JP2003120679A - ピンタイプころ軸受 - Google Patents

ピンタイプころ軸受

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JP2003120679A
JP2003120679A JP2001315349A JP2001315349A JP2003120679A JP 2003120679 A JP2003120679 A JP 2003120679A JP 2001315349 A JP2001315349 A JP 2001315349A JP 2001315349 A JP2001315349 A JP 2001315349A JP 2003120679 A JP2003120679 A JP 2003120679A
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roller bearing
pin type
roller
type roller
inner ring
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Shinichi Shirota
伸一 城田
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NSK Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/46Cages for rollers or needles
    • F16C33/52Cages for rollers or needles with no part entering between, or touching, the bearing surfaces of the rollers
    • F16C33/523Cages for rollers or needles with no part entering between, or touching, the bearing surfaces of the rollers with pins extending into holes or bores on the axis of the rollers
    • F16C33/526Cages for rollers or needles with no part entering between, or touching, the bearing surfaces of the rollers with pins extending into holes or bores on the axis of the rollers extending through the rollers and joining two lateral cage parts

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大荷重が作用するピンタイプころ軸受におい
て、加工コストを大きく上昇させることなくエッジロー
ドによる応力集中を緩和して、転動体や軌道面の疲労破
壊を防止してころ軸受の寿命向上を図る。 【解決手段】 本発明のピンタイプころ軸受20は、外
周に軌道面24が形成された内輪23と、内周に軌道面
22が形成された外輪21と、内輪23と外輪21との
間に配置された転動自在の複数の円錐ころ27と、内輪
23と外輪21との間に配置されて円錐ころ27を保持
する環状の保持器33とを備えている。また、円錐ころ
27の各々には自身の転動中心軸と一致する貫通孔28
が設けられ、保持器33には貫通孔28にそれぞれ挿通
する円筒状の保持ピン36が設けられている。さらに円
錐ころ27の少なくとも一方の端部において、内径側に
可撓空間31を形成することにより、外径側に円錐ころ
27の中央部より肉厚が薄い薄肉部32が設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピンタイプの保持
器を備えたころ軸受に関し、特に鉄鋼設備や建設設備等
に使用される大型軸受のピンタイプ円錐ころ軸受やピン
タイプ円筒ころ軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】工作機械等に使用される円錐ころ軸受や
円筒ころ軸受などの一般的なころ軸受の保持器は、小型
のものでは鋼板の打抜き形が採用され、大型のものでは
銅合金あるいは軟鋼のもみ抜き形が採用されている。一
方、鉄鋼設備や建設設備等に使用されるような特に大型
のころ軸受の場合は、大荷重の応力を許容し得るピンタ
イプの保持器を備えたピンタイプころ軸受が使用されて
いる。
【0003】図5に従来のピンタイプ円錐ころ軸受の要
部断面図を示す。ピンタイプ円錐ころ軸受1は、内周面
に円錐内面状に傾斜した軌道面3を有する外輪2と、外
周面に円錐外面状に傾斜した軌道面5を有する内輪4
と、外輪2の軌道面3と内輪4の軌道面5との間に複数
配置された転動体である円錐台形の円錐ころ8とを備え
ている。円錐ころ8は、外輪2と内輪4との間に組み込
まれた環状の保持器11によって、周方向に一定の間隔
を隔てて保持されている。
【0004】外輪2の軌道面3と、内輪4の軌道面5
と、円錐ころ8は、それぞれの円錐面の延長上の頂点が
軸線上の1点に集まるように設定されている。また、内
輪4は、軌道面5と連続した内輪4の正面側に小つば6
が、背面側に大つば7が形成され、円錐ころ8のアキシ
ャル方向の移動が規制される。
【0005】図5及び図6に示すように、円錐ころ8
は、滑らかな円錐状の転動面10を有すると共に両端間
の転動中心軸上に均一の内径を有する貫通孔9が形成さ
れている。
【0006】保持器11は、円錐ころ8の貫通孔9の内
径より僅かに小さい外径を有する円筒状の保持ピン12
が周方向に一定の間隔で複数備えられ、それぞれの円錐
ころ8の貫通孔9内に挿通される。これにより、それぞ
れの円錐ころ8を支持して周方向の間隔が一定に保たれ
る。
【0007】円錐ころ8の転動時には、円錐ころ8は内
輪4のつば6,7及び保持器11の保持ピン12によっ
て案内されて、転動面10が軌道面3,5と線接触しな
がら保持ピン12を軸として回転して、ころ軸受1の周
方向に転がる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来のピンタイプ円錐ころ軸受1は、転動体荷重が大
きい場合や軸方向のモーメント負荷等、使用される条件
に適合するように内外輪の軌道面や転動体の転道面の母
線にクラウニングが施され、中央部に比べて端部の径が
僅かに小さくなるように加工されている。しかし、大荷
重やモーメント負荷に対応したクラウニング形状を形成
することは加工コストの上昇を招いてしまうという問題
があった。
【0009】また、鉄鋼設備や建設設備等に使用される
ような特に大型のころ軸受の場合は、大荷重や大きなモ
ーメント負荷によって転動体の端部に応力が集中するエ
ッジロードが発生し易く、内外輪と転動体の間にミスア
ライメントを生じさせてしまうことがある。これに起因
して、転動体及び軌道面にエッジロードを起点とした剥
離が起こるほか、転動体や軌道面の疲労破損が発生して
しまうという問題があった。
【0010】さらに、打抜き形やもみ抜き形の保持器を
使用する場合と異なり、ピンタイプころ軸受は、軌道面
と転動面とのクリアランスに加えて、貫通孔と保持ピン
とのクリアランスによるガタ付きも生じ得ることから、
エッジロードが発生し易い構造となっていた。
【0011】本発明は、上記課題を解決するために成さ
れたものであり、大荷重が作用するピンタイプころ軸受
において、加工コストを大きく上昇させることなくエッ
ジロードによる応力集中を緩和して、転動体や軌道面の
疲労破損を防止してころ軸受の寿命向上を図ることを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の請求項1に係るピンタイプころ軸受は、外周
に軌道面が形成された内輪と、内周に軌道面が形成され
た外輪と、該内輪と該外輪との間に配置された転動自在
の複数のころと、前記内輪と前記外輪との間に配置され
て該ころを保持する環状の保持器とを備え、前記ころの
各々には自身の転動中心軸と一致する貫通孔が設けら
れ、前記保持器には前記貫通孔にそれぞれ挿通する円筒
状の保持ピンが設けられたピンタイプころ軸受におい
て、前記ころの少なくとも一方の端部の内径側に可撓空
間を形成することで、該端部の外径側に薄肉部が設けら
れることを特徴とする。
【0013】また、上記目的を達成するための本発明の
請求項2に係るピンタイプころ軸受は、請求項1記載の
ピンタイプころ軸受であって、前記可撓空間が、前記貫
通孔の内径を拡大した大径部を設けることによって形成
されることを特徴とする。
【0014】さらに、上記目的を達成するための本発明
の請求項3に係るピンタイプころ軸受は、請求項1記載
のピンタイプころ軸受であって、前記可撓空間が、前記
貫通孔と同心円状の溝を設けることによって形成される
ことを特徴とする。
【0015】さらに、上記目的を達成するための本発明
の請求項4に係るピンタイプころ軸受は、請求項1記載
のピンタイプころ軸受であって、前記可撓空間が、前記
貫通孔の面取りを大きく設けることによって形成される
ことを特徴とする。
【0016】上記の請求項1〜4に係る構成のピンタイ
プころ軸受によれば、エッジロードが発生する可能性が
ある、ころの一方または両方の端部の内径側に可撓空間
を設けることで、外径側を薄肉に形成している。よっ
て、エッジロードが発生した場合にころの端部が内径側
に弾性変形してエッジロードによる集中応力を吸収して
緩和させることができる。従って、単純な加工によって
エッジロードによる疲労破損を防止して、ころ軸受の寿
命を向上させることができる。
【0017】また、上記目的を達成するための本発明の
請求項5に係るピンタイプころ軸受は、請求項1〜4の
いずれか1項に記載のピンタイプころ軸受であって、前
記ころの少なくとも前記薄肉部に表面硬化処理を施した
ことを特徴とする。
【0018】上記の請求項5に係る構成のピンタイプこ
ろ軸受によれば、ころの薄肉部に表面硬化処理を施して
いるので、薄肉部の表面に圧縮残留応力が発生する。よ
って、エッジロードによる繰り返し弾性変形による引張
り応力に対して、疲労損傷を防いでころの寿命を向上さ
せることができる。また、表面硬化処理は低コストで行
うことができるので、加工コストの上昇を抑えてころの
耐疲労性を向上させることが可能である。なお、表面硬
化処理の方法として、具体的には浸炭焼入れや浸炭窒化
焼入れ、またはショットピーニングなどが挙げられる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るピンタイプこ
ろ軸受の一実施形態を図1〜4に基づいて説明する。図
1は本発明のピンタイプころ軸受の一実施形態を示す要
部縦断面図、図2は図1に示したころの縦断面図、図3
は図1に示したころの第1変形例を示す縦断面図、図4
は図1に示したころの第2変形例を示す縦断面図であ
る。
【0020】図1に示すように、ピンタイプ円錐ころ軸
受20は、内周面に円錐内面状に傾斜した軌道面22を
有する外輪21と、外周面に円錐外面状に傾斜した軌道
面24を有する内輪23と、外輪21の軌道面22と内
輪23の軌道面24との間に複数配置された転動体であ
る円錐台形の円錐ころ27とを備えている。円錐ころ2
7は、外輪21と内輪23との間に組み込まれた環状の
保持器33によって、周方向に一定の間隔を隔てて保持
されている。
【0021】外輪21の軌道面22と、内輪23の軌道
面24と、円錐ころ27は、それぞれの円錐面の延長上
の頂点が軸線上の1点に集まるように設定されている。
また、内輪23は、軌道面24と連続した内輪23の正
面側に小つば25が、背面側に大つば26が形成され、
円錐ころ27のアキシャル方向の移動が規制される。
【0022】図1及び図2に示すように、円錐ころ27
は、滑らかな円錐状の転動面29を有すると共に両端間
の転動中心軸上に貫通孔28が形成されている。また、
円錐ころ27の両端に、貫通孔28の内径を拡大した大
径部である座繰り部30を設けることによって可撓空間
31が形成されている。これにより、円錐ころ27の両
端の外径側に薄肉部32が形成される。円錐ころ27に
エッジロードが作用した場合、薄肉部32が可撓空間3
1側に弾性変形して集中応力を緩和することができる。
【0023】また、円錐ころ27は全体に浸炭焼入れ処
理が施され、表面に圧縮残留応力を発生させている。そ
のため、運転時に発生する繰り返しの引張り及び圧縮応
力に対して高い耐疲労性を有している。なお、本実施形
態では、ころ軸受20の運転時に発生する繰り返しの引
張り及び圧縮応力による座繰り部30の疲労割れを防ぐ
ために、座繰り部30に発生する最大応力が294MP
a以下になるよう、座繰り部30の大きさが設定されて
いる。
【0024】保持器33は、一方の側環34と他方の側
環35がそれぞれ円錐ころ27の両端近傍に位置し、そ
の間に円錐ころ27に対応した複数の保持ピン36が渡
設されている。保持ピン36は円錐ころ27の貫通孔2
8の内径より僅かに小さい外径を有して周方向に一定の
間隔で配置されて、それぞれの円錐ころ27の貫通孔2
8内に挿通されている。これにより、それぞれの円錐こ
ろ27を支持して周方向の間隔が一定に保たれる。
【0025】円錐ころ27の転動時には、円錐ころ27
は内輪23のつば25,26及び保持器33の保持ピン
36によって案内されて、転動面29が軌道面22,2
4と線接触しながら保持ピン36を軸として回転して、
ころ軸受1の周方向に転がる。
【0026】次に、上述した本実施形態において、円錐
ころ27の構成が異なる第1変形例を示す。なお、円錐
ころ以外は同一構成であるので、説明を省略する。図3
に、第1変形例の円錐ころ41を示す。全体が円錐台形
を成し、滑らかな円錐状の転動面43を有すると共に両
端間の転動中心軸上に貫通孔42が形成されている。ま
た、円錐ころ41の両端において、転動面43と貫通孔
42との間に貫通孔42と同心円状の溝44を設けるこ
とによって可撓空間45が形成されている。これによ
り、円錐ころ41の両端の外径側に薄肉部46が形成さ
れる。円錐ころ41にエッジロードが作用した場合、薄
肉部46が可撓空間45側に弾性変形して集中応力を緩
和することができる。なお、円錐ころ41の大径側端面
の溝44は、内輪23の大つば26と接する接点位置と
干渉しない位置に設けられている。
【0027】また、円錐ころ41は、上述した円錐ころ
27と同様に、全体に浸炭焼入れ処理が施され、表面に
圧縮残留応力を発生させている。そのため、運転時に発
生する繰り返しの引張り及び圧縮応力に対して高い耐疲
労性を有している。なお、本変形例においても、ころ軸
受の運転時に発生する繰り返しの引張り及び圧縮応力に
よる溝44の疲労割れを防ぐために、溝44に発生する
最大応力が294MPa以下になるよう、溝44の大き
さが設定されている。
【0028】次に、上述した本実施形態において、円錐
ころ27の構成が異なる第2変形例を示す。なお、円錐
ころ以外は同一構成であるので、説明を省略する。図4
に、第2変形例の円錐ころ51を示す。全体が円錐台形
を成し、滑らかな円錐状の転動面53を有すると共に両
端間の転動中心軸上に貫通孔52が形成されている。ま
た、円錐ころ51の両端において、貫通孔52の面取り
部54を通常より大きく設けることによって可撓空間5
5が形成されている。これにより、円錐ころ51の両端
の外径側に薄肉部56が形成される。円錐ころ51にエ
ッジロードが作用した場合、薄肉部56が可撓空間55
側に弾性変形して集中応力を緩和することができる。
【0029】また、円錐ころ51は、上述した円錐ころ
27と同様に、全体に浸炭焼入れ処理が施され、表面に
圧縮残留応力を発生させている。そのため、運転時に発
生する繰り返しの引張り及び圧縮応力に対して高い耐疲
労性を有している。なお、本変形例においても、ころ軸
受の運転時に発生する繰り返しの引張り及び圧縮応力に
よる面取り部54の疲労割れを防ぐために、面取り部5
4に発生する最大応力が294MPa以下になるよう、
面取り部54の大きさが設定されている。
【0030】上述した本実施形態のピンタイプ円錐ころ
軸受によれば、円錐ころの第1、第2変形例において
も、円錐ころの端部の内径側に可撓空間を設けること
で、外径側を薄肉に形成している。よって、エッジロー
ドが発生した場合に円錐ころの端部が内径側に弾性変形
してエッジロードによる集中応力を吸収して緩和させる
ことができる。従って、上述したいずれの変形例におい
ても、それぞれ単純な加工によってエッジロードによる
疲労破損を防止して、円錐ころ軸受の寿命を向上させる
ことができる。また、円錐ころに浸炭焼入れ処理が施さ
れ、表面に圧縮残留応力を発生させているので、運転時
に発生する繰り返しの引張り及び圧縮応力に対しても疲
労破損が生じにくくなっている。
【0031】なお、本実施形態ではピンタイプ円錐ころ
軸受について述べたが、同様の構成によってピンタイプ
の円筒ころに薄肉部及び可撓空間を設けることが可能で
ある。よって、ピンタイプ円筒ころ軸受においても上記
の本実施形態と同様の効果を得ることができるので、エ
ッジロードの集中応力を緩和させることができ、円筒こ
ろ軸受の寿命を向上させることができる。また、単列軸
受だけでなく複数列のピンタイプころ軸受にも適用可能
である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1〜
4記載のピンタイプころ軸受によれば、エッジロードが
発生する恐れのある、ころの一方または両方の端部の内
径側に可撓空間を設けることで、外径側を薄肉に形成し
ている。よって、エッジロードが発生した場合にころの
端部が内径側に弾性変形してエッジロードによる集中応
力を吸収して緩和させることができる。従って、ピンタ
イプころ軸受に大荷重やモーメント負荷が作用する場合
でも、単純な加工によってエッジロードによる疲労破壊
を防止して、ころ軸受の寿命を向上させることができ
る。
【0033】また、本発明の請求項5記載のピンタイプ
ころ軸受によれば、少なくともころの薄肉部に表面硬化
処理を施しているので、薄肉部の表面に圧縮残留応力が
発生する。よって、薄肉部に作用するエッジロードによ
る繰り返し弾性変形の引張り応力に対して、疲労破損を
防いでころの寿命を向上させることができる。また、表
面硬化処理は低コストで行うことができるので、加工コ
ストの上昇を抑えてころの耐疲労性を向上させることが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のピンタイプころ軸受の一実施形態を示
す要部縦断面図である。
【図2】図1に示したころの縦断面図である。
【図3】図1におけるころの第1変形例を示す縦断面図
である。
【図4】図1におけるころの第2変形例を示す縦断面図
である。
【図5】従来のピンタイプ円錐ころ軸受の要部断面図で
ある。
【図6】図5に示したころの縦断面図である。
【符号の説明】
20 ピンタイプ円錐ころ軸受 21 外輪 22,24 軌道面 23 内輪 25 小つば 26 大つば 27 円錐ころ 28 貫通孔 29 転動面 30 座繰り部(大径部) 31 可撓空間 32 薄肉部 33 保持器 34,35 側環 36 保持ピン 41 円錐ころ(第1変形例) 42 貫通孔 43 転動面 44 溝 45 可撓空間 46 薄肉部 51 円錐ころ(第2変形例) 52 貫通孔 53 転動面 54 面取り部 55 可撓空間 56 薄肉部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に軌道面が形成された内輪と、内周
    に軌道面が形成された外輪と、該内輪と該外輪との間に
    配置された転動自在の複数のころと、前記内輪と前記外
    輪との間に配置されて該ころを保持する環状の保持器と
    を備え、前記ころの各々には自身の転動中心軸と一致す
    る貫通孔が設けられ、前記保持器には前記貫通孔にそれ
    ぞれ挿通する円筒状の保持ピンが設けられたピンタイプ
    ころ軸受において、 前記ころの少なくとも一方の端部の内径側に可撓空間を
    形成することで、該端部の外径側に薄肉部が設けられる
    ことを特徴とするピンタイプころ軸受。
  2. 【請求項2】 前記可撓空間が、前記貫通孔の内径を拡
    大した大径部を設けることによって形成されることを特
    徴とする請求項1記載のピンタイプころ軸受。
  3. 【請求項3】 前記可撓空間が、前記貫通孔と同心円状
    の溝を設けることによって形成されることを特徴とする
    請求項1記載のピンタイプころ軸受。
  4. 【請求項4】 前記可撓空間が、前記貫通孔の面取りを
    大きく設けることによって形成されることを特徴とする
    請求項1記載のピンタイプころ軸受。
  5. 【請求項5】 前記ころの少なくとも前記薄肉部に表面
    硬化処理を施したことを特徴とする請求項1〜4のいず
    れか1項に記載のピンタイプころ軸受。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020504270A (ja) * 2017-01-03 2020-02-06 ラビー, ヴィアニーRABHI Vianney フリーホイールを有する同期ローラ
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