JP2003114106A - アングル材の脚長測定方法及び測定装置 - Google Patents
アングル材の脚長測定方法及び測定装置Info
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- JP2003114106A JP2003114106A JP2001309441A JP2001309441A JP2003114106A JP 2003114106 A JP2003114106 A JP 2003114106A JP 2001309441 A JP2001309441 A JP 2001309441A JP 2001309441 A JP2001309441 A JP 2001309441A JP 2003114106 A JP2003114106 A JP 2003114106A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱による空気のゆらぎ現象があっても、高精
度測定が可能であり、測定誤差も小さくすることが可能
なアングル材の脚長測定方法及び測定装置を提供するこ
と。 【解決手段】 アングル材1の両側方からアングル材の
脚長部位に向けて照射される異なる所定波長の光をアン
グル材の上方に設置した光学的センサ手段3a,3bの
フィルタ5a,5bをそれぞれ透過させることにより、
光学的センサ手段が第1の光によりアングル材の頂部a
と一方の脚先b間の面から受光し、光学的センサ手段が
第2の光によりアングル材の頂部aと他方の脚先c間の
面から受光するように分離して検出し、これら検出画素
を画像・演算処理してアングル材の頂部から一方の脚先
までの幅A値およびアングル材の頂部から他方の脚先ま
での幅B値をそれぞれ求めるとともに、これら幅値から
アングル材の一方の脚先側および他方の脚先側のそれぞ
れ脚長L,Rを求めることを特徴とする。
度測定が可能であり、測定誤差も小さくすることが可能
なアングル材の脚長測定方法及び測定装置を提供するこ
と。 【解決手段】 アングル材1の両側方からアングル材の
脚長部位に向けて照射される異なる所定波長の光をアン
グル材の上方に設置した光学的センサ手段3a,3bの
フィルタ5a,5bをそれぞれ透過させることにより、
光学的センサ手段が第1の光によりアングル材の頂部a
と一方の脚先b間の面から受光し、光学的センサ手段が
第2の光によりアングル材の頂部aと他方の脚先c間の
面から受光するように分離して検出し、これら検出画素
を画像・演算処理してアングル材の頂部から一方の脚先
までの幅A値およびアングル材の頂部から他方の脚先ま
での幅B値をそれぞれ求めるとともに、これら幅値から
アングル材の一方の脚先側および他方の脚先側のそれぞ
れ脚長L,Rを求めることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、等辺山形鋼とし
てのアングル(鋼)材の脚長を熱間圧延時に測定する方
法及び装置に関するものである。
てのアングル(鋼)材の脚長を熱間圧延時に測定する方
法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば頂部の内角が90°に形成されたL
形アングル材21の脚長を測定する方法として、従来は、
三次元、一次元距離計などを用いるのが一般的である。
図4に示すように一次元レーザ式変位(距離)計22を用
いる場合、該変位計(センサ部)を矢印のようにX方向
に移動走査し、本来は直接、アングル材21の脚長L(図
ではアングル材21の頂部aと一方の脚先bまでの長さ)
を測定したいのであるが、現状ではできないため、図5
のように、アングル材21の全体の幅Wを求め、これから
さらにアングル材21の高さTを求め、この測定結果から
アングル材21の脚長Lを、三角関数の数式のL=T/c
osθにより算出していた。図5で、θ=45°である。
形アングル材21の脚長を測定する方法として、従来は、
三次元、一次元距離計などを用いるのが一般的である。
図4に示すように一次元レーザ式変位(距離)計22を用
いる場合、該変位計(センサ部)を矢印のようにX方向
に移動走査し、本来は直接、アングル材21の脚長L(図
ではアングル材21の頂部aと一方の脚先bまでの長さ)
を測定したいのであるが、現状ではできないため、図5
のように、アングル材21の全体の幅Wを求め、これから
さらにアングル材21の高さTを求め、この測定結果から
アングル材21の脚長Lを、三角関数の数式のL=T/c
osθにより算出していた。図5で、θ=45°である。
【0003】ところで、前記のようなレーザ式変位計22
を用いる測定においては、熱間圧延ロールにより加工さ
れて送られてくるアングル材21の脚長Lを測定する場
合、熱による空気の密度変化(ゆらぎ現象)により変位
計22から照射されるレーザ光が屈折し、測定精度が悪化
するため、高精度測定が困難であるという問題点があっ
た。また、アングル材21の全体の幅Wおよび高さTを求
める際に、アングル材21の頂部a、一方の脚先b及び他
方の脚先c、の各変曲点を算出する必要があり、測定誤
差が大きくなるという問題点もあった。
を用いる測定においては、熱間圧延ロールにより加工さ
れて送られてくるアングル材21の脚長Lを測定する場
合、熱による空気の密度変化(ゆらぎ現象)により変位
計22から照射されるレーザ光が屈折し、測定精度が悪化
するため、高精度測定が困難であるという問題点があっ
た。また、アングル材21の全体の幅Wおよび高さTを求
める際に、アングル材21の頂部a、一方の脚先b及び他
方の脚先c、の各変曲点を算出する必要があり、測定誤
差が大きくなるという問題点もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、前
記のような従来の問題点を解決し、熱による空気のゆら
ぎ現象があっても、高精度測定が可能であり、測定誤差
も小さくすることが可能なアングル材の脚長測定方法及
び測定装置を提供することを目的とする。
記のような従来の問題点を解決し、熱による空気のゆら
ぎ現象があっても、高精度測定が可能であり、測定誤差
も小さくすることが可能なアングル材の脚長測定方法及
び測定装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に係るアングル材の脚長測定方法の発明
は、頂部を上向きにして長さ方向へ搬送されるアングル
材の両側方からアングル材の脚長部位に向けて第1、第
2の異なる所定波長の光を照射し、これら第1、第2の
光をアングル材の上方に設置した第1、第2の光学的セ
ンサ手段のフィルタをそれぞれ透過させることにより、
第1の光学的センサ手段が第1の光によりアングル材の
頂部と一方の脚先間の面からCCD画素で受光し、第2
の光学的センサ手段が第2の光によりアングル材の頂部
と他方の脚先間の面からCCD画素で受光するように分
離して検出し、これら検出した画素を画像・演算処理し
てアングル材の頂部から一方の脚先までの幅値およびア
ングル材の頂部から他方の脚先までの幅値をそれぞれ求
めるとともに、これら幅値からアングル材の一方の脚先
側および他方の脚先側のそれぞれ脚長を求めることを特
徴とする。前記においては、アングル材の頂部から一方
の脚先までの幅値およびアングル材の頂部から他方の脚
先までの幅値からアングル材の全体の幅を求めることも
可能である。
め、請求項1に係るアングル材の脚長測定方法の発明
は、頂部を上向きにして長さ方向へ搬送されるアングル
材の両側方からアングル材の脚長部位に向けて第1、第
2の異なる所定波長の光を照射し、これら第1、第2の
光をアングル材の上方に設置した第1、第2の光学的セ
ンサ手段のフィルタをそれぞれ透過させることにより、
第1の光学的センサ手段が第1の光によりアングル材の
頂部と一方の脚先間の面からCCD画素で受光し、第2
の光学的センサ手段が第2の光によりアングル材の頂部
と他方の脚先間の面からCCD画素で受光するように分
離して検出し、これら検出した画素を画像・演算処理し
てアングル材の頂部から一方の脚先までの幅値およびア
ングル材の頂部から他方の脚先までの幅値をそれぞれ求
めるとともに、これら幅値からアングル材の一方の脚先
側および他方の脚先側のそれぞれ脚長を求めることを特
徴とする。前記においては、アングル材の頂部から一方
の脚先までの幅値およびアングル材の頂部から他方の脚
先までの幅値からアングル材の全体の幅を求めることも
可能である。
【0006】請求項2に係るアングル材の脚長測定装置
の発明は、頂部を上向きにして長さ方向へ搬送されるア
ングル材を上方から撮像する第1、第2の光学的センサ
手段と、アングル材の両側方からアングル材の脚長部位
に向けて第1、第2の異なる所定波長の光を照射する1
対の側方光源と、画像・演算処理装置を具え、第1、第
2の光学的センサ手段は、側方光源から照射される第
1、第2の所定波長の光をそれぞれ透過するフィルタを
有し、このフィルタにより第1の光学的センサ手段が第
1の光によりアングル材の頂部と一方の脚先間の面から
CCD画素で受光し、第2の光学的センサ手段が第2の
光によりアングル材の頂部と他方の脚先間の面からCC
D画素で受光するように分離して検出可能となってお
り、画像・演算処理装置は、第1、第2の光学的センサ
手段で検出した画素を画像・演算処理して、アングル材
の頂部から一方の脚先までの幅値およびアングル材の頂
部から他方の脚先までの幅値をそれぞれ求めるととも
に、これら幅値からアングル材の一方の脚先側および他
方の脚先側のそれぞれ脚長を求めることを特徴とする。
の発明は、頂部を上向きにして長さ方向へ搬送されるア
ングル材を上方から撮像する第1、第2の光学的センサ
手段と、アングル材の両側方からアングル材の脚長部位
に向けて第1、第2の異なる所定波長の光を照射する1
対の側方光源と、画像・演算処理装置を具え、第1、第
2の光学的センサ手段は、側方光源から照射される第
1、第2の所定波長の光をそれぞれ透過するフィルタを
有し、このフィルタにより第1の光学的センサ手段が第
1の光によりアングル材の頂部と一方の脚先間の面から
CCD画素で受光し、第2の光学的センサ手段が第2の
光によりアングル材の頂部と他方の脚先間の面からCC
D画素で受光するように分離して検出可能となってお
り、画像・演算処理装置は、第1、第2の光学的センサ
手段で検出した画素を画像・演算処理して、アングル材
の頂部から一方の脚先までの幅値およびアングル材の頂
部から他方の脚先までの幅値をそれぞれ求めるととも
に、これら幅値からアングル材の一方の脚先側および他
方の脚先側のそれぞれ脚長を求めることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態を、添付
図面を参照して説明する。この実施の形態はアングル材
の最終仕上げ段階ではなく、熱間圧延されて搬送中の中
間仕上げ段階に設置した例を示すものである。図1はア
ングル材の脚長測定装置の概略正面図である。1は被測
定対象としてのアングル材で、頂部aの内角が90°に形
成されたL形を呈しており、頂部aを上向きにし、かつ
一方の脚先bと他方の脚先cを下向きにし、熱間圧延ロ
ール2で狭持されて所定の速度で長さ方向へ水平搬送さ
れるようになっている。このようにして搬送されるアン
グル材1の搬送路上方には第1、第2のCCDラインセ
ンサ(光学的センサ手段)3a,3bが同軸にそれぞれ
アングル材1の搬送方向と交叉する方向に移動可能に設
置されている。CCDラインセンサ3a,3bの移動は
CCD中央がずれたような場合に調整する必要があると
きに行われる。CCDラインセンサ3a,3bは高分解
能素子を使用しており、アングル材1を上方から、CC
Dラインセンサ3aがアングル材1の頂部aと一方の脚
先b間の範囲、CCDラインセンサ3bがアングル材1
の頂部aと他方の脚先c間の範囲、それぞれ撮像できる
ようになっている。
図面を参照して説明する。この実施の形態はアングル材
の最終仕上げ段階ではなく、熱間圧延されて搬送中の中
間仕上げ段階に設置した例を示すものである。図1はア
ングル材の脚長測定装置の概略正面図である。1は被測
定対象としてのアングル材で、頂部aの内角が90°に形
成されたL形を呈しており、頂部aを上向きにし、かつ
一方の脚先bと他方の脚先cを下向きにし、熱間圧延ロ
ール2で狭持されて所定の速度で長さ方向へ水平搬送さ
れるようになっている。このようにして搬送されるアン
グル材1の搬送路上方には第1、第2のCCDラインセ
ンサ(光学的センサ手段)3a,3bが同軸にそれぞれ
アングル材1の搬送方向と交叉する方向に移動可能に設
置されている。CCDラインセンサ3a,3bの移動は
CCD中央がずれたような場合に調整する必要があると
きに行われる。CCDラインセンサ3a,3bは高分解
能素子を使用しており、アングル材1を上方から、CC
Dラインセンサ3aがアングル材1の頂部aと一方の脚
先b間の範囲、CCDラインセンサ3bがアングル材1
の頂部aと他方の脚先c間の範囲、それぞれ撮像できる
ようになっている。
【0008】CCDラインセンサ3a,3bは光学レン
ズ4a,4bの下方に1対の側方光源6a,6bから照
射される第1、第2の所定波長の光を透過するフィルタ
5a,5bを有している。側方光源6a,6bは例えば
ハロゲン光源などからなり、アングル材1の一側方およ
び他側方からアングル材1の脚長部位に向けて第1、第
2の異なる所定波長のハロゲン光を照射する。異なる所
定波長とするために、例えば、一方を波長の高いハロゲ
ン光とし、他方を波長の低いハロゲン光とする。7はC
CDラインセンサ3a,3bと接続され、これらセンサ
3a,3bから送られてくる検出画素を画像処理する画
像処理装置、8は画像処理装置7と接続され、画像処理
して得られた情報を演算処理する演算処理装置である。
画像処理装置7と演算処理装置8は画像・演算処理装置
10を構成する。この実施の形態では画像・演算処理装置
10を画像処理装置7と演算処理装置8で構成したが、必
ずしもこのような構成にしなくともよく、同じ機能をも
つ単一体で構成してもよい。
ズ4a,4bの下方に1対の側方光源6a,6bから照
射される第1、第2の所定波長の光を透過するフィルタ
5a,5bを有している。側方光源6a,6bは例えば
ハロゲン光源などからなり、アングル材1の一側方およ
び他側方からアングル材1の脚長部位に向けて第1、第
2の異なる所定波長のハロゲン光を照射する。異なる所
定波長とするために、例えば、一方を波長の高いハロゲ
ン光とし、他方を波長の低いハロゲン光とする。7はC
CDラインセンサ3a,3bと接続され、これらセンサ
3a,3bから送られてくる検出画素を画像処理する画
像処理装置、8は画像処理装置7と接続され、画像処理
して得られた情報を演算処理する演算処理装置である。
画像処理装置7と演算処理装置8は画像・演算処理装置
10を構成する。この実施の形態では画像・演算処理装置
10を画像処理装置7と演算処理装置8で構成したが、必
ずしもこのような構成にしなくともよく、同じ機能をも
つ単一体で構成してもよい。
【0009】前記の測定装置によりアングル材1の脚長
を測定する方法について説明する。CCDラインセンサ
3a,3bはアングル材1の両側方からアングル材1の
脚長部位に向けて照射される第1、第2の光をフィルタ
5a,5bをそれぞれ透過させることにより、CCDラ
インセンサ3aが第1の光によりアングル材1の頂部a
と一方の脚先b間の面からCCD画素で受光し、CCD
ラインセンサ3bが第2の光によりアングル材1の頂部
aと他方の脚先c間の面からCCD画素で受光するよう
に分離して検出する。アングル材1が搬送される上方に
設置されるCCDラインセンサ3a,3bの中央はアン
グル材1の頂部aと一方の脚先b間、頂部aと他方の脚
先c間のセンターでなく、いずれも両脚先側に偏倚した
位置にあるが、前記各間の撮像(画素受光)が可能であ
る。
を測定する方法について説明する。CCDラインセンサ
3a,3bはアングル材1の両側方からアングル材1の
脚長部位に向けて照射される第1、第2の光をフィルタ
5a,5bをそれぞれ透過させることにより、CCDラ
インセンサ3aが第1の光によりアングル材1の頂部a
と一方の脚先b間の面からCCD画素で受光し、CCD
ラインセンサ3bが第2の光によりアングル材1の頂部
aと他方の脚先c間の面からCCD画素で受光するよう
に分離して検出する。アングル材1が搬送される上方に
設置されるCCDラインセンサ3a,3bの中央はアン
グル材1の頂部aと一方の脚先b間、頂部aと他方の脚
先c間のセンターでなく、いずれも両脚先側に偏倚した
位置にあるが、前記各間の撮像(画素受光)が可能であ
る。
【0010】検出された撮像情報はCCDラインセンサ
3a,3bからそれぞれ画像処理装置7に送られて画像
処理される。すなわち、画像処理装置7では図2におい
て検出画素のもとになる異なる波長の第1、第2の光が
図示のような模様e,fで区別して表わされ、これから
その明るさに基づく左右に示すようなハイレベル(H)
とローレベル(L)の電圧波形が求められ、ローレベル
からハイレベルへの立ち上がり位置およびハイレベルか
らローレベルへの立下り位置が、それぞれアングル材1
の頂部aと一方の脚先b、頂部aと他方の脚先cの検出
位置として認識されるので、この検出位置情報を演算処
理装置8に送る。
3a,3bからそれぞれ画像処理装置7に送られて画像
処理される。すなわち、画像処理装置7では図2におい
て検出画素のもとになる異なる波長の第1、第2の光が
図示のような模様e,fで区別して表わされ、これから
その明るさに基づく左右に示すようなハイレベル(H)
とローレベル(L)の電圧波形が求められ、ローレベル
からハイレベルへの立ち上がり位置およびハイレベルか
らローレベルへの立下り位置が、それぞれアングル材1
の頂部aと一方の脚先b、頂部aと他方の脚先cの検出
位置として認識されるので、この検出位置情報を演算処
理装置8に送る。
【0011】演算処理装置8では、まず前記検出位置情
報からアングル材1の頂部aから一方の脚先bまでの幅
A値およびアングル材1の頂部aから他方の脚先cまで
の幅B値をそれぞれ求める。しかるうえ、図3のよう
に、幅A値,幅B値の測定結果から、アングル材1の脚
長L(アングル材1の頂部aと一方の脚先bまでの長
さ)を、三角関数の数式のL=A/sinθから算出す
る。また、アングル材1の脚長R(アングル材1の頂部
aと他方の脚先cまでの長さ)を、同様に数式のR=A
/sinθから算出する。図3で、θ=45°である。
報からアングル材1の頂部aから一方の脚先bまでの幅
A値およびアングル材1の頂部aから他方の脚先cまで
の幅B値をそれぞれ求める。しかるうえ、図3のよう
に、幅A値,幅B値の測定結果から、アングル材1の脚
長L(アングル材1の頂部aと一方の脚先bまでの長
さ)を、三角関数の数式のL=A/sinθから算出す
る。また、アングル材1の脚長R(アングル材1の頂部
aと他方の脚先cまでの長さ)を、同様に数式のR=A
/sinθから算出する。図3で、θ=45°である。
【0012】アングル材1の全体の幅Wを測定するに
は、図3のように、数式のW=A+Bから算出する。
は、図3のように、数式のW=A+Bから算出する。
【0013】従来のレーザ式変位計を用いる測定の場合
は、アングル材の頂部a、一方の脚先b及び他方の脚先
c、の各変曲点を算出する必要があって、測定誤差が大
きくなりがちであったが、この実施の形態による測定の
場合は、前記のように各変曲点を算出することなく、し
かも高分解能素子のCCDラインセンサ3a,3bを使
用しているため、アングル材1の脚長L・R(必要によ
りその幅Wも)を高精度に測定することが可能である。
また、従来のレーザ式変位計による測定に比べてセンサ
の移動機構を必要としないため、高速測定が可能となる
ばかりでなく、取付け治具(装置)の簡素化も可能とな
る。
は、アングル材の頂部a、一方の脚先b及び他方の脚先
c、の各変曲点を算出する必要があって、測定誤差が大
きくなりがちであったが、この実施の形態による測定の
場合は、前記のように各変曲点を算出することなく、し
かも高分解能素子のCCDラインセンサ3a,3bを使
用しているため、アングル材1の脚長L・R(必要によ
りその幅Wも)を高精度に測定することが可能である。
また、従来のレーザ式変位計による測定に比べてセンサ
の移動機構を必要としないため、高速測定が可能となる
ばかりでなく、取付け治具(装置)の簡素化も可能とな
る。
【0014】この実施の形態はアングル材1の中間仕上
げ段階(この中間仕上げ段階とは最終仕上げロール以前
のロール成形の全てを含むものとする)に設置している
ので、最終仕上げ段階に設けられる仕上げロールの調整
が容易になるとともに、前パスのロール調整も簡単にで
きる。また、品質異常を最終製品の前に早期に発見でき
る。さらに、例えば型決時の待ち時間が省略でき、生産
性の向上も図れる。
げ段階(この中間仕上げ段階とは最終仕上げロール以前
のロール成形の全てを含むものとする)に設置している
ので、最終仕上げ段階に設けられる仕上げロールの調整
が容易になるとともに、前パスのロール調整も簡単にで
きる。また、品質異常を最終製品の前に早期に発見でき
る。さらに、例えば型決時の待ち時間が省略でき、生産
性の向上も図れる。
【0015】
【発明の効果】請求項1の発明は前記のように、頂部を
上向きにして長さ方向へ搬送されるアングル材の両側方
からアングル材の脚長部位に向けて第1、第2の異なる
所定波長の光を照射し、これら第1、第2の光をアング
ル材の上方に設置した第1、第2の光学的センサ手段の
フィルタをそれぞれ透過させることにより、第1の光学
的センサ手段が第1の光によりアングル材の頂部と一方
の脚先間の面からCCD画素で受光し、第2の光学的セ
ンサ手段が第2の光によりアングル材の頂部と他方の脚
先間の面からCCD画素で受光するように分離して検出
し、これら検出した画素を画像・演算処理してアングル
材の頂部から一方の脚先までの幅値およびアングル材の
頂部から他方の脚先までの幅値をそれぞれ求めるととも
に、これら幅値からアングル材の一方の脚先側および他
方の脚先側のそれぞれ脚長を求めるので、熱による空気
のゆらぎ現象があっても、高精度測定が可能である。し
かも測定誤差も小さくすることができる。
上向きにして長さ方向へ搬送されるアングル材の両側方
からアングル材の脚長部位に向けて第1、第2の異なる
所定波長の光を照射し、これら第1、第2の光をアング
ル材の上方に設置した第1、第2の光学的センサ手段の
フィルタをそれぞれ透過させることにより、第1の光学
的センサ手段が第1の光によりアングル材の頂部と一方
の脚先間の面からCCD画素で受光し、第2の光学的セ
ンサ手段が第2の光によりアングル材の頂部と他方の脚
先間の面からCCD画素で受光するように分離して検出
し、これら検出した画素を画像・演算処理してアングル
材の頂部から一方の脚先までの幅値およびアングル材の
頂部から他方の脚先までの幅値をそれぞれ求めるととも
に、これら幅値からアングル材の一方の脚先側および他
方の脚先側のそれぞれ脚長を求めるので、熱による空気
のゆらぎ現象があっても、高精度測定が可能である。し
かも測定誤差も小さくすることができる。
【0016】請求項2の発明は、前記のようなアングル
材の脚長の測定を簡素な機構により実現することが可能
であり、製作が安価かつ容易で、保守等も簡単に行えて
利便性が高いという優れた効果がある。
材の脚長の測定を簡素な機構により実現することが可能
であり、製作が安価かつ容易で、保守等も簡単に行えて
利便性が高いという優れた効果がある。
【図1】この発明の一実施の形態を示すアングル材の脚
長測定装置の概略正面図である。
長測定装置の概略正面図である。
【図2】側方光源から照射される第1、第2の所定波長
の光を撮像した左右のCCDラインセンサの撮像範囲を
示す図面である。
の光を撮像した左右のCCDラインセンサの撮像範囲を
示す図面である。
【図3】アングル材の脚長(幅)の算出例を数式で示す
図面である。
図面である。
【図4】従来のアングル材の脚長測定装置の一例を示す
概略正面図である。
概略正面図である。
【図5】同上のアングル材の脚長(幅)の算出例を数式
で示す図面である。
で示す図面である。
1 アングル材
2 熱間圧延ロール
3a,3b CCDラインセンサ(光学的センサ手段)
4a,4b 光学レンズ
5a,5b フィルタ
6a,6b 側方光源
7 画像処理装置
8 演算処理装置
10 画像・演算処理装置
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 2F065 AA23 CC07 DD06 DD11 FF04
GG02 JJ02 JJ25 LL21 QQ24
QQ31
Claims (2)
- 【請求項1】 頂部を上向きにして長さ方向へ搬送され
るアングル材の両側方からアングル材の脚長部位に向け
て第1、第2の異なる所定波長の光を照射し、これら第
1、第2の光をアングル材の上方に設置した第1、第2
の光学的センサ手段のフィルタをそれぞれ透過させるこ
とにより、第1の光学的センサ手段が第1の光によりア
ングル材の頂部と一方の脚先間の面からCCD画素で受
光し、第2の光学的センサ手段が第2の光によりアング
ル材の頂部と他方の脚先間の面からCCD画素で受光す
るように分離して検出し、これら検出した画素を画像・
演算処理してアングル材の頂部から一方の脚先までの幅
値およびアングル材の頂部から他方の脚先までの幅値を
それぞれ求めるとともに、これら幅値からアングル材の
一方の脚先側および他方の脚先側のそれぞれ脚長を求め
ることを特徴とするアングル材の脚長測定方法。 - 【請求項2】 頂部を上向きにして長さ方向へ搬送され
るアングル材を上方から撮像する第1、第2の光学的セ
ンサ手段と、アングル材の両側方からアングル材の脚長
部位に向けて第1、第2の異なる所定波長の光を照射す
る1対の側方光源と、画像・演算処理装置を具え、前記
第1、第2の光学的センサ手段は、前記側方光源から照
射される第1、第2の所定波長の光をそれぞれ透過する
フィルタを有し、このフィルタにより第1の光学的セン
サ手段が第1の光によりアングル材の頂部と一方の脚先
間の面からCCD画素で受光し、第2の光学的センサ手
段が第2の光によりアングル材の頂部と他方の脚先間の
面からCCD画素で受光するように分離して検出可能と
なっており、前記画像・演算処理装置は、前記第1、第
2の光学的センサ手段で検出した画素を画像・演算処理
して、アングル材の頂部から一方の脚先までの幅値およ
びアングル材の頂部から他方の脚先までの幅値をそれぞ
れ求めるとともに、これら幅値からアングル材の一方の
脚先側および他方の脚先側のそれぞれ脚長を求めること
を特徴とするアングル材の脚長測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001309441A JP2003114106A (ja) | 2001-10-05 | 2001-10-05 | アングル材の脚長測定方法及び測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001309441A JP2003114106A (ja) | 2001-10-05 | 2001-10-05 | アングル材の脚長測定方法及び測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003114106A true JP2003114106A (ja) | 2003-04-18 |
Family
ID=19128590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001309441A Withdrawn JP2003114106A (ja) | 2001-10-05 | 2001-10-05 | アングル材の脚長測定方法及び測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003114106A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108627111A (zh) * | 2018-06-06 | 2018-10-09 | 南京大吉铁塔制造有限公司 | 钻冲孔在线检测装置及其在线检测方法 |
-
2001
- 2001-10-05 JP JP2001309441A patent/JP2003114106A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108627111A (zh) * | 2018-06-06 | 2018-10-09 | 南京大吉铁塔制造有限公司 | 钻冲孔在线检测装置及其在线检测方法 |
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