JP2003120555A - スクロール圧縮機および空気調和機 - Google Patents

スクロール圧縮機および空気調和機

Info

Publication number
JP2003120555A
JP2003120555A JP2001312107A JP2001312107A JP2003120555A JP 2003120555 A JP2003120555 A JP 2003120555A JP 2001312107 A JP2001312107 A JP 2001312107A JP 2001312107 A JP2001312107 A JP 2001312107A JP 2003120555 A JP2003120555 A JP 2003120555A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
injection
compression chamber
scroll
gas
compression
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001312107A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4265128B2 (ja
Inventor
Hiroo Nakamura
啓夫 中村
Hisashi Daisaka
恒 台坂
Shoji Takaku
昭二 高久
Kazutoshi Ota
和利 太田
Tomohito Endo
智史 遠藤
Yukichi Nakada
裕吉 中田
Kazumi Tamura
和巳 田村
Yasuhisa Yasunaga
泰久 安永
Masaki Koyama
昌喜 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2001312107A priority Critical patent/JP4265128B2/ja
Publication of JP2003120555A publication Critical patent/JP2003120555A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4265128B2 publication Critical patent/JP4265128B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】巻角の大きい固定スクロールと巻角の小さい旋
回スクロールを備えた非対称スクロール圧縮機の二つの
圧縮室にインジェクションポートを通じて十分な量のガ
ス冷媒をインジェクションすることにより、非対称スク
ロール圧縮機さらにはこれを採用した空気調和機の性能
向上を図る。 【解決手段】非対称スクロール圧縮機の固定スクロール
に、1個のインジェクションポートを、密閉容積の異な
る2つの圧縮室にガス冷媒を順次・間欠的に比較的長い
期間インジェクションできる位置で、かつインジェクシ
ョンされたガス冷媒が吸込側へ流出することが無い位置
に設ける。これにより1個のインジェクションポートで
も、気液分離器で分離したインジェクション圧力(中間
圧力)のガス冷媒の十分な量を圧縮機の圧縮過程途中に
インジェクションできるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、旋回スクロールに
比べて固定スクロールの巻角を大きくした非対称スクロ
ール圧縮機と、この圧縮機を用いてガスインジェクショ
ンサイクルを可能にした空気調和機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、冷凍サイクルの効率向上を図
る手段として、ガスインジェクションサイクルが提案さ
れている。ガスインジェクションサイクルとは、減圧部
に2個の減圧装置とその間に気液分離器を設け、減圧過
程で発生する吸熱能力に寄与しない中間圧力(インジェ
クション圧力)を有するガス冷媒を気液分離器から取り
出し、このガス冷媒を圧縮機の圧縮途中に注入し中間圧
力から圧縮することによって、圧縮機の仕事量を減らし
て冷凍サイクルの性能向上を図るものである。このガス
インジェクションサイクルに対して、特公平5−159
45号公報のように、固定スクロールのラップの巻角を
旋回スクロールのラップの巻角より大きくし、これらの
両スクロールにより容積の異なる二つの密閉圧縮室を形
成する非対称スクロール圧縮機を採用し、容積の小さい
圧縮室にのみ中間圧力のガス冷媒をインジェクション
(注入)させる冷凍サイクルが開示されている。この従
来例では、非対称スクロールにおける圧縮過程におい
て、大小二つの圧縮室の内圧による旋回スクロールに働
く押圧力、即ち旋回スクロールを固定スクロールから引
き離そうとする力の偏差をなくすために、押圧力の小さ
い圧縮室にのみインジェクションを行い、その押圧力の
偏差によって生じる固定スクロールと旋回スクロールの
隙間による冷媒洩れの増大やスラスト面での接触圧の増
大を防止し動力損失の低減を図るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、ガスインジェ
クションによる効果を十分発揮させるためには、気液分
離器で発生した中間圧力のガス冷媒をできるだけ多く圧
縮機内にインジェクションさせる必要がある。これに対
して特公平5−15945号公報では、非対称スクロー
ル圧縮機の小さい圧縮室のみにインジェクションさせる
構成としており、固定スクロールに開けたインジェクシ
ョン用の穴が開口する区間が十分長くなく、気液分離し
たガス冷媒を全て非対称スクロール圧縮機内にインジェ
クションできなくなることもあり、この場合には十分な
効率向上を図れなくなってしまう。
【0004】本発明の目的は、非対称スクロール圧縮機
において、二つの圧縮室の密閉容積の違いによる押圧力
の偏りを解消させるよりも、気液分離器で分離した中間
圧力のガス冷媒を十分圧縮室にインジェクションするこ
とに注力し、これにより大幅な性能向上を図るようにす
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、固定スクロールと旋回スクロールとを持ち、該固
定スクロールの吸込側におけるラップの巻角を、前記旋
回スクロールの吸込側におけるラップの巻角より大きく
した非対称スクロール圧縮機を備え、該スクロール圧縮
機の吐出管と吸込管との間に凝縮器、上流側減圧装置、
気液分離器、下流側減圧装置および蒸発器を順次接続し
た冷媒回路を持つガスインジェクションサイクルにおい
て、前記固定スクロールに対し、1個のインジェクショ
ンポートを、前記固定スクロールと旋回スクロールとで
形成する第1及び第2の2つの圧縮室に順次間欠的にイ
ンジェクションできる位置で、かつインジェクションさ
れたガス冷媒が吸込ポートへ流出することが無い位置に
設けるようにしたものである。さらにこのインジェクシ
ョンポートを、インジェクションサイクルにおいて、圧
縮機の吐出圧力と吸込圧力との中間圧力となる気液分離
器に配管接続するようにしたものである。このようなサ
イクル構成では、1個のインジェクションポートでも、
非対称スクロール圧縮機における第1および第2の2つ
の圧縮室にインジェクションできると共に、吸込ポート
へインジェクションガス冷媒が流出することがないこと
から、十分なインジェクション量を確保して十分な性能
向上を図ることが可能になる。また前述のように、ガス
インジェクションを行うようにした非対称スクロール圧
縮機において、 固定スクロールの鏡板部に設けられた
1個のインジェクションポートは、固定スクロールラッ
プの外線より外側に旋回スクロールラップの厚さだけオ
フセットした線の外側領域および固定スクロールラップ
の内線より内側に旋回スクロールラップの厚さだけオフ
セットした線の内側領域で、かつインジェクションされ
た冷媒が吸込側に漏れないような位置に設けることを特
徴とするものである。また前述のように、ガスインジェ
クションを行うようにした非対称スクロール圧縮機にお
いて、 インジェクションガス冷媒を圧縮室まで通じさ
せるインジェクション通路に、逆止弁を設けたことを特
徴とするものである。この構造では、1圧縮行程におい
てインジェクション終了付近で圧縮室内圧力が気液分離
器内の中間圧力であるインジェクション圧力よりも高く
なるときに、圧縮室のガス冷媒がインジェクションポー
トから逆流することを防ぐことができ、インジェクショ
ン量を十分に確保できる。またさらには、空気調和機に
おいて、前記の十分な量のガスインジェクションが可能
な非対称スクロール圧縮機を用いてガスインジェクショ
ンサイクルを構成したことを特徴とするものである。こ
の場合、コストをそれ程上げずに大幅な省エネを図るこ
とができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1〜図
3を用いて説明する。図3は、本実施例に係る非対象ス
クロール圧縮機を用いたガスインジェクションサイクル
のサイクル構成を示す図であり、破線矢印は冷房運転時
の冷媒の流れ方向、実線矢印は暖房運転時の冷媒流れ方
向を示す。この図において、ガスインジェクションの作
用・効果は冷房運転と暖房運転で同様なため、冷房運転
の場合を用いて説明する。
【0007】図3において、非対称スクロール圧縮機1
から吐出される高圧高温のガス冷媒は、冷房運転と暖房
運転を切換える四方弁2を通ったあと凝縮器となる室外
熱交換器3に流れ込み、凝縮熱を放熱して凝縮・液化す
る。次に、第1減圧装置4に流れ、ここで中間圧力(イ
ンジェクション圧力)まで減圧されて気液二相冷媒とな
って気液分離器5に流れ込む。気液分離器5において、
二相冷媒はガス冷媒と液冷媒に分離される。このうちガ
ス冷媒は、インジェクション配管6を通り圧縮機1の圧
縮過程途中の圧縮室にインジェクションされる。また液
冷媒は、第2減圧装置7を通ってさらに低圧低温の気液
二相冷媒となって蒸発器となる室内熱交換器8に流れ込
み、ここで吸熱・気化してガス冷媒となり、さらに四方
弁2を通って圧縮機1へ吸込まれる。そしてこの吸込ガ
ス冷媒は、圧縮過程途中からインジェクションされた前
記ガス冷媒と一緒になって圧縮されたあと、再び凝縮器
3に流れ込み、一サイクルが終了する。
【0008】次に、このガスインジェクションサイクル
で用いる非対称スクロール圧縮機1の構造を、図1及び
図2を用いて説明する。図1は、ガスインジェクション
サイクルが可能な非対称スクロール圧縮機の圧縮機構部
の断面図であり、図2は、図1のX−X断面を示すもの
で、固定スクロールと旋回スクロールのかみ合い状態を
示す図である。
【0009】図1において、非対称スクロール圧縮機
は、固定スクロール鏡板9aとその一方の面から突出す
る固定スクロールラップ9bからなる固定スクロール9
と、旋回スクロール鏡板10aとその一方の面から突出
する旋回スクロールラップ10bからなる旋回スクロー
ル10を備え、さらに、該固定スクロールをフレーム1
2や密閉ケース(図示せず)に固定し、旋回スクロール
10を旋回自由に支持し、この旋回スクロール10をク
ランク軸11を介してモータ(図示せず)に接続し、固
定スクロール9に対して旋回させるようにしている。そ
して固定スクロール9と旋回スクロール10により、圧
縮室15が形成される。なお旋回スクロール10は、オ
ルダムリング13により自転防止される。
【0010】また前記圧縮機構部における固定スクロー
ル9には、吸込みポート14と吐出ポート16が設けら
れ、さらに圧縮途中の圧縮室に気液分離器4の中のガス
冷媒をインジェクションさせるために1個のインジェク
ションポート17が設けられ、このインジェクションポ
ート17にはインジェクション配管6が接続されてい
る。
【0011】また圧縮機構部は、図2に示すように、固
定スクロール9の吸込み側におけるラップ9bの巻角
を、旋回スクロール10の吸込側におけるラップ10b
の巻角より大きくして、両スクロール9、10により形
成される2系統の第1圧縮室21および第2圧の縮室2
2のうち、第1圧縮室21の吸込完了時の密閉容積を第
2圧縮室22の吸込完了時の密閉容積よりも大きくなる
ようにし、固定スクロール9における鏡板9bの外周部
部材9cを有効に利用して吐出量をアップできるように
している。
【0012】なお、本実施例においては、固定スクロー
ル9と旋回スクロール10におけるスラスト面間の接触
状態を良好にするために、図1において旋回スクロール
9とフレーム12との間に密閉空間23を形成し、この
空間を高圧にして、この高圧を旋回スクロール10の背
面に作用させることにより、旋回スクロール10を固定
スクロール9に押圧し、両スクロール9、10で形成さ
れる第1および第2の二つの圧縮室の密封性を良好に保
つようにしている。
【0013】また第1減圧装置4での減圧量は、気液分
離器5内の圧力が、インジェクションポート17が開口
した時の圧縮室内の中間圧力よりも高くなるように設定
する。
【0014】次に図4の(a)〜(f)は、非対称スク
ロール圧縮機における圧縮開始からインジェクション終
了までの圧縮行程の主要位置関係を順次模式的に示した
ものであり、これらの図を用いて第1圧縮室21及び第
2圧縮室22における容積変化及びインジェクションの
状態を説明する。図4(a)は、圧縮機用モータ(図示
せず)の回転に伴い、前述の圧縮機構部におけるスクロ
ールラップとスクロール鏡板によって形成される密閉容
積の大きい第1圧縮室21が閉鎖されて第1圧縮室の吸
込が完了したところを示しており、この時点ではインジ
ェクションポート17は、まだ第1圧縮室21に開口し
ていない。図4(b)は、圧縮機用モータが回転して旋
回スクロールラップ10bが旋回移動し、密閉容積の小
さい第2圧縮室22が閉鎖されて第2圧縮室の吸込が完
了したところであり、同時にこの時にはインジェクショ
ンポート17の第1圧縮室21への開口が始まり、気液
分離器5で分離された中間圧力(インジェクション圧
力)のガス冷媒がインジェクション配管6からインジェ
クションポート17を通って第1圧縮室21内へのイン
ジェクションが始まる。図4(c)は、圧縮機用モータ
がさらに回転し、インジェクションポート17が第1圧
縮室21へ全開し、第1圧縮室21へのインジェクショ
ンが本格的に行われている状態である。またこの時点で
は、インジェクションポート17は第2圧縮室22に開
口しておらず、まだ第2圧縮室へのインジェクションは
行われない。図4(d)は、圧縮機用モータがさらに回
転し、インジェクションポート17が旋回スクロールラ
ップ10bによって覆われて閉じた状態で、第1圧縮室
21及び第2圧縮室22ともインジェクションは行われ
ない。図4(e)は、圧縮機用モータがさらに回転し、
インジェクションポート17が第2圧縮室22へ全開
し、第2圧縮室22へのインジェクションが本格的に行
われている状態である。またこの時点では、インジェク
ションポート17は第1圧縮室21に開口しておらず、
第1圧縮室へのインジェクションは行われない。図4
(f)は、圧縮機用モータがさらに回転し、インジェク
ションポート17が旋回スクロールラップ10bの接触
面によって再度覆われて閉じた状態で、第1圧縮室21
及び第2圧縮室22ともインジェクションは行われな
い。そして圧縮機用モータがさらに回転すると、インジ
ェクションポート17が旋回スクロールラップの外側に
なる図4(a)の状態に再び戻り、1サイクルの圧縮過
程が終了する。ここで、上述のように2つの圧縮室2
1,22において、お互いの圧縮室間でガス冷媒の漏れ
が生じさせずに順次・間欠的にインジェクションを行う
ためには、インジェクションポート17の最大径di
と、旋回ラップ厚さtは、次式を満たす必要がある。イ
ンジェクションポート直径:di≦旋回スクロールラッ
プ厚さ:tまた、前記圧縮過程中に、十分な量の中間圧
力のガス冷媒を第1及び第2の二つの圧縮室21、22
に十分な量インジェクションするには、インジェクショ
ンポート17を、第1及び第2の各圧縮室21および2
2に対して開口できるような位置に設ける必要がある。
これを満たすには、図5に示すように、インジェクショ
ンポート17の位置は、固定スクロールラップの外線1
9aより外側に旋回スクロールラップの厚さtだけオフ
セットした点線19cの外側領域で、かつ固定スクロー
ルラップの内線19bより内側に旋回スクロールラップ
の厚さtだけオフセットした点線19dの内側領域にあ
ることが必要である。
【0015】さらに、インジェクションポート17は、
吸込み完了(圧縮開始)前には吸込ポート14につなが
らない位置に設けてある。これによりインジェクション
されたガス冷媒が吸込ポート14へ流出するのを防ぎ、
インジェクションによる冷凍サイクルにおける性能向上
を十分に確保できる。次に指圧線図を用いて圧縮特性を
説明する。図2及び図4で示した本発明による非対象ス
クロール圧縮機1の第1及び第2の圧縮室21、22内
の圧力変化はは図6のようになる。この図において、細
線はインジェクションが無い時の圧縮室内の圧力変化、
太線はインジェクションを行った時の圧縮室内の圧力変
化を示す。また第2圧縮室22の吸込みが完了した時点
をクランク軸11の回転のゼロ点としており、固定スク
ロールの巻き角度を旋回スクロールの巻き角度より18
0°多くしていることから、第1圧縮室21は第2圧縮
室22より180°先行して吸込みが完了する。その後
圧縮室容積が小さくなるにつれ、更にインジェクション
が行われるのに応じて、圧縮室21の圧力が上昇し、そ
して更に180°遅れて、第1圧縮室21と同様に、第
2圧縮室22の圧力が上昇して行き、最終的に各圧縮室
21,22とも吐出ポート16に開放されると一定の圧
力である吐出圧力になる。ここで第1圧縮室21、第2
圧縮室22は圧縮の位相は異なるが、似たような圧力変
化を示すことから、第1圧縮室21の場合を用いて、イ
ンジェクションの状態及び内部の圧力変化を詳細に説明
する。図6において、圧縮開始前のクランク軸の回転角
度範囲をAゾーン、圧縮開始から圧縮室圧力が気液分離
器5内における中間圧力すなわちインジェクション圧力
になるまでの回転角度範囲をBゾーン、圧縮室21内圧
力がインジェクション圧力よりも高い角度範囲をCゾー
ンと呼ぶと、インジェクションポート17が開口するの
は、Bゾーンの範囲内であることが望ましい。なぜな
ら、Aゾーンでインジェクションポートが開口している
と、吸込完了(圧縮開始)前にインジェクションが行わ
れてしまい、吸込ポート14へインジェクションされた
ガス冷媒が流出してしまうためである。また、Cゾーン
でインジェクションポート17が開口していると、圧縮
室21内圧力がインジェクション圧力より高くなってい
るため、圧縮室21内のガス冷媒がインジェクションポ
ート17から流出してしまうためである。ここで、前述
の図4においては、インジェクションポート17は、B
ゾーンに設けてあり、第1圧縮室21では、インジェク
ションされた冷媒が吸込側に漏れることが無く、また圧
縮室内の高圧側冷媒がインジェクションポート17を通
って気液分離器5側に逆流することも無い。そして圧縮
室21内の圧力変化は、図6の太い実線のようになり、
a点で吸込みが完了し、その後クランク軸11の回転に
伴い、a点からb点にかけて圧力が上昇し、b点からc
点の間でインジェクションが行われて圧力上昇が急激に
なり、c点以降インジェクションポート17が閉じてイ
ンジェクションが行われなくなったあとはd点での吐出
圧力まで圧力上昇が緩やかになる。また圧縮室22につ
いては、インジェクションポート17の開口区間が、圧
縮室21に比べて、より高圧側になるため、圧縮室内部
の高圧側冷媒が気液分離器5に逆流する図6のe−f間
のような状態が発生する可能性がある。しかし図6のe
−f間は、圧縮室内圧力がインジェクション圧力より高
くなる程度が小さく、かつインジェクションポート17
の開口区間が短いため、逆流冷媒量を性能向上に問題な
い程度にすることが可能である。また更にはしかしイン
ジェクションポート17の位置によっては、この逆流が
生じな位置に設けたることも可能である。次に、空気調
和機の一例として2000冷凍年度の定格冷房能力4k
Wのルームエアコンを例にとって、インジェクションポ
ート17の位置や径とインジェクション量及び性能向上
との関係を、インジェクションが、インジェクション圧
力と圧縮室内圧力との圧力差に応じて徐々に、そして二
つの圧縮室に対して間欠的に行われるとして試算し、結
果を表1に示す。表1は、非対称スクロール圧縮機にお
ける種々のインジェクションポート位置とガスインジェ
クションによるCOP(能力/入力)向上率との関係を
示す表である。
【0016】
【表1】 試算は、JISに定められた温湿度条件における冷房及
び暖房運転に対して行った。なおインジェクションポー
ト17がインジェクション圧力より高圧にある圧縮室に
開口した場合には、圧縮室から気液分離器に冷媒が逆流
するとして計算を行った(図6においては、第2圧縮室
22におけるe−f区間に相当)。 表1において、は、インジェクションポート17が、
図4に示した本発明の実施例の位置の場合である。ま
た、図6に示したように第1圧縮室21及び第2圧縮室
22と共にインジェクションを行う場合の結果である。
これに対しては、インジェクションポートの位置を図
4の位置より内側にして、先に述べた従来例である特公
平5−15945号公報のように、図2や図4における
非対称スクロール圧縮機において、密閉容積の小さい第
2圧縮室22にのみインジェクションを行うようにした
場合である(図示省略)。の場合との場合を比較す
ると、の場合は、気液分離器5で発生するガス冷媒の
ほとんどをインジェクションできるのに対して、の場
合は気液分離器5で発生するガス冷媒のうちインジェク
ションできない量が多くなる。この結果、の第1及び
第2の圧縮室21、22の両方にインジェクションした
場合の方が、冷房及び暖房の場合ともエアコンの性能を
表す指標であるCOP(能力/入力)の向上率を大きくで
きる。
【0017】なおの場合において、インジェクション
ポートの径を大きくすればインジェクション量を増すこ
とができる。この場合、インジェクションポートの内容
積が圧縮における効率を下げるスペースとなるため、圧
縮機の体積効率の低下や圧縮仕事の増加が起こる。また
インジェクションポートの径が旋回スクロールラップ1
0bの厚さtより大きくなると、二つの圧縮室21と2
2がつながり、圧力の高い方から低い方へ冷媒が逆流し
性能向上効果が小さくなってしまう。従って、インジェ
クションポートの径は余り大きくできず、の場合に
は、サイクルの効率向上ができなくなる。
【0018】さらに暖房運転において外気温が低い場合
には、蒸発器となる室外熱交換器3での冷媒温度が下が
り、気液分離器5で発生するガス冷媒量が多くなる。そ
して低外気温時の暖房運転でインジェクションにより性
能向上を図るには、よりいっそうインジェクション量を
多くできる位置にインジェクションポート17を設ける
必要がある。従ってインジェクションポート17を、第
2圧縮室22にのみインジェクションを行うの位置で
はなく、第1及び第2の圧縮室21,22の両方にイン
ジェクションを行うの位置に設けた方が、インジェク
ション量を多くでき、より一層エアコンとしての性能向
上を図ることができる。次に表1のは、インジェクシ
ョンポートを、図2及び図4においての場合よりも中
心から離して設けた場合に相当する。この場合には,十分
なインジェクション量が得られる。インジェクションポ
ート17の第1圧縮室21への開口区間が圧力の低い領
域に広くなり、この領域に多くのガス冷媒がインジェク
ションされることになる。ここでガスインジェクション
による性能向上はできるだけ圧力の高い圧縮室にガス冷
媒を注入したほうが効果が大きいことから、の場合
は、の場合に比べて、性能向上効果が小さくなってし
まう。 またの場合には、密閉容積の大きい第1圧縮室21に
入るガスインジェクション量が密閉容積の小さい第2圧
縮室22に入る量より多くなってしまい、第1圧縮室2
1と第2圧縮室22内の圧力の偏差が大きくなり、旋回
スクロール10に働く押圧力のアンバランス量が増えて
旋回スクロールに働く転覆力が大きくなり、この結果、
固定スクロール9と旋回スクロール10の間の隙間や摩
擦力が増大し、ガスインジェクションによる圧縮仕事低
減効果が小さくなってしまう。これを防ぐためには、少
なくとも密閉容積の大きい第1圧縮室21へのインジェ
クション量を密閉容積の小さい第2圧縮室22へのイン
ジェクション量より少なくする必要がある。以上述べた
ように、非対称スクロール圧縮機において、冷房及び暖
房運転の広い運転範囲において、ガスインジェクション
により空気調和機の性能向上を図るには、固定スクロー
ルに設けるインジェクションポート17としては、第1
及び第2の両方の圧縮室21、22にインジェクション
できるような位置で、かつ第1圧縮室21へのインジェ
クション量が第2圧縮室22へのインジェクション量以
下になるような図4に示す位置に設けるのがよい。そし
て図6のような圧縮過程により、低圧のガス冷媒が、吸
込ポート14から第1及び第2の圧縮室21,22に位
相がずれて順次吸込まれ、そのあと第1及び第2圧縮室
21、22内に順次間欠的にインジェクションされた気
液分離器5からの中間圧力のガス冷媒と一緒になってさ
らに圧縮され、最終的に吐出ポート16から吐出され
る。なお、非対称スクロール圧縮機の圧縮行程では、圧
縮室21、22を圧縮すると同時に、それより内側また
は外側の圧縮室も圧縮している。ここで、図3のサイク
ル構成には、インジェクション配管6に逆止弁30が設
けてある。この場合には、圧縮室内圧力が気液分離器5
内の中間圧力(インジェクション圧力)よりも高くなっ
た場合でも、圧縮室内の高圧冷媒がインジェクションポ
ート17からインジェクション配管6を通って気液分離
器5に逆流しするのを防止できるので、有効なインジェ
クション量の減少による性能向上の減少を防ぐことがで
きる。なお逆止弁30は、インジェクション配管6にお
ける圧縮機内部に入っている部分や、さらには固定スク
ロール鏡板部内に設けることも可能であり(図示せ
ず)、同様の効果を得ることができる。
【0019】ところで、これまでの説明では、図3のよ
うに、四方弁2を用いた冷房運転及び暖房運転の行える
冷凍サイクルを念頭において説明してきたが、本考案は
四方弁の無い冷房単独あるいは暖房単独の冷凍サイクル
(図示省略)にも適用することができ、同様の効果が得
られることは明らかである。
【0020】以上の説明のように、本発明の各実施の形
態によれば、固定スクロールラップの巻角を旋回スクロ
ールラップの巻角より大きくした非対称スクロール圧縮
機において、1個のインジェクションポートを、二つの
圧縮室に順次・間欠的に開口するようにして、インジェ
クションポート開口区間を十分長くし、さらにインジェ
クションされた冷媒が吸込側に漏れないような位置に設
けた。これにより、気液分離器で分離した中間圧力のガ
ス冷媒の十分な量を圧縮機の圧縮過程途中に注入でき、
圧縮機さらには冷凍サイクルの性能を向上することがで
きる。また非対称スクロール圧縮機において、逆止弁
を、インジェクションされるガス冷媒を圧縮室まで導く
インジェクション配管あるいは固定スクロール鏡板部に
設けることにより、圧縮室内圧力がインジェクション圧
力よりも高くなった時でも、圧縮室内のガス冷媒がイン
ジェクションポートを通して逆流することを防ぐことが
でき、インジェクション量を十分に確保して十分な性能
向上を図ることができる。さらにエアコン等の空気調和
機において、上記のインジェクション可能な非対称スク
ロール圧縮機を採用することによって、それ程コストア
ップせずに大幅な省エネを実現することができる。
【0021】
【発明の効果】1個のインジェクションポートでも圧縮
途中に十分な量のガス冷媒をインジェクできることか
ら、圧縮機さらには冷凍サイクルの性能を向上でき、ま
た、コストアップせずに空気調和機の省エネを図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非対称スクロール圧縮機の実施例を示
す縦断面図である。
【図2】本発明の非対称スクロール圧縮機における固定
スクロールと旋回スクロールの噛み合い状態を示す図で
ある。
【図3】本発明の非対称スクロール圧縮機を使用したガ
スインジェクションサイクルのサイクル構成図である。
【図4】非対称スクロール圧縮機の1サイクルの圧縮行
程における代表的な圧縮室容積変化状態を示す図であ
る。
【図5】非対称スクロール圧縮機のインジェクションポ
ート設置領域を示す図である。
【図6】非対称スクロール圧縮機における回転に伴う圧
縮室内の圧力変化を示す図である。
【符号の説明】
1…非対称スクロール圧縮機、2…四方弁、3…室外熱
交換器、4…第1減圧装置、5…気液分離器、6…イン
ジェクション配管、7…第2減圧装置、8…室内熱交換
器、9…固定スクロール、9a…固定スクロール鏡板、
9b…固定スクロールラップ、10…旋回スクロール、
10a…旋回スクロール鏡板、10b…旋回スクロール
ラップ、11…クランク軸、12…フレーム、13…オ
ルダムリング、14…吸込ポート、15…圧縮室、16
…吐出ポート、17…インジェクションポート、19a
…固定スクロールラップ外線、19b…固定スクロール
ラップ内線、19c…固定スクロールラップ外線より外
側に旋回スクロールラップの厚さだけオフセットした
線、19d…固定スクロールラップ内線より内側に旋回
スクロールラップの厚さだけオフセットした線、21…
第1圧縮室、22…第2圧縮室、30…逆止弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高久 昭二 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所冷熱事業部内 (72)発明者 太田 和利 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所冷熱事業部内 (72)発明者 遠藤 智史 栃木県下都賀郡大平町富田709番地の2 株式会社日立栃木エレクトロニクス内 (72)発明者 中田 裕吉 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立栃木テクノロジー内 (72)発明者 田村 和巳 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立栃木テクノロジー内 (72)発明者 安永 泰久 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立栃木テクノロジー内 (72)発明者 小山 昌喜 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 Fターム(参考) 3H039 AA03 AA12 BB28 CC03 CC08 CC26

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラップ巻角の大きい固定スクロールと、ラ
    ップ巻角の小さい旋回スクロールにより密閉容積の大き
    い圧縮室と密閉容積の小さい圧縮室を形成する非対称ス
    クロール圧縮機において、固定スクロールの鏡板部に、
    中間圧力の冷媒をインジェクションするための1個のイ
    ンジェクションポートを、前記密閉容積の大きい圧縮室
    と前記密閉容積の小さい圧縮室の両方に順次開口して該
    二つの圧縮室に順次インジェクションできるような位置
    に設けた構造にしたことを特徴とするスクロール圧縮
    機。
  2. 【請求項2】1個のインジェクションポートを、密閉容
    積の小さい圧縮室への冷媒のインジェクション量が密閉
    容積の大きい圧縮室へのインジェクション量以上になる
    ような位置に設けた構造にしたことを特徴とする請求項
    1に記載の非対称スクロール圧縮機。
  3. 【請求項3】固定スクロールの鏡板部に設ける1個のイ
    ンジェクションポートを、固定スクロールラップ外線よ
    り外側に旋回スクロールラップの厚さだけオフセットし
    た線の外側領域および固定スクロールラップ内線より内
    側に旋回スクロールラップの厚さだけオフセットした線
    の内側領域で、かつインジェクションされた冷媒が吸込
    側に漏れないような位置に設けたことを特徴とする請求
    項1及び2に記載の非対称スクロール圧縮機。
  4. 【請求項4】インジェクションされる冷媒を圧縮室まで
    導くインジェクション配管中あるいは固定スクロール鏡
    板部内に逆止弁を設けたことを特徴とする請求項1、2
    及び3に記載の非対称スクロール圧縮機。
  5. 【請求項5】空気調和機において、請求項1あるいは2
    あるいは3あるいは4の構造の非対称スクロール圧縮機
    を用いて、ガスインジェクションが可能な冷凍サイクル
    構成としたことを特徴とする空気調和機。
JP2001312107A 2001-10-10 2001-10-10 スクロール圧縮機および空気調和機 Expired - Fee Related JP4265128B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001312107A JP4265128B2 (ja) 2001-10-10 2001-10-10 スクロール圧縮機および空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001312107A JP4265128B2 (ja) 2001-10-10 2001-10-10 スクロール圧縮機および空気調和機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003120555A true JP2003120555A (ja) 2003-04-23
JP4265128B2 JP4265128B2 (ja) 2009-05-20

Family

ID=19130818

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001312107A Expired - Fee Related JP4265128B2 (ja) 2001-10-10 2001-10-10 スクロール圧縮機および空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4265128B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6773242B1 (en) * 2002-01-16 2004-08-10 Copeland Corporation Scroll compressor with vapor injection
JP2010121578A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Panasonic Corp スクロール圧縮機
EP2873865A1 (en) 2013-11-18 2015-05-20 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Motor-driven compressor
KR20150054268A (ko) * 2013-11-11 2015-05-20 엘지전자 주식회사 스크롤 압축기 및 이를 포함하는 공기조화기
WO2015111146A1 (ja) * 2014-01-22 2015-07-30 三菱電機株式会社 スクロール圧縮機
DE102016105448A1 (de) 2015-03-26 2016-09-29 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Motorgetriebener Verdichter
DE102016115719A1 (de) 2015-08-28 2017-03-02 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Motorgetriebener Kompressor
DE102016115720A1 (de) 2015-08-28 2017-03-02 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Motorgetriebener Kompressor
WO2017126181A1 (ja) * 2016-01-19 2017-07-27 三菱電機株式会社 スクロール圧縮機および冷凍サイクル装置
WO2022185365A1 (ja) * 2021-03-01 2022-09-09 三菱電機株式会社 スクロール圧縮機および冷凍サイクル装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103452853A (zh) * 2013-09-10 2013-12-18 陕西赛恩斯压缩机有限公司 涡旋式空气压缩机喷油装置
US10227984B2 (en) 2014-09-19 2019-03-12 Mitsubishi Electric Corporation Scroll compressor
EP3546755B1 (en) 2016-11-24 2021-12-01 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Asymmetrical scroll compressor
JP6915398B2 (ja) * 2017-06-16 2021-08-04 株式会社デンソー 圧縮機

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6773242B1 (en) * 2002-01-16 2004-08-10 Copeland Corporation Scroll compressor with vapor injection
JP2010121578A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Panasonic Corp スクロール圧縮機
KR102103362B1 (ko) 2013-11-11 2020-04-22 엘지전자 주식회사 스크롤 압축기 및 이를 포함하는 공기조화기
KR20150054268A (ko) * 2013-11-11 2015-05-20 엘지전자 주식회사 스크롤 압축기 및 이를 포함하는 공기조화기
EP2873865A1 (en) 2013-11-18 2015-05-20 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Motor-driven compressor
US10436194B2 (en) 2013-11-18 2019-10-08 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Motor driven compressor
JPWO2015111146A1 (ja) * 2014-01-22 2017-03-23 三菱電機株式会社 スクロール圧縮機
CN105874204A (zh) * 2014-01-22 2016-08-17 三菱电机株式会社 涡旋压缩机
US10451069B2 (en) 2014-01-22 2019-10-22 Mitsubishi Electric Corporation Scroll compressor
WO2015111146A1 (ja) * 2014-01-22 2015-07-30 三菱電機株式会社 スクロール圧縮機
CN105874204B (zh) * 2014-01-22 2018-06-01 三菱电机株式会社 涡旋压缩机
DE102016105448B4 (de) 2015-03-26 2023-03-30 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Motorgetriebener Verdichter
DE102016105448A1 (de) 2015-03-26 2016-09-29 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Motorgetriebener Verdichter
US9926931B2 (en) 2015-03-26 2018-03-27 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Motor-driven compressor
US10190587B2 (en) 2015-08-28 2019-01-29 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Motor-driven compressor
US10087935B2 (en) 2015-08-28 2018-10-02 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Motor-driven compressor
DE102016115720A1 (de) 2015-08-28 2017-03-02 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Motorgetriebener Kompressor
DE102016115719A1 (de) 2015-08-28 2017-03-02 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Motorgetriebener Kompressor
DE102016115719B4 (de) 2015-08-28 2023-07-20 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Motorgetriebener Kompressor
JPWO2017126181A1 (ja) * 2016-01-19 2018-05-24 三菱電機株式会社 スクロール圧縮機および冷凍サイクル装置
WO2017126181A1 (ja) * 2016-01-19 2017-07-27 三菱電機株式会社 スクロール圧縮機および冷凍サイクル装置
WO2022185365A1 (ja) * 2021-03-01 2022-09-09 三菱電機株式会社 スクロール圧縮機および冷凍サイクル装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4265128B2 (ja) 2009-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2618501B2 (ja) 低温用スクロール式冷凍装置
JP5306478B2 (ja) ヒートポンプ装置、二段圧縮機及びヒートポンプ装置の運転方法
JP2003120555A (ja) スクロール圧縮機および空気調和機
EP2578886B1 (en) Scroll compressor and air conditioner including the same
JP4367567B2 (ja) 圧縮機及び冷凍装置
JP2006105588A (ja) 単段圧縮機を有する極低温冷凍機
JP6661916B2 (ja) スクロール圧縮機および熱サイクルシステム
JP2002013491A (ja) スクロール圧縮機およびそれを用いた空気調和機
KR100725893B1 (ko) 스크롤형 유체기계
JP2011179436A (ja) 二段圧縮機及びヒートポンプ装置
JP2003065615A (ja) 冷凍機
JPH08144971A (ja) スクロール型圧縮機および冷凍サイクル
JP2009036140A (ja) スクロール圧縮機および空気調和機
KR100220663B1 (ko) 스크롤 콤프레서
JPH05133368A (ja) 逆止弁装置を備えた2段圧縮冷凍装置
JP2622960B2 (ja) スクロール圧縮機の液冷媒噴射装置
JP2000314382A (ja) スクロール圧縮機
KR102461067B1 (ko) 스크롤 압축기 및 이를 구비한 공기 조화기
JP2001304153A (ja) スクロール圧縮機および空気調和機
KR100310529B1 (ko) 압축기의 보호장치
JP2020008009A (ja) スクロール圧縮機
JPH0730962B2 (ja) 二段圧縮冷凍サイクル
JPH02136588A (ja) 密閉型ロータリー圧縮機
KR0161214B1 (ko) 스크롤 압축기
WO2020059608A1 (ja) 多段圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041008

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060419

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071101

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080527

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080728

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090127

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090209

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140227

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees