JP2003114692A - 音源データの提供システム、端末、玩具、提供方法、プログラム、および媒体 - Google Patents

音源データの提供システム、端末、玩具、提供方法、プログラム、および媒体

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JP2003114692A
JP2003114692A JP2001310157A JP2001310157A JP2003114692A JP 2003114692 A JP2003114692 A JP 2003114692A JP 2001310157 A JP2001310157 A JP 2001310157A JP 2001310157 A JP2001310157 A JP 2001310157A JP 2003114692 A JP2003114692 A JP 2003114692A
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Japan
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JP2001310157A
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English (en)
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Hirotada Hayashi
宏直 林
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各種情報をユーザ所望の音声で出力するシステ
ムを提供する。 【解決手段】音声を出力するための音源データを利用者
に提供するシステムであり、音声データを入力する手段
と、その音声データを分析して音声の構成単位を示す音
素情報およびその音素情報に対応する部分音声情報を作
成する音素分析手段と、その音素情報に対応する部分音
声情報を含む音源データの作成手段と、その音源データ
を提供する提供手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声合成技術に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、音声により情報を提供するシステ
ムや、音声合成を適用した情報システムが利用されるよ
うになった。例えば、電話によるIVR(Interactive
VoiceResponse)システムでは、音声により様々な情報
が提供されている。また、カーナビゲーションシステム
においても、音声でナビゲーションが実行される。
【0003】また、玩具において音声出力を利用するも
の、例えば、人のアクションに反応して音声を出力する
人形が販売されている。また、書籍の内容を電子媒体に
記録したいわゆる電子本を読み上げるプログラムも販売
されている。
【0004】さらに、単に音声で情報やサービスを提供
するだけでなく、利用者の要求に応じてその音質を変更
して情報やサービスを提供するシステムも提案されてい
る。
【0005】例えば、特開2000−258180号公
報には、ユーザの好みに合った音声のメッセージデータ
を記憶しておき、そのメッセージデータを再生してナビ
ゲーションを実行するシステムが開示されている。
【0006】また、特開平11−215248号公報に
記載の技術では、電話等の通信システムで音声による通
信を行う場合に、メッセージの送信者が、状況や用途に
応じて伝達する音声の音質、抑揚等を変更するシステム
が開示されている。
【0007】しかし、特開2000−258180号公
報に開示の技術は、固定のメッセージ単位で事前に録音
した音声を再生するものであり、音声合成により、任意
のテキストを読み上げるようなシステムには適用できな
い。また、特開平11−215248号公報に記載の技
術は通話者(送信者)の音声を話者が所望する音質に変
換して受信者に送信するものであり、音声合成により、
任意のテキストを読み上げるようなシステムには適用で
きない。
【0008】また、音声を出力する人形等においても、
複数の固定メッセージが録音され、それらが選択されて
出力されずに過ぎない。したがって、ある程度使い込む
と、飽きてしまうことが多い。
【0009】一方、株式会社国際電気通信基礎技術研究
所では、テキストを所望の話者の音声で読み上げる技術
を提供している(http://results.atr.co.jp/products/
seika/chatr.htmlを参照)。この技術では、話者からの
発声を事前に解析し、音声単位ごとの音声波形データを
記録しておく。この音声単位は、母音や子音等であり、
音素と呼ばれる。各音素に対応する音声波形データは、
各音素をインデックスとして参照することができるデー
タベースに記録されている。
【0010】そして、まず、テキストを解析し、そのテ
キストから生成される韻律を予測し、その韻律を上記音
素で構成する。そして、その音素ごとに音声波形を組み
合わせて接続し、一連の音声データを作成し、テキスト
を読み上げる。したがって、事前に多数の話者につい
て、音素ごとの音声波形のデータベースを作成しておけ
ば、所望の話者の音声でテキストを読み上げることがで
きる。
【0011】この技術は、女優の音声による天気予報の
配信サービスをその女優が実際に発声することなく提供
するシステムとして利用されている。この技術は、その
ままでは、視聴者が所望の情報を所望の音声、例えば、
特定の女優の声で読み上げるというようなサービスには
適用できない。このシステムでは、発声する音声は、事
前に音素ごとの分析がなされている必要があるからであ
る。さらには、様々な権利、例えば、著作権、肖像権、
あるいはパブリシティ権の侵害を引き起こすおそれもあ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような従
来の技術の問題点に鑑みてなされたものである。すなわ
ち、本発明の課題は、各種情報をユーザ所望の音声で出
力するシステムを提供することにある。また、本発明の
課題は、そのような音声の出力において、出力される内
容、出される音声の種類や性質を変更することができる
機能を提供することにある。また、本発明の課題は、そ
のような場合、その音声に係る権利の侵害を防止するシ
ステムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、以下の手段を採用した。すなわち、本発明
は、音声を出力するための音源データを利用者に提供す
るシステムであり、音声データを取り込む手段と、その
音声データを分析して音声の構成単位を示す音素情報お
よびその音素情報に対応する部分音声情報を作成する音
素分析手段と、その音素情報に対応する部分音声情報を
含む音源データの作成手段と、その音源データを提供す
る提供手段とを備えるものである。
【0014】ここで、音声データは、例えば、利用者の
音声、あるいは利用者の好みの人物の音声を録音したも
のである。また、音声データを取り込む手段は、リムー
バルメディアを通じて音声データを取り込むものでもよ
いし、ネットワークを通じて取り込むものでもよい。
【0015】音素情報とは、音声の構成単位を示すもの
で、例えば、母音、子音等である。また、音素情報に対
応する部分音声情報とは、例えば、その音素の部分的な
波形の情報である。そして、音源データは、音素ごとに
そのような部分音声情報を複数含む。上記音源データ提
供システムは、そのような音源データを利用者に、例え
ば、ネットワークあるいは、リムーバルメディアを通じ
て提供する。
【0016】好ましくは、上記音源データ提供システム
は、音声に係る権利を管理する手段をさらに備え、上記
音声データまたは音源データが所定の権利の対象である
場合に、上記提供手段による音源データの提供を制限し
てもよい。
【0017】ここで、音声に係る権利とは、例えば、そ
の音声による著作物の著作権、その音声の発声者の肖像
権、パブリシティ権等である。上記音源データ提供シス
テムは、そのような権利の侵害を制限する。
【0018】好ましくは、上記音源データ提供システム
は、音声に係る権利の価値を管理する手段と、上記音声
データまたは音源データが所定の権利の対象である場合
に、その音源データの提供に基づき、その権利の所有者
への報酬の支払いを指令する手段とをさらに備えてもよ
い。
【0019】好ましくは、上記音源データ提供システム
は、上記音源データの提供価格を設定する手段をさらに
備えてもよい。
【0020】ここで、音声に係る権利の価値とは、例え
ば、上記音源データを提供することにより被提供者から
回収できる利用料金である。このように、この音源デー
タ提供システムでは、利用者に音源データを提供すると
きに、所定の利用料金を課金してもよい。
【0021】また、本発明は、テキスト情報を音声で出
力する端末であり、音声の構成単位を示す音素情報に対
応する部分音声情報を含む、そのような音源データを参
照するデータ参照手段と、テキスト情報を参照するテキ
スト参照手段と、上記音源データにより上記テキスト情
報を読み上げる手段とを備えるものでもよい。
【0022】ここで、テキスト情報を読み上げる手段
は、例えば、まず、テキスト情報を音素情報に分解し、
次に、各音素情報に対応する部分音声情報、すなわち、
部分的な音声波形を音源データから参照し、その部分音
声情報を接続して音声を生成し、上記テキスト情報を読
み上げればよい。
【0023】好ましくは、上記端末は、音声データを入
力する手段と、その音声データを送信する手段と、送信
した音声データに対する音源データを受信する手段とを
さらに備えるものでもよい。
【0024】上記送信する手段の送信先は、例えば、音
声データから音源情報を作成するシステムである。この
ようにして、この端末は、入力された音声データを送信
し、その結果作成された音源データを受信する。したが
って、この端末の利用者は、所望の音声データに対する
音源データを入手することができる。また、そのような
音源データにより、テキスト情報から音声を出力するこ
とができる。
【0025】また、本発明は、テキスト情報を音声で出
力する玩具であり、音声の構成単位を示す音素情報に対
応する部分音声情報を含む、そのような音源データを参
照するデータ参照手段と、利用者からの指示情報を受け
付ける手段と、その指示情報に基づき、テキスト情報を
参照するテキスト参照手段と、上記音源データによりそ
のテキスト情報を読み上げる手段とを備えるものでもよ
い。
【0026】好ましくは、上記玩具は、音源データを入
力する手段をさらに備えてもよい。
【0027】好ましくは、上記玩具は、上記テキスト情
報を入力する手段または前記テキスト情報の一部を変更
する手段をさらに備え、上記テキスト参照手段は、上記
指示内容に基づき、上記入力または変更されたテキスト
情報から読み上げるべきテキスト情報を選択して、参照
してもよい。
【0028】好ましくは、上記玩具は、架空のキャラク
タ、人間、動物または機械を模擬した可動な外観構造
と、その外観構造を動作させる操作手段と、その指示情
報に基づき上記操作手段を制御する手段とをさらに備え
るものでもよい。
【0029】このようにして、この玩具に所望のテキス
ト情報を入力し、読み上げさせることができる。また、
所望の音声で読み上げさせることができる。
【0030】また、本発明は、コンピュータに、音源デ
ータを提供させる提供方法であり、音声データを取り込
むステップと、その音声データを分析して音声の構成単
位を示す音素情報およびその音素情報に対応する部分音
声情報を作成するステップと、その音素情報に対応する
部分音声情報を含む音源データを作成するステップと、
その音源データを提供するステップとを実行させるもの
でもよい。
【0031】また、本発明は、以上のいずれかの機能を
コンピュータに実現させるプログラムであってもよい。
また、本発明は、そのようなプログラムを記録したコン
ピュータが読み取り可能な記録媒体でもよい。
【0032】ここで、コンピュータが読み取り可能な記
録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁
気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積
し、コンピュータから読み取ることができる記録媒体を
いう。このような記録媒体のうちコンピュータから取り
外し可能なものとしては、例えばフロッピー(登録商
標)ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R/W、DV
D、DAT、8mmテープ、メモリカード等がある。
【0033】また、コンピュータに固定された記録媒体
としてハードディスクやROM(リードオンリーメモ
リ)等がある。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を説明する。
【0035】《第1実施形態》以下、本発明の第1実施
形態に係る情報システムを図1から図9の図面に基いて
説明する。図1は、この情報システムのシステム構成図
であり、図2は、図1に示した車載機1Dのハードウェ
ア構成図であり、図3は、車載機1D等の利用者側の端
末(利用者端末)においてテキスト情報から音声を生成
するためのデータ構成を示す図であり、図4は、その利
用者端末における音声出力処理の手順を示すフローチャ
ートであり、図5は、図4に示した音声送信処理の詳細
を示すフローチャートであり、図6は、図4に示した音
源データダウンロード処理の詳細を示すフローチャート
であり、図7は、図4に示した音声再生処理の詳細を示
すフローチャートであり、図8は、本実施形態の変形例
に係る音声出力処理を示すフローチャートであり、図9
は、図8に示した固定メッセージデータの更新、ダウン
ロード処理を示すフローチャートである。
【0036】<システム構成>この情報システムは、利
用者側の端末(以下、利用者端末と総称する)であるパ
ーソナルコンピュータ1A、固定電話1B、携帯電話1
Cまたは車載機1D等とセンタシステム20とをネット
ワークで接続して構成される。なお、ここで、パーソナ
ルコンピュータには、携帯情報端末(PDA)を含むも
のとする。また、携帯電話1Cは、PHS(Personal H
andyphone System)も含むものとする。
【0037】この情報システムでは、利用者は、まず、
利用者端末から所定のテキスト情報を読み上げセンタに
送信する。所定のテキスト情報はセンタシステム20を
運営するセンタから事前に指定されたものである。
【0038】読み上げた音声は、例えば、パーソナルコ
ンピュータ1Aの不図示のマイクロフォンから入力し、
MP3やWAV等のデータ形式で記録し、電子メールに
添付してセンタシステム20宛てに送信すればよい。
【0039】また、利用者がセンタシステム20に電話
を掛けて、直接読み上げるようにしてもよい。また、利
用者がMD(Mini Disk)やテープレコーダ等の記録媒
体に読み上げたテキストを録音し、センタ宛てに送付し
てもよい。
【0040】センタシステム20は、利用者端末とイン
ターネット、あるいは電話回線で接続された計算機であ
る。センタシステム20は、利用者から提供された音声
を音声データとして記録する。
【0041】このセンタシステム20は、利用者の音声
データを解析して音源データを生成する音素分析プログ
ラムを有している。音源データは、提供された音声を母
音や子音等、音声の単位である音素に分解し、その音素
に対応する部分的な音声波形を記録したものである。こ
の音源データでは、音素をインデックスとして、対応す
る音声波形を検索することができる。
【0042】生成された音源データは、ネットワークを
通じて利用者端末にダウンロードされる。ただし、DV
DやCD−ROM等のリムーバルメディアを利用して利
用者に返送してもよい。
【0043】また、コンビニエンスストア、駅、自動車
ディーラ、その他小売店等に設置されたマルチメディア
端末(キヨスク端末、コンビニエンスストア端末ともい
う)を利用して音声を利用者から提供し、音源データを
受信するようにしてもよい。その場合、ICカードやC
D−R等によりマルチメディア端末から音源データを持
ち帰るようにすればよい。
【0044】利用者端末には、利用者所望のテキスト情
報を読み上げる音声出力プログラムがインストールされ
ている。この音声出力プログラムは、利用者端末のCP
Uで実行され、指定されたテキスト情報から音素の列で
ある韻律情報を作成し、その音素に対応する音声波形を
音源データから参照する。そして、この音声出力プログ
ラムは、各音素に対応する音声波形を接続し、音声とし
て出力する。なお、このような、音素分析および音源デ
ータに基づく音声合成技術は、すでに述べたように、株
式会社国際電気通信基礎技術研究所から提供されてい
る。
【0045】このように、本情報システムは、利用者が
提供した音声データに基づき音源データを作成し、利用
者端末に返信する。利用者端末は、その音源データによ
って音声を合成してテキストを読み上げる。
【0046】利用者は、センタに音声を提供することで
様々な音源データを入手する。例えば、自身の声、妻、
夫、子供、恋人等の声を提供すれば、その声により各種
のテキストをその声で読み上げさせることができる。以
下、このような情報システムの詳細を説明する。
【0047】<ハードウェア構成>図2に、利用者端末
の例として、車載機1Dのハードウェア構成を示す。車
載機1Dは、CPU2、メモリ3、ハードディスク駆動
装置4、リムーバルメディア駆動装置5、通信インター
フェース6、入力装置7、音声再生部8、アンプ9、ス
ピーカ10および表示装置16を有している。
【0048】CPU2は、各種のプログラムを実行し、
車載機1Dとしての機能を提供する。例えば、CPU2
は、テキスト情報から音素を生成し、その音素に対応す
る音声波形を接続して、音声データ(デジタルデータ)
を生成する。メモリ3は、CPU2で実行されるプログ
ラムやCPU2が処理するデータを記憶する。
【0049】ハードディスク駆動装置4は、ハードディ
スク上への記録機能を提供する。このハードディスク上
には各種のデータベースが構築される。
【0050】リムーバルメディア駆動装置5は、着脱可
能な記録媒体へのアクセス機能を提供する。リムーバル
メディア駆動装置5は、例えば、DVD駆動装置、CD
−ROM読み出し装置、フロッピーディスク駆動装置、
ICカード読み取り装置等である。また、記録媒体と
は、DVD−ROM、DVD−RW、DVD−RAM、
CD−ROM、フロッピーディスク、ICカード等であ
る。
【0051】通信インタフェース6は、ネットワークへ
のアクセス機能を提供する。通信インターフェース6
は、例えば、LANインターフェース、光通信基板、モ
デム、無線LANインターフェース、FWA(Fixed Wi
reless Access)ユニット、ブルートゥースチップ(ブ
ルートゥース規格の通信モジュール)等である。
【0052】入力装置7は、ユーザに対して指示操作や
メニューの選択等、情報の入力機能を提供する。入力装
置7は、例えば、キーボード、押ボタンダイヤル、ジョ
イスティック、マウス、トラックボール、静電式のポイ
ンティングデバイス、スティック式のポインティングデ
バイス、レーザ式のポインティングデバイス、タッチパ
ネル等である。
【0053】音声再生部8は、CPU2が生成した音声
データからアナログの音声を生成する。音声再生部8に
は、D/Aコンバータが含まれる。アンプ9は、生成さ
れた音声を増幅し、スピーカ10から出力させる。
【0054】表示部16は、例えば、CRT、液晶ディ
スプレイ等であり、文字、映像等の表示機能を提供す
る。
【0055】電話1B、携帯電話1C等については、車
載機10Aと同様の構成であるのでその説明を省略す
る。また、パーソナルコンピュータ1Aおよびセンタシ
ステム20は、一般的なコンピュータである。
【0056】<データ構成>図3に、利用者端末が有す
る音声出力のためのデータ構成を示す。音声出力のため
のデータは、音声に変換されるテキスト情報と、音源デ
ータとからなる。テキスト情報は、例えば、カーナビゲ
ーションや音声ガイダンスで使用されるメッセージのテ
キスト情報、あるいは、電子本のテキスト情報である。
【0057】音源データは、母音や子音等の音素に対応
する音声波形のデータベースである。このデータベース
では、音素をインデックスとして、対応する音声波形デ
ータを検索することができる。例えば、あ、い、う、
え、お等の母音に対応する音声波形や、k、s、n、h、
m、y、r、w、n等の子音に対応する音声波形等が検索さ
れる。
【0058】音源データは、元の音声提供者ごとに作成
される。例えば、音源データAは、利用者本人の音声に
から生成したもの、音源データBは、利用者の家族の音
声から生成したもの等である。利用者端末には、複数の
音源データA、B等が保持され、利用者の趣向や、気分
に応じて選択される。
【0059】<作用>図4に、利用者端末で実施される
音声出力処理の手順を示す。この処理は、利用者端末、
例えば、車載機1DのCPU2において音声出力プログ
ラムを実行することにより実現される。
【0060】この処理では、通常、利用者端末は、利用
者の操作待ち状態にある(S1)。利用者が入力装置7
により利用者端末を操作すると、利用者端末はその操作
の種類を判定する。
【0061】まず、利用者端末は、利用者の操作が音声
送信処理の選択か否かを判定する(S2)。利用者の操
作が音声送信処理の選択の場合、利用者端末は、音声送
信処理を実行する(S3)。その後、利用者端末は、S
1に制御を戻す。
【0062】利用者の操作が音声送信処理の選択でない
場合、利用者端末は利用者の操作が音源データのダウン
ロードの指示か否かを判定する(S4)。利用者の操作
が音源データのダウンロードの指示であった場合、利用
者端末は、音源データダウンロード処理を実行する(S
5)。その後、利用者端末は、制御をS1に戻す。
【0063】利用者の操作が音源データのダウンロード
の指示でない場合、利用者端末は利用者の操作が音源デ
ータの入力の指示か否かを判定する(S6)。音源デー
タの入力とは、リムーバルメディアを通じた音源データ
の利用者端末への入力である。
【0064】利用者の操作が音源データの入力の指示の
場合、利用者端末は、音源データのリムーバルメディア
からの入力処理を実行する(S7)。これにより、DV
D、CD−R、ICカード等のリムーバルメディアから
音源データが利用者端末に入力される。その後、利用者
端末は、制御をS1に戻す。
【0065】利用者の操作が音源データの入力の指示で
ない場合、利用者端末は利用者の操作が音声再生の指示
か否かを判定する(S8)。利用者の操作が音声再生の
指示であった場合、利用者端末は、音声再生処理を実行
する(S9)。その後、利用者端末は、制御をS1に戻
す。
【0066】利用者の操作が音声再生の指示でない場
合、利用者端末は利用者の操作が音源データの選択の指
示か否かを判定する(SA)。音源データの選択とは、
利用者端末に保持された複数の音源データうちのどの音
源データを音声の再生に使用するかの指定である。
【0067】利用者の操作が音源データの選択の場合、
利用者端末は、利用者に使用する音源データ(ファイル
名)を指定させる(SB)。これにより、音声再生に使
用される音源データのファイル名が選択され、メモリ3
上の所定の領域に設定される。その後、利用者端末は、
制御をS1に戻す。その結果、以降の音声再生処理(S
9)において設定された音源データが使用される。
【0068】図5に、音声送信処理(図4のS3)の詳
細を示す。この処理では、まず、利用者端末は、まず、
所定時間の録音処理を実行する(S31)。この録音に
おいて、利用者は、センタから指定されたテキストを読
み上げる。
【0069】次に、利用者端末は、録音がOKか否かを
表示部16を通じて利用者に問い合わせる(S32)。
利用者は、録音時にうまく読み上げることができた場
合、OKの応答(例えば、表示部16に表示される不図
示のOKボタンの押下)をする。
【0070】利用者がOKの応答をしなかった場合、利
用者端末はS31に制御を戻し、再び録音を行う。一
方、利用者がOKの応答をした場合、利用者端末は、セ
ンタのウェブサイトへアクセスする(S33)。そし
て、利用者端末は、利用者に会員IDとパスワードを入
力させる(S34)。この会員IDとパスワードは、利
用者が事前にセンタに会員登録することでセンタから報
知されたものである。
【0071】次に、利用者端末は、センタのウェブサイ
トからOKが返答されたか否かを判定する。センタから
OKが返答された場合、利用者端末はセンタシステム2
0に音声データを送信する(S36)。これにより、セ
ンタシステム20は、その会員IDをキーにして、音声
データを保存する。その後、利用者端末は、音声送信処
理を終了する。
【0072】一方、S35において、センタからOKが
返答されない場合、利用者端末は、終了するか否かを利
用者に問い合わせる(S37)。終了しない場合、利用
者端末は、制御をS34に戻し、会員IDとパスワード
を再度入力させる。また、ユーザが終了を入力した場
合、利用者端末は、音声送信処理を終了する。
【0073】図6に、音源データダウンロード処理(図
4のS5)の詳細を示す。この処理では、まず、利用者
端末は、センタのウェブサイトへアクセスする(S5
1)。そして、利用者端末は、利用者に会員IDとパス
ワードを入力させる(S52)。
【0074】次に、利用者端末は、センタのウェブサイ
トからOKが返答されたか否かを判定する(S53)。
センタからOKが返答された場合、利用者端末は、当該
利用者が利用可能な音源データのリストを表示し、音源
データを選択させる(S54)。
【0075】次に、利用者端末は、選択された音源デー
タをダウンロードする(S55)。これにより、その音
源データが利用者端末に蓄積される。その後、利用者端
末は、音声送信処理を終了する。
【0076】一方、S53において、センタからOKが
返答されない場合の処理は、図5の場合と同様である。
【0077】図7に、音声再生処理(図4のS9)の詳
細を示す。この処理では、まず、利用者端末は、音声出
力する対象のテキストを読み出す(S91)。次に、利
用者端末は、そのテキストに基づき、音素情報を生成す
る(S92)。音素情報とは、各音素を識別する情報で
あり、また、音源データを検索するインデックスとなる
情報である。
【0078】次に、利用者端末は、音源データから各音
素に対応する音声波形データを読み出す(S93)。次
に、利用者端末は、波形データを接続する(S94)。
そして、利用者端末は、音声再生部8、アンプ9および
スピーカ10を通じて音声を出力する(S95)。
【0079】次に、利用者端末は、未処理テキストが残
っているか否かを判定する(S96)。未処理テキスト
が残っている場合には、利用者端末は、制御をS91に
戻し、音声再生処理を繰り返す。一方、対象のテキスト
をすべて音声出力した場合、利用者端末は、音声再生処
理を終了する。
【0080】<実施形態の効果>以上述べたように、本
情報システムによれば、利用者は、好みの音声をセンタ
に提供することにより、その音声に基づく音源データを
入手することができる。そして、その音源データを利用
してテキストから音声を再生することにより、好みの音
声でテキストを読み上げることができる。例えば、車載
機1Dにおけるカーナビゲーション時の音声を好みの音
声、例えば、自身の声、妻、夫、子供、または恋人の声
等とすることができる。
【0081】<変形例>上記実施形態では、センタに音
声データを提供し、その音声データに基づく音源データ
の提供を受けた。そして、利用者端末において、その音
源データを利用して音声を再生することにより、テキス
トを好みの音声で読み上げる情報システムを説明した。
しかし、本発明の実施は、このような構成や手順には限
定されない。例えば、センタにテキストそのものを提供
し、そのテキストを読み上げる音声をセンタにおいて生
成するようにしてもよい。図8および図9にその場合の
利用者端末における処理を示す。
【0082】図8は、この場合の音声出力処理を示すフ
ローチャートである。この処理は、S4A〜S7Aの処
理を除いて図4の場合と同様である。そこで、同一の処
理については、図4と同一の符号を付してその説明を省
略する。
【0083】この処理においては、S4Aの判定では、
利用者端末は、利用者の操作が音声データの更新か否か
を判定する(S4A)。音声データの更新とは、例え
ば、車載機1Dの固定メッセージデータの更新等をい
う。ここで、固定メッセージとは、音声として録音さ
れ、反復して再生される音声のメッセージをいう。
【0084】利用者の操作が音声データの更新の場合、
利用者端末は、固定メッセージデータの更新、ダウンロ
ード処理を実行する(S5A)。その後、利用者端末
は、制御をS1に戻す。
【0085】一方、利用者の操作が音声データの更新で
ない場合、利用者端末は、利用者の操作が音声データの
入力の指示か否かを判定する(S6A)。音声データの
入力とは、センタで作成された固定メッセージの音声を
リムーバルメディアを通じて利用者端末に入力する処理
をいう。
【0086】利用者の操作が音声データの入力の指示の
場合、利用者端末は、固定メッセージをリムーバルメデ
ィアから入力する。これにより、例えば、車載機1Dの
固定メッセージの音声が更新される。その後、利用者端
末は、制御をS1に戻す。
【0087】図9に、固定メッセージデータの更新、ダ
ウンロード処理(図8のS5Aの詳細)を示す。この処
理のうち、センタへアクセスし、会員IDおよびパスワ
ードを確認する処理(S51〜S53、S56)は、図
6の場合と同様である。そこで、同一の処理について
は、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0088】S53の判定でセンタからOKが返答され
た場合、利用者端末は、当該利用者が利用可能な音源デ
ータのリストを表示し、音源データを選択させる(S5
4A)。
【0089】次に、利用者端末は、作成対象の固定メッ
セージを指定する(S55A)。これは、例えば、カー
ナビゲーションシステムの名称、型番の指定等である。
【0090】次に、利用者端末は、音声データ作成の実
行を指定する(S57A)。これにより、指定されたカ
ーナビゲーションシステムの固定メッセージがS54A
で選択された音源データに基づき生成される。
【0091】次に、利用者端末は、ユーザに作成された
固定メッセージのダウンロードを指示させる。これによ
り、センタシステム20は、作成された固定メッセージ
を談ロードする(S58A)。その後、利用者端末は、
固定メッセージデータの更新、ダウンロード処理を終了
する。
【0092】なお、図9の例では、固定メッセージの種
類をカーナビゲーションシステム等、固定メッセージが
使用されている製品の名称や型番で指定した。しかし、
そのような製品の型番等による指定に代えて、メッセー
ジのテキストそのものを利用者端末からセンタシステム
20へ送信するようにしてもよい。
【0093】以上の述べた情報システムによれば、従来
のカーナビゲーションシステム等、音源データを用いず
に固定メッセージを録音して再生するシステムにおいて
も、ユーザの好みの音声で出力することができる。
【0094】上記実施形態では、音素解析のためのテキ
スト情報はセンタシステム20を運営するセンタから事
前に指定されたものである。このように、利用者がセン
タ指定のテキストを読み上げてセンタに送付するように
すれば、音素の種類の偏在や漏れなく各音素を分析でき
る可能性が高い。また、予め、テキスト情報が定まって
いれば、音声から音素への分解も用意である。
【0095】しかし、本発明の実施はこのような手順や
仕組みに限定されるものではない。例えば、利用者が多
数の音素を含む任意のテキストを読み上げて録音し音声
データを作成してもよい。その場合、センタシステム2
0で音声認識して各音素を識別し、その音素ごとに音声
波形を抽出するようにすればよい。
【0096】《第2実施形態》図10から図15の図面
に基づいて本発明の第2実施形態に係る情報システムを
説明する。図10は、この情報システムのシステム構成
図であり、図11は、センタシステム20において音源
データを管理する音源データ管理テーブルのデータ構造
図であり、図12は、センタに会員登録した会員をグル
ープ分けして管理するグループ管理テーブルのデータ構
造図であり、図13は、利用者端末において読み上げら
れる電子本のデータ構造図であり、図14は、センタシ
ステム20において実行される音源データ提供処理を示
すフローチャートであり、図15は、利用者端末におい
て実行される電子本読み上げプログラムの処理を示すフ
ローチャートである。
【0097】上記第1実施形態では、利用者が自身の音
声や自分の好みの音声、例えば、利用者自身の音声、
妻、夫、子供、または恋人等の音声をセンタに提供し、
その音声を音素分析して作成された音源データを入手
し、その音源データにより、所望のテキストを読み上げ
るシステムについて説明した。
【0098】本実施形態では、著名な俳優等を含めて、
音声提供者の音声を音素分析して作成された音源データ
を第三者に提供する情報システムについて説明する。そ
の場合、本情報システムでは、その音声提供者または音
源データの著作権、肖像権、パブリシティ権等を保護す
る機能を提供する。また、音源データの利用に伴い、上
記権利者に報酬を支払う機能を提供する。他の構成およ
び作用は、第1実施形態と同様である。そこで、同一の
構成要素については、同一の符号を付してその説明を省
略する。また、必要に応じて、図1から図11の図面を
参照する。
【0099】<システム構成>図12に、本情報処理シ
ステムのシステム構成図を示す。この情報システムの構
成は、基本的は、第1実施形態の場合と同様である。た
だし、この情報システムは、音声の提供者と音源データ
の利用者が必ずしも一致しない場合があることを想定し
たものである点で第1実施形態の情報システムと相違す
る。
【0100】音声は、その発声者に固有のものであり、
その音声による朗読や歌唱等には、著作権が発声する。
また、著名なタレント、アーティスト、俳優等の音声に
は、肖像権やパブリシティ権が発生する場合もある。ま
た、著名でない一般人であっても、その人の音声に基づ
いて作成された音源データには所定限度の価値を認める
べきである。
【0101】そこで、本実施形態の情報システムにおい
ては、センタシステム20が音源データを利用者に提供
する際、そのような権利の所有者から利用許諾されたい
るか否かを判定する。
【0102】そして、利用許諾されていない場合には、
音源データの第三者への提供を抑止する。また、利用許
諾されている場合も、第三者の利用に伴い、所定の報酬
(利用料)を権利者に支払う。このような利用許諾の有
無、許諾範囲、あるいは、報酬額は、センタシステム2
0の音源データ管理テーブルで管理される。
【0103】利用者は、センタシステム20に登録され
ている音源データの中から利用許諾されているものを選
択してダウンロードし、自身の利用者端末で利用する。
本実施形態の利用者端末は、そのような音源データによ
り、例えば、電子本を音声で再生する。
【0104】利用者は、音源データに代えて、テキスト
から再生された音声そのものの提供を受け、その場で再
生してもよい。また、そのような音声をデータ化した固
定メッセージデータの提供を受けてもよい。
【0105】<データ構造>図11に、センタシステム
20が有する音源データ管理テーブルのデータ構造を示
す。音源データ管理テーブルは、各行が個々の音源デー
タに対応する管理情報を保持している。音源データ管理
テーブルの各行は、発声者、声の調子、利用許諾、価
格、および音源データファイル名の各フィールドを有し
ている。
【0106】「発声者」とは、その音源データを作成す
る際に、音素分析の対象となった音声の発声者を識別す
る情報である。本情報システムでは、発声者の会員ID
を保持する。
【0107】「声の調子」とは、その音声の性質、例え
ば、「普通」、「怒って」、「明るく」、「優しく」等
をいう。例えば、発声者がAさんで、声の調子が「普
通」の行は、Aさんが普通の声で発声したときの音声を
音素分析した結果生成された音源データに対応する。ま
た、発声者がAさんで、声の調子が「怒って」の行は、
Aさんが怒っているときの声に対応する。
【0108】「利用許諾」は、利用許諾の範囲を指定す
る情報である。利用許諾の範囲として、例えば、「開
放」、「本人のみ」、「グループX」等が指定される。
「開放」とは、その対応する音源データを第三者に利用
許諾することを指定する。「本人のみ」とは、その音源
データは、発声者本人にしか利用させない指定である。
また、「グループX」とは、特定の会員からなるグルー
プXにだけ利用許諾することをいう。
【0109】「価格」は、その音源データの利用料金で
ある。この利用料金の所定額が報酬として権利者に支払
われる。音源データファイル名は、その音源データを格
納したデータファイルの名称である。
【0110】図11に示したのは、センタシステム20
において音源データを管理するためのテーブルである。
ただし、利用者端末においても同様の構造の音源データ
管理テーブルを保持し、複数の音源データを管理するよ
うにしてもよい。
【0111】図12にグループ管理テーブルのデータ構
造を示す。グループ管理テーブルは、センタシステム2
0において会員のグループを定義する。図12に示すよ
うに、グループ管理テーブルは、グループIDと会員I
Dの組み合わせからなっている。
【0112】グループIDは、各グループを識別する記
号である。また、会員IDは、そのグループに所属する
会員の会員IDである。
【0113】図13に、本実施形態の利用者端末におい
て、音声として出力される電子本のデータ構造を示す。
この電子本は、オペコードとパラメータとを対にしたデ
ータからなる。
【0114】図13では、オペコード:発声者に対し
て、パラメータ「Aさん」が指定されている。オペコー
ド:発声者は、音源データの発声者を指定するオペコー
ドであり、パラメータとしてその発声者の会員IDを設
定する。
【0115】また、オペコード:声の調子に対して、
「怒って」が指定されている。オペコード:声の調子
は、パラメータとして「声の調子」を設定するオペコー
ドである。この「声の調子」は、音源データ管理テーブ
ル(図11)で説明したものと同様である。ただし、オ
ペコード:声の調子が指定されてない場合、「普通」が
指定されたと見なす。
【0116】また、オペコード:表示データに対して、
パラメータとしてデータサイズと「誰がこんなこと
を...」が設定されている。表示データは、音声出力
時に表示部16に表示される文字情報である。ただし、
オペコード:表示データが指定されていない場合、表示
部16には何も表示されない。
【0117】また、オペコード:読み上げデータは、音
声出力されるデータである。利用者端末にインストール
された電子本読み上げプログラムは、このオペコード:
発声者およびオペコード:声の調子にしたがい音源デー
タを選択する。そして、その音源データにより、オペコ
ード:読み上げデータで指定されるテキストを読み上げ
る。
【0118】<作用>図14に、センタシステム20で
実行される音源データ提供処理を示す。この処理では、
通常、センタシステム20は、利用者端末からのアクセ
ス待ちの状態にある(S101)。利用者端末のアクセ
スは、センタシステム20が提供するウェブページに着
信する。このとき、センタシステム20は、会員IDと
パスワードにより利用者を認証する(S102)。
【0119】利用者端末からの認証が終了すると、セン
タシステム20は、発声者の指定と、声の調子の指定を
読む(S103)。
【0120】次に、センタシステム20は、利用者端末
から指定された発声者と声の調子に対応する音源データ
を音源データ管理テーブルにおいて検索する。そして、
その音源データが利用許諾されているか否かを判定する
(S104)。
【0121】その音源データが利用許諾されていないと
き、センタシステム20は、利用許諾がない旨のメッセ
ージを利用者端末に表示する(S105)。その後、セ
ンタシステム20は、制御をS101に戻す。
【0122】S014の判定で、その音源データが利用
許諾されている場合、センタシステム20は、対応する
音源データを利用者端末に配信する(S106)。
【0123】次に、センタシステム20は、その利用者
の会員IDに基づき、所定の利用料金の課金処理を実行
する(S107)。また、センタシステム20は、その
音源データの発声者(権利者)の会員IDに基づき、そ
の権利者に所定の報酬加算処理を実行する(S10
8)。これらの利用料金や報酬は、所定の時期、例え
ば、月次処理等により、利用者、センタ、および権利者
の間で決済される。
【0124】図15に、利用者端末で実行される電子本
読み上げプログラムの処理を示す。この処理では、ま
ず、利用者端末は、次のオペコードを読む(S11
1)。そして、利用者端末は、オペコードの種類を判定
する。
【0125】まず、利用者端末は、オペコードが発声者
であるか否かを判定する(S112)。オペコードが発
声者である場合、利用者端末は、後続するパラメータを
読み、メモリ3の所定の領域に発声者を設定する(S1
13)。その後、利用者端末は、制御をS111に戻
す。
【0126】オペコードが発声者でない場合、利用者端
末はオペコードが声の調子か否かを判定する(S11
4)。オペコードが声の調子の場合、利用者端末は、後
続するパラメータを読み、メモリ3の所定の領域に声の
調子を設定する(S115)。その後、利用者端末は、
制御をS111に戻す。
【0127】オペコードが声の調子でない場合、利用者
端末はオペコードが表示データか否かを判定する(S1
16)。オペコードが表示データの場合、利用者端末
は、後続するパラメータを読み、その表示データを表示
部16に表示する(S117)。その後、利用者端末
は、制御をS111に戻す。
【0128】オペコードが表示データでない場合、利用
者端末はオペコードが読み上げデータか否かを判定する
(S118)。オペコードが読み上げデータの場合、利
用者端末は、現在設定されている発声者および声の調子
から音源データを選択する(S119)。
【0129】そして、利用者端末は、後続するパラメー
タを読み、その読み上げデータを音声出力する(S11
A)。この処理は、第1実施形態の音声再生処理(図
7)と同様である。その後、利用者端末は、表示部16
の表示データをクリアし(S11B)、制御をS111
に戻す。
【0130】<実施形態の効果>以上述べたように、本
情報システムによれば、音源データを第三者に提供する
場合、その音源データの権利の所有者から利用許諾が得
られているか否かを判定する。そして、利用許諾が得ら
れていない場合、その音源データの提供を拒否する。そ
の結果、第三者に音源データを利用許諾する意思のない
権利者の権利が保護される。
【0131】また、本情報システムによれば、第三者に
音源データを利用許諾する場合であっても、その第三者
への音源データの提供に応じて報酬が権利者に支払われ
る。このため、音声を提供した者の権利の活用を図るこ
とができる。
【0132】また、本情報システムによれば、発声者や
声の調子を変更しつつ電子本を読み上げることができ
る。この結果、例えば、実際に俳優が音読することな
く、様々な声の調子の複数の俳優の音声により、電子本
を読み上げることができる。
【0133】《第3実施形態》図16から図18の図面
に基づいて本発明の第3実施形態に係る情報システムを
説明する。図16は、この情報システムのシステム構成
図であり、図17は、図16に示した利用対象者リスト
23のデータ構造図であり、図18は、図16に示した
メールサーバにおいて実行される電子メール読み上げプ
ログラムの処理を示すフローチャートである。
【0134】上記第1実施形態または第2実施形態で
は、利用者が自身の音声、自分の家族等の音声に基づく
音源データ、あるいは、一般第三者の音声による音源デ
ータにより、所望のテキストを読み上げるシステムにつ
いて説明した。
【0135】本実施形態では、電子メール着信時に、受
信電子メールサーバが電子メールをその発信者の音声で
読み上げる情報システムについて説明する。他の構成お
よび作用は、第1実施形態と同様である。そこで、同一
の構成要素については、同一の符号を付してその説明を
省略する。また、必要に応じて、図1から図15の図面
を参照する。
【0136】<システム構成>図16に、本情報処理シ
ステムのシステム構成図を示す。この情報システムの構
成は、基本的は、第1実施形態の場合と同様である。た
だし、この情報システムは、メールサーバ21を有して
いる点が第1形態または第2実施形態の場合と相違す
る。
【0137】図16に示すように、メールサーバ21で
は、電子メール読み上げプログラムおよび音源データ選
択プログラムが実行されている。
【0138】電子メール発信者のうち、本情報システム
において電子メール読み上げサービスの提供を受ける利
用者は、その会員IDが利用対象者リスト23に登録さ
れている。メールサーバ21には、センタから電子メー
ル発信者の音声に基づく音源データが配信される。この
音源データは、利用対象者リスト23により電子メール
利用者の会員IDに基づいて検索することができる。
【0139】メールサーバ21は、電子メールを受信し
たときに音源データ選択プログラムを介して、その発信
者が利用対象リスト23に含まれるか否かを判定する。
そして、その発信者の会員IDが、利用対象者リスト2
3に含まれている場合に、電子メール読み上げプログラ
ムにその電子メールの内容を発信者の音源データで読み
上げさせる。メールサーバ21は、読み上げられた音声
データを電子メール受信者に配信する。これにより、発
信者の音声付きで電子メールを受信者に引き渡す。図1
6の例では、電子メールがメールサーバ21から受信者
の利用者端末に配信され、開封されたときに、発信者の
音声で電子メールが読み上げられる。
【0140】ただし、メールサーバ21は、読み上げら
れた音声データを添付ファイルとして電子メールの受信
者に引き渡してもよい。
【0141】<データ構造>図17に、利用対象者リス
ト23のデータ構造を示す。図17に示すように、利用
対象者リスト23は、発信者ごとに領域が区分され、発
信元の会員ID、発信元の会員の音源データファイル
名、発信元の会員ごとの宛先リストを有している。
【0142】音源データファイル名は、発信元の会員ご
との音声を音素分析した音源データファイルの名称であ
る。また、宛先リストは、発信元の会員ごとに、宛先の
会員IDが記述されている。
【0143】本情報システムでは、この利用対象者リス
ト23に発信元として登録された会員が宛先として宛先
リストに登録された会員に電子メールを送信するとき
に、電子メールの読み上げサービスが提供される。ただ
し、発信元として登録されている会員が、宛先を全く登
録していない場合、その会員を発信元とするすべての宛
先への電子メールに対して電子メール読み上げサービス
が提供される。
【0144】<作用>図18に、電子メール読み上げプ
ログラムの処理を示す。ここでは、メールサーバ21が
このプログラムを実行する場合について説明する。
【0145】まず、メールサーバ21は、受信した電子
メールから発信元と宛先を読む(S121)。そして、
メールサーバ21は、発信元の会員IDが利用者対象リ
スト23に含まれているか否かを判定する(S12
2)。発信元会員IDが利用対象者リスト23にない場
合、メールサーバ21は、電子メール読み上げ処理を終
了する。
【0146】一方、その発信元の会員IDが利用対象リ
スト23に含まれている場合、次に、メールサーバ21
は、宛先の会員IDが、その発信元に対する宛先として
利用対象者リスト23に含まれているか否かを判定する
(S123)。その宛先がその発信元に対する宛先とし
て利用対象者リスト23に含まれていない場合、メール
サーバ21は、電子メール読み上げ処理を終了する。
【0147】また、その宛先がその発信元に対する宛先
として利用対象者リスト23に含まれている場合、メー
ルサーバ21は、発信元の会員の音声に対する音源デー
タを選択する(S124)。そして、メールサーバ21
は、その音源データにより電子メール読み上げ処理を実
行する。この場合、読み上げ対象は電子メールの文書で
あるが、読み上げ手順は、第1実施形態の場合と同様で
ある。その後、電子メール読み上げ処理を終了する。
【0148】<実施形態の効果>以上述べたように、本
実施形態によれば、電子メール発信者の音声で着信した
電子メールを読み上げることができる。または、そのよ
うな音声を添付ファイルとして有する電子メールを配信
することができる。
【0149】また、上記情報システムでは、発信者と受
信者の組み合わせに応じて、そのような読み上げサービ
スを行うか行わないかを制御することができる。その場
合、ある発信者については、すべての受信者をサービス
の対象とするような設定(例えば、宛先リストの会員I
Dをすべて空欄にする等の設定)をできるようにしても
よい。
【0150】<変形例>上記実施形態では、受信した電
子メールの読み上げをメールサーバ21で実行し、その
音声を受信者に提供する情報システムの例を説明した。
しかし、本発明の実施は、そのような構成や手順には限
定されない。例えば、受信者の利用者端末に電子メール
読み上げプログラムを組み込んでもよい。そして、受信
者の電子メールプログラム(いわゆるメーラ)と連携さ
せ、受信者が電子メールを開いたときに、送信元の会員
IDから音源データを特定し、その発信者の音声で電子
メールを読み上げるようにしてもよい。
【0151】《第4実施形態》図19から図23の図面
に基づいて本発明の第4実施形態に係る情報システムを
説明する。図19は、この情報システムのシステム構成
図であり、図20は、図19に示したキャラクタ人形1
Eのハードウェア構成図であり、図21は、図20に示
したCPU2おいて実行される人形制御プログラムの処
理を示すフローチャートであり、図22は、本実施形態
の変形例に係る操作コントローラのハードウェア構成図
であり、図23は、図22に示したCPU2で実行され
る操作コントローラの処理を示すフローチャートであ
る。
【0152】上記第1実施形態から第3実施形態では、
所定のメッセージを利用者の好み音声で出力する情報シ
ステムについて説明した。本実施形態では、利用者端末
からの指示により、所定のメッセージを利用者の好み音
声で発するキャラクタ人形を含む情報システムについて
説明する。他の構成および作用は、第1実施形態から第
3実施形態の情報システムと同様である。そこで、同一
の構成要素については、同一の符号を付してその説明を
省略する。また、必要に応じて、図1から図18の図面
を参照する。
【0153】<システム構成>図19に、本情報処理シ
ステムのシステム構成図を示す。この情報システムは、
携帯電話1C、車載機1D等の利用者端末と、キャラク
タ人形1Eとから構成される。これらの構成要素には、
いずれも無線通信インターフェース、例えば、ブルート
ゥースチップが装着され、互いにブルートゥース規格等
の無線通信を行うことができる。
【0154】このブルートゥースチップの構成と作用に
ついては、例えば、高柳俊成他、社団法人電子情報通信
学会発行、電子情報通信学会誌、VOL.84、No.
8、pp.565-571、2001年に詳述されている。
【0155】キャラクタ人形は、頭部、両目、胴体、左
右の手足を有しており、これらの各接続部分にアクチュ
エータを備えられ、所定の信号により駆動される。ま
た、第1実施形態から第3実施形態の利用者端末と同
様、内蔵のCPU2において、音声出力処理が実行され
る。
【0156】このアクチュエータや音声出力処理は、ブ
ルートゥースチップを介した利用者端末からのコマンド
により起動される。例えば、利用者が携帯電話1Cから
所定のコマンドを送信すると、キャラクタ人形1Eは、
そのコマンドに対応して、首、手足、目等を動かす。ま
た、そのコマンドに対応したメッセージを発する。
【0157】また、利用者は、利用者端末からの操作に
よりメッセージの内容を変更することができる。例え
ば、キャラクタ人形1Eが相手に呼びかけるときに、相
手の名前等を変更することができる。
【0158】<ハードウェア構成>図20に、このキャ
ラクタ人形1Eの制御系のハードウェア構成を示す。こ
のキャラクタ人形1Eは、CPU2、RAM3A、RO
M3B、無線通信インターフェース6A、音声再生部
8、アンプ9、スピーカ10、A/Dコンバータ11、
アンプ12、マイクロフォン13、アクチュエータ駆動
回路14およびバッテリ15を有している。
【0159】これらのうち、無線通信インターフェース
6Aは、例えば、ブルートゥースチップであり、利用者
端末との通信を実行する。また、マイクフォン13、ア
ンプ12およびA/Dコンバータ11により、利用者の
音声信号を検知する。
【0160】アクチュエータ駆動回路14は、その配下
に右手駆動部14A、左手駆動部14B、首駆動部14
C、目駆動部14D等を有しており、CPU2からの指
令により、各部を駆動する。また、バッテリ15は、制
御系およびアクチュエータに電力を供給する。
【0161】また、RAMには、利用者が設定したメッ
セージを記述するテキスト、音源データおよび音声出力
プログラムが記憶されている。CPU2は、その音声出
力プログラムを実行し、第1実施形態から第3実施形態
と同様、音源データによってRAM3に記憶したテキス
トから音声を生成、スピーカ10から出力させる。
【0162】他の構成および作用については第1実施形
態の利用者端末と同様であるので、その説明を省略す
る。
【0163】<作用>図21に、図20のCPU2で実
行される人形制御プログラムの処理を示す。CPU2
は、このプログラムを実行し、キャラクタ人形を制御す
る。
【0164】この人形制御プログラムを実行すると、C
PU2は、イベント待ちになる(S131。このイベン
トは、利用者端末から無線通信インターフェース6Aを
介して送信されるコマンドにより発生する。
【0165】イベントが発生すると、CPU2はまず、
そのイベントがテキスト送信コマンドの受信か否かを判
定する(S132)。テキスト送信コマンドは、キャラ
クタ人形にメッセージの内容であるテキスト情報を設定
するコマンドである。
【0166】イベントがテキスト送信コマンドの場合、
CPU2は、そのコマンドのパラメータとして送信され
るテキスト情報を受信し、RAM3Aに記憶する(S1
33、テキストの蓄積処理)。その後、CPU2は、制
御をS131に戻す。
【0167】イベントがテキスト送信コマンドでない場
合、CPU2は、そのコマンドが音源データのダウンロ
ードコマンドか否かを判定する(S134)。音源デー
タのダウンロードコマンドとは、利用者端末からキャラ
クタ人形に音源データを設定するコマンドである。
【0168】そのコマンドが音源データのダウンロード
コマンドの場合、CPU2は音源データのダウンロード
処理を実行する(S135)。これによって、キャラク
タ人形内の音源データが更新される。その後、CPU2
は、制御をS131に戻す。
【0169】イベントが音源データダウンロードコマン
ドでない場合、CPU2は、そのコマンドが音声再生コ
マンドか否かを判定する(S136)。音声再生コマン
ドは、出力すべきメッセージ番号とともにメッセージの
出力を指定するコマンドである。
【0170】そのコマンドが音声再生コマンドの場合、
CPU2は、音声再生処理を実行する(S137)。す
なわち、CPU2は指定されたメッセージ番号に対応す
るテキスト情報を読み出し、音源データによって音声を
再生し、スピーカ10から出力させる。この手順は、第
1実施形態で述べたものと同様である。ただし、本実施
形態では、音源データは、キャラクタ人形に特有のもの
である。その後、CPU2は、制御をS131に戻す。
【0171】イベントが音声再生コマンドでない場合、
CPU2は、そのコマンドがアクチュエータ駆動コマン
ドか否かを判定する(S138)。アクチュエータ駆動
コマンドは、駆動すべきアクチュエータの番号(CPU
2がアクチュエータを起動する不図示のレジスタの番
号)および操作量を指定するコマンドである。
【0172】そのコマンドがアクチュエータ駆動コマン
ドの場合、CPU2は、指定されたレジスタ番号のレジ
スタに操作量、例えば、変位を指定して、そのアクチュ
エータを駆動する(S139)。この結果、キャラクタ
人形の首、目、手足等が所定の運動をする。その後、C
PU2は、制御をS131に戻す。
【0173】<実施形態の効果>以上述べたように、本
実施形態の情報システムによれば、キャラクタ人形が発
声するメッセージ内容を変更し、出力させることができ
る。例えば、キャラクタ人形が呼びかける相手の名前等
を設定、変更することができる。したがって、例えば、
子供がこのキャラクタ人形と遊ぶ場合にも、子供に対し
て、あたかもキャラクタ人形と会話をしているような気
持ちを起こさせる。
【0174】このキャラクタ人形を自動車に搭載し、車
載機1Dから制御するようにすれば、例えば、後部座席
で子供がぐずるような場合に特に効果を発揮する。子供
対策は、キャラクタ人形に任せ、運転手は運転に専念で
きる。
【0175】また、この情報システムでは、キャラクタ
人形の音源データを利用者端末からダウンロードするこ
とができる。したがって、キャラクタ人形が出力する音
声を変更し、利用者やその子供等がキャラクタ人形に飽
きてしまうことを低減できる。
【0176】また、このキャラクタ人形は、バッテリ1
5で駆動されるので、子供がキャラクタ人形を手に持っ
た状態でしゃべったり、動作させることができる。
【0177】<変形例>上記実施形態では、利用者端
末、例えば、携帯電話1Cによりキャラクタ人形にコマ
ンドを送信した。しかし、本発明の実施は、そのような
構成や手順には限定されない。例えば、キャラクタ人形
を操作するための専用の操作コントローラを設けてもよ
い。
【0178】図22に、そのような操作コントローラの
ハードウェア構成を示す。この操作コントローラは、C
PU2、メモリ3、無線通信インターフェース6A、入
力装置7、および表示装置16を有している。
【0179】CPU2は、メモリ3に記憶されたプログ
ラムを実行し、操作コントローラとしての機能を提供す
る。
【0180】無線通信インターフェース6Aは、例え
ば、ブルートゥースチップであり、無線でキャラクタ人
形と通信する。
【0181】入力装置7は、例えば、ボタンとジョイス
ティックであり、利用者の操作を検出する。このとき、
CPU2は、無線通信インターフェース6Aを介して、
利用者の操作に対応するコマンドをキャラクタ人形に送
信する。
【0182】図23に、操作コントローラのCPU2で
実行されるプログラムの処理を示す。CPU2は、この
プログラムを実行し、操作コントローラの機能を提供す
る。このプログラムを実行すると、まず、CPU2は、
イベント待ちの状態になる(S141)。
【0183】イベントが発生すると、CPU2は、コマ
ンド送信が指定されたか否かを判定する(S142)。
コマンド送信の場合、CPUは、対応するコマンドをキ
ャラクタ人形に送信する(S143)。このコマンドに
は、音声出力されるテキスト情報送信コマンド、音源デ
ータダウンロードコマンド、テキストを指定して再生さ
せる音声再生コマンド、動作を指定して運動させるアク
チュエータ駆動コマンド等が含まれる。
【0184】CPU2は、キャラクタ人形からの完了報
告を待つ(S144)。キャラクタ人形から完了報告が
戻ると(S145でYESの場合)、CPU2は、制御
をS141に戻す。
【0185】また、キャラクタ人形から完了報告がない
場合、CPU2は、タイムアウトか否かを判定する(S
146)。タイムアウトでない場合、CPU2は、制御
をS134に戻す。一方、タイムアウトの場合、CPU
2は、制御をS141に戻す。
【0186】また、S142の判定で、イベントがコマ
ンドの送信でない場合、CPU2は、その他の処理を実
行し(S147)、制御をS141に戻す。
【0187】上記実施形態では、音源データを携帯電話
1C等の利用者端末からキャラクタ人形に送信した。こ
の音源データは、第2実施形態と同様、センタで管理す
るようにしてもよい。センタからは、パーソナルコンピ
ュータ1A、携帯電話1C等の利用者端末にダウンロー
ドするようにすればよい。また、小売店のマルチメディ
ア端末を通じてダウンロードするようにしてもよい。
【0188】上記実施形態では、利用者の操作により、
コマンドがキャラクタ人形に送信され、そのコマンドに
したがい、キャラクタ人形が音声出力し、または、所定
の運動をした。このような音声出力や運動を所定の組み
合わせが一連の動作をキャラクタ人形にさせてもよい。
そのような一連の音声出力、一連の運動を定義するコマ
ンド列(シナリオ)をセンタから利用者に配信してもよ
い。
【0189】また、複数のキャラクタ人形を組み合わ
せ、キャラクタ人形によるシアタを形成させるようにし
てもよい。そのようなシアタで劇を演じるための各キャ
ラクタ人形に対するコマンド列(シナリオ)センタから
利用者端末へ、そして、利用者端末から各キャラクタ人
形へ配信するようにしてもよい。このコマンド列には、
各キャラクタへ音源データを送信するコマンド、せりふ
に相当するテキスト情報を送信するコマンド、および話
すタイミング、動くタイミングを指示するコマンドを含
めればよい。
【0190】また、センタは、会員からキャラクタ人形
が演じるストーリを公募してもよい。そのようなストー
リから選択した作品をセンタに登録して第三者に有償で
ダウンロードさせるようにしてもよい。また、その売上
に応じてその作品を投稿した会員に報酬を支払うように
してもよい。
【0191】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各種情報をユーザ所望の音声で出力させることができ
る。また、本発明によれば、そのような音声出力におい
て、出力される内容、音声の種類、あるいは性質を変更
することができる。また、本発明によれば、そのような
場合に、その音声に係る権利の侵害を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る情報システム図
【図2】 車載機1Dのハードウェア構成図
【図3】 利用者端末においてテキスト情報から音声を
生成するためのデータ構成を示す図
【図4】 利用者端末における音声出力処理の手順を示
すフローチャート
【図5】 音声送信処理の詳細を示すフローチャート
【図6】 音源データダウンロード処理の詳細を示すフ
ローチャート
【図7】 音声再生処理の詳細を示すフローチャート
【図8】 第1実施形態の変形例に係る音声出力処理を
示すフローチャート
【図9】 固定メッセージデータの更新、ダウンロード
処理を示すフローチャート
【図10】本発明の第2実施形態に係る情報システム図
【図11】音源データ管理テーブルのデータ構造図
【図12】グループ管理テーブルのデータ構造図
【図13】電子本のデータ構造図
【図14】センタシステム20による音源データ提供処
理を示すフローチャート
【図15】利用者端末による電子本読み上げプログラム
の処理を示すフローチャート
【図16】本発明の第3実施形態に係る情報システムの
システム構成図
【図17】利用対象者リスト23のデータ構造図
【図18】電子メール読み上げプログラムの処理を示す
フローチャート
【図19】本発明の第4実施形態に係る情報システムの
システム構成図
【図20】キャラクタ人形1Eのハードウェア構成図
【図21】人形制御プログラムの処理を示すフローチャ
ート
【図22】操作コントローラのハードウェア構成図
【図23】操作コントローラの処理を示すフローチャー
【符号の説明】
1Aパーソナルコンピュータ、1B電話、1C携帯電
話、1D車載機 2 CPU 3 メモリ、3A RAM、3B ROM 4 ハードディスク駆動装置 5 リムーバルメディア駆動装置 6 通信インターフェース、6A 無線通信インターフ
ェース 7 入力装置 8 音声再生部、9 アンプ、 10 スピーカ 15 バッテリ 16 表示装置 20 センタシステム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 142 G06F 17/60 146Z 146 302E 302 332 332 G10K 15/02 G10K 15/02 G10L 5/04 E G10L 13/00 3/00 H 13/08 Q 19/00 N

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声データを取り込む手段と、 前記音声データを分析して音声の構成単位を示す音素情
    報およびその音素情報に対応する部分音声情報を作成す
    る音素分析手段と、 前記音素情報に対応する部分音声情報を含む音源データ
    の作成手段と、 前記音源データを提供する提供手段とを備える音源デー
    タの提供システム。
  2. 【請求項2】 音声に係る権利を管理する手段をさらに
    備え、前記音声データまたは音源データが所定の権利の
    対象である場合に、前記提供手段による音源データの提
    供を制限する請求項1記載の音源データの提供システ
    ム。
  3. 【請求項3】 音声に係る権利の価値を管理する手段
    と、 前記音声データまたは音源データが所定の権利の対象で
    ある場合に、前記音源データの提供に基づき、その権利
    の所有者への報酬の支払いを指令する手段とをさらに備
    える請求項1記載の音源データの提供システム。
  4. 【請求項4】 前記音源データの提供価格を設定する手
    段をさらに備える請求項3記載の音源データの提供シス
    テム。
  5. 【請求項5】 音声の構成単位を示す音素情報に対応す
    る部分音声情報を含む、そのような音源データを参照す
    るデータ参照手段と、 テキスト情報を参照するテキスト参照手段と、 前記音源データにより前記テキスト情報を読み上げる手
    段とを備える端末。
  6. 【請求項6】 音声データを入力する手段と、 その音声データを送信する手段と、 送信した音声データに対する音源データを受信する手段
    とをさらに備える請求項5記載の端末。
  7. 【請求項7】 音声の構成単位を示す音素情報に対応す
    る部分音声情報を含む、そのような音源データを参照す
    るデータ参照手段と、 利用者からの指示情報を受け付ける手段と、 前記指示情報に基づき、テキスト情報を参照するテキス
    ト参照手段と、 前記音源データにより前記テキスト情報を読み上げる手
    段とを備える玩具。
  8. 【請求項8】 前記テキスト情報を入力する手段または
    前記テキスト情報の一部を変更する手段をさらに備え、 前記テキスト参照手段は、前記指示内容に基づき、前記
    入力または変更されたテキスト情報から読み上げるべき
    テキスト情報を選択し、参照する請求項7記載の玩具。
  9. 【請求項9】 架空のキャラクタ、人間、動物または機
    械を模擬した可動な外観構造と、 前記外観構造を動作させる操作手段と、 前記指示情報に基づき前記操作手段を制御する手段とを
    さらに備える請求項7または8に記載の玩具。
  10. 【請求項10】 コンピュータに、音声データを取り込
    むステップと、 前記音声データを分析して音声の構成単位を示す音素情
    報およびその音素情報に対応する部分音声情報を作成す
    るステップと、 前記音素情報に対応する部分音声情報を含む音源データ
    を作成するステップと、 前記音源データを提供するステップとを実行させる音源
    データの提供方法。
  11. 【請求項11】 前記音声データまたは音源データが所
    定の権利の対象である場合に、前記音源データの提供を
    制限するステップをさらに実行させる請求項10記載の
    音源データの提供方法。
  12. 【請求項12】 音声に係る権利の価値情報を参照する
    ステップと、 前記音声データまたは音源データが所定の権利の対象で
    ある場合に、前記音源データの提供に基づき、その権利
    の所有者への報酬の支払いを指令するステップとをさら
    に有する請求項10記載の音源データの提供方法。
  13. 【請求項13】 コンピュータに、音声データを取り込
    むステップと、 前記音声データを分析して音声の構成単位を示す音素情
    報およびその音素情報に対応する部分音声情報を作成す
    るステップと、 前記音素情報に対応する部分音声情報を含む音源データ
    を作成するステップと、 前記音源データを提供するステップとを実行させるプロ
    グラム。
  14. 【請求項14】 コンピュータに、音声の構成単位を示
    す音素情報に対応する部分音声情報を含む、そのような
    音源データを参照するデータ参照ステップと、 テキスト情報を参照するテキスト参照ステップと、 前記音源データにより前記テキスト情報を読み上げるス
    テップとを実行させるプログラム。
  15. 【請求項15】 音声データを入力するステップと、 その音声データを送信するステップと、 送信した音声データに対する音源データを受信するステ
    ップとをさらに実行させる請求項14記載のプログラ
    ム。
  16. 【請求項16】 コンピュータに、玩具を制御させるプ
    ログラムであり、 音声の構成単位を示す音素情報に対応する部分音声情報
    を含む、そのような音源データを参照するデータ参照ス
    テップと、 利用者からの指示情報を受け付けるステップと、 前記指示情報に基づき、テキスト情報を参照するテキス
    ト参照ステップと、 前記音源データにより前記テキスト情報を読み上げるス
    テップとを実行させるプログラム。
  17. 【請求項17】 前記テキスト情報を入力するステップ
    または前記テキスト情報の一部を変更するステップをさ
    らに実行させ、 前記テキスト参照ステップは、前記指示内容に基づき、
    前記入力または変更されたテキスト情報から読み上げる
    べきテキスト情報を選択するステップと、その選択され
    たテキスト情報を参照するステップとを有する請求項1
    6記載のプログラム。
  18. 【請求項18】 前記コンピュータは、架空のキャラク
    タ、人間、動物または機械を模擬した可動な外観構造を
    動作させる操作手段に接続され、 前記指示情報に基づき前記操作手段を制御するステップ
    とをさらに実行させる請求項16または17に記載のプ
    ログラム。
  19. 【請求項19】 コンピュータに、音声データを取り込
    むステップと、 前記音声データを分析して音声の構成単位を示す音素情
    報およびその音素情報に対応する部分音声情報を作成す
    るステップと、 前記音素情報に対応する部分音声情報を含む音源データ
    を作成するステップと、 前記音源データを提供するステップとを実行させるプロ
    グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
  20. 【請求項20】 コンピュータに、玩具を制御させるプ
    ログラムであり、 音声の構成単位を示す音素情報に対応する部分音声情報
    を含む、そのような音源データを参照するデータ参照ス
    テップと、 利用者からの指示情報を受け付けるステップと、 前記指示情報に基づき、テキスト情報を参照するテキス
    ト参照ステップと、 前記音源データにより前記テキスト情報を読み上げるス
    テップとを実行させるプログラムを記録したコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
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JP2023164835A (ja) 情報処理システム、プログラム及び情報処理方法

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