JP2003121355A - 試料情報取得方法及びテラヘルツ光装置 - Google Patents

試料情報取得方法及びテラヘルツ光装置

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JP2003121355A
JP2003121355A JP2001312866A JP2001312866A JP2003121355A JP 2003121355 A JP2003121355 A JP 2003121355A JP 2001312866 A JP2001312866 A JP 2001312866A JP 2001312866 A JP2001312866 A JP 2001312866A JP 2003121355 A JP2003121355 A JP 2003121355A
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JP2001312866A
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Toshiyuki Iwamoto
敏志 岩本
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Tochigi Nikon Corp
Nikon Corp
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Tochigi Nikon Corp
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定の手数を低減し、処理を簡単にし、しか
も、最終的に得られる試料の情報の精度を向上させる。 【解決手段】 テラヘルツ光発生器から発生したテラヘ
ルツ光L4を試料100aの下面の所定領域に導き、前
記所定領域で反射されたテラヘルツ光L5をテラヘルツ
光検出器により検出し、前記テラヘルツ光検出部からの
検出結果に基づいて試料100aの情報を取得する。試
料100aの下面が水平面となるように、上面が水平面
とされた試料ホルダ40上に、試料100aを載置す
る。試料ホルダ40は、テラヘルツ光L4,L5を透過
させる開口を有する。テラヘルツ光発生器から発生した
テラヘルツ光L5を試料100aの下面の前記所定領域
に下側から入射させ、前記所定領域で反射されたテラヘ
ルツ光L5をテラヘルツ光検出器に導く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テラヘルツ光を用
いて試料の情報を取得する試料情報取得方法及びテラヘ
ルツ光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、物質の測定・検査・イメージ化及
びその他の種々の分野において、超短パルスレーザによ
って発生させたテラヘルツパルス電磁波(テラヘルツパ
ルス光)を用いた時系列変換テラヘルツ分光法などの、
テラヘルツ光の利用技術の有用性が認識されてきてお
り、テラヘルツ光を用いる種々のテラヘルツ光装置が、
既に提供されあるいは新たに開発されようとしている。
【0003】テラヘルツ光を用いて試料の情報を得る場
合、テラヘルツ光を試料に照射し、試料を透過したテラ
ヘルツ光を検出してその検出結果に基づいて試料の情報
を得る場合と、試料で反射されたテラヘルツ光を検出し
てその検出結果に基づいて試料の情報を得る場合とがあ
る。ここでは、前者を透過測定、後者を反射測定とい
う。反射測定は、試料の反射率が比較的高い場合などに
行われる。
【0004】透過測定及び反射測定のいずれの場合も、
例えば、試料の複素誘電率や複素屈折率などの情報を得
ることができることが知られている。反射測定の場合の
複素誘電率の測定について簡単に説明すると、測定すべ
き試料(観測試料)にテラヘルツパルス光を照射するこ
とにより前記試料で反射してテラヘルツ光検出部にて検
出されるパルス光の、電場強度の時系列波形を、いわゆ
るポンプ−プローブ法により取得する。また、観測試料
を、例えば金属ミラーなどの屈折率等が既知である参照
すべき試料(参照試料)で置き換えて、同様に、電場強
度の時系列波形を取得する。そして、観測試料により得
られた時系列波形と参照試料により得られた時系列波形
とから、公知の演算により観測試料の複素誘電率を求め
ている。
【0005】ところで、透過測定の場合、試料の一方の
側からテラヘルツ光を入射させ、試料の他方の側に透過
するテラヘルツ光を検出するので、光学系を構成する光
学素子(例えば、放物面鏡など)を試料の両側に配置す
る必要がある。そこで、透過測定の場合、光学素子等の
保持の容易性から、テラヘルツ光の光軸がいずれの箇所
においても同一水平面内に位置するように、光学系が構
成されている。したがって、試料は、試料面の法線が水
平面内に位置するように、起立して保持されている。
【0006】従来、反射測定の場合には、透過測定の場
合の光学系に対して、試料の透過側に配置されていた光
学素子を単に試料の反射側に位置するように変形した光
学系が、用いられていた。すなわち、反射測定の場合に
も、透過測定の場合と同じく、テラヘルツ光の光軸がい
ずれの箇所においても同一水平面内に位置するように、
光学系が構成されていた。したがって、反射測定の場合
にも、試料は、試料面の法線が水平面内に位置するよう
に、起立して保持されていた。
【0007】従来の反射測定で用いられていた試料ホル
ダの一例を、図8乃至図10に示す。図8は、従来の試
料ホルダ1を示す概略斜視図である。図9は、図8に示
す試料ホルダ1に試料100を保持させたものを、異な
る角度から見た概略斜視図である。図10は、図9中の
A−A’矢視図である。ただし、図10において、保持
バネ4bの図示は省略している。理解を容易にするた
め、図8乃至図10に示すように、互いに直交するX
軸、Y軸及びZ軸を定義する(後述する図11乃至図1
4についても、同様である。)。XY平面が水平面であ
り、Z軸方向が鉛直方向と一致しており、+Z方向が
上、−Z方向が下である。
【0008】この従来の試料ホルダ1は、水平部2と垂
直部3とが断面L字状に一体化されてなる本体と、試料
100を垂直部3の試料保持面3aに押し付けて保持す
るための保持バネ4a,4bと、を備えている。垂直部
3の中央付近には、開口3bが形成されている。この開
口3bは、試料保持面3aに保持された試料100の試
料保持面3a側の面の所定領域に対して入射して前記所
定領域で反射するテラヘルツ光を、通過させる窓部とな
っている。垂直部3の下部付近には、試料100の下端
を支持する段部3cが形成されている。ここで、試料1
00は観測試料100a及び参照試料100bを代表し
て示しており、観測試料100a及び参照試料100b
は、互いに交換して試料ホルダ1に装着される。
【0009】しかし、この従来の試料ホルダ1では、入
射されたテラヘルツ光を反射する試料100の試料面
(試料保持面3a側の面)のY軸方向の位置が微妙にず
れてしまう。その理由は、保持バネ4a,4bのバネ力
が弱い場合には、試料100a,100bは試料ホルダ
1の同じ位置(Y軸方向の位置)に固定されないし、そ
のバネ力が強い場合には、観測試料100aと参照試料
100bとを付け替えるときに余分な力が加わってしま
い、試料ホルダ1自体の位置が移動してしまうためであ
ると、考えられる。この観測試料100aと参照試料1
00bとのY軸方向の位置ずれの様子を、図11に模式
的に示す。図11に示す例では、観測試料100aと参
照試料100bとで、テラヘルツ光入射側の面のY軸方
向の位置が、Δyだけずれている。
【0010】テラヘルツ光を用いた測定において、位相
のずれは非常に重要な情報の1つである。位相のずれ
は、物質中を進行する光が屈折率の影響を受け光路長が
変化することによって生じるものである。したがって、
位相のずれは、試料100a,100bの位置の変化に
伴う光路差と区別することができない。そのため、観測
試料100aと測定試料100bとでY軸方向の位置が
変化すると、その変化を位相のずれと誤認した位相情報
を得てしまうことになる。すなわち、図11に示す例で
は、参照信号の測定(参照試料100bを試料ホルダ1
に装着して参照試料100bで反射したテラヘルツ光の
測定)と、観測信号の測定(観測試料100aを試料ホ
ルダ1に装着して観測試料100aで反射したテラヘル
ツ光の測定)とで、光路差2Δyが生じてしまい、この
光路差2Δyを位相のずれと誤認した位相情報を得てし
まう。その結果、最終的に得られる観測試料100aの
情報(例えば、複素誘電率や複素屈折率など)の測定精
度が、低下してしまう。
【0011】このように、従来は、観測試料100aと
参照試料100bとのY軸方向の位置ずれΔyに起因し
て、最終的に得られる観測試料100aの情報の測定精
度が、低下していた。
【0012】そこで、位置ずれΔyの影響を補正する方
法として、次のような方法が提案されている。この補正
方法について、図12及び図13を参照して説明する。
【0013】図12は、この補正方法の説明図であり、
図11に対応している。図12において、図11中の要
素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重
複する説明は省略する。図13は、この補正方法により
得られる、参照光信号(参照試料100bで反射された
テラヘルツパルス光の電場強度の時系列波形)と、補正
前の観測光信号(観測試料100aで反射されたテラヘ
ルツパルス光の電場強度の時系列波形)と、及び補正後
の観測光信号(補正前の観測光信号に対して時間軸を補
正して得られた信号)との、関係を示す波形図である。
【0014】この補正方法では、図12に示すように、
観測試料100aのテラヘルツ光入射側の面に、厚さd
及び屈折率nが既知でかつテラヘルツ領域で透明な物
質101を貼り付ける。図12に示す例では、観測試料
100aに貼り付けた物質101と参照試料100bと
で、テラヘルツ光入射側の面のY軸方向の位置が、Δ
y’だけずれている。dは物質101の厚さである。
【0015】図12(a)に示す状態で得られる参照光
信号は図13(a)に示すようになり、そのピークの時
点はτとなっている。また、図12(b)に示す状態
で得られる補正前の観測光信号は、図13(a)に示す
参照光信号に対して、図13(b)に示すようになる。
この補正方法では、補正前の観測光信号における最初の
反射信号を物質101のテラヘルツ光入射側の表面での
反射信号とする。図13(b)に示す例では、この最初
の反射信号のピークの時点は、τ’となっている。ま
た、補正前の観測光信号における次の反射信号(すなわ
ち、観測試料100aのテラヘルツ光入射側の面での反
射信号)のピークの時点は、τ’+Δτとなってい
る。ここで、時点τ’は、観測試料100aの物質が
参照試料100bの物質と同一であると仮定した場合に
得られる補正前の観測光信号における次の反射信号のピ
ークの時点である。時点(τ’+Δτ)は時点
τ’に対して時間Δtだけずれている。この時間Δ
τは、観測試料100aの物質が参照試料100bの
物質と異なることよる位相差に相当している。時点
τ’から時点τ’までの時間(τ’−τ’)
は、物質101の厚さd及び屈折率nを用いると、2
dn/cとなる。ここで、cは光速である。
【0016】図13(c)に示すように、時点τ’が
時点τとなるように補正前の観測光信号に対して時間
軸をずらす補正を行えば、補正後の観測光信号は、観測
試料100aに物質101を貼り付けない状態で観測試
料100aのテラヘルツ光入射側の面のY軸方向の位置
が参照試料100bのテラヘルツ光入射側の面のY軸方
向の位置と同一である場合に得られる、観測光信号と同
一となる。この時間軸の補正量(τ’−τ)は、図
13からわかるように、(2dn/c)−(τ−τ
’)となる。ここで、(τ−τ’)は観測値であ
る。そこで、この補正方法では、前述した時間軸の補正
量を演算し、図13(c)に示すような補正後の観測光
信号を得る。
【0017】このように、この補正方法によれば、理論
上、観測試料100aと参照試料100bとのY軸方向
の位置ずれの影響をなくすことができ、最終的に得られ
る観測試料100aの情報の測定精度が向上する。
【0018】ところで、従来の反射測定では、図9及び
図10に示すように、観測試料100aのテラヘルツ光
入射側と反対側の面には、何らの物質が配置されるよう
なことがなく、その面は空気に晒されていた。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た補正方法では、いちいち観測試料100aに物質10
1を貼り付けなければならず、測定に手数を要する。ま
た、時間軸の補正量の演算が不可欠であるため、処理が
複雑となる。また、物質101の厚さd及び屈折率n
について既知の値と実際の値との間に誤差があると、そ
の誤差に起因して補正を精度良く行うことができない可
能性があり、検出信号に試料以外の物質の影響が含まれ
ることはできるだけ避けることが望まれる。
【0020】また、前述した従来の反射測定では、観測
試料100aのテラヘルツ光入射側と反対側の面が空気
に晒されていたので、図14に示すように、入射したテ
ラヘルツ光は、観測試料100aのテラヘルツ光入射側
の面で反射されるのみならず、観測試料100aのテラ
ヘルツ光入射側と反対側の面で反射(裏面反射)され
る。したがって、観測試料100aがウエハのような薄
い試料である場合、裏面反射によって、観測したい信号
に干渉の効果が重なるため、スペクトル分解の良い測定
を行うことができない。なお、図14は、観測試料10
0aにおける裏面反射の様子を示す説明図であり、図1
1(b)に対応している。
【0021】本発明は、前述したような事情に鑑みてな
されたもので、測定に手数を要することがないとともに
処理が簡単となり、しかも、最終的に得られる試料の情
報の測定精度を向上させることができる試料情報取得方
法及びテラヘルツ光装置を提供することを目的とする。
【0022】また、本発明は、スペクトル分解の良い測
定を行うことができる試料情報取得方法を提供すること
を目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1の態様による試料情報取得方法は、テ
ラヘルツ光発生部から発生したテラヘルツ光を試料の所
定面の所定領域に導き、前記所定領域で反射されたテラ
ヘルツ光をテラヘルツ光検出部により検出し、前記テラ
ヘルツ光検出部からの検出結果に基づいて前記試料の情
報を取得する試料情報取得方法において、前記所定面が
下側に向いた状態で前記試料を保持し、前記テラヘルツ
光発生部から発生したテラヘルツ光を前記所定面の前記
所定領域に下側から入射させ、前記所定領域で反射され
たテラヘルツ光を前記テラヘルツ光検出部に導くもので
ある。
【0024】なお、本明細書において、上下について
は、重力が作用する向きを下、その反対の向きを上とす
る。
【0025】本発明の第2の態様による試料情報取得方
法は、前記第1の態様において、上側に前記試料を載置
し得る載置部を有するホルダであって、前記所定面を下
側にして前記載置部上に載置した前記試料の前記所定領
域に対して下側から入射して前記所定領域で反射するテ
ラヘルツ光を通過させるホルダを用い、該ホルダの前記
載置部上に前記試料を載置することにより、前記試料を
重力で保持するものである。
【0026】本発明の第3の態様による試料情報取得方
法は、前記第1又は第2の態様において、前記試料にお
ける前記所定面と反対側の面において少なくとも前記所
定領域に対応する領域に、前記試料の屈折率と略同一の
屈折率を持つ物質を配置するものである。
【0027】本発明の第4の態様による試料情報取得方
法は、テラヘルツ光発生部から発生したテラヘルツ光を
試料の所定面の所定領域に導き、前記所定領域で反射さ
れたテラヘルツ光をテラヘルツ光検出部により検出し、
前記テラヘルツ光検出部からの検出結果に基づいて前記
試料の情報を取得する試料情報取得方法において、前記
試料における前記所定面と反対側の面において少なくと
も前記所定領域に対応する領域に、前記試料の屈折率と
略同一の屈折率を持つ物質を配置するものである。
【0028】本発明の第5の態様によるテラヘルツ光装
置は、(a)テラヘルツ光発生部と、試料を保持するホ
ルダと、テラヘルツ光検出部と、前記テラヘルツ光発生
部から発生したテラヘルツ光を前記ホルダに保持された
前記試料の所定面の所定領域に導くとともに前記所定領
域で反射されたテラヘルツ光を前記テラヘルツ光検出部
に導く光学系と、を備え、(b)前記ホルダは、前記所
定面が下側に向いた状態で前記試料を保持し、(c)前
記光学系は、前記テラヘルツ光発生部から発生したテラ
ヘルツ光を前記所定面の前記所定領域に下側から入射さ
せ、前記所定領域で反射されたテラヘルツ光を前記テラ
ヘルツ光検出部に導くものである。
【0029】本発明の第6の態様によるテラヘルツ光装
置は、前記第5の態様において、前記ホルダは、上側に
前記試料を載置し得る載置部を有するとともに、前記所
定面を下側にして前記載置部上に載置した前記試料の前
記所定領域に対して下側から入射して前記所定領域で反
射するテラヘルツ光を通過させるものである。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明による試料情報取得
方法及びテラヘルツ光装置について、図面を参照して説
明する。
【0031】図1は、本発明の一実施の形態によるテラ
ヘルツ光装置を模式的に示す概略構成図である。図2
は、図1中のB−B’線に沿った概略断面図である。理
解を容易にするため、図1及び図2に示すように、互い
に直交するX軸、Y軸及びZ軸を定義する(後述する図
3乃至図7についても、同様である。)。XY平面が水
平面であり、Z軸方向が鉛直方向と一致しており、+Z
方向が上、−Z方向が下である。
【0032】本実施の形態によるテラヘルツ光装置で
は、図1に示すように、レーザ光源等からなるフェムト
秒パルス光源11から放射されたフェムト秒パルス光L
1が、ビームスプリッタ12で2つのパルス光L2,L
3に分割される。
【0033】ビームスプリッタ12で分割された一方の
パルス光L2は、光伝導アンテナ等の光スイッチ素子又
はEO結晶などのテラヘルツ光発生器16を励起してこ
の発生器16にテラヘルツパルス光を発生させるための
ポンプ光(パルス励起光)となる。このポンプ光L2
は、平面鏡13を経て、光チョッパ14によりチョッピ
ングされた後に、集光レンズ15によりテラヘルツ光発
生器16に集光される。なお、テラヘルツ光発生器16
として光スイッチ素子を用いる場合には、図示しないバ
イアス電源によりバイアス電圧がテラヘルツ光発生器1
6に印加される。
【0034】ビームスプリッタ12で分割された他方の
パルス光L3は、テラヘルツパルス光を検出するタイミ
ングを定めるプローブ光(サンプリングパルス光)とな
る。このプローブ光L3は、平面鏡17、2枚もしくは
3枚の平面鏡が組み合わされてなる可動鏡18、平面鏡
19,20,21、更には集光レンズ22を経て、テラ
ヘルツ光検出器23へ導かれる。本実施の形態では、検
出器23として、ダイポールアンテナを用いた公知の光
スイッチ素子が用いられている。
【0035】プローブ光L3の光路上に配置された可動
鏡18は、制御・演算処理部33による制御下で、移動
機構35により矢印F方向に移動可能となっている。可
動鏡18の移動量に応じて、プローブ光L3の光路長が
変わり、プローブ光L3が検出器23へ到達する時間が
遅延する。すなわち、本実施の形態では、可動鏡18及
び移動機構35が、プローブ光L3の時間遅延装置を構
成している。
【0036】発生器16に導かれたポンプ光L2によ
り、発生器16が励起されてテラヘルツパルス光L4を
放射する。テラヘルツパルス光L4としては、概ね0.
01×1012から100×1012ヘルツまでの周波
数領域の光が望ましい。このテラヘルツパルス光L4
は、放物面鏡等の曲面鏡24を経て平行光に変換された
後、放物面鏡等の曲面鏡25及び平面鏡26を経て集光
位置に集光される。
【0037】図1及び図2に示すように、テラヘルツパ
ルス光L4の光軸は、発生器16から平面鏡26までの
間では水平面内(XY平面と平行な面内)にあるが、平
面鏡26の向きが図示のように設定されることにより、
平面鏡26と前記集光位置との間では上側に立ち上げら
れている。
【0038】テラヘルツパルス光L4の集光位置には、
試料ホルダ40(図2参照、図1では省略)により下面
が水平面(XY平面と平行な面)となるように保持され
た試料100の当該下面の測定部位(所定の微小の領
域)が配置される。試料100は観測試料100a及び
参照試料100bを代表して示しており、観測試料10
0a及び参照試料100bは、互いに交換して試料ホル
ダ40に保持される。参照試料100bとしては、例え
ば金属ミラーなどの、屈折率等が既知である部材が用い
られる。観測試料100aとしては例えばウエハ等を挙
げることができるが、これに限定されるものではない。
なお、試料100の局所的な情報ではなく、例えば試料
の比較的広い領域の平均的な情報を得たり各局所的な情
報の2次元分布を一括して得たりする場合には、テラヘ
ルツパルス光L4を局所的に集光することなく試料10
0の下面の比較的広い領域を照射するようにしてもよ
い。
【0039】ここで、前記試料ホルダ40について、図
3乃至図5を参照して説明する。図3は、図1中の試料
ホルダ40を示す概略斜視図である。図4は、図3に示
す試料ホルダ40に試料100を保持させたものを示す
概略斜視図である。図5は、図4中のC−C’線に沿っ
た概略断面図である。
【0040】本実施の形態では、試料ホルダ40は、図
3乃至図5に示すように、試料保持面となる上面が水平
面となるように図示しない支持部により支持された平板
状の載置板として、構成されている。試料ホルダ40の
中央付近には、開口40aが形成されている。この開口
40aは、試料ホルダ40の上面に載置することにより
保持された試料100の下面の測定部位(所定領域)に
対して入射して前記測定部位で反射するテラヘルツ光
を、通過させる窓部となっている。もっとも、このよう
な窓部は、開口40aに限定されるものではなく、例え
ば開口40aがテラヘルツ光透過材料で埋められていて
もよい。また、試料ホルダ40を構成する載置板全体
を、テラヘルツ光透過材料で構成してもよい。
【0041】この試料ホルダ40によれば、前述した図
8乃至図10に示す従来の試料ホルダ1と異なり、上面
に試料100を単に載置するだけで、試料100が重力
で保持される。このため、観測試料100aの下面のZ
軸方向の位置と参照試料100bのZ軸方向の位置と
を、再現良く同じ位置にすることができる。すなわち、
図11中の位置ずれΔyに相当する位置ずれを、大幅に
低減することができる。
【0042】なお、前記試料ホルダ40の上面は、必ず
しも水平面に設定する必要はない。試料100がずり落
ちない程度であれば、前記試料ホルダ40の上面は傾い
ていてもよい。また、例えばずり落ち防止用の段部(試
料ホルダ40の下寄りの辺が当接する段部)を試料ホル
ダ40に設けておけば、試料ホルダ40の上面はもっと
大きく傾けることも可能である。これらの場合も、試料
100が重力で保持されることには変わりがない。な
お、試料ホルダ40の上面を傾けた場合には、その傾き
に応じて平面鏡26,27の向き等が変更されること
は、言うまでもない。
【0043】再び図1及び図2を参照すると、試料10
0の下面の測定部位で反射されたテラヘルツパルス光L
5は、前記集光位置を含みかつYZ平面と平行な面に関
して平面鏡26及び曲面鏡25,24とそれぞれ対称に
配置された平面鏡27及び曲面鏡28,29を経て、テ
ラヘルツ光検出器23に集光され、検出器23により電
場強度が検出されて電流信号に変換される。この電流信
号は、電流計30で電圧信号に変換された後、ロックイ
ン増幅器31により、光チョッパー14のチョッピング
と同期してロックイン検出される。ロックイン増幅器3
1の出力信号は、テラヘルツ光の電場強度の検出信号と
して、A/D変換器32によりA/D変換され、これが
コンピュータ等からなる制御・演算処理部33に供給さ
れる。
【0044】フェムト秒パルス光源11から放射される
フェムト秒パルス光L1の繰り返し周期は、数kHzか
ら100MHzオーダーである。したがって、発生器1
6から放射されるテラヘルツパルス光L4も、数kHz
から100MHzオーダーの繰り返しで放射される。現
在の検出器23では、このテラヘルツパルス光の波形を
瞬時に、その形状のまま計測することは不可能である。
【0045】したがって、本実施の形態では、同じ波形
のテラヘルツパルス光L5が数kHzから100MHz
オーダーの繰り返しで到来することを利用して、ポンプ
光L2とプローブ光L3との間に時間遅延を設けてテラ
ヘルツパルス光L5の波形を計測する、いわゆるポンプ
−プローブ法を採用している。すなわち、テラヘルツ光
発生器16を作動させるポンプ光L2に対して、テラヘ
ルツ光検出器23を作動させるタイミングを時間τだけ
遅らせることにより、時間τだけ遅れた時点でのテラヘ
ルツパルス光L5の電場強度を検出器23で測定でき
る。言い換えれば、プローブ光L3は、テラヘルツ光検
出器23に対してゲートをかけていることになる。ま
た、可動鏡18を徐々に移動させることは、遅延時間τ
を徐々に変えることにほかならない。前記時間遅延装置
によってゲートをかけるタイミングをずらしながら、繰
り返し到来するテラヘルツパルス光L5の各遅延時間τ
ごとの時点の電場強度を検出器23から電気信号として
順次得ることによって、テラヘルツパルス光L5の電場
強度の時系列波形E(τ)を計測することができる。
【0046】本実施の形態では、テラヘルツパルス光の
電場強度の時系列波形E(τ)の計測時には、制御・演
算処理部33が、移動機構35に制御信号を与えて、前
記遅延時間τを徐々に変化させながら、A/D変換器3
2からのデータを制御・演算処理部33内の図示しない
メモリに順次格納する。これによって、最終的に、テラ
ヘルツパルス光の電場強度の時系列波形E(τ)を示す
データ全体をメモリに格納する。
【0047】このような時系列波形E(τ)を示すデー
タを、試料ホルダ40上に参照試料100bを載置した
場合と観測試料100aを載置した場合について取得す
る。制御・演算処理部33は、これらのデータに基づい
て、観測試料100aの所望の特性(情報)を求め、こ
れをCRT等の表示部34に表示させる。例えば、制御
・演算処理部33は、公知の演算によって、観測試料1
00aの複素誘電率を求め、これを表示部34に表示さ
せる。
【0048】本実施の形態によれば、前述したように、
試料ホルダ40の上面に試料100a,100bを単に
載置するだけで、観測試料100aのテラヘルツ光入射
側の面(下面)のZ軸方向の位置と参照試料100bの
テラヘルツ光入射側の面(下面)のZ軸方向の位置と
を、再現良く同じ位置にすることができる。したがっ
て、本実施の形態によれば、前述した従来の補正方法を
採用する場合に比べて、測定に手数を要することがない
とともに処理が簡単となり、しかも、最終的に得られる
観測試料100aの情報の測定精度を向上させることが
できる。
【0049】ここで、本実施の形態によるテラヘルツ光
装置と比較される比較例について、図7を参照して説明
する。図7は、比較例のテラヘルツ光装置を模式的に示
す概略構成図である。図7において、図1中の要素と同
一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する
説明は省略する。
【0050】この比較例は、従来技術に相当している。
この比較例が本実施の形態と異なる所は、平面鏡26,
27及び試料100の配置を、図1に示す位置から、図
7に示すように、平面鏡26,27の法線が水平面内に
位置するように、曲面鏡25及び平面鏡26間のテラヘ
ルツ光の光軸並びに平面鏡27及び曲面鏡28間のテラ
ヘルツ光の光軸を含むX軸と平行な直線を中心として9
0゜回転移動させた点である。これに伴い、比較例で
は、図7に示すように試料100の面の法線が水平面内
に位置することから、図3乃至図5に示す試料ホルダ4
0に代えて、図8乃至図10に示す試料ホルダ1が用い
られている。なお、図7中のX軸、Y軸及びZ軸と図8
乃至図10中のX軸、Y軸及びZ軸とはそれぞれ一致し
ている。この比較例では、前述した従来の補正方法を採
用しない限り、観測試料100aと参照試料100bと
のY軸方向の位置ずれΔyに起因して、最終的に得られ
る観測試料100aの情報の測定精度が、大幅に低下し
てしまう。
【0051】ところで、観測試料100aがウエハなど
のような薄い試料である場合には、試料ホルダ40上に
観測試料100aを載置した状態で時系列波形E(τ)
を示すデータを得るとき、図6に示すように、観測試料
100aにおけるテラヘルツ光入射側の面と反対側の面
の少なくともテラヘルツ光入射領域に、観測試料100
aの屈折率と略同一の屈折率を持つ物質からなる部材1
02を配置することが、好ましい。図6は部材102を
観測試料100a上に更に配置した図5に対応する概略
断面図であり、図6において、図5中の要素と同一の要
素には同一符号を付している。
【0052】本実施の形態の場合、観測試料100aに
おけるテラヘルツ光入射側の面は下面であるので、部材
102を単に観測試料100aの上面に載置するだけで
よく、部材102の厚みが厚くてもその配置は極めて容
易である。なお、部材102と観測試料100aの上面
との間にエアギャップが生ずる可能性がある場合には、
観測試料100aの屈折率と略同一の屈折率を持つ接着
剤又は充填剤等を適宜介在させてもよい。
【0053】このように部材102を配置すると、入射
したテラヘルツ光が観測試料100aの上面で反射され
なくなり、代わって部材102の上面で反射されること
になる。このため、部材102の厚みが十分に厚けれ
ば、スペクトル分解の高い測定を行う場合でも、観測試
料100aの下面で反射した反射光が他の反射光と干渉
してしまうような事態が防止され、時系列波形E(τ)
をスペクトルに変換しても干渉光の影響が低減され、S
/Nの良いデータを得ることができる。すなわち、スペ
クトル分解の良い測定が可能となる。
【0054】例えば、観測試料100aとして500μ
mの厚みのシリコンウエハを用いる場合、シリコンの屈
折率を3.417として計算すると、図5に示す状況で
は、時系列波形E(τ)において、表面反射(下面での
反射)による信号の11.39ps(ピコ秒)後に裏面
反射(上面での反射)による信号が観測されることにな
る。これは2.9cm−1に相当する干渉となり、この
影響を観測しないためには、これより低いスペクトル分
解で測定しなければならないことになる。これに対し、
図6に示すようにこのシリコンウエハ(観測試料100
a)の上に厚み1cmのシリコン板(部材102)を載
せて測定を行うと、裏面反射(部材102の上面での反
射)による信号は239.19ps後に観測されること
になり、0.14cm−1よりスペクトル分解の低い測
定では裏面反射による干渉効果は現れないことがわか
る。換言すれば、スペクトル分解が2.9cm−1から
0.14cm−1に向上した測定が可能となる。
【0055】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではな
い。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
測定に手数を要することがないとともに処理が簡単とな
り、しかも、最終的に得られる試料の情報の測定精度を
向上させることができる試料情報取得方法及びテラヘル
ツ光装置を提供することができる。
【0057】また、本発明によれば、スペクトル分解の
良い測定を行うことができる試料情報取得方法を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるテラヘルツ光装置
を模式的に示す概略構成図である。
【図2】図1中のB−B’線に沿った概略断面図であ
る。
【図3】図1中の試料ホルダを示す概略斜視図である。
【図4】図3に示す試料ホルダに試料を保持させたもの
を示す概略斜視図である。
【図5】図4中のC−C’線に沿った概略断面図であ
る。
【図6】部材を観測試料上に更に配置した図5に対応す
る概略断面図である。
【図7】比較例のテラヘルツ光装置を模式的に示す概略
構成図である。
【図8】従来の試料ホルダを示す概略斜視図である。
【図9】図8に示す試料ホルダに試料を保持させたもの
を、異なる角度から見た概略斜視図である。
【図10】図9中のA−A’矢視図である。
【図11】観測試料と参照試料との位置ずれの様子を模
式的に示す図である。
【図12】位置ずれの影響を補正する補正方法を示す説
明図である。
【図13】図12に示す補正方法により得られる参照光
信号と補正前後の観測光信号との関係を示す波形図であ
る。
【図14】裏面反射の様子を模式的に示す図である。
【符号の説明】
16 テラヘルツ光発生器 23 テラヘルツ光検出器 24,25,27,28 曲面鏡 26,27 平面鏡 100 試料 100a 観測試料 100b 参照試料 40 試料ホルダ 40a 開口 102 観測試料と略同一の屈折率を持つ物質からなる
部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G059 AA02 BB16 DD13 EE01 EE02 EE12 GG01 GG06 GG08 JJ11 JJ13 JJ14 JJ24 KK01 LL01 MM01 MM08 MM10 PP04 5F072 RR10 SS08 YY20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テラヘルツ光発生部から発生したテラヘ
    ルツ光を試料の所定面の所定領域に導き、前記所定領域
    で反射されたテラヘルツ光をテラヘルツ光検出部により
    検出し、前記テラヘルツ光検出部からの検出結果に基づ
    いて前記試料の情報を取得する試料情報取得方法におい
    て、 前記所定面が下側に向いた状態で前記試料を保持し、 前記テラヘルツ光発生部から発生したテラヘルツ光を前
    記所定面の前記所定領域に下側から入射させ、前記所定
    領域で反射されたテラヘルツ光を前記テラヘルツ光検出
    部に導くことを特徴とする試料情報取得方法。
  2. 【請求項2】 上側に前記試料を載置し得る載置部を有
    するホルダであって、前記所定面を下側にして前記載置
    部上に載置した前記試料の前記所定領域に対して下側か
    ら入射して前記所定領域で反射するテラヘルツ光を通過
    させるホルダを用い、該ホルダの前記載置部上に前記試
    料を載置することにより、前記試料を重力で保持するこ
    とを特徴とする請求項1記載の試料情報取得方法。
  3. 【請求項3】 前記試料における前記所定面と反対側の
    面において少なくとも前記所定領域に対応する領域に、
    前記試料の屈折率と略同一の屈折率を持つ物質を配置す
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の試料情報取得
    方法。
  4. 【請求項4】 テラヘルツ光発生部から発生したテラヘ
    ルツ光を試料の所定面の所定領域に導き、前記所定領域
    で反射されたテラヘルツ光をテラヘルツ光検出部により
    検出し、前記テラヘルツ光検出部からの検出結果に基づ
    いて前記試料の情報を取得する試料情報取得方法におい
    て、 前記試料における前記所定面と反対側の面において少な
    くとも前記所定領域に対応する領域に、前記試料の屈折
    率と略同一の屈折率を持つ物質を配置することを特徴と
    する試料情報取得方法。
  5. 【請求項5】 テラヘルツ光発生部と、試料を保持する
    ホルダと、テラヘルツ光検出部と、前記テラヘルツ光発
    生部から発生したテラヘルツ光を前記ホルダに保持され
    た前記試料の所定面の所定領域に導くとともに前記所定
    領域で反射されたテラヘルツ光を前記テラヘルツ光検出
    部に導く光学系と、を備え、 前記ホルダは、前記所定面が下側に向いた状態で前記試
    料を保持し、 前記光学系は、前記テラヘルツ光発生部から発生したテ
    ラヘルツ光を前記所定面の前記所定領域に下側から入射
    させ、前記所定領域で反射されたテラヘルツ光を前記テ
    ラヘルツ光検出部に導くことを特徴とするテラヘルツ光
    装置。
  6. 【請求項6】 前記ホルダは、上側に前記試料を載置し
    得る載置部を有するとともに、前記所定面を下側にして
    前記載置部上に載置した前記試料の前記所定領域に対し
    て下側から入射して前記所定領域で反射するテラヘルツ
    光を通過させることを特徴とする請求項5記載のテラヘ
    ルツ光装置。
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