JP2003114550A - 画像形成装置、画像形成方法および記録媒体並びにプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法および記録媒体並びにプログラム

Info

Publication number
JP2003114550A
JP2003114550A JP2001306522A JP2001306522A JP2003114550A JP 2003114550 A JP2003114550 A JP 2003114550A JP 2001306522 A JP2001306522 A JP 2001306522A JP 2001306522 A JP2001306522 A JP 2001306522A JP 2003114550 A JP2003114550 A JP 2003114550A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
image
sheet material
correction
magnification
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001306522A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Suga
毅 菅
Akinori Tanaka
昭紀 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001306522A priority Critical patent/JP2003114550A/ja
Publication of JP2003114550A publication Critical patent/JP2003114550A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 両面複写時のシートの伸縮による1面目と2
面目の画像の位置ズレ、倍率ズレを防止して、簡単な構
成で高度な画面画像位置合せを行う。 【解決手段】 定着部35の下流近傍と両面パス67内
部にそれぞれシート表面の温度を測定する温度検知セン
サー102、103を設け、両温度検知センサーの測定
温度の差分から、シートSの伸縮量を予測し、予測した
伸縮量に基づいて、2面目の作像時の倍率及び書き出し
タイミングを補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
などにおいて、記録材の両面に画像を形成する、電子写
真方式、あるいは静電記録方式による画像形成装置、画
像形成方法および記録媒体、並びにプログラムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年の画像形成装置は、カラー化・デジ
タル化・高速化等が進むことにより、軽印刷(ショート
ラン印刷)の市場にも進出しつつあり、一部はすでに進
出している状態にある。
【0003】この軽印刷の分野においては、画像形成を
終えて排出された記録材を製本したり、綴じたりする用
途が非常に多い。この様な用途の場合は、基本的に両面
画像形成が必要であり、また上述した様な記録材に対し
て後処理などを行う際は、これまで以上に確実な両面画
像合わせ性能が要求されている。その理由は、具体的に
は、記録材をまとめて裁断したり綴じたりした場合にお
いて、それぞれの画像の位置がずれていたりすると、画
像によっては余白が残ってしまったり、裁断後に画像が
欠けてしまう等が生じるからである。
【0004】ところで、従来の、特にデジタル方式の複
写機で多く用いられる、両面複写時の画像位置合わせの
構成は、記録材であるシート材の端面(紙端)を基準と
して、画像位置合わせを行うのが一般的である。つま
り、記録材の1面目の画像を定着した後、2面目の画像
形成の為の記録材搬送(両面搬送)中に、フラグ式セン
サやCCDラインセンサーなどを用いて、記録材の端部(先
端及び、横端位置)を検出し、その端部位置の情報から
記録材への2面目の画像位置(主走査方向の画像書き出
し位置)の補正を行うというものである。
【0005】この補正方式の場合、1面目の定着による
記録材の縮みによる画像の伸縮によって生じる、1面目
と2面目の画像のズレが生じてしまう等といった点が有
った。
【0006】この点を回避する為に、従来では、2面目
の画像形成の際にシートの伸縮分を補正すべく所定の倍
率をかけて画像形成を行い、1面目と2面目の画像位置合
わせを行うものが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
提案方法では、紙の伸縮量が一律であるという前提での
制御のために、紙の伸縮量が一律でない場合は対応がで
きない。例えば、定着器の表面温度は1枚送り時と連続
送り時とで異なり、これによって、紙の伸縮量は異なる
場合がある。また、両面複写を大量に連続して行う場
合、最初のうちは両面パス(両面印刷用の紙搬送路)内
が十分に冷えているので、定着ローラ対を通過して、一
旦縮んだシートが両面パス内で冷却され、元に戻りやす
く、両面複写を連続的に行うことによって徐々に両面パ
ス内部の温度が紙によって暖められ、上昇してくると、
定着ローラ対を通過して、一旦縮んだシートが両面パス
内で冷却されにくくなってくる。このように、連続両面
複写時において、初期と最後とでは、紙の伸縮量が異な
り、その結果、上記の提案方法の制御を適用しても、1
面目と2面目の画像のズレが生じてしまう。
【0008】また、両面パス内の紙の温度(または伸縮
量)を揃えるために、定着器から両面パス部において、
冷却用ファン等によってシート(記録材)にエアを吹き
付け、それによりシートを冷却し、紙の伸縮量を安定さ
せるというものも提案されているが、非常にコストアッ
プし、構造も複雑になり、装置が大型化するばかりか、
冷却用ファンによる騒音が発生するという点があった。
【0009】本発明は、上記のような解決すべき課題に
鑑みてなされたもので、その目的は、両面複写時のシー
トの伸縮による1面目と2面目の画像の位置ズレ、倍率
ズレを防止して、簡単な構成で、コストアップを最小限
にとどめ、高度な画面画像位置合せを行うことができる
ようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、シート材の両面に画像形成が可
能な画像形成装置において、定着部近傍での前記シート
材の表面温度を検出する第1の温度検知手段と、両面搬
送路内での前記シート材の表面温度を検出する第2の温
度検知手段と、前記第1、第2の温度検知手段よって得
られた温度情報を基に2面目画像の倍率を補正する画像
倍率補正手段と、前記第1、第2の温度検知手段よって
得られた温度情報を基に2面目画像の書き出しタイミン
グを補正する画像書き出しタイミング補正手段とを有す
ることを特徴とする。
【0011】上記目的を達成するため、請求項2の発明
は、シート材の両面に画像形成が可能な画像形成装置に
おいて、定着部近傍でのガイドの表面温度を検出する第
1の温度検知手段と、両面搬送路内でのガイドの表面温
度を検出する第2の温度検知手段と、前記第1、第2の
温度検知手段よって得られた温度情報を基に2面目画像
の倍率を補正する画像倍率補正手段と、前記第1、第2
の温度検知手段よって得られた温度情報を基に2面目画
像の書き出しタイミングを補正する画像書き出しタイミ
ング補正手段とを有することを特徴とする。
【0012】ここで、前記画像倍率補正手段による画像
倍率の補正及び前記画像書き出しタイミング補正手段に
よる画像書き出しタイミングの補正は、前記第1の温度
検知手段で検出される温度と前記第2の温度検知手段で
検出される温度の温度差に対応する予め設定された補正
関数に基づいて行われることを特徴とすることができ
る。
【0013】上記目的を達成するため、請求項4の発明
は、シート材の両面に画像形成が可能な画像形成装置に
おいて、温度差に対する補正係数を決定するための補正
関数を予め記憶させておく記憶手段と、定着部近傍での
前記シート材またはガイドの表面温度を検出する第1の
温度検知手段と、両面搬送路内での前記シート材または
ガイドの表面温度を検出する第2の温度検知手段と、前
記第1と第2の温度検知手段の検出温度の温度差を演算
する温度差演算手段と、前記温度差により前記補正関数
から補正係数を求める補正係数取得手段と、前記補正係
数を基に2面目の倍率補正量ならびに主走査及び副走査
方向の書き出しタイミングを演算する画像倍率・タイミ
ング補正手段とを有することを特徴とする。
【0014】ここで、搬送されるシート材に応じてそれ
ぞれの前記補正関数を有することを特徴とすることがで
きる。
【0015】また、前記画像倍率補正手段による画像倍
率の補正及び画像書き出しタイミング補正手段による画
像書き出しタイミングの補正は、操作手段から任意に設
定可能な前記補正関数に基づいて行われることを特徴と
することができる。
【0016】上記目的を達成するため、請求項7の発明
は、シート材の両面に画像形成が可能な画像形成装置に
おいて、定着部近傍での前記シート材またはガイドの表
面温度を検出する第1の温度検知手段と、両面搬送路内
での前記シート材またはガイドの表面温度を検出する第
2の温度検知手段と、前記第1と第2の温度検知手段の
検出温度の差分から前記シート材の伸縮量を予測する伸
縮量予測手段と、前記予測した伸縮量に基づいて2面目
の作像時の倍率及び書き出しタイミングを補正する補正
手段とを有することを特徴とする。
【0017】上記目的を達成するため、請求項8の発明
は、シート材の両面に画像形成が可能な画像形成装置の
画像形成方法において、定着部近傍での前記シート材の
表面温度を第1の温度として検出するステップと、両面
搬送路内での前記シート材の表面温度を第2の温度とし
て検出するステップと、検出した前記第1、第2の温度
を基に2面目画像の倍率を補正するステップと、検出し
た前記第1、第2の温度を基に2面目画像の書き出しタ
イミングを補正するステップとを有することを特徴とす
る。
【0018】上記目的を達成するため、請求項9の発明
は、シート材の両面に画像形成が可能な画像形成装置の
画像形成方法において、定着部近傍でのガイドの表面温
度を第1の温度として検出するステップと、両面搬送路
内でのガイドの表面温度を第2の温度として検出するス
テップと、検出した前記第1、第2の温度を基に2面目
画像の倍率を補正するステップと、検出した前記第1、
第2の温度を基に2面目画像の書き出しタイミングを補
正するステップとを有することを特徴とする。
【0019】上記目的を達成するため、請求項11の発
明は、シート材の両面に画像形成が可能な画像形成装置
の画像形成方法において、温度差に対する補正係数を決
定するための補正関数を予め記憶させておくステップ
と、定着部近傍での前記シート材またはガイドの表面温
度を第1の温度検知手段により検出するステップと、両
面搬送路内での前記シート材またはガイドの表面温度を
第2の温度検知手段により検出するステップと、前記第
1と第2の温度検知手段の検出温度の温度差を演算する
ステップと、前記温度差により前記補正関数から補正係
数を求めるステップと、前記補正係数を基に2面目の倍
率補正量ならびに主走査及び副走査方向の書き出しタイ
ミングを演算するステップとを有することを特徴とす
る。
【0020】上記目的を達成するため、請求項14の発
明は、シート材の両面に画像形成が可能な画像形成装置
の画像形成方法において、定着部近傍での前記シート材
またはガイドの表面温度を第1の温度検知手段により検
出するステップと、両面搬送路内での前記シート材また
はガイドの表面温度を第2の温度検知手段により検出す
るステップと、前記第1と第2の温度検知手段の検出温
度の差分から前記シート材の伸縮量を予測するステップ
と、前記予測した伸縮量に基づいて2面目の作像時の倍
率及び書き出しタイミングを補正するステップとを有す
ることを特徴とする。
【0021】上記目的を達成するため、請求項15の発
明は、シート材の両面に画像形成が可能な画像形成装置
をコンピュータで制御するためのプログラムを記録した
記録媒体であって、該プログラムはコンピュータに対
し、定着部近傍での前記シート材の表面温度を第1の温
度として検出させ、両面搬送路内での前記シート材の表
面温度を第2の温度として検出させ、検出した前記第
1、第2の温度を基に2面目画像の倍率を補正させ、検
出した前記第1、第2の温度を基に2面目画像の書き出
しタイミングを補正させことを特徴とする。
【0022】上記目的を達成するため、請求項16の発
明は、シート材の両面に画像形成が可能な画像形成装置
をコンピュータで制御するためのプログラムを記録した
記録媒体であって、該プログラムはコンピュータに対
し、定着部近傍でのガイドの表面温度を第1の温度とし
て検出させ、両面搬送路内でのガイドの表面温度を第2
の温度として検出させ、検出した前記第1、第2の温度
を基に2面目画像の倍率を補正させ、検出した前記第
1、第2の温度を基に2面目画像の書き出しタイミング
を補正させことを特徴とする。
【0023】上記目的を達成するため、請求項18の発
明は、シート材の両面に画像形成が可能な画像形成装置
をコンピュータで制御するためのプログラムを記録した
記録媒体であって、該プログラムはコンピュータに対
し、温度差に対する補正係数を決定するための補正関数
を予め記憶させ、定着部近傍での前記シート材またはガ
イドの表面温度を第1の温度検知手段により検出させ、
両面搬送路内での前記シート材またはガイドの表面温度
を第2の温度検知手段により検出させ、前記第1と第2
の温度検知手段の検出温度の温度差を演算させ、前記温
度差により前記補正関数から補正係数を求めさせ、前記
補正係数を基に2面目の倍率補正量ならびに主走査及び
副走査方向の書き出しタイミングを演算させることを特
徴とする。
【0024】上記目的を達成するため、請求項21の発
明は、シート材の両面に画像形成が可能な画像形成装置
をコンピュータで制御するためのプログラムを記録した
記録媒体であって、該プログラムはコンピュータに対
し、定着部近傍での前記シート材またはガイドの表面温
度を第1の温度検知手段により検出させ、両面搬送路内
での前記シート材またはガイドの表面温度を第2の温度
検知手段により検出させ、前記第1と第2の温度検知手
段の検出温度の差分から前記シート材の伸縮量を予測さ
せ、前記予測した伸縮量に基づいて2面目の作像時の倍
率及び書き出しタイミングを補正させることを特徴とす
る。
【0025】また、上記目的を達成するため、請求項2
2〜28の発明のプログラムは、それぞれ請求項8〜1
5のステップを有することを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
【0027】[装置の全体的な構成]まず、図1に示す
カラー画像形成装置の全体的な構成と動作について説明
する。本実施形態のカラー画像形成装置は、2つのカセ
ット給紙部1、2と1つの手差し給紙部3を有してお
り、これらの各給紙部1、2、3から選択的に記録材で
あるシート材Sが給送される。各給紙部1、2、3にお
いて、カセット4、5またはトレイ6上に積載されてい
るシート材Sはピックアップローラ7によって最上位の
シート材Sから順に繰り出される。そして、ピックアッ
プローラ7によって繰り出されたシート材Sは搬送手段
としてのフィードローラ8Aと分離手段としてのリダー
トローラ8Bからなる分離ローラ対8によって最上位の
シート材Sのみ分離され、回転停止しているレジスト手
段としてのレジストローラ対12へ送られる。また、こ
のとき、レジストローラ対12までの距離が長いカセッ
ト4、5から給送されたシート材Sは複数のローラ対
9、10、11に中継されてレジストローラ対12へ送
られる。
【0028】レジストローラ対12へ送られたシート材
Sは、シート材Sの先端がレジストローラ対12のニッ
プに突き当たって所定のループを形成すると、一旦移動
が停止される。このループの形成によりシート材Sの斜
行状態が矯正される。
【0029】レジストローラ対12の下流には長尺の搬
送ベルト(無端ベルト)13が略水平状態に設置されて
いる。この搬送ベルト13は図中反時計回りに回転す
る。そして、この搬送ベルト13の上方には、異なる色
のカラートナー像を担持する複数の像担持体である感光
体ドラム14、15、16、17がシート材搬送方向に
沿って順次配置されている。ここで、最上流の感光体ド
ラム14はマゼンタ色のトナー像を担持し、つぎの感光
体ドラム15はシアン色のトナー像を担持し、そのつぎ
の感光体ドラム16はイエロー色のトナー像を担持し、
そして最下流の感光体ドラム17はブラック色のトナー
像を担持する。
【0030】[片面モードの画像形成動作]このカラー
画像形成装置においては、原稿自動送り装置18によっ
て複数枚の原稿が順次原稿台(プラテンガラス)19上
の所定位置にセットされるようになっている。そして、
原稿台19上にセットされた原稿の画像(ここではカラ
ー画像)は読取光学系20によって読み取られる。この
読み取られたカラー画像は個体撮像手段であるCCD素
子(電荷結合素子)21によってマゼンタ、シアン、イ
エロー、ブラックの各色成分に分解され、画像メモリ
(図示しない)内に一時的に蓄えられる。画像メモリ内
に蓄えられた画像情報はレーザースキャナを含む書き込
み光学系22によって各色成分毎に順次図中時計回りに
回転している各感光体ドラム14〜17上に書き込まれ
る。
【0031】まず、最上流の感光体ドラム14上にマゼ
ンタ成分の画像に基づくレーザー光LMの投影が開始さ
れ、感光体ドラム14上に静電潜像を形成する。この静
電潜像は現像器23から供給されるマゼンタ色のマナー
によって可視化される。つぎに感光体ドラム15上にシ
アン成分の画像に基づくレーザー光LCの投影が開始さ
れ、感光体ドラム15上に静電潜像を形成する。この静
電潜像は現像器24から供給されるシアン色のトナーに
よって可視化される。つぎに、感光体ドラム15上への
レーザー光LCの投影開始から所定時間経過後、感光体
ドラム16上にイエロー成分の画像に基づくレーザー光
LYの投影が開始され、感光体ドラム16上に静電潜像
を形成する。この静電潜像は現像器25から供給される
イエロー色のトナーによって可視化される。つぎに、感
光体ドラム16上へのレーザー光LYの投影開始から所
定時間経過後、感光体ドラム17上にブラック成分の画
像に基づくレーザー光LBの投影が開始され、感光体ド
ラム17上に静電潜像を形成する。この静電潜像は現像
器26から供給されるブラック色のトナーによって可視
化される。
【0032】なお、画像形成手段として、各感光体ドラ
ム14〜17、書き込み光学系22、現像器23〜26
の他に、各感光体ドラム14〜17を均一に帯電させる
ための一次帯電器27、28、29、30や、トナー像
転写後の感光体ドラム14〜17上に付着しているトナ
ーを除去するためのクリーナ31、32、33、34な
どが設置されている。
【0033】レジストローラ対12から送られて斜行状
態が矯正されたシート材Sは、感光体ドラム14〜17
へと搬送される。また、このレジストローラ対12の下
流側近傍にはCCDラインセンサー等から構成される紙
の端部の位置を検知する紙端位置検知センサー100が
備えられており、このセンサー100の出力信号によっ
て、レーザー光LM、LC、LY、LBによる画像の主
走査方向の書き出しタイミングが決定される。また、同
様に、レジストローラ対12の下流側には、紙の先端位
置を検知する紙先端検知センサー100が設けられてお
り、この紙先端検知センサー101の出力信号によっ
て、レーザー光LM、LC、LY、LBによる画像の副
走査方向の書き出しタイミングが決定される。そして、
搬送ベルト13上へ送られたシート材Sは搬送ベルト1
3によって下流へ搬送される過程で、感光体ドラム14
と転写帯電器90との間の転写部、感光体ドラム15と
転写帯電器91との間の転写部、感光体ドラム16と転
写帯電器92との間の転写部、および感光体ドラム17
と転写帯電器93との間の転写部を順次通過することに
より、シート材Sの面上にマゼンタ、シアン、イエロ
ー、ブラックの各色のトナー像が紙と画像の同期及び位
置を合わせながら順次、重ねて転写される。
【0034】最下流の感光体ドラム17と転写帯電器9
3との間の転写部を通過したシート材Sは、搬送ベルト
13によって定着器を構成する定着ローラ対35へ送ら
れる。そして、シート材Sが定着ローラ対35のニップ
を通過する過程で、定着ローラ35Aにより加熱され、
加圧ローラ対35Bにより加圧されて転写トナー像がシ
ート材Sのシート面に定着される。定着ローラ対35を
通過した定着処理済みシート材Sは搬送ローラ対36に
よって排出ローラ37へ送られ、この排出ローラ対37
によって機外の排出トレイ38上へ排出される。
【0035】[両面モードの画像形成動作]このカラー
画像形成装置においては、両面モードの画像形成が可能
になっている。以下、両面モード時のシート材Sの流れ
に沿って、このカラー画像形成装置の構成を説明する。
【0036】シート材(記録材)の裏表両面に画像形成
を行う両面モードが指定されている場合には、定着ロー
ラ対35を通過した定着処理済みシート材Sは縦パス
(紙搬送路)58を通って反転パス59へ送られる。
【0037】このとき、定着ローラ対35の下流近傍に
配置された、非接触サーミスタ等からなる第1温度検知
センサー102によって、その定着処理済シート材の表
面温度T1が測定される。(この測定については後で詳
細に説明する)。
【0038】両面モードの場合、フラッパ60は縦パス
58を開いており、定着処理済みシート材Sは、搬送ロ
ーラ対36、61、62および逆転ローラ対63によっ
て搬送される。逆転ローラ対63によって図示の矢印a
方向に搬送されている定着処理済みシート材Sの後端
が、ポイントPを通過した時点で逆転ローラ対63が逆
転して、定着処理済みシート材Sのトナー像転写面は上
側になる。
【0039】ポイントPには、縦パス58から反転パス
59へのシート材Sの侵入を可能とし、反転パス59か
ら縦パス58へのシート材Sの侵入を不可能とする可撓
性シート64と、シート材後端が同ポイントPを通過し
たことを検知する検知レバー65が設けられている。逆
転ローラ対63の逆転によって図示の矢印b方向に搬送
された定着済みシート材Sは、搬送ローラ対66により
再給紙パス67内に送られ、複数の再給紙パス内搬送ロ
ーラ対68、69、70、71、72、73と搬送ロー
ラ対11とで中継され、ふたたび画像形成のためにレジ
ストローラ対12に送られる。
【0040】再給紙パス67内には定着済み処理シート
材Sの再給紙パス内での表面温度を測定すべく非接触サ
ーミスタ等からなる第2の温度検知センサ103が設け
られ、この第2の温度検知センサー103によって、再
給紙パス内でのシート材Sの表面温度T2が測定され
る。(この測定については後で詳細に説明する)。
【0041】そして、CPUやプログラムメモリ等を含
む制御部(図示しない)での演算処理により、先に述べ
た、定着器下流近傍での第1温度検知センサー102に
よるシート材Sの検知温度T1、及び再給紙パス内での
シート材Sの検知温度T2の差分から、第2面目の主走
査方向、副走査方向のレーザーによる書き出しタイミン
グ及び倍率の補正量が決定される(この補正方法につい
ては後で詳細に説明する)。
【0042】その後、シート材Sは再度レジストローラ
12で斜行状態を補正された後、紙端位置検出手段10
0及び、紙先端検出手段101によって、主走査方向及
び、副走査方向の紙端の位置が検出され、レーザー光L
M、LC、LY、LBによる画像の主走査及び副走査方
向の書き出しタイミングが決定されるとともに、上記第
1、第2温度検知センサー102、103による測定情
報をもとに、主走査方向・副走査方向の倍率補正が行な
われた結果の、画像メモリ(図示しない)に蓄えられた
画像データをもとに2面目の画像形成が行なわれ、画像
の位置、同期を合わせながら、マゼンタ、シアン、イエ
ロー、ブラックの各色のトナー像が順次、重ねて転写さ
れる。
【0043】以後、片面画像形成と同一のプロセスを経
てシート材Sは機外に排出される。
【0044】[画像位置補正および倍率補正の詳細]次
に、本発明の特徴部分である第2面目画像の主走査方向
・副走査方向の画像位置補正ならびに倍率補正について
詳しく説明する。
【0045】本実施形態における紙と画像の位置及び倍
率を合わせる制御は、基本的には最終的に機外に排出さ
れたシート材をフィニッシング装置、あるいは製本装置
などよって裁断する場合に対して、シート材上の表裏の
画像を合わせる目的で行う。
【0046】図2の(A)は1面目の定着器(定着ロー
ラ対35)によって定着される前のシートS、及びシー
トS上の画像の位置関係を示している。ここで、シート
SのサイズはL1×L2となっている。また、定着前の1
面目の画像の主走査方向の先端は、シートSの主走査方
向書き出し基準のシート端からaの位置にあり、その画
像の副走査方向の先端は、シートSの副走査方向書き出
し基準のシート端からbの位置にある。
【0047】このシートSが定着器を通過すると、定着
器によって過熱され、シートSが縮み、シートSのサイ
ズはL1‘×L2’となり、1面目の画像も同じ比率でそ
の分だけ縮む。また、基準となるシート端から、画像ま
での距離(主走査方向:a、副走査方向:b)もそれぞれ
図2の(B)に示すように a×L‘2/L2 b×L‘1/L1 となりずれが生じてしまう。
【0048】従って、前述のレジストローラ対12の下
流に設けた、紙端位置検知センサー100や、紙先端検
知センサー101によって、レーザー光LM、LC、L
Y、LBによる、主走査方向ならびに副走査方向の書き
出しタイミングを決定しても、シートの収縮分だけ、1
面目と2面目で画像の倍率がずれるばかりでなく、シー
ト端から画像までの位置がずれてしまう。
【0049】上記ようにシートSが縮んだ状態で、1面
目と同じ倍率で、且つ、1面目と同じ主走査、副走査方
向のレーザーの書き出しタイミングにて2面目の画像形
成を行ってしまうと、図3の(A)に示すように、1面
目と2面目の画像位置、及び倍率は大きくずれてしま
う。従って、この状態で2面目の画像位置と1面目の画
像位置を合わせるためには、レーザーによる書き出しタ
イミングを主走査方向に a−a×L‘2/L2 副走査方向に b−b×L‘1/L1 だけずらすとともに、2面目の画像形成時に L1‘/L1=L2’/L2 だけ、主走査、副走査の倍率補正を行う必要がある。
【0050】ところで、その後、時間が経つにつれ、シ
ートSの表面温度が下がってくると徐々にシートSが伸
び始め、最終的には、定着前のサイズL1×L2に復帰す
る(図3の(B)参照)。
【0051】この場合において、上記と同様に、L1‘/
1=L2’/L2だけ倍率を補正し、且つレーザーによる
書き出しタイミングを変えてしまうと、逆に2面目の画
像がその分だけ小さくなり、1面目の画像(図3の
(B)で破線枠で示す)と2面目の画像(図3の(B)
で実線枠で示す)の位置にズレが生じてしまう。
【0052】当然、シートSが最大に縮んだ状態から、
除々に元のサイズに戻る過渡期においても1面目と2面目
で画像位置ズレが生じるのは言うまでもない。
【0053】ところで、1面目の定着直後でのシート表
面の温度t1と、再給紙パス内でのシートの表面温度t2
との差Δtと、上記の倍率補正分L1‘/L1=L2’/L2
は、図4に示すような相関があることが、我々の実験に
よって明らかになった。
【0054】図4において、縦軸は補正すべき倍率(以
下、補正係数と称する) f(Δt)=L1‘/L1=L2’/L2 であり、横軸は定着器直後のシート表面の温度t1と再
給紙パス内部でのシートSの表面温度t2の差Δtであ
る。
【0055】図4に示すように、例えば、両面複写を連
続で行う場合、最初のうちは再給紙部での温度が低い
為、シートが冷却されやすく、そのためΔtは大きな値
をとり、シートSの縮み量はない状態で2面目の画像形
成が行われる。従って、この場合は補正係数は1で倍率
補正や位置補正をする必要が無い。
【0056】ところが、連続両面複写動作を行っている
うちに、再給紙パス内が除々に温度上昇し、再給紙パス
内でのシートSの表面温度が下がりにくくなり、定着器
直後のシート表面との温度差Δtが小さくなってくる
と、シートSの縮み量が大きいまま、2面目の画像形成
が行われるので、その分、倍率補正量を大きくするとと
もに、レーザーによる書き出しタイミングも主走査、副
走査ともに、補正する必要が生じる。
【0057】例えば、定着直後での、シート表面の温度
1と、再給紙パス内でのシートの表面温度t2の差がΔ
t1であった場合は、図4に示すように、補正係数はf
(Δt1)となるので、主走査方向の書き出しタイミングは a−a×f(Δt1) 副走査方向の書き出しタイミングは b−b×f(Δt1) 分だけずらすとともに、主/副走査方向の倍率をf(Δ
t1)だけ、縮小すればよい。
【0058】[制御方法]従って、図4に示すような補
正関数を予め制御部本体のメモリー(図示しない)内に
記憶させておき、上記第1、第2温度センサー102、
103のそれぞれの温度を検出するとともに、その温度
差Δtを演算し、且つ、その温度差Δtにより上記メモリ
ー内の補正関数から補正係数f(Δt)を求め、この補正
係数f(Δt)を基に、2面目の倍率補正量ならびにレー
ザーによる主走査及び副走査方向の書き出しタイミング
を上述のように演算することによって、シートSが最大
に縮んだ状態から除々に元のサイズに戻る過渡期に2面
目を画像形成する場合であっても、1面目と2面目の画
像位置及び倍率を正確に合わせることができる。
【0059】以上の方法により、シートS上の1面目の
画像と2面目の画像をあわせることが可能となり、最終
的に機外に排出されたシート上の画像の大きさが、所望
の大きさとなるよう、つまり定着による画像収縮の影響
が無い形で出力が可能となる。
【0060】[他の実施の形態]なお、上述した本発明
の実施形態においては、定着部及び、再給紙パス内部で
のシートSの表面温度を測定するように記載したが、定
着部直後及び、再給紙パス部のガイド温度を測定し、そ
の温度差を演算するようにしても同様な効果が得られ
る。
【0061】また、図4に示す補正関数から大きく外れ
てしまうような、特殊な転写材を使用するユーザーに対
応すべく、図5に示すように、複数の補正関数をメモリ
ー内に記憶させておいて、使用するマテリアルに応じ
て、ユーザーが任意に選択できるようにしても良い。
【0062】また、上記の補正関数をユーザーモード等
で操作部等(図示しない)から、ユーザー自らが任意に
設定できるようにしても良い。
【0063】以上、本発明の実施形態を詳述したが、本
発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用して
も良いし、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
【0064】また、本発明は、前述した実施形態の機能
を実現するソフトウエアのプログラムを、システム或い
は装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或い
は装置のコンピュータがその供給されたプログラムを読
み出して実行することによっても達成される場合を含
む。その場合、プログラムの機能を有していれば、形態
は、プログラムである必要はない。
【0065】従って、本発明の機能処理をコンピュータ
で実現するために、そのコンピュータにインストールさ
れるプログラムコード自体も本発明を実現するものであ
る。つまり、本発明のクレームでは、本発明の機能処理
を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれ
る。
【0066】その場合、プログラムの機能を有していれ
ば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行され
るプログラム、OS(オペレーティングシステム)に供
給するスクリップトデータ等、プログラムの形態を問わ
ない。
【0067】プログラムを供給するための記録媒体とし
ては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハード
ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−
ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性
のメモリカード(ICメモリカード)、ROM、DVD
(DVD−ROM、DVD−R)などがある。
【0068】その他、プログラムの供給方法としては、
クライアントコンピュータのプラウザを用いてインター
ネットのホームページに接続し、このホームページから
本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧
縮され自動インストール機能を含むファイルをハードデ
ィスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても
供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプロ
グラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのフ
ァイルを異なるホームページからダウンロードすること
によっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理
をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを
ユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本
発明のクレームに含まれるものである。
【0069】また、本発明のプログラムを暗号化してC
D−ROM等の記録媒体に格納してユーザに配布し、所
定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを
介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロ
ードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化され
たプログラムを実行してコンピュータにインストールさ
せて本発明を実現することも可能である。
【0070】また、コンピュータが、読み出したプログ
ラムを実行することによって、前述した本発明の実施形
態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づ
き、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の
処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述
した本発明の実施形態の機能が実現され得る。
【0071】さらに、記録媒体から読み出されたプログ
ラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコ
ンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモ
リに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、
その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU
などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理に
よっても前述した本発明の実施形態の機能が実現され
る。
【0072】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、定着部近傍でのシートの温度と、両面パス部での
シートの表面温度を検出し、その温度差と予め設定した
補正関数とによって、2面目のレーザーによる主走査及
び副走査方向の書き出しタイミングを変更するととも
に、倍率の補正を行うようにしたので、両面複写時のシ
ートの伸縮による1面目と2面目の画像の位置ズレ、倍
率ズレを防止して、簡単な構成で高精度な画面画像位置
合せを行う行うことが可能となり、高品質な両面画像を
得ることができる。
【0073】また、本発明によれば、補正関数はシート
材のマテリアル毎に複数設定することによって、また
は、ユーザーが任意に設定できるようにすることで、多
種多様なマテリアルに対しても高精度な両面画像形成が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における画像形成装置の内
部構成を示す縦断面図である。
【図2】(A)は1面目の定着前のシート及びシート上
の画像の位置関係、(B)は1面目の定着後のシート及
びシート上の画像の位置関係を示す平面図である。
【図3】(A)は紙が収縮した状態で補正せずに2面目
を作像した場合、(B)は紙の収縮が元に戻った状態で
補正して2面目を作像した場合の、1面目と2面目のシー
ト及びシート上の画像の位置関係を示す平面図である。
【図4】本発明の一実施形態における定着直後及び再給
紙部でのシート表面温度差と倍率の補正関数を表すグラ
フである。
【図5】本発明の他の実施形態における複数のマテリア
ルに対応した補正関数を表すグラフである。
【符号の説明】
12 レジストローラ対 13 搬送ベルト 14、15、16、17 感光体ドラム 19 原稿台 35 定着ローラ対 38 排出トレイ 58 縦パス 59 反転パス 63 逆転ローラ対 67 再給紙パス 100 紙端位置検知センサー 101 紙先端検知センサー 102 第1温度検知センサー 103 第2温度検知センサー
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/043 G03G 15/04 120 21/00 510 Fターム(参考) 2C480 CA45 EC17 2H027 DA11 DC00 DE10 EC06 EC20 ED04 EE07 EE08 EF09 EJ08 FA11 HB07 HB17 2H028 BA16 BB00 BB06 2H072 AA03 AA13 AA17 AA23 AA24 AA30 AB06 AB15 CA07 HB07 JA02 JA03 2H076 AB05 AB67 AB68 AB72 AB73 AB76 EA01 EA24

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材の両面に画像形成が可能な画像
    形成装置において、 定着部近傍での前記シート材の表面温度を検出する第1
    の温度検知手段と、 両面搬送路内での前記シート材の表面温度を検出する第
    2の温度検知手段と、 前記第1、第2の温度検知手段よって得られた温度情報
    を基に2面目画像の倍率を補正する画像倍率補正手段
    と、 前記第1、第2の温度検知手段よって得られた温度情報
    を基に2面目画像の書き出しタイミングを補正する画像
    書き出しタイミング補正手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 シート材の両面に画像形成が可能な画像
    形成装置において、 定着部近傍でのガイドの表面温度を検出する第1の温度
    検知手段と、 両面搬送路内でのガイドの表面温度を検出する第2の温
    度検知手段と、 前記第1、第2の温度検知手段よって得られた温度情報
    を基に2面目画像の倍率を補正する画像倍率補正手段
    と、 前記第1、第2の温度検知手段よって得られた温度情報
    を基に2面目画像の書き出しタイミングを補正する画像
    書き出しタイミング補正手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記画像倍率補正手段による画像倍率の
    補正及び前記画像書き出しタイミング補正手段による画
    像書き出しタイミングの補正は、前記第1の温度検知手
    段で検出される温度と前記第2の温度検知手段で検出さ
    れる温度の温度差に対応する予め設定された補正関数に
    基づいて行われることを特徴とする請求項1または2に
    記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 シート材の両面に画像形成が可能な画像
    形成装置において、 温度差に対する補正係数を決定するための補正関数を予
    め記憶させておく記憶手段と、 定着部近傍での前記シート材またはガイドの表面温度を
    検出する第1の温度検知手段と、 両面搬送路内での前記シート材またはガイドの表面温度
    を検出する第2の温度検知手段と、 前記第1と第2の温度検知手段の検出温度の温度差を演
    算する温度差演算手段と、 前記温度差により前記補正関数から補正係数を求める補
    正係数取得手段と、 前記補正係数を基に2面目の倍率補正量ならびに主走査
    及び副走査方向の書き出しタイミングを演算する画像倍
    率・タイミング補正手段とを有することを特徴とする画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】 搬送されるシート材に応じてそれぞれの
    前記補正関数を有することを特徴とする請求項3または
    4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記画像倍率補正手段による画像倍率の
    補正及び画像書き出しタイミング補正手段による画像書
    き出しタイミングの補正は、操作手段から任意に設定可
    能な前記補正関数に基づいて行われることを特徴とする
    請求項3または4に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 シート材の両面に画像形成が可能な画像
    形成装置において、 定着部近傍での前記シート材またはガイドの表面温度を
    検出する第1の温度検知手段と、 両面搬送路内での前記シート材またはガイドの表面温度
    を検出する第2の温度検知手段と、 前記第1と第2の温度検知手段の検出温度の差分から前
    記シート材の伸縮量を予測する伸縮量予測手段と、 前記予測した伸縮量に基づいて2面目の作像時の倍率及
    び書き出しタイミングを補正する補正手段とを有するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 シート材の両面に画像形成が可能な画像
    形成装置の画像形成方法において、 定着部近傍での前記シート材の表面温度を第1の温度と
    して検出するステップと、 両面搬送路内での前記シート材の表面温度を第2の温度
    として検出するステップと、 検出した前記第1、第2の温度を基に2面目画像の倍率
    を補正するステップと、 検出した前記第1、第2の温度を基に2面目画像の書き
    出しタイミングを補正するステップと、 を有することを特徴とする画像形成方法。
  9. 【請求項9】 シート材の両面に画像形成が可能な画像
    形成装置の画像形成方法において、 定着部近傍でのガイドの表面温度を第1の温度として検
    出するステップと、 両面搬送路内でのガイドの表面温度を第2の温度として
    検出するステップと、 検出した前記第1、第2の温度を基に2面目画像の倍率
    を補正するステップと、 検出した前記第1、第2の温度を基に2面目画像の書き
    出しタイミングを補正するステップと、 を有することを特徴とする画像形成方法。
  10. 【請求項10】 前記2面目画像の倍率の補正及び前記
    2面目画像の書き出しタイミングの補正は、前記第1、
    第2の温度の温度差に対応する予め設定された補正関数
    に基づいて行われることを特徴とする請求項8または9
    に記載の画像形成方法。
  11. 【請求項11】 シート材の両面に画像形成が可能な画
    像形成装置の画像形成方法において、 温度差に対する補正係数を決定するための補正関数を予
    め記憶させておくステップと、 定着部近傍での前記シート材またはガイドの表面温度を
    第1の温度検知手段により検出するステップと、 両面搬送路内での前記シート材またはガイドの表面温度
    を第2の温度検知手段により検出するステップと、 前記第1と第2の温度検知手段の検出温度の温度差を演
    算するステップと、 前記温度差により前記補正関数から補正係数を求めるス
    テップと、 前記補正係数を基に2面目の倍率補正量ならびに主走査
    及び副走査方向の書き出しタイミングを演算するステッ
    プとを有することを特徴とする画像形成方法。
  12. 【請求項12】 搬送されるシート材に応じてそれぞれ
    の前記補正関数を有することを特徴とする請求項10ま
    たは11に記載の画像形成方法。
  13. 【請求項13】 前記2面目画像の倍率の補正及び前記
    2面目画像の書き出しタイミングの補正は、操作手段か
    ら任意に設定可能な前記補正関数に基づいて行われるこ
    とを特徴とする請求項10または11に記載の画像形成
    方法。
  14. 【請求項14】 シート材の両面に画像形成が可能な画
    像形成装置の画像形成方法において、 定着部近傍での前記シート材またはガイドの表面温度を
    第1の温度検知手段により検出するステップと、 両面搬送路内での前記シート材またはガイドの表面温度
    を第2の温度検知手段により検出するステップと、 前記第1と第2の温度検知手段の検出温度の差分から前
    記シート材の伸縮量を予測するステップと、 前記予測した伸縮量に基づいて2面目の作像時の倍率及
    び書き出しタイミングを補正するステップとを有するこ
    とを特徴とする画像形成方法。
  15. 【請求項15】 シート材の両面に画像形成が可能な画
    像形成装置をコンピュータで制御するためのプログラム
    を記録した記録媒体であって、該プログラムはコンピュ
    ータに対し、 定着部近傍での前記シート材の表面温度を第1の温度と
    して検出させ、 両面搬送路内での前記シート材の表面温度を第2の温度
    として検出させ、 検出した前記第1、第2の温度を基に2面目画像の倍率
    を補正させ、 検出した前記第1、第2の温度を基に2面目画像の書き
    出しタイミングを補正させことを特徴とするプログラム
    を記録した記録媒体。
  16. 【請求項16】 シート材の両面に画像形成が可能な画
    像形成装置をコンピュータで制御するためのプログラム
    を記録した記録媒体であって、該プログラムはコンピュ
    ータに対し、 定着部近傍でのガイドの表面温度を第1の温度として検
    出させ、 両面搬送路内でのガイドの表面温度を第2の温度として
    検出させ、 検出した前記第1、第2の温度を基に2面目画像の倍率
    を補正させ、 検出した前記第1、第2の温度を基に2面目画像の書き
    出しタイミングを補正させことを特徴とするプログラム
    を記録した記録媒体。
  17. 【請求項17】 前記2面目画像の倍率の補正及び前記
    2面目画像の書き出しタイミングの補正は、前記第1、
    第2の温度の温度差に対応する予め設定された補正関数
    に基づいて行わせることを特徴とする請求項15または
    16に記載のプログラムを記録した記録媒体。
  18. 【請求項18】 シート材の両面に画像形成が可能な画
    像形成装置をコンピュータで制御するためのプログラム
    を記録した記録媒体であって、該プログラムはコンピュ
    ータに対し、 温度差に対する補正係数を決定するための補正関数を予
    め記憶させ、 定着部近傍での前記シート材またはガイドの表面温度を
    第1の温度検知手段により検出させ、 両面搬送路内での前記シート材またはガイドの表面温度
    を第2の温度検知手段により検出させ、 前記第1と第2の温度検知手段の検出温度の温度差を演
    算させ、 前記温度差により前記補正関数から補正係数を求めさ
    せ、 前記補正係数を基に2面目の倍率補正量ならびに主走査
    及び副走査方向の書き出しタイミングを演算させること
    を特徴とするプログラムを記録した記録媒体。
  19. 【請求項19】 搬送されるシート材に応じてそれぞれ
    の補正関数を記憶させることを特徴とする請求項17ま
    たは18に記載のプログラムを記録した記録媒体。
  20. 【請求項20】 前記2面目画像の倍率の補正及び前記
    2面目画像の書き出しタイミングの補正は、操作手段か
    ら任意に設定可能な前記補正関数に基づいて行わせるこ
    とを特徴とする請求項17または18に記載のプログラ
    ムを記録した記録媒体。
  21. 【請求項21】 シート材の両面に画像形成が可能な画
    像形成装置をコンピュータで制御するためのプログラム
    を記録した記録媒体であって、該プログラムはコンピュ
    ータに対し、 定着部近傍での前記シート材またはガイドの表面温度を
    第1の温度検知手段により検出させ、 両面搬送路内での前記シート材またはガイドの表面温度
    を第2の温度検知手段により検出させ、 前記第1と第2の温度検知手段の検出温度の差分から前
    記シート材の伸縮量を予測させ、 前記予測した伸縮量に基づいて2面目の作像時の倍率及
    び書き出しタイミングを補正させることを特徴とするプ
    ログラムを記録した記録媒体。
  22. 【請求項22】 シート材の両面に画像形成が可能な画
    像形成装置をコンピュータで制御するためのプログラム
    であって、該プログラムは、 定着部近傍での前記シート材の表面温度を第1の温度と
    して検出するステップと、 両面搬送路内での前記シート材の表面温度を第2の温度
    として検出するステップと、 検出した前記第1、第2の温度を基に2面目画像の倍率
    を補正するステップと、 検出した前記第1、第2の温度を基に2面目画像の書き
    出しタイミングを補正するステップと、 を有することを特徴とするプログラム。
  23. 【請求項23】 シート材の両面に画像形成が可能な画
    像形成装置をコンピュータで制御するためのプログラム
    であって、該プログラムは、 定着部近傍でのガイドの表面温度を第1の温度として検
    出するステップと、 両面搬送路内でのガイドの表面温度を第2の温度として
    検出するステップと、 検出した前記第1、第2の温度を基に2面目画像の倍率
    を補正するステップと、 検出した前記第1、第2の温度を基に2面目画像の書き
    出しタイミングを補正するステップと、 を有することを特徴とするプログラム。
  24. 【請求項24】 前記2面目画像の倍率の補正及び前記
    2面目画像の書き出しタイミングの補正は、前記第1、
    第2の温度の温度差に対応する予め設定された補正関数
    に基づいて行われることを特徴とする請求項22または
    23に記載のプログラム。
  25. 【請求項25】 シート材の両面に画像形成が可能な画
    像形成装置をコンピュータで制御するためのプログラム
    であって、該プログラムは、 温度差に対する補正係数を決定するための補正関数を予
    め記憶させておくステップと、 定着部近傍での前記シート材またはガイドの表面温度を
    第1の温度検知手段により検出するステップと、 両面搬送路内での前記シート材またはガイドの表面温度
    を第2の温度検知手段により検出するステップと、 前記第1と第2の温度検知手段の検出温度の温度差を演
    算するステップと、 前記温度差により前記補正関数から補正係数を求めるス
    テップと、 前記補正係数を基に2面目の倍率補正量ならびに主走査
    及び副走査方向の書き出しタイミングを演算するステッ
    プとを有することを特徴とするプログラム。
  26. 【請求項26】 搬送されるシート材に応じてそれぞれ
    の前記補正関数を有することを特徴とする請求項24ま
    たは25に記載のプログラム。
  27. 【請求項27】 前記2面目画像の倍率の補正及び前記
    2面目画像の書き出しタイミングの補正は、操作手段か
    ら任意に設定可能な前記補正関数に基づいて行われるこ
    とを特徴とする請求項24または25に記載のプログラ
    ム。
  28. 【請求項28】 シート材の両面に画像形成が可能な画
    像形成装置をコンピュータで制御するためのプログラム
    であって、該プログラムは、 定着部近傍での前記シート材またはガイドの表面温度を
    第1の温度検知手段により検出するステップと、 両面搬送路内での前記シート材またはガイドの表面温度
    を第2の温度検知手段により検出するステップと、 前記第1と第2の温度検知手段の検出温度の差分から前
    記シート材の伸縮量を予測するステップと、 前記予測した伸縮量に基づいて2面目の作像時の倍率及
    び書き出しタイミングを補正するステップとを有するこ
    とを特徴とするプログラム。
JP2001306522A 2001-10-02 2001-10-02 画像形成装置、画像形成方法および記録媒体並びにプログラム Pending JP2003114550A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001306522A JP2003114550A (ja) 2001-10-02 2001-10-02 画像形成装置、画像形成方法および記録媒体並びにプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001306522A JP2003114550A (ja) 2001-10-02 2001-10-02 画像形成装置、画像形成方法および記録媒体並びにプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003114550A true JP2003114550A (ja) 2003-04-18

Family

ID=19126146

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001306522A Pending JP2003114550A (ja) 2001-10-02 2001-10-02 画像形成装置、画像形成方法および記録媒体並びにプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003114550A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006026902A (ja) * 2004-07-12 2006-02-02 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置および画像形成装置制御方法
JP2007003966A (ja) * 2005-06-27 2007-01-11 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置及び画像形成方法
JP2019045740A (ja) * 2017-09-05 2019-03-22 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置及び画像形成方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006026902A (ja) * 2004-07-12 2006-02-02 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置および画像形成装置制御方法
JP2007003966A (ja) * 2005-06-27 2007-01-11 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置及び画像形成方法
JP2019045740A (ja) * 2017-09-05 2019-03-22 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置及び画像形成方法
JP7000751B2 (ja) 2017-09-05 2022-01-19 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置及び画像形成方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8599451B2 (en) Sheet conveyance device, image reading apparatus and image forming apparatus using sheet conveyance device
JP4608325B2 (ja) 画像形成装置
JP5717418B2 (ja) シート搬送装置、これを用いた画像読取装置、及び画像形成装置
JP2003156974A (ja) 画像形成装置
US6052552A (en) Image forming apparatus with skew correction
JP3890162B2 (ja) 画像形成装置
US6560415B2 (en) Image formation apparatus and method for controlling a paper stop position
US6345171B1 (en) Image forming apparatus and a method to control paper conveying speeds in image forming apparatus
US6374076B1 (en) Image forming apparatus having relative sheet material speed control
US7903279B2 (en) Image forming apparatus including adjustment processing and control method therefor
JP2002108164A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP2008015415A (ja) 画像形成装置
JP2003114550A (ja) 画像形成装置、画像形成方法および記録媒体並びにプログラム
US8019237B2 (en) Systems and methods for modifying feed timing for image receiving media in an image forming device
JP2000352850A (ja) 画像記録装置
JP7277246B2 (ja) 画像形成装置
US6334044B1 (en) Image forming apparatus
JP2003035974A (ja) 画像形成装置
JP4439663B2 (ja) 画像形成装置
JP6299669B2 (ja) 画像形成装置
JP4011903B2 (ja) 画像形成装置
JP2003280485A (ja) 画像記録装置
JP2006071922A (ja) 画像形成装置及び位置ずれ補正方法
JP2009092869A (ja) 画像形成装置
JP2006145947A (ja) 画像形成装置