JP2003121845A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2003121845A
JP2003121845A JP2001318671A JP2001318671A JP2003121845A JP 2003121845 A JP2003121845 A JP 2003121845A JP 2001318671 A JP2001318671 A JP 2001318671A JP 2001318671 A JP2001318671 A JP 2001318671A JP 2003121845 A JP2003121845 A JP 2003121845A
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lamp
light
display
lamps
liquid crystal
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JP2001318671A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Wakatake
宏 若竹
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Schneider Electric Japan Holdings Ltd
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Digital Electronics Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示面からの入力操作が可能なタッチパネル
付き表示装置の表示素子として設けられる液晶パネル用
のバックライトランプに付加される補助光源の機能を容
易かつ低コストに維持する。 【解決手段】 インバータ回路61bにおける抵抗R3
・R4でそれぞれバックライト用のランプ81・82に
流れる電流を電圧として検出し、フィルタ回路61c・
61dでその電圧を電流の有無に応じたロジックレベル
に変換する。ランプ81・82が切れたら、それに電流
が流れなくなるので、フィルタ回路61c・61dがロ
ーレベルの信号を出力する。CPU11は、その信号を
受けると、ランプ81・82を保持するランプホルダに
取り付けられたLED87を点灯させてバックライトの
補助光源として機能させる。あるいは、ランプホルダの
内壁面に蓄光塗料を塗布しておき、ランプ81・82が
切れたときに、しばらくはバックライトの補助光源とし
て機能させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示ディスプ
レイのようなバックライト用ランプを有し、表示面から
の入力操作が可能な表示装置に係り、ランプの点灯不能
時にもランプに代わる光源によって表示動作を維持する
ようにした表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】FA(Factory Automation)の分野では、
近年、プログラマブル表示器が、プログラマブルロジッ
クコントローラ(PLC)などの表示器として普及して
きた。プログラマブル表示器は、ドット表示画面、操作
用入力スイッチ、ホストコントローラ(PLC)とのイ
ンターフェース、画面上でのタッチパネルを介した操作
入力のような制御を行うためのプログラムメモリなどを
備えた操作用表示器である。一般に、プログラマブル表
示器は、本来、PLCへの制御指示を行うための操作
盤、PLCの稼働状況を示す表示灯などに代わる機器と
して発展してきた経緯があり、グラフィック表示によ
り、操作盤、スイッチ、表示灯などの機能を備える他、
制御対象機器(デバイス)の稼働状況や作業指示のよう
な管理のための各種のモニタ、機器に対する設定値を入
力する端末としての機能を備えている。プログラマブル
表示器は、このような機能によって、FAの分野に限ら
ず、入力操作可能な表示器として利用される分野が拡大
してきている。
【0003】また、一般に、上記のような表示器は、制
御盤などに組み込むことができるように小型に構成され
る必要があるため、表示デバイスとして平板型ディスプ
レイを備えている。また、平板型ディスプレイとして
は、多色表示を容易に実現できるLCD(液晶ディスプ
レイ)が多く用いられる。透過型のLCDは、通常、表
示面の輝度を確保するためにバックライトを備えてい
る。また、反射型LCDおよび透過型LCDの機能を兼
ね備えた半透過型LCDも、透過モード用の光源として
バックライトを備えている。
【0004】バックライト用の光源としては、一般に冷
陰極管などの蛍光ランプが用いられる。また、主なバッ
クライト方式としては、例えば、液晶パネルの背面から
直接ランプの光を照射する直下型や、導光板を用いて液
晶パネルの側方に配されたランプの光を液晶パネルの全
体に広げて照射するサイドライト型が挙げられる。特
に、サイドライト型は、ランプからの出射光を面的に液
晶パネルに照射する面光源として機能することにより、
液晶パネルに均一に光を照射することができ、また、薄
型化やランプの交換が容易であるため、LCDによく用
いられている。
【0005】ところで、ランプ切れやランプの駆動系
(インバータや配線)の故障などでランプが点灯不能に
なった場合は、当然のことながら、ランプの交換やイン
バータの修理などを行ってランプを点灯可能な状態に復
旧する必要がある。しかしながら、プログラマブル表示
器などの表示装置においては、動作中にランプが点灯不
能になると、表示面が暗くなり実際に表示されるべき画
面を見ることができなくなる。このような状態では、操
作者は、ランプが点灯不能になったのか、表示装置の表
示動作そのものが停止したのかを判別することができ
ず、表示面上でのタッチパネルの操作を不用意に行う可
能性がある。
【0006】このような誤操作を防止するには、表示装
置において、筐体に設けられたLEDなどを点灯させる
ことによってランプの点灯不能状態を操作者に報知する
ことが考えられる。このような方法では、操作者がラン
プの点灯不能状態を認識することはできるものの、ラン
プを交換するなどの作業を行う前に、表示装置の動作を
停止させるまでの操作が必要となる。しかしながら、ラ
ンプの点灯不能のために画面が見えない状態では、その
操作ができないという不都合が生じる。
【0007】そこで、このような不都合を回避するに
は、ランプが点灯不能になっても、他の補助光源でバッ
クライトとしての光を補うことが考えられる。例えば、
特開平6−250168号公報では、液晶パネルの背面
側に配される各種の反射板に蛍光体を含有した材料を塗
布した構成が開示されている。このようなバックライト
を用いると、液晶パネルを外光を受ける場所から暗所に
移動させた場合に、蛍光材料により蓄えられた光によっ
て、徐々に光量が低下するものの、しばらくの間は反射
板が補助光源として機能することができる。そして、こ
のようなバックライトを前記の表示装置に用いれば、ラ
ンプが点灯不能になっても、表示面が直ちに見えなくな
ることを回避できるため、誤操作を防止することができ
る。
【0008】あるいは、液晶材料そのものに蓄光材料を
含有させることによって、ランプが点灯不能になったと
きに、液晶材料内の蓄光材料を補助光源として利用する
ことも考えられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の反射
板に蛍光材料を塗布した構成では、反射板に蛍光材料を
塗布することが難しい上、反射板を交換したり、反射板
に蛍光材料を塗布し直したりすることができないため、
経年的に低下していく蛍光材料の蓄光力を補うことがで
きない。したがって、上記のような反射板を用いても、
蓄光力が低下して、やがて補助光源としての機能を失え
ば、ランプが点灯不能となったときに、前述のように表
示装置の動作中の画面を見ることができなくなり、誤操
作を誘発する虞がある。
【0010】また、蓄光材料を含有する液晶材料を用い
ても、蓄光材料の蓄光力が低下すると、上記と同様な不
都合が生じることになる。
【0011】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、サイドライト型のバックライトのランプの
点灯不能時に用いる補助光源の機能を容易にかつ低コス
トで維持できる表示装置を提供することを目的としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の表示装置は、液
晶パネルと、該液晶パネルの側方に配されたランプおよ
び該ランプの光を液晶パネルの背面に照射する導光板な
どの背面照射手段を有するバックライト手段と、上記液
晶パネル上での入力操作を可能にする入力手段とを備え
た表示装置において、上記背面照射手段の光入射部位に
光を照射しうる位置に配された補助光源を備えているこ
とを特徴としている。
【0013】上記の構成では、補助光源からの光が、背
面照射手段の光入射部位に照射されるので、ランプが点
灯不能になっても液晶パネルに光が照射されて、入力手
段による液晶パネル上での入力操作が可能になる。これ
により、ランプ点灯不能時に、液晶パネルの表示面が暗
くなって画面を視認できない状態にはならないので、操
作者が入力操作を誤ることを防止できる。
【0014】また、補助光源は、背面照射手段の光入射
部位に光の照射が可能な位置に配されるので、前述の反
射板に蛍光塗料を塗布した構成と異なり、補助光源を液
晶パネルや背面照射手段と独立して設けることができ
る。これにより、補助光源を交換するなどして、補助光
源の機能を容易に維持することができる。
【0015】上記の表示装置においては、上記補助光源
が発光ダイオードであり、さらに、上記ランプが点灯不
能であることを検出する点灯不能検出手段と、上記ラン
プの点灯不能状態が検出されると、上記発光ダイオード
を点灯させる点灯制御手段とが設けられていることが好
ましい。
【0016】このような構成では、ランプが点灯不能に
なると、それが点灯不能検出手段によって検出され、さ
らに、点灯制御手段によって補助光源としての発光ダイ
オードが点灯する。発光ダイオードの寿命が半永久的で
あるので、補助光源として発光ダイオードを用いること
によって、長時間に渡って補助光源としての機能を維持
することができる。それゆえ、ランプが点灯不能状態に
なっても、表示装置の動作を停止させるまでの操作と、
ランプの点灯不能状態からの復旧作業とを直ちに実行す
る必要がない。
【0017】上記の表示装置においては、上記補助光源
が上記ランプの光を蓄えて発光する蓄光性を有する蓄光
部材であることが好ましい。このような構成では、上記
のように、補助光源を液晶パネルや背面照射手段と独立
して設けることができることから、蓄光部材の蓄光力が
低下しても、蓄光部材そのものを交換したり、蓄光部材
の蓄光力を補ったりすることにより、補助光源としての
機能を容易に維持することができる。また、蓄光部材
は、板材などに蓄光塗料を塗布するなどして構成できる
ため、低コストで製造することが可能である。
【0018】この表示装置においては、上記蓄光部材が
上記ランプを収容する収容部材であることが好ましい。
このように、蓄光部材が収容部材を兼ねることによっ
て、補助光源として新たな部材を設ける必要がなくな
る。収容部材を蓄光部材として用いるには、例えば、ラ
ンプからの直接光を受ける収容部材の内壁面に蓄光塗料
を塗布したりシート状の蓄光性部材を貼り付けたりし
て、収容部材に蓄光性を備えさせればよい。
【0019】上記のいずれの表示装置においても、上記
ランプが冷陰極管であることが好ましい。冷陰極管は、
寿命が長く、液晶ディスプレイのバックライト用の光源
として最もよく用いられているので、上記の補助光源と
組み合わせることによって、より信頼性の高い表示装置
を提供することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図7に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
【0021】図1に示すように、表示装置としてのプロ
グラマブル表示器1は、CPU11、メモリ部12、V
RAM13、ディスプレイ14、グラフィックコントロ
ーラ15、タッチパネル16、タッチパネルコントロー
ラ17、メンテナンスポート18、通信コントローラ1
9および報知ランプ20を備えている。
【0022】メモリ部12は、DRAM12a、FEP
ROM(Flash Erasable and Programmable ROM)12b
などのメモリを含んでいる。DRAM12aは、主に、
表示制御などの演算処理時の作業用に用いられる他、P
LC2との間でやり取りされるデータの一時的な記憶に
用いられる。FEPROM12bは、書き替え可能な読
み出し専用のフラッシュメモリであり、一般のパーソナ
ルコンピュータにおけるハードディスクドライブの役割
を果たす。フラッシュメモリは、可動部を持たず、かつ
衝撃に強いので、劣悪な周囲環境でも安定して動作す
る。
【0023】また、上記のFEPROM12bは、表示
制御システムプログラムと、通信プロトコルと、画面デ
ータとをそれぞれ格納するエリアを有している。表示制
御システムプログラムは、画像表示制御を行うための基
本機能を実現するためのプログラムである。通信プロト
コルは、PLC2との通信処理で用いられるプロトコル
であり、PLC2の機種(メーカ)に応じて固有に定め
られている。画面データは、後述する作画エディタによ
って作成されて、FEPROM12bにダウンロードさ
れている。この画面データは、ディスプレイ14に表示
すべきベース画面や画像ブロックとしてのマークのデー
タおよび各マークに付与された後述するタグと称する処
理指示語W(図2参照)などを含んでおり、表示内容プ
ログラムを構成している。
【0024】上記のマークは、タッチスイッチ、ラン
プ、各種表示器などの画像化された基本的な部品として
予め用意されている。また、マークとしては、スイッチ
や数値表示器などの動的変化を画面上の任意の位置で表
現させたり、文字列、数値などを表示させたりするため
に、画面上の所望の位置に設けた矩形エリアに設定され
た動画機能部も含まれる。
【0025】図2(a)に示すように、画面データに含
まれる処理指示語Wは、ベース画面上で実行されるべき
事象毎に作成されている。この処理指示語Wは、基本的
には、表示制御動作を実行すべきベース画面のファイル
番号Fと、このベース画面上で実行されるべき動作内容
を特定する事象名Tと、各実行事象毎に参照される1ま
たは複数のデータからなる参照情報Iとを一組として備
えている。
【0026】また、図2(b)に示すように、ファイル
番号F1のベース画面において、後述のタッチパネル1
6を介して入力操作を規定する処理指示語WTは、タッ
チパネル16上の入力座標範囲X1,Y1と、その入力
座標範囲の指定に連動してオンされる書込ビット位置A
1を参照情報Iとして備えている。
【0027】その他、図2(c)に示すように、後述す
るフィルタ回路61c・61dを指定する検知用デバイ
ス名D1に対し、フィルタ回路61c・61dの両方の
出力値がローレベル(事象名n2)となったときに所定
の書込ビット位置A2をオンさせるための処理指示語W
1が用意されている。また、図2(d)に示す処理指示
語W2は、ランプ切れのメッセージを表示する(事象名
n3)ために、プログラマブル表示器1の表示面上の表
示座標範囲X2,Y2と、その表示座標範囲の指定に連
動してオンされる参照ビット位置A3を参照情報Iとし
て備えている。
【0028】加えて、図2(e)に示すように、上記の
参照ビット位置A3がオンされるのと連動して、後述の
報知ランプ20を指定する点灯用デバイス名D2に対
し、報知ランプ20を点灯処理(事象名n4)するため
のハードウェア制御に必要な処理指示語W3が用意され
ている。また、図2(f)に示すように、上記の参照ビ
ット位置A3がオンされるのと連動して、後述のLED
87…を指定する点灯用デバイス名D3に対し、LED
87…を点灯処理(事象名n5)するためのハードウェ
ア制御に必要な処理指示語W4が用意されている。
【0029】CPU11は、前述のFEPROM12b
に格納された表示制御システムプログラムにしたがっ
て、プログラマブル表示器1の各部の動作を制御する。
また、CPU11は、後述するメンテナンスポート18
を介しての後述するコンピュータ装置3との通信を制御
する機能を有しており、作画エディタからの画面データ
を受け取るとFEPROM12bに格納したり、ラダー
エディタからのラダープログラムを受け取るとPLC2
に転送したりする。また、CPU11は、表示制御シス
テムプログラムにしたがって、後述するフィルタ回路6
1c・61dからの出力がランプ81・82の両方の点
灯不能(ランプ切れなど)を判定するレベルになると、
操作者にそのことを報知するために、ディスプレイ14
にメッセージなどを表示させる。さらに、点灯制御手段
としてのCPU11は、表示制御システムプログラム
(処理指示語W3・W4使用しない場合は他のプログラ
ム)にしたがって、フィルタ回路61c・61dからの
出力がランプ81・82の両方の点灯不能を判定するレ
ベルになると、報知ランプ20およびLED87…を点
灯させる。
【0030】VRAM13は、ディスプレイ14に表示
される画面のイメージを一時的に保持するメモリであ
り、FEPROM12bからの画面データのイメージを
水平方向に表示される順にドットデータとして格納して
いる。
【0031】グラフィックコントローラ15は、VRA
M13に展開された画面のイメージを、ディスプレイ1
4に描画するドライバソフトウェアである。入力手段と
してのタッチパネル16は、ディスプレイ14の表示画
面上で入力を行うために設けられており、アナログ抵抗
膜式タッチパネルなどが好適である。タッチパネルコン
トローラ17は、タッチパネル16の出力電圧を入力位
置情報に変換してCPU11に出力する。
【0032】メンテナンスポート18は、パーソナルコ
ンピュータなどのコンピュータ装置3との間の通信を行
うための通信ポートである。一方、通信コントローラ1
9は、通信ケーブル(例えばRS−232C)を介して
PLC2との間で入出力機器4…の制御や監視に関する
データなどの転送やPLC2の出力データの取り込みを
制御するインターフェースである。
【0033】報知ランプ20は、後述するバックライト
ユニット8のランプ81・82が全て点灯不能となった
場合に点灯して操作者にそのことを報知するランプであ
り、CPU11によって点灯が制御される。この報知ラ
ンプ20は、図3に示すように、プログラマブル表示器
1の筺体1aの一部、例えば、プログラマブル表示器1
の表示面1b周辺の額縁部に設けられている。
【0034】ここで、ディスプレイ14について詳細に
説明する。
【0035】ディスプレイ14は、LCDユニット5お
よびインバータ装置6を備えている。上記のLCDユニ
ット5は、図4に示すように、液晶パネル7およびバッ
クライトユニット8によって構成されている。
【0036】液晶パネル7は、透過型液晶パネルまたは
半透過型液晶パネルのような液晶表示素子によって構成
されており、バックライトユニット8から照射される光
の透過を画素単位で制御することによって、所望の画像
を表示する。
【0037】バックライト手段としてのバックライトユ
ニット8は、ランプ81・82、導光板83、反射板8
4、拡散板85およびランプホルダ86・86を含んで
いる。
【0038】ランプ81・82は、陰極蛍光管(冷陰極
管および熱陰極管)などの蛍光ランプであり、サイドラ
イト型のバックライトユニット8においては、ランプ8
1が左側(または上側)に配される一方、ランプ82が
右側(または下側)に配される。冷陰極管は、輝度が熱
陰極管よりも低いという不利な点を有しているものの、
熱陰極管が高熱を発生するために寿命が短くかつ液晶パ
ネル7に熱による表示温度むらなどの悪影響を及ぼすこ
とから、一般に熱陰極管よりもバックライト用ランプに
適している。
【0039】また、液晶パネル7が、透過率の低いカラ
ーSTN(Super Twisted Nematic)やカラーTFT(Thin
Film Transistor)液晶パネルなどである場合、必要な
輝度を確保するために、上記のように、バックライトユ
ニット8は2本のランプ81・82を備えることが好ま
しい。一方、液晶パネル7が、小型の液晶パネルや透過
率の比較的高い白黒STN液晶パネルなどである場合、
必要な輝度を確保するために、バックライトユニット8
は、ランプ81・82のうち、いずれか1本を備えてい
るだけで十分なこともある。
【0040】背面照射手段としての導光板83は、透明
なアクリルなどからなる板状の部材であり、ランプ81
・82からの出射光を面状に液晶パネル7に照射する面
光源として機能している。導光板83は、背面側(液晶
パネル7の反対側)の面に、反射板84が貼り付けられ
ている一方、前面側(液晶パネル7)の面に、拡散板8
5が貼り付けられている。導光板83は、反射板84が
貼り付けられることで、背面側に出射される光を逃がす
ことなく液晶パネル7側に照射して、面光源としての効
率を高めている。また、導光板83は、拡散板85が貼
り付けられることで、液晶パネル7への照射光を拡散さ
せて、液晶パネル7の輝度むらを低下させている。
【0041】導光板83に入射する光の大半はランプ8
1・82からの直接光であり、後述するランプホルダ8
6からの反射光はそれほど多くない。したがって、ラン
プ81・82からの直接光をより多く導光板83に入射
させるために、導光板83の厚さは、ランプ81・82
の直径に対して大きいほどよいが、LCDユニット5の
薄型化を図るには、ランプ81・82の直径と同じか、
あるいはやや大きい程度が好ましい。本実施の形態で
は、ランプホルダ86に取り付けられたLED87…が
光を導光板83に照射できるように、導光板83の厚み
がランプ81・82の直径よりやや大きく設定されてい
る。
【0042】なお、バックライトユニット8は、集光効
率を良くするためのプリズムシートを(図示せず)、必
要に応じて拡散板85と液晶パネル7との間に設けてい
てもよい。
【0043】収容部材としてのランプホルダ86は、ラ
ンプ81・82をそれぞれ保持・収容する部材であり、
樹脂や金属などで形成されている。このランプホルダ8
6は、ランプ81・82の全体を覆うように形成されて
おり、ランプ81・82の後背部側(導光板83に面す
る側と反対側)が曲面状に形成されている。このランプ
ホルダ86の内壁面86aには、全体に反射シート(図
示せず)が貼り付けられている。これにより、ランプ8
1・82からの非直接光をできるだけ多く導光板83に
反射して光利用効率を高めることができる。
【0044】さらに、ランプホルダ86の内壁面86a
は、上記の反射シート上にランプ81・82の光を蓄え
て発光する蓄光性を備えている。内壁面86aは、蓄光
塗料(蓄光材料)が塗布されたり、シート状の蓄光性部
材が貼り付けられたりするなどによって蓄光性が付与さ
れている。内壁面86aが蓄光性を備える部位は、導光
板83の光入射部位に相当する側端面83aに、蓄えた
光を照射できる位置であることが最も好ましい。したが
って、内壁面83aにおいて、蓄えた光を側端面83a
に向かって照射するときに、ランプ81・82によって
その光の大部分が遮られるランプ81・82の後背部は
蓄光性を備えていなくてもよい。
【0045】例えば、蓄光塗料としては、前述の特開平
6−250168号公報に記載されているZnSを母体
とする材料などを含んでいてもよいが、発光持続時間が
長く、かつ発光量の多い材料を含む塗料であることが好
ましい。このように、ランプホルダ86は、内壁面86
aが蓄光性を備えることによって、蓄光部材および補助
光源としての機能を有するようになる。
【0046】このような構成では、内壁面86aの蓄光
塗料に蓄えられた光が導光板83の側端面83aに入射
すると、その光が導光板83から液晶パネル7に照射さ
れる。これにより、ランプ81・82の点灯時のように
十分な輝度を確保することはできないものの、ランプ8
1・82が点灯不能な状態でも、内壁面86aが発光し
ているしばらくの間は、ディスプレイ14の表示面上で
入力操作が可能となる程度の輝度が保持される。したが
って、その間にプログラマブル表示器1の動作を停止さ
せるまでの操作が可能になる。ここで、内壁面86aの
発光持続時間が長いほど、余裕をもって上記の操作を行
うことができる。
【0047】また、本プログラマブル表示器1において
は、蓄光性を有する内壁面86aからの光による輝度が
ランプ81・82の点灯時の輝度よりも低いので、従来
の反射板に蛍光塗料を塗布する構成に比べて蓄光塗料の
塗布面積や蓄光性部材の取り付け面積が小さくてすむ。
したがって、蓄光塗料の塗布料や蓄光性部材の量を少な
くしてコストの低減を図ることができる。
【0048】さらに、内壁面86aにランプ81・82
の直接光が当たるので、蓄光材料への蓄光が効率よく行
われる。
【0049】続いて、プログラマブル表示器1に用いら
れる他の補助光源について説明する。
【0050】ランプホルダ86は、上記のように、内壁
面86aに蓄光塗料が塗布されることによって補助光源
として機能する代わりに、図5(a)および(b)に示
すように、補助光源としてのLED87(発光ダイオー
ド)…が取り付けられていてもよい。LED87…は、
導光板83の側端面83aに光を照射できる位置に配さ
れるのが最も好ましい。
【0051】このため、例えば、LED87…は、ラン
プホルダ86の内壁面86aにおける長辺側の上下の端
縁部(図5(a)においては、便宜上、下側の端縁部の
みLED87…を図示している)に、適当な間隔をおい
て固定されている。LED87…は、さらに、内壁面8
6aの側面部に固定されていてもよい。LED87…
は、ランプ81・82が切れるなどして点灯不能になっ
たときに、操作者がディスプレイ14上での入力操作が
可能になる最低限度の輝度を確保できればよい。したが
って、LED87…の数および固定位置は、液晶パネル
7のサイズに応じて定まる上記の輝度に基づいて適宜設
定される。
【0052】LED87…をランプ81の後背部に配置
することも考えられるが、LED87…からの直接光が
ランプ81によって遮られてしまう。LED87…から
の直接光を導光板83の側端面83aに進入させること
が、最も効率的に光を利用できることから、前記のよう
に、LED87…を導光板83に最も近いランプホルダ
86の端縁部に配置することが好ましい。
【0053】LED87のランプホルダ86への固定
は、LED87をランプホルダ86へ直接接着剤などで
固定することが最も簡単ではあるが、図6(a)に示す
ように、LED87を固定した台座88をランプホルダ
86に固定すれば、固定作業が容易になる。
【0054】あるいは、図6(b)に示すように、LE
D87…が実装された細長いプリント配線基板89が、
内壁面86aの長辺側の上下の端縁部に固定されていて
もよい。このように、プリント配線基板89を用いるこ
とによって、LED87…のランプホルダ86への固定
作業が、上記の台座88を用いた場合よりも一層容易に
なるとともに、LED87…への配線作業も簡単にな
る。しかも、LED87…の駆動回路(図示せず)をプ
リント配線基板89に設けることができるため、LED
87…を駆動回路を含めたLEDモジュールとしてラン
プホルダ86に取り付けることができる。
【0055】LED87…の点灯制御は、後述する報知
ランプ20の点灯制御と同様に、CPU11によって行
われる。
【0056】なお、ランプ82用のランプホルダ86に
ついては、図示していないが、図5(a)および(b)
に示したランプ81用のランプホルダ86と同様にLE
D87…が固定されているのは勿論である。
【0057】インバータ装置6は、DC/DCコンバー
タ61aとインバータ回路61bと、フィルタ回路61
c・61dとを備えている。
【0058】DC/DCコンバータ61aは、輝度調整
のためにインバータ回路61bへの入力電圧Vinを変化
させる出力可変型の電源である。このDC/DCコンバ
ータ61aは、商用の交流電圧を直流の入力電圧Vinに
変換する電源回路(図示せず)に接続されている。
【0059】インバータ回路61bは、DC/DCコン
バータ61aの直流出力電圧を高圧の交流電圧に変換す
る回路であり、コイルL、抵抗R1 〜R4 、トランジス
タQ 1・Q2 、コンデンサC1〜C3 、トランスTおよび
ダイオードD1〜D4を有している。
【0060】コイルLは、一端がDC/DCコンバータ
61aの出力端に接続され、他端がトランスTのタップ
および抵抗R1・R2 を介してそれぞれトランジスタQ1
・Q2のベースに接続されている。トランジスタQ1・Q
2 のエミッタはともにDC/DCコンバータ61aの他
方の出力端に接続されている。トランジスタQ1のコレ
クタは、トランスTの1次側主巻線N1 の一端と、コン
デンサC1の一端に接続されている。トランジスタQ2
のコレクタは、1次主巻線N1の他端と、コンデンサC
1 の他端に接続されている。抵抗R1の他端はトランス
Tの1次補助巻線N2 の一端に接続され、抵抗R2の他
端は1次補助巻線N2の他端に接続されている。
【0061】トランスTの2次巻線N3 の一端は、コン
デンサC2を介してランプ81の一端に接続されるとと
もに、コンデンサC3を介してランプ83の一端に接続
されている。トランスTの2次巻線N3の他端は接地さ
れている。ランプ81の他端は抵抗R3 を介して接地さ
れ、ランプ82の他端は抵抗R4 を介して接地されてい
る。
【0062】抵抗R3の接地側の一端にはダイオードD1
のアノードが接続され、抵抗R3 のランプ81側の他端
にはダイオードD1のカソードが接続されている。ダイ
オードD1のカソードにはダイオードD2のアノードが接
続され、ダイオードD2 のカソードはフィルタ回路61
cの入力端に接続されている。一方、抵抗R4 の接地側
の一端にはダイオードD3のアノードが接続され、抵抗
4 のランプ82側の他端にはダイオードD3のカソー
ドが接続されている。ダイオードD3 のカソードにはダ
イオードD4のアノードが接続され、ダイオードD4
カソードはフィルタ回路61dの入力端に接続されてい
る。
【0063】上記のように構成されるインバータ装置6
では、トランスTの1次補助巻線N 2 に誘起される電圧
で交互にトランジスタQ1・Q2がON/OFFすること
によって、転流用のコンデンサC1に充放電が繰り返さ
れて交流電圧が発生する。この交流電圧の周波数は、コ
ンデンサC1〜C3 およびトランスTによって構成され
るタンク回路の自由振動で定まる。タンク回路が自由振
動するためには、タンク回路からみたインバータ回路6
1bの入力側のインピーダンスを大きくする必要がある
が、コイルLはその目的で設けられている。また、コン
デンサC2 ・C 3は、それぞれ電流制限の機能を有して
いる。
【0064】抵抗R3は、ランプ81に流れる電流を電
圧として検出し、抵抗R4 は、ランプ82に流れる電流
を電圧として検出する。この電圧は、図示しないが、D
C/DCコンバータ61aにフィードバックされてい
る。DC/DCコンバータ61aは、ランプ切れによっ
て検出電流が減少して上記の電圧が低下すると、ランプ
側への供給電流を所定値に抑えるように出力電圧を調整
する。また、ダイオードD1・D2は、抵抗R3の両端に
現れる交流電圧を全波整流し、ダイオードD3・D
4 は、抵抗R3の両端に現れる交流電圧を全波整流す
る。
【0065】フィルタ回路61cは、ダイオードD1
2 からの整流電圧を平滑して直流電圧に変換する回路
であり、フィルタ回路61dは、ダイオードD3・D4
からの整流電圧を平滑して直流電圧に変換する回路であ
る。フィルタ回路61c・61dは、それぞれランプ8
1・82が切れてランプ81・82に電流が流れなくな
った状態と、光度は低下しているがランプ81・82に
電流が流れている状態とを区別できるロジックレベルを
出力する。このように、フィルタ回路61c・61d
は、検出された電流に基づいてランプ81・82が点灯
不能であることを検出する点灯不能検出手段としての機
能を有している。
【0066】制御装置としてのPLC2は、内蔵するC
PU部によって、制御機能プログラムにしたがい、ラダ
ープログラムで定められた手順で、入出力機器4…の動
作を制御する。PLC2内のメモリには、アドレスを指
定することにより、ワードデバイスおよびビットデバイ
スが格納場所を特定可能に設定されている。ワードデバ
イスは、入出力されるデータが数値のようなワードデー
タに対して設定され、ビットデバイスは、オン・オフ状
態のようなビットデータに対して設定される。このよう
な設定により、PLC2内の任意のワードデバイスまた
はビットデバイスをアクセスするだけで入出力機器4…
を制御し、またはその動作状態に関する情報を個別に取
り出すことができる。
【0067】プログラマブル表示器1は、上記のビット
デバイスまたはワードデバイスが示す状態情報のうち、
必要な情報を適時にメモリ部12に読み込む一方、上記
の処理指示語Wを繰り返し読み出して各処理指示語Wの
事象名Tで特定される内容の動作をPLC2側の状態情
報を参照しながら実行する。これによって、ビットデバ
イスまたはワードデバイスの状態の変化に応じて変化す
る表示動作が実行される。
【0068】続いて、上記のように構成されるプログラ
マブル表示器1のランプ81・82の点灯状態に応じた
動作を説明する。
【0069】ランプ81・82がともに正常に点灯して
いる状態では、ランプ81・82に通常の電流が流れて
いるので、その電流が抵抗R3・R4 で検出されて、そ
れぞれフィルタ回路61c・61dに入力される。フィ
ルタ回路61c・61dは、入力電圧をランプ81・8
2が点灯していることを表すロジックレベルとしてハイ
レベルの信号を出力する。CPU11は、その信号を受
けると、ランプ81・82が点灯していることを認識す
るので、通常の制御状態を維持する。
【0070】例えば、ランプ81が切れると、ランプ8
1に電流が流れなくなるので、それが抵抗R3で電圧と
して検出されてフィルタ回路61cに入力される。フィ
ルタ回路61cは、入力電圧をランプ81が点灯してい
ないことを表すロジックレベルとしてローレベルの信号
を出力する。
【0071】なお、このとき、ランプ81が切れていて
も、ランプ82が点灯しているので、表示面の輝度は大
幅に低下するものの、表示されている画面を視認するこ
とができるので、タッチパネル16からの入力操作も可
能である。したがって、直ちにタッチパネル16からの
入力操作を中断する必要はない。また、ランプ82のみ
が切れた場合も、ランプ81が点灯しているので同様に
入力操作が可能である。
【0072】さらに、切れたランプ81を交換せずにラ
ンプ82までもが点灯不能になると、ランプ82にも電
流が流れなくなるので、それが抵抗R4 で電圧として検
出されてフィルタ回路61dに入力される。フィルタ回
路61dは、入力電圧をランプ82が点灯していないこ
とを表すロジックレベルとしてローレベルの信号を出力
する。また、ランプ81・82が切れていない状態でイ
ンバータ装置6が故障したときには、ランプ81・82
に電流が流れなくなるので、フィルタ回路61c・61
dの出力はローレベルとなる。CPU11は、フィルタ
回路61c・61dからのローレベルの信号を受ける
と、ランプ81・82がともに点灯していないことを認
識するので、報知ランプ20を点灯させるとともに、L
ED87…を点灯させる。
【0073】点灯したLED87…からの光が導光板8
3の側端面83aに入射すると、その光が導光板83か
ら液晶パネル7に照射される。これにより、ランプ81
・82の点灯時のように十分な輝度を確保することはで
きないものの、ランプ81・82が点灯不能な状態で
も、ディスプレイ14の表示面上で入力操作が可能とな
る程度の輝度が保持される。したがって、プログラマブ
ル表示器1の動作を停止させるまでの操作が十分可能に
なる。
【0074】それゆえ、操作者は、報知ランプ20の点
灯に気付けば、ランプ81・82の点灯不能状態を認識
することができる。また、操作者が報知ランプ20の点
灯に気付かなくても、LED87…の点灯によって、本
来の輝度に比べて低くなるものの、画面を視認できる程
度の表示面の輝度が確保される。このような表示状態で
は、通常のランプ81・82による均一な表示状態と異
なるので、操作者は表示異常に気付きやすい。特に、L
ED87…の発光色をランプ81・82の発光色と異な
らせることによって、LED87…の点灯による表示異
常を操作者に気付かせやすくすることができる。
【0075】また、CPU11は、上記の報知ランプ2
0およびLED87…の点灯とともに、ディスプレイ1
4にそのことを操作者に知らせるためのメッセージを表
示させる。このとき、ディスプレイ14は、表示面にお
いて表示されている画面の任意の位置にそのメッセージ
を表示する。このメッセージは、例えば「ランプが切れ
ています。交換して下さい。」というように、ランプ8
1・82が切れていることを知らせる内容であって、テ
キスト表示用のタグとして用意されている。これによ
り、操作者は、ランプ81・82が切れていることを、
報知ランプ20およびLED87…の点灯よりも確実に
認識できるので、ランプ81・82を交換するための作
業を速やかに実行することができる。
【0076】ここで、CPU11による上記の動作の処
理手順について図7のフローチャートを参照して説明す
る。
【0077】まず、プログラマブル表示器1の電源投入
後に初期設定を行う(S1)。このとき、前述の各処理
指示語Wにおけるビットをリセットするなどの処理が行
われる。また、予め、報知ランプ20およびLED87
…を点灯させるため、およびランプ切れのメッセージを
表示するために参照する参照ビット位置A3(図2
(d)、(e)および(f))として、両方のフィルタ
回路出力用の処理指示語W1でオンする書込ビット位置
A2(図2(c))を指定する。
【0078】次いで、ランプ81・82の両方が切れた
か否かをフィルタ回路61c・61dの出力に基づいて
判定する(S2)。ここで、ランプ切れが判定されなか
った場合、処理がS2に戻る一方、ランプ切れが判定さ
れた場合、報知ランプ20を点灯させるとともに、LE
D87…を点灯させる(S3)。さらに、ランプ81・
82が切れたことを知らせるメッセージをディスプレイ
14に表示させて(S4)、処理を終える。
【0079】以上に述べたように、本実施の形態に係る
プログラマブル表示器1は、蓄光塗料が塗布されたラン
プホルダ86またはランプホルダ86に取り付けられた
LED87…を補助光源として備えている。これによ
り、2つのランプ81・82の両方が切れたときに、補
助光源から発される光でディスプレイ14の表示面の輝
度がある程度確保されるので、操作者による表示面上で
の入力操作が可能になる。それゆえ、ランプ81・82
が点灯不能な状態でも、表示面が暗く画面を視認できな
い状態で、操作者が勘に頼って入力操作を行ったために
誤操作が生じることを防止できる。それゆえ、誤操作に
よる入出力機器4の誤動作を回避することができる。
【0080】また、LED87…を用いた構成では、L
ED87…の寿命が半永久的であるので、蓄光塗料を塗
布した構成に比べて、補助光源としての機能を長時間維
持することができる。これにより、ランプ81・82が
切れたときに、直ちにプログラマブル表示器1の動作を
停止させてランプ81・82を交換することができない
場合に、プログラマブル表示器1の操作可能な状態を維
持することができる。それゆえ、ランプ81・82が切
れた状態でも、システムの運転状態を持続させて、シス
テムの運転終了後にランプ81・82を交換することが
できる。このように、ランプ切れのためにシステムの運
転を中断する必要がないので、ランプ交換などの保守を
効率的に実施することができる。
【0081】さらに、補助光源としての、内壁面86a
に蓄光性を有するランプホルダ86およびLED87…
は、導光板83への光入射部位である側端面83aに光
を入射させることができる位置に配されている。このた
め、これらの補助光源は、液晶パネル7や導光板83な
どと独立して設けることができ、交換が容易である。し
たがって、これらの補助光源の機能を容易かつ低コスト
に維持することができる。
【0082】蓄光性を有するランプホルダ86では、蓄
光材料の蓄光力が経年的に低下するため、ランプホルダ
86そのものを交換してもよいし、内壁面86aに蓄光
塗料を塗布し直したり、蓄光性部材を貼り直したりして
もよい。これに対し、LED87…を用いた構成では、
LED87…を交換する際には、ランプホルダ86ごと
交換することが考えられるが、LED87…の寿命が長
いため、実際にはほとんど交換の必要はない。ただし、
LED87…の駆動回路や配線の故障が生じた場合に
は、交換や修理の必要がある。
【0083】なお、本実施の形態では、2つのランプ8
1・82を有する構成について説明したが、ランプの数
は2つに限らず、1つであっても、3つ以上であっても
よい。ランプが1つである場合は、インバータ装置6に
おいて、ランプ81または82のいずれか一方の電流を
検出する回路と、対応するフィルタ回路61cまたは6
1dのいずれか一方とが不要になる。
【0084】また、補助光源としてのLED87…の代
わりに他の光源(ランプや発光素子など)を用いてもよ
い。
【0085】また、本実施の形態では、表示装置として
のプログラマブル表示器1について説明したが、本発明
の表示装置は、表示面上での入力操作が可能なタッチパ
ネルなどの入力手段を備えた表示装置であれば、プログ
ラマブル表示器1に限定されない。このような表示装置
では、前述のようなタグを用いたLED87…の点灯制
御ではなく、単純に、CPU11が、フィルタ回路61
c・61dの出力信号に基づいてLED87…を点灯さ
せる制御が行われる。また、上記のプログラマブル表示
器1では、メッセージの表示のためにタグを利用してい
ることから、LED87…の点灯制御にもタグを利用し
ているが、上記の構成と同様に、タグを用いないCPU
11による点灯制御を行ってもよい。加えて、メッセー
ジの表示も、タグを用いないCPU11による表示制御
によって行ってもよい。
【0086】また、本実施の形態では、ディスプレイ1
4としてLCDユニット5を用いた例について説明した
が、表示素子としては、LCDに限らず、バックライト
ユニット8が必要な表示素子を用いてもよい。
【0087】さらに、メッセージは、表示だけでなく音
声などの他の手段によって出力してもよい。
【0088】
【発明の効果】以上のように、本発明の表示装置は、液
晶パネルと、該液晶パネルの側方に配されたランプおよ
び該ランプの光を液晶パネルの背面に照射する背面照射
手段を有するバックライト手段と、上記液晶パネル上で
の入力操作を可能にする入力手段と、上記背面照射手段
の光入射部位に光を照射しうる位置に配された補助光源
とを備えている構成である。
【0089】これにより、補助光源が、背面照射手段の
光入射部位に光の照射が可能な位置に配されるので、前
述の反射板に蛍光塗料を塗布した構成と異なり、補助光
源を液晶パネルや背面照射手段と独立して設けることが
できる。それゆえ、補助光源を交換するなどして、補助
光源の機能を容易に維持することができる。したがっ
て、表示装置の信頼性を容易に向上させることができる
という効果を奏する。
【0090】上記の表示装置においては、上記補助光源
が発光ダイオードであり、さらに、上記ランプが点灯不
能であることを検出する点灯不能検出手段と、この点灯
不能検出手段によって上記ランプの点灯不能状態が検出
されると、上記発光ダイオードを点灯させる点灯制御手
段とが設けられていることにより、寿命が半永久的であ
る発光ダイオードを用いて、長時間に渡って補助光源と
しての機能を維持することができる。それゆえ、ランプ
が点灯不能になっても、表示装置の動作を停止させるま
での操作と、ランプの点灯不能状態からの復旧作業とを
直ちに実行する必要がない。したがって、ランプの点灯
不能状態でも表示装置の動作を時間の制限なく維持する
ことができるという効果を奏する。
【0091】上記の表示装置においては、上記補助光源
が上記ランプの光を蓄えて発光する蓄光性を有する蓄光
部材であることにより、上記のように補助光源がを液晶
パネルや背面照射手段と独立して設けることができるこ
とから、蓄光部材の蓄光力が低下しても、蓄光部材その
ものを交換したり、蓄光部材の蓄光力を補ったりして、
補助光源としての機能を容易に維持することができる。
また、蓄光部材は、板材などに蓄光塗料を塗布するなど
して構成することができるため、低コストで製造するこ
とが可能である。したがって、安価で保守の容易な補助
光源を提供することができるという効果を奏する。
【0092】この表示装置においては、上記蓄光部材が
上記ランプを収容する収容部材であることにより、補助
光源として新たな部材を設ける必要がなくなる。したが
って、より安価に補助光源を提供することができるとい
う効果を奏する。
【0093】上記のいずれの表示装置においても、上記
ランプが冷陰極管であることにより、寿命が長く、液晶
ディスプレイのバックライト用の光源として最もよく用
いられている冷陰極管と上記の補助光源とを組み合わせ
ることによって、より信頼性の高い表示装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るプログラマブル表
示器の構成および他の機器との接続関係を示すブロック
図である。
【図2】(a)ないし(f)は上記プログラマブル表示
器で表示される画面のデータに含まれる指示処理語の基
本的フォーマットを示す説明図である。
【図3】上記プログラマブル表示器の外観を示す斜視図
である。
【図4】上記プログラマブル表示器におけるLCDユニ
ットの構成を示す断面図である。
【図5】(a)は上記LCDユニットのランプホルダに
LEDを取り付けた状態を示す斜視図であり、(b)は
上記ランプホルダにLEDを取り付けた状態を示す側面
図である。
【図6】(a)および(b)は上記ランプホルダへのL
EDの取り付け構造を示す斜視図である。
【図7】上記プログラマブル表示器におけるランプ切れ
に対する処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 プログラマブル表示器(表示装置) 7 液晶パネル 8 バックライトユニット(バックライト
手段) 11 CPU(点灯制御手段) 16 タッチパネル(入力手段) 61b・61d フィルタ回路(点灯不能検出手段) 81・82 ランプ 83 導光板(背面照射手段) 83a 側端面(光入射部位) 86 ランプホルダ(補助光源、蓄光部
材、収容部材) 87 LED(補助光源、発光ダイオー
ド)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/34 G09G 3/34 J 3/36 3/36 Fターム(参考) 2H089 HA18 QA13 QA16 TA18 2H091 FA42Z FA45Z GA11 LA30 2H093 NC42 NC53 NC72 ND47 ND48 5C006 AF65 BF16 BF38 EA01 EC02 5C080 AA10 DD14 JJ01 JJ02 JJ06 JJ07 KK10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶パネルと、該液晶パネルの側方に配さ
    れたランプおよび該ランプの光を液晶パネルの背面に照
    射する背面照射手段を有するバックライト手段と、上記
    液晶パネル上での入力操作を可能にする入力手段とを備
    えた表示装置において、 上記背面照射手段の光入射部位に光を照射しうる位置に
    配された補助光源を備えていることを特徴とする表示装
    置。
  2. 【請求項2】上記補助光源が発光ダイオードであり、 さらに、上記表示装置は、 上記ランプが点灯不能であることを検出する点灯不能検
    出手段と、 上記点灯不能検出手段によって上記ランプの点灯不能状
    態が検出されると、上記発光ダイオードを点灯させる点
    灯制御手段とを備えていることを特徴とする請求項1に
    記載の表示装置。
  3. 【請求項3】上記補助光源が上記ランプの光を蓄えて発
    光する蓄光性を有する蓄光部材であることを特徴とする
    請求項1に記載の表示装置。
  4. 【請求項4】上記蓄光部材が上記ランプを収容する収容
    部材であることを特徴とする請求項3に記載の表示装
    置。
  5. 【請求項5】上記ランプが冷陰極管であることを特徴と
    する請求項1ないし4のいずれか1項に記載の表示装
    置。
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