JP2003115119A - 光ディスク再生装置およびミラー面検出方法 - Google Patents

光ディスク再生装置およびミラー面検出方法

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JP2003115119A JP2001305335A JP2001305335A JP2003115119A JP 2003115119 A JP2003115119 A JP 2003115119A JP 2001305335 A JP2001305335 A JP 2001305335A JP 2001305335 A JP2001305335 A JP 2001305335A JP 2003115119 A JP2003115119 A JP 2003115119A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミラー面の検出を簡単かつ迅速に行うことが
出来る、光ディスク再生装置およびミラー面検出方法を
提供することにある。 【解決手段】 光ディスク再生装置1は、光ディスク1
に読取光を照射し、読取光の反射光を受光してRF信号
を出力する光ピックアップ2と、RF信号に基づいてミ
ラー面およびフォーカスエラーを検出するミラー面・フ
ォーカスOK検出部4等を備えている。ミラー面・フォ
ーカスOK検出部4は、RF信号の振幅が予め設定され
た幅以下であるか否かを検出する振幅検波回路22と、
RF信号のピークレベルが予め設定されたレベル以上で
あるか否かを検出するレベル検波回路23とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク再生装
置およびミラー面検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクに記憶されたデータを再生す
る光ディスク再生装置は、光ピックアップから発せられ
るレーザ光(読取光)を光ディスクの記録済み記録膜に
対物レンズで合焦させ、その反射光(戻り光)を光検出
器で電気信号に変換し、信号を読み取ることにより再生
する。光ディスクと対物レンズとの間には、外部から与
えられる振動や衝撃、また成形時に生じる光ディスクの
歪み等のために面揺れが生じる場合があるので、対物レ
ンズを動かして合焦を維持する必要がある。このため、
光ディスク再生装置内には、対物レンズのフォーカスが
合っているか否かを検出する検出手段が設けられてい
る。この検出手段は、フォーカスが合っている場合に
は、例えばフォーカスOK信号をHとし、所定範囲を越
えて焦点がずれたことを検出した場合にはフォーカスO
K信号をLとし、この信号を所定の制御手段にフィード
バックする。制御手段はフィードバックされた情報を基
にフォーカスずれを補正する。検出手段としては、例え
ば、振幅検波(AC検波)によるものとレベル検波(D
C検波)によるものがあり、どちらか一方の方式を用い
ている。AC検波とは、光ピックアップから発せられた
RF(Radio Frequency)信号から得られるピーク値と
ボトム値を用いた振幅検波であり、DC検波とはピーク
値のみを用いたレベル検波である。
【0003】通常、光ディスクには内周および外周にデ
ータの無いミラー面(鏡面)が存在する。再生時には意
図的な動作をさせない限り、光ピックアップから照射さ
れる読取光がミラー面に入ることは無いが、何らかの要
因によって光ピックアップが滑り、読取光がミラー面に
入ってしまうことがある。このような場合には、例えば
AC検波におけるフォーカスOK信号がL(振幅が小さ
いことを示す)となる判断を用いたり、読み出している
アドレスデータの連続性の有無の判断などのプロテクシ
ョンを用いてリトライを行い、読取光をプログラムエリ
アへ戻すなどのリカバリー処理が行われる。これらのリ
カバリー処理は、一般的な不具合(何らかの要因でフォ
ーカスが落ちる、アドレスが読めない等)が発生した場
合のリカバリー動作であり、ミラー面に読取光が突入し
たとき専用のリカバリー動作ではない。
【0004】ところで、再生専用の光ディスク再生装置
において、複数のセッション書き込みによりデータの追
記が可能であるマルチセッションディスク(マルチセッ
ションで記録されたCD−R若しくはCD−RW等)を
再生する場合、まず始めにマルチセッションチェックを
行う必要がある。つまり、マルチセッションディスクの
記録構造を知るために、セッション毎のセッションチェ
ックを行う。最終セッションでは光ピックアップから発
せられる読取光を、リードアウトエリアを飛び越えて外
周ミラー面へ意図的に入れることにより、最終セッショ
ンであることを判断する。ミラー面へ読取光を入れるに
はミラー面を検出する必要があるため、様々な情報を元
にしてミラー面であることを検出している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フォーカス
が合っているかどうかを判断する為のフォーカスOK信
号を用いてミラー面判断を行った場合は、DC検波信号
では再生時にプログラムエリアとミラー面は共に検波信
号がOFF(ピーク値が低いことを示す)にならないた
め、プログラムエリアとミラー面のどちらなのかを判断
することができなかった。また、AC検波信号の場合
は、再生時にプログラムエリアではON(振幅が大きい
ことを示す)、ミラー面ではOFF(振幅が小さいこと
を示す)となるが、例えば再生中に外部から与えられた
振動やショックによるフォーカスエラー(フォーカスの
ずれ)でもOFFとなる。つまり、プログラムエリアか
否かを判断することはできるが、OFFとなる条件がミ
ラー面によるものなのか、ショックによるフォーカスエ
ラーなのかは区別できないため、AC検波信号を用いて
の正確なミラー面検出は行えなかった。つまり、ミラー
面であることを正確に判断できないことから、光ピック
アップの読取光がミラー面に突入した際には専用の適切
なリカバリー動作を行うことができず、一般的な不具合
が発生したときと同様のリカバリー動作を行っていた。
【0006】また、前述のようにマルチセッションチェ
ックの過程の中で最終セッションを検出する際には、ミ
ラー面判断が必要である。従来では、このミラー面判断
の際に、フォーカスエラー信号、サブコード情報チェッ
ク(データの連続性)、ディスク回転サーボのロック状
態、サーチプロテクションなど様々な情報を用いていた
ため、ソフトプログラム的にも複雑なシーケンスとな
り、判断に要する時間が長くなるという問題があった。
さらにミラー面判断に時間がかかると、再生動作を行っ
てから音出しまでの時間が非常に長くなるという問題が
あった。
【0007】本発明の課題は、ミラー面の検出を簡単か
つ迅速に行うことが可能な、光ディスク再生装置および
ミラー面検出方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、データが記憶された光デ
ィスクに読取光を照射し、光ディスクからの読取光の反
射光を受光して読取信号を出力する読取手段と、前記読
取信号に基づいてフォーカスエラーを検出するフォーカ
スエラー検出手段とを備えた光ディスク再生装置であっ
て、フォーカスエラー検出手段は、読取信号の振幅に基
づいてフォーカスエラーを検出する振幅検波回路と、読
取信号のピークのレベルに基づいてフォーカスエラーを
検出するレベル検波回路とを備え、フォーカスエラー検
出手段は、これら振幅検波回路の出力信号とレベル検波
回路の出力信号との両方の出力信号に基づいて、読取光
の照射位置が光ディスク上のミラー面となっているか否
かを検出することを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
光ディスク再生装置において、前記フォーカスエラー検
出手段は、前記振幅検波回路及び前記レベル検波回路か
らの出力に基づき、読取信号の振幅が予め設定された幅
以下であり、かつ、読取信号のピークレベルが予め設定
されたレベル以上である場合に、読取光の照射位置がミ
ラー面であると判断することを特徴とする。
【0010】請求項3に記載の発明は、データが記憶さ
れた光ディスクに読取光を照射し、光ディスクからの読
取光の反射光を受光して読取信号を出力する読取手段を
備えるとともに、マルチセッションディスクを再生可能
な光ディスク再生装置であって、読取光の照射位置が光
ディスクのミラー面となっていることを検出するミラー
面検出手段を備え、該ミラー面検出手段は、読取信号の
振幅が予め設定された幅以下であるか否かを検出する振
幅検波回路と、読取信号のピークレベルが予め設定され
たレベル以上であるか否かを検出するレベル検波回路と
を備え、ミラー面検出手段は、前記振幅検波回路及び前
記レベル検波回路からの出力に基づき、読取信号の振幅
が予め設定された幅以下であり、かつ、読取信号のピー
クレベルが予め設定されたレベル以上である場合に、読
取光の照射位置がミラー面であると判断することを特徴
とする。
【0011】請求項4に記載の発明は、データが記憶さ
れた光ディスクに読取光を照射し、光ディスクからの読
取光の反射光を受光して読取信号を出力する光ディスク
再生装置において、読取信号の照射位置が光ディスクの
ミラー面となっていることを検出するミラー面の検出方
法であって、前記読取信号の振幅が予め設定された幅以
下で、前記読取信号のピークレベルが予め設定されたレ
ベル以上である場合に、読取光が光ディスクのミラー面
に照射されているものとすることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
から図3に基づいて詳細に説明する。図1に示すように
本発明における光ディスク再生装置20は、光ディスク
1を回転駆動させるスピンドルモータ7、該スピンドル
モータ7の回転の制御を行うサーボ回路部9、光ディス
ク1にレーザ光(読取光)を照射する光ピックアップ2
(読取手段)、該光ピックアップを光ディスク1の径方
向に位置制御するスレッドモータ8、後述するRF信号
を増幅するRFアンプ3、該RF信号を用いてミラー面
およびフォーカスずれを検出するミラー面・フォーカス
OK検出部(フォーカスエラー検出手段)、増幅された
RF信号をデコード処理するデコーダ、光ディスク再生
装置20全体の制御装置として機能するCPU(Centra
l Processing Unit)10等から概略構成される。光ピ
ックアップ2は光ディスク1に読取光を照射した後、光
ディスク1からの反射光を受光し、その戻り光の光量や
状態に応じた光電変換を行い、種々の電気信号を発す
る。光ピックアップ2により発せられた電気信号のう
ち、主に光ディスク1の記録情報に応じた信号成分を有
するRF(Radio Frequency)信号は、RFアンプ3
と、ミラー面・フォーカスOK検出部4とに送出され
る。光ピックアップ2から送出されたRF信号はRFア
ンプ3によって増幅され、再生EFM信号としてデコー
ダ5に送出される。再生EFM信号を受けたデコーダ5
は、所定のデコード処理を施して再生信号として出力す
ると共に、CPU10にサブコード等のデータを送出す
る。
【0013】光ピックアップ2の近傍には、光ピックア
ップ2の位置をモニターする位置検出器11が設けられ
ており、光ピックアップ2が一定距離移動したときに出
力信号をCPU10に送出する。ミラー面・フォーカス
OK検出部4は、RF信号に基づいてフォーカスエラー
を検出し、フォーカスが所定範囲を越えてずれている場
合はエラー信号をサーボ回路部9に送出する。エラー信
号を受けたサーボ回路部9は、スピンドルモータ7、ス
レッドモータ8等を制御する。
【0014】図2は、上記ミラー面・フォーカスOK検
出部4の具体的な回路構成を示している。ミラー面・フ
ォーカスOK検出部4は、RF信号から得られるピーク
値とボトム値を両方用いる振幅検波(AC検波)回路2
2と、ピーク値のみを用いるレベル検波(DC検波)回
路23の両方を備えている。これらのAC検波回路2
2、DC検波回路23にはオペアンプ21、コンパレー
タ24、25が組み込まれており、RF信号からピーク
検波回路27およびボトム検波回路26を用いて取り出
されるピーク値とボトム値は、オペアンプ21、コンパ
レータ24、25の入力端子に入力され、ON/OFF
(H/L)信号として出力される。
【0015】以下、AC検波回路22とDC検波回路2
3を併用したミラー面・フォーカスOK検出部4によ
る、ミラー面およびフォーカスずれの検出方法について
説明する。まず、オペアンプ21、コンパレータ24等
を備えるAC検波回路22について説明する。オペアン
プ21は、RF信号からボトム検波回路26を用いて取
り出したボトム値と、ピーク検波回路27を用いて取り
出したピーク値との差(振幅)をとり、その値(差の電
位)をコンパレータ24に出力する。コンパレータ24
は、基準電位部28の予め設定されている所定基準電位
と、オペアンプ21から出力された差電位とを比較し、
基準電位よりも差電位のほうが大きい場合には信号Hを
出力し、AC検波信号がONとなる。基準電位よりも差
電位のほうが小さい場合には信号Lを出力し、AC検波
信号がOFFになる。次に、コンパレータ25等を備え
たDC検波回路について説明する。コンパレータ25
は、ピーク検波回路から出力されたRF信号のピーク値
(ピークの電位)と基準電位部29の予め設定されてい
る所定基準電位とを比較し、ピーク値のほうが大きい場
合には信号Hを出力し、DC検波信号がONとなる。小
さい場合には信号Lを出力し、DC検波信号がOFFと
なる。なお、基準電位は光ピックアップ2の特性や光デ
ィスク1の特性などに基づいて予め設定されている。
【0016】光ピックアップ2から照射された読取光が
プログラムエリアに入ったときは、RF信号の振幅は所
定の大きさであるため、図3(a)、(b)に示すよう
にAC検波信号、DC検波信号が共にONとなり、フォ
ーカスOK状態となる。読取光がミラー面に入った場合
は、ミラー面はピットが無く全反射つまり一様な反射率
であることからRF信号の振幅はノイズと同程度で小さ
くなり、AC検波信号がOFFとなる。また、反射率が
大きいことからピークの電位は高くなる為、DC検波信
号がONとなる。外部から与えられた振動やショック等
によりフォーカスがずれた場合には、RF信号の振幅は
小さく電位も低い為、AC検波信号、DC検波信号が共
にOFFとなり、フォーカスエラー状態となる。つま
り、上述のようにAC検波信号とDC検波信号を併用し
組み合わせることによってミラー面を正確に検出できる
ことから、フォーカスずれとミラー面を判別することが
できる。
【0017】次に、再生専用の光ディスクプレイヤーを
マルチセッションディスクに対応させる場合について説
明する。マルチセッションディスクとは、複数のセッシ
ョン書き込みによってデータが追記された例えばCD−
RもしくはCD−RWのことである。つまり、一番最初
のデータトラックからインデックスを記録し、新しいト
ラックのインデックスを順次取り込んでいく。そして新
たなトラックが追加される度に、この作業が繰り返され
る。従って、一番最後のトラックのインデックスにはそ
の光ディスクに含まれる全てのデータのリファレンスが
盛り込まれる形となる。また、これによりデータ書き込
み作業を幾つかの異なるセッションに分けて行っても、
あたかも一つのセッションで全てのデータを書き込んだ
ような形となる。
【0018】ここで、例えば下記のような条件で記録さ
れたマルチセッションディスクを光ディスクプレイヤー
で再生するとする。 条件1.クローズ処理されているが、追記可となってい
る。 条件2.光ディスクのPMA(Program Memory Area)
を読むことが出来ない。 なお、PMAとは、まだクローズしていないセッション
にトラックを書き込む際にTOC(Table of Content
s)情報を一時的に保存するエリアであり、TOC情報
とは、リードインエリアに含まれ、光ディスクの全ての
トラックのアドレスが書かれているものである。
【0019】上記条件で、マルチセッションディスクを
光ディスクプレイヤーで再生する場合、始めにマルチセ
ッションディスクの記録構造を知る為に、セッション毎
にセッションチェックを行う(マルチセッションチェッ
ク)。最終セッションでは、リードアウトエリアを飛び
越えて光ピックアップの読取光をミラー面へ入れること
により、最終セッションであることを判断する。この
際、前述の光ディスク再生装置20をマルチセッション
ディスク対応の光ディスクプレイヤーに応用すれば、ミ
ラー面・フォーカスOK検出部4をミラー面検出手段に
応用することが出来る。ミラー面検出手段の構成は、光
ディスク再生装置20のミラー面・フォーカスOK検出
部4と同様であり、RF信号から得られるピーク値とボ
トム値を用いるAC検波回路22と、ピーク値のみを用
いるDC検波回路23の両方を用いている(図2参
照)。すなわち、AC検波信号がOFF、DC検波信号
がONの場合がミラー面である。上記ミラー面検出手段
によりミラー面の検出が迅速に行われると、最終セッシ
ョンを容易に検出することが出来るので、マルチセッシ
ョンチェックにかかる時間が少なくて済む。特に、CD
−ROMフォーマットに、例えばMPEG(Moving Picture
coding Experts Group) Audio Layer3(通称MP
3)やその他オーディオ用の圧縮フォーマットで記録さ
れたCD−RまたはCD−RWを再生専用の光ディスク
再生装置で再生する場合、記録されたファイル情報を解
析する為に多くの時間を要するが、さらにその光ディス
クがマルチセッションディスクであると、通常は音出し
までに非常に多くの時間がかかる。しかし、上記ミラー
面検出方法によればミラー面を迅速に検出することがで
きるので、音出しまでの時間を短縮することができる。
【0020】上述した実施の形態によれば、光ディスク
再生装置20に設けられたミラー面・フォーカスOK検
出部4は、AC検波信号とDC検波信号を併用して、ミ
ラー面およびフォーカスエラーを検出することが出来
る。つまり、光ピックアップ2から照射された読取光が
プログラムエリアに入ったときは、AC検波信号、DC
検波信号が共にON、ミラー面に入ったときはAC検波
信号がOFF、DC検波信号がON、そして外部からの
ショック等によりフォーカスがずれた場合には、AC検
波信号、DC検波信号が共にOFFとなる。従って、フ
ォーカスエラーの要因が外部からのショックによるもの
なのか、読取光がミラー面に入ったからなのかを判別す
る事ができ、それぞれの状況に応じた処理を行うことが
出来る。
【0021】また、マルチセッションディスクを再生専
用の光ディスクプレイヤーで再生する場合には、まず始
めにマルチセッションチェックを行う必要があり、セッ
ション毎にセッションチェックを行う。最終セッション
では、そのセッションが最終であるということを判断す
る為にミラー面を検出する必要がある。従って、上述の
ようにAC検波信号とDC検波信号を組み合わせること
により、容易に、かつ迅速にミラー面を見つけることが
出来るので、マルチセッションチェックにかかる時間を
短縮できる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、ミラー面を検出するミ
ラー面検出手段およびフォーカスエラーを検出するフォ
ーカスエラー検出手段は、読取信号の振幅が予め設定さ
れた幅以下であるか否かを検出する振幅検波回路と、読
取信号のピークレベルが予め設定されたレベル以上であ
るか否かを検出するレベル検波回路の両方を用いて、ミ
ラー面を検出することが出来る。つまり、フォーカスエ
ラーが、ミラー面によるものなのか、外部から与えられ
た振動や衝撃によるものなのかを判別する事が出来るの
で、読取手段の読取光がミラー面に入った場合には、そ
の状況にあったリカバリー処理を行い、外部からのショ
ック等によりフォーカスがずれた場合にはその状況に最
適なリカバリー処理を行うことが出来る。
【0023】また、マルチセッションディスクを光ディ
スク再生装置で再生する場合、まず始めにマルチセッシ
ョンチェックを行う必要がある。このマルチセッション
チェックでは最終セッションを見つける必要があるが、
上述の方法と同様の方法を用いれば敏速にミラー面を検
出できる。つまり、最終セッションを容易に見つけるこ
とが可能であり、敏速かつ正確にマルチセッションチェ
ックを行うことが出来る。従って、再生動作を行ってか
ら実際に音が出るまでの時間を大幅に短縮することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク再生装置の概略構成を示す
ブロック図である。
【図2】AC検波回路およびDC検波回路を示す図であ
る。
【図3】(a)はDC検波信号のそれぞれの状況に応じ
たON/OFF状態を示す図であり、(b)はAC検波
信号のON/OFFを示す図である。
【符号の説明】
1 光ディスク 4 ミラー面・フォーカスOK検出部(フォーカス
エラー検出手段) 2 光ピックアップ(読取手段) 20 光ディスク再生装置 22 AC検波回路(振幅検波回路) 23 DC検波回路(レベル検波回路)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データが記憶された光ディスクに読取光を
    照射し、光ディスクからの読取光の反射光を受光して読
    取信号を出力する読取手段と、 前記読取信号に基づいてフォーカスエラーを検出するフ
    ォーカスエラー検出手段とを備えた光ディスク再生装置
    であって、 フォーカスエラー検出手段は、読取信号の振幅に基づい
    てフォーカスエラーを検出する振幅検波回路と、読取信
    号のピークのレベルに基づいてフォーカスエラーを検出
    するレベル検波回路とを備え、 フォーカスエラー検出手段は、これら振幅検波回路の出
    力信号とレベル検波回路の出力信号との両方の出力信号
    に基づいて、読取光の照射位置が光ディスク上のミラー
    面となっているか否かを検出することを特徴とする光デ
    ィスク再生装置。
  2. 【請求項2】前記フォーカスエラー検出手段は、前記振
    幅検波回路及び前記レベル検波回路からの出力に基づ
    き、読取信号の振幅が予め設定された幅以下であり、か
    つ、読取信号のピークレベルが予め設定されたレベル以
    上である場合に、読取光の照射位置がミラー面であると
    判断することを特徴とする請求項1記載の光ディスク再
    生装置。
  3. 【請求項3】データが記憶された光ディスクに読取光を
    照射し、光ディスクからの読取光の反射光を受光して読
    取信号を出力する読取手段を備えるとともに、マルチセ
    ッションディスクを再生可能な光ディスク再生装置であ
    って、 読取光の照射位置が光ディスクのミラー面となっている
    ことを検出するミラー面検出手段を備え、 該ミラー面検出手段は、読取信号の振幅が予め設定され
    た幅以下であるか否かを検出する振幅検波回路と、読取
    信号のピークレベルが予め設定されたレベル以上である
    か否かを検出するレベル検波回路とを備え、 ミラー面検出手段は、前記振幅検波回路及び前記レベル
    検波回路からの出力に基づき、読取信号の振幅が予め設
    定された幅以下であり、かつ、読取信号のピークレベル
    が予め設定されたレベル以上である場合に、読取光の照
    射位置がミラー面であると判断することを特徴とする光
    ディスク再生装置。
  4. 【請求項4】データが記憶された光ディスクに読取光を
    照射し、光ディスクからの読取光の反射光を受光して読
    取信号を出力する光ディスク再生装置において、読取信
    号の照射位置が光ディスクのミラー面となっていること
    を検出するミラー面の検出方法であって、 前記読取信号の振幅が予め設定された幅以下で、前記読
    取信号のピークレベルが予め設定されたレベル以上であ
    る場合に、読取光が光ディスクのミラー面に照射されて
    いるものとすることを特徴とするミラー面検出方法。
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