JP2003120751A - エラストマ−軸受 - Google Patents

エラストマ−軸受

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JP2003120751A
JP2003120751A JP2001320135A JP2001320135A JP2003120751A JP 2003120751 A JP2003120751 A JP 2003120751A JP 2001320135 A JP2001320135 A JP 2001320135A JP 2001320135 A JP2001320135 A JP 2001320135A JP 2003120751 A JP2003120751 A JP 2003120751A
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elastomer bearing
damping element
damping
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hollow chamber
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単に且つ安価に製造し、正確に且つ簡単な
手段で制御する調整可能或いは制御可能なエラストマ−
軸受を提供すること。 【解決手段】 隣接された構成部材間の振動を減衰する
か或いは外すエラストマ−軸受は、エラストマ−材料、
特にゴムから形成されたばね体を備えて、ばね体が二つ
の平面の少なくとも一方の平面では特に金属性接続部材
と固定するように結合されており、エラストマ−軸受が
並列に接続された電気的及び/又は電子的制御可能な摩
擦減衰器を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ばね体の二つの
平面における少なくとも一方の平面では特に金属性接続
部材と固定するために結合されていて、エラストマ−材
料、特にゴムから形成されたばね体を備える、隣接した
構成部材間の振動を減衰する或いは外すエラストマ−軸
受に関する。
【0002】そのような比較的簡単に製造され得るばね
要素を、構成部材或いは集合体の振動を絶縁させるため
に使用して、有害な振動或いは衝撃からこの構成部材或
いは集合体を守るか或いはこの構成部材或いは集合体か
ら出発して他の構成部材に伝達される振動を避ける。そ
のようなばね要素の固定は一貫して螺子結合によって行
われ、ばね要素の接続部材はそれに形成された或いは、
ナットの形態でそのナットに取り付けられた内部ねじを
有するか或いは外部螺子を備える直立ボルトを支持す
る。
【0003】
【従来の技術】例えばドイツ実用新案第1901501
号明細書からゴム金属ばね要素が知られていて、そのゴ
ム体はその剛性に影響を与えるように中空室を有し、そ
の中空室には接続要素が個別のボルトを取り付ける孔を
備えている。
【0004】同様に、液圧減衰軸受は例えばドイツ特許
第3441592号明細書から知られていて、振動減衰
の外に、軸受負荷の際に流体が絞り横断面を貫通するか
ら、ゴム要素によって液圧流体が補助的に減衰する。こ
の構成によって軸受をしばしば異なる周波数範囲に設定
できる。
【0005】すべてこれらの軸受の欠点は、操作性、即
ち調整性或いは制御性が減衰比或いは減衰力や異なる振
動周波数を考慮して達成されないか、或いは極めて高い
費用を伴ってしか達成されないことにある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】それ故に、この発明の
課題は、従来公知の欠点を回避し、そして簡単に且つ安
価に製造し、正確に且つ簡単な手段で制御する調整可能
或いは制御可能なエラストマ−軸受を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題は、主請求項の
特徴部分、即ちエラストマ−軸受が並列に接続されて電
気的及び/電子的調整可能な摩擦減衰器を有することに
よって解決される。その他の好ましい構成は従属請求項
に存在する。
【0008】この場合に、エラストマ−軸受は並列に接
続された電気及び/又は電子的制御可能な摩擦減衰器を
有する。好ましくは、ばね体が中空円筒状に形成されて
両平面には円板状に且つ中空室を実質的に閉鎖する金属
性接続部材を有する。この際に制御可能な摩擦減衰器は
中空室の内部に配置されていて両接続部材と結合されて
いる。
【0009】好ましくは、制御可能な摩擦減衰器はそれ
ぞれ接続部材に固定され且つ中空室に突き出す少なくと
も二つの減衰要素から成り、その減衰要素は部分領域を
介して隣接して且つ力伝達方向に移動自在に併置する。
さらに、減衰要素間に電気エネルギ−を付与することに
よって摩擦結合化が促進できる。
【0010】摩擦結合化の促進の特に好ましい種類は、
それぞれ接続部材に固定され且つ中空室に突き出す少な
くとも一方の減衰要素が他方の減衰要素に隣接された少
なくとも部分領域において圧電有効表面を有し、その有
効表面が電気エネルギ−の付与によって他方の減衰要素
の表面の方向に変形されることにある。それで、表面は
摩擦接触して、摩擦力の強度が圧電変形の程度により、
エネルギ−供給を介して容易に制御できる。特にそのよ
うな構成の場合に、減衰要素を互いの中に移動自在なシ
リンダと中空シリンダとして形成することが好ましく、
例えば中空シリンダとして形成された他方の減衰要素内
に沈めるシリンダとして形成された一方の減衰要素の部
分領域が圧電有効表面を有する。それ故に、エネルギ−
供給により対応するシリンダが圧縮されるならば、摩擦
結合化が有効になる。
【0011】他の好ましい構成は、それぞれ接続部材に
固定され且つ中空室に突き出す少なくとも一方の減衰要
素が他方の減衰要素に隣接された少なくとも部分領域に
おいて少なくとも一個の電磁石を有し、中空室に突き出
す他方の減衰要素が隣接された部分領域において金属性
アンカ−として形成されていて、この際に電気エネルギ
−の付与によって電磁石とアンカ−との間の摩擦結合化
が促進できることにある。そのような実施態様でも、摩
擦力の強度がエネルギ−供給を介して容易に制御でき
る。
【0012】他の好ましい構成において、制御可能な減
衰要素がエラストマ−材料から成り、他方の減衰要素に
隣接された少なくとも一個の部分領域がピエゾセラミッ
ク構成部材或いは中間層を形成させた圧電結晶を有し、
それら構成部材は摩擦結合化を生じるように表面を変形
する。
【0013】他の好ましい構成は、減衰要素が互いに隣
接された板として形成され、場合によっては補助的に案
内手段により摩擦結合化における相対運動中に支持され
るので、表面に作用する垂直力が良好に捕らえられ得る
ことにある。
【0014】
【発明に実施の態様】実施例に基づいてこの発明は詳細
に説明される。
【0015】図1は、両平面に中空室を実質的に閉鎖す
る金属円板3と4の一方と接続部材として結合されてい
て、ゴムから形成された中空円筒状ばね体2を備えるエ
ラストマ−軸受1を示す。
【0016】エラストマ−軸受の固定は螺子結合によっ
て行われ、この場合に接続部材は外部ねじを備える立ち
ボルト5と6を支持する。
【0017】制御可能な摩擦減衰器7はそれぞれ接続部
材に固定され且つ中空室に突き出す二つの減衰要素8と
9から成り、それら減衰要素は互いの中に移動自在なシ
リンダと中空シリンダとして形成されている。
【0018】中空シリンダとして形成された減衰要素9
内に移動自在に沈むシリンダとして形成された減衰要素
8の部分領域10は圧電有効表面を有する。それ故に、
導線11を介してのエネルギ−供給により対応するシリ
ンダ領域が圧縮されるならば、減衰要素8と9の間の摩
擦結合化が摩擦面12と13において有効になる。
【0019】
【発明の効果】この発明によると、減衰要素間に電気エ
ネルギ−を付与することによって摩擦結合化が促進でき
る。減衰要素の表面が摩擦接触して、この場合に摩擦力
の強度は圧電変形の程度により、エネルギ−供給を介し
て容易に制御できる。特にそのような構成では、減衰要
素を互いの中に移動自在なシリンダと中空シリンダとし
て形成することが好ましく、例えば中空シリンダとして
形成された他方の減衰要素内に沈めるシリンダとして形
成された一方の減衰要素が圧電有効表面を有する。それ
故に、エネルギ−供給により対応するシリンダが圧縮さ
れるならば、摩擦結合化が有効になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】中空円筒状ばね体を備えるエラストマ−軸受で
ある。
【符号の説明】
1......エラストマ−軸受 2......中空円筒状ばね体 3,4....金属円板 5,6....立ちボルト 7......摩擦減衰器 8,9....減衰要素 10.....部分領域 11.....導線 12、13..摩擦面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ユルゲン・チムメル ドイツ連邦共和国、ハノーバー、ルーター ストラーセ、11 Fターム(参考) 3J048 AA02 AC07 BA01 BE06 BE20 CB21 DA10 EA16 EA34

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ばね体の二つの平面における少なくとも一
    方の平面では特に金属性接続部材と固定するように結合
    されていて、エラストマ−材料、特にゴムから形成され
    たばね体を備える、隣接した構成部材間の振動を減衰す
    るか或いは外すエラストマ−軸受において、エラストマ
    −軸受が並列に接続されて電気的及び/電子的制御可能
    な摩擦減衰器を有することを特徴とするエラストマ−軸
    受。
  2. 【請求項2】ばね体は中空円筒状に形成され、両平面に
    は円板状で中空室を実質的に閉鎖する金属性接続部材を
    有し、調整可能な摩擦減衰器は中空室の内部に配置され
    ていて両接続部材と連結されていることを特徴とする請
    求項1に記載のエラストマ−軸受。
  3. 【請求項3】制御可能な摩擦減衰器はそれぞれ接続部材
    に固定され且つ中空室に突き出す少なくとも二個の減衰
    要素から成り、それら減衰要素は部分領域を介して隣接
    され、力伝達方向に移動可能に併置され、減衰要素間へ
    の電気エネルギ─の付与によって摩擦結合化が促進でき
    ることを特徴とする請求項1或いは請求項2に記載のエ
    ラストマ−軸受。
  4. 【請求項4】それぞれ接続部材に固定され且つ中空室に
    突き出す減衰要素の少なくとも一方は他方の減衰要素に
    連接した少なくとも部分領域において圧電有効表面を有
    し、その表面は電気エネルギ─の付与によって他方の減
    衰要素の表面への方向に変形し、摩擦結合化が促進する
    ことを特徴とする請求項3に記載のエラストマ−軸受。
  5. 【請求項5】それぞれ接続部材に固定され且つ中空室に
    突き出す減衰要素の少なくとも一方はエラストマ−材料
    から成り、他方の減衰要素に連接した少なくとも部分領
    域における少なくとも一個のピエゾセラミック構成部材
    或いは中間層を形成させた圧電結晶を有し、それら構成
    部材が摩擦結合化を生じるように表面を変形することを
    特徴とする請求項4に記載のエラストマ−軸受。
  6. 【請求項6】それぞれ接続部材に固定され且つ中空室に
    突き出す減衰要素の少なくとも一方は他方の減衰要素に
    連接した少なくとも部分領域において少なくとも一個の
    電磁石を有し、中空室に突き出す他方の減衰要素はその
    隣接した部分領域において金属アンカ─として形成され
    ており、電気エネルギ─の付与によって電磁石とアンカ
    ─との間の摩擦結合化が促進できることを特徴とする請
    求項3に記載のエラストマ−軸受。
  7. 【請求項7】減衰要素は案内装置により摩擦結合化にお
    ける相対運動中に支持されていることを特徴とする請求
    項2乃至請求項6のいずれか一項に記載のエラストマ−
    軸受。
  8. 【請求項8】減衰要素は互いの中に移動自在なシリンダ
    と中空シリンダとして形成されていることを特徴とする
    請求項2乃至請求項7のいずれか一項に記載のエラスト
    マ−軸受。
  9. 【請求項9】減衰要素は互いに隣接された板として形成
    されていることを特徴とする請求項2乃至請求項7のい
    ずれか一項に記載のエラストマ−軸受。
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JP2010038286A (ja) * 2008-08-06 2010-02-18 Honda Motor Co Ltd パワーユニットマウント装置

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