JP2003119846A - 給水設備 - Google Patents

給水設備

Info

Publication number
JP2003119846A
JP2003119846A JP2001318614A JP2001318614A JP2003119846A JP 2003119846 A JP2003119846 A JP 2003119846A JP 2001318614 A JP2001318614 A JP 2001318614A JP 2001318614 A JP2001318614 A JP 2001318614A JP 2003119846 A JP2003119846 A JP 2003119846A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
hot water
water supply
temperature
peltier element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001318614A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Matsuda
宏 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inax Corp filed Critical Inax Corp
Priority to JP2001318614A priority Critical patent/JP2003119846A/ja
Publication of JP2003119846A publication Critical patent/JP2003119846A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Domestic Plumbing Installations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】必要な電力を外部電源から供給される電力だけ
に頼らず、かつ快適な生活環境を求める欲求をより十分
に満足させることのできる給水設備を提供する。 【解決手段】一面2aが水栓金具に接し、他面2bが外
気に接するように、電源及び温度センサとしての役割を
果たすペルチェ素子2を設ける。そして、コンパレータ
CP1〜3が温水の温度と外気の温度とを比較し、温水
の温度が高いほど多くのLED7〜9を点灯させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は給水設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、湯を供給可能な給湯管と、水を供
給可能な給水管と、給湯管及び給水管と接続され、湯と
水とを混合して温水となす混合装置と、混合装置から導
出されて温水を吐水口から吐出させる吐水管とを備えた
給水設備が知られている。また、これらの他に使用後の
温水を排水する排水管も備えた給水設備も知られてい
る。
【0003】これらの給水設備では、上流側の混合装置
から供給された温水を吐水口から吐水可能である。ま
た、排水管も備えた給水設備では、吐水口から吐水され
た使用後の温水を下水等に排水することが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の給
水設備では、快適な生活環境を求める近年の欲求を未だ
十分に満足させることができない。
【0005】すなわち、単に温水を吐水口から吐水可能
な給水設備では、期待した温度とは異なる温水が吐水さ
れた場合、期待外れ、驚き、危険を伴うおそれがある。
また、夜間や暗い室内等でそのような給水設備を使用し
ようとする場合、その給水設備を使用し難い。
【0006】このため、まず、温水の水温を検知する検
知手段と、水温に対応した情報を表示する表示手段と、
検知手段により検知された水温に基いて表示手段を駆動
する制御手段とを給水設備に備えることが考えられる。
こうであれば、使用者は、吐水される温水の温度を表示
手段を通じて知ることができるため、上記期待外れ等を
解消することができる。
【0007】また、温水の水温を検知する検知手段と、
吐水管を吐水口又は排水管に選択的に連通させる弁手段
と、弁手段を制御可能な制御手段とを給水設備に備える
ことも考えられる。こうであれば、期待した温度とは異
なる温度の温水が吐水されそうな場合、その温水を吐水
口ではなく、排水管に導いて排水してしまうことができ
ることから、やはり上記期待外れ等を解消することがで
きる。
【0008】さらに、給水設備に使用者の足元等を照ら
す照明手段を備えることも考えられる。こうであれば、
夜間や暗い室内等で給水設備を使用する場合であって
も、その給水設備の使用が便宜である。
【0009】しかしながら、これら検知手段、制御手
段、表示手段、弁手段及び照明手段の全てが外部電源か
ら電力が供給されて駆動されるものであるならば、電気
の使用量が増大するのみならず、停電の場合、これらが
有効に作動し得ず、使用者の快適な生活環境が減殺され
てしまう。
【0010】本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされ
たものであって、必要な電力を外部電源から供給される
電力だけに頼らず、かつ快適な生活環境を求める欲求を
より十分に満足させることのできる給水設備を提供する
ことを解決すべき課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1発明の給水設備は、
供給された温水を吐水口から吐水可能な給水設備におい
て、上記温水と外気との温度差により起電力を生じるペ
ルチェ素子と、該温水の水温を検知する検知手段と、該
水温に対応した情報を表示する表示手段と、該検知手段
により検知された該水温に基いて該表示手段を駆動する
制御手段とを備え、該検知手段、該表示手段及び該制御
手段の少なくとも一つは該ペルチェ素子の該起電力に起
因して駆動するように構成されていることを特徴とす
る。
【0012】第1発明の給水設備では、使用者は、吐水
される温水の温度を表示手段を通じて知ることができる
ため、期待外れ等を解消することができる。また、この
給水設備では、温水と外気との温度差によりペルチェ素
子に起電力を生じ、検知手段、表示手段及び制御手段の
少なくとも一つはこの起電力に起因して駆動する。その
ため、これら検知手段等の全てが外部電源からの電力に
頼ることなく温水の温度が表示される。こうして、第1
発明の給水設備では、電気の使用量を抑えることができ
る。また、停電の場合であっても、これらが有効に作動
し得るため、使用者の快適な生活環境が保障される。
【0013】検知手段は、温水と外気との温度差により
起電力を生じるペルチェ素子を兼ねていることが好まし
い。これにより、検知手段を別に設ける必要がないた
め、安価でかつ簡易な給水設備とすることができる。
【0014】また、表示手段はLEDであることが好ま
しい。LEDは消費電力が小さいため、ペルチェ素子に
負荷がかからないからである。
【0015】第2発明の給水設備は、湯を供給可能な給
湯管と、水を供給可能な給水管と、該給湯管及び該給水
管と接続され、該湯と該水とを混合して温水となす混合
装置と、該混合装置から導出されて該温水を吐水口から
吐出させる吐水管と、使用後の温水を排水する排水管と
を備えた給水設備において、上記湯と上記水との温度差
により起電力を生じるペルチェ素子と、上記温水の水温
を検知する検知手段と、上記吐水管を上記吐水口又は上
記排水管に選択的に連通させる弁手段と、該弁手段を制
御可能な制御手段とを備え、該検知手段、該弁手段及び
該制御手段の少なくとも一つは該ペルチェ素子の該起電
力に起因して駆動するように構成されていることを特徴
とする。
【0016】第2発明の給水設備では、期待した温度と
は異なる温度の温水が吐水されそうな場合、その温水を
吐水口ではなく、排水管に導いて排水してしまうことが
できることから、やはり期待外れ等を解消することがで
きる。また、この給水設備では、湯と水との温度差によ
りペルチェ素子に起電力を生じ、検知手段、弁手段及び
制御手段の少なくとも一つはこの起電力に起因して駆動
する。そのため、これら検知手段等の全てが外部電源か
らの電力に頼ることなく温水の温度が表示される。こう
して、第2発明の給水設備においても、電気の使用量を
抑えることができる。また、停電の場合であっても、こ
れらが有効に作動し得るため、使用者の快適な生活環境
が保障される。
【0017】検知手段は、吐水管に取り付けられたペル
チェ素子とすることができる。これにより、ペルチェ素
子の加熱面が吐水管内の温水により加熱され、冷却面が
外気により一定温度に維持される。そのため、ペルチェ
素子の加熱面と冷却面との間に温度差が生じ、確実にペ
ルチェ素子に電圧が発生する。この電圧は外気と温水と
の温度差を表しているため、外気の温度を基準とした温
水の相対的温度を検知することができる。
【0018】第3発明の給水設備は、湯を供給可能な給
湯管と、水を供給可能な給水管と、該給湯管及び該給水
管と接続され、該湯と該水とを混合して温水となす混合
装置と、該混合装置から導出されて該温水を吐水口から
吐出させる吐水管とを備えた給水設備において、上記湯
と上記水との温度差、上記温水と該水との温度差、該湯
と外気との温度差又は該温水と該外気との温度差により
起電力を生じるペルチェ素子と、該ペルチェ素子の該起
電力に起因して駆動する照明手段を備えていることを特
徴とする。
【0019】第3発明の給水設備では、夜間や暗い室内
等で給水設備を使用する場合であっても、その給水設備
の使用が便宜である。また、この給水設備では、湯と水
との温度差、温水と水との温度差、湯と外気との温度差
又は温水と外気との温度差によりペルチェ素子に起電力
を生じ、照明手段はこの起電力に起因して駆動する。そ
のため、外部電源からの電力に頼ることなく照明手段を
駆動することができる。こうして、第3発明の給水設備
においても、電気の使用量を抑えることができる。ま
た、停電の場合であっても、照明手段が有効に作動し得
るため、使用者の快適な生活環境が保障される。
【0020】照明手段はLEDであることが好ましい。
LEDは消費電力が小さいため、ペルチェ素子に負荷が
かからないからである。
【0021】したがって、第1〜3発明の給水設備によ
れば、必要な電力を外部電源から供給される電力だけに
頼らず、かつ快適な生活環境を求める欲求をより十分に
満足させることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施形
態1〜3を図面を参照しつつ説明する。
【0023】(実施形態1)実施形態1の給水設備は、
図1に示すように、供給された温水を吐水口1から吐水
可能な水栓金具に具体化される。この水栓金具には、ペ
ルチェ素子2と電子部品等を内蔵する本体3とが設けら
れている。ペルチェ素子2の一面2aは水栓金具に接
し、他面2bは外気に接している。また、このペルチェ
素子2は本体3に電気的に接続されている。本体3は水
栓金具の使用者により視認されやすい位置に固定され、
内部に設けられたLED7〜9が見得るように、使用者
側の面3aが透明アクリル板等で覆われている。
【0024】この水栓金具の電気的構成は、図2に示す
ように、ペルチェ素子2、定電圧回路4、比較回路5及
び表示回路6からなる。そして、ペルチェ素子2が定電
圧回路4及び比較回路5に接続されている。定電圧回路
4は、電流の逆流を防止するダイオードD1と、一定の
電源電圧V2を確保するツェナーダイオードZ1と、電
荷を蓄えるスーパーキャパシタC1とを有している。ま
た、比較回路5は、温水の温度によりLED7〜9を制
御するコンパレータCP1〜3を有している。表示回路
6は、過電流を防止する抵抗R5と、LED7〜9と、
LED7〜9のON及びOFFをスイッチングするトラ
ンジスタアレイTR1とを有している。ここで、ペルチ
ェ素子2が起電力を生じる電源であると同時に検知手段
である。また、LED7〜9が表示手段であり、コンパ
レータCP1〜3が制御手段である。
【0025】以上のように構成された水栓金具では、吐
水口1から温水が吐水されると、温水の熱がペルチェ素
子2の一面2aに伝達される。一方、他面2bは外気に
接しているため、外気の温度に維持される。そのため、
一面2aと他面2bとの温度差が大きくなり、ペルチェ
素子2にはツェナーダイオードZ1で決定される電源電
圧V2以上の電圧V1を示す起電力が生じる。こうし
て、電子部品が動作可能な電源電圧V2が比較回路5及
び表示回路6に印加され、回路全体が作動する。ただ
し、温水の温度が上昇して、一面2aと他面2bとの温
度差が非常に大きくなり、ペルチェ素子2の電圧V1が
非常に高くなっても、電源電圧V2はツェナーダイオー
ドZ1の働きにより略一定に保たれる。また、ペルチェ
素子2で生じた起電力が比較回路5及び表示回路6に使
用される電力以上であると、余った電力はスーパーキャ
パシタC1に電荷として蓄えられる。そして、ペルチェ
素子2の電圧V1がツェナーダイオードZ1で決定され
る電源電圧V2以下となった場合には、スーパーキャパ
シタC1に蓄えられた電荷により電源電圧V2が一定に
保たれる。こうして、ペルチェ素子2の電圧V1がある
程度変動してもスーパーキャパシタC1によりその変動
が吸収されるため、比較回路5及び表示回路6は確実に
作動することとなる。
【0026】比較回路5では、コンパレータCP1〜3
により、比較電圧V3と基準電圧V4〜6とが比較され
る。比較電圧V3は、ペルチェ素子2の電圧V1を2個
の抵抗R1で分圧したものである。ここで、ペルチェ素
子2の電圧V1は、外気に接している他面2bと温水の
熱が伝達される水栓金具に接している一面2aとの温度
差を表している。そのため、電圧V1を分圧した比較電
圧V3は、外気の温度を基準とした温水の相対的温度を
表している。また、基準電圧V4〜6は、電源電圧V2
を抵抗R2〜4及び可変抵抗VR1〜3により分圧して
作られる。この基準電圧V4〜6は、基準電圧V4、
5、6の順に高くなっている。そして、コンパレータC
P1〜3は、比較電圧V3が基準電圧V4〜6より大き
い場合にHレベル(ハイレベル)信号を出力する。
【0027】表示回路6では、コンパレータCP1〜3
がHレベル(ハイレベル)信号を出力した場合、その信
号はトランジスタアレイTR1により増幅され、対応し
たLED7〜9が点灯される。このLED7〜9は消費
電力が小さいため、ペルチェ素子2に負荷がかからな
い。また、ペルチェ素子2が温水の温度を検知する検知
手段としての温度センサを兼ねている。これにより、温
度センサを別に設ける必要がないため、安価でかつ簡易
な水栓金具となる。
【0028】ここで、例えば、外気の温度より基準電圧
V4を20°C、V5を40°C、V6を60°Cだけ
高く対応する値に設定する。そうすると、温水の温度が
外気の温度より20°C以上、40°C未満である場
合、コンパレータCP1のみHレベル(ハイレベル)信
号を出力し、LED7のみが点灯する。また、温水の温
度が外気の温度より40°C以上、60°C未満である
場合、コンパレータCP1、2がHレベル(ハイレベ
ル)信号を出力し、LED7、8が点灯する。さらに、
温水の温度が外気の温度より60°C以上である場合、
コンパレータCP1〜3の全てがHレベル(ハイレベ
ル)信号を出力し、LED7〜9の全てが点灯する。こ
うして、温水の温度が高いほど多くのLED7〜9が点
灯するため、温水の温度を視覚的に捕らえ易い。
【0029】こうして、この水栓金具では、使用者は吐
水される温水の温度をLED7〜9を通じて知ることが
できるため、期待外れ等を解消することができる。ま
た、この水栓金具では、温水と外気との温度差によりペ
ルチェ素子2に起電力を生じ、この起電力に起因して比
較回路5及び表示回路6が駆動される。そのため、外部
電源からの電力に頼ることなく、外気の温度を基準とし
た温水の相対的温度がLED7〜9により表示される。
また、停電の場合であっても、温水の相対的温度が表示
され、使用者の快適な生活環境が保障される。
【0030】したがって、この水栓金具によれば、必要
な電力を外部電源から供給される電力だけに頼らず、か
つ快適な生活環境を求める欲求をより十分に満足させる
ことができる。
【0031】また、この水栓金具では、外気の温度を基
準とした温水の相対的温度をLED7〜9に表示した
が、温度センサとしてサーミスタや熱電対を使用すれ
ば、温水の絶対的温度をLED7〜9に表示することが
できる。
【0032】さらには、この水栓金具では、比較回路5
と表示回路6との間にロジック回路を設けることによ
り、3個のLED7〜9のうち、温水の温度に対応した
1個のみを点灯させることも可能である。
【0033】なお、この水栓金具では、定電圧回路4と
してツェナーダイオードZ1を用いたものを採用した
が、トランジスタを用いたもの等のその他の定電圧回路
を採用することもできる。
【0034】(実施形態2)実施形態2の給水設備は、
図3に示すように、洗面台に組み込まれている。この洗
面台では、湯を供給可能な給湯管13と水を供給可能な
給水管14とが混合装置15に接続されている。この混
合装置15は吐水管16に接続されている。吐水管16
は電磁弁19、20を介して、温水を吐出させる吐水口
11と使用後の温水を排水する排水管21とに接続され
ている。電磁弁19、20は、これらを制御する制御装
置18に電気的に接続されている。また、給湯管13と
給水管14との間には、湯と水との温度差により起電力
を生じるペルチェ素子12が一面12aを給湯管13に
接するとともに他面12bを給水管14接して設けられ
ている。このペルチェ素子12は制御装置18に電気的
に接続されている。さらに、吐水管16には、温水の温
度を検知するサーミスタ17が設けられ、サーミスタ1
7も制御装置18に電気的に接続されている。
【0035】この洗面台の電気的構成は、図4に示すよ
うに、ペルチェ素子12、サーミスタ17、制御装置1
8及び電磁弁19、20からなる。制御装置18は定電
圧回路22及び比較・駆動回路23により構成される。
そして、定電圧回路22にはペルチェ素子12が接続さ
れている。また、比較・駆動回路23にはサーミスタ1
7及び電磁弁19、20が接続されている。定電圧回路
22は、電流の逆流を防止するダイオードD2と、一定
の電源電圧V7を確保するツェナーダイオードZ2と、
電荷を蓄えるスーパーキャパシタC2とを有している。
また、比較・駆動回路23は、温水の温度により電磁弁
19、20を制御するコンパレータCP4と、信号を反
転するインバータIV1と、電磁弁19、20のON及
びOFFをスイッチングするトランジスタアレイTR2
とを有している。ここで、サーミスタ17が検知手段で
あり、電磁弁19、20が弁手段である。また、コンパ
レータCP4が制御手段である。
【0036】以上のように構成された洗面台では、水栓
金具のレバーが操作されていない場合、給湯管13及び
給水管14に設けられた図示しない電磁弁が閉鎖され、
給湯管13及び給水管14からの湯及び水の供給は停止
されている。
【0037】水栓金具のレバーが操作されると、図示し
ない電磁弁が開放され、給湯管13から湯が供給される
とともに給水管14から水が供給される。そして、混合
装置15により、湯と水とが混合されて温水とされ、こ
の温水は吐水管16に導出される。この際、給湯管13
から供給された湯の熱がペルチェ素子12の一面12a
に伝達され、一面12aは加熱される。また、ペルチェ
素子12の他面12bは給水管14から供給された水に
より冷却される。そのため、一面12aと他面12bと
の温度差が大きくなり、ペルチェ素子12に起電力が生
じる。この起電力は定電圧回路22に供給される。ここ
で、定電圧回路22の働きは実施形態1と同様である。
【0038】次に、サーミスタ17の出力が、比較電圧
V8としてコンパレータCP4の+端子に入力される。
また、抵抗R6及び可変抵抗VR4により電源電圧V7
を分圧して作られた基準電圧V9がコンパレータCP4
の−端子に入力される。そして、コンパレータCP4は
比較電圧V8と基準電圧V9とを比較し、比較電圧V8
が基準電圧V9より大きい場合、つまり吐水管16内の
温水の温度が一定温度以上である場合、Hレベル(ハイ
レベル)信号を出力する。反対に、比較電圧V8が基準
電圧V9より小さい場合、つまり吐水管16内の温水の
温度が一定温度以下である場合、Lレベル(ロウレベ
ル)信号を出力する。
【0039】コンパレータCP4がLレベル(ロウレベ
ル)信号を出力した場合、コンパレータCP4のLレベ
ル(ロウレベル)信号はインバータIV1により反転さ
れるため、電磁弁20がトランジスタアレイTR2を介
して駆動される。また、電磁弁19の駆動が停止され
る。これにより、電磁弁19が閉鎖され、電磁弁20が
開放される。この結果、吐水管16は排水管21と連通
されるとともに吐水口11とは遮断されるため、未だ期
待した温度よりも温い温水が排水管21に排水される。
【0040】一方、コンパレータCP4がHレベル(ハ
イレベル)信号を出力した場合、電磁弁19がトランジ
スタアレイTR2を介して駆動される。また、コンパレ
ータCP4のHレベル(ハイレベル)信号はインバータ
IV1により反転されるため、電磁弁20の駆動が停止
される。これにより、電磁弁19が開放され、電磁弁2
0が閉鎖される。この結果、吐水管16は吐水口11と
連通されるとともに排水管21とは遮断されるため、期
待通りの温水が吐水口11から吐水される。
【0041】こうして、この洗面台では、期待した温度
とは異なる温度の温水が吐水されそうな場合、その温水
を吐水口11ではなく、排水管21に導いて排水してし
まうことができることから、期待外れ等を解消すること
ができる。また、この洗面台では、湯と水との温度差に
よりペルチェ素子12に起電力を生じ、この起電力に起
因して比較・駆動回路23及び電磁弁19、20が駆動
される。そのため、外部電源からの電力に頼ることな
く、一定温度以上の温水が吐水口11から吐出される。
また、停電の場合であっても、一定温度以上の温水が吐
水口11から吐出され、使用者の快適な生活環境が保障
される。
【0042】したがって、この洗面台によれば、必要な
電力を外部電源から供給される電力だけに頼らず、かつ
快適な生活環境を求める欲求をより十分に満足させるこ
とができる。
【0043】ここで、この洗面台では、比較・駆動回路
23にインバータIV1を設けることにより、誤操作等
の場合であっても、洗面台全体として安全性及び利便性
を確保している。つまり、例えば、使用者が水のみを吐
水しようとした場合、前述のように、電磁弁19が閉鎖
され、電磁弁20が開放される。この結果、吐水管16
は排水管21と連通されるとともに吐水口11とは遮断
されるため、水が排水管21に排水される。そして、使
用者が水栓金具のレバーをこの状態で放置した場合、一
定時間経過後にスーパーキャパシタC2の電荷は消費さ
れ、比較・駆動回路23への電圧の印加が停止される。
そうすれば、電磁弁19、20はともに閉鎖され、吐水
管16と排水管21及び吐水口11とは遮断されるた
め、水が排水管21に排水されなくなる。
【0044】また、検知手段としてペルチェ素子を採用
することもできる。こうであれば、外気の温度を基準と
した温水の相対的温度により、電磁弁19、20を駆動
することができる。
【0045】さらに、この洗面台では、コンパレータC
P4の代わりにウインドウコンパレータを採用すること
により、温水の温度が一定範囲の温度である場合のみ温
水を吐水口11から吐水することもできる。
【0046】なお、この洗面台では、定電圧回路22と
してツェナーダイオードZ2を用いたものを採用した
が、実施形態1と同様、トランジスタを用いたもの等の
その他の定電圧回路を採用することもできる。
【0047】(実施形態3)実施形態3の給水設備は、
図5に示すように、流し台に組み込まれている。この流
し台は、吐水口31から温水を吐水するシンク30と、
キッチン用品等を収納可能な引出し39とを有してい
る。
【0048】シンク30では、湯を供給可能な給湯管3
3と水を供給可能な給水管34とが混合装置35に接続
されている。そして、混合装置35は吐水口31を有す
る吐水管36に接続されている。また、吐水管36に
は、温水と外気との温度差により起電力を生じるペルチ
ェ素子32が一面32aを吐水管36に接するとともに
他面32bを外気に接して設けられている。一方、引出
し39の前面39aに取り付けられたハンドル40に
は、LED41、42が下方に向けて設けられている。
そして、ペルチェ素子32は、シンク側コイル37aと
引出し側コイル37bとを有する電力伝送装置37を介
し、回路38に電気的に接続されている。また、回路3
8はLED41、42に電気的に接続されている。ここ
で、LED41、42が照明手段である。
【0049】この流し台の電気的構成は、図6に示すよ
うに、ペルチェ素子32、電力伝送装置37、回路38
及びLED41、42からなる。電力伝送装置37は、
シンク30に固定されるシンク側コイル37aと、引出
し39に固定される引出し側コイル37bとからなり、
電磁誘導により電力をシンク側コイル37aから引出し
側コイル37bに伝送可能になっている。そして、シン
ク側コイル37aにはペルチェ素子32が接続されてい
る。また、引出し側コイル37bには回路38が接続さ
れている。回路38は、電流の逆流を防止するダイオー
ドD3と、一定の電源電圧を確保するツェナーダイオー
ドZ3と、電荷を蓄えるスーパーキャパシタC3と、過
電流を防止する抵抗R11とを有している。そして、回
路38にはLED41、42が接続されている。
【0050】以上のように構成された流し台では、水栓
金具のレバーが押されると、給湯管33から湯が供給さ
れ、給水管34から水が供給さる。そして、混合装置3
5により、給湯管33から供給される湯と給水管34か
ら供給される水とが混合されて温水とされる。この温水
は吐水管36に導出され、吐水口31からシンク30に
吐水される。この際、吐水管36内の温水の熱がペルチ
ェ素子32の一面32aに伝達される。一方、他面32
bは外気に接しているため、外気の温度に維持される。
そのため、一面32aと他面32bとの温度差が大きく
なり、ペルチェ素子32に起電力が生じる。この起電力
は電力伝送装置37を介し、回路38に供給される。こ
こで、回路38の働きは実施形態1の定電圧回路と同様
である。
【0051】この流し台では、吐水口31から温水が吐
水されていない場合であっても、スーパーキャパシタC
3に蓄えられた電荷により、LED41、42が点灯し
ている。そのため、夜間や停電時に流し台を使用する場
合、LED41、42により使用者の足元が照らされ、
容易に流し台を利用することができ、使用者の快適な生
活環境が保障される。このLED41、42は消費電力
が小さいため、スーパーキャパシタC3に蓄えられた電
荷により、長時間点灯可能である。また、電力伝送装置
37により、ペルチェ素子32で生じた電力を無接点で
回路38に伝送できる。そのため、引出し39の出し入
れに際し、電線が移動することはなく、断線や接触不良
を防止することができる。
【0052】したがって、この流し台によれば、必要な
電力を外部電源から供給される電力だけに頼らず、かつ
快適な生活環境を求める欲求をより十分に満足させるこ
とができる。
【0053】なお、この流し台では、定電圧回路として
ツェナーダイオードZ3を用いたものを採用したが、実
施形態1と同様、トランジスタを用いたもの等のその他
の定電圧回路を採用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の給水設備に係り、水栓金具の斜視
図である。
【図2】実施形態1の給水設備に係り、水栓金具の回路
図である。
【図3】実施形態2の給水設備に係り、洗面台の斜視図
である。
【図4】実施形態2の給水設備に係り、洗面台の回路図
である。
【図5】実施形態3の給水設備に係り、流し台の斜視図
である。
【図6】実施形態3の給水設備に係り、流し台の回路図
である。
【符号の説明】
1、11、31…吐水口 2、12、32…ペルチェ素子 2、17…検知手段(2…ペルチェ素子、17…サーミ
スタ) 7、8、9…表示手段(LED) CP1、CP2、CP3、CP4…制御手段(コンパレ
ータ) 13、33…給湯管 14、34…給水管 15、35…混合装置 16、36…吐水管 21…排水管 19、20…弁手段(電磁弁) 41、42…照明手段(LED)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給された温水を吐水口から吐水可能な給
    水設備において、 上記温水と外気との温度差により起電力を生じるペルチ
    ェ素子と、該温水の水温を検知する検知手段と、該水温
    に対応した情報を表示する表示手段と、該検知手段によ
    り検知された該水温に基いて該表示手段を駆動する制御
    手段とを備え、該検知手段、該表示手段及び該制御手段
    の少なくとも一つは該ペルチェ素子の該起電力に起因し
    て駆動するように構成されていることを特徴とする給水
    設備。
  2. 【請求項2】検知手段は、温水と外気との温度差により
    起電力を生じるペルチェ素子を兼ねていることを特徴と
    する請求項1記載の給水設備。
  3. 【請求項3】表示手段はLEDであることを特徴とする
    請求項1又は2記載の給水設備。
  4. 【請求項4】湯を供給可能な給湯管と、水を供給可能な
    給水管と、該給湯管及び該給水管と接続され、該湯と該
    水とを混合して温水となす混合装置と、該混合装置から
    導出されて該温水を吐水口から吐出させる吐水管と、使
    用後の温水を排水する排水管とを備えた給水設備におい
    て、 上記湯と上記水との温度差により起電力を生じるペルチ
    ェ素子と、上記温水の水温を検知する検知手段と、上記
    吐水管を上記吐水口又は上記排水管に選択的に連通させ
    る弁手段と、該弁手段を制御可能な制御手段とを備え、
    該検知手段、該弁手段及び該制御手段の少なくとも一つ
    は該ペルチェ素子の該起電力に起因して駆動するように
    構成されていることを特徴とする給水設備。
  5. 【請求項5】検知手段は、吐水管に取り付けられたペル
    チェ素子であることを特徴とする請求項4記載の給水設
    備。
  6. 【請求項6】湯を供給可能な給湯管と、水を供給可能な
    給水管と、該給湯管及び該給水管と接続され、該湯と該
    水とを混合して温水となす混合装置と、該混合装置から
    導出されて該温水を吐水口から吐出させる吐水管とを備
    えた給水設備において、 上記湯と上記水との温度差、上記温水と該水との温度
    差、該湯と外気との温度差又は該温水と該外気との温度
    差により起電力を生じるペルチェ素子と、該ペルチェ素
    子の該起電力に起因して駆動する照明手段とを備えてい
    ることを特徴とする給水設備。
  7. 【請求項7】照明手段はLEDであることを特徴とする
    請求項6記載の給水設備。
JP2001318614A 2001-10-16 2001-10-16 給水設備 Pending JP2003119846A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001318614A JP2003119846A (ja) 2001-10-16 2001-10-16 給水設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001318614A JP2003119846A (ja) 2001-10-16 2001-10-16 給水設備

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003119846A true JP2003119846A (ja) 2003-04-23

Family

ID=19136282

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001318614A Pending JP2003119846A (ja) 2001-10-16 2001-10-16 給水設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003119846A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160072566A (ko) * 2014-12-15 2016-06-23 동아대학교 산학협력단 온도센서와 펌프를 이용한 온수조절 밸브 시스템
CN106151669A (zh) * 2015-04-02 2016-11-23 深圳市雅恩卫浴洁具有限公司 水龙头发光装置及发光水龙头
CN106369216A (zh) * 2015-07-24 2017-02-01 深圳市雅恩卫浴洁具有限公司 水龙头温度调节装置及水龙头
CN107559486A (zh) * 2017-08-31 2018-01-09 苏州麦喆思科电子有限公司 基于温度感应的光显水龙头
KR20190057545A (ko) * 2017-11-20 2019-05-29 한국전기연구원 열전발전을 통해 온도 표시가 가능한 수전 장치
KR20220159090A (ko) * 2021-05-25 2022-12-02 퓨트로텍 주식회사 수도꼭지의 온도 표시 장치

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160072566A (ko) * 2014-12-15 2016-06-23 동아대학교 산학협력단 온도센서와 펌프를 이용한 온수조절 밸브 시스템
KR101654166B1 (ko) * 2014-12-15 2016-09-05 동아대학교 산학협력단 온도센서와 펌프를 이용한 온수조절 밸브 시스템
CN106151669A (zh) * 2015-04-02 2016-11-23 深圳市雅恩卫浴洁具有限公司 水龙头发光装置及发光水龙头
CN106369216A (zh) * 2015-07-24 2017-02-01 深圳市雅恩卫浴洁具有限公司 水龙头温度调节装置及水龙头
CN107559486A (zh) * 2017-08-31 2018-01-09 苏州麦喆思科电子有限公司 基于温度感应的光显水龙头
KR20190057545A (ko) * 2017-11-20 2019-05-29 한국전기연구원 열전발전을 통해 온도 표시가 가능한 수전 장치
KR102426901B1 (ko) * 2017-11-20 2022-07-28 한국전기연구원 열전발전을 통해 온도 표시가 가능한 수전 장치
KR20220159090A (ko) * 2021-05-25 2022-12-02 퓨트로텍 주식회사 수도꼭지의 온도 표시 장치
KR102523869B1 (ko) 2021-05-25 2023-04-21 퓨트로텍 주식회사 수도꼭지의 온도 표시 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6895985B2 (en) Smart device and system for improved domestic use and saving of water
JP5543046B1 (ja) 電力制御装置およびそれを備えた機器
JP2003119846A (ja) 給水設備
US20100251974A1 (en) Non-invasive Demand Response Hot Water Recirculation Pump Signaling and Control Appliance
AU2015208624B2 (en) Touch Free Automatic Type Water Supply Device and Method
JP4462381B1 (ja) 貯湯式給湯機
JP5267112B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP4458198B1 (ja) 貯湯式給湯機
JP4674654B1 (ja) 給湯機
JP3876701B2 (ja) ヒートポンプ式給湯装置
KR101198590B1 (ko) 냉온수 공급 시스템
JP2008008563A (ja) 貯湯式給湯方法および貯湯式給湯装置
TWI589806B (zh) Induction water supply device and its electronic control unit
JP2011185508A (ja) 給湯機
JP4640534B1 (ja) 給湯機
JP2016204902A (ja) 電力制御装置およびそれを備えた機器
JP4998576B2 (ja) 給湯機
JP6596651B2 (ja) 電力制御装置およびそれを備えた機器
JP5152252B2 (ja) 給湯機
JP5152235B2 (ja) 給湯機
JP2021069438A (ja) 洗面化粧台
JP4661983B1 (ja) 給湯機
JP4998575B2 (ja) 給湯機
JP2003130444A (ja) 温度制御装置
JP2006109006A (ja) 衛生洗浄装置