JP2003118066A - 印刷システム及び機上製版印刷機 - Google Patents

印刷システム及び機上製版印刷機

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JP2003118066A
JP2003118066A JP2001316570A JP2001316570A JP2003118066A JP 2003118066 A JP2003118066 A JP 2003118066A JP 2001316570 A JP2001316570 A JP 2001316570A JP 2001316570 A JP2001316570 A JP 2001316570A JP 2003118066 A JP2003118066 A JP 2003118066A
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Makoto Kachi
誠 加地
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷システムに関し、印刷物の色特性を正確
に制御できるようにし、且つこれをユーザ操作の手間の
増大や汎用性の低下を招くことなく実現する。 【解決手段】 印刷機12のプロファイルデータに基づ
き印刷用画像データ作成手段2により標準形式の印刷原
稿データ6から印刷用の画像データ14を作成し、この
印刷用画像データ14に対し領域設定手段13により所
定の有色領域(カラーコントロールバー)14aを設定
する。そして、製版手段11により所定有色領域14a
が設定された印刷用画像データ14に基づき刷版を作製
して印刷機12により印刷を行う。そして、印刷物7上
に表れる所定有色領域7aの色特性を計測手段4により
計測し、計測された所定有色領域7aの色特性に基づき
プロファイルデータ作成手段4により印刷機12のプロ
ファイルデータを作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷原稿から印刷
用の画像データを作成するに際し印刷条件や印刷機特性
に応じて画像データの色特性を制御する印刷システムに
関し、特に、カラーコントロールバーを用いて印刷物の
色特性を制御する印刷システム及びそれに用いて好適の
機上製版印刷機に関する。
【0002】
【従来の技術】刷版を用いて印刷を行う印刷システムで
は、印刷原稿から印刷用の画像データを作成するに際
し、印刷条件や印刷機特性に応じて画像データの色特性
を制御する技術が公知である(特開2001−0863
59号公報、特開2000−103028号公報等)。
図3はこのような従来の印刷システムの構成を示すブロ
ック図である。従来の印刷システムでは、まず、編集装
置1において、Postscript形式或いはPDF形式等の印
刷機の特性に依らない標準形式のデータ形式で印刷原稿
6が編集される。そして、編集された原稿データは、R
IP(Raster ImageProcessor)2に入力される。
【0003】RIP2では、入力された原稿データを解
釈して画像化する。その際、必要に応じて面付けシステ
ム3を用い、複数の画像を合成して1枚の版面データを
生成する面付け処理を実施する。そして、原稿データか
ら得た画像にスクリーニング処理を行い、オン/オフの
ドット画像に変換して印刷用の画像データを作成する。
このときRIP2は、原稿データの画像データへの変換
の際に印刷機(印刷機本体)12のプロファイルに基づ
き色補正を行う。
【0004】プロファイルとは、特定のデバイス(ここ
では印刷機本体12)における色空間を標準的な色空間
(Lab等)に変換するための変換パラメータである。
プロファイルの形式についてはICC(International
Color Consortium)によって国際的に標準化されてい
る。プロファイルは、印刷機本体12の特性自体の他、
使用する用紙の紙質やインキ種等の印刷条件にも影響さ
れる。そこで、従来の印刷システムでは、データベース
5に印刷条件毎の色補正テーブルを作成しておき、各テ
ーブルに印刷条件に応じたプロファイルデータ(色補正
データ)を記憶している。そして、編集装置1から印刷
条件データを読み込み、印刷条件に応じたプロファイル
データを用いて印刷用画像データを作成している。
【0005】RIP2で作成された印刷用画像データ
は、図3に示す機上製版印刷機10の場合、印刷機本体
(枚葉印刷機)12に一体的に設けられた機上製版装置
11に入力される。機上製版装置11は、印刷機本体1
2の版胴に巻回された生版に直接絵柄を書込む(ドット
画像を描画する)ことで刷版を作成する。そして、印刷
機本体12を作動させ、機上製版装置11により製版し
た刷版を用いて印刷を行うことで、印刷原稿6に対応し
た印刷物7が印刷される。
【0006】印刷物7の色特性には、前述した印刷条件
や印刷機特性、また、周囲温度等の外乱の影響が作用し
ている。印刷条件や印刷機特性自体の印刷物7の色特性
への影響については、RIP2での印刷用画像データの
作成時に印刷条件に応じた印刷機本体12のプロファイ
ルを用いることで対応しているが、データベース5に無
い新たな印刷条件が加わる場合もあり、また、印刷機特
性については経年変化する場合がある。さらに、外乱に
ついてはジョブ毎に変化することが考えられる。このた
め、印刷物7の色特性を常に適正にするためには、印刷
結果、すなわち実際の印刷物7の色特性をRIP2にフ
ィードバックする必要がある。
【0007】印刷物7の色特性の制御には、カラーコン
トロールバーが用いられる。カラーコントロールバー
は、色の異なる複数のカラーパッチが帯状に繋がったも
のであり、従来の印刷システムでは、図示しないレジス
タマーク等とともに、編集装置1による印刷原稿6の編
集段階又はRIP2に連携した面付けシステム3にて原
稿画像上の余白部に付加される(図3では編集装置1に
おいて印刷原稿6にカラーコントロールバー6aを付加
している)。カラーコントロールバーは、絵柄とともに
印刷物7上に印刷される。そして、印刷物7上のカラー
コントロールバー7aの色特性(分光反射率等)を色調
管理装置4で計測し、計測で得られた色特性データと基
準データとの差に基づき印刷機本体12のプロファイル
データを作成する。作成されたプロファイルデータはR
IP2のデータベース5に送信され、該当する色補正テ
ーブルの記憶内容の更新や、新たな印刷条件に対応する
新規テーブルの作成が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
印刷システムでは、RIP2における色補正は画像デー
タ全体に対して行われるため、絵柄部分のみならず余白
部分に付加されたカラーコントロールバーまでも色補正
されてしまう。印刷物7の色特性はカラーコントロール
バーの色特性データに基づき制御されるが、このように
RIP2における色補正によりカラーコントロールバー
の色特性が変化することによって制御基準が変化してし
まい、印刷物7の色特性を適正に制御することができな
くなってしまう。
【0009】なお、特開平9−252414号公報に
は、デジタルプリンタを用いたカラー校正技術が開示さ
れている。この技術は、画像データを複数の領域に分
け、カラーコントロールバー等の色補正されると不都合
な画像領域については色補正を行わないようにしたもの
である。しかしながら、この技術では色補正を行う領域
か色補正を行わない領域かをユーザが指示する必要があ
り、操作上の手間が大きいという課題がある。また、指
示された領域については色補正を行わないような機能を
新たにRIPに設ける必要があり、汎用性に欠けるとい
う課題もある。
【0010】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、印刷物の色特性を正確に制御できるように
し、且つこれをユーザ操作の手間の増大や汎用性の低下
を招くことなく実現した、印刷システム及び機上製版印
刷機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の印刷システムは、刷版を用いて印刷を行う
印刷機と、印刷機のプロファイルデータに基づき標準形
式の印刷原稿データから印刷用の画像データを作成する
印刷用画像データ作成手段と、印刷用画像データに対し
所定の有色領域を設定する領域設定手段と、所定有色領
域が設定された印刷用画像データに基づき刷版を作製す
る製版手段と、印刷機による印刷画像上に表れる所定有
色領域の色特性を計測する計測手段と、計測手段により
計測された所定有色領域の色特性に基づきプロファイル
データを作成するプロファイルデータ作成手段とを備え
たことを特徴としている。
【0012】このように所定有色領域の色特性に基づき
作成したプロファイルデータに基づき標準形式の印刷原
稿データから印刷用画像データを作成し、この印刷用画
像データに対して所定有色領域を設けることで、所定有
色領域については色補正することなく絵柄に相当する印
刷用画像データについてのみ所定有色領域の色特性に基
づいた色補正を行うことができる。これにより色特性の
正確なフィードバックが可能になり、印刷物の色特性を
正確に制御することができる。
【0013】また、本発明の印刷システムでは、領域設
定手段により印刷用画像データに対し所定有色領域が自
動設定されるので、操作上の手間がかかることはない。
また、印刷用画像データ作成手段による印刷用画像デー
タの作成後に所定有色領域を設定すればよく、所定有色
領域を避けた部分的な色補正等の特別な処理は不要であ
るので汎用性も高い。
【0014】好ましくは、製版手段を印刷機に一体的に
設けることによって機上製版を可能にする。また、より
好ましくは、領域設定手段を製版手段に備えて、製版手
段による製版時に印刷用画像データに対して所定有色領
域を設定したうえで機上製版を行うようにする。なお、
上記の所定有色領域は、印刷用画像データに新たに領域
設定用データ(カラーコントロールバーのような複数の
カラーパッチからなる領域を設けるためのデータ)を付
加することによって設定することが好ましいが、印刷用
画像データ作成手段で作製された印刷用画像データ中の
領域を上記の所定有色領域として選定することも可能で
ある。この場合、印刷用画像データ作成手段によりプロ
ファイルデータに基づき標準形式の印刷原稿データから
印刷用の画像データを作成する際には、選定した有色領
域のみプロファイルの適用を除外する。
【0015】また、本発明の機上製版印刷機は、上流の
印刷用画像データ作成装置(RIP等)から印刷用画像
データを受信する受信手段と、受信した印刷用画像デー
タに対し所定の有色領域を設定する領域設定手段と、所
定有色領域が設定された印刷用画像データに基づき機上
で刷版を作製する製版手段と、作製した刷版を用いて印
刷を行う印刷機本体とを備えたことを特徴としている。
【0016】このように印刷機側で印刷用画像データに
所定有色領域を設定することで、印刷用画像データ作成
装置側に新たな機能を設ける必要がなく、従来の印刷用
画像データ作成装置をそのまま用いることができる。ま
た、印刷用画像データへの所定有色領域の設定は機械的
に自動で行うことができるので、新たなユーザ操作が発
生することもない。
【0017】好ましくは、色調管理装置も備えて、印刷
機本体で印刷された印刷シート上における所定有色領域
の色特性を計測し、計測した所定有色領域の色特性に基
づき印刷機本体のプロファイルデータを作成し、作成し
たプロファイルデータを印刷用画像データ作成装置に送
信するようにする。これにより、所定有色領域について
は色補正することなく絵柄に相当する印刷用画像データ
についてのみ所定有色領域の色特性に基づいた色補正を
行うことが可能になり、色特性の正確なフィードバック
によって印刷物の色特性を正確に制御することができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (A)第1実施形態 図1は本発明の第1実施形態にかかる印刷システムの構
成を示すブロック図である。なお、図中、従来と同一の
部位については同一の符号を付して示し、その詳細につ
いての説明は省略する。
【0019】本実施形態の印刷システムは、製版装置
(製版手段)11が印刷機本体(枚葉印刷機)12に一
体的に設けられた機上製版印刷機10を中核に備えてい
る。そして、機上製版装置11の制御部(プリプロセッ
サ)13に印刷用画像データ14に対してカラーコント
ロールバー(所定の有色領域)14aを設定する領域設
定手段としての機能を持たせている。
【0020】このため、編集装置1では、従来のように
原稿画像上の余白部にカラーコントロールバーを付加す
る操作は行われない。つまり、絵柄部分のみに対応する
印刷原稿6がPostscript形式或いはPDF形式等の印刷
機の特性に依らない標準形式でデータ化され、原稿デー
タとしてRIP(印刷用画像データ作成手段)2に入力
される。
【0021】RIP2は、従来同様に印刷機本体12の
プロファイルに基づき原稿データから印刷用の画像デー
タが作成する。具体的には、データベース5から印刷条
件に応じた色補正テーブルを検索し、検索した色補正テ
ーブルに記憶されたプロファイルデータ(色補正デー
タ)を用いて印刷用画像データを作成する。プロファイ
ルは、印刷機本体12における色空間を標準的な色空間
(Lab等)に変換するための変換パラメータであり、
印刷機特性、印刷条件、及び外乱(周囲温度等)等の変
動要素の影響を含んでいるので、このようにプロファイ
ルに基づき印刷用画像データを作成することで、上記変
動要素の影響を受けることなく所望の色特性の印刷物7
を得ることができるようになる。
【0022】RIP2で作成された印刷用画像データ1
4は、前述の機上製版装置11のプリプロセッサ13に
送信される。RIP2から印刷用画像データ14を受信
したプリプロセッサ13は、印刷用画像データ14にカ
ラーコントロールバー14aを付加する。プリプロセッ
サ13は、予め登録された形状の異なる複数のカラーコ
ントロールバーの中から印刷画像イメージの幅に応じた
ものを自動選択し、選択したカラーコントロールバーを
印刷画像イメージ中の所定位置(最上部或いは最下部の
余白等)に貼り付ける。あるいは、予め定められた規則
に従って絵柄内の余白部からカラーコントロールバーを
貼り付ける位置を自動的に決定するようにしてもよい。
なお、絵柄が大きくカラーコントロールバーが絵柄に重
なる場合には、図示しないモニタ等の表示画面に警告を
表示する。
【0023】次に、機上製版装置11は、プリプロセッ
サ13によりカラーコントロールバー14aが付加され
た印刷用画像データ14に基づいて印刷機本体12の版
胴に巻回された生版に直接絵柄を書込む。そして、印刷
機本体12を作動させ、機上製版装置11により版胴上
に製版された刷版を用いて印刷を行うことで、所定位置
にカラーコントロールバー7aが付加された印刷物7が
印刷される。
【0024】得られた印刷物7は色調管理装置4に運ば
れてカラーコントロールバー7aの色特性が計測される
(色調管理装置4の計測手段としての機能)。なお、色
調管理装置4については公知であり、例えば特開平8−
304179号公報及び特開平8−43205号公報等
に開示された技術に基づき「三菱オフセット枚葉印刷機
−三菱色調管理システムII(分光系)」として製品化も
されている。
【0025】また、色調管理装置4は、計測で得られた
色特性データと基準データとの差に基づき印刷機本体1
2のプロファイルデータを作成する(色調管理装置4の
プロファイルデータ作成手段としての機能)。プロファ
イルデータのデータ形式は、ICCデータフォーマット
に準拠したICCプロファイルデータでもよく、或いは
トランスファ関数(トーンカーブ)など他種の色調制御
データであってもよい。そして、作成されたプロファイ
ルデータはRIP2のデータベース5に送信され、従来
同様にデータベース5の更新が行われる。
【0026】このように実際のカラーコントロールバー
7aの色特性に基づき作成したプロファイルデータに基
づき印刷用画像データ14を作成し、この印刷用画像デ
ータ14に対して機上製版装置11のプリプロセッサ1
3によりカラーコントロールバー14aを設けること
で、カラーコントロールバー14aについては色補正す
ることなく印刷用画像データ14の絵柄部分についての
み色補正を行うことができる。したがって、本実施形態
の印刷システムによれば、カラーコントロールバーの色
特性の正確なフィードバックが可能であり、印刷物7の
色特性を正確に制御することができる。
【0027】また、本実施形態の印刷システムによれ
ば、機上製版装置11のプリプロセッサ13により印刷
用画像データ14に対しカラーコントロールバー14a
が自動設定されるので、操作上の手間がかかることはな
い。さらに、RIP2による印刷用画像データ14の作
成後にカラーコントロールバー14aを設定するだけで
よく、従来のようにカラーコントロールバーを避けた部
分的な色補正等の特別な処理は不要であるので汎用性も
高い。つまり、本実施形態の印刷システムによれば、R
IP2の種類の影響を受けることがなく、市販のRIP
をそのまま用いることができる。
【0028】(B)第2実施形態 第1実施形態では機上製版印刷機を備えた印刷システム
に本発明を適用した場合について説明したが、本発明は
製版装置と印刷機とが別々に設けられた印刷システムに
も適用することができる。ここで図2は本発明の第2実
施形態にかかる印刷システムの構成を示すブロック図で
ある。なお、図中、従来或いは第1実施形態と同一の部
位については同一の符号を付して示し、その詳細につい
ての説明は省略する。
【0029】本実施形態の印刷システムは、製版装置2
2が印刷機(枚葉印刷機)24と別々に設けられ、この
製版装置22とRIP2との間に、印刷用画像データ2
1に対してカラーコントロールバー(所定の有色領域)
21aを設定する領域設定手段としての機能を有する画
像処理装置20が設けられている。なお、本実施形態に
かかる製版装置22では、印刷用画像データ(デジタル
データ)21に基づき刷版23を直接作成するワークフ
ロー、すなわちCTP(Computer to Plate)が用いら
れており、製版装置22とRIP2とは画像処理装置2
0を挟んでオンラインで接続されている。
【0030】編集装置1により編集されたカラーコント
ロールバーを付加されていない印刷原稿6の原稿データ
は、RIP2において印刷機24のプロファイルに基づ
き印刷用画像データ21に変換され、前述の画像処理装
置20に入力される。そして、画像処理装置20によっ
て印刷用画像データ21にカラーコントロールバー21
aが付加される。画像処理装置20は、予め登録された
形状の異なる複数のカラーコントロールバーの中から印
刷画像イメージの幅に応じたものを自動選択し、選択し
たカラーコントロールバーを印刷画像イメージ中の所定
位置(最上部或いは最下部の余白等)に貼り付ける。あ
るいは、予め定められた規則に従って絵柄内の余白部か
らカラーコントロールバーを貼り付ける位置を自動的に
決定するようにしてもよい。絵柄が大きくカラーコント
ロールバーが絵柄に重なる場合には、図示しないモニタ
等の表示画面に警告を表示する。
【0031】画像処理装置20によりカラーコントロー
ルバー21aが付加された印刷用画像データ21は、オ
ンラインで製版装置22に入力される。製版装置22
は、入力された印刷用画像データ21に基づき、中間フ
ィルムを作ることなく直接刷版23を作製する。刷版2
3には、印刷用画像データ21のカラーコントロールバ
ー21aに対応してカラーコントロールバー23aが形
成される。この刷版23を印刷機24の版胴に装着して
印刷を行うことで、所定位置にカラーコントロールバー
7aが付加された印刷物7が印刷される。
【0032】そして、印刷物7のカラーコントロールバ
ー7aを色調管理装置4で計測すると、色調管理装置4
は計測で得られた色特性データと基準データとの差に基
づき印刷機本体12のプロファイルデータを作成する。
作成されたプロファイルデータはRIP2のデータベー
ス5に送信され、データベース5の更新が行われる。こ
のように実際のカラーコントロールバー7aの色特性に
基づき作成したプロファイルデータに基づき印刷用画像
データ21を作成し、この印刷用画像データ21に対し
て画像処理装置20によりカラーコントロールバー21
aを設けることで、カラーコントロールバー21aにつ
いては色補正することなく印刷用画像データ21の絵柄
部分についてのみ色補正を行うことができる。したがっ
て、本実施形態の印刷システムによっても、第1実施形
態と同様にカラーコントロールバーの色特性の正確なフ
ィードバックが可能であり、印刷物7の色特性を正確に
制御することができる。
【0033】また、画像処理装置20により印刷用画像
データ21に対しカラーコントロールバー21aが自動
設定されるので、第1実施形態と同様に操作上の手間が
かかることはない。さらに、RIP2と製版装置22と
の間に画像処理装置20を設けるだけでよく、市販のR
IPをそのまま用いることができるので汎用性が高いと
いう利点もある。
【0034】(C)その他 以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は
上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣
旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができ
る。例えば、実施形態では、印刷用画像データに対しカ
ラーコントロールバーを新たに付加しているが、印刷用
画像データ中の所定の領域を色調管理用の領域(所定有
色領域)として選定することも可能である。この場合
は、原稿データから印刷用画像データを作成するに際
し、選定した領域についてはプロファイルの適用、すな
わちプロファイルデータに基づく色補正を除外する。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の印刷シス
テムによれば、所定有色領域の色特性に基づき作成した
プロファイルデータに基づき標準形式の印刷原稿データ
から印刷用画像データを作成し、この印刷用画像データ
に対して所定有色領域を設けることで、所定有色領域に
ついては色補正することなく絵柄に相当する印刷用画像
データについてのみ所定有色領域の色特性に基づいた色
補正を行うことができるので、色特性の正確なフィード
バックが可能になり、印刷物の色特性を正確に制御する
ことができるという利点がある。
【0036】また、本発明の印刷システムによれば、領
域設定手段により印刷用画像データに対し所定有色領域
が自動設定されるので、操作上の手間がかからないとい
う利点があり、さらに、印刷用画像データ作成手段によ
る印刷用画像データの作成後に所定有色領域を設定すれ
ばよく、所定有色領域を避けた部分的な色補正等の特別
な処理は不要であるので汎用性が高いという利点もあ
る。
【0037】また、本発明の機上製版印刷機によれば、
印刷機側で印刷用画像データに所定有色領域を設定する
ことできるので、印刷用画像データ作成装置側に新たな
機能を設ける必要がなく、従来の印刷用画像データ作成
装置をそのまま用いることができるという利点がある。
また、印刷用画像データへの所定有色領域の設定は機械
的に自動で行うことができるので、新たなユーザ操作が
発生することがないという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる印刷システムの
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2実施形態にかかる印刷システムの
構成を示すブロック図である。
【図3】従来の印刷システムの構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 編集装置 2 RIP(Raster Image Processor) 3 面付けシステム 4 色調管理装置 5 データベース 6 印刷原稿 6a カラーコントロールバー 7 印刷物 7a カラーコントロールバー 10 機上製版印刷機 11 機上製版装置 12 印刷機本体 13 プリプロセッサ 14,21 印刷画像データ 14a,21a カラーコントロールバー 20 画像処理装置 22 製版装置 23 刷版 23a カラーコントロールバー 24 印刷機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/60 H04N 1/46 Z 5C079 // B41J 2/525 B41J 3/00 B Fターム(参考) 2C250 EB45 2C262 AA29 AB11 BC19 EA08 FA13 2H084 AE05 AE07 5B057 AA11 BA02 BA24 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC03 CE17 CH07 DA17 DB02 DB06 DB09 DC25 DC33 DC36 5C077 LL19 MP08 PP37 PP47 PQ12 PQ23 SS02 TT08 5C079 LB02 MA05 MA11 NA03 PA03 PA07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刷版を用いて印刷を行う印刷機と、 上記印刷機のプロファイルデータに基づき標準形式の印
    刷原稿データから印刷用の画像データを作成する印刷用
    画像データ作成手段と、 上記印刷用画像データに対し所定の有色領域を設定する
    領域設定手段と、 上記有色領域が設定された印刷用画像データに基づき上
    記刷版を作製する製版手段と、 上記印刷機による印刷画像上に表れる上記有色領域の色
    特性を計測する計測手段と、 上記計測手段により計測された上記有色領域の色特性に
    基づき上記プロファイルデータを作成するプロファイル
    データ作成手段とを備えたことを特徴とする、印刷シス
    テム。
  2. 【請求項2】 上記製版手段が上記印刷機に一体的に設
    けられたことを特徴とする、請求項1記載の印刷システ
    ム。
  3. 【請求項3】 上記印刷用画像データ作成手段は、上記
    プロファイルデータに基づき標準形式の印刷原稿データ
    から印刷用の画像データを作成するに際し、上記有色領
    域のみプロファイルの適用を除外することを特徴とする
    請求項1又は2記載の印刷システム。
  4. 【請求項4】 上流の印刷用画像データ作成装置から印
    刷用画像データを受信する受信手段と、 上記印刷用画像データに対し所定の有色領域を設定する
    領域設定手段と、 上記有色領域が設定された印刷用画像データに基づき機
    上で刷版を作製する機上製版装置と、 上記刷版を用いて印刷を行う印刷機本体とを備えたこと
    を特徴とする、機上製版印刷機。
  5. 【請求項5】 上記印刷機本体で印刷された印刷シート
    上における所定有色領域の色特性を計測し、計測した上
    記所定有色領域の色特性に基づき上記印刷機本体のプロ
    ファイルデータを作成し、作成した上記プロファイルデ
    ータを上記印刷用画像データ作成装置に送信する色調管
    理装置を備えたことを特徴とする、請求項4記載の機上
    製版印刷機。
JP2001316570A 2001-10-15 2001-10-15 印刷システム及び機上製版印刷機 Withdrawn JP2003118066A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104139607A (zh) * 2014-08-04 2014-11-12 星光印刷(苏州)有限公司 一种色彩管理和印刷机校正方法

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