JP2003113682A - 複合錠組込み型扉用ロックハンドル装置 - Google Patents
複合錠組込み型扉用ロックハンドル装置Info
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Abstract
者による機器等の使用を種々の態様においてパーソナル
管理することができ、必要に応じて解錠符号列を検出で
きる扉用ロックハンドル装置を提供する。 【解決手段】 符号合わせ錠とシリンダー錠がハンドル
に相隣接して組込まれており、シリンダー錠のロータに
連動する止め金板が、ベース本体側に枢着した中間連動
部材である受金レバーの段差部に係合することによっ
て、ハンドルを倒伏位置に拘束する。符号合わせ錠が解
錠状態にあるとき、ハンドルを引き出すと、止め金板に
押されて受金レバーが退避方向に回転し、ベース本体に
対するハンドルの拘束が解除される。カム円盤の検知溝
にリセット部材が係合するまでダイヤル円盤を回すこと
によって、解錠符号列を検出する。
Description
ス本体に対して起伏回転する扉用ロックハンドル装置に
関するものである。
ス本体に対してハンドルが起伏回転するように装着さ
れ、ハンドルがベース本体に対して垂直または斜めに起
立回転する時に、または起立回転後にハンドルを回転操
作した時に、ハンドルに直結または間接的に連結された
ロック部材が、ボックス本体などの固定枠体側の受金部
から離脱するように構成された扉用ロックハンドル装置
は、既に知られており、ハンドルまたはベース本体の一
方には、シリンダー錠が組み込まれ、ハンドルはベース
本体に対して倒伏した位置に拘束保持されるようになっ
ている。
象の機器における内部スペース上の制約、あるいは対象
機器の設置箇所における外部スペース上の制約から、ベ
ース本体の扉後面側への突出量、あるいはハンドルの扉
前面側への突出量を極力減らすように要請されることが
ある。このような要請に対応するためには、ハンドルの
厚さやベース本体の奥行き寸法を小さくして、装置全体
を薄型に構成して置く必要があるが、この場合にはハン
ドルやベース本体に組み込まれるシリンダー錠も薄型の
ものとならざるを得ない。
て組み込まれるディスクタンブラピンタンブラやピンタ
ンブラのセット数が少なくなるため、得られる鍵違いの
数も自ずから限定されたものとなった。そのため、例え
ば対象機器の使用を許された者が多数存在しており、そ
の多数の者による機器の使用をシリンダー錠を媒介とし
てパーソナル管理したい用途等には、薄型シリンダー錠
を組み込んだ扉用ロックハンドル装置は適用することが
できなかった。
課題は、符号合わせ錠とシリンダー錠を関連付けて組み
込むことによって、装置全体を薄型に構成しても極めて
多数の鍵違いを容易に得ることができ、多数の者によっ
て使用等される機器等についてパーソナル管理を的確に
行なえる扉用ロックハンドル装置を提供することであ
る。
の解錠符号列を使用者が忘れても、簡単な操作によって
解錠符号列を自ら検出して符号合わせ錠を正規にリセッ
トすることができる複合錠組込み型扉用ロックハンドル
装置を提供することである。
照符号を用いて説明すると、請求項1の発明は、扉に固
着されるベース本体1に対してハンドル2が起伏回転す
るように装着され、ハンドル2の起立回転時または起立
回転後におけるハンドル2の回転操作時に、ハンドル2
に直接または間接的に接続されたロック部材3が、ボッ
クス本体などの固定枠体側の受金部から離脱する扉用ロ
ックハンドル装置において、複数のダイヤル円盤4の外
周面に付された符号が予め設定した解錠符号列に整列さ
せられたときに解錠状態になる一方、解錠符号列に整列
させられないときには施錠状態に保持される符号合わせ
錠6と、所定の鍵7をロータ8の鍵孔9に挿入したとき
内部錠機構が解除されて解錠状態になる一方、所定の鍵
7がロータ8の鍵孔9に挿入されないときには施錠状態
に保持されるシリンダー錠13とを、ハンドル2の長手
方向に相隣接させてハンドル2に組み込み、シリンダー
錠13が施錠状態に保持されていても符号合わせ錠6が
解錠状態になったとき、または、符号合わせ錠6が施錠
状態に保持されていてもシリンダー錠13が解錠状態に
なったときに、ハンドル2がベース本体1より起立回転
するように符号合わせ錠とシリンダー錠の間に中間連動
部材を設置する。
記構成に加えて、前記符号合わせ錠6を、複数のダイヤ
ル円盤4の外周面に付された符号が予め設定した解錠符
号列に整列させられたときにロックプレート5が解錠位
置に来る一方、解錠符号列に整列させられないときには
ロックプレート5が施錠位置に来る構成とし、前記シリ
ンダー錠13を、所定の鍵7をロータ8の鍵孔9に挿入
したとき内部錠機構が解除されてロータ8が回転可能に
なり、鍵7でロータ8を回転操作するとき止め金板11
がハンドル2の側面透孔12から出没する構成とし、前
記中間連動部材を止め金板11の先端部が基端部側面の
段差部15に係脱する受金レバー16によって構成す
る。
によってベース本体1の内壁部に取付け、止め金板11
の先端面に押されるカム斜面18を段差部15に形成
し、バネ部材19によって受金レバー16を止め金板1
1に向けて回転付勢し、符号合わせ錠6の中心軸20と
平行に配置したスライダー21をバネ部材22によって
シリンダー錠13の方向に移動付勢し、スライダー21
の先端部23を止め金板11とは反対側において、受金
レバー16の先端部24の側面に当接させ、ロックプレ
ート5が施錠位置または解錠位置にあるかによってロッ
クプレート5の錠止端部25と係脱する制止部26をス
ライダー21に形成する。
るとき、ハンドル2をベース本体1から引キ出すことに
よって、止め金板11によりカム斜面18を押して、受
金レバー16を拘束解除方向に退避回転させる一方、ロ
ックプレート5が施錠位置に来たときには、ロックプレ
ート5の錠止端部25がスライダー21の制止部26に
係合して受金レバー16の前記退避回転が阻止されるよ
うに配置する。
項2の発明の前記構成に加えて、ダイヤル円盤4と係脱
することによって解錠符号列の設定変更に使用されるカ
ム円盤41の周面に検知溝71を形成し、リセット部材
72のカム円盤周面へのアクセスを可能とする開口部7
5をハンドル2に形成し、該開口部75を通してカム円
盤41の周面に当接させたリセット部材72が前記検知
溝71に係合するまでダイヤル円盤4を回すことによっ
て、各ダイヤル円盤4の解錠用設定符号を検出する。
併せて説明すると、この複合錠組込み型扉用ロックハン
ドル装置では、機器の所有者または管理者から機器の使
用を許された多数の者は、当該所有者または管理者から
予め自分専用の解錠符号列を割り当てられる。前記多数
の内の一人の者が、機器を使用するために扉を開放する
ときには、複数のダイヤル円盤の外周面に付された符号
の組合せ順列からなる符号列が、自分に割り当てられて
いる解錠符号列となるように、複数のダイヤル円盤を適
宜に正逆回転させる。
号が割り当ての解錠符号列に配列されたとき、符号合わ
せ錠6は解錠状態となる。この解錠状態においては、図
14及び図15に示したようにロックプレート5の錠止
端部25はスライダー21の制止部26と係合し得ない
レベル位置にあり、符号合わせ錠6の主体部分方向に向
かってのスライダー21の後退移動は阻止されていない
状態にある。また、このときシリンダー錠13は施錠状
態にあり、止め金板11の先端部14は受金レバー16
の段差部15に係合しており、この係合状態はバネ部材
19の回転付勢によって維持されている。そのため、ハ
ンドル2はベース本体1の正面凹部27に収納された倒
伏位置に拘束されている。
軸28を中心としてベース本体1から引き出し回転させ
ると、図5に示したように止め金板11の先端部14が
受金レバー16の段差部15に連続する傾斜カム面18
を押すため、受金レバー16は枢軸17を中心として拘
束解除方向に退避回転し、受金レバー16がスライダー
21の先端部23を押してスライダー21を図6に示し
たように後退移動させる。ハンドル2がベース本体1か
ら一定角度まで引き出された段階では、止め金板11の
先端部14による受金レバー16の押圧がなくなるた
め、受金レバー16は、バネ部材19の付勢によって図
7に示したように略水平な待機位置に復帰する。また、
前記スライダー21もバネ部材22の付勢によって元の
位置まで前進復帰する。
回転後にハンドル2を手で握り、ロックシャフト29周
りに回転操作すると、ハンドル2に直接または間接的に
接続されたロック部材3が機器収納ボックス本体などの
固定枠体側の受金部(図示していない)から離脱し、扉
30の固定枠体に対する拘束が解除され、扉30はハン
ドル2をそのまま手前に引くことによって開放される。
列に各ダイヤル円盤4を回したときには、図14に矢印
で示したようにロックプレート5が回動することによっ
て符号合わせ錠6は施錠状態になり、ロックプレート5
の錠止端部25がスライダー21の制止部26が突き当
たる位置に来るため、スライダー21の後退移動はロッ
クプレート5によって阻止され、そのため、受金レバー
16は拘束解除方向に退避回転することができない。こ
の施錠状態においてハンドル2を枢軸28を中心として
ベース本体1から引き出し回転させるとき、図9に示し
たようにハンドル2が僅かの角度回転して止め金板11
の先端部14が受金レバー16の傾斜カム面18に押し
付けられた段階で引き出し回転が阻止されることにな
る。
管理者は、個別の解錠符号列を使用せずにハンドル2を
引き出し回転操作することができる。その上級権限者
は、シリンダー錠13の鍵7を付与されている。図10
に示したように所定の解錠符号列を知らない部外者や侵
入者によってダイヤル円盤4が不正規角度に回され、符
号合わせ錠6が施錠状態に無意図的に設定された場合、
当該上級管理者はこの施錠状態をリセットすることがで
きる。
者は鍵7をシリンダー錠13のロータ8の鍵孔9に挿入
し、所要の鍵山コードによって内部錠機構10を解除方
向に駆動する。これによって回転可能になったロータ8
を鍵7により解錠方向に回転操作すると、止め金板11
がハンドル2の側面透孔12からハンドル内部に引き込
まれ、止め金板11の先端部14と受金レバー16の段
差部15との係合状態が解除される。
にあるときには、ロックプレート5の錠止端部25がス
ライダー21の制止部26が突き当たる位置に来るた
め、スライダー21の後退移動はロックプレート5によ
って阻止され、受金レバー16は拘束解除方向に退避回
転することができない。しかしながら、鍵7でシリンダ
ー錠13を解錠操作したときには、止め金板11は受金
レバー16に当たらない位置に退没しているから、図1
1から図12に示したようにハンドル2は受金レバー1
6によって干渉されることなく、ベース本体1の正面凹
部27から引き出される。扉30を開放した後、扉30
の背面側から適宜のリセット手段を操作することによっ
て、不正規な施錠状態が解除され、復旧処理される。
れてしまい、符号合わせ錠6を使用出来なくなったとき
には、望ましくは一般使用者よりも広い管理権限を与え
られている上級権限者が、図26と図27に示したよう
にハンドル2の開口部75からリセット部材72を所定
の挿入方向及び挿入深さにて符号合わせ錠6の内部に挿
入し(各図のの過程)、リセット部材72の先端部を
カム円盤41の周面に添接させる(各図のの過程)。
リセット部材72の挿入位置を一定に保ちながらダイヤ
ル円盤4を回し、リセット部材72の先端部をカム円盤
41の検知溝71に係合させる(各図のの過程)。リ
セット部材72と検知溝71が係合したときにハンドル
2の符号表示部の正規位置に表示された符号を、解錠用
に設定されている符号として記憶または記録する。
いて繰り返すことによって、各ダイヤル円盤4について
解錠用に設定された符号を検出・確認する。これらの確
認されて解錠用符号を順に並べることによって、その符
号合わせ錠6について当初に設定された解錠符号列を得
ることができる。このようにして確認された当初の解錠
符号列を上級権限者が一般使用者に告知し、該使用者が
その解錠符号列にしたがって各ダイヤル円盤4を適宜に
正逆回転することによって、符号合わせ錠6は再使用可
能となる。
1の上部には、扉30の前面と直角に軸受孔31が形成
されており、軸受孔31にはロックシャフト29が前後
方向に移動不能に嵌挿されている。ロックシャフト29
の後端角軸部29aには,板状のロック部材3と回転角
度制御板71及び座金72が相対回転不能に嵌められ、
ボルト32によって締付け固定されている。ベース本体
1は扉30の縦長受孔33に扉正面側から嵌め込まれ、
ベース本体1の背面側から嵌め合わされた断面U形状の
座金板34とビス35によって扉30に締付け固定され
ている。
凹部36には、ロックシャフト29の前端部が遊び空間
を残して挿入され、ハンドル2は扉30の前面と平行な
横断枢軸28によってロックシャフト29の前端部に枢
着されている。ハンドル2がベース本体1に対して倒伏
したとき、ハンドル2の主体部分の背面側部分はベース
本体1の正面側凹部27に入り込む。ハンドル2の下端
部37は前記倒伏状態では、ベース本体1の下端部から
前面側に突出しており、使用者がハンドル2をベース本
体1から引き出して起立回転させるとき、使用者の指先
が掛け易いように形成されている。
起立回転させられ、この起立状態において使用者がハン
ドル2を握って回転操作すると、ハンドル2と一体にロ
ックシャフト29が回転するようになっている。ハンド
ル2には、符号合わせ錠6を格納するための空洞部38
が中間部分に長さ方向に長く形成されており、該空洞部
38はハンドル2の背面側に開口されており、該開口は
ハンドル2に固定されたバックプレート部材39によっ
て閉塞されている。
合わせ錠6は、外周面に数字などの符号を複数個等角度
間隔に表示してあるダイヤル円盤4と、ダイヤル円盤4
の中央透孔40に嵌挿して積層される短筒状のカム円盤
41と、カム円盤41の中央軸孔42に挿通される丸棒
状の中心軸20と、ダイヤル円盤4とカム円盤41の積
層体をシリンダー錠13の方向に移動付勢する圧縮コイ
ルバネ43と、ダイヤル円盤4の一部が嵌め込まれる矩
形開口部44を有するロックプレート5を主要部品とし
ている。
円盤4の中央透孔40は小径孔部40aとその両側の大
径孔部40b、40cとで構成されている。定常状態で
は、圧縮コイルバネ43の付勢によって、カム円盤41
の小径筒部41aがダイヤル円盤4の小径孔部40aに
嵌挿され、一方の大径孔部40cから突き出ている。カ
ム円盤41の大径鍔部41bは、ダイヤル円盤4の他方
の大径孔部40bに嵌っており、大径鍔部41bの端面
には隣接のカム円盤41の小径筒部41aの端面が当接
している。ダイヤル円盤4の円周の一部は、ハンドル2
の正面側の横長スロット68から突き出ている。
面には、図20から図22に示したように左右各側に3
個の連動突起45が所定間隔で形成されている。ダイヤ
ル円盤4の小径孔部40aの内周面には、外周面に符号
の数に等しい数、すなわち10個の連動溝46が等間隔
に形成されており、前記連動突起45が連動溝46に係
合することによって、ダイヤル円盤4とカム円盤41は
一体的に結合される。
は、カム円盤41をダイヤル円盤4の軸方向に連動溝4
6の軸方向長さ分だけ移動させて、連投溝46と連動突
起45との係合を解除させ、その後、連動溝46の設置
間隔の整数倍の角度だけ相対回転させ、その後、カム円
盤41をダイヤル円盤4向かって移動させることによっ
て適宜変更される。これによって解錠符号列の設定変更
がなされる。
部は扇形に切り欠きされ、左右2個のV字状角部47が
形成されている。ロックプレート5には、前記矩形開口
部44の間の板部分にV字状の受溝48が左右2個形成
されている。この受溝48に前記角部47が係合してい
るとき、ロックプレート5は、錠止端部25がスライダ
ー21の制止部26に係合しないレベル位置にある。角
部47が受溝48から脱出して、両受溝間の山部に大径
鍔部41bの円周面が当たることによって、ロックプレ
ート5は、錠止端部25にスライダー21の制止部26
が当たる位置まで回動することになる。
起49a,49bが錠止端部25の反対側に形成されて
いる。一方の支軸突起49aはバックプレート部材39
の立ち上がり壁板部50によって支持されており、他方
の支軸突起49bは、バックプレート部材39に固定さ
れた仕切り壁板51の透孔52に支持されている。ロッ
クプレート5は圧縮コイルバネ53によって、錠止端部
25がスライダー21の制止部26に係合しない位置に
跳ね上げられている。
レート部材39の前記立ち上がり壁板部50に形成した
軸孔54と、前記仕切り壁板51に形成した軸孔55に
挿入されている。ダイヤル円盤4とカム円盤41の付勢
用圧縮コイルバネ43は、中心軸20に嵌められ、末端
のカム円盤41と立ち上がり壁板部50との間で圧縮さ
れている。スライダー21は板部材で構成され、バック
プレート部材39に沿ってスライドする。バックプレー
ト部材39の主体部分と側壁板部にはガイド突起56が
内向きに形成されている。バックプレート部材39には
バネ受け突起57が切り起こされており、スライダー2
1には、ガイド突起56が係合するガイド溝58を形成
してある。また、スライダー21にはバネ受け突起59
が切り起こされており、前記バネ受け突起57,59に
は、スライダー21を受金レバー16に向かって付勢す
るために圧縮コイルバネ形のバネ部材22が嵌められて
いる。
面と平行に配置されている。スライダー21には、前記
圧縮コイルバネ53と仕切り壁板51のための逃げ用開
口部60が形成されている。この逃げ用開口部60に対
面するバックプレート部材39には、L字状の開口部6
1が形成されている。符号合わせ錠6の中心軸20に
は、別の末端のカム円盤41と当接する鍔部20aが形
成されており、この鍔部20aと仕切り壁板51との間
には、リセットレバー62の基端リング部63が嵌めら
れている。リセットレバー62の摘み部64は、定常状
態では前記開口部61の縦長部61aに通されている。
変更時には、バックプレート部材39の背面側に突出し
ているリセットレバー62の摘み部64を押して、カム
円盤41の連動突起45がダイヤル円盤4の連動溝46
から離脱するようにカム円盤41の積層体をロックシャ
フト29方向に押し上げ、この押し上げ状態を維持する
ためにリッセトレバー62を若干倒して摘み部64を前
記開口部61の横長部61bに係合させる。カム円盤4
1と分離したダイヤル円盤4を適宜回した後、カム円盤
41の連動突起45とダイヤル円盤4の連動溝46を別
位相にて再係合させることによってすことによって、解
錠符号列が設定変更される。
い数の位置決め溝65が符号の間に等間隔に形成されて
いる。ダイヤル円盤4の姿勢保持用板バネ部材66がバ
ックプレート部材39の側壁板部に固着されており、板
バネ部材66の先端突起部67が前記位置決め溝65に
弾性係合する。シリンダー錠13の内部錠機構10とし
ては公知のディスクタンブラ錠機構が使用されており、
ロータ8の後端面に形成された偏心カム突起69が、止
め金板11の基端部に形成した横長スロット70に嵌め
られている。内部錠機構としては、ピンタンブラ錠機構
などの他の錠機構を使用することもできる。
71はカム円盤41の前記小径筒部41aに形成されて
おり、リセット部材72を通すための開口部75はハン
ドル2の横側壁部74に形成されている。ハンドル2の
横側壁部74を被覆するバックプレート39の立ち上が
り壁板部には、前記開口部75に連通する開口部73を
形成してある。リセット部材72は帯板状本体に摘み部
を一体に形成したものであり、検知溝71に係合する先
端部は下向きに屈曲されている。
右2個のV字状角部47,47がロックプレート5の左
右2個のV字状受け溝48に係合することによって、ロ
ックプレート5の錠止端部25がスライダー21の制止
部26に非係合のレベル位置に来て、符号合わせ錠6を
解錠状態にするものであるが、カム円盤41に形成され
る検知溝71は、この解錠状態においてハンドル2の開
口部75からリセット部材72を挿入すれば、リセット
部材72の先端部が係合する位置に形成されている。
中心軸20に沿って連動溝46の軸方向長さ分だけ移動
させて、ダイヤル円盤4の連動溝46とカム円盤41の
連動突起45との係合を解除させ、その後、連動溝46
の設置間隔の整数倍の角度だけ相対回転させ、その後、
カム円盤41をダイヤル円盤4向かって復帰移動させる
ことによってなされるのであるが、この段階でハンドル
2の符号表示部である横長スロット68の中央部に表示
されているダイヤル円盤4の符号が、解錠用に設定され
た符号となる。その後、第三者に解錠符号列を知られて
不正解錠されることがないようにするため、各ダイヤル
円盤4がアトランダムな角度に回される。
を解錠するには、各ダイヤル円盤4の前記解錠用に設定
された符号が、ハンドル2の符号表示部68に表示され
るようにダイヤル円盤4を適宜に正逆回転させればよ
く、全てのダイヤル円盤4について解錠用符号が符号表
示部68に表示されたとき、全てのカム円盤41の検知
溝71がハンドル2の開口部75に対面した位置に来て
いることになる。そのため、使用者が解錠符号列を忘れ
ても、ダイヤル円盤4とカム円盤41を一体に回転さ
せ、前記検知溝71にリセット部材72を係合させるこ
とによって、解錠符号列を検出・確認することができ
る。
一定に保つために、前記開口部73,75の一側の内壁
面に沿って挿入される。ダイヤル円盤4を回すとき、リ
セット部材72は先端屈曲部が小径筒部41aの周面に
押し当てられる。リセット部材72の形状と寸法は図示
のものに限定されず、前記開口部73,75を通してカ
ム円盤41の周面にアクセスできるように設定された種
々の形態のものを使用することができる。
部75はハンドル2の横側壁部に形成することには限定
されず、ハンドル2の正面壁部に形成することもでき
る。開口部75をハンドル2の横側壁部74に形成した
ときには、ハンドル2がベース本体1に倒伏したとき、
該横側壁部74がベース本体1の横側壁部によって隠さ
れてしまい、開口部75にアクセスするにはシリンダー
錠13を鍵7で解錠してハンドル2を起立回転させる必
要があるため、第三者によって不正に解錠符号列を察知
されることがなく、セキュリティーが向上する。
ックハンドル装置では、複数のダイヤル円盤の外周面に
付された符号を予め設定した解錠符号列に合致させたと
きに解錠操作が可能になる符号合わせ錠と鍵で解錠操作
されるシリンダー錠をハンドルに相隣接させて組み込
み、ベース本体に枢着した中間連動部材たる受金レバー
の動きを符号合わせ錠のロックプレートによって規制
し、受金レバーと係脱する止め金板をシリンダー錠のロ
ータに連動装備し、符号合わせ錠とシリンダー錠の協働
関係によってハンドルをベース本体に対して拘束し、ま
た、その拘束を解除するようにしたので、装置全体の構
成を薄型にしても非常に多数の鍵違いを容易に得ること
ができ、特定多数の者によって使用等される機器等につ
いて多様な形態でパーソナル管理を的確に行なうことが
できる。
ーのカム斜面に当接させることによって、受金レバーを
拘束解除方向に退避回転させるものであるから、受金レ
バーの駆動機構を別部品で構成する必要がなく、部品点
数の減少と構造の簡略化が行なえる。
では、リセット部材72をハンドル2の開口部75から
挿入して、リセット部材72の先端部がカム円盤41の
検知溝71に係合するまでダイヤル円盤4を回すという
簡単な操作によって、符号合わせ錠の解錠符号列を検出
・確認することができるため、解錠符号列を忘れた場合
にも迅速に対応して符号合わせ錠を再使用可能な状態に
リセットすることができる。
装置の施錠状態の正面図である。
ある。
る。
断面図であり、ダイヤル円盤を所定の解錠符号列に整列
させたときを示している。
し引出し回転したときの概略的な縦断面図である。
ら引出したときの概略的な縦断面図である。
ら引出されたときの概略的な縦断面図である。
てないときの概略的な縦断面図である。
し引き出したけれども、直ぐに引き出しが阻止された状
態を示す概略的な縦断面図である。
き、修復またはリセットのためにシリンダー錠に鍵を挿
入したときの概略的な縦断面図である。
ら少し引き出したときの概略的な縦断面図である。
体から引き出したときの概略的な縦断面図である。
符号合わせ錠の正面図であり、図示の簡略化のためダイ
ヤル円盤の符号と位置決め溝は省略されている。
円盤の正面図である。
の正面図である。
ハンドルの要部右側面図である。
る。
ト部材による検出手順を示す説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 扉に固着されるベース本体に対してハン
ドルが起伏回転するように装着され、ハンドルの起立回
転時または起立回転後におけるハンドルの回転操作時
に、ハンドルに直接または間接的に接続されたロック部
材が、ボックス本体などの固定枠体側の受金部から離脱
する扉用ロックハンドル装置において、 複数のダイヤル円盤の外周面に付された符号が予め設定
した解錠符号列に整列させられたときに解錠状態になる
一方、解錠符号列に整列させられないときには施錠状態
に保持される符号合わせ錠と、所定の鍵をロータの鍵孔
に挿入したとき内部錠機構が解除されて解錠状態になる
一方、所定の鍵がロータの鍵孔に挿入されないときには
施錠状態に保持されるシリンダー錠とを、ハンドルの長
手方向に相隣接させてハンドルに組み込み、 シリンダー錠が施錠状態に保持されていても符号合わせ
錠が解錠状態になったとき、または、符号合わせ錠が施
錠状態に保持されていてもシリンダー錠が解錠状態にな
ったときに、ハンドルがベース本体より起立回転するよ
うに符号合わせ錠とシリンダー錠の間に中間連動部材を
設置した複合錠組込み型扉用ロックハンドル装置。 - 【請求項2】 前記符号合わせ錠を、複数のダイヤル円
盤の外周面に付された符号が予め設定した解錠符号列に
整列させられたときにロックプレートが解錠位置に来る
一方、解錠符号列に整列させられないときには前記ロッ
クプレートが施錠位置に来る構成とし、 前記シリンダー錠を、所定の鍵をロータの鍵孔に挿入し
たとき内部錠機構が解除されてロータが回転可能にな
り、鍵でロータを回転操作するとき止め金板がハンドル
の側面透孔から出没する構成とし、 前記中間連動部材を前記止め金板の先端部が基端部側面
の段差部に係脱する受金レバーによって構成し、該受金
レバーを基端部において枢軸によってベース本体の内壁
部に取付け、止め金板の先端面に押されるカム斜面を前
記段差部に形成し、バネ部材によって受金レバーを止め
金板に向けて回転付勢し、 符号合わせ錠の中心軸と平行に配置したスライダーをバ
ネ部材によってシリンダー錠の方向に移動付勢し、スラ
イダーの先端部を止め金板とは反対側において前記受金
レバーの先端部側面に当接させ、前記ロックプレートが
施錠位置または解錠位置にあるかによってロックプレー
トの錠止端部と係脱する制止部をスライダーに形成し、 前記ロックプレートが解錠位置にあるとき、ハンドルを
ベース本体から引き出すことによって止め金板により前
記カム斜面を押して、受金レバーを拘束解除方向に退避
回転させる一方、ロックプレートが施錠位置に来たとき
には、ロックプレートの錠止端部がスライダーの制止部
に係合して受金レバーの前記退避回転が阻止されるよう
にしたことを特徴とする請求項1に記載の複合錠組込み
型扉用ロックハンドル装置。 - 【請求項3】 ダイヤル円盤と係脱することによって解
錠符号列の設定変更に使用されるカム円盤の周面に検知
溝を形成し、リセット部材のカム円盤周面へのアクセス
を可能とする開口部をハンドルに形成し、該開口部を通
してカム円盤の周面に当接させたリセット部材が前記検
知溝に係合するまでダイヤル円盤を回すことによって、
各ダイヤル円盤の解錠用設定符号を検出するようにした
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の複合
錠組込み型扉用ロックハンドル装置。
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