JP2003118742A - 複合材製容器 - Google Patents

複合材製容器

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JP2003118742A
JP2003118742A JP2001315664A JP2001315664A JP2003118742A JP 2003118742 A JP2003118742 A JP 2003118742A JP 2001315664 A JP2001315664 A JP 2001315664A JP 2001315664 A JP2001315664 A JP 2001315664A JP 2003118742 A JP2003118742 A JP 2003118742A
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JP
Japan
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container
composite material
metal
plastic
container body
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Application number
JP2001315664A
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English (en)
Inventor
Takeshi Nakayama
剛 中山
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NISSUI KOGYO KK
Original Assignee
NISSUI KOGYO KK
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  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 変質の心配がなく、安全に使用可能であると
同時に、使用者に不快感を与えない、扱い易い、ボール
等の複合材製容器を提供する。 【構成】 容器本体11とその外面を覆う外装体12
a、12b、12c、12dとから成り、容器本体11
を金属製とするとともに、外装体12a、12b、12
c、12dをプラスチック製とし、容器本体11と外装
体12a、12b、12c、12dとを重ね合わせて結
合一体化したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器本体とその外
面を覆う外装体とから成る複合材製の容器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えばボールのような容器は金属、プラ
スチック、木材等様々な材料によって製造されるが、金
属材料によって作られたものは変質しにくく衛生的であ
り、きずもつきにくい上、破損しない等の利点がある。
反面、手にした感じが冷たく、流し台等へ置くときに当
然のことながら金属音を発するなど不快感もあった。プ
ラスチック製のボール類も勿論周知であるが、きずがつ
き易く、変質の不安がある上、食材を入れておいた場合
にその色が容器に移行するという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の点に着
目してなされたものであって、その課題は変質の心配が
なく、安全に使用可能であると同時に、使用者に不快感
を与えない複合材製容器を提供することである。即ち本
発明は真に扱い易いボール等の容器を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め本発明は、容器本体を金属製とするとともに外装体を
プラスチック製とし、容器本体と外装体とを重ね合わせ
て結合一体化するという手段を講じたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に係る複合材製容器は、容
器本体とその外装体とから成り、夫々が異なる特性を持
つ材料から成ることを特徴とする。本発明に係る複合材
製容器は、食品を扱うボール等として実施された場合に
特に好適であるように構成される。
【0006】容器本体は、容器としての要求を満たす形
状、構造、大きさ等を有するものであり、本発明におい
ては金属製であることがまず要求される。金属としては
特に限定する材料はないが、ステンレススチールは錆び
ず、各種食材類に対して化学的に安定であり、加工が容
易かつ安価であるので好適である。その他にはアルマイ
ト処理されたアルミ合金等も適当であり、より軽量さが
求められる場合には使用されるが柔らかいという特性に
留意する必要もある。
【0007】容器本体がボール用に作成される場合、所
望の直径を有する半球状となる。この形状は上記の金属
材料を加工することによって与えられると同時に、この
ことは、容器本体が金属可能によって形成可能な全ての
形状を取り得るということでもある。容器本体は任意の
形状の一部に他とは異なる形状、例えば曲面中の平面の
ような形状を有することができる。これは例えば底面と
なる。
【0008】外装体は、容器本体の外面を覆うもので、
容器本体の金属に対してプラスチック製であることが要
求されている。プラスチックは金属よりも、一般的に熱
伝導率が小さく、従って加熱されにくいため、容器本体
内に熱湯を注いでも容器外面の温度を低く抑えることが
できる。プラスチックの種類は任意に選ぶことができる
が、耐熱性が良好で、割れにくく、軽量であることが望
ましく、例えばポリエチレン(PE)、ポリプロピレン
(PP)などは上の条件を満たす。なお、熱伝導率が小
さいという条件は比熱が大きいと言い換えても良い。
【0009】外装体は、プラスチック成形により一体成
形されたハンドル、滑り止めのための凹凸、安定載置の
ための支持部等の機能部分を少なくとも一つ有している
と、より望ましいものとなる。ハンドルは摘みやそれと
同等のものを含み、凹凸は容器を取り扱う際の手の滑り
止めとなるもの一般を含む。また支持部は、容器を置く
ときに安定させる脚部や台輪等を指す。支持部には、さ
らに容器の滑り止め部材を設けることができる。外装体
はプラスチックであるから金属光沢の容器を暖か味のあ
るものに変えることができ、任意の着色を持ったものと
することも可能である。
【0010】容器本体と外装体とは結合して一体とな
り、本発明に係る複合材容器を形成する。その方法とし
て、容器本体と外装体とを重ね合わせ、夫々の開口縁に
おいて巻き込み加工を行い一体化する方法を取ることが
でき、かつ、この方法は容易でしかも確実である。結合
一体化された容器本体と外装体とは全面的に密着した関
係にあることは望ましいが、そうでなければならないと
いう訳でもない。また、結合一体化の方法として接着と
いう手段を取り得ることも自明である。
【0011】
【実施例】以下図示の実施例により本発明の複合材製容
器10をより詳細に説明する。各図において、11は金
属製の容器本体、12a、12b、12c、12dは4
種類が示された外装体を示す。容器本体11はステンレ
ススチールを材料として、金属加工により略半球状に形
成されており、円形の開口13と平面的な底部14とを
有している。15は容器本体開口縁の巻き込み加工部を
示しており、外装部との結合手段として使われる。
【0012】外装体12a、12b、12c、12dは
容器本体11の外面と同形の内面形状を有する略半球状
に形成されており、かつ同形の底部16を有する。各外
装体12a、12b、12c、12dはさらに開口の縁
に沿って、外側を向いた玉縁17を有する点においても
共通しており、容器本体11の外面に嵌め合わせた外装
体12a…の玉縁17に対して、容器本体11の巻き込
み加工部15を加工機を用いて巻き込むことにより、容
器本体11と外装体12a…とは結合一体化される。実
施例の場合、この結合一体化により容器本体11の外面
と外装体12a…の内面とは略密着した関係になる(図
2等参照)。
【0013】第1の外装体12aは、容器本体11の外
面と同形の内面を有するだけのものなので、その意味で
は塗装に類似しているが、塗装とは比較にならない厚さ
と断熱性、耐衝撃性を得ることができる。また底部14
には安定載置のための小支持部18を有する(図3参
照)。その図3に示された第2の外装体12bはプラス
チック成形により一体成形されたハンドル19を機能部
分として有しており、また図4に示された第3の外装体
12c及び図5に示された第4の外装体12dには滑り
止めのための凹凸21、22が機能部分として設けられ
ている。第3の外装体12cの凹凸21は魚の意匠を有
しており、容器装飾と滑り止めとが兼ねられている例で
ある(図6(a)、(b))。
【0014】図7は、安定載置のための大きな支持部2
3を示しており、図5にも示すように、図3の例示より
も顕著に突出して安定性を高めたものである。支持部2
3は立ち上がり部24に下向きの溝25を有し、その中
に、ゴムなどの弾性材より成り容器自体の滑り止め26
となる部材を取り付けたものである。
【0015】
【発明の効果】このように本発明の複合材製容器は構成
されかつ作用するものであり、変質の心配なく安全に使
用可能であり、一方、容器本体内の温度が高過ぎたり、
冷た過ぎたりしても、使用者の手にはプラスチックの触
感が伝わりその温度が緩和されるので不快感を生じるこ
とがなく、また濡れていても手を滑らせる心配が少なく
扱い易いボール等の容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複合材製容器の実施例4種を示す
分解斜視図。
【図2】同上巻き込み縁の拡大断面図。
【図3】第2の外装体を持つ容器の断面説明図。
【図4】第3の外装体を持つ容器の断面説明図。
【図5】第4の外装体を持つ容器の断面説明図。
【図6】(a)滑り止めのための凹凸の1例を示す断面
図。 (b)滑り止めのための凹凸の他例を示す断面図。
【図7】支持部を示す断面図。
【符号の説明】
10 複合材製容器 11 容器本体 12a、12b、12c、12d 外装体 15 巻き込み加工部 18、23 支持部 19 ハンドル 21、22 滑り止めの凹凸

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体とその外面を覆う外装体とから
    成る複合材製の容器であって、容器本体を金属製とする
    とともに外装体をプラスチック製とし、容器本体と外装
    体とを重ね合わせて結合一体化したことを特徴とする複
    合材製容器。
  2. 【請求項2】 金属製の容器本体とその外面と同形の内
    面形状を有する外装体とを重ね合わせ、容器本体と外装
    体とを夫々の開口縁において巻き込み加工により結合一
    体化した請求項1記載の複合材製容器。
  3. 【請求項3】 容器本体はステンレススチール等安定な
    金属材料を用いて形成する一方、外装体を上記金属材料
    よりも熱伝導率の小さいプラスチック材料を用いて形成
    した請求項1記載の複合材製容器。
  4. 【請求項4】 外装体はプラスチック成形により一体成
    形されたハンドル、滑り止めのための凹凸、安定載置の
    ための支持部等の機能部分を少なくとも一つ有する請求
    項1〜3のいずれかに記載の複合材製容器。
  5. 【請求項5】 外装体は、プラスチック成形により一体
    成形された支持部に滑り止め部材を有する請求項4記載
    の複合材製容器。
JP2001315664A 2001-10-12 2001-10-12 複合材製容器 Pending JP2003118742A (ja)

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