JP2003113798A - 軸流ファン - Google Patents

軸流ファン

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JP2003113798A
JP2003113798A JP2001307685A JP2001307685A JP2003113798A JP 2003113798 A JP2003113798 A JP 2003113798A JP 2001307685 A JP2001307685 A JP 2001307685A JP 2001307685 A JP2001307685 A JP 2001307685A JP 2003113798 A JP2003113798 A JP 2003113798A
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JP
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fan
balance
ring
axial
present
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JP2001307685A
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English (en)
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Kazuhiro Takeuchi
和宏 竹内
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Denso Corp
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファンの製造原価低減を図りつつ、容易にフ
ァンのバランス調整をする。 【解決手段】 リング213のうちその後流側に軸流フ
ァン210の軸方向に突出する多数本の突起部214を
円周方向に並んで設ける。これにより、ファン210の
最外周に位置するリング213に形成された突起部21
4を切断することにより容易にバランス調整を行うこと
ができるので、別途、バランスウェイトをファン210
に装着してファン210のバランスを調整する場合に比
べて、バランス調整後(完成品として)のファン210
の部品点数を低減することができ、ファン210(送風
機200)の製造原価低減を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送風用のファンに
関するもので、ラジエータ等の熱交換器に冷却風雨を送
風する送風機に適用して有効である。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ファン
等の回転体において、回転体の重心位置が回転中心から
ずれている(回転バランスが狂っている)と、回転体の
回転時に振動や騒音等が発生する。
【0003】そこで、従来は、例えば特開平11−21
0690号公報に記載の発明のごとく、錘(バランスウ
ェイト)を回転体(ファン)に取り付けることにより、
回転体(ファン)の重心位置を回転中心に一致させて
(バランス調整して)いた。
【0004】しかし、この手段では、バランス調整用の
錘(バランスウェイト)を必要とするので、ファンの部
品点数を低減することができず、ファンの製造原価低減
を図ることが難しい。
【0005】また、金属製の錘を採用すると、錘が錆び
てしまい、場合によっては錘がファンから脱落してしま
うおそれがある。
【0006】本発明は、上記点に鑑み、ファンの製造原
価低減を図りつつ、容易にファンのバランス調整をする
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1に記載の発明では、径方向に延
びる複数枚のブレード(212)及び複数枚のブレード
(212)の先端側を繋ぐ環状のリング(313)を有
する軸流ファンであって、リング(213)には、円周
方向に多数本の突起部(214)が並んで形成されてい
ることを特徴とする。
【0008】これにより、ファンを回転させてそのアン
バランス量及び位置を測定し、切断除去する突起部(2
14)の本数及び切断除去する量、並びにその位置を決
定し、カッタ等の刃物により切断することにより容易に
バランス調整を行うことができる。
【0009】以上に述べたように、本発明では、ファン
の最外周に位置するリング(213)に形成された突起
部(214)を切断することにより容易にバランス調整
を行うことができるので、別途、バランスウェイトをフ
ァンに装着してファンのバランスを調整する場合に比べ
て、バランス調整後(完成品として)のファンの部品点
数を低減することができ、ファンの製造原価低減を図る
ことができる。
【0010】なお、本発明では、切断除去する突起部
(214)の本数及び切断除去する量を調節することに
よりバランス調整を行うので、上記公報に記載の発明の
ごとく、バランスウェイトが脱落するといった問題は、
根本的に発生しない。
【0011】ところで、軸流ファンは気体(空気)が軸
方向に通り抜けるので、仮に突起部(214)がリング
(213)の前方側(吸入側)に設けられていると、フ
ァンに集まるように吸入される吸入空気の流れが、突起
部(214)により乱されるおそれがあるが、請求項2
に記載の発明では、突起部(214)は、リング(21
3)の後流側に形成されていることを特徴としているの
で、このような問題は発生しない。
【0012】請求項3に記載の発明では、突起部(21
4)は、軸方向に突出していることを特徴とする。
【0013】これにより、ファンの慣性モーメントが必
要以上に大きくなることなく、突起部(214)の突出
方向がファンから吹き出す空気の流線とほぼ一致するの
で、吹出空気が大きく乱れることを防止できる。
【0014】請求項4に記載の発明では、複数枚のブレ
ード(212)及び複数枚のブレード(212)を繋ぐ
環状のリング(313)を有するファンであって、リン
グ(213)には、円周方向に多数本の突起部(21
4)が並んで形成されていることを特徴とする。
【0015】これにより、ファンを回転させてそのアン
バランス量及び位置を測定し、切断除去する突起部(2
14)の本数及び切断除去する量、並びにその位置を決
定し、カッタ等の刃物により切断することにより容易に
バランス調整を行うことができる。
【0016】以上に述べたように、本発明では、突起部
(214)を切断することにより容易にバランス調整を
行うことができるので、別途、バランスウェイトをファ
ンに装着してファンのバランスを調整する場合に比べ
て、バランス調整後(完成品として)のファンの部品点
数を低減することができ、ファンの製造原価低減を図る
ことができる。
【0017】因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後
述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す
一例である。
【0018】
【発明の実施の形態】本実施形態は、本発明に係るファ
ンをモータサイクル又は自動車等の車両用冷却装置に適
用したものであって、図1は本実施形態に係る冷却装置
の模式図である。なお、図1(a)は冷却装置を車両幅
方向から見た正面図であり、図1(b)は図1(a)の
右側面図である。
【0019】100は走行用の水冷式内燃機関(図示せ
ず。)の冷却水と空気とを熱交換して冷却水を冷却する
ラジエータ(熱交換器)であり、このラジエータ100
は、図1(b)に示すように、冷却水(流体)が流通す
る扁平状のチューブ101、チューブ101の外表面に
接合されて空気と冷却水との熱交換を促進する波状のフ
ィン102、及びチューブ101の長手方向両端部にて
複数本のチューブ101と連通するヘッダタンク103
等からなる周知のマルチフロー型のものである。
【0020】また、200はラジエータ100の空気流
れ下流側(後流側)に配設されてラジエータ100に冷
却風を送風する軸流ファン式の送風機であり、この送風
機200は、ボス211(図1(a)参照)周りに放射
状(径方向)に延びる複数枚のブレード212(図1
(b)参照)、及びブレード212の先端側を繋ぐ環状
のリング213(図1(b)参照)を有する軸流ファン
(以下、ファンと略す。)210と、ファン210を回
転駆動する電動モータ220(図1(a)参照)とを有
して構成されている。
【0021】なお、軸流ファンとは、JIS B 01
32 番号1012に規定されているように、気体(空
気)が軸方向に通り抜けるファンを言う。
【0022】因みに、電動モータ220(送風機30
0)は、図1(b)に示すように、複数本(本実施形態
では、4本)の梁状のステー230を介して後述するシ
ュラウド300に組み付け固定されている。
【0023】そして、リング213のうちその後流側に
は、図1(a)、(b)に示すように、ファン210の
軸方向に突出する多数本の突起部214が、等間隔で円
周方向に並んで設けられており、これらの突起部214
は、ボス211、ブレード213及びリング213と共
に樹脂(本実施形態では、PPガラス30)にて一体形
成されている。
【0024】なお、送風機200は、送風機200とラ
ジエータ100との隙間を覆うことにより送風機200
によって誘起された空気流がラジエータ100を迂回し
て流れる(送風機200に吸い込まれる)ことを抑制す
るシュラウド300を介してラジエータ100のヘッダ
タンク103に固定されている。
【0025】次に、本実施形態の特徴(作用効果)を述
べる。
【0026】図2はバランス調整を行う前(成形直後)
のファン210を示し、図3はバランス調整を行った後
のファンを示すものであり、本実施形態では、突起部2
14を切断することにより、ファン210の重心位置を
回転中心に一致させてファン210のバランス調整を行
う。
【0027】なお、バランス調整にあたっては、ファン
210を回転させてそのアンバランス量及び位置を測定
し、切断除去する突起部214の本数及び切断除去する
量、並びにその位置を決定し、カッタ等の刃物により切
断する。
【0028】以上に述べたように、本実施形態では、フ
ァン210の最外周に位置するリング213に形成され
た突起部214を切断することにより容易にバランス調
整を行うことができるので、別途、バランスウェイトを
ファン210に装着してファン210のバランスを調整
する場合に比べて、バランス調整後(完成品として)の
ファン210の部品点数を低減することができ、ファン
210(送風機200)の製造原価低減を図ることがで
きる。
【0029】なお、本実施形態では、切断除去する突起
部214の本数及び切断除去する量を調整することによ
りバランス調整を行うので、上記公報に記載の発明のご
とく、バランスウェイトが脱落するといった問題は、根
本的に発生しない。
【0030】ところで、軸流ファンは気体(空気)が軸
方向に通り抜けるので、仮に突起部214がリング21
3の前方側(吸入側)に設けられていると、ファン21
0に集まるように吸入される(図1(a)参照)吸入空
気の流れが、突起部214により乱されるおそれがある
が、本実施形態では、突起部214をリング213の後
流側に設けているので、このような問題は発生しまい。
【0031】また、突起部214は軸方向に突出してい
るので、ファン210の慣性モーメントが必要以上に大
きくなることなく、突起部214の突出方向がファン2
10から吹き出す空気の流線とほぼ一致するので、吹出
空気が大きく乱れることを防止できる。
【0032】ところで、ファン210を成形する際の型
抜き方向は、通常、ファン210の軸方向であるので、
突起部214の突出方向を軸方向に一致させれば、容易
にファン210を成形することができる。
【0033】また、突起部214が軸方向に突出してい
るので、ファン210を型抜きする際に、突起部214
を離型用の押し出しピンとして活用することができる。
【0034】(その他の実施形態)上述の実施形態で
は、軸流ファンに本発明を適用したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、遠心ファン(JIS B 0
132 番号1004参照)にも適用することができ
る。
【0035】また、上述の実施形態では、冷却装置用に
本発明を適用したが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、換気扇等のその他の回転体にも適用することが
できる。
【0036】また、ファン210の成形用金型の特性
上、アンバランス量及び位置がほぼ決まっている場合に
は、予め、そのアンバランス量及び位置を見込んで突起
部214を形成し、成形後、バランス調整を行ってもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施形態に係る冷却装置を車
両幅方向から見た正面図であり、(b)は(a)の右側
面図である。
【図2】(a)は本発明の実施形態に係るファンの正面
図であり、(b)は(a)の右側面図である。
【図3】(a)は本発明の実施形態に係るファンの正面
図であり、(b)は(a)の右側面図である。
【符号の説明】
100…ラジエータ、200…送風機、210…軸流フ
ァン、211…ボス、212…ブレード、213…リン
グ、214…突起部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 径方向に延びる複数枚のブレード(21
    2)及び前記複数枚のブレード(212)の先端側を繋
    ぐ環状のリング(313)を有する軸流ファンであっ
    て、 前記リング(213)には、円周方向に多数本の突起部
    (214)が並んで形成されていることを特徴とする軸
    流ファン。
  2. 【請求項2】 前記突起部(214)は、前記リング
    (213)の後流側に形成されていることを特徴とする
    請求項1に記載の軸流ファン。
  3. 【請求項3】 前記突起部(214)は、軸方向に突出
    していることを特徴とする請求項2に記載の軸流ファ
    ン。
  4. 【請求項4】 複数枚のブレード(212)及び前記複
    数枚のブレード(212)を繋ぐ環状のリング(31
    3)を有するファンであって、 前記リング(213)には、円周方向に多数本の突起部
    (214)が並んで形成されていることを特徴とするフ
    ァン。
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