JP2003115335A - 接続配線固定部の絶縁構造及びこれを利用した空気調和機 - Google Patents
接続配線固定部の絶縁構造及びこれを利用した空気調和機Info
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- JP2003115335A JP2003115335A JP2001305950A JP2001305950A JP2003115335A JP 2003115335 A JP2003115335 A JP 2003115335A JP 2001305950 A JP2001305950 A JP 2001305950A JP 2001305950 A JP2001305950 A JP 2001305950A JP 2003115335 A JP2003115335 A JP 2003115335A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】分離型空気調和機などの電気機器の接続配線固
定部において、電気絶縁性を向上させる。 【解決手段】接続配線7と取付アングル2との間を電気
的に絶縁する第1の絶縁シート9や、端子板3の操作部
近傍の端子板金属露出部を覆う第2の絶縁シート10
や、接続配線7とコード押え4との間を電気的に絶縁す
る第3の絶縁シート11を設け、配線接続作業の欠陥及
び使用接続配線サイズにとらわれず、接続配線固定部の
二重絶縁性を向上させる。
定部において、電気絶縁性を向上させる。 【解決手段】接続配線7と取付アングル2との間を電気
的に絶縁する第1の絶縁シート9や、端子板3の操作部
近傍の端子板金属露出部を覆う第2の絶縁シート10
や、接続配線7とコード押え4との間を電気的に絶縁す
る第3の絶縁シート11を設け、配線接続作業の欠陥及
び使用接続配線サイズにとらわれず、接続配線固定部の
二重絶縁性を向上させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分離型空気調和機
等の電気機器における接続配線固定部の絶縁構造に関す
るものである。
等の電気機器における接続配線固定部の絶縁構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の接続配線固定部は図6に
示すような構成となっている。図6は従来の分離型空気
調和機の接続配線固定部の構成を示す斜視図である。図
6において、接続配線固定部は、電装ボックス1、アン
グル2、端子板3、コード押え4、操作部5、ラベル
6、接続配線7、及びネジ8から構成部品が成り立って
いる。
示すような構成となっている。図6は従来の分離型空気
調和機の接続配線固定部の構成を示す斜視図である。図
6において、接続配線固定部は、電装ボックス1、アン
グル2、端子板3、コード押え4、操作部5、ラベル
6、接続配線7、及びネジ8から構成部品が成り立って
いる。
【0003】その接続配線の固定方法は、まず、アング
ル2にコード押え4を用いて接続配線7を押え込む。次
いで、コード押え4をネジ8にてアングル2に固定し、
接続配線7が抜けないようにする。
ル2にコード押え4を用いて接続配線7を押え込む。次
いで、コード押え4をネジ8にてアングル2に固定し、
接続配線7が抜けないようにする。
【0004】しかし、アングル2及びコード押え4が共
に金属製であるため、接続配線7の加工作業及び使用接
続配線のサイズによっては、接続配線固定部が二重絶縁
構造でなくなる可能性があり、安全性に問題がある。
に金属製であるため、接続配線7の加工作業及び使用接
続配線のサイズによっては、接続配線固定部が二重絶縁
構造でなくなる可能性があり、安全性に問題がある。
【0005】また、アングルの表面に貼り付けられたラ
ベル6は、接続配線7に接触し、その印刷内容が傷付く
可能性がある。併せて、端子板3付近にある操作部5を
操作中に、作業者が端子板3の金属露出部に接触する可
能性もある。
ベル6は、接続配線7に接触し、その印刷内容が傷付く
可能性がある。併せて、端子板3付近にある操作部5を
操作中に、作業者が端子板3の金属露出部に接触する可
能性もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
課題を解決するためになされたもので、接続配線固定部
に絶縁シートを取付けることにより、配線接続作業の欠
陥、及び使用接続配線サイズにとらわれず、接続配線固
定部の二重絶縁性を向上させるようにした絶縁構造、及
びこれを採用した空気調和機を提供することを目的とし
ている。
課題を解決するためになされたもので、接続配線固定部
に絶縁シートを取付けることにより、配線接続作業の欠
陥、及び使用接続配線サイズにとらわれず、接続配線固
定部の二重絶縁性を向上させるようにした絶縁構造、及
びこれを採用した空気調和機を提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明においては、取付アングルに端子板が固定さ
れ、接続配線が前記端子板の端子に接続されると共に接
続配線がコード押えにより前記取付アングルに固定され
た接続配線固定部において、前記接続配線と取付アング
ルとの間に両者間を電気的に絶縁する第1の絶縁シート
が介在されたことを特徴とする接続配線固定部の絶縁構
造を提供するものである。これにより、取付アングルと
接続配線との間の電気的絶縁が確保できる。
め、本発明においては、取付アングルに端子板が固定さ
れ、接続配線が前記端子板の端子に接続されると共に接
続配線がコード押えにより前記取付アングルに固定され
た接続配線固定部において、前記接続配線と取付アング
ルとの間に両者間を電気的に絶縁する第1の絶縁シート
が介在されたことを特徴とする接続配線固定部の絶縁構
造を提供するものである。これにより、取付アングルと
接続配線との間の電気的絶縁が確保できる。
【0008】また、端子板の近傍に操作部が配置されて
いる場合には、操作部近傍の端子板金属露出部を覆う第
2の絶縁シートを設ければよい。すなわち、本発明に係
る絶縁構造として、取付アングルに端子板が固定され、
接続配線が前記端子板の端子に接続されると共に接続配
線がコード押えにより前記取付アングルに固定された接
続配線固定部において、前記端子板のうち少なくとも操
作部近傍の金属露出部を覆う第2の絶縁シートが設けら
れたことを特徴とする接続配線固定部の絶縁構造も提供
することができる。この構成によると、端子板付近にあ
る操作部を操作中に、作業者が端子板金属露出部に接触
するのを防止でき、据付工事やメンテナンスサービス時
の安全性を向上させることができる。
いる場合には、操作部近傍の端子板金属露出部を覆う第
2の絶縁シートを設ければよい。すなわち、本発明に係
る絶縁構造として、取付アングルに端子板が固定され、
接続配線が前記端子板の端子に接続されると共に接続配
線がコード押えにより前記取付アングルに固定された接
続配線固定部において、前記端子板のうち少なくとも操
作部近傍の金属露出部を覆う第2の絶縁シートが設けら
れたことを特徴とする接続配線固定部の絶縁構造も提供
することができる。この構成によると、端子板付近にあ
る操作部を操作中に、作業者が端子板金属露出部に接触
するのを防止でき、据付工事やメンテナンスサービス時
の安全性を向上させることができる。
【0009】この第2の絶縁シートは第1の絶縁シート
と別体に設けてもよいが、両者を一体化すれば、前述の
各絶縁シートの固定作業も容易に行える。すなわち、本
発明に係る絶縁構造として、第2の絶縁シートは、前記
第1の絶縁シートと一体化したことを特徴とする絶縁構
造も提供することができる。
と別体に設けてもよいが、両者を一体化すれば、前述の
各絶縁シートの固定作業も容易に行える。すなわち、本
発明に係る絶縁構造として、第2の絶縁シートは、前記
第1の絶縁シートと一体化したことを特徴とする絶縁構
造も提供することができる。
【0010】また、前記アングルに表示部が設けられ、
前記第1の絶縁シートは前記表示部を透視可能に構成さ
れると共に前記表示部を覆うように被装されたことを特
徴とする絶縁構造も提供することができる。この構成に
よると、表示部の表示面の傷付きを防止でき、表示内容
を保護することができる。
前記第1の絶縁シートは前記表示部を透視可能に構成さ
れると共に前記表示部を覆うように被装されたことを特
徴とする絶縁構造も提供することができる。この構成に
よると、表示部の表示面の傷付きを防止でき、表示内容
を保護することができる。
【0011】この表示部としてはラベルや名版が例示で
きる。また、透視可能な第1の絶縁シートとしては、透
明色または乳白色の透光性合成樹脂シート、例えば、F
RPなどに比べて水分透過がなく、また、PBTに比べ
て耐熱性にも優れたPETフィルム(Polyethylene Te
rephthalate Film)が好適に使用できる。
きる。また、透視可能な第1の絶縁シートとしては、透
明色または乳白色の透光性合成樹脂シート、例えば、F
RPなどに比べて水分透過がなく、また、PBTに比べ
て耐熱性にも優れたPETフィルム(Polyethylene Te
rephthalate Film)が好適に使用できる。
【0012】また、第1の絶縁シートは、端子板及びコ
ード押えと共にネジを用いて前記アングルに共締めされ
たことを特徴とする接続配線固定部の絶縁構造も提供す
ることができる。この構成によると、接着剤を使用しな
いで絶縁シートを容易に組み付けることができる。
ード押えと共にネジを用いて前記アングルに共締めされ
たことを特徴とする接続配線固定部の絶縁構造も提供す
ることができる。この構成によると、接着剤を使用しな
いで絶縁シートを容易に組み付けることができる。
【0013】また、本発明に係る接続配線固定部の絶縁
構造として、取付アングルに端子板が固定され、接続配
線が前記端子板の端子に接続されると共に接続配線がコ
ード押えにより前記取付アングルに固定された接続配線
固定構造において、前記接続配線とコード押えとの間に
両者間を電気的に絶縁する第3の絶縁シートが介在され
たことを特徴とする絶縁構造も提供することができる。
この構成によると、接続配線とコード押えとの間の絶縁
も可能となる。
構造として、取付アングルに端子板が固定され、接続配
線が前記端子板の端子に接続されると共に接続配線がコ
ード押えにより前記取付アングルに固定された接続配線
固定構造において、前記接続配線とコード押えとの間に
両者間を電気的に絶縁する第3の絶縁シートが介在され
たことを特徴とする絶縁構造も提供することができる。
この構成によると、接続配線とコード押えとの間の絶縁
も可能となる。
【0014】この第3の絶縁シートのコード押えへの組
み込みは、通常、接着剤で接合されるが、これと組合わ
せて、あるいは単独で第3の絶縁シートに係止爪を設け
ておけば、接着面に劣化が起きても係止爪により絶縁シ
ートの脱落を防止できる。すなわち、本発明では、前記
第3の絶縁シートにコード押えの端縁に係止可能な係止
爪が形成されたことを特徴とする絶縁構造も提供するこ
とができる。
み込みは、通常、接着剤で接合されるが、これと組合わ
せて、あるいは単独で第3の絶縁シートに係止爪を設け
ておけば、接着面に劣化が起きても係止爪により絶縁シ
ートの脱落を防止できる。すなわち、本発明では、前記
第3の絶縁シートにコード押えの端縁に係止可能な係止
爪が形成されたことを特徴とする絶縁構造も提供するこ
とができる。
【0015】上記のような接続配線固定部の絶縁構造
は、各種電気機器の接続配線固定部に採用できるが、特
に、分離型空気調和機の室外機側の接続配線固定部な
ど、空気調和機の接続配線固定部に採用するのが好適で
ある。すなわち、本発明は、上記いずれかの接続配線固
定部の絶縁構造を備えたことを特徴とする空気調和機を
提供することができる。
は、各種電気機器の接続配線固定部に採用できるが、特
に、分離型空気調和機の室外機側の接続配線固定部な
ど、空気調和機の接続配線固定部に採用するのが好適で
ある。すなわち、本発明は、上記いずれかの接続配線固
定部の絶縁構造を備えたことを特徴とする空気調和機を
提供することができる。
【0016】このような電気機器の接続配線固定部にお
いて、配線接続作業の欠陥及び使用接続配線サイズにと
らわれず、接続配線固定部の二重絶縁性を向上させた接
続配線固定を行うことができる。
いて、配線接続作業の欠陥及び使用接続配線サイズにと
らわれず、接続配線固定部の二重絶縁性を向上させた接
続配線固定を行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る接続配線固定
部の絶縁構造を示す実施形態を図面を参照しながら説明
する。なお、図1〜図5並びに以下の説明において、図
6に示す従来の接続配線固定部における構成部品と同一
機能部品は同一符号を付して説明する。
部の絶縁構造を示す実施形態を図面を参照しながら説明
する。なお、図1〜図5並びに以下の説明において、図
6に示す従来の接続配線固定部における構成部品と同一
機能部品は同一符号を付して説明する。
【0018】図示のごとく、本実施形態における接続配
線固定部は、例えば分離型空気調和機における室外機の
電装ボックス1と、この電装ボックス1の側面に取り付
けられるアングル2と、このアングル2に取り付けられ
る端子板3と、接続配線7をアングルに固定するコード
押え4と、端子板3の近傍に配置された操作部5と、ア
ングル2の表面に貼り付けられた表示部としてのラベル
6と、端子板3に接続する接続配線7と、コード押え4
をアングル2に固定するためのネジ8と、後述する3つ
の絶縁シート9,10,11とから構成されている。
線固定部は、例えば分離型空気調和機における室外機の
電装ボックス1と、この電装ボックス1の側面に取り付
けられるアングル2と、このアングル2に取り付けられ
る端子板3と、接続配線7をアングルに固定するコード
押え4と、端子板3の近傍に配置された操作部5と、ア
ングル2の表面に貼り付けられた表示部としてのラベル
6と、端子板3に接続する接続配線7と、コード押え4
をアングル2に固定するためのネジ8と、後述する3つ
の絶縁シート9,10,11とから構成されている。
【0019】アングル2は、金属板材のプレス成形品で
あって、その周縁がネジ12により電装ボックス1の外
側壁に固定されている。このアングル2の下部には表面
に印刷されたラベル6が貼り付けられている。また、ア
ングル2の所定位置にはネジ穴13及びコード押え4の
端部を係合する係合穴14が形成されている。
あって、その周縁がネジ12により電装ボックス1の外
側壁に固定されている。このアングル2の下部には表面
に印刷されたラベル6が貼り付けられている。また、ア
ングル2の所定位置にはネジ穴13及びコード押え4の
端部を係合する係合穴14が形成されている。
【0020】端子板3は、硬質合成樹脂製の箱型部材で
あって、表面には複数の金属製端子3aが露出され、各
端子3aは仕切壁3bによって仕切られている。この端
子板3はネジ8によりアングル2の上部に固定されるよ
うになっている。
あって、表面には複数の金属製端子3aが露出され、各
端子3aは仕切壁3bによって仕切られている。この端
子板3はネジ8によりアングル2の上部に固定されるよ
うになっている。
【0021】コード押え4は、図3に示すように、接続
配線7をアングル2に固定するべく、金属板材を弓状に
プレス成形したものであって、その上下端縁には外側に
向かって補強リブ15が折曲形成され、片側端部4aは
アングル2の係合穴14に係合可能に折曲され、他端部
にはネジ固定するためのネジ穴16が形成されている。
配線7をアングル2に固定するべく、金属板材を弓状に
プレス成形したものであって、その上下端縁には外側に
向かって補強リブ15が折曲形成され、片側端部4aは
アングル2の係合穴14に係合可能に折曲され、他端部
にはネジ固定するためのネジ穴16が形成されている。
【0022】操作部5は、金属板材をプレス成形品した
取付板17の裏面に基板18が固定されてなるものであ
って、端子板3の一側近傍において電装ボックス1近傍
の側壁に取り付けられるようになっている。
取付板17の裏面に基板18が固定されてなるものであ
って、端子板3の一側近傍において電装ボックス1近傍
の側壁に取り付けられるようになっている。
【0023】接続配線7は、絶縁被覆コードの先端を剥
き出して端子板3の端子3aと接続するもので、接続配
線7の周囲をコード押え4で囲み押さえ込まれて、ネジ
8にて固定することでアングル2から抜けないようにさ
れる。
き出して端子板3の端子3aと接続するもので、接続配
線7の周囲をコード押え4で囲み押さえ込まれて、ネジ
8にて固定することでアングル2から抜けないようにさ
れる。
【0024】この接続配線7と取付アングル2との間に
は両者間を電気的に絶縁する第1の絶縁シート9が介在
されている。この第1の絶縁シート9は、ラベル6を透
視可能な透明色または乳白色の透光性合成樹脂シート、
例えば、耐熱性にも優れたPETフィルムを素材とし
て、アングル2のほぼ全面を覆う大きさに設定されてい
る。この第1の絶縁シート9には、ネジ穴9aやコード
押え4の端部を貫通させる穴9bが形成されている。
は両者間を電気的に絶縁する第1の絶縁シート9が介在
されている。この第1の絶縁シート9は、ラベル6を透
視可能な透明色または乳白色の透光性合成樹脂シート、
例えば、耐熱性にも優れたPETフィルムを素材とし
て、アングル2のほぼ全面を覆う大きさに設定されてい
る。この第1の絶縁シート9には、ネジ穴9aやコード
押え4の端部を貫通させる穴9bが形成されている。
【0025】第1の絶縁シート9の操作部5側には、端
子板3のうち操作部5に近傍する金属露出部3aの前面
を覆うようにコ字状に折曲形成された第2の絶縁シート
10が一体的に設けられている。
子板3のうち操作部5に近傍する金属露出部3aの前面
を覆うようにコ字状に折曲形成された第2の絶縁シート
10が一体的に設けられている。
【0026】そして、第2の絶縁シート10を一体化し
た第1の絶縁シート9は、端子板3及びコード押え4と
共にネジ8を用いてアングル2に共締めされている。
た第1の絶縁シート9は、端子板3及びコード押え4と
共にネジ8を用いてアングル2に共締めされている。
【0027】また、接続配線7とコード押え4との間に
は両者間を電気的に絶縁する第3の絶縁シート11が介
在されている。この第3の絶縁シート11は、第1の絶
縁シートと同様に透視可能な透明色または乳白色のPE
Tフィルムを素材として、コード押え4の内側に沿うよ
うコ字状に折曲形成されると共にその上下端にコード押
え4のリブ15に係止可能な係止爪19が折曲形成され
ている。また、第3の絶縁シート11は、コード押え4
の内側と対向する面に接着層20が形成され、この接着
層20には離型紙21が貼付けられている。
は両者間を電気的に絶縁する第3の絶縁シート11が介
在されている。この第3の絶縁シート11は、第1の絶
縁シートと同様に透視可能な透明色または乳白色のPE
Tフィルムを素材として、コード押え4の内側に沿うよ
うコ字状に折曲形成されると共にその上下端にコード押
え4のリブ15に係止可能な係止爪19が折曲形成され
ている。また、第3の絶縁シート11は、コード押え4
の内側と対向する面に接着層20が形成され、この接着
層20には離型紙21が貼付けられている。
【0028】上記構成において、アングル2、コード押
え4及び接続配線7の接触面は、第1の絶縁シート9及
び第3の絶縁シート11により絶縁され、配線接続作業
の欠陥及び使用接続配線サイズにとらわれず、接続配線
固定部の二重絶縁性を向上させた接続配線固定を行うこ
とができる。
え4及び接続配線7の接触面は、第1の絶縁シート9及
び第3の絶縁シート11により絶縁され、配線接続作業
の欠陥及び使用接続配線サイズにとらわれず、接続配線
固定部の二重絶縁性を向上させた接続配線固定を行うこ
とができる。
【0029】また、第1の絶縁シート9の操作部5側の
端部には第2の絶縁シート10があるので、操作部5と
その近傍に露出する端子板3側の金属露出部3aがカバ
ーされ、操作部5を操作中に作業者が金属露出部3aと
接触するのを防止でき、据付工事及びサービス時の安全
性を向上することができる。
端部には第2の絶縁シート10があるので、操作部5と
その近傍に露出する端子板3側の金属露出部3aがカバ
ーされ、操作部5を操作中に作業者が金属露出部3aと
接触するのを防止でき、据付工事及びサービス時の安全
性を向上することができる。
【0030】さらに、第1の絶縁シート9は透視可能な
素材とされているので、アングル2の表面に貼り付けら
れたラベル6のコーティングも兼ねることになり、ラベ
ル6の印刷内容の傷付きを防止することができる。ま
た、第1の絶縁シート9は、接着剤を用いずに、端子板
3及びコード押え4と共にネジ8にてアングル2に共締
めしているので、その組立性も容易になる。
素材とされているので、アングル2の表面に貼り付けら
れたラベル6のコーティングも兼ねることになり、ラベ
ル6の印刷内容の傷付きを防止することができる。ま
た、第1の絶縁シート9は、接着剤を用いずに、端子板
3及びコード押え4と共にネジ8にてアングル2に共締
めしているので、その組立性も容易になる。
【0031】さらに、第3の絶縁シート11は、その上
下縁にある係止爪19がコード押え4のリブ14に係止
されるので、第3の絶縁シート11の接着面が劣化して
も係止爪19がコード押え4のリブ15に引掛かった状
態を維持し、第3の絶縁シート11の脱落を防止するこ
とができる。
下縁にある係止爪19がコード押え4のリブ14に係止
されるので、第3の絶縁シート11の接着面が劣化して
も係止爪19がコード押え4のリブ15に引掛かった状
態を維持し、第3の絶縁シート11の脱落を防止するこ
とができる。
【0032】なお、本発明の上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で多くの修正・変更を加
えることができるのは勿論である。例えば、上記実施形
態では、第1の絶縁シートと第2の絶縁シートとを一体
化したものを例示したが、これを別体化したものを採用
しネジ8にてアングル2に共締めする構成を採用しても
よい。
ものではなく、本発明の範囲内で多くの修正・変更を加
えることができるのは勿論である。例えば、上記実施形
態では、第1の絶縁シートと第2の絶縁シートとを一体
化したものを例示したが、これを別体化したものを採用
しネジ8にてアングル2に共締めする構成を採用しても
よい。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、接続配線固定部において、接続配線と取付ア
ングルとの間を電気的に絶縁する第1の絶縁シートや、
端子板のうち操作部近傍の端子板金属露出部を覆う第2
の絶縁シートや、接続配線とコード押えとの間を電気的
に絶縁する第3の絶縁シートを設けているので、配線接
続作業の欠陥及び使用接続配線サイズにとらわれず、接
続配線固定部の二重絶縁性を向上させることができる。
によれば、接続配線固定部において、接続配線と取付ア
ングルとの間を電気的に絶縁する第1の絶縁シートや、
端子板のうち操作部近傍の端子板金属露出部を覆う第2
の絶縁シートや、接続配線とコード押えとの間を電気的
に絶縁する第3の絶縁シートを設けているので、配線接
続作業の欠陥及び使用接続配線サイズにとらわれず、接
続配線固定部の二重絶縁性を向上させることができる。
【図1】本発明に係る電気機器の接続配線固定部の実施
形態を示す斜視図
形態を示す斜視図
【図2】図1の分解斜視図
【図3】接続配線のコード押えと第3の絶縁シートの関
係を示す斜視図
係を示す斜視図
【図4】図3の平面図
【図5】図3の正面図
【図6】従来の接続配線固定部を示す斜視図
1 電装ボックス
2 アングル
3 端子板
4 コード押え
5 操作部
6 ラベル(表示部)
7 接続配線
8 ネジ
9 第1の絶縁シート
10 第2の絶縁シート
11 第3の絶縁シート
Claims (8)
- 【請求項1】取付アングルに端子板が固定され、接続配
線が前記端子板の端子に接続されると共に接続配線がコ
ード押えにより前記取付アングルに固定された接続配線
固定部において、前記接続配線と取付アングルとの間に
両者間を電気的に絶縁する第1の絶縁シートが介在され
たことを特徴とする接続配線固定部の絶縁構造。 - 【請求項2】取付アングルに端子板が固定され、接続配
線が前記端子板の端子に接続されると共に接続配線がコ
ード押えにより前記取付アングルに固定された接続配線
固定部において、前記端子板のうち少なくとも操作部に
近傍する端子板金属露出部を覆う第2の絶縁シートが設
けられたことを特徴とする接続配線固定部の絶縁構造。 - 【請求項3】前記第2の絶縁シートは、請求項1記載の
第1の絶縁シートと一体化されたことを特徴とする請求
項2記載の接続配線固定部の絶縁構造。 - 【請求項4】前記アングルに表示部が設けられ、前記第
1の絶縁シートは前記表示部を透視可能に構成されると
共に前記表示部を覆うように被装されたことを特徴とす
る請求項1記載の接続配線固定部の絶縁構造。 - 【請求項5】前記第1の絶縁シートは、前記端子板及び
コード押えと共にネジを用いて前記アングルに共締めさ
れたことを特徴とする請求項1記載の接続配線固定部の
絶縁構造。 - 【請求項6】取付アングルに端子板が固定され、接続配
線が前記端子板の端子に接続されると共に接続配線がコ
ード押えにより前記取付アングルに固定された接続配線
固定構造において、前記接続配線とコード押えとの間に
両者間を電気的に絶縁する第3の絶縁シートが介在され
たことを特徴とする接続配線固定部の絶縁構造。 - 【請求項7】前記第3の絶縁シートにコード押えの端縁
に係止可能な係止爪が形成されたことを特徴とする請求
項6記載の接続配線固定部の絶縁構造。 - 【請求項8】請求項1〜7のいずれかに記載の接続配線
固定部の絶縁構造を備えたことを特徴とする空気調和
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001305950A JP2003115335A (ja) | 2001-10-02 | 2001-10-02 | 接続配線固定部の絶縁構造及びこれを利用した空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001305950A JP2003115335A (ja) | 2001-10-02 | 2001-10-02 | 接続配線固定部の絶縁構造及びこれを利用した空気調和機 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003115335A true JP2003115335A (ja) | 2003-04-18 |
Family
ID=19125662
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001305950A Pending JP2003115335A (ja) | 2001-10-02 | 2001-10-02 | 接続配線固定部の絶縁構造及びこれを利用した空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003115335A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010144944A (ja) * | 2008-12-16 | 2010-07-01 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和機の室外機及びこれを備えた空気調和機 |
JP2012238612A (ja) * | 2012-08-08 | 2012-12-06 | Japan Aviation Electronics Industry Ltd | コネクタ |
CN103363652A (zh) * | 2012-03-30 | 2013-10-23 | 珠海格力电器股份有限公司 | 底盘结构及包括该底盘结构的立柜式空调 |
US10852012B2 (en) | 2016-12-16 | 2020-12-01 | Mitsubishi Electric Corporation | Outdoor unit of air-conditioning apparatus |
-
2001
- 2001-10-02 JP JP2001305950A patent/JP2003115335A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103363652A (zh) * | 2012-03-30 | 2013-10-23 | 珠海格力电器股份有限公司 | 底盘结构及包括该底盘结构的立柜式空调 |
JP2012238612A (ja) * | 2012-08-08 | 2012-12-06 | Japan Aviation Electronics Industry Ltd | コネクタ |
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