憶させて
おく(ステップST200)。次に、ソフトウェア更新
制御部108は、第1のソフトウェア記憶部105に記
憶された第1のソフトウェアで通信装置固有機能部10
7を起動する(ステップST201)。
【0052】次に、ソフトウェア更新制御部108は、
上位局101からソフトウェアの更新要求があるかどう
か、すなわち、ダウンロード要求があるかどうかを判断
し(ステップST202)、ダウンロード要求がある時
には、ソフトウェア更新制御部108は、上位局101
から第2のソフトウェア(新ソフトウェア)をダウンロ
ードし(ステップST203)、第2のソフトウェア記
憶部106に上書きする(ステップST204)。
【0053】次に、ソフトウェア更新制御部108は、
第2のソフトウェア記憶部106に記憶した第2のソフ
トウェアで通信装置固有機能部107を再起動して通信
装置固有機能部107に試運転を行わせる(ステップS
T205)。上位局101は、下位局102で試運転中
の第2のソフトウェアを正式運用に用いる時には、下位
局102に試運転終了要求及び新ソフトウェアへの正式
移行要求を送信し、また、下位局102で試運転中の第
2のソフトウェアを正式運用に用いない時には、下位局
102に試運転終了要求及び第1のソフトウェアへの復
旧要求を送信する。
【0054】次に、ソフトウェア更新制御部108は、
試運転終了要求があるかどうかを判断し(ステップST
206)、試運転終了要求がある時に正式移行か又は復
旧かを判断する(ステップST207)。正式移行であ
る時には、第2のソフトウェア記憶部に記憶されている
データ(第2のソフトウェア)を第1のソフトウェア記
憶部105に上書きして記憶する(ステップST20
8)。
【0055】ステップST207において復旧である時
には、ソフトウェア更新制御部108は、第1のソフト
ウェア記憶部105に記憶されているデータ(第1のソ
フトウェア)を第2のソフトウェア記憶部106に上書
きして記憶する(ステップST209)。次に、ソフト
ウェア更新制御部108は、第1のソフトウェア記憶部
105に記憶された第1のソフトウェアで通信装置固有
機能部107を再起動する(ステップST210)。
【0056】なお、本発明の実施の形態1においては、
新ソフトウェアでの試運転中ではない時に、第1のソフ
トウェア記憶部105又は第2のソフトウェア記憶部1
06のいずれか一方が故障した場合であっても、他方が
正常であれば下位局102の動作を継続させることがで
きる。
【0057】このように、本実施の形態によれば、下位
局102はダウンロードした新ソフトウェアによる運用
へ完全に移行する前に、新ソフトウェアでの試運転を行
えるようにし、新ソフトウェアでの運用に完全に移行す
るか、又は、ソフトウェア更新処理前の状態に復旧する
かを選択することができる。
【0058】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2に係る通信システムを図3乃至図5を参照して説明
する。図3は、本発明の実施の形態2に係る通信システ
ムの構成を示すブロック図である。図4は、本発明の実
施の形態2に係る通信システムの動作を説明するための
フローチャートである。図5は、本発明の実施の形態2
に係る通信システムの他の動作を説明するためのフロー
チャートである。本発明の実施の形態2においては、本
発明の実施の形態1と同じ構成要素及び動作のステップ
には同じ参照符号が付されている。
【0059】図3に示すように、本発明の実施の形態2
に係る通信システムは、図1に示す実施の形態1におい
て、ソフトウェア更新制御部108に接続されている試
運転フラグ300を追加してなる。この試運転フラグ3
00は、通信装置固有機能部107が試運転を行ってい
ることを示すものである。これ以外の本発明の実施の形
態2の構成は、本発明の実施の形態1と同じである。
【0060】次に、本発明の実施の形態2に係る通信シ
ステムの動作について図3と共に図4及び図5を参照し
て説明する。
【0061】図4に示すように、本発明の実施の形態2
に係る通信システムの動作は、図2のフローチャートに
おいてステップST204とステップST205の間に
ステップST401を挿入し、ステップST208及び
ステップST209の代わりにステップST402及び
ステップST403を有する。
【0062】図2のフローチャートに示す動作と異なる
本発明の実施の形態2に係る通信システムの動作を説明
する。
【0063】ステップST204の後に、ステップST
401において、ソフトウェア更新制御部108は、試
運転フラグ300をONにしている。ステップST40
2及びステップST403において、ソフトウェア更新
制御部108は、ステップST208及びステップST
209の動作に加えて、試運転フラグ300を初期化し
ている、すなわち、試運転フラグ300をOFFにして
いる。
【0064】図5に示すように、ソフトウェア更新制御
部108は、リセットが発生した時に(ステップST5
00)、すなわち、起動が再開された時に、試運転フラ
グ300がONであるかを判断する(ステップST50
1)。ステップST501において試運転フラグ300
がONである時に、ソフトウェア更新制御部108は、
第2のソフトウェア記憶部106に記憶された第2のソ
フトウェアで通信装置固有機能部107を再起動する、
すなわち、通信装置固有機能部107の試運転を続行す
る(ステップST502)。ステップST501におい
て試運転フラグ300がOFFである時に、ソフトウェ
ア更新制御部108は、第1のソフトウェア記憶部10
6に記憶された第1のソフトウェアで通信装置固有機能
部107を再起動する(ステップST503)。
【0065】このように、本実施の形態によれば、本発
明の実施の形態1の効果に加えて、新ソフトウェアの試
運転中に上位局からの指示によるものでない再開(リセ
ット)が発生した時であっても、通信装置固有機能部1
07の起動を新ソフトウェア(第2のソフトウェア)で
行うことができ、試運転を継続することができる。
【0066】(実施の形態3)次に、本発明の実施の形
態3に係る通信システムを図6及び図7を参照して説明
する。図6は、本発明の実施の形態3に係る通信システ
ムの構成を示すブロック図である。図7は、本発明の実
施の形態3に係る通信システムの動作を説明するための
フローチャートである。本発明の実施の形態3において
は、本発明の実施の形態2と同じ構成要素及び動作のス
テップには同じ参照符号が付されている。
【0067】図6に示すように、本発明の実施の形態3
に係る通信システムは、上位局101及び下位局102
を具備している。下位局102は、第1のソフトウェア
記憶部105、第2のソフトウェア記憶部106、複数
の通信装置固有機能部T1〜Tn、複数の試運転フラグ
F1〜Fn、及びソフトウェア更新制御部108を具備
している。ソフトウェア更新制御部108は、第1のソ
フトウェア記憶部105及び第2のソフトウェア記憶部
106と接続されている。複数の通信装置固有機能部T
1〜Tn及び複数の試運転フラグF1〜Fnは、並列に
ソフトウェア更新制御部108と接続されている。
【0068】ソフトウェア更新制御部108は、複数の
通信装置固有機能部T1〜Tnの各々に第1のソフトウ
ェア記憶部105又は第2のソフトウェア記憶部106
に記憶されたソフトウェアを用いて起動して通信装置固
有の機能を実現する。また、ソフトウェア更新制御部1
08は、第1のソフトウェア記憶部105又は第2のソ
フトウェア記憶部106に記憶されたソフトウェアによ
って複数の通信装置固有機能部T1〜Tnの各々に運転
又は試運転を行わせる。複数の試運転フラグF1〜Fn
は、通信装置固有機能部T1〜Tnの各々が試運転を行
っていることを示すものである。
【0069】次に、本発明の実施の形態3に係る通信シ
ステムの動作について図6と共に図7を参照して説明す
る。
【0070】図7のステップST200〜ステップST
204は、図4のステップST200〜ステップST2
04と同じである。次に、図7のステップST701〜
ステップST706は、新ソフトウェア(第2のソフト
ウェア)での通信装置固有機能部T1の試運転の制御動
作に関するものであり、図4のステップST301、ス
テップST205、ステップST206、ステップST
207、ステップST403及びステップST404と
同じである。
【0071】次に、ソフトウェア更新制御部108は、
新ソフトウェア(第2のソフトウェア)での通信装置固
有機能部T2、…、T(n−1)の試運転の制御動作を
順次に通信装置固有機能部T1の試運転の制御動作と同
じように実行する(図示せず)。
【0072】次に、ソフトウェア更新制御部108は、
新ソフトウェア(第2のソフトウェア)での通信装置固
有機能部Tnの試運転の制御動作を通信装置固有機能部
T1の試運転の制御動作と同じように実行する。すなわ
ち、ステップST711において試運転フラグFnをO
Nにした後のステップST712〜ズテップST716
は、ステップST701〜ステップST706と同じで
ある。ステップST714において、正式移行である時
には、試運転フラグFnを初期化し、第2のソフトウェ
ア記憶部に記憶されたデータ(第2のソフトウェア)を
第1のソフトウェア記憶部105に上書きする(ステッ
プST717)。
【0073】このように、本実施の形態によれば、本発
明の実施の形態1の効果に加えて、n個の並列な通信装
置固有機能部T1〜Tnを、順次にソフトウェア更新す
ることにより、新ソフトウェアに実際に運用してみない
と明らかにならないような不具合があった時でも、少な
くとも他の旧ソフトウェアで動作している通信装置固有
機能部は動作を継続することができる。
【0074】(実施の形態4)次に、本発明の実施の形
態4に係る通信システムを図8及び図9を参照して説明
する。図8は、本発明の実施の形態4に係る通信システ
ムの構成を示すブロック図である。図9は、本発明の実
施の形態4に係る通信システムの動作を説明するための
フローチャートである。本発明の実施の形態4において
は、本発明の実施の形態2と同じ構成要素及び動作のス
テップには同じ参照符号が付されている。
【0075】図8に示すように、本発明の実施の形態4
に係る通信システムは、複数の上位局101及び下位局
102を具備している。複数の上位局101は、下位局
102に局間回線103、104を介して接続されてい
る。
【0076】下位局102は、第1のソフトウェア記憶
部105、第2のソフトウェア記憶部106、通信装置
固有機能部107、試運転フラグ300、及びソフトウ
ェア更新制御部108を有している。
【0077】次に、本発明の実施の形態4に係る通信シ
ステムの動作について図8と共に図9を参照して説明す
る。
【0078】図9に示すように、本発明の実施の形態4
に係る通信システムの動作は、図4のフローチャートに
おいてステップST205とステップST206の間に
ステップST901を挿入してなる。
【0079】本発明の実施の形態4に係る通信システム
の動作においては、ステップST205の後に、ソフト
ウェア更新制御部108は、通信装置固有機能部107
が試運転を行っていることを示す試運転情報をソフトウ
ェアの更新要求を送出した上位局101以外の他の上位
局に通知する(ステップST901)。これ以外の本発
明の実施の形態4に係る通信システムの動作は、本発明
の実施の形態2の動作と同じである。
【0080】このように、本実施の形態によれば、本発
明の実施の形態1の効果に加えて、下位局102が複数
の上位局101に対して接続される通信システムにおい
て、ある上位局101がソフトウェア更新指示を出して
下位局102を試運転の状態にした時に、その下位局1
02が試運転の状態であることを他の上位局101に通
知することができるから、他の上位局101から不用意
な制御によって試運転を妨げられてしまうことを防ぐこ
とができる。
【0081】(実施の形態5)次に、本発明の実施の形
態5に係る通信システムを図10及び図11を参照して
説明する。図10は、本発明の実施の形態5に係る通信
システムの構成を示すブロック図である。図11は、本
発明の実施の形態5に係る通信システムの動作を説明す
るためのフローチャートである。本発明の実施の形態5
においては、本発明の実施の形態2と同じ構成要素及び
動作のステップには同じ参照符号が付されている。
【0082】図10に示すように、本発明の実施の形態
5に係る通信システムは、上位局101及び下位局10
2を具備している。下位局102は、第1のソフトウェ
ア記憶部105、第2のソフトウェア記憶部106、通
信装置固有機能部107、試運転フラグ300、障害管
理部1000、及びソフトウェア更新制御部108を有
している。障害管理部1000は、ソフトウェア更新制
御部108と接続されている。障害管理部1000は、
障害が発生した時に障害がハードウェア又はソフトウェ
アによるものかを判断する。
【0083】次に、本発明の実施の形態5に係る通信シ
ステムの動作について図10と共に図11を参照して説
明する。
【0084】図11に示すように、本発明の実施の形態
5に係る通信システムの動作は、図4のフローチャート
において、ステップST205とステップST206の
間にステップST1001、ステップST1002及び
ステップST1003を挿入し、ステップST1002
の後にステップST1004及びステップST1005
を追加してなる。
【0085】図4のフローチャートに示す動作と異なる
本発明の実施の形態5に係る通信システムの動作を説明
する。
【0086】ステップST205の後に、ソフトウェア
更新制御部108は、障害が発生したかどうかを判断し
(ステップST1001)、障害が発生している時に障
害がハードウェアによるものか又はソフトウェアによる
ものかを判断する(ステップST1002)。障害がハ
ードウェアによるものである時に、ソフトウェア更新制
御部108は、第2のソフトウェア記憶部106に記憶
されている第2のソフトウェアで通信装置固有機能部1
07を再起動し(ステップST1003)、すなわち、
試運転を行わせてから、ステップST206へ行く。
【0087】ステップST1002において障害がソフ
トウェアによるものである時に、ソフトウェア更新制御
部108は、新ソフトウェア自体の不具合である可能性
が高いため、試運転フラグ300を初期化し、第1のソ
フトウェア記憶部105に記憶されているデータ(第1
のソフトウェア)を第2のソフトウェア記憶部106に
上書きして第1のソフトウェア(旧ソフトウェア)に復
旧する(ステップST1004)。次に、ソフトウェア
更新制御部108は、第1のソフトウェア記憶部105
に記憶されている第1のソフトウェアで通信装置固有機
能部107を再起動する(ステップST1005)。
【0088】このように、本実施の形態によれば、本発
明の実施の形態1の効果に加えて、新ソフトウェアでの
試運転中に下位局102の内部に何らかの障害が発生し
た時に、前記障害がハードウェアの不具合である時に
は、新ソフトウェアで通信装置固有機能部107を再起
動させることにより試運転を続行することができ、前記
障害がソフトウェアの不具合である時には、新ソフトウ
ェアの不具合である可能性が高いため、旧ソフトウェア
で通信装置固有機能部107を再起動させることによ
り、動作の保証された旧ソフトウェアでの運用に復旧す
ることができる。
【0089】(実施の形態6)次に、本発明の実施の形
態6に係る通信システムを図12及び図13を参照して
説明する。図12は、本発明の実施の形態6に係る通信
システムの構成を示すブロック図である。図13は、本
発明の実施の形態6に係る通信システムの動作を説明す
るためのフローチャートである。本発明の実施の形態6
においては、本発明の実施の形態2と同じ構成要素には
同じ参照符号が付されている。
【0090】図12に示すように、本発明の実施の形態
6に係る通信システムは、上位局101及び下位局10
2を具備している。下位局102は、第1のソフトウェ
ア記憶部105、第2のソフトウェア記憶部106、第
1の通信装置固有機能部1200、第2の通信装置固有
機能部1201、試運転フラグ300、及びソフトウェ
ア更新制御部108を具備している。ソフトウェア更新
制御部108は、第1のソフトウェア記憶部105、第
2のソフトウェア記憶部106、及び試運転フラグ30
0と接続されている。第1の通信装置固有機能部120
0及び第2の通信装置固有機能部1201は、並列にソ
フトウェア更新制御部108と接続されている。
【0091】次に、本発明の実施の形態6に係る通信シ
ステムの動作について図12と共に図13を参照して説
明する。
【0092】まず、ソフトウェア更新制御部108は、
予め第1のソフトウェアを第1のソフトウェア記憶部及
105及び第2のソフトウェア記憶部106に記憶させ
ておく(ステップST1300)。次に、ソフトウェア
更新制御部108は、第1の通信装置固有機能部120
0及び第2の通信装置固有機能部1201を第1のソフ
トウェア記憶部105に記憶された第1のソフトウェア
で起動する(ステップST1301)。
【0093】次に、ソフトウェア更新制御部108は、
第1の通信装置固有機能部1200を実際に通信装置固
有の機能を実現するための現用系とし、第2の通信装置
固有機能部1201を待機状態としておくための待機系
とする(ステップST1302)。次に、ソフトウェア
更新制御部108は、上位局101からソフトウェアの
更新要求があるかどうか、すなわち、ダウンロード要求
があるかどうかを判断し(ステップST1303)、ダ
ウンロード要求がある時には、ソフトウェア更新制御部
108は、上位局101から第2のソフトウェア(新ソ
フトウェア)をダウンロードし(ステップST130
4)、第2のソフトウェア記憶部106に上書きする
(ステップST1305)。
【0094】次に、ソフトウェア更新制御部108は、
試運転フラグ300をONにし(ステップST130
6)、第2のソフトウェア記憶部106に記憶された第
2のソフトウェアで第2の通信装置固有機能部1201
を再起動して第2の通信装置固有機能部1201に試運
転を行わせる(ステップST1307)。次に、ソフト
ウェア更新制御部108は、第2の通信装置固有機能部
1201を現用系とし、第1の通信装置固有機能部12
00を待機系とする(ステップST1308)。次に、
ソフトウェア更新制御部108は、待機系の第1の通信
装置固有機能部1200を第2のソフトウェア記憶部1
06に記憶された第2のソフトウェア(新ソフトウェ
ア)で再起動する(ステップST1309)。
【0095】上位局101は、下位局102で試運転中
の第2のソフトウェアを正式運用に用いる時には、下位
局102に試運転終了要求及び新ソフトウェアへの正式
移行要求を送信し、また、下位局102で試運転中の第
2のソフトウェアを正式運用に用いない時には、下位局
102に試運転終了要求及び旧ソフトウェアへの復旧要
求を送信する。
【0096】次に、ソフトウェア更新制御部108は、
試運転終了要求があるかを判断し(ステップST131
0)、試運転終了要求がある時に正式移行か又は復旧か
を判断する(ステップST1311)。正式移行である
時には、試運転フラグ300を初期化し、第2のソフト
ウェア記憶部に記憶されたデータ(第2のソフトウェ
ア)を第1のソフトウェア記憶部に上書きする(ステッ
プST1312)。
【0097】ステップST1311において復旧である
時には、ソフトウェア更新制御部108は、第1のソフ
トウェア記憶部105に記憶されたデータ(第1のソフ
トウェア)を第2のソフトウェア記憶部106に上書き
して、第1のソフトウェア(旧ソフトウェア)に復旧す
る(ステップST1313)。次に、ソフトウェア更新
制御部108は、第1の通信装置固有機能部1200を
第1のソフトウェア記憶部105に記憶された第1のソ
フトウェアで再起動する(ステップST1314)。
【0098】次に、ソフトウェア更新制御部108は、
第1の通信装置固有機能部1200を現用系とし、第2
の通信装置固有機能部1201を待機系に切り替える
(ステップST1315)。次に、ソフトウェア更新制
御部108は、待機系の第2の通信装置固有機能部12
01を第1のソフトウェア記憶部105に記憶された第
1のソフトウェアで再起動する(ステップST131
6)。
【0099】このように、本実施の形態によれば、本発
明の実施の形態1の効果に加えて、新ソフトウェアの試
運転を行う時に2つの通信装置固有機能部の何れか1つ
の再起動によって下位局102の動作を継続することが
できる。
【0100】(実施の形態7)次に、本発明の実施の形
態7に係る通信システムを図14及び図15を参照して
説明する。図14は、本発明の実施の形態7に係る通信
システムの構成を示すブロック図である。図15は、本
発明の実施の形態7に係る通信システムの動作を説明す
るためのフローチャートである。本発明の実施の形態7
においては、本発明の実施の形態2と同じ構成要素には
同じ参照符号が付されている。
【0101】図14に示すように、本発明の実施の形態
7に係る通信システムは、上位局101及び下位局10
2を具備している。下位局102は、第1のソフトウェ
ア記憶部105、第2のソフトウェア記憶部106、通
信装置固有機能部107、試運転フラグ300、ソフト
ウェア更新制御部108、及び統計情報管理部1400
を具備している。統計情報管理部1400は、ソフトウ
ェア更新制御部108に接続されている。統計情報管理
部1400は、単位時間当たりに発生する呼発生数のデ
ータを収集蓄積する。ソフトウェア更新制御部108
は、統計情報管理部1400により収集蓄積された呼発
生数がしきい値より小さい時に試運転開始のタイミング
をOKにする。前記しきい値は、上位局101により随
時変更できるようにしてもよい。
【0102】次に、本発明の実施の形態7に係る通信シ
ステムの動作について図14と共に図15を参照して説
明する。
【0103】図15に示すように、本発明の実施の形態
7に係る通信システムの動作は、図4のフローチャート
において、ステップST204とステップST401と
の間にステップST1501を挿入してなる。
【0104】本発明の実施の形態7に係る通信システム
の動作においては、ステップST204の後に、ソフト
ウェア更新制御部108は、統計情報管理部1400に
より収集蓄積された呼発生数がしきい値より小さいかど
うかを、すなわち、試運転開始のタイミングがOKかど
うかを判断する(ステップST1501)。ステップS
T1501においてタイミングがOKである時に、ステ
ップST401に行く。
【0105】このように、本実施の形態によれば、本発
明の実施の形態1の効果に加えて、収集した統計情報を
ソフトウェア更新処理の再起動のタイミングに反映させ
ることにより、通信装置固有機能部107を冗長化する
等の大きなコストをかけることなく、ソフトウェア更新
における通信装置固有機能部107の再起動によって下
位局102の動作を継続することができる。
【0106】(実施の形態8)次に、本発明の実施の形
態8に係る通信システムを図16及び図17を参照して
説明する。図16は、本発明の実施の形態8に係る通信
システムの構成を示すブロック図である。図17は、本
発明の実施の形態8に係る通信システムの動作を説明す
るためのフローチャートである。本発明の実施の形態8
においては、本発明の実施の形態2と同じ構成要素には
同じ参照符号が付されている。
【0107】図16に示すように、本発明の実施の形態
8に係る通信システムは、上位局101及び下位局10
2を具備している。下位局102は、第1のソフトウェ
ア記憶部105、第2のソフトウェア記憶部106、通
信装置固有機能部107、試運転フラグ300、ソフト
ウェア更新制御部108、及びタイミング算出部160
0を具備している。タイミング算出部1600は、ソフ
トウェア更新制御部108と接続されている。タイミン
グ算出部1600は、試運転を終了するタイミングを算
出して試運転終了通知をソフトウェア更新制御部108
に与える。
【0108】次に、本発明の実施の形態8に係る通信シ
ステムの動作について図16と共に図17を参照して説
明する。
【0109】図17に示すように、本発明の実施の形態
7に係る通信システムの動作は、図4のフローチャート
において、ステップST206の代わりにステップST
1701を有する。
【0110】本発明の実施の形態8に係る通信システム
の動作においては、ステップST205の後に、ソフト
ウェア更新制御部108は、タイミング算出部1600
から試運転終了通知があるかどうかを判断する(ステッ
プST1701)。ステップST1701においてタイ
ミング算出部1600から試運転終了通知がある時にス
テップST207へ行く。
【0111】タイミング算出部1600は、例えば、通
信装置固有機能部107が第2のソフトウェア(新ソフ
トウェア)で起動されてからある一定時間が経過しても
障害等が発生しなかった時に、試運転終了タイミング
(正式移行)であるとして試運転終了通知をソフトウェ
ア更新制御部108に与える。なお、前記一定時間は、
上位局101により随時変更できるようにしてもよい。
また、タイミング算出部1600は、前記一定時間内に
障害等が発生した時にも、試運転終了タイミング(復
旧)であるとして試運転終了通知をソフトウェア更新制
御部108に与える。
【0112】なお、タイミング算出部1600は、統計
情報を常時収集しておき、通信装置固有機能部107が
新ソフトウェアで起動した後に、収集している統計情報
のあるデータ(例えば、無線チャネルの使用率)が適当
なしきい値を超えるタイミングで前記試運転終了通知を
送出するようにしてもよい。
【0113】このように、本実施の形態によれば、本発
明の実施の形態1の効果に加えて、ソフトウェア更新処
理において、試運転の終了のタイミングを自動的に算出
するから、ソフトウェア更新における試運転時に上位局
101が下位局102に対して試運転の終了を指示する
必要が無いので、上位局101にかかる負担を低減する
ことができる。
【0114】(実施の形態9)次に、本発明の実施の形
態9に係る通信システムを図18、図19及び図20を
参照して説明する。図18は、本発明の実施の形態9に
係る通信システムの構成を示すブロック図である。図1
9は、本発明の実施の形態9に係る通信システムの動作
を説明するためのフローチャートである。図20は本発
明の実施の形態9に係る通信システムにおいて上位局か
らダウンロードする情報の構造を説明するための図であ
る。本発明の実施の形態9においては、本発明の実施の
形態2と同じ構成要素には同じ参照符号が付されてい
る。
【0115】図18に示すように、本発明の実施の形態
9に係る通信システムは、上位局101及び下位局10
2を具備している。下位局102は、第1のソフトウェ
ア記憶部105、第2のソフトウェア記憶部106、通
信装置固有機能部107、試運転フラグ300、ソフト
ウェア更新制御部108、及び自ハードウェアバージョ
ン記憶部1800を具備している。自ハードウェアバー
ジョン記憶部1800は、ソフトウェア更新制御部10
8と接続されている。自ハードウェアバージョン記憶部
1800は、通信装置固有機能部107のハードウェア
としての識別子であるハードウェアバージョンを記憶し
ている。
【0116】次に、本発明の実施の形態9に係る通信シ
ステムの動作について図18と共に図19及び図20を
参照して説明する。
【0117】図19に示すように、本発明の実施の形態
9に係る通信システムの動作は、図4のフローチャート
において、ステップST204とステップST401の
間にステップST1901を挿入し、ステップST19
01の後にステップST1902及びステップST19
03を追加してなる。
【0118】図4のフローチャートに示す動作と異なる
本発明の実施の形態9に係る通信システムの動作を説明
する。
【0119】図20に示す本ソフトウェアの動作を保証
するハードウェアバージョン一覧のファイルは、上位局
101から新ソフトウェア(第2のソフトウェア)のフ
ァイルと共にダウンロードされている(ステップST2
03)。ステップST204の後に、ソフトウェア更新
制御部108は、自ハードウェアバージョン記憶部18
00に記憶されたハードウェアバージョン及び第2のソ
フトウェアの動作を保証するハードウェアバージョン一
覧のファイル(図20参照)に基づいて、第2のソフト
ウェアが下位局102のハードウェアと適合しているか
を判断する(ステップST1901)。
【0120】ステップST1901において第2のソフ
トウェアが下位局102のハードウェアと適合している
時に、ステップST401へ行く。第2のソフトウェア
が下位局102のハードウェアと適合していない時に、
ソフトウェア更新制御部108は、第1のソフトウェア
記憶部105に記憶されたデータ(第1のソフトウェ
ア)を第2のソフトウェア記憶部106に上書きして第
1のソフトウェア(旧ソフトウェア)に復旧する(ステ
ップST1902)。次に、ソフトウェア更新制御部1
08は、第1のソフトウェア記憶部105に記憶された
第1のソフトウェアで通信装置固有機能部107を再起
動する(ステップST1903)。
【0121】このような動作により、ダウンロードした
ソフトウェアが下位局102のハードウェアに適合して
いるかどうかを判断することができ、動作の保証された
ハードウェアバージョンの下位局102のみがソフトウ
ェアの試運転を行うことができる。
【0122】このように、本実施の形態によれば、本発
明の実施の形態1の効果に加えて、ダウンロードしたソ
フトウェアがハードウェアに適合しているかどうかを下
位局102で判断することができるから、動作の保証さ
れたハードウェアバージョンの下位局102でのみソフ
トウェアの試運転を行うことができるので、上位局10
1から配下の複数の下位局102に対してソフトウェア
更新を行う時に、新ソフトウェアが各下位局102に適
合するかどうかを上位局101がいちいち確認する必要
が無くなるので、上位局101にかかる負担を低減させ
ることができる。
【0123】(実施の形態10)次に、本発明の実施の
形態10に係る通信システムを図21、図22及び図2
3を参照して説明する。図21は、本発明の実施の形態
10に係る通信システムの構成を示すブロック図であ
る。図22は、本発明の実施の形態10に係る通信シス
テムの動作を説明するためのフローチャートである。図
23は、本発明の実施の形態10に係る通信システムに
おいて上位局からダウンロードする情報の構造を説明す
るための図である。本発明の実施の形態10において
は、本発明の実施の形態9と同じ構成要素には同じ参照
符号が付されている。
【0124】図21に示すように、本発明の実施の形態
10に係る通信システムは、上位局101及び下位局1
02を具備している。下位局102は、第1のソフトウ
ェア記憶部105、第2のソフトウェア記憶部106、
通信装置固有機能部107、試運転フラグ300、ソフ
トウェア更新制御部108、自ハードウェアバージョン
記憶部1800、第1の適合ハードウェアバージョン記
憶部2100、及び第2の適合ハードウェアバージョン
記憶部2101を具備している。
【0125】第1の適合ハードウェアバージョン記憶部
2100及び第2の適合ハードウェアバージョン記憶部
2101は、ソフトウェア更新制御部108と接続され
ている。第1の適合ハードウェアバージョン記憶部21
00は、図23に示すように、第1のソフトウェアに対
応して本ソフトウェアの動作を保証する適合ハードウェ
アバージョン一覧のファイル(第1の適合ハードウェア
バージョン一覧のファイル)を記憶する。また、第2の
適合ハードウェアバージョン記憶部2101は、図23
に示すように、第2のソフトウェアに対応して本ソフト
ウェアの動作を保証する適合ハードウェアバージョン一
覧のファイル(第2の適合ハードウェアバージョン一覧
のファイル)を記憶する。
【0126】次に、本発明の実施の形態10に係る通信
システムの動作について図21と共に図22及び図23
を参照して説明する。
【0127】図22に示すように、本発明の実施の形態
10に係る通信システムの動作は、図4のフローチャー
トにおいて、ステップST202とステップST203
の間にステップST2201、ステップST2202及
びステップST2203を挿入し、ステップST220
3の後にステップST2204を追加してなる。
【0128】図4のフローチャートに示す動作と異なる
本発明の実施の形態10に係る通信システムの動作を説
明する。
【0129】ステップST202の後に、ソフトウェア
更新制御部108は、適合ハードウェアバージョン一覧
のファイルをダウンロードし(ステップST220
1)、この適合ハードウェアバージョン一覧のファイル
を第2の適合ハードウェアバージョン一覧のファイルと
して第2の適合ハードウェアバージョン記憶部2101
に記憶する(図23参照)(ステップST2202)。
【0130】次に、ソフトウェア更新制御部108は、
自ハードウェアバージョン記憶部1800に記憶されて
いるハードウェアバージョンと第2の適合ハードウェア
バージョン記憶部2101に記憶されている第2の適合
ハードウェアバージョンの一覧ファイルとを照合して更
新要求されている新ソフトウェア(第2のソフトウェ
ア)が下位局102のハードウェアと適合しているかど
うかを判断する(ステップST2203)。
【0131】ステップST2203において更新要求さ
れている新ソフトウェア(第2のソフトウェア)が下位
局102のハードウェアと適合している時に、ステップ
ST203へ行く。また、ステップST2203におい
て更新要求されている新ソフトウェア(第2のソフトウ
ェア)が下位局102のハードウェアと適合していない
時に、ソフトウェア更新制御部108は、第2の適合ハ
ードウェアバージョン記憶部2101のデータを削除す
る(ステップST2204)。
【0132】このように、本実施の形態によれば、本発
明の実施の形態1の効果に加えて、ソフトウェア更新に
おいて、新ソフトウェアのハードウェアへの適合性を判
断した後に、新ソフトウェアの本体をダウンロードする
ことにより、更新しようとした新ソフトウェアがハード
ウェアとの適合性がなかった時に、上位局101は無駄
なソフトウェアのダウンロードに大きな帯域を割く必要
がなくなる。
【0133】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ダウンロードした新ソフトウェアによる運用へ完全に移
行する前に、新ソフトウェアでの試運転を行えるように
し、新ソフトウェアでの運用に完全に移行するか、又
は、ソフトウェア更新処理前の状態に復旧するかを選択
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る通信システムの構
成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係る通信システムの動
作を説明するためのフローチャート
【図3】本発明の実施の形態2に係る通信システムの構
成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態2に係る通信システムの動
作を説明するためのフローチャート
【図5】本発明の実施の形態2に係る通信システムの他
の動作を説明するためのフローチャート
【図6】本発明の実施の形態3に係る通信システムの構
成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態3に係る通信システムの動
作を説明するためのフローチャート
【図8】本発明の実施の形態4に係る通信システムの構
成を示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態4に係る通信システムの動
作を説明するためのフローチャート
【図10】本発明の実施の形態5に係る通信システムの
構成を示すブロック図
【図11】本発明の実施の形態5に係る通信システムの
動作を説明するためのフローチャート
【図12】本発明の実施の形態6に係る通信システムの
構成を示すブロック図
【図13】本発明の実施の形態6に係る通信システムの
動作を説明するためのフローチャート
【図14】本発明の実施の形態7に係る通信システムの
構成を示すブロック図
【図15】本発明の実施の形態7に係る通信システムの
動作を説明するためのフローチャート
【図16】本発明の実施の形態8に係る通信システムの
構成を示すブロック図
【図17】本発明の実施の形態8に係る通信システムの
動作を説明するためのフローチャート
【図18】本発明の実施の形態9に係る通信システムの
構成を示すブロック図
【図19】本発明の実施の形態9に係る通信システムの
動作を説明するためのフローチャート
【図20】本発明の実施の形態9に係る通信システムに
おいて上位局からダウンロードする情報の構造を説明す
るための図
【図21】本発明の実施の形態10に係る通信システム
の構成を示すブロック図
【図22】本発明の実施の形態10に係る通信システム
の動作を説明するためのフローチャート
【図23】本発明の実施の形態10に係る通信システム
において上位局からダウンロードする情報の構造を説明
するための図
【符号の説明】
101 上位局 102 下位局 103、104 局間回線 105 第1のソフトウェア記憶部 106 第2のソフトウェア記憶部 107 通信装置固有機能部 108 ソフトウェア更新制御部 300 試運転フラグ T1〜Tn 通信装置固有機能部 F1〜Fn 試運転フラグ 1000 障害管理部 1200 第1の通信装置固有機能部 1201 第2の通信装置固有機能部 1400 統計情報管理部 1600 タイミング算出部 1800 自ハードウェアバージョン記憶部 2100 第1の適合ハードウェアバージョン記憶部 2101 第2の適合ハードウェアバージョン記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B034 BB02 BB17 CC04 5B076 AC01 BA05 BB04 BB06 BB13 EA11 EA12

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソフトウェア及び前記ソフトウェアの更
    新要求を送出する上位局と、前記上位局から前記ソフト
    ウェアをダウンロードして当該ソフトウェアによる運用
    を行う下位局と、を備えた通信システムにおいて、前記
    下位局は、ダウンロードした前記ソフトウェアを記憶す
    る第1のソフトウェア記憶手段及び第2のソフトウェア
    記憶手段と、前記第1のソフトウェア記憶手段又は前記
    第2のソフトウェア記憶手段に記憶された前記ソフトウ
    ェアを用いて起動して通信装置固有の機能を実現する通
    信装置固有機能手段と、前記第1のソフトウェア記憶手
    段又は前記第2のソフトウェア記憶手段に記憶された前
    記ソフトウェアによって前記通信装置固有機能手段に運
    転又は試運転を行わせるソフトウェア更新制御手段と、
    を具備し、前記ソフトウェア更新制御手段は、予め第1
    のソフトウェアを前記第1のソフトウェア記憶手段及び
    前記第2のソフトウェア記憶手段に記憶させ、前記上位
    局から前記ソフトウェアの更新要求がある時に前記上位
    局から第2のソフトウェアをダウンロードして前記第2
    のソフトウェア記憶手段に上書きし、当該第2のソフト
    ウェア記憶手段に記憶した前記第2のソフトウェアによ
    って前記通信装置固有機能手段に試運転を行わせ、次に
    前記第2のソフトウェアによって前記通信装置固有機能
    手段に運転を行わせる新状態に正式移行するかどうかを
    判断し、前記新状態に正式移行する時に前記第2のソフ
    トウェア記憶手段に記憶した前記第2のソフトウェアを
    前記第1のソフトウェア記憶手段に上書きして更新し、
    前記新状態に正式移行しないで元の旧状態に復旧する時
    に前記第1のソフトウェア記憶手段に記憶した前記第1
    のソフトウェアを前記第2のソフトウェア記憶手段に上
    書きして復旧することを特徴する通信システム。
  2. 【請求項2】 前記下位局は、前記通信装置固有機能手
    段が試運転を行っていることを示す試運転フラグを有
    し、前記ソフトウェア更新制御手段は、前記新ソフトウ
    ェアによって前記通信装置固有機能手段が試運転を行っ
    ている時に前記試運転フラグをONにし、前記試運転フ
    ラグがONである時に起動が再開された時に前記第2の
    ソフトウェアによる前記通信装置固有機能手段の試運転
    を続行することを特徴とする請求項1記載の通信システ
    ム。
  3. 【請求項3】 ソフトウェア及び前記ソフトウェアの更
    新要求を送出する上位局と、前記上位局から前記ソフト
    ウェアをダウンロードして当該ソフトウェアによる運用
    を行う下位局と、を備えた通信システムにおいて、前記
    下位局は、ダウンロードした前記ソフトウェアを記憶す
    る第1のソフトウェア記憶手段及び第2のソフトウェア
    記憶手段と、前記第1のソフトウェア記憶手段又は前記
    第2のソフトウェア記憶手段に記憶された前記ソフトウ
    ェアを用いて起動して通信装置固有の機能を実現する複
    数の通信装置固有機能部と、前記第1のソフトウェア記
    憶手段又は前記第2のソフトウェア記憶手段に記憶され
    た前記ソフトウェアによって前記複数の通信装置固有機
    能部に運転又は試運転を行わせるソフトウェア更新制御
    手段と、前記複数の通信装置固有機能部がそれぞれ試運
    転を行っていることを示す複数の試運転フラグと、を具
    備し、前記ソフトウェア更新制御手段は、予め第1のソ
    フトウェアを前記第1のソフトウェア記憶手段及び前記
    第2のソフトウェア記憶手段に記憶させ、前記上位局か
    ら前記ソフトウェアの更新要求がある時に前記上位局か
    ら第2のソフトウェアをダウンロードして前記第2のソ
    フトウェア記憶手段に上書きし、当該第2のソフトウェ
    ア記憶手段に記憶した前記第2のソフトウェアによって
    前記複数の通信装置固有機能部に順次に試運転を行わ
    せ、次に前記第2のソフトウェアによって前記各通信装
    置固有機能部に運転を行わせる新状態に正式移行するか
    どうかを判断し、前記新状態に正式移行する時に前記第
    2のソフトウェア記憶手段に記憶した前記第2のソフト
    ウェアを前記第1のソフトウェア記憶手段に上書きして
    更新し、前記新状態に正式移行しないで元の旧状態に復
    旧する時に前記第1のソフトウェア記憶手段に記憶した
    前記第1のソフトウェアを前記第2のソフトウェア記憶
    手段に上書きして復旧することを特徴する通信システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記上位局が複数ある場合、前記下位局
    は前記通信装置固有機能手段が試運転を行っていること
    を示す試運転情報をソフトウェアの更新要求を送出した
    上位局以外の前記上位局に通知することを特徴する請求
    項2記載の通信システム。
  5. 【請求項5】 ソフトウェア及び前記ソフトウェアの更
    新要求を送出する複数の上位局と、複数の前記上位局か
    ら前記ソフトウェアをダウンロードして当該ソフトウェ
    アによる運用を行う下位局と、を備えた通信システムに
    おいて、前記下位局は、ダウンロードした前記ソフトウ
    ェアを記憶する第1のソフトウェア記憶手段及び第2の
    ソフトウェア記憶手段と、前記第1のソフトウェア記憶
    手段又は前記第2のソフトウェア記憶手段に記憶された
    前記ソフトウェアを用いて起動して通信装置固有の機能
    を実現する通信装置固有機能手段と、前記第1のソフト
    ウェア記憶手段又は前記第2のソフトウェア記憶手段に
    記憶された前記ソフトウェアによって前記通信装置固有
    機能手段に運転又は試運転を行わせるソフトウェア更新
    制御手段と、前記通信装置固有機能手段が試運転を行っ
    ていることを示す試運転フラグと、障害が発生した時に
    前記障害がハードウェアによるものか又はソフトウェア
    によるものかを判断する障害管理手段と、を具備し、前
    記ソフトウェア更新制御手段は、予め第1のソフトウェ
    アを前記第1のソフトウェア記憶手段及び前記第2のソ
    フトウェア記憶手段に記憶させ、前記上位局から前記ソ
    フトウェアの更新要求がある時に前記上位局から第2の
    ソフトウェアをダウンロードして前記第2のソフトウェ
    ア記憶手段に上書きし、前記第2のソフトウェア記憶手
    段に記憶した前記第2のソフトウェアによって前記通信
    装置固有機能手段に試運転を行わせ、障害が発生した場
    合に前記障害管理手段に前記障害を判断させ、前記障害
    がハードウェアによるものである時に前記第2のソフト
    ウェアによって前記通信装置固有機能手段に試運転を行
    わせ、前記障害がソフトウェアによるものである時に前
    記第1のソフトウェア記憶手段に記憶した前記第1のソ
    フトウェアを前記第2のソフトウェア記憶手段に上書き
    して復旧することを特徴とする通信システム。
  6. 【請求項6】 ソフトウェア及び前記ソフトウェアの更
    新要求を送出する上位局と、前記上位局から前記ソフト
    ウェアをダウンロードして当該ソフトウェアによる運用
    を行う下位局と、を備えた通信システムにおいて、前記
    下位局は、ダウンロードした前記ソフトウェアを記憶す
    る第1のソフトウェア記憶手段及び第2のソフトウェア
    記憶手段と、前記第1のソフトウェア記憶手段又は前記
    第2のソフトウェア記憶手段に記憶された前記ソフトウ
    ェアを用いて起動して通信装置固有の機能を実現する第
    1及び第2の通信装置固有機能部を有する通信装置固有
    機能手段と、前記第1のソフトウェア記憶手段又は前記
    第2のソフトウェア記憶手段に記憶された前記ソフトウ
    ェアによって前記通信装置固有機能手段に運転又は試運
    転を行わせるソフトウェア更新制御手段と、前記通信装
    置固有機能手段が試運転を行っていることを示す試運転
    フラグと、を具備し、前記ソフトウェア更新制御手段
    は、予め第1のソフトウェアを前記第1のソフトウェア
    記憶手段及び前記第2のソフトウェア記憶手段に記憶さ
    せ、前記上位局から前記ソフトウェアの更新要求がある
    時に前記上位局から第2のソフトウェアをダウンロード
    して前記第2のソフトウェア記憶手段に上書きし、当該
    第2のソフトウェア記憶手段に記憶した前記第2のソフ
    トウェアによって前記第1の前記通信装置固有機能部に
    試運転を行わせると共に前記第2の前記通信装置固有機
    能部を待機状態にし、次に前記第2のソフトウェアによ
    って前記第2の前記通信装置固有機能部に試運転を行わ
    せると共に前記第1の前記通信装置固有機能部を待機状
    態にし、次に前記第2のソフトウェアによって前記各通
    信装置固有機能部に運転を行わせる新状態に正式移行す
    るかどうかを判断し、前記新状態に正式移行する時に前
    記第2のソフトウェア記憶手段に記憶した前記第2のソ
    フトウェアを前記第1のソフトウェア記憶手段に上書き
    して更新し、前記新状態に正式移行しないで元の旧状態
    に復旧する時に前記第1のソフトウェア記憶手段に記憶
    した前記第1のソフトウェアを前記第2のソフトウェア
    記憶手段に上書きして復旧することを特徴する通信シス
    テム。
  7. 【請求項7】 ソフトウェア及び前記ソフトウェアの更
    新要求を送出する上位局と、前記上位局から前記ソフト
    ウェアをダウンロードして当該ソフトウェアによる運用
    を行う下位局と、を備えた通信システムにおいて、前記
    下位局は、ダウンロードした前記ソフトウェアを記憶す
    る第1のソフトウェア記憶手段及び第2のソフトウェア
    記憶手段と、前記第1のソフトウェア記憶手段又は前記
    第2のソフトウェア記憶手段に記憶された前記ソフトウ
    ェアを用いて起動して通信装置固有の機能を実現する通
    信装置固有機能手段と、前記第1のソフトウェア記憶手
    段又は前記第2のソフトウェア記憶手段に記憶された前
    記ソフトウェアによって前記通信装置固有機能手段に運
    転又は試運転を行わせるソフトウェア更新制御手段と、
    前記通信装置固有機能手段が試運転を行っていることを
    示す試運転フラグと、単位時間当たりに発生する呼発生
    数のデータを収集蓄積する統計情報管理手段と、を具備
    し、前記ソフトウェア更新制御手段は、予め第1のソフ
    トウェアを前記第1のソフトウェア記憶手段及び前記第
    2のソフトウェア記憶手段に記憶させ、前記上位局から
    前記ソフトウェアの更新要求がある時に前記上位局から
    第2のソフトウェアをダウンロードして前記第2のソフ
    トウェア記憶手段に上書きし、前記統計情報管理手段に
    より収集蓄積された前記呼発生数がしきい値より小さい
    時に前記第2のソフトウェア記憶手段に記憶した前記第
    2のソフトウェアによって前記通信装置固有機能手段に
    試運転を行わせ、次に前記第2のソフトウェアによって
    前記通信装置固有機能手段に運転を行わせる新状態に正
    式移行するかどうかを判断し、前記新状態に正式移行す
    る時に前記第2のソフトウェア記憶手段に記憶した前記
    第2のソフトウェアを前記第1のソフトウェア記憶手段
    に上書きして更新し、前記新状態に正式移行しないで元
    の旧状態に復旧する時に前記第1のソフトウェア記憶手
    段に記憶した前記第1のソフトウェアを前記第2のソフ
    トウェア記憶手段に上書きして復旧することを特徴する
    通信システム。
  8. 【請求項8】 ソフトウェア及び前記ソフトウェアの更
    新要求を送出する上位局と、前記上位局から前記ソフト
    ウェアをダウンロードして当該ソフトウェアによる運用
    を行う下位局と、を備えた通信システムにおいて、前記
    下位局は、ダウンロードした前記ソフトウェアを記憶す
    る第1のソフトウェア記憶手段及び第2のソフトウェア
    記憶手段と、前記第1のソフトウェア記憶手段又は前記
    第2のソフトウェア記憶手段に記憶された前記ソフトウ
    ェアを用いて起動して通信装置固有の機能を実現する通
    信装置固有機能手段と、前記第1のソフトウェア記憶手
    段又は前記第2のソフトウェア記憶手段に記憶された前
    記ソフトウェアによって前記通信装置固有機能手段に運
    転又は試運転を行わせるソフトウェア更新制御手段と、
    前記通信装置固有機能手段が試運転を行っていることを
    示す試運転フラグと、前記試運転を終了するタイミング
    を算出するタイミング算出手段と、を具備し、前記ソフ
    トウェア更新制御手段は、予め第1のソフトウェアを前
    記第1のソフトウェア記憶手段及び前記第2のソフトウ
    ェア記憶手段に記憶させ、前記上位局から前記ソフトウ
    ェアの更新要求がある時に前記上位局から第2のソフト
    ウェアをダウンロードして前記第2のソフトウェア記憶
    手段に上書きし、前記第2のソフトウェア記憶手段に記
    憶した前記第2のソフトウェアによって前記通信装置固
    有機能手段に試運転を行わせ、前記タイミング算出手段
    により算出される前記タイミングにより前記試運転を終
    了し、次に前記第2のソフトウェアによって前記通信装
    置固有機能手段に運転を行わせる新状態に正式移行する
    かどうかを判断し、前記新状態に正式移行する時に前記
    第2のソフトウェア記憶手段に記憶した前記第2のソフ
    トウェアを前記第1のソフトウェア記憶手段に上書きし
    て更新し、前記新状態に正式移行しないで元の旧状態に
    復旧する時に前記第1のソフトウェア記憶手段に記憶し
    た前記第1のソフトウェアを前記第2のソフトウェア記
    憶手段に上書きして復旧することを特徴する通信システ
    ム。
  9. 【請求項9】 ソフトウェア及び前記ソフトウェアの更
    新要求を送出する上位局と、前記上位局から前記ソフト
    ウェアをダウンロードして当該ソフトウェアによる運用
    を行う下位局と、を備えた通信システムにおいて、前記
    下位局は、ダウンロードした前記ソフトウェアを記憶す
    る第1のソフトウェア記憶手段及び第2のソフトウェア
    記憶手段と、前記第1のソフトウェア記憶手段又は前記
    第2のソフトウェア記憶手段に記憶された前記ソフトウ
    ェアを用いて起動して通信装置固有の機能を実現する通
    信装置固有機能手段と、前記第1のソフトウェア記憶手
    段又は前記第2のソフトウェア記憶手段に記憶された前
    記ソフトウェアによって前記通信装置固有機能手段に運
    転又は試運転を行わせるソフトウェア更新制御手段と、
    前記通信装置固有機能手段が試運転を行っていることを
    示す試運転フラグと、前記通信装置固有機能手段のハー
    ドウェアとしての識別子であるハードウェアバージョン
    を記憶した自ハードウェアバージョン記憶手段と、を具
    備し、前記ソフトウェア更新制御手段は、予め第1のソ
    フトウェアを前記第1のソフトウェア記憶手段及び前記
    第2のソフトウェア記憶手段に記憶させ、前記上位局か
    ら前記ソフトウェアの更新要求がある時に前記上位局か
    ら第2のソフトウェアをダウンロードして前記第2のソ
    フトウェア記憶手段に上書きし、前記自ハードウェアバ
    ージョン記憶手段に記憶された前記ハードウェアバージ
    ョン及び前記上位局からダウンロードしたソフトウェア
    の動作を保証するハードウェアバージョンに基づいて前
    記第2のソフトウェアが前記下位局のハードウェアと適
    合しているかどうかを判断し、前記第2のソフトウェア
    が前記上位局のハードウェアと適合している時に前記第
    2のソフトウェア記憶手段に記憶した前記第2のソフト
    ウェアによって前記通信装置固有機能手段に試運転を行
    わせ、前記第2のソフトウェアが前記下位局のハードウ
    ェアと適合していない時に前記第1のソフトウェア記憶
    手段に記憶した前記第1のソフトウェアを前記第2のソ
    フトウェア記憶手段に上書きして復旧することを特徴す
    る通信システム。
  10. 【請求項10】 ソフトウェア及び前記ソフトウェアの
    更新要求を送出する上位局と、前記上位局から前記ソフ
    トウェアをダウンロードして当該ソフトウェアによる運
    用を行う下位局と、を備えた通信システムにおいて、前
    記下位局は、ダウンロードした前記ソフトウェアを記憶
    する第1のソフトウェア記憶手段及び第2のソフトウェ
    ア記憶手段と、前記第1のソフトウェア記憶手段又は前
    記第2のソフトウェア記憶手段に記憶された前記ソフト
    ウェアを用いて起動して通信装置固有の機能を実現する
    通信装置固有機能手段と、前記第1のソフトウェア記憶
    手段又は前記第2のソフトウェア記憶手段に記憶された
    前記ソフトウェアによって前記通信装置固有機能手段に
    運転又は試運転を行わせるソフトウェア更新制御手段
    と、前記通信装置固有機能手段のハードウェアとしての
    識別子であるハードウェアバージョンを記憶した自ハー
    ドウェアバージョン記憶手段と、前記第1のソフトウェ
    ア記憶手段に記憶されるソフトウェアに対応した第1の
    適合ハードウェアバージョンを記憶する第1の適合ハー
    ドウェアバージョン記憶部と、前記第2のソフトウェア
    記憶手段に記憶されるソフトウェアに対応した第2の適
    合ハードウェアバージョンを記憶する第2の適合ハード
    ウェアバージョン記憶部と、を具備し、前記ソフトウェ
    ア更新制御手段は、予め第1のソフトウェアを前記第1
    のソフトウェア記憶手段及び前記第2のソフトウェア記
    憶手段に記憶させ、前記上位局から前記ソフトウェアの
    更新要求がある時に前記第2の適合ハードウェアバージ
    ョン記憶部に前記第2の適合ハードウェアバージョンを
    ダウンロードし、前記自ハードウェアバージョン記憶手
    段に記憶されている前記ハードウェアバージョンと前記
    第2の適合ハードウェアバージョンとを照合して前記更
    新要求されている第2のソフトウェアが前記下位局のハ
    ードウェアと適合しているかどうかを判断し、前記更新
    要求されている前記第2のソフトウェアが前記下位局の
    ハードウェアと適合している時に前記上位局から前記第
    2のソフトウェアをダウンロードして前記第2のソフト
    ウェア記憶手段に上書きし、当該第2のソフトウェア記
    憶手段に記憶した前記第2のソフトウェアによって前記
    通信装置固有機能手段に試運転を行わせ、次に前記第2
    のソフトウェアによって前記通信装置固有機能手段に運
    転を行わせる新状態に正式移行するかどうかを判断し、
    前記新状態に正式移行する時に前記第2のソフトウェア
    記憶手段に記憶した前記第2のソフトウェアを前記第1
    のソフトウェア記憶手段に上書きして更新し、前記新状
    態に正式移行しないで元の旧状態に復旧する時に前記第
    1のソフトウェア記憶手段に記憶した前記第1のソフト
    ウェアを前記第2のソフトウェア記憶手段に上書きして
    復旧し、前記第2のソフトウェアが前記下位局のハード
    ウェアと適合していない時に前記第2の適合ハードウェ
    アバージョン記憶部のデータを削除することを特徴とす
    る通信システム。
  11. 【請求項11】 ソフトウェア及び前記ソフトウェアの
    更新要求を送出する上位局と、前記上位局から前記ソフ
    トウェアをダウンロードして当該ソフトウェアによる運
    用を行う下位局と、を備えた通信システムにおいて、前
    記下位局は、ダウンロードした前記ソフトウェアを記憶
    する第1のソフトウェア記憶手段及び第2のソフトウェ
    ア記憶手段と、前記第1のソフトウェア記憶手段又は前
    記第2のソフトウェア記憶手段に記憶された前記ソフト
    ウェアを用いて起動して通信装置固有の機能を実現する
    通信装置固有機能手段と、前記第1のソフトウェア記憶
    手段又は前記第2のソフトウェア記憶手段に記憶された
    前記ソフトウェアによって前記通信装置固有機能手段に
    運転又は試運転を行わせるソフトウェア更新制御手段
    と、を具備する通信システムにおけるソフトウェア更新
    方法において、予め第1のソフトウェアを前記第1のソ
    フトウェア記憶手段及び前記第2のソフトウェア記憶手
    段に記憶させるステップと、前記上位局から前記ソフト
    ウェアの更新要求がある時に前記上位局から第2のソフ
    トウェアをダウンロードして前記第2のソフトウェア記
    憶手段に上書きするステップと、前記第2のソフトウェ
    ア記憶手段に記憶した前記第2のソフトウェアによって
    前記通信装置固有機能手段に試運転を行わせるステップ
    と、前記第2のソフトウェアによって前記通信装置固有
    機能手段に運転を行わせる新状態に正式移行するかどう
    かを判断するステップと、前記新状態に正式移行する時
    に前記第2のソフトウェア記憶手段に記憶した前記第2
    のソフトウェアを前記第1のソフトウェア記憶手段に上
    書きして更新するステップと、前記新状態に正式移行し
    ないで元の旧状態に復旧する時に前記第1のソフトウェ
    ア記憶手段に記憶した前記第1のソフトウェアを前記第
    2のソフトウェア記憶手段に上書きして復旧するステッ
    プと、を具備することを特徴するソフトウェア更新方
    法。
  12. 【請求項12】 ソフトウェア及び前記ソフトウェアの
    更新要求を送出する上位局と、前記上位局から前記ソフ
    トウェアをダウンロードして当該ソフトウェアによる運
    用を行う下位局と、を備えた通信システムにおいて、前
    記下位局は、ダウンロードした前記ソフトウェアを記憶
    する第1のソフトウェア記憶手段及び第2のソフトウェ
    ア記憶手段と、前記第1のソフトウェア記憶手段又は前
    記第2のソフトウェア記憶手段に記憶された前記ソフト
    ウェアを用いて起動して通信装置固有の機能を実現する
    通信装置固有機能手段と、前記第1のソフトウェア記憶
    手段又は前記第2のソフトウェア記憶手段に記憶された
    前記ソフトウェアによって前記通信装置固有機能手段に
    運転又は試運転を行わせるソフトウェア更新制御手段
    と、を具備する通信システムにおいて、コンピュータ
    に、予め第1のソフトウェアを前記第1のソフトウェア
    記憶手段及び前記第2のソフトウェア記憶手段に記憶さ
    せるステップと、前記上位局から前記ソフトウェアの更
    新要求がある時に前記上位局から第2のソフトウェアを
    ダウンロードして前記第2のソフトウェア記憶手段に上
    書きするステップと、前記第2のソフトウェア記憶手段
    に記憶した前記第2のソフトウェアによって前記通信装
    置固有機能手段に試運転を行わせるステップと、前記第
    2のソフトウェアによって前記通信装置固有機能手段に
    運転を行わせる新状態に正式移行するかどうかを判断す
    るステップと、前記新状態に正式移行する時に前記第2
    のソフトウェア記憶手段に記憶した前記第2のソフトウ
    ェアを前記第1のソフトウェア記憶手段に上書きして更
    新するステップと、前記新状態に正式移行しないで元の
    旧状態に復旧する時に前記第1のソフトウェア記憶手段
    に記憶した前記第1のソフトウェアを前記第2のソフト
    ウェア記憶手段に上書きして復旧するステップと、を実
    行させることを特徴するソフトウェア更新プログラム。
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