JP2003121708A - 光ファイバ及び光ファイバケーブル - Google Patents
光ファイバ及び光ファイバケーブルInfo
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- JP2003121708A JP2003121708A JP2001314632A JP2001314632A JP2003121708A JP 2003121708 A JP2003121708 A JP 2003121708A JP 2001314632 A JP2001314632 A JP 2001314632A JP 2001314632 A JP2001314632 A JP 2001314632A JP 2003121708 A JP2003121708 A JP 2003121708A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- colored
- layer
- fluorescent material
- colored layer
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】光ファイバの芯線数が多い場合でもその着色層
により簡単に識別できる、光ファイバ及び光ファイバケ
ーブルを提供すること。 【解決手段】信号光を閉じ込めて伝搬する機能を有する
コア部1及びクラッド部2と、該クラッド部2の上から
被覆される一次被覆層3及び二次被覆層4と、該二次被
覆層4の上に被覆又はコーティングされる着色層5とか
ら成る光ファイバにおいて、前記着色層5に蛍光材料を
混合したことにある。
により簡単に識別できる、光ファイバ及び光ファイバケ
ーブルを提供すること。 【解決手段】信号光を閉じ込めて伝搬する機能を有する
コア部1及びクラッド部2と、該クラッド部2の上から
被覆される一次被覆層3及び二次被覆層4と、該二次被
覆層4の上に被覆又はコーティングされる着色層5とか
ら成る光ファイバにおいて、前記着色層5に蛍光材料を
混合したことにある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、識別のために二次
被覆層の上から被覆又はコーティングされる着色層を有
する光ファイバ及び光ファイバケーブルに関するもので
ある。
被覆層の上から被覆又はコーティングされる着色層を有
する光ファイバ及び光ファイバケーブルに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の光ファイバについて以下図面に基
づいて詳述する。
づいて詳述する。
【0003】図2は、従来の光ファイバの断面図であ
る。1はコア部、2はクラッド部、3は一次被覆層、4
は二次被覆層、6は着色層である。光ファイバは、信号
光を閉じ込め伝搬する機能を有するコア部1及びクラッ
ド部2と、石英系ガラス材料で構成された前記コア部1
及びクラッド部2を保護する一次被覆層3及び二次被覆
層4と、光ファイバ芯線を色により識別するための着色
層6とから成る。
る。1はコア部、2はクラッド部、3は一次被覆層、4
は二次被覆層、6は着色層である。光ファイバは、信号
光を閉じ込め伝搬する機能を有するコア部1及びクラッ
ド部2と、石英系ガラス材料で構成された前記コア部1
及びクラッド部2を保護する一次被覆層3及び二次被覆
層4と、光ファイバ芯線を色により識別するための着色
層6とから成る。
【0004】信号光を閉じ込め伝搬するコア部1及びク
ラッド部2は、伝搬する信号光の速度や容量に応じてコ
ア部1とクラッド部2との比屈折率差、コア部1の大き
さ、屈折率分布などが決められている。光海底ケーブル
などの長距離大容量通信用の光ファイバは、単一モード
光ファイバであり、非線形現象の影響が大きくならない
ように考慮されている。
ラッド部2は、伝搬する信号光の速度や容量に応じてコ
ア部1とクラッド部2との比屈折率差、コア部1の大き
さ、屈折率分布などが決められている。光海底ケーブル
などの長距離大容量通信用の光ファイバは、単一モード
光ファイバであり、非線形現象の影響が大きくならない
ように考慮されている。
【0005】一次被覆層3及び二次被覆層4は、光ファ
イバに印加される側圧、マイクロベンド、マクロベンド
などによって伝送特性が劣化しないように、厚さと材質
特にヤング率が十分に検討されている。尚、伝送特性
は、光ファイバを収納するケーブル構造に大きく依存す
るので、ケーブル構造は慎重に考慮されねばならない。
イバに印加される側圧、マイクロベンド、マクロベンド
などによって伝送特性が劣化しないように、厚さと材質
特にヤング率が十分に検討されている。尚、伝送特性
は、光ファイバを収納するケーブル構造に大きく依存す
るので、ケーブル構造は慎重に考慮されねばならない。
【0006】着色層6は、クラッド部2の上に被覆又は
コーティングされている。当然ながら、光ファイバの伝
送特性を劣化することのないように、その材質、厚さな
どが決められている。
コーティングされている。当然ながら、光ファイバの伝
送特性を劣化することのないように、その材質、厚さな
どが決められている。
【0007】光ファイバケーブル、特に光海底ケーブル
では、収納される光ファイバは16芯である。それぞれ
の光ファイバを識別するために、着色層6には互いに異
なる16色が用いられている。この16色の着色層6に
より、各光ファイバ心線を識別して伝送特性などを調査
している。
では、収納される光ファイバは16芯である。それぞれ
の光ファイバを識別するために、着色層6には互いに異
なる16色が用いられている。この16色の着色層6に
より、各光ファイバ心線を識別して伝送特性などを調査
している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の光ファイバ及び
光ファイバケーブルには、以下に説明する問題点があっ
た。
光ファイバケーブルには、以下に説明する問題点があっ
た。
【0009】光ファイバの芯線数が少なければ問題は無
いが、芯線数が多い場合には、色による識別が困難とな
る。色見本を見ても色の見極めが難しく、識別ミスが起
こる可能性がある。現在の16芯の場合は、色を識別す
るための作業者認定が必要であり、特定の人しか作業が
できない。従って、製造コスト高及び作業効率の低下を
招いていた。今後更に16芯以上に芯線が増えた場合
は、識別は不可能になる。
いが、芯線数が多い場合には、色による識別が困難とな
る。色見本を見ても色の見極めが難しく、識別ミスが起
こる可能性がある。現在の16芯の場合は、色を識別す
るための作業者認定が必要であり、特定の人しか作業が
できない。従って、製造コスト高及び作業効率の低下を
招いていた。今後更に16芯以上に芯線が増えた場合
は、識別は不可能になる。
【0010】従って本発明の目的は、前記した従来技術
の問題点を解決し、芯線数が多い場合でも着色層により
簡単に識別できる光ファイバ及び光ファイバケーブルを
提供することにある。
の問題点を解決し、芯線数が多い場合でも着色層により
簡単に識別できる光ファイバ及び光ファイバケーブルを
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の光ファイバは、
上記の目的を達成するため、信号光を閉じ込めて伝搬す
る機能を有するコア部及びクラッド部を有し、該クラッ
ド部の上に少なくとも着色層が設けられた光ファイバに
おいて、前記着色層に蛍光材料が混合されている。
上記の目的を達成するため、信号光を閉じ込めて伝搬す
る機能を有するコア部及びクラッド部を有し、該クラッ
ド部の上に少なくとも着色層が設けられた光ファイバに
おいて、前記着色層に蛍光材料が混合されている。
【0012】本発明の光ファイバケーブルは、上記の目
的を達成するため、互いに着色層の色が異なる複数芯の
着色層被覆光ファイバを収納して成る光ファイバケーブ
ルにおいて、前記複数芯の着色層被覆光ファイバのうち
少なくとも2本の着色層被覆光ファイバは、前記着色層
が同色であり、一方の着色層にのみ蛍光材料が混合され
ている。
的を達成するため、互いに着色層の色が異なる複数芯の
着色層被覆光ファイバを収納して成る光ファイバケーブ
ルにおいて、前記複数芯の着色層被覆光ファイバのうち
少なくとも2本の着色層被覆光ファイバは、前記着色層
が同色であり、一方の着色層にのみ蛍光材料が混合され
ている。
【0013】なお、上記光ファイバ及び光ファイバケー
ブルにおいて、蛍光材料としては、金属酸化物を結晶母
胎として希土類金属と結合させた無機化合物からなる蛍
光塗料を用いるのが好ましい。
ブルにおいて、蛍光材料としては、金属酸化物を結晶母
胎として希土類金属と結合させた無機化合物からなる蛍
光塗料を用いるのが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の光ファイバ及び光ファイ
バケーブルの実施の形態を以下、図面に基づいて詳述す
る。
バケーブルの実施の形態を以下、図面に基づいて詳述す
る。
【0015】図1は、本発明の光ファイバの一実施例に
ついて示した断面図である。1はコア部、2はクラッド
部、3は一次被覆層、4は二次被覆層、5は蛍光材料混
合着色層である。
ついて示した断面図である。1はコア部、2はクラッド
部、3は一次被覆層、4は二次被覆層、5は蛍光材料混
合着色層である。
【0016】光ファイバの構造は従来と同様であるが、
着色層が異なっている。すなわち、着色層を成す着色材
(或はコーティング材)に、蛍光材料を混合する。蛍光
材料の成分は、有機体ではなく、金属酸化物を結晶母胎
として希土類金属と結合させた無機化合物から成る蛍光
材料を使用することが好ましい。無機化合物を用いる利
点は、耐候性及び耐熱性に優れており、長期の使用に耐
え得るからである。
着色層が異なっている。すなわち、着色層を成す着色材
(或はコーティング材)に、蛍光材料を混合する。蛍光
材料の成分は、有機体ではなく、金属酸化物を結晶母胎
として希土類金属と結合させた無機化合物から成る蛍光
材料を使用することが好ましい。無機化合物を用いる利
点は、耐候性及び耐熱性に優れており、長期の使用に耐
え得るからである。
【0017】この蛍光材料混合着色層5に、近紫外線
(波長300〜450nm)を照射すると発光して、容易
に識別ができるようになる。すなわち、着色層の色が全
く同じであっても、蛍光材料が混合されている方は発光
し、混合されていない方は発光しないので識別が可能で
ある。
(波長300〜450nm)を照射すると発光して、容易
に識別ができるようになる。すなわち、着色層の色が全
く同じであっても、蛍光材料が混合されている方は発光
し、混合されていない方は発光しないので識別が可能で
ある。
【0018】蛍光材料混合着色層を利用した光ファイバ
の識別方法は次の通りである。 (1)従来、光ファイバの芯線数が多い場合には、見極
めが難しい同じような色を用いなければならない。本実
施の形態においては、同色の着色層被覆光ファイバを2
本ずつ使用できるため、使用する着色層の色は従来の半
分となり、「色」に関する識別が容易となる、そして、
同色の着色層のうち、一方に蛍光材料を混合しているた
め、近紫外線を照射したときに、同色の芯線の片方が発
光するので、同色の芯線同士について識別することがで
きる。 (2)偶数線、例えば、16芯を収納した光ファイバケ
ーブルでは、16芯を8色で表すと、同色の芯線が2芯
ずつとなるが、片方の芯線には蛍光材料混合着色層5を
用いる。すると、8芯を一つのグループとして、蛍光材
料混合着色層5を有するグループと従来の着色層6を有
するグループの2つに分けられる。色はどちらのグルー
プも8色であり、色見本を用いなくても8色の識別は容
易である。見極める際に、近紫外線を照射することによ
り、同じ色の芯線の片方が発光するので識別することが
できる。
の識別方法は次の通りである。 (1)従来、光ファイバの芯線数が多い場合には、見極
めが難しい同じような色を用いなければならない。本実
施の形態においては、同色の着色層被覆光ファイバを2
本ずつ使用できるため、使用する着色層の色は従来の半
分となり、「色」に関する識別が容易となる、そして、
同色の着色層のうち、一方に蛍光材料を混合しているた
め、近紫外線を照射したときに、同色の芯線の片方が発
光するので、同色の芯線同士について識別することがで
きる。 (2)偶数線、例えば、16芯を収納した光ファイバケ
ーブルでは、16芯を8色で表すと、同色の芯線が2芯
ずつとなるが、片方の芯線には蛍光材料混合着色層5を
用いる。すると、8芯を一つのグループとして、蛍光材
料混合着色層5を有するグループと従来の着色層6を有
するグループの2つに分けられる。色はどちらのグルー
プも8色であり、色見本を用いなくても8色の識別は容
易である。見極める際に、近紫外線を照射することによ
り、同じ色の芯線の片方が発光するので識別することが
できる。
【0019】以上説明したように、着色層に蛍光材料を
混合することで、光ファイバの芯線数が多い場合でも、
光ファイバを容易に識別することが可能となる。尚、同
じ発想で、光ファイバの着色層を2層構造とし、1つの
層は特定の液体にしか溶けないようにすると、着色層の
色と着色層の溶解の有無とにより光ファイバ芯線を識別
することもできる。
混合することで、光ファイバの芯線数が多い場合でも、
光ファイバを容易に識別することが可能となる。尚、同
じ発想で、光ファイバの着色層を2層構造とし、1つの
層は特定の液体にしか溶けないようにすると、着色層の
色と着色層の溶解の有無とにより光ファイバ芯線を識別
することもできる。
【0020】
【発明の効果】本発明の光ファイバ及び光ファイバケー
ブルによれば、光ファイバの着色層に蛍光材料を混合し
たので、芯線数が多い場合でも、近紫外線を照射して蛍
光材料混合着色層のみを発光させることにより簡単に芯
線の識別ができるという効果を持つ。
ブルによれば、光ファイバの着色層に蛍光材料を混合し
たので、芯線数が多い場合でも、近紫外線を照射して蛍
光材料混合着色層のみを発光させることにより簡単に芯
線の識別ができるという効果を持つ。
【図1】本発明の光ファイバの一実施例について示した
断面図である。
断面図である。
【図2】従来の光ファイバの断面図である。
1 コア部
2 クラッド部
3 一次被覆層
4 二次被覆層
5 蛍光材料混合着色層
6 着色層
Claims (4)
- 【請求項1】信号光を閉じ込めて伝搬する機能を有する
コア部及びクラッド部を有し、該クラッド部の上に少な
くとも着色層が設けられた光ファイバにおいて、前記着
色層に、蛍光材料が混合されていることを特徴とする光
ファイバ。 - 【請求項2】前記蛍光材料は、金属酸化物を結晶母胎と
して希土類金属と結合させた無機化合物から成る蛍光塗
料であることを特徴する請求項1記載の光ファイバ。 - 【請求項3】互いに着色層の色が異なる複数芯の着色層
被覆光ファイバを収納して成る光ファイバケーブルにお
いて、前記複数芯の着色層被覆光ファイバのうち少なく
とも2本の着色層被覆光ファイバは、前記着色層が同色
であり、一方の着色層にのみ蛍光材料が混合されている
ことを特徴とする光ファイバケーブル。 - 【請求項4】前記蛍光材料は、金属酸化物を結晶母胎と
して希土類金属と結合させた無機化合物から成る蛍光塗
料であることを特徴する請求項3記載の光ファイバケー
ブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001314632A JP2003121708A (ja) | 2001-10-12 | 2001-10-12 | 光ファイバ及び光ファイバケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001314632A JP2003121708A (ja) | 2001-10-12 | 2001-10-12 | 光ファイバ及び光ファイバケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003121708A true JP2003121708A (ja) | 2003-04-23 |
Family
ID=19132911
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001314632A Withdrawn JP2003121708A (ja) | 2001-10-12 | 2001-10-12 | 光ファイバ及び光ファイバケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003121708A (ja) |
-
2001
- 2001-10-12 JP JP2001314632A patent/JP2003121708A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050104 |