JP2006348728A - 複合ダイヤル錠前 - Google Patents

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Abstract

【課題】施錠された不特定多数のダイヤル錠を一つの共通の鍵で解錠する。
【解決手段】ダイヤル軸13に遊嵌された複数個のダイヤルナンバー8と、止め金具5を着脱する施錠板を有するダイヤル錠1、および共通の鍵でカム操作できるカムを有するシリンダ錠2を具備し、ダイヤル錠1とシリンダ錠2とはダイヤル錠1のダイヤル軸13の一端がシリンダ錠のカムにカム係合できるように取り付けられており、ダイヤル錠1の施錠板をダイヤルナンバー8のダイヤル操作と前記鍵によるカム操作のいずれでも解錠状態にしてダイヤル錠を解錠する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ダイヤル錠と鍵錠とを複合させた複合ダイヤル錠前に関し、特に不特定多数のダイヤル錠を特定の共通の鍵で解錠できる複合ダイヤル錠前に関する。
近年、情報の管理や盗難防止などの面から、機密情報や貴重な物品を入れたかばんやケース(以下、かばん等とする)などの携帯用容器のセキュリティ管理が重要性を増している。このようなセキュリティ管理の最も一般的な方法としては、携帯用容器の施錠による管理が挙げられる。そして、セキュリティ管理の多様化もあり、このような目的に適うより安全度の高い使い勝手のよい錠前が求められている。
さらに、錠前の活用の拡大は錠前の使用形態や使用方法にも影響を及ぼし、かばん等に取り付けた錠前を特定された個人だけが開閉使用するに留まらずに、施錠された不特定多数のかばん等を特定された他の人が解錠するような用途が出現し、その使用形態や使用方法は複雑多岐となっている。
ダイヤル錠はかばん等の錠前として安全度の高い錠前の一つであり、種々の分野で使用されている。このダイヤル錠は、特定の個人だけで使用する限りにおいてその開閉は特に問題がない。しかし、ダイヤル錠で施錠された不特定多数のかばん等を、上記したように特定の者が解錠する場合には、特定の者がすべてのかばんのダイヤルナンバーを記憶していないと実質的に解錠できないため、安全度が高くてもこのような用途にはダイヤル錠を実用しえない現状にある。
更に、最近ではテロ防止のために各国の出入国管理が非常に厳しくなり、例えば米国においては搭乗者のかばん等の中身検査のために、施錠が施されているかばん等は錠が取り壊される場合がある。プライバシー保護の観点からかばん等に施錠したいのにもかかわらず、このような事態を回避するためにかばん等の施錠をしないことを余儀なくされることもある。この場合において、搭乗者がダイヤル錠で施錠したすべてのかばん等を、もし検閲官が一つの共通の鍵で容易に解錠できれば、錠の取り壊しもなく、かつプライバシー保護も可能となる。
したがって、安全度の高いダイヤル錠で施錠された不特定多数のかばん等を、一つの鍵で簡便に解錠できる錠前が強く求められている。
本発明の目的は、このような課題を解消できる複合ダイヤル錠前、すなわちダイヤル錠と鍵錠とを複合し、施錠された不特定多数のダイヤル錠を一つの共通の鍵で解錠できる複合ダイヤル錠前を提供することである。
本発明者は、上記の課題を解決するために、ダイヤル錠の解錠構造について鋭意検討した結果、汎用されているダイヤル錠に鍵錠を複合し、ダイヤル錠の解錠構造を変更することによって、該鍵錠の鍵で不特定多数のダイヤル錠を解錠できることを見出し、本発明に至ったものである。すなわち、
本発明は、軸方向に移動可能なダイヤル軸に中軸を介在して遊嵌された複数個のダイヤルナンバーと、止め金具を着脱する施錠板とを有するダイヤル錠、および共通0の鍵でカム操作できるカムを有する鍵錠を具備し、ダイヤル錠と鍵錠とはダイヤル錠のダイヤル軸の一端が鍵錠のカムに係合できるように複合されており、ダイヤル錠の施錠板をダイヤルナンバーのダイヤル操作と前記鍵によるカム操作のいずれでも解錠状態にしてダイヤル錠を解錠できることを特徴とする複合ダイヤル錠前を提供する。
本発明の好ましい実施形態において、上記ダイヤル錠の中軸は、ダイヤルナンバーに嵌挿される筒状体の一端に大径部を有し、かつ該大径部の一部に合い溝が形成されていると共に、ダイヤル軸に嵌挿された状態で該軸と一緒に軸方向に移動してダイヤルナンバーに着脱可能になっており、上記施錠板は各ダイヤルナンバーの中軸の合い溝に係合する突起部を備えており、該突起部がダイヤル操作によって中軸の合い溝に落ち込むことにより、施錠板を施錠位置から解錠位置に移動させることを特徴とする。
本発明の好ましい実施形態において、前記鍵錠は、鍵によるカム操作でダイヤル錠のダイヤル軸と中軸をダイヤル軸の軸方向に移動させ、各ダイヤルナンバーの中軸を施錠板の突起から外すことにより、止め金具を係止している施錠板を施錠位置から解錠位置に移動させることを特徴とする。
さらに、本発明において、前記ダイヤル錠のダイヤル軸に嵌挿された中軸はばねを備え、該ばねが中軸を介してダイヤル軸を鍵錠のカム側に付勢していることが好ましい。
本発明の好ましい実施形態において、前記ダイヤル錠は、鍵錠の鍵によるカム操作で各ダイヤルナンバーの中軸をそれぞれのダイヤルナンバーから離脱させて解錠状態にしたとき、各ダイヤルナンバーをダイヤル軸の周りに回転しないように離脱時の状態で固定し、各中軸をそれぞれのダイヤルナンバーに係合させて施錠状態にしたとき、前記固定を開放させるためのブロック手段を備えていることを特徴とする。
さらに、本発明は上記の錠前が取り付けられている、かばんおよびケース等の携帯用容器、ロッカーおよび郵便私書箱等の備付け容器、またはコンテナ等の運搬用容器などの収納容器を提供する。
本発明によれば、ダイヤル錠に鍵が同一の鍵錠を複合し、ダイヤル錠の解錠構造がダイヤル錠のダイヤル操作と鍵によるカム操作のいずれでも解錠できるように構成されているので、共通する一つの鍵で不特定多数のダイヤル錠を解錠できる。これにより、安全度の高いダイヤル錠でかばん等の収納容器を施錠でき、更に該ダイヤル錠で施錠された不特定多数の収納容器を共通の鍵で解錠できる利便性によって、収納容器等における錠前の使用形態や使用方法の自由度を拡大できる。
さらに、前記ダイヤル錠が、鍵錠の鍵によるカム操作で各ダイヤルナンバーの中軸をそれぞれのダイヤルナンバーから離脱させて解錠状態にしたとき、各ダイヤルナンバーをダイヤル軸の周りに回転しないように離脱時の状態で固定し、各中軸をそれぞれのダイヤルナンバーに係合させて施錠状態にしたとき、前記固定を開放させるためのブロック手段を備えていると、ダイヤル錠を鍵錠で解錠させても、ダイヤル錠の解錠番号を不変にできるので、錠前を同じ解錠番号で継続して使用できる。
また、本発明の錠前は、鍵でも解錠できるダイヤル錠に鍵錠を隣接させて複合化することにより構成できるため、ダイヤル錠や鍵錠のそれぞれとしては汎用のものと基本仕様がほとんど同じものを使用できるので、使い勝手の良い錠前を低コストで製造できる。
次に、本発明を図面に基づいて具体的に説明する。但し、以下の図面は、本発明の好ましい実施形態を例示したものであり、本発明はこれに限定されない。
図1は本発明の好ましい実施形態に係る複合ダイヤル錠前(以下、本錠前とする)を分解して示す斜視図である。本錠前は、図1に示すようにダイヤル錠1にシリンダ錠2を隣接させた状態で複合して構成されている。すなわち、本錠前は、ケース3の内部にダイヤルナンバー8と施錠板とを有するダイヤル錠1とシリンダ錠2とを隣接して組み込んだ後、上方からカバー4を被せてケース3とカバー4とをねじ29でねじ止めすることによって構成される。ケース3に被せるカバー4には、ダイヤル錠1のダイヤルナンバー8の頭部を露出できる窓孔9とシリンダ錠2の鍵孔10が設けられていて、ダイヤル錠1のダイヤル操作とシリンダ錠2の鍵操作(カム操作ともいう)が外部から適宜できるようになっている。そして、錠前として使用するときには、止め金具5をダイヤル錠1の開口部6に差し込み、前記施錠板の係止部7を止め金具5の係止孔28に引っ掛け、この状態でダイヤル錠1のダイヤルナンバー8を操作し施錠板を施錠位置に保持することにより、ダイヤル錠1で止め金具5を係止する。
本錠前においてダイヤル錠1は、止め金具5を係止している施錠板の解錠を汎用のダイヤル錠と同じようにダイヤル錠1のダイヤル操作でできるほかに、シリンダ錠2の鍵操作でもできる特徴を有している。ダイヤル錠1の施錠および解錠構造は、このシリンダ錠2の鍵操作による解錠構造を除いて、通常のダイヤル錠と実質的に同じである。つまり、ダイヤルナンバー8のダイヤル操作によって施錠板を施錠位置に保持して施錠し、ダイヤルナンバー8の番号合せによって施錠板を解錠位置に移動して解錠できる。
したがって、ダイヤル錠1の基本構造や仕様は通常のダイヤル錠と実質同じであるので、部品の多くは汎用のダイヤル錠のものが使用できる。なお、本例では4個のダイヤルナンバー8を使用しているが、ダイヤルナンバー8は必要に応じ増減できる。ダイヤルナンバー8を多くすると錠前としての安全度は高くできる反面、ダイヤル操作の負担が大きくなるので、通常は3〜5個程度が好ましい。
次に、ダイヤル錠1の施錠および解錠構造について図面を参照して具体的に説明する。図2は本錠前の施錠状態における断面図で、施錠板11のみ斜線で示している。ダイヤル錠1は、図示するように中軸15を介してダイヤル軸13に遊嵌されているダイヤルナンバー8と施錠板11を備えている。図7は本例の施錠板11を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。図示のように施錠板11は切欠部19と施錠部20とを有する金属部材で、その最前中央に止め金具5の係止孔28に引っ掛けて係止するための係止部7が下方に突出して設けられている。上記切欠部19はケース内に施錠板11とダイヤルナンバー8を組み込むとき、ダイヤルナンバー8の下半部を挿入するための開口部である。また、施錠部20は図7(c)に示すように突起部12を備えており、該突起部12は各ダイヤルナンバー8の中軸15に係合して施錠板11を施錠位置または解錠位置に保持するのに機能する。上記突起部12は、施錠部20をプレス加工で屈曲することによって形成できる。
図5および図6はそれぞれダイヤルナンバー8および中軸15を示し、各図において(b)は断面説明図、(a)は(b)の左側面図である。図5に示すようにダイヤルナンバー8は中心部に中軸15を嵌合するための貫通孔31を有するリング状をしており、外周面にはダイヤルナンバーが刻字または表字され、また側部には前記貫通孔31の周囲に凹凸32が設けられている。この凹凸32にダイヤル軸13に嵌挿された中軸15が着脱可能に噛み合い、各中軸15は噛み合った状態においてダイヤルナンバー8のダイヤル操作でダイヤルナンバー8と一緒に回動する。
一方、中軸15は、図6に示すようにダイヤル軸13に挿通するための軸孔33を有する筒状体で、その片端(図6では左側)に大径部16を備えている。該大径部16は、ダイヤル軸13に嵌挿された状態において上記施錠板11の施錠部20に対し係合しやすいように、該施錠部20に向かって下りのスロープ37が形成されている。また、大径部16の外周部には、施錠板11の前記突起部12が落ち込むための合い溝34が外周部の一部を切り欠いて形成されている。この場合、合い溝34と施錠板11の突起部12とは、該突起部12が合い溝34に円滑に落ち込みかつ容易に脱出できるように、同一もしくはほぼ同一の形状であるのが好ましく、その形状としては例えば円弧面などの湾曲面が好ましい。
さらに、中軸15には大径部16に近接して係合用突起35が設けられている。この係合用突起35は軸孔33の周囲に例えば3〜4個が等間隔で形成されており、中軸15をダイヤルナンバー8の貫通孔31に嵌合したとき、ダイヤルナンバー8の前記凹凸32に噛み合うことができる。なお、中軸15の軸孔33は、ダイヤル軸13に遊嵌できるようにダイヤル軸13の外径より僅かに大きくなっており、またダイヤルナンバー8の貫通孔31に嵌挿する筒状部は、該貫通孔31より僅かに細くなっている。
本錠前においてダイヤル状1は次のようにして組立てることができる。すなわち、先ずダイヤルナンバー8の貫通孔31に中軸15の筒状部を挿通してダイヤルナンバー8の凹凸32と中軸15の係止用突起35とを噛み合わせ、この状態でダイヤルナンバー8と中軸15とをダイヤル軸13に挿通する。同様にして4個のダイヤルナンバー8と中軸13を、図2のようにダイヤル軸13に挿通する。この場合、ダイヤル軸13のシリンダ錠2側にはストッパー14が設けてあり、ダイヤル軸13に挿通された4個のダイヤルナンバー8と中軸15は該ストッパー14を起点にして直列される。次いで、ダイヤル軸13の片端(図2の右側)を、ストッパー14との間に変換レバー18を介在させて支持板36の軸孔に挿通して保持し、他端にはばね17を装着して同様に支持板36’で保持する。
さらに、このように支持板36、36’に保持されたダイヤルナンバー8の下半部に施錠板11を設置し、さらに支持板36の開口孔30に後述のシリンダ錠2を組み込んだ後、全体をケース3の内部に収容し、支持板36および36’をそれぞれケース3の切欠38および38’(図1参照)に係止させて固定する。この場合、図示はしないが、ケース内に収容される施錠板11の下部には弾性体が設けられる。この弾性体は施錠板11を常時上方に弾性支持できるものであればよく、板ばねやコイルばねなどが例示され、特に板ばねが好ましく使用できる。そして、板ばねの場合、あらかじめ施錠板11に例えば溶接または接着等により取り付けておくと、組立て作業が容易にできる。ケース3内に組み込まれた施錠板11は、かかる弾性体によって4個の切欠部19にそれぞれダイヤルナンバー8が嵌合された状態で弾性支持される。
また、支持板36、36’に保持されたダイヤル軸13は、ケース内において軸方向に移動できるようになっており、該ダイヤル軸13に嵌挿された各中軸15がばね17によって押されるため、ダイヤル軸13と該軸に嵌挿されている中軸15はシリンダ錠側に向かって軸方向に移動し、ストッパー14が変換レバー18に当接するまで移動する。これにより、ダイヤル軸13の先端部は支持板36から突出しシリンダ錠2に係合する。このとき、ダイヤル軸13に嵌挿されている4個の中軸15は、それぞれの係止用突起35がダイヤルナンバー8の前記凹凸32(図5参照)に噛み合っている。それ故に、この状態でダイヤルナンバー8をダイヤル操作すると、該ダイヤルナンバーに噛み合っている中軸15はそれぞれ他の中軸と独立してダイヤル軸13の周りに回転される。
なお、後述するように前記変換レバー18でダイヤル軸13を左方向に引き寄せ、この状態で変換レバー18をケース3に係止しておくと、ダイヤル軸13の先端をシリンダ錠2から離隔させることができるので、シリンダ錠2を支持板36にセットする作業、あるいは本錠前を取り付けする作業がしやすくなる。また、本例ではシリンダ錠2を支持板36にセットしダイヤル錠1と一緒にケース3内に収容したが、シリンダ錠2はダイヤル錠1を収容した後にセットしてもよい。
次に、シリンダ錠2について説明する。図8は、好ましいシリンダ錠の一つであるディスクシリンダ錠の分解図である。このディスクシリンダ錠(以下、単にシリンダ錠ともいう)の基本構造は、図示するように汎用のものと実質的に同一であるので、詳述は省略しダイヤル錠と複合する部分に重点をおいて概説する。
すなわち、このシリンダ錠2は、シリンダ部24と該シリンダ部に組み込まれた内筒(不図示)を介して鍵21の鍵操作で回動するカム23とを備えている。このカム23には取付孔26が設けられており、該取付孔26を前記内筒の下端に設けたカム取付端25にワッシャ25を介在させて嵌着し、この状態でカム23をねじ27によりシリンダ部24の内筒に取り付ける。そして、シリンダ部24の鍵穴に鍵21を差し込み、その先部の複数個のピン押し22で内筒のロックを開放することによって、鍵21でカム23を矢印方向に回すことができる。
本錠前は、前記したように上記シリンダ錠2をダイヤル錠1と複合し、シリンダ錠2のカム23でダイヤル錠1のダイヤル軸を動かして解錠するものである。ケース3内にダイヤル錠1と隣接して組み込まれたシリンダ錠2は、前記カム23がダイヤル錠1のダイヤル軸13(図8に鎖線で示す)に係合するように構成されているので、カム23が鍵21によって回動されると、ダイヤル錠1のダイヤル軸13がカム23によって軸方向、すなわちダイヤル錠側に押され、施錠されているダイヤル錠1が解錠される。このシリンダ錠2によるダイヤル錠1の解錠については、後述する。
図2は、上記のように構成されたダイヤル錠1の施錠板11が施錠位置にある状態を示している。つまり、ダイヤル錠1の施錠状態を示している。施錠状態の施錠板11は、図2に示すように上記中軸15の大径部16の、合い溝34以外の部分が施錠板11の施錠部20に設けた突起部12に接触係合しており、これにより施錠板11は弾性体(図示せず)の弾性力に抗して下方に押し下げられ状態(施錠位置)で保持される。止め金具5の係止孔28(図1参照)に、施錠板11の係止部7を係止した状態で、施錠板11をこのように押し下げた状態で保持すると、ダイヤル錠2と止め金具5とを係止できる。この場合、4個のダイヤルナンバー8の少なくとも一つにおいて、中軸15の大径部16が施錠板11を押し下げると、施錠板11は施錠位置に保持される。しかし、安全度の面から施錠板はできるだけ多いダイヤルナンバーの中軸によって、好ましくは図2のように4個のすべてのダイヤルナンバーの中軸によって施錠位置に保持されるのが好ましい。なお、この施錠板によるダイヤル錠の施錠は、通常のダイヤル錠と実質的に同じである。
図3は、施錠位置にあるダイヤル錠1の上記施錠板11をダイヤル錠1のダイヤル操作で解錠位置に移動させた状態を示す。施錠状態にあるダイヤル錠1は、通常のダイヤル錠と同様の方法によって解錠できる。すなわち、ダイヤル錠1を解錠できるダイヤルナンバーは、各ダイヤルナンバーごとに予め決まっているので、すべてのダイヤルナンバー8をダイヤル操作してこの決められている解錠番号に合せると、各ダイヤルナンバー8の中軸15の大径部16に設けた合い溝34が施錠板11の施錠部20の突起部12に整合し、その突起部12が合い溝34に落ち込む。これにより、それまで大径部16により押し下げられていた施錠板11は、大径部16の押し下げが解消されるため、付設されている弾性体の作用で持ち上げられ解錠位置に移動する。その結果、ダイヤル錠1が解錠され、止め金具5を外すことができる。
次に、施錠されているダイヤル錠1をシリンダ錠2の鍵操作で解錠する場合について説明する。図4はダイヤル錠1がシリンダ錠2の鍵21により解錠された状態を示す。シリンダ錠2に鍵21を差し込み、カム23のロックを解いて回すと、カム23はこの鍵操作で回動しそのカム面でダイヤル錠1のダイヤル軸13をばね17の弾性力に抗して軸方向に押す。図4においてダイヤル軸13がカム23によって左方向に押されると、ダイヤル軸13に設けられているストッパー14によって4個の中軸15がすべてダイヤルナンバー8から離脱して左方向に移動する。これにより、施錠板11を施錠位置に保持していた各中軸の大径部16が、図4に示すように施錠板11の突起部12から一斉に外れるため、施錠板11が前記した図3の場合と同じように弾性体の作用で持ち上げられて解錠位置に移動し、ダイヤル錠1を解錠できる。したがって、この状態で止め金具をダイヤル錠1から外すことができる。
さらに、このように解錠状態にあるダイヤル錠1は、鍵21によってカム23をダイヤル軸13から外すと、カム23の押力がなくなるので、4個の中軸15がばね17の弾性力で右方向に元の位置まで押し戻され、それと同時に中軸15がストッパー14を右方向に押すため、ダイヤル軸13も右方向に移動して元の状態になる。各中軸15が元の位置に戻ると、それぞれの大径部16が施錠板11の突起部12に係合し施錠板を再び押し下げるため、施錠板11は施錠位置となる。そこで、このダイヤル錠1を解錠状態にするには、前記したダイヤル錠1のダイヤルナンバー8の番号合せが必要となる。
なお、本錠前において変換レバー18が取り付けられているケース部には、ダイヤル軸13に沿って切欠が設けられており、ダイヤル軸13をシリンダ錠2のカム操作で移動させるのと同様に変換レバー18で左方向に所定の距離だけ移動させ、同時に中軸15を各ダイヤルナンバー8から離脱させて左方向に動かし、施錠板11を解錠位置に移動させることができる。したがって、この状態で変換レバー18をケースに係止しておくと、ダイヤル錠1をダイヤルナンバーの操作に関係なく、常時、解錠状態に保持できる。
本錠前は鍵錠がシリンダ錠2である場合の複合ダイヤル錠であるが、本発明は各種の鍵錠が使用できる。すなわち、本発明において鍵錠としては施錠部がシリンダになっているシリンダ錠、板鍵もしくは丸鍵で解錠する錠、棒鍵で解錠する箱錠、またはカードの差し込みで解錠するカード錠などを使用できる。そして、シリンダ錠としては例示のピンシリンダ錠のほかに、ディスクシリンダ錠、ディンプルピンシリンダ錠、マグネットピンシリンダ錠およびロータリータンブラー錠など、公知のシリンダ錠が適宜使用できる。また、鍵錠のカムは鍵自体がカム機能を有するものも含んでいる。
以上、本発明に係る複合ダイヤル錠前の基本構成について説明したが、このような複合ダイヤル錠前においては、鍵錠の鍵によるカム操作でダイヤル錠を解錠させたとき、中軸はそれぞれのダイヤルナンバーから離脱されているため、この状態でダイヤルナンバーが予期しない回転をすると、回転したダイヤルナンバーの解錠番号が変わってしまうおそれがある。そこで、本発明の好ましい複合ダイヤル錠前では、鍵錠の鍵によるカム操作で各ダイヤルナンバーの中軸をそれぞれのダイヤルナンバーから離脱させてダイヤル錠を解錠状態にしたとき、各ダイヤルナンバーがダイヤル軸の周りに回転しないように、さらに正確には各ダイヤルナンバーをそれぞれの離脱された中軸に対して回転させないように一時的に固定するためのブロック手段を備えている。以下このブロック手段について図面に基づいて説明する。
本例のブロック手段は、図9に示すブロック片40を複合ダイヤル錠前のダイヤル錠1に組み込むことにより構成される。図10はブロック片40をダイヤル錠1に組み込んだときの横断面説明図であり、図11はその縦断面説明図である。ここで、複合ダイヤル錠前のダイヤル錠1およびシリンダ錠2(鍵錠)は、前記したものと構成および機能が実質的に同一であるので、その説明および一部図面は省略する。
ブロック片40は、図9に示すように片端にダイヤル錠1のケース3に取り付けるための支軸42を有し、他端にシリンダ錠2のカムに係合させるためのカム係合部41を有する薄肉片で、ダイヤル錠1のダイヤルナンバーの外側に組み込むことができる。このブロック片40の支軸42とカム係合部41との間の主要部46には、ダイヤルナンバーの外周に設けた後述の溝45に係合する突起43が各ダイヤルナンバーに対応して設けられている。突起43の形状はダイヤルナンバーの溝45に係合してダイヤルナンバーを固定できるように適宜決められる。ブロック片40の材質としては、金属や合成樹脂などが使用できる。
このブロック片40は、ダイヤル錠1に次のようにして組み込むことができる。すなわち、図10および図11に示すようにダイヤル錠1のケース3の例えば側部の所定の位置にダイヤル軸13と同方向に切欠き部(不図示)を設け、該切欠き部(不図示)にブロック片40の主要部46を差し込み、係止部48との間にばね47を介在させて支軸42をケース3に設けた取付け孔に挿通し、カム係合部41がシリンダ錠2のカム23に係合するようにシリンダ錠2側に突出させてブロック片40をダイヤル錠1に組み込み、ついでダイヤル錠1の本体を組み立てることにより得られる。ダイヤル錠1に組み込まれたブロック片40は係止部48が最外のダイヤルナンバー8に当接した状態で、ダイヤルナンバー8の外側に配置される。この場合、ブロック片40に凸部44を設けておくと、ブロック片40を凸部44でケース3に仮留めできるため、ダイヤル錠1の組立て作業が容易となる。
一方、ダイヤルナンバー8の外周部には、該ブロック片40の突起43が係合可能な溝45が設けられている。この溝45は図13に示すようにダイヤルナンバー8の外周に刻字または表字されている数字と数字の真中に設けることが好ましい。このように溝45を設けることにより、各ダイヤルナンバー8の数字が一列に並べられると、各ダイヤルナンバー8の溝45も同様に並列される。ブロック片40をダイヤル錠1に設ける場合、ブロック片40を組み込む位置は、このように並列された溝45に一致するように選定される。所定の位置とは、このような位置を意味する。溝45の幅や深さ等は、ブッロク片40の突起43が該溝に入り係止できればよく限定されないが、幅は突起43が係合しやすいように突起43より少し大き目であることが好ましい。また、デザイン面から溝45は一般的にダイヤルナンバー8の全幅に形成されるが、突起43が充分に係合できれば必ずしも全幅に形成されなくてもよい。さらに、この溝45でダイヤルナンバー8の数字位置を正確に規制することにより、各ダイヤルナンバー8の解錠番号を正確に並列させて解錠しやすくすることができる。
ダイヤル錠1に組み込まれたブロック片40は、カム係合部41がシリンダ錠2のカム23に係合しない状態では、図10に示すように係止部48がダイヤルナンバー8によって係止されるまでばね47によってシリンダ錠2側に付勢されており、各突起43はそれぞれのダイヤルナンバー8に非係合の状態にある。
しかし、図12に示すようにシリンダ錠2のカム23でダイヤル錠2のダイヤル軸13を押してダイヤル錠2を解錠すると、カム23が同時にブロック片40のカム係合部41に当接して押すために、ブロック片40はばね47に抗してダイヤル軸13と同方向に同期移動する。これにより、ダイヤル錠2の解錠とほぼ同時に、ブロック片40の各突起43が図13に示すようにダイヤルナンバー8の溝45に係合されるために、ダイヤルナンバー8はダイヤル錠1の解錠時の状態でそのままダイヤル軸13の周りに回転しないように固定される。一方、各ダイヤルナンバー8から離脱された状態の中軸15は、ダイヤル軸13上においてばね17によってお互いに強く押され合った状態で両側から保持されているので同様に回転を生じない。
その結果、ダイヤル錠1のダイヤル軸13に対する、シリンダ錠2のカム23の係合が解消されると、ダイヤル錠1の各ダイヤルナンバー8の中軸15は、ばね17の力でシリンダ錠側に押されてそれぞれのダイヤルナンバー8に解錠時の状態で係合される。そして、これと同期してブロック片40もカム23から開放されるので、ばね47によってシリンダ錠側に移動し、突起43が各ダイヤルナンバー8の溝45から離脱して非係合の元の状態となる。これにより、ダイヤル錠1の各ダイヤルナンバーの解錠番号は不変であり、予め設定した解錠番号によりダイヤル錠1を継続的に使用できる。
上述のブロック片は、製造加工および組立て作業の面で優れているが、ブロック手段はこれに限定されない。例えば、本例ではブロック片を鍵錠のカムで直接操作しているが、ブロック片をダイヤル錠のダイヤル軸に連結させて設け、ダイヤル軸を鍵錠のカムでカム操作することによりダイヤル軸に連動してブロック片を同期移動させて、ダイヤルナンバーを回転しないように同様に固定できる。
本発明に係る錠前は、以上説明したようにダイヤル錠と鍵錠とを複合化した構成となっているので、一つの共通の鍵でカム操作できる鍵錠を解錠番号が異なるダイヤル錠と複合することによって、従来のダイヤル錠と同じように施錠し、かつダイヤル操作で予め設定した解錠番号に合せて解錠できると共に、施錠された不特定多数のダイヤル錠を一つの鍵ですべて解錠できるという利点が得られる。
これにより、本発明に係る錠前は各種の収納容器の錠前として特に優れた効果を有し、例えば不特定多数の者が解錠番号が異なるダイヤル錠でそれぞれ施錠した収納容器を、解錠番号を記憶していなくても一つの共通の鍵ですべて解錠できる。
さらに、本発明の錠前においてダイヤル錠および/または鍵錠は、汎用されているダイヤル錠や鍵錠とその基本構造や仕様が、鍵でも解錠できるダイヤル錠の解錠構造を除いてほぼ同一であるので、錠前の設計(デザイン)、製造、取り付け等においてこれら従来のダイヤル錠や鍵錠の技術が利用もしくは使用できる有利性を有している。
本発明において上記収納容器としては、かばん、旅行ケースや個人情報収納ケース等のケースおよび貴重品入れ等の携帯用容器、ロッカーおよび郵便私書箱等の備付け容器、またはコンテナ等の運搬用容器などが例示される。図9は、本発明の錠前を秘密性の大きい書類や貴重な品物を収納するための携帯用ケース39に適用した場合を例示したもので、複合したダイヤル錠1と鍵錠(シリンダ錠2)、および取付け金具5を、従来のダイヤル錠または鍵錠の場合と同様に携帯用ケース39に取り付けできる。この携帯用ケースを用いると、施錠された解錠番号が異なるすべてのダイヤル錠1を該ダイヤル錠と複合している鍵錠の共通の鍵ですべて解錠できるので、不特定多数の者が施錠した携帯用ケースを、特定された者がダイヤル錠を解錠番号に関係なく一つの鍵で解錠して開けることができる。具体的には、管理者や特定者が解錠用の鍵を持っていれば、ダイヤル錠の解錠番号が分からなくても直ちに解錠できる。これは、携帯用ケース以外の他の収納容器にあっても同様である。
本発明に係わる錠前は、ダイヤル錠に鍵錠を複合してなる錠前で、施錠された不特定多数のダイヤル錠をその解錠番号が分からなくても一つの鍵で解錠できるので、予めお互いに合意されている企業内もしくは企業間、あるいは組織と特定者間の各種収納容器の錠前として適用できる。
本発明の好ましい実施形態に係わる錠前の分解斜視図。 図1の錠前の施錠状態における断面説明図。 図1の錠前がダイヤル錠のダイヤル操作で解錠された時の断面説明図。 図1の錠前がシリンダ錠の鍵操作で解錠された時の断面説明図。 (a)は(b)のダイヤルナンバーの左側面図、(b)はダイヤルナンバーの断面説明図。 (a)は(b)の中軸の左側面図、(b)は中軸の断面説明図。 (a)は施錠板の平面図、(b)はその正面図、(c)はその右側面図。 シリンダ錠の分解斜視図。 本発明の好ましいブロック片の平面図。 本発明の他の好ましい実施形態である複合ダイヤル錠前の施錠状態における横断面説明図。 図10の縦断面説明図。 図10の複合ダイヤル錠前の解錠状態における横断面説明図。 図12のA−Aにおける断面の部分図。 本発明に係わる錠前を取り付けた携帯用ケースの部分斜視図。
符号の説明
1:ダイヤル錠 2:シリンダ錠 3:ケース
4:カバー 5:取付け金具 6:開口部
7:係止部 8:ダイヤルナンバー 9:窓孔
10:鍵孔 11:施錠板 12:突起部
13:ダイヤル軸 14:ストッパー 15:中軸
16:大径部 17:ばね 18:変換レバー
19:切欠部 20:施錠部 21:鍵
22:ピン押し 23:カム 24:シリンダ部
25:ワッシャ 26:取付孔 27:ねじ
28:係止孔 29:ねじ 30:開口孔
31:貫通孔 32:凹凸 33:軸孔
34:合い溝 35:係止用突起 36、36’:支持板
37:スロープ 38:切欠 39:携帯用ケース
40:ブロック片 41:カム係合部 42:支軸
43:突起 45:溝 46:主要部
47:ばね

Claims (9)

  1. 軸方向に移動可能なダイヤル軸に中軸を介在して遊嵌された複数個のダイヤルナンバーと、止め金具を着脱する施錠板とを有するダイヤル錠、および共通の鍵でカム操作できるカムを有する鍵錠を具備し、ダイヤル錠と鍵錠とはダイヤル錠のダイヤル軸の一端が鍵錠のカムに係合できるように複合されており、ダイヤル錠の施錠板をダイヤルナンバーのダイヤル操作と前記鍵によるカム操作のいずれでも解錠状態にしてダイヤル錠を解錠できることを特徴とする複合ダイヤル錠前。
  2. 前記中軸は、ダイヤルナンバーに嵌挿される筒状体の一端に大径部を有し、かつ該大径部の一部に合い溝が形成されていると共に、ダイヤル軸に嵌挿された状態で該軸と一緒に軸方向に移動してダイヤルナンバーに着脱可能になっており、前記施錠板は各ダイヤルナンバーの中軸の合い溝に係合する突起部を備えており、該突起部がダイヤル操作によって中軸の合い溝に落ち込むことにより、施錠板を施錠位置から解錠位置に移動させることを特徴とする請求項1に記載の複合ダイヤル錠前。
  3. 前記鍵錠は、鍵によるカム操作でダイヤル錠のダイヤル軸と中軸をダイヤル軸の軸方向に移動させ、各ダイヤルナンバーの中軸を施錠板の突起から外すことにより、止め金具を係止している施錠板を施錠位置から解錠位置に移動させることを特徴とする請求項1または2に記載の複合ダイヤル錠前。
  4. 前記ダイヤル錠のダイヤル軸に嵌挿された中軸はばねを備え、該ばねは中軸を介してダイヤル軸を鍵錠のカム側に付勢していることを特徴とする請求項1、2または3に記載の複合ダイヤル錠前。
  5. 前記鍵錠が、施錠部がシリンダになっているシリンダ錠、板鍵または丸鍵で解錠する錠、棒鍵で解錠する箱錠またはカードの差し込みで解錠するカード錠であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の複合ダイヤル錠前。
  6. 前記ダイヤル錠は、鍵錠の鍵によるカム操作で各ダイヤルナンバーの中軸をそれぞれのダイヤルナンバーから離脱させて解錠状態にしたとき、各ダイヤルナンバーをダイヤル軸の周りに回転しないように離脱時の状態で固定し、各中軸をそれぞれのダイヤルナンバーに係合させて施錠状態にしたとき、前記固定を開放させるためのブロック手段を備えている請求項3〜5のいずれかに記載の複合ダイヤル錠前。
  7. 前記ブロック手段は、鍵錠のカムでダイヤル軸を押してダイヤル錠を解錠するとき、先端のカム係合部が該カムと係合してダイヤル軸と同方向に同期移動するようにダイヤル錠に組み込まれているブロック片を有し、
    該ブロック片は各ダイヤルナンバーの外周に設けた溝と係合する突起を各ダイヤルナンバーに対応して備えており、
    各突起はブロック片がばねで鍵錠側に付勢された状態において各ダイヤルナンバーに非係合の状態で待機しており、ブロック片のカム係合部が鍵錠のカムで押圧されブロック片がダイヤル軸方向に移動すると、前記突起が各ダイヤルナンバーの外周の溝に係合してダイヤルナンバーをダイヤル軸の周りに回転しないように固定し、前記カム係合部がカムから開放されると、ブロック片がばねで元の位置に戻されて溝から外れるように構成されている請求項6の複合ダイヤル錠前。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の複合ダイヤル錠前が取り付けられている収納容器。
  9. 収納容器が、かばんおよびケース等の携帯用容器、ロッカーおよび郵便私書箱等の備付け容器、またはコンテナ等の運搬用容器である請求項8の収納容器。
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