JP2003115091A - 監視装置、監視方法および状態変化検知装置 - Google Patents

監視装置、監視方法および状態変化検知装置

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JP2003115091A
JP2003115091A JP2001307991A JP2001307991A JP2003115091A JP 2003115091 A JP2003115091 A JP 2003115091A JP 2001307991 A JP2001307991 A JP 2001307991A JP 2001307991 A JP2001307991 A JP 2001307991A JP 2003115091 A JP2003115091 A JP 2003115091A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震による影響を受けて状態変化検知情報が
誤って監視センタに送信されることを防止することを課
題とする。 【解決手段】 各監視領域に設置された監視装置20
は、センサ類10が地震による影響を受けて誤って監視
領域内の状態変化を検知したか否かを判定し、誤って検
知された状態変化検知情報については監視センタ30に
送信しないよう制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、状態変化検知手
段により監視領域内の状態変化を検知して、当該監視領
域内の状態変化を検知した旨を示す状態変化検知情報を
当該監視領域を監視する監視センタにネットワークを介
して送信する監視装置および監視方法に関し、特に、地
震による影響を受けて状態変化検知情報が誤って監視セ
ンタに送信されることを防止することができる監視装置
および監視方法に関する。
【0002】また、この発明は、監視領域内の状態変化
を検知して、当該監視領域内の状態変化を検知した旨を
示す状態変化検知情報を外部装置に送信する状態変化検
知装置に関し、特に、地震による影響を受けて状態変化
検知情報が誤って監視センタに送信されることを防止す
ることができる状態変化検知装置に関する。
【0003】
【従来の技術】従来より、警備のエキスパートである警
備会社によって、警備依頼主である顧客の店舗、事務
所、テナントビル、マンション、住宅など、遠隔地の監
視領域におけるセキュリティを確保する監視システムが
知られている。
【0004】図5は、この従来技術に係る監視システム
の構成を示すブロック図である。同図に示すように、こ
の監視システムは、警備依頼主である顧客の監視領域
(A〜N)にそれぞれ設置された監視装置40と、かか
る監視領域から遠隔地にある警備会社の管理センタ30
とを、インターネットなどのネットワーク1を介して相
互に通信可能に接続して構成される。さらに、各監視装
置40には、侵入者を検知する侵入センサ、火災を検知
する火災センサ、ガス漏れを検知するガスセンサ、緊急
時に押下される非常ボタンなど、監視領域内の状態変化
を検知する各種のセンサ類10が接続される。
【0005】かかる監視システムにおいては、センサ類
10が監視領域内の状態変化を検知した場合に、監視装
置40は、侵入者検知信号、火災検知信号、ガス漏れ検
知信号、非常信号など、監視領域内の状態変化を検知し
た旨を示す状態変化検知情報を監視センタ30に送信す
る。そして、状態変化検知情報を受信した監視センタ3
0は、警備員を監視領域に急行させることによって、遠
隔地の監視領域におけるセキュリティを確保することと
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術は、地震による影響を受けて状態変化検知情報
が誤って監視センタ30に送信されることがあり、遠隔
地のセキュリティを確保するという監視センタ30の役
割を発揮することが困難になるという問題点があった。
【0007】すなわち、センサ類10においては、地震
による影響を受けて誤って監視領域内の状態変化を検知
する場合がある。例えば、窓枠に設置されて窓の動きに
反応して侵入者を検知する侵入センサは、地震による影
響を受けて窓が動いた場合には、侵入者検知信号を監視
装置40に送出してしまう。
【0008】ところが、センサ類10が地震による影響
を受けて誤って監視領域内の状態変化を検知した場合で
も、監視装置40は、地震による影響を感知しないた
め、状態変化検知情報を監視センタ30に送信すること
となる。すなわち、監視センタ30に対して誤報が送信
されてしまう。
【0009】このように、監視センタ30に対して誤報
が送信されると、監視センタ30の業務に支障を来たす
ところ、正規の状態変化検知情報(地震の影響を受けな
かった監視領域から監視センタ30に送信された状態変
化検知情報など)に対して迅速に対応することができ
ず、遠隔地のセキュリティを確保するという監視センタ
30の役割を発揮することが困難になる。
【0010】特に、地震のような不可避的な広域災害の
場合には、地震が発生した地域に属する複数の監視領域
から監視センタ30に対して一斉に誤報が送信されてし
まうと、監視センタ30に繋がるネットワーク1がパン
クするおそれがあるだけでなく、監視センタ30の業務
が実質的に停止されるおそれもあり、監視センタ30の
役割を発揮することがより一層困難になってしまう。
【0011】そこで、この発明は、上述した従来技術に
よる問題点を解消するためになされたものであり、地震
による影響を受けて状態変化検知情報が誤って監視セン
タに送信されることを防止することができる監視装置、
監視方法および状態変化検知装置を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1の発明に係る監視装置
は、状態変化検知手段により監視領域内の状態変化を検
知して、当該監視領域内の状態変化を検知した旨を示す
状態変化検知情報を当該監視領域を監視する監視センタ
にネットワークを介して送信する監視装置であって、前
記監視領域内における地震の発生を検知する地震検知手
段と、前記状態変化検知手段により監視領域内の状態変
化が検知された場合に、前記地震検知手段により地震の
発生が検知されたか否かを判定する判定手段と、前記判
定手段により地震の発生が検知されていないと判定され
た場合には、前記状態変化検知情報を前記監視センタに
送信するよう制御し、前記判定手段により地震の発生が
検知されたと判定された場合には、前記状態変化検知情
報を前記監視センタに送信しないよう制御する制御手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0013】また、請求項2の発明に係る監視装置は、
複数の状態変化検知手段により監視領域内の状態変化を
検知して、当該監視領域内の状態変化を検知した旨を示
す状態変化検知情報を当該監視領域を監視する監視セン
タにネットワークを介して送信する監視装置であって、
前記監視領域内における地震の発生を検知する地震検知
手段と、前記複数の状態変化検知手段ごとに前記地震検
知手段による地震の発生の検知時に前記状態変化検知情
報を送信するか否かを記憶する送信条件テーブルと、前
記複数の状態変化検知手段のいずれかによって監視領域
内の状態変化が検知された場合に、前記地震検知手段に
より地震の発生が検知されたか否かを判定する第1の判
定手段と、前記第1の判定手段により地震の発生が検知
されたと判定された場合に、前記送信条件テーブルに基
づいて前記監視領域内の状態変化を検知した状態変化検
知手段について状態変化検知情報を送信するか否かを判
定する第2の判定手段と、前記第1の判定手段により地
震の発生が検知されていないと判定された場合または前
記第2の判定手段により前記状態変化検知情報を送信す
ると判定された場合には、前記状態変化検知情報を前記
監視センタに送信するよう制御し、前記第2の判定手段
により前記状態変化検知情報を送信しないと判定された
場合には、前記状態変化検知情報を前記監視センタに送
信しないよう制御する制御手段と、を備えたことを特徴
とする。
【0014】また、請求項3の発明に係る監視装置は、
請求項2に記載の発明において、前記地震検知手段は監
視領域内における地震の震度を検知するものであって、
前記送信条件テーブルは、前記複数の状態変化検知手段
ごとに前記地震検知手段により検知される震度に対応付
けて前記状態変化検知情報を送信するか否かを記憶し、
前記第2の判定手段は、前記地震検知手段により検知さ
れた震度および前記送信条件テーブルに基づいて前記監
視領域内の状態変化を検知した状態変化検知手段につい
て状態変化検知情報を送信するか否かを判定することを
特徴とする。
【0015】また、請求項4の発明に係る監視装置は、
請求項1、2または3に記載の発明において、前記制御
手段により前記監視センタに送信しないよう制御された
前記状態変化検知情報を記憶する記憶手段をさらに備え
たことを特徴とする。
【0016】また、請求項5の発明に係る監視装置は、
請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明において、前
記地震検知手段により地震の発生が検知された場合に、
当該地震検知手段により地震の発生が検知された旨を示
す地震情報を前記監視センタに送信する地震情報送信手
段をさらに備えたことを特徴とする。
【0017】また、請求項6の発明に係る監視方法は、
監視領域内の状態変化を検知して、当該監視領域内の状
態変化を検知した旨を示す状態変化検知情報を当該監視
領域を監視する監視センタにネットワークを介して送信
する監視方法であって、前記監視領域内における地震の
発生を検知する地震検知工程と、前記監視領域内の状態
変化が検知された場合に、前記地震検知工程により地震
の発生が検知されたか否かを判定する判定工程と、前記
判定工程により地震の発生が検知されていないと判定さ
れた場合には、前記状態変化検知情報を前記監視センタ
に送信するよう制御し、前記判定工程により地震の発生
が検知されたと判定された場合には、前記状態変化検知
情報を前記監視センタに送信しないよう制御する制御工
程と、を含んだことを特徴とする。
【0018】また、請求項7の発明に係る監視装置は、
複数の状態変化検知手段により監視領域内の状態変化を
検知して、当該監視領域内の状態変化を検知した旨を示
す状態変化検知情報を当該監視領域を監視する監視セン
タにネットワークを介して送信する監視装置であって、
前記複数の状態変化検知手段のうちから、地震による影
響を受けて監視領域内の状態変化を検知する所定の複数
の状態変化検知手段を記憶する送信条件テーブルと、前
記送信条件テーブルに記憶されていない状態変化検知手
段によって状態変化が検知された場合または前記送信条
件テーブルに記憶された所定の複数の状態変化検知手段
のうち、所定数未満の状態変化検知手段によって状態変
化が同時に検知された場合には、当該状態変化検知手段
による状態変化検知情報を前記監視センタに送信するよ
う制御し、前記送信条件テーブルに記憶された所定の複
数の状態変化検知手段のうち、所定数以上の状態変化検
知手段によって状態変化が同時に検知された場合には、
当該状態変化検知手段による状態変化検知情報を前記監
視センタに送信しないよう制御する制御手段と、を備え
たことを特徴とする。
【0019】また、請求項8の発明に係る監視装置は、
複数の状態変化検知手段により監視領域内の状態変化を
検知して、当該監視領域内の状態変化を検知した旨を示
す状態変化検知情報を当該監視領域を監視する監視セン
タにネットワークを介して送信する監視装置であって、
前記複数の状態変化検知手段のなかから、地震による影
響を受けた場合にのみ同時に状態変化を検知する状態変
化検知手段の組合せを記憶する送信条件テーブルと、前
記送信条件テーブルに記憶された組合せに含まれない状
態変化検知手段によって状態変化が検知された場合また
は前記送信条件テーブルに記憶された組合せに含まれる
状態変化検知手段の一部によって状態変化が同時に検知
された場合には、当該状態変化検知手段による状態変化
検知情報を前記監視センタに送信するよう制御し、前記
送信条件テーブルに記憶された組合せに含まれる状態変
化検知手段の全てによって状態変化が同時に検知された
場合には、当該状態変化検知手段による状態変化検知情
報を前記監視センタに送信しないよう制御する制御手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0020】また、請求項9の発明に係る状態変化検知
装置は、監視領域内の状態変化を検知して、当該監視領
域内の状態変化を検知した旨を示す状態変化検知情報を
外部装置に送信する状態変化検知装置であって、前記監
視領域内における地震の発生を検知する地震検知手段
と、監視領域内の状態変化が検知された場合に、前記地
震検知手段により地震の発生が検知されたか否かを判定
する判定手段と、前記判定手段により地震の発生が検知
されていないと判定された場合には、前記状態変化検知
情報を前記外部装置に送信するよう制御し、前記判定手
段により地震の発生が検知されたと判定された場合に
は、前記状態変化検知情報を前記外部装置に送信しない
よう制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係る監視装置、監視方法および状態変化検知装置
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0022】(監視システムの全体構成)まず最初に、
本実施の形態に係る監視装置を用いた監視システムの全
体構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る
監視装置を用いた監視システムの全体構成を示すブロッ
ク図である。
【0023】同図に示すように、この監視システムは、
警備依頼主である顧客の店舗、事務所、テナントビル、
マンション、住宅など、遠隔地における監視領域(A〜
N)にそれぞれ設置された監視装置20と、警備のエキ
スパートである警備会社の監視センタ30とを、専用
線、あるいは公衆電話網やインターネットなどのネット
ワーク1を介して通信可能に接続するとともに、監視領
域内の状態変化を検知する各種のセンサ類10を監視装
置20に接続して構成される。
【0024】かかる監視システムは、警備のエキスパー
トである監視センタ30によって遠隔地にある監視領域
(A〜N)それぞれのセキュリティを確保するシステム
であり、概略的に、センサ類10が監視領域内の状態変
化を検知した場合に、監視装置40は、監視領域内の状
態変化を検知した旨を示す状態変化検知情報を監視セン
タ30に送信し、状態変化検知情報を受信した監視セン
タ30は、警備員を監視領域に急行させることによっ
て、遠隔地にある監視領域(A〜N)それぞれのセキュ
リティを確保することとしている。
【0025】ここで、図1に示した監視システムは、監
視装置20による情報送信処理に特徴があり、具体的に
は、センサ類10が地震による影響を受けて誤って監視
領域内の状態変化を検知した場合には、状態変化検知情
報を監視センタ30に送信しないよう制御することと
し、地震による影響を受けて状態変化検知情報が誤って
監視センタ30に送信されることを防止することができ
るように構成している。
【0026】(監視装置およびセンサ類の構成)次に、
図1に示した監視装置20およびセンサ類10の構成に
ついて説明する。同図に示すように、この監視装置20
は、地震検知部21と、送信条件テーブル22と、ログ
情報記憶部23と、通信制御部24と、制御部25とか
ら構成され、この監視装置20に接続されるセンサ類1
0は、パッシブ侵入センサ11と、マグネット侵入セン
サ12と、火災センサ13と、ガスセンサ14と、画像
解析センサ15と、非常ボタン16とから構成される。
【0027】このうち、パッシブ侵入センサ11は、天
井などに設置され、物体の放射する赤外線を焦電素子に
よって集光して侵入を検知する状態変化検知手段であ
り、何かしらの物体によって集光レベルが変化した場合
に、侵入検知信号を監視装置20の制御部25に送出す
る。また、マグネット侵入センサ12は、ドアや窓枠に
設置されて侵入を検知する状態変化検知手段であり、何
かしらの力によってドアや窓が動いた場合に、侵入検知
信号を監視装置20の制御部25に送出する。
【0028】火災センサ13は、天井などに設置されて
火災の発生を検知する状態変化検知手段であり、火災の
発生を検知した場合には、火災検知信号を監視装置20
の制御部25に送出する。また、ガスセンサ14は、ガ
ス漏れを検知する状態変化検知手段であり、ガス漏れを
検知した場合には、ガス検知信号を監視装置20の制御
部25に送出する。
【0029】画像解析センサ15は、カメラ(図示せ
ず)により撮像された監視領域の画像データを解析して
監視領域内の各種の異常を検知する状態変化検知手段で
ある。具体的には、あらかじめ記憶されている監視領域
の基準画像データと撮像画像データとを比較し、若しく
は撮像画像データ内において隣り合う領域の画像データ
を比較して、所定画素以上に変化が生じた場合には、異
常検知信号を監視装置20の制御部25に送出する。
【0030】非常ボタン16は、有線または無線で監視
装置20に接続される状態変化検知手段であり、警備依
頼主である顧客などが何かしらの危険を感じてボタンを
押下した場合には、非常信号を監視装置20の制御部2
5に送出する。
【0031】地震検知部21は、監視領域内における地
震の発生を検知するものであり、具体的には、あらかじ
め記憶された所定の震度(揺れ)以上の揺れを検知した
場合に、すなわち、かかる揺れを検知している間、地震
検知信号を継続して制御部25に送出する。
【0032】ここで、地震検知部21にあらかじめ記憶
される所定の震度は、この所定の震度以上の地震が発生
すると、センサ類10が誤って状態変化を検知するであ
ろう震度を考慮して定められる。すなわち、地震検知部
21は、センサ類10が地震による影響を受けて誤って
状態変化を検知した場合に、その誤りを制御部25に告
知する役割を担うものだからである。
【0033】送信条件テーブル22は、地震の発生時
に、監視領域内の状態変化を検知した旨を示す状態変化
検知情報を監視センタ30に送信するか否かを各種のセ
ンサ類10ごとに記憶するメモリである。
【0034】具体的には、図2に示すように、「パッシ
ブ侵入センサ、マグネット侵入センサ、火災センサ、ガ
スセンサ、画像解析センサ、非常ボタン」といった各種
のセンサ類10ごとに、「非送信、送信」といった状態
変化検知情報を監視センタ30に送信するか否かを示す
情報を記憶して構成される。
【0035】ここで、各種のセンサ類10ごとに記憶す
ることとしたのは、センサ類10の種類によって、地震
による影響を受けて状態変化を誤って検知するものと、
地震による影響を受けないものとが混在するからであ
る。すなわち、地震による影響を受けて状態変化を誤っ
て検知するセンサ類10については、地震の発生時に状
態変化が検知されても誤報の可能性が高いので、状態変
化検知情報を監視センタ30に送信すべきではないから
である。一方、地震による影響を受けないセンサ類10
については、正規に状態変化が検知された可能性が高い
ので、状態変化検知情報を監視センタ30に送信すべき
だからである。
【0036】このようなことから、本実施の形態では、
図2に示すように、パッシブ侵入センサ11、マグネッ
ト侵入センサ12および画像解析センサ15について
は、状態変化検知情報を監視センタ30に送信しないよ
う「非送信」を記憶し、一方、火災センサ13、ガスセ
ンサ14および非常ボタン16については、状態変化検
知情報を監視センタ30に送信するよう「送信」を記憶
している。
【0037】また、送信条件テーブル22は、地震の発
生時に、地震の発生が検知された旨を示す地震情報を監
視センタ30に送信するか否かを記憶するメモリでもあ
る。具体的には、図2に示すように、「地震情報」につ
いて「送信、非送信」といった地震情報を監視センタ3
0に送信するか否かを示す情報を記憶する。
【0038】ここで、「地震情報」について「送信」が
記憶されている監視装置20からは、地震の発生時に地
震情報が監視センタ30に送信されることとなるが、
「地震情報」について「非送信」が記憶されている監視
装置20からは、地震の発生時でも地震情報が監視セン
タ30に送信されることはない。
【0039】このように、地震情報を監視センタ30に
送信することとしたのは、監視センタ30において監視
領域で地震が発生した旨を把握する必要性が高いからで
ある。しかし、地震が発生した一帯に含まれる全ての監
視領域の監視装置20から一斉に地震情報が送信された
のでは、監視センタ30の業務が実質的に停止されるお
それもあり、また、地震は広域で発生するものなので、
監視センタ30において細かな領域ごとに地震発生を把
握する必要もない。
【0040】このようなことから、本実施の形態では、
図2に示すように、地震情報を監視センタ30に送信す
るか否かを選択して記憶することとしている。すなわ
ち、警備会社は、監視センタ30の処理能力などを考慮
して、複数の監視領域のなかから選択した監視領域の監
視装置20に対してのみ、地震情報を監視センタ30に
送信するよう設定する。
【0041】監視装置20の説明に戻ると、ログ情報記
憶部23は、監視センタ30に送信しないよう制御され
た状態変化検知情報を記憶するメモリである。具体的に
は、地震による影響を受けて状態変化を誤って検知した
センサ類10の状態変化検知情報に、検知時の時刻情報
などを付加したログ情報を記憶する。
【0042】このログ情報記憶部23に記憶されたログ
情報は、いわゆる定時発信時、あるいは監視装置20か
らの要求時に、監視装置20から監視センタ30に対し
て送信される。このように、監視センタ30に送信しな
いよう制御された状態変化検知情報を最終的に監視セン
タ30に送信することとしたのは、地震による監視セン
タ30への影響がなくなった後に、発報状況(センサ類
10による検知状況)を正確に知ることができるように
するためである。
【0043】なお、いわゆる定時発信時に送信する場合
には、地震が発生した一帯に含まれる全ての監視領域か
ら監視センタ30に対して一斉に送信されないよう、各
監視領域の定時発信時を調整することが望ましく、ま
た、監視センタ30から送信を要求する場合も、いずれ
かの監視領域から地震情報を受信して、地震情報を送信
した一帯の各監視領域に対して一定時間おきに送信を要
求することが望ましい。
【0044】通信制御部24は、監視装置20と監視セ
ンタ30との間における通信制御をおこなう処理部であ
り、具体的には、パッシブ侵入センサ11、マグネット
侵入センサ12、火災センサ13、ガスセンサ14、画
像解析センサ15、非常ボタン16などのセンサ類10
により検知された状態変化検知情報、地震検知部21に
より検知された地震情報、ログ情報記憶部23に記憶さ
れたログ情報、カメラ(図示せず)により撮像された画
像データなどを監視センタ30に送信する。
【0045】制御部25は、監視装置20の各部を制御
する処理部であり、機能概念的に、地震発生判定部25
aと、センサ類判定部25bと、地震情報送信判定部2
5cと、ログ情報作成部25dとから構成される。
【0046】このうち、地震発生判定部25aは、セン
サ類10により監視領域の状態変化が検知された場合
に、地震検知部21により地震の発生が検知されたか否
かを判定する処理部である。具体的には、センサ類10
から制御部25に各種の検知信号が入力された場合に、
地震検知部21から制御部25に地震検知信号が入力さ
れているか否かを判断する。そして、地震検知信号が入
力されている場合は、地震の発生が検知されたものと判
定する一方、地震検知信号が入力されていない場合は、
地震の発生が検知されていないものと判定する。
【0047】この地震発生判定部25aにより地震の発
生が検知されていないものと判定された場合には、制御
部25は、通信制御部24を介して状態変化検知情報を
監視センタ30に対して送信する。一方、地震発生判定
部25aにより地震の発生が検知されたものと判定され
た場合には、センサ類判定部25bによる判定が実行さ
れる。
【0048】センサ類判定部25bは、送信条件テーブ
ル22に基づいて監視領域内の状態変化を検知したセン
サ類10について状態変化検知情報を監視センタ30に
送信するか否かを判定する処理部である。具体的には、
送信条件テーブル22において、「送信」が記憶されて
いるセンサ類10が状態変化を検知した場合には、状態
変化検知情報を送信するものと判定する一方、「非送
信」が記憶されているセンサ類10が状態変化を検知し
た場合には、状態変化検知情報を送信しないものと判定
する(図2参照)。
【0049】このセンサ類判定部25bにより状態変化
検知情報を送信するものと判定された場合には、制御部
25は、通信制御部24を介して状態変化検知情報を監
視センタ30に対して送信する。一方、センサ類判定部
25bにより状態変化検知情報を送信しないものと判定
された場合には、ログ情報作成部25dによる処理が実
行される。
【0050】地震情報送信判定部25cは、地震検知部
21により地震の発生が検知された場合に、地震の発生
が検知された旨を示す地震情報を監視センタ30に送信
するか否かを判定する処理部である。具体的には、送信
条件テーブル22において、「送信」が記憶されている
場合には、地震情報を送信するものと判定する一方、
「非送信」が記憶されている場合には、地震情報を送信
しないものと判定する(図2参照)。
【0051】この地震情報送信判定部25cにより地震
情報を送信するものと判定された場合には、制御部25
は、通信制御部24を介して地震情報を監視センタ30
に対して送信する。一方、この地震情報送信判定部25
cにより地震情報を送信しないものと判定された場合に
は、地震情報の送信はおこなわれない。
【0052】ログ情報作成部25dは、センサ類判定部
25bにより監視センタ30に送信しないものと判定さ
れた状態変化検知情報に、検知時の時刻情報などを付加
したログ情報を作成する処理部であり、このログ情報作
成部25dにより作成されたログ情報は、ログ情報記憶
部23に格納され記憶される。
【0053】(情報送信処理)次に、本実施の形態に係
る監視装置20による情報送信処理の手順について説明
する。図3は、本実施の形態に係る監視装置20による
情報送信処理の手順を示すフローチャートである。同図
に示すように、監視装置20において、制御部25は、
センサ類10から各種の検知信号が入力されたか否かを
繰り返し判定する(ステップS301)。
【0054】ここで、センサ類10から制御部25に各
種の検知信号が入力されると(ステップS301肯
定)、制御部25の地震発生判定部25aは、地震検知
部21により地震の発生が検知されている否かを判定す
る(ステップS302)。
【0055】この判定により地震の発生が検知されてい
ないものと判定された場合には(ステップS302否
定)、制御部25は、通信制御部24を介して状態変化
検知情報を監視センタ30に対して送信した後、処理を
終了する(ステップS303)。
【0056】これとは反対に、地震発生判定部25aに
より地震の発生が検知されたものと判定された場合には
(ステップS302肯定)、送信条件テーブル22に基
づいて監視領域内の状態変化を検知したセンサ類10に
ついて状態変化検知情報を監視センタ30に送信するか
否かを判定する(ステップS304)。
【0057】この判定により状態変化検知情報を送信す
るものと判定された場合には(ステップS304肯
定)、制御部25は、通信制御部24を介して状態変化
検知情報を監視センタ30に対して送信する(ステップ
S305)。これとは反対に、状態変化検知情報を送信
しないものと判定された場合には(ステップS304否
定)、ログ情報作成部25dは、状態変化検知情報に検
知時の時刻情報などを付加したログ情報を作成し、作成
したログ情報をログ情報記憶部23に記憶する(ステッ
プS306)。
【0058】続いて、地震情報送信判定部25cは、送
信条件テーブル22に基づいて地震情報を監視センタ3
0に送信するか否かを判定する(ステップS307)。
この判定により、地震情報を送信するものと判定された
場合には(ステップS307肯定)、制御部25は、通
信制御部24を介して地震情報を監視センタ30に対し
て送信した後、処理を終了する(ステップS308)。
【0059】これとは反対に、地震情報送信判定部25
cにより地震情報を送信しないものと判定された場合に
は(ステップS307否定)、地震情報の送信をおこな
うことなく処理を終了する。
【0060】上述してきたように、本実施の形態によれ
ば、センサ類10が地震による影響を受けて誤って監視
領域内の状態変化を検知した場合には、監視装置10が
状態変化検知情報を監視センタ30に送信しないよう制
御することとしたので、地震による影響を受けて状態変
化検知情報が誤って監視センタ30に送信されることを
防止することができる。
【0061】これによって、監視センタ30に対して誤
報が送信されて監視センタ30の業務に支障を来たすこ
とを回避することができるところ、正規の状態変化検知
情報(地震の影響を受けなかった監視領域から監視セン
タ30に送信された状態変化検知情報など)に対して迅
速に対応することができ、遠隔地のセキュリティを確保
するという監視センタ30の役割を発揮することが可能
になる。
【0062】特に、地震のような不可避的な広域災害の
場合において、地震が発生した地域に属する複数の監視
領域から監視センタ30に対して一斉に誤報が送信され
ることを防止することができるので、監視センタ30の
業務が実質的に停止されるおそれを除去することが可能
になる点、非常に有効である。
【0063】なお、本実施の形態では、地震検知部21
があらかじめ記憶された所定の震度以上の揺れを検知し
た場合に、地震検知信号を制御部25に送出する場合を
説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
地震検知部21が地震の震度を継続的に制御部25に送
出する場合にも同様に適用することができる。
【0064】この場合には、送信条件テーブル22は、
図4に示すように、状態変化検知情報を監視センタ30
に送信するか否かの情報を各種のセンサ類10ごとに地
震検知部21により検知される震度に対応付けて記憶す
ることとなる。そして、センサ類判定部25bは、地震
検知部21により検知される震度および送信条件テーブ
ル22に基づいて状態変化検知情報を送信するか否かを
判定する。
【0065】例えば、地震検知部21により「震度3」
が検知されている場合において、パッシブ侵入センサ1
1から制御部25に侵入検知信号が入力された際には、
状態変化検知情報を監視センタ30に送信するが、マグ
ネット侵入センサ12から制御部25に侵入検知信号が
入力された際には、状態変化検知情報を監視センタ30
に送信しない。
【0066】このように、状態変化検知情報を監視セン
タ30に送信するか否かの情報を各種のセンサ類10ご
とに地震検知部21により検知される震度に対応付ける
ことによって、地震の震度に応じた各種のセンサ類10
に対する影響を的確に分析した上で、センサ類10それ
ぞれに的確な震度を設定して記憶させることができるの
で、誤って状態変化を検知したものであるか否かを的確
に判定することが可能になる。
【0067】また、本実施の形態では、センサ類10の
種類によって状態変化検知情報を監視センタ30に送信
するか否かを区別する場合を説明したが(図2参照)、
本発明はこれに限定されるものではなく、センサ類10
の種類によって区別することなく、地震の発生時には一
律に状態変化検知情報を監視センタ30に送信しないよ
う制御する場合にも同様に適用することができる。
【0068】また、本実施の形態では、各監視領域に設
置された監視装置20それぞれにおいて、センサ類10
が地震による影響を受けて誤って監視領域内の状態変化
を検知したか否かを判定し、誤って検知された状態変化
検知情報を監視センタ30に送信しないよう制御する場
合を説明したが(図1参照)、本発明はこれに限定され
るものではなく、複数の監視領域から監視センタ30に
繋がるネットワーク1上に中継所を設け、かかる中継所
に本実施の形態に係る監視装置20の役割を担わせる場
合にも同様に適用することができる。
【0069】また、本実施の形態では、監視装置20が
備える地震検知部21によって地震の発生を検知する場
合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、センサ類10のそれぞれが地震検知部21を備える
場合にも同様に適用することができる。
【0070】すなわち、この場合には、センサ類10の
それぞれにおいて、監視領域内の状態変化が検知された
場合に、地震検知部21により地震の発生が検知された
か否かを判定し、地震の発生が検知されていないと判定
された場合には、状態変化検知情報を監視装置20に送
信するよう制御し、地震の発生が検知されたと判定され
た場合には、状態変化検知情報を監視装置20に送信し
ないよう制御する。
【0071】これによっても、地震による影響を受けて
状態変化検知情報が誤って監視センタ30に送信される
ことを防止することが可能になる。特に、地震による影
響を受けて状態変化検知情報が誤って送信されることが
ないよう、センサ類10のそれぞれが処理を実行するた
め、監視装置20に複数の状態変化検知手段を接続した
場合でも、監視装置20の処理負担を軽減することがで
きる点、有効である。
【0072】また、本実施の形態では、監視装置20が
備える地震検知部21によって地震の発生を検知する場
合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、地震検知部21によらずに地震の発生を検知する場
合にも同様に適用することができる。
【0073】すなわち、この場合には、監視装置20
は、センサ類10のうちから、地震による影響を受けて
監視領域内の状態変化を検知する所定の複数のセンサ類
10(例えば、パッシブ侵入センサ11、マグネット侵
入センサ12および画像解析センサ15)を送信条件テ
ーブル22に記憶する。
【0074】そして、監視装置20は、送信条件テーブ
ル22に記憶されていないセンサ類10(例えば、火災
センサ13、ガスセンサ14および非常ボタン16)に
よって状態変化が検知された場合には、状態変化検知情
報を監視センタ30に送信するよう制御する。また、送
信条件テーブル22に記憶された所定のセンサ類10の
うち、あらかじめ設定された所定数未満のセンサ類10
によって状態変化が同時に検知された場合にも、状態変
化検知情報を監視センタ30に送信するよう制御する。
【0075】一方、送信条件テーブル22に記憶された
所定のセンサ類10のうち、あらかじめ設定された所定
数以上のセンサ類10(例えば、パッシブ侵入センサ1
1、マグネット侵入センサ12および画像解析センサ1
5のうち、少なくとも二つのセンサ類10)によって状
態変化が同時に検知された場合には、状態変化検知情報
を監視センタに送信しないよう制御する。
【0076】これによって、地震の影響を受ける所定の
センサ類10が同時に状態変化を検知した状況を地震発
生とみなして処理を実行するため、地震による影響を受
けて状態変化検知情報が誤って監視センタ30に送信さ
れることを防止することができる。特に、地震の発生を
検知する地震検知部21を具備する必要がなく、簡易な
構成によって上記効果を得ることができる点、有効であ
る。
【0077】さて、ここでは、地震による影響を受ける
センサ類10のうち、所定数以上のセンサ類10によっ
て状態変化が同時に検知された状況を地震発生とみなす
場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、センサ類10のなかから、地震による影響を受けた
場合にのみ同時に状態変化を検知するセンサ類10の組
合せ(例えば、パッシブ侵入センサ11および画像解析
センサ15という組合せや、マグネット侵入センサ12
および画像解析センサ15という組合せなど)を記憶
し、この組合せに含まれるセンサ類10の全てによって
状態変化が同時に検知された状況を地震発生とみなす場
合にも同様に適用することができる。
【0078】この場合には、地震による影響を受けて状
態変化検知情報が誤って監視センタ30に送信されるこ
とを防止することができるだけでなく、地震の発生を検
知する地震検知部21を具備する必要がなく、簡易な構
成によって上記効果を得ることができ、さらに、複数の
センサ類10が同時に状態変化を検知した状況に対し
て、地震による影響であるか否かを判定して処理するた
め、精度良く上記効果を得ることができる点も有効であ
る。
【0079】なお、本実施の形態で説明した監視方法
は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コ
ンピュータやワークステーションなどのコンピュータで
実行することによって実現することができる。このプロ
グラムは、インターネットなどのネットワークを介して
配布することができる。また、このプログラムは、ハー
ドディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、CD−
ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可
能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒
体から読み出されることによって実行することもでき
る。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、監視領域内の状態変化が検知された場合に、地
震検知手段により監視領域内における地震の発生が検知
されたか否かを判定し、地震の発生が検知されていない
と判定された場合には、状態変化検知情報を監視センタ
に送信するよう制御し、地震の発生が検知されたと判定
された場合には、状態変化検知情報を監視センタに送信
しないよう制御することとしたので、地震による影響を
受けて状態変化検知情報が誤って監視センタに送信され
ることを防止することが可能な監視装置が得られるとい
う効果を奏する。
【0081】また、請求項2の発明によれば、監視領域
内の状態変化を検知する複数の状態変化検知手段ごとに
監視領域内における地震の発生の検知時に状態変化検知
情報を送信するか否かを送信条件テーブルに記憶し、複
数の状態変化検知手段のいずれかによって監視領域内の
状態変化が検知された場合に、地震検知手段により地震
の発生が検知されたか否かを判定し、地震の発生が検知
されたと判定された場合に、送信条件テーブルに基づい
て監視領域内の状態変化を検知した状態変化検知手段に
ついて状態変化検知情報を送信するか否かを判定し、地
震の発生が検知されていないと判定された場合または状
態変化検知情報を送信すると判定された場合には、状態
変化検知情報を監視センタに送信するよう制御し、状態
変化検知情報を送信しないと判定された場合には、状態
変化検知情報を監視センタに送信しないよう制御するこ
ととしたので、地震による影響を受けて状態変化検知情
報が誤って監視センタに送信されることを防止するとと
もに、地震による影響を受けなかった正規の状態変化検
知情報については監視センタに送信することが可能な監
視装置が得られるという効果を奏する。
【0082】また、請求項3の発明によれば、地震検知
手段は監視領域内における地震の震度を検知し、送信条
件テーブルは複数の状態変化検知手段ごとに地震検知手
段により検知される震度に対応付けて状態変化検知情報
を送信するか否かを記憶し、地震検知手段により検知さ
れた震度および送信条件テーブルに基づいて監視領域内
の状態変化を検知した状態変化検知手段について状態変
化検知情報を送信するか否かを判定することとしたの
で、地震による影響を受けて状態変化検知情報が誤って
監視センタに送信されることを的確に防止するととも
に、地震による影響を受けなかった正規の状態変化検知
情報については的確に監視センタに送信することが可能
な監視装置が得られるという効果を奏する。
【0083】また、請求項4の発明によれば、監視セン
タに送信しないよう制御された状態変化検知情報を記憶
することとしたので、地震の発生時には監視センタに送
信しないよう制御された状態変化検知情報を最終的に監
視センタが把握することが可能な監視装置が得られると
いう効果を奏する。
【0084】また、請求項5の発明によれば、地震検知
手段により地震の発生が検知された場合に、当該地震検
知手段により地震の発生が検知された旨を示す地震情報
を監視センタに送信することとしたので、監視領域で地
震が発生した旨を監視センタが把握することが可能な監
視装置が得られるという効果を奏する。
【0085】また、請求項6の発明によれば、監視領域
内の状態変化が検知された場合に、地震検知手段により
監視領域内における地震の発生が検知されたか否かを判
定し、地震の発生が検知されていないと判定された場合
には、状態変化検知情報を監視センタに送信するよう制
御し、地震の発生が検知されたと判定された場合には、
状態変化検知情報を監視センタに送信しないよう制御す
ることとしたので、地震による影響を受けて状態変化検
知情報が誤って監視センタに送信されることを防止する
ことが可能な監視方法が得られるという効果を奏する。
【0086】また、請求項7の発明によれば、複数の状
態変化検知手段のうちから、地震による影響を受けて監
視領域内の状態変化を検知する所定の複数の状態変化検
知手段を送信条件テーブルに記憶し、送信条件テーブル
に記憶されていない状態変化検知手段によって状態変化
が検知された場合または送信条件テーブルに記憶された
所定の複数の状態変化検知手段のうち、所定数未満の状
態変化検知手段によって状態変化が同時に検知された場
合には、当該状態変化検知手段による状態変化検知情報
を監視センタに送信するよう制御し、送信条件テーブル
に記憶された所定の複数の状態変化検知手段のうち、所
定数以上の状態変化検知手段によって状態変化が同時に
検知された場合には、当該状態変化検知手段による状態
変化検知情報を監視センタに送信しないよう制御するこ
ととしたので、地震による影響を受けて状態変化検知情
報が誤って監視センタに送信されることを防止すること
が可能な監視装置が得られるという効果を奏する。特
に、変更設定可能な所定数以上の状態変化検知手段が同
時に状態変化を検知した状況を地震発生とみなして処理
を実行するため、地震の発生を検知する地震検知手段を
具備する必要がなく、簡易な構成によって上記効果を得
ることができる点、有効である。
【0087】また、請求項8の発明によれば、複数の状
態変化検知手段のなかから、地震による影響を受けた場
合にのみ同時に状態変化を検知する状態変化検知手段の
組合せを送信条件テーブルに記憶し、送信条件テーブル
に記憶された組合せに含まれない状態変化検知手段によ
って状態変化が検知された場合または送信条件テーブル
に記憶された組合せに含まれる状態変化検知手段の一部
によって状態変化が同時に検知された場合には、当該状
態変化検知手段による状態変化検知情報を監視センタに
送信するよう制御し、送信条件テーブルに記憶された組
合せに含まれる状態変化検知手段の全てによって状態変
化が同時に検知された場合には、当該状態変化検知手段
による状態変化検知情報を監視センタに送信しないよう
制御することとしたので、地震による影響を受けて状態
変化検知情報が誤って監視センタに送信されることを防
止することが可能な監視装置が得られるという効果を奏
する。特に、地震による影響を受けた場合にのみ同時に
状態変化を検知する状態変化検知手段の組合せに基づい
て地震が発生したか否かを判定するため、地震の発生を
検知する地震検知手段を具備する必要がなく、簡易な構
成によって上記効果を得ることができる点、有効であ
る。さらに、複数の状態変化検知手段が同時に状態変化
を検知した状況に対して、地震による影響であるか否か
を判定して処理するため、精度良く上記効果を得ること
ができる点も有効である。
【0088】また、請求項9の発明によれば、監視領域
内の状態変化が検知された場合に、監視領域内における
地震の発生を検知する地震検知手段により地震の発生が
検知されたか否かを判定し、地震の発生が検知されてい
ないと判定された場合には、状態変化検知情報を外部装
置に送信するよう制御し、地震の発生が検知されたと判
定された場合には、状態変化検知情報を外部装置に送信
しないよう制御することとしたので、地震による影響を
受けて状態変化検知情報が誤って外部装置(監視装置ま
たは監視センタ)に送信されることを防止することが可
能な状態変化検知装置が得られるという効果を奏する。
特に、地震による影響を受けて状態変化検知情報が誤っ
て送信されることがないよう状態変化検知手段自らが処
理を実行するため、監視センタと通信をおこなう監視装
置に複数の状態変化検知手段を接続した場合でも、監視
装置の処理負担を軽減することができる点、有効であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る監視装置を用いた監視シス
テムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した送信条件テーブルに記憶される情
報の構成例を示す図である。
【図3】本実施の形態に係る監視装置による情報送信処
理の手順を示すフローチャートである。
【図4】図1に示した送信条件テーブルに記憶される情
報の構成例を示す図である。
【図5】従来技術に係る監視システムの構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 ネットワーク 10 センサ類 11 パッシブ侵入センサ 12 マグネット侵入センサ 13 火災センサ 14 ガスセンサ 15 画像解析センサ 16 非常ボタン 20 監視装置 21 地震検知部 22 送信条件テーブル 23 ログ情報記憶部 24 通信制御部 25 制御部 25a 地震発生判定部 25b センサ類判定部 25c 地震情報送信判定部 25d ログ情報作成部 30 監視センタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/00 311 H04Q 9/00 311K 341 341A Fターム(参考) 5C087 AA02 AA03 AA10 AA24 AA25 BB12 BB13 BB32 BB74 DD03 EE05 EE07 FF01 FF04 FF19 FF20 GG09 GG11 GG19 GG70 5K048 AA09 BA51 CA08 DC03 EA11 EB13 FC01 HA01 HA02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 状態変化検知手段により監視領域内の状
    態変化を検知して、当該監視領域内の状態変化を検知し
    た旨を示す状態変化検知情報を当該監視領域を監視する
    監視センタにネットワークを介して送信する監視装置で
    あって、 前記監視領域内における地震の発生を検知する地震検知
    手段と、 前記状態変化検知手段により監視領域内の状態変化が検
    知された場合に、前記地震検知手段により地震の発生が
    検知されたか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段により地震の発生が検知されていないと判
    定された場合には、前記状態変化検知情報を前記監視セ
    ンタに送信するよう制御し、前記判定手段により地震の
    発生が検知されたと判定された場合には、前記状態変化
    検知情報を前記監視センタに送信しないよう制御する制
    御手段と、 を備えたことを特徴とする監視装置。
  2. 【請求項2】 複数の状態変化検知手段により監視領域
    内の状態変化を検知して、当該監視領域内の状態変化を
    検知した旨を示す状態変化検知情報を当該監視領域を監
    視する監視センタにネットワークを介して送信する監視
    装置であって、 前記監視領域内における地震の発生を検知する地震検知
    手段と、 前記複数の状態変化検知手段ごとに前記地震検知手段に
    よる地震の発生の検知時に前記状態変化検知情報を送信
    するか否かを記憶する送信条件テーブルと、 前記複数の状態変化検知手段のいずれかによって監視領
    域内の状態変化が検知された場合に、前記地震検知手段
    により地震の発生が検知されたか否かを判定する第1の
    判定手段と、 前記第1の判定手段により地震の発生が検知されたと判
    定された場合に、前記送信条件テーブルに基づいて前記
    監視領域内の状態変化を検知した状態変化検知手段につ
    いて状態変化検知情報を送信するか否かを判定する第2
    の判定手段と、 前記第1の判定手段により地震の発生が検知されていな
    いと判定された場合または前記第2の判定手段により前
    記状態変化検知情報を送信すると判定された場合には、
    前記状態変化検知情報を前記監視センタに送信するよう
    制御し、前記第2の判定手段により前記状態変化検知情
    報を送信しないと判定された場合には、前記状態変化検
    知情報を前記監視センタに送信しないよう制御する制御
    手段と、 を備えたことを特徴とする監視装置。
  3. 【請求項3】 前記地震検知手段は監視領域内における
    地震の震度を検知するものであって、前記送信条件テー
    ブルは、前記複数の状態変化検知手段ごとに前記地震検
    知手段により検知される震度に対応付けて前記状態変化
    検知情報を送信するか否かを記憶し、前記第2の判定手
    段は、前記地震検知手段により検知された震度および前
    記送信条件テーブルに基づいて前記監視領域内の状態変
    化を検知した状態変化検知手段について状態変化検知情
    報を送信するか否かを判定することを特徴とする請求項
    2に記載の監視装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段により前記監視センタに送
    信しないよう制御された前記状態変化検知情報を記憶す
    る記憶手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1、
    2または3に記載の監視装置。
  5. 【請求項5】 前記地震検知手段により地震の発生が検
    知された場合に、当該地震検知手段により地震の発生が
    検知された旨を示す地震情報を前記監視センタに送信す
    る地震情報送信手段をさらに備えたことを特徴とする請
    求項1〜4のいずれか一つに記載の監視装置。
  6. 【請求項6】 監視領域内の状態変化を検知して、当該
    監視領域内の状態変化を検知した旨を示す状態変化検知
    情報を当該監視領域を監視する監視センタにネットワー
    クを介して送信する監視方法であって、 前記監視領域内における地震の発生を検知する地震検知
    工程と、 前記監視領域内の状態変化が検知された場合に、前記地
    震検知工程により地震の発生が検知されたか否かを判定
    する判定工程と、 前記判定工程により地震の発生が検知されていないと判
    定された場合には、前記状態変化検知情報を前記監視セ
    ンタに送信するよう制御し、前記判定工程により地震の
    発生が検知されたと判定された場合には、前記状態変化
    検知情報を前記監視センタに送信しないよう制御する制
    御工程と、 を含んだことを特徴とする監視方法。
  7. 【請求項7】 複数の状態変化検知手段により監視領域
    内の状態変化を検知して、当該監視領域内の状態変化を
    検知した旨を示す状態変化検知情報を当該監視領域を監
    視する監視センタにネットワークを介して送信する監視
    装置であって、 前記複数の状態変化検知手段のうちから、地震による影
    響を受けて監視領域内の状態変化を検知する所定の複数
    の状態変化検知手段を記憶する送信条件テーブルと、 前記送信条件テーブルに記憶されていない状態変化検知
    手段によって状態変化が検知された場合または前記送信
    条件テーブルに記憶された所定の複数の状態変化検知手
    段のうち、所定数未満の状態変化検知手段によって状態
    変化が同時に検知された場合には、当該状態変化検知手
    段による状態変化検知情報を前記監視センタに送信する
    よう制御し、前記送信条件テーブルに記憶された所定の
    複数の状態変化検知手段のうち、所定数以上の状態変化
    検知手段によって状態変化が同時に検知された場合に
    は、当該状態変化検知手段による状態変化検知情報を前
    記監視センタに送信しないよう制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする監視装置。
  8. 【請求項8】 複数の状態変化検知手段により監視領域
    内の状態変化を検知して、当該監視領域内の状態変化を
    検知した旨を示す状態変化検知情報を当該監視領域を監
    視する監視センタにネットワークを介して送信する監視
    装置であって、 前記複数の状態変化検知手段のなかから、地震による影
    響を受けた場合にのみ同時に状態変化を検知する状態変
    化検知手段の組合せを記憶する送信条件テーブルと、 前記送信条件テーブルに記憶された組合せに含まれない
    状態変化検知手段によって状態変化が検知された場合ま
    たは前記送信条件テーブルに記憶された組合せに含まれ
    る状態変化検知手段の一部によって状態変化が同時に検
    知された場合には、当該状態変化検知手段による状態変
    化検知情報を前記監視センタに送信するよう制御し、前
    記送信条件テーブルに記憶された組合せに含まれる状態
    変化検知手段の全てによって状態変化が同時に検知され
    た場合には、当該状態変化検知手段による状態変化検知
    情報を前記監視センタに送信しないよう制御する制御手
    段と、 を備えたことを特徴とする監視装置。
  9. 【請求項9】 監視領域内の状態変化を検知して、当該
    監視領域内の状態変化を検知した旨を示す状態変化検知
    情報を外部装置に送信する状態変化検知装置であって、 前記監視領域内における地震の発生を検知する地震検知
    手段と、 監視領域内の状態変化が検知された場合に、前記地震検
    知手段により地震の発生が検知されたか否かを判定する
    判定手段と、 前記判定手段により地震の発生が検知されていないと判
    定された場合には、前記状態変化検知情報を前記外部装
    置に送信するよう制御し、前記判定手段により地震の発
    生が検知されたと判定された場合には、前記状態変化検
    知情報を前記外部装置に送信しないよう制御する制御手
    段と、 を備えたことを特徴とする状態変化検知装置。
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