JP2003113065A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

Info

Publication number
JP2003113065A
JP2003113065A JP2001338638A JP2001338638A JP2003113065A JP 2003113065 A JP2003113065 A JP 2003113065A JP 2001338638 A JP2001338638 A JP 2001338638A JP 2001338638 A JP2001338638 A JP 2001338638A JP 2003113065 A JP2003113065 A JP 2003113065A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cosmetic
mass
dihydroxyacetone
fatty acid
cosmetic according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001338638A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Tagawa
正人 田川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2001338638A priority Critical patent/JP2003113065A/ja
Publication of JP2003113065A publication Critical patent/JP2003113065A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 保存安定性に優れ、経日による変色、臭気の
発生等が無く、塗布後の皮膚の色調が均一に維持され、
仕上げ用化粧料として好適な化粧料の提供。 【解決手段】 ポリエーテル変性シリコーン及びポリグ
リセリン脂肪酸エステルを0.5〜9.0質量%と、ジ
ヒドロキシアセトン0.2〜20.0質量%と、無機顔
料1.0〜30.0質量%とを、含有することを特徴と
する化粧料である。ジヒドロキシアセトンを、水、エタ
ノール及びポリオールに溶解させ、ジヒドロキシアセト
ン含有溶液を得た後、ポリエーテル変性シリコーン、ポ
リグリセリン脂肪酸エステル及び無機顔料を配合した油
相に、該ジヒドロキシアセトン含有溶液を、攪拌と共に
添加し得られた態様、攪拌の回転数が、150rpm以
上である態様、攪拌の際の液温が、15〜50℃である
態様、W/O型(油中水型)エマルジョンである態様等
が好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セルフタンニング
効果が持続し、特に仕上げ化粧料として好適な化粧料に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、仕上げ化粧料は、皮膚の色調を好
適に調整し得、有害な紫外線等から皮膚を好適に保護し
得るため、美を追求する女性達の間で汎用されている。
特に夏等の季節においては、有害な紫外線等の暴露を受
けずに、外観上自然でかつ健康的な日焼け状態を手に入
れる方法が望まれていた。このような外観上の日焼けを
実現する技術としては、例えば、ジヒドロキシアセトン
を配合する各種化粧料等が提案されていた。
【0003】しかし、ジヒドロキシアセトンは、水に可
溶であるものの経日的に分解するため、化粧料の色調が
変化し、不快な臭気を発生するという問題があった。こ
のような問題を解決すべく、ジヒドロキシアセトン含有
化粧料におけるpHを調整する技術等が提案されたが、
いずれもその効果が充分でないという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来に
おける諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課
題とする。即ち、本発明は、保存安定性に優れ、経日に
よる変色、臭気の発生等が無く、塗布後の皮膚の色調が
均一に維持され、仕上げ用化粧料として好適な化粧料を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段としては、以下の通りである。即ち、 <1> ポリエーテル変性シリコーン及びポリグリセリ
ン脂肪酸エステルを0.5〜9.0質量%と、ジヒドロ
キシアセトン0.2〜20.0質量%と、無機顔料1.
0〜30.0質量%とを、含有することを特徴とする化
粧料である。 <2> ジヒドロキシアセトンを、水、エタノール及び
ポリオールに溶解させ、ジヒドロキシアセトン含有溶液
を得た後、ポリエーテル変性シリコーン、ポリグリセリ
ン脂肪酸エステル及び無機顔料を配合した油相に、該ジ
ヒドロキシアセトン含有溶液を、攪拌と共に添加し得ら
れた前記<1>に記載の化粧料である。
【0006】<3> 攪拌の回転数が、150rpm以
上である前記<2>に記載の化粧料である。 <4> 攪拌の際の液温が、15〜50℃である前記<
2>又は<3>に記載の化粧料である。 <5> W/O型(油中水型)エマルジョンである前記
<1>から<4>のいずれかに記載の化粧料である。
【0007】<6> ポリエーテル変性シリコーンが、
炭素数20以下のアルキル鎖を有するアルキルポリシロ
キサンのエトキシ付加物、フェニル基を有するフェニル
ポリシロキサンのエトキシ付加物、及び、これらのエト
キシ末端を炭素数が18以下のカルボン酸でエステル化
した化合物、の少なくとも1種である前記<1>から<
5>のいずれかに記載の化粧料である。 <7> ポリグリセリン脂肪酸エステルにおける脂肪酸
の炭素鎖が、炭素数10〜22である前記<1>から<
6>のいずれかに記載の化粧料である。 <8> ポリグリセリン脂肪酸エステルにおける平均縮
合度が、2〜10である前記<1>から<7>のいずれ
かに記載の化粧料である。
【0008】<9> ポリグリセリン脂肪酸エステルに
おけるエステル化度が、3〜7である前記<1>から<
8>のいずれかに記載の化粧料である。 <10> 化粧料における油相(シリコーン化合物及び
エステル化合物)と水相(水及びポリオール)との質量
比(油相/水相)が、6/4〜1/9である前記<1>
から<9>のいずれかに記載の化粧料である。 <11> 仕上げ化粧料に用いられる前記<1>から<
10>のいずれかに記載の化粧料である。
【0009】<12> 仕上げ化粧料が、ファンデーシ
ョンである前記<11>に記載の化粧料である。 <13> ファンデーションが、クリームファンデーシ
ョン及びリキッドファンデーションの少なくともいずれ
かである前記<12>に記載の化粧料である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の化粧料は、ポリエーテル変性シリコーン及びポ
リグリセリン脂肪酸エステルを0.5〜09.0質量%
と、ジヒドロキシアセトン0.2〜20.0質量%と、
無機顔料1.0〜30.0質量%とを、含有し、必要に
応じてその他の成分を含有する。
【0011】[ポリエーテル変性シリコーン及びポリグ
リセリン脂肪酸エステル]前記ポリエーテル変性シリコ
ーン及びポリグリセリン脂肪酸エステルの、前記化粧料
における含有量としては、0.5〜9.0質量%である
ことが必要であり、0.5〜5.0質量%が好ましく、
2.0〜3.0質量%がより好ましい。前記含有量が、
0.5質量%未満であると、乳化物の安定性が損なわれ
る一方、9.0質量%を超えると、塗布時のベタツキ感
が増し、化粧料としての感触が損なわれてしまう。
【0012】前記化粧料において、前記ポリエーテル変
性シリコーン及びポリグリセリン脂肪酸エステルは、前
記含有量の範囲内で、各々単独で用いてもよく、併用し
てもよいが、化粧料が、良好に後述するW/O型(油中
水型)エマルジョン状態となり、ジヒドロキシアセトン
が安定化される点で、併用するのが特に好ましい。
【0013】前記ポリエーテル変性シリコーンとして
は、特に制限はないが、例えば、炭素数20以下のアル
キル鎖を有するアルキルポリシロキサンのエトキシ付加
物(例えば、セチルジメチルシリコーンコポリオール、
ジメチルシリコーンコポリオール等)、フェニル基を有
するフェニルポリシロキサンのエトキシ付加物、及び、
これらのエトキシ末端が、炭素数18以下のカルボン酸
でエステル化された化合物(例えば、ジメチルシリコー
ンコポリオールイソステアレート、ジメチルシリコーン
コポリオールステアレート、及び、ジメチルシリコーン
コポリオールラウレート)、等が挙げられる。が好まし
い。
【0014】これらの中でも、特に、化粧料中のジヒド
ロキシアセトンの安定化が容易な点で、セチルジメチル
シリコーンコポリオール等が好ましい。これらは、1種
単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
【0015】前記ポリグリセリン脂肪酸エステルとして
は、特に制限はないが、乳化性能に優れる点で、脂肪酸
の炭素鎖の炭素数が、10〜22であるのが好ましく、
12〜18であるのがより好ましく、16〜18である
のが更に好ましい。
【0016】前記ポリグリセリン脂肪酸エステルにおけ
る平均縮合度としては、乳化性能(乳化力、安定性)に
優れる点で、2〜10が好ましく、4〜10がより好ま
しく、6〜10が更に好ましい。前記ポリグリセリン脂
肪酸エステルにおけるエステル化度としては、3〜7で
あるのが好ましい。これらのポリグリセリン脂肪酸エス
テルは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用し
てもよい。
【0017】[ジヒドロキシアセトン]前記ジヒドロキ
シアセトンの、前記化粧料における含有量としては、
0.2〜20.0質量%であることが必要であり、1.
0〜15.0質量%であるのが好ましく、3.0〜10
質量%であるのがより好ましい。前記含有量が、0.2
質量%未満であると、セルフタンニング効果が得られ
ず、一方、20.0質量%を超えると、保存安定性が悪
くなる。
【0018】[無機顔料]前記無機顔料の、前記化粧料
における含有量としては、1.0〜30.0質量%であ
ることが必要であり、3.0〜25.0質量%であるの
が好ましく、5.0〜20.0質量%であるのがより好
ましい。前記含有量が、1.0質量%末満であると、仕
上げ化粧料としての効果が無く、一方、30.0質量%
を超えると、化粧料中で良好な分散状態を得るのが困難
となる。
【0019】前記無機顔料としては、通常仕上げ化粧料
に用いられている無機顔料であれば、特に制限はない
が、例えば、セリサイト、マイカ、酸化チタン、タル
ク、カオリン、酸化鉄等が挙げられる。これらは、1種
単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。前
記無機顔料は、前記化粧料における安定性に優れる点
で、表面疎水化処理されているのが好ましい。表面疎水
化処理としては、特に制限はないが、シリコーン、金属
セッケン、脂肪酸等を用いて表面処理するのが好まし
い。
【0020】[その他の成分]前記その他の成分として
は、一般的に化粧品で使用される界面活性剤、高級アル
コール、脂肪酸、水溶性高分子、活性成分、保湿成分、
抗菌・防腐成分、色素等が挙げられる。前記活性成分と
しては、例えば、美白成分である、アスコルビン酸モノ
パルミチン酸エステル、アスコルビン酸リン酸エステル
マグネシウム等のビタミンC誘導体、アルブチン、コウ
ジ酸等、抗酸化成分であるビタミンE及びその誘導体、
カテキン等のポリフェノール類、カロチノイド等、抗炎
症成分である、ε−アミノカプロン酸、塩化リゾチー
ム、グアイアズレン、ヒドロコルチゾン、ビタミンA、
ビタミンD、ニコチン酸アミド類、パントテン酸カルシ
ウム、アラントイン、γ−オリザノール等、皮膚栄養剤
である、ビタミンE、γ−リノレン酸等が好適に挙げら
れる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上
を併用してもよい。
【0021】前記保湿成分としては、グリセリン、ソル
ビトール等の多価アルコール類、ヒアルロン酸等の多糖
類、ピロリドンカルボン酸等のアミノ酸類等が挙げられ
る。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を
併用してもよい。前記抗菌・防腐成分としては、メチル
パラベン、プロピルパラベン、フェノキシエタノール等
が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく2
種以上を併用してもよい。
【0022】<化粧料の製造方法>前記本発明の化粧料
の製造方法としては、経日的な保存安定性に優れた化粧
料が得られる点で、ジヒドロキシアセトンを、水、エタ
ノール及びポリオールに溶解させ、ジヒドロキシアセト
ン含有溶液を得た後、ポリエーテル変性シリコーン、ポ
リグリセリン脂肪酸エステル及び無機顔料を配合した油
相に、該ジヒドロキシアセトン含有溶液を、攪拌と共に
添加し得るのが好ましい。
【0023】前記撹拌の回転数としては、150rpm
以上が好ましく、300rpm以上がより好ましい。前
記攪拌の回転数が、150rpm以上であれば、ジヒド
ロキシアセトンの安定性がより優れた化粧料が提供され
る。
【0024】前記攪拌の際の液温としては、15〜50
℃が好ましく、20〜45℃がより好ましい。前記攪拌
の際の液温が、前記数値範囲内であれば、ジヒドロキシ
アセトンの安定性がより優れた化粧料が提供される。
【0025】前記本発明の化粧料の製造方法で用いられ
るジヒドロキシアセトンの純度としては、90.0質量
%以上であるのが好ましく、95.0質量%以上である
のがより好ましく、97.0質量%以上であるのが更に
好ましい。
【0026】前記本発明の化粧料の製造方法で用いられ
る油相成分としては、一般に化粧品に用いられる油相成
分であれば、総て好適に使用可能である。具体的には、
スクアラン、流動パラフィン等の炭化水素類、オリーブ
油、ホホバ油等の植物油、牛脂等の動物油、トリイソオ
クタン酸グリセリンエステル、ミリスチン酸イソプロピ
ルエステル、イソオクタン酸セチルエステル等のエステ
ル類、ジメチルシリコーン、フェニルメチルシリコーン
等のシリコーン類等が挙げられる。これらは、1種単独
で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
【0027】前記本発明の化粧料の製造方法において
は、パドルミキサー、ホモミキサー、ディスパー、等の
通常の乳化装置を用いるのが好ましい。
【0028】以上のように製造される本発明の化粧料
は、W/O型(油中水型)エマルジョンであるのが好ま
しい。このようなエマルジョンであれば、ジヒドロキシ
アセトンが、分散体を形成するポリオール中に取り込ま
れて安定化するため、長期に亘って保存安定性に優れ、
色調変化、臭気の発生の無い化粧料が提供される。本発
明の化粧料が、W/O型(油中水型)エマルジョンであ
る場合、分散体を形成するポリオールの平均粒径として
は、1〜5μm程度が好ましく、1〜3μm程度がより
好ましい。また、本発明の化粧料としては、前述と同様
の理由により、P/S型(シリコーン中ポリオール型)
エマルジョンである態様等も好ましい。
【0029】本発明の化粧料における、油相(シリコー
ン化合物及びエステル化合物)と水相(水及びポリオー
ル)との質量比(油相/水相)としては、6/4〜1/
9であるのが好ましく、4/6〜2/8がより好まし
く、3/7程度が特に好ましい。前記質量比が、前記数
値範囲外であると、化粧料の安定性が悪くなることがあ
る。
【0030】<化粧料の用途>前記本発明の化粧料は、
仕上げ化粧料に用いられるのが好ましく、特に、クリー
ム状のファンデーション及びリキッド状のファンデーシ
ョン等、ファンデーションとして用いられるのが、外観
上の日焼け効果及び皮膚保護効果等が同時に得られる点
で好ましい。
【0031】前記本発明の化粧料においては、例えば、
乳化剤(ポリエーテル変性シリコーン及びポリグリセリ
ン脂肪酸エステル)を1〜4質量%、ジヒドロキシアセ
トンを5〜15質量%、油相成分を15〜20質量%、
ポリオールを20〜30質量%、無機顔料を10〜20
質量%の配合量で配合することにより、好適にクリーム
状のファンデーションを調製することができる。
【0032】
【実施例】以下、実施例を示し、本発明を更に具体的に
説明するが、本発明は、下記実施例に何ら限定されるも
のではない。
【0033】(実施例1) −化粧料の製造− ジヒドロキシアセトン(純度:97.0質量%)10.
0質量部を、水36.8質量部、エタノール5.0質量
部及びポリオール(ブチレングリコール10.0質量
部、及び、グリセリン5.0質量部)に溶解させ、ジヒ
ドロキシアセトン含有溶液を得た後、ポリエーテル変性
シリコーン(セチルジメチルシリコーンコポリオール、
2.0質量部)、ポリグリセリン脂肪酸エステル(炭素
鎖における炭素数:18、平均縮合度:10、エステル
化度:5)0.5質量部及び無機顔料(シリコン処理無
機顔料混合物15.0質量部)を揮発性シリコーン油1
0.0質量部とエステル油5.0質量部を配合した油相
に、前記ジヒドロキシアセトン含有溶液を、攪拌(回転
数:300rpm、液温:25℃)と共に添加し、本発
明の化粧料(組成:セチルジメチルシリコーンコポリオ
ール2.0質量%、ポリグリセリン脂肪酸エステル0.
5質量%、ジヒドロキシアセトン10.0質量%、無機
顔料15.0質量%の、W/O型エマルジョン)を得
た。尚、水相には、他の成分として、硫酸マグネシウム
0.5質量%、メチルパラベン0.2質量%を予め添加
しておいた。
【0034】<評価>得られた化粧料について、「保存
安定性」を以下のようにして評価した。結果を表1に示
す。 <<保存安定性の評価>>5℃、室温(24℃)、及
び、40℃の各温度の恒温槽中に維持し、14日後、化
粧料が分離するか否かを、色調及び臭気発生の有無によ
り下記評価基準によって総合的に評価した。結果を表1
に示す。 −評価基準− ・色調変化、臭気発生は無い・・・・・・○ ・色調変化や臭気が多少発生している・・△ ・色調変化や臭気の発生が非常に大きい・×
【0035】<<色調の均一性の評価>>10名の被験
者により、化粧料を顔面に塗布してもらい、これを落と
した際の色調の均一性を、以下の評価基準により目視に
て評価させた。結果を表1に示す。 −評価基準− ・化粧料を落とした後、顔面に塗布した際の色調が均一
に維持された・・○ ・化粧料を落とした後、顔面に塗布した際の色調がやや
不均一に残った・・△ ・化粧料を落とした後、顔面に塗布した際の色調が不均
一に残った・・×
【0036】(実施例2) −化粧料の製造− ジヒドロキシアセトン(純度:97.0質量%)10.
0質量部を、エタノール10.0質量部及びポリオール
(ブチレングリコール、47.3質量部)に溶解させ、
ジヒドロキシアセトン含有溶液を得た後、ポリエーテル
変性シリコーン(セチルジメチルシリコーンコポリオー
ル、2.5質量部)、及び、無機顔料(シリコン処理無
機顔料混合物15.0質量部)を、揮発性シリコーン油
10.0質量部とエステル油5.0質量部を配合したシ
リコーン相に、前記ジヒドロキシアセトン含有溶液を、
攪拌(回転数:250rpm、液温:25℃)と共に添
加し、本発明の化粧料(組成:セチルジメチルシリコー
ンコポリオール2.5質量%、ジヒドロキシアセトン1
0.0質量%、無機顔料15.0質量%の、P/S型
(シリコーン中ポリオール型エマルジョン)を得た。
尚、ポリオール相には、他の成分として、メチルパラベ
ン0.2質量%を予め添加しておいた。
【0037】<評価>実施例1と同様にして、各評価を
行なった。結果を表1に示す。
【0038】(比較例1)実施例1において用いた、ポ
リエーテル変性シリコーン及びポリグリセリン脂肪酸エ
ステルを、ソルビタン脂肪酸エステルの3.0質量部に
代えたほかは、実施例1と同様にして化粧料を得、実施
例1と同様にして各評価を行った。結果を表1に示す。
【0039】
【表1】
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、保存安定性に優れ、経
日による変色、臭気の発生等が無く、塗布後の皮膚の色
調が均一に維持され、仕上げ用化粧料として好適な化粧
料を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/00 A61K 7/00 W

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエーテル変性シリコーン及びポリグ
    リセリン脂肪酸エステルを0.5〜9.0質量%と、ジ
    ヒドロキシアセトン0.2〜20.0質量%と、無機顔
    料1.0〜30.0質量%とを、含有することを特徴と
    する化粧料。
  2. 【請求項2】 ジヒドロキシアセトンを、水、エタノー
    ル及びポリオールに溶解させ、ジヒドロキシアセトン含
    有溶液を得た後、ポリエーテル変性シリコーン、ポリグ
    リセリン脂肪酸エステル及び無機顔料を配合した油相
    に、該ジヒドロキシアセトン含有溶液を、攪拌と共に添
    加し得られた請求項1に記載の化粧料。
  3. 【請求項3】 攪拌の回転数が、150rpm以上であ
    る請求項2に記載の化粧料。
  4. 【請求項4】 攪拌の際の液温が、15〜50℃である
    請求項2又は3に記載の化粧料。
  5. 【請求項5】 W/O型(油中水型)エマルジョンであ
    る請求項1から4のいずれかに記載の化粧料。
  6. 【請求項6】 ポリエーテル変性シリコーンが、炭素数
    20以下のアルキル鎖を有するアルキルポリシロキサン
    のエトキシ付加物、フェニル基を有するフェニルポリシ
    ロキサンのエトキシ付加物、及び、これらのエトキシ末
    端を炭素数が18以下のカルボン酸でエステル化した化
    合物、の少なくとも1種である請求項1から5のいずれ
    かに記載の化粧料。
  7. 【請求項7】 ポリグリセリン脂肪酸エステルにおける
    脂肪酸の炭素鎖が、炭素数10〜22である請求項1か
    ら6のいずれかに記載の化粧料。
  8. 【請求項8】 ポリグリセリン脂肪酸エステルにおける
    平均縮合度が、2〜10である請求項1から7のいずれ
    かに記載の化粧料。
  9. 【請求項9】 ポリグリセリン脂肪酸エステルにおける
    エステル化度が、3〜7である請求項1から8のいずれ
    かに記載の化粧料。
  10. 【請求項10】 化粧料における油相(シリコーン化合
    物及びエステル化合物)と水相(水及びポリオール)と
    の質量比(油相/水相)が、6/4〜1/9である請求
    項1から9のいずれかに記載の化粧料。
  11. 【請求項11】 仕上げ化粧料に用いられる請求項1か
    ら10のいずれかに記載の化粧料。
  12. 【請求項12】 仕上げ化粧料が、ファンデーションで
    ある請求項11に記載の化粧料。
  13. 【請求項13】 ファンデーションが、クリームファン
    デーション及びリキッドファンデーションの少なくとも
    いずれかである請求項12に記載の化粧料。
JP2001338638A 2001-09-28 2001-09-28 化粧料 Pending JP2003113065A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001338638A JP2003113065A (ja) 2001-09-28 2001-09-28 化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001338638A JP2003113065A (ja) 2001-09-28 2001-09-28 化粧料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003113065A true JP2003113065A (ja) 2003-04-18

Family

ID=19153096

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001338638A Pending JP2003113065A (ja) 2001-09-28 2001-09-28 化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003113065A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007017921A1 (ja) * 2005-08-05 2007-02-15 Shiseido Company, Ltd. セルフタンニング化粧料
EP1932508A1 (en) * 2005-09-05 2008-06-18 Shiseido Company, Limited Self-tanning cosmetic

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007017921A1 (ja) * 2005-08-05 2007-02-15 Shiseido Company, Ltd. セルフタンニング化粧料
JP4853974B2 (ja) * 2005-08-05 2012-01-11 株式会社 資生堂 セルフタンニング化粧料
KR101186472B1 (ko) 2005-08-05 2012-09-27 가부시키가이샤 시세이도 셀프 태닝 화장료
EP1932508A1 (en) * 2005-09-05 2008-06-18 Shiseido Company, Limited Self-tanning cosmetic
US20090074823A1 (en) * 2005-09-05 2009-03-19 Shiseido Company, Ltd. Self Tanning Cosmetic
EP1932508A4 (en) * 2005-09-05 2012-08-29 Shiseido Co Ltd SELF-SPILLING COSMETICS

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5036108A (en) Water-in-oil emulsion cosmetic
JP3112436B2 (ja) 特に、皮膚の顔貌の明るさを改良し、皺を処置するための角質溶解剤としての蜂蜜の使用
JPH10513188A (ja) 化粧メークアップ用組成物
EP0095615A2 (en) Skin conditioning composition
JP4072296B2 (ja) アスコルビン酸を安定化するためのシリコーンゴムの使用およびこれらの成分を含有する新規組成物
JPH0940524A (ja) 水反応性活性剤を含むシリコーン組成物
WO1995019762A1 (fr) Preparation dermatologique
US6576248B1 (en) Pigmented vitamin C composition
JPS62215510A (ja) 乳化組成物
JP3444366B2 (ja) 乳化組成物
JPS60116618A (ja) 化粧料
JP2003113065A (ja) 化粧料
JP2005306797A (ja) 油中水型美白化粧料
JP2854767B2 (ja) 増粘ゲル化剤
JP2001059054A (ja) 発展的剪断速度を有する油中水型エマルションの形態における組成物
JPH10167948A (ja) 化粧料
JPS6023307A (ja) 美白化粧料
JP2000281554A (ja) 粉末含有油中水型乳化化粧料
JPH1017431A (ja) 肌の不均一改善剤及びそれを含有する化粧料
JP2000191499A (ja) 保湿用皮膚化粧料
JPS60116616A (ja) 化粧料
JP2002338448A (ja) 油中水型セルフタンニング化粧料
JP2002275265A (ja) シリコーン誘導体及びこれを含有する油剤、化粧料及び外用剤
JP2006232732A (ja) 乳化組成物
JP2785080B2 (ja) 浴用組成物