JP2003112631A - 自動電気連結機構 - Google Patents

自動電気連結機構

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JP2003112631A
JP2003112631A JP2001307528A JP2001307528A JP2003112631A JP 2003112631 A JP2003112631 A JP 2003112631A JP 2001307528 A JP2001307528 A JP 2001307528A JP 2001307528 A JP2001307528 A JP 2001307528A JP 2003112631 A JP2003112631 A JP 2003112631A
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JP
Japan
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automatic
connecting portion
electrical connection
electric
units
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Application number
JP2001307528A
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English (en)
Inventor
Yasukazu Endo
泰和 遠藤
Shinichi Kondo
伸一 近藤
Masato Yamaguchi
昌人 山口
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Central Japan Railway Co
Original Assignee
Central Japan Railway Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】連結器単体で自動連結及び解放が可能な自動電
気連結機構を提供する。 【解決手段】車体2と台車3とを連結する場合には、空
気バネ5を位置合わせの目印として車体2を台車3上に
降ろす。空気バネ5近傍に配置された自動電気連結機構
1も、車体側連結部10と台車側連結部20との位置関
係がほぼ適切な状態となる。多少のずれが生じていて
も、台車側連結部20が下部のベアリング27によって
水平方向に移動可能であり、また案内部15,25によ
って可動式カバー動作リンク14,24へ案内されたカ
バー押し棒23,13が可動式カバー動作リンク14,
24を押すと、可動式カバー13,23が開くため、連
結部本体11,21同士が連結する。この際、ロックピ
ン16とフック部26との係合状態が形成される。この
ようにして、自動的に連結動作が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動電気連結機構
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例えば
鉄道車両においては、車体〜車体間、車体〜台車間等に
渡る伝送情報量が多く存在し、現在はこの情報を有線で
伝送している。しかし、メンテナンス等で車体及び台車
間を分離または連結する必要があるため、これらの部分
には電気連結器(コネクタ)を設けている。車体〜車体
間においては、図6(a)に示すように機械式連結器に
電気連結器を付加することによって列車進行方向での自
動解結を行う機構は存在するが、車体〜台車間において
は、図6(b)に示すように電気連結器が単体で設置さ
れているため、自動解結を行う機構は存在しない。この
ため車体〜台車間においては、電気連結器の分離、連結
作業は手動で行う必要があるが、特に車体〜台車間の電
気連結器の場合、狭く危険な環境での作業となり、多く
の作業時間及び作業人数が必要となっていた。また、手
動で行うことにより、作業の信頼性も低下していた。例
えば、コネクタピン折損や接触不良等のヒューマンエラ
ーが発生する可能性がある。
【0003】もちろん、車体〜車体間の自動解結機構を
応用して、車体〜台車間の自動連結機構を実現させるこ
とは不可能ではないが、機械式連結器のような重量物を
台車に搭載することは、車体−台車間の運動を拘束する
ことになるため、及び車両全体の重量増となるため、鉄
道車両としては好ましくない。また、従来の鉄道車両
は、台車の牽引力をアンカを介して車体に伝達してお
り、これに電気連結器を付加することも考えられるが、
アンカの取付け方向は列車の進行方向であるため、車体
を台車に装荷する(上下方向に移動する)際に自動連結
を行うことは構造上困難である。この点について補足す
る。
【0004】アンカは台車に発生する牽引力を車体に伝
達する「車体〜台車間を結合する棒」のことであり、図
4(a),(b)に示すように列車の進行方向に設置す
ることになる。通常は、アンカ7と台車3(または車体
1)とは車体装荷後に手動でボルト締結するが、仮にア
ンカ7の自動脱着を行う場合は、車体2または台車3を
列車の進行方向に移動させる必要がある。一方、車体2
に台車3を組み込む(車体2を台車3に装荷する)際
は、あらかじめ決められた位置に台車位置を合わせてお
き、ジャッキアップまたは吊られた車体2を台車3上に
降ろして行く。つまり、台車3は停止状態で、車体2の
み上下方向の移動を行うことになる。したがって、アン
カ7の結合方向と車体2台車3の結合方向が異なるた
め、アンカ7に電気連結器を付加し、車体装荷時に自動
結合することは不可能である。ただし、車体下部の台車
位置に進行方向の移動スペースを設け、かつ台車組み込
みの手順を「車体装荷(上下移動)→アンカ自動結合
(進行方向移動)」の2段階とすることにより、アンカ
(電気連結器)の自動結合は理論上は可能である。しか
し、地上設備が複雑になること及び作業時間が長くなる
ことから、当該方法を採用するのは適切でない。
【0005】また、以上の説明は鉄道車両における台車
と車体間における電気連結機構についての問題として述
べたが、車両と車両間であっても機械式連結器を存在を
前提としないのであれば同様の問題が生じる。また、鉄
道車両に限らず、例えば農作業機器や建設重機等におい
ても同様の問題が生じ得る。
【0006】そこで本発明は、連結器単体で自動連結及
び解放が可能な自動電気連結機構を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するためになされた請求項1記載の自動電気連結
機構によれば、2つのユニットにそれぞれ設けられた電
気連結部同士が対向した状態で近づくことにより自動的
に連結し、逆に離れることにより自動的に解放可能であ
るが、対向して近づく前記電気連結部同士が当接するこ
とによって、その近づく方向とは垂直な方向の位置合わ
せ機能を発揮可能な構造を有している。そのため、ユニ
ット同士を近づけて電気連結部を連結させる際、多少の
位置ずれが生じていたとしても、機構自身で調整できる
ため、2つのユニット間の連結または分離作業における
作業時間の短縮及び省力化が図られる。また、作業を手
動で行う必要もなくなるためいわゆるヒューマンエラー
が生じないため信頼性も向上し、さらに作業安全性の向
上も図られる。
【0008】2つのユニットの一例としては、例えば請
求項2に示すように台車及び台車上に装荷される車体で
あることが考えられる。このような相対的に重量物同士
に設けられた電気連結器を連結する場合には、台車と車
体の位置合わせがおおまかなものとなりがちであり、電
気連結部同士の関係で言えば、例えばコネクタピンをコ
ネクタに差し込んで連結する構成の場合には、適切に差
し込めず、周囲に当接してピンの破損にもつながる。し
たがって、自動電気連結機構自身で調整できることが非
常に有利になってくる。もちろん、このような台車と車
体間に限らず、電気連結器単体で存在する装置間におい
ては自動連結が可能であること、特に作業環境上自動化
せざるを得ない場合、もしくは自動化が望ましい場合
(例えば空中や真空中での遠隔操作時等)はその効果は
大きい。
【0009】また、請求項3に示すように、各電気連結
部が近づくことによって可動式カバーを開動作させるリ
ンク機構が相手側連結部のカバー押し棒に押されること
によって可動式カバーが開き、両電気連結部が電気的に
連結できる構成は、防塵防水の観点から好ましいのであ
るが、この構成を利用して上述の近づく方向とは垂直な
方向の位置合わせ機能を発揮させるようにしてもよい。
例えば上述の台車と車体のような上下方向に移動して連
結する場合を想定すると、一方の電気連結部と他方の電
気連結部とが左右または前後方向にずれていても、カバ
ー押し棒が略漏斗状の案内部の内周面に当接すれば、カ
バー押し棒は案内部の漏斗状中央部分へ自動的に案内さ
れていく。そのため、カバー押し棒はリンク機構を押せ
る所定位置へ案内され、両電気連結部同士を適切に連結
できるのである。
【0010】なお、上下に配置される電気連結部同士が
近づいて連結する構成の場合には請求項4のような工夫
を施しても良い。つまり、上側の電気連結部の可動式カ
バーが開動作を開始してから下側の電気連結部の可動式
カバーが開動作を開始するよう構成するのである。これ
は、カバー押し棒の長さを調整したり、リンク機構自体
を工夫して実現することができる。このように開動作の
タイミングをずらす意図は次の通りである。つまり、上
下に配置される電気連結部の可動式カバーが同時に開動
作をすると下側の電気連結に実際に寄与する例えばコネ
クタ接合部等に塵埃が落下する可能性がある。例えば鉄
道車両の台車と車体間などを考えた場合には、塵埃が付
着する可能性が高いため、このような工夫が有効であ
る。特に上側の電気連結部の可動式カバーが開動作を終
了してから下側の電気連結部の可動式カバーが開動作を
開始するよう構成すれば、塵埃の落下を適切に防止でき
る。
【0011】本発明機構は、対向して近づく電気連結部
同士が当接することによって、その近づく方向とは垂直
な方向の位置合わせ機能を発揮可能であるが、それは、
例えば請求項5に示すように、2つのユニットの電気連
結部の少なくとも一方を前記垂直方向へ移動可能に構成
することで実現することができる。ユニット自体が移動
することで位置合わせすることも可能ではあるが、特に
ユニットが相対的に重量物の場合には、ユニット自体が
前記垂直方向に移動することが困難な場合が多いので、
このように電気連結部が移動することで微調整できるよ
うにした方が現実的である。
【0012】その場合は、例えば請求項6に示すよう
に、ユニット側の受け部との間で滑り移動が許容される
ことによって移動可能に構成したり、請求項8に示すよ
うに、転動部材(例えばベアリング等)の転動作用によ
って移動可能に構成することが考えられる。
【0013】ここで、滑り移動が許容される構成を採用
する場合には、請求項7に示すようにしても良い。つま
り、上下に配置される電気連結部同士が近づいて連結す
ることを前提とし、受け部を略すり鉢状に形成して下側
の電気連結部を載せる。このうにすれば、その電気連結
部は、外力がない場合には自重によって受け部の所定位
置に位置決めされることとなる。
【0014】また、請求項9に示すように、2つのユニ
ットの電気連結部の少なくともいずれか一方、又はその
電気連結部に対応する受け部を、ユニットと弾性体を介
して接続すれば、弾性力により相手側の電気連結部の方
向へ付勢されるため、電気連結部同士の連結状態を保持
する方向へ作用し、ユニット間隔が変位してもそれに追
従する。また、各電気連結部は相互に相手側連結器の荷
重を支えつつ連結するが、上述した弾性体があること
で、連結時に生じる反力を吸収することもできる。さら
に、上述した転動部材を用いる場合であれば、その転動
部材の破損を防止できる。なお、ユニット間隔が変位す
る典型的なものとしては、鉄道車両のように、台車上に
空気バネを介して車体を搭載するものが挙げられる。ま
た、弾性体としては、例えばコイルバネ等が考えられ
る。
【0015】また、請求項10の構成によれば、両電気
連結部が連結しているときにはロックピンが相手側の電
気連結部と係合しており、例えば車上からのロック解除
信号が出力された場合には、その信号に基づいてロック
ピンを移動(例えば電気連結器内部に収納)させて係合
状態を解除できる。
【0016】上述のように、相対的に微小な位置合わせ
は連結機構自体で実現可能であるが、相対的に大きな位
置合わせは、ユニット同士の位置合わせに依存すること
が多い。そのため、請求項11に示すように、2つのユ
ニットの各電気連結部を、ユニット同士を機械的に結合
する際の位置合わせ用の目印となる構造物近傍に配置す
ることも好ましい。例えば2つのユニットの一例として
台車及び台車上に装荷される車体を考えると、その場合
の目印となる構造物としては台車側に搭載された空気バ
ネ及び車体側に設けられた空気バネとの係合部が考えら
れる。目印としては空気バネには限定されないが、台車
上に車体を装荷する際の位置合わせには、空気バネを用
いるのが一般的である。つまり、例えば図4(d)に示
すように、台車3に搭載された空気バネ5の凸部5a
に、車体2側に設けた係合部2aを係合させるのであ
る。なお、車体2を装荷する最初の段階では、図4
(c)に示すように車体2と台車3が接触しない程度の
隔離があればよく、台車位置が正確に車体2と対応して
いる必要はない。しかし、車体2と台車3との間の上下
方向距離が例えば数cmとなった時点で、再度位置合わ
せを行う必要がある。この時に利用するのが空気バネ5
の位置で、通常は図4(d)のように空気バネ5の凸部
5aと車体2側の係合部2aとの位置関係にずれのない
ことを目視で確認し、最終的に車体2を台車3上に降ろ
す。
【0017】このように、台車位置を空気バネを基準に
目視で最終確認するのであれば、空気バネ付近に電気連
結器を設けることが望ましいと考えられる。これは、例
えば通常の鉄道台車のように空気バネが2個だけ搭載さ
れる構造の場合は、その2点のみで位置あわせをして
も、台車端部では位置がずれる可能性がある点を考慮し
たものである。なぜなら空気バネはゴム部分を有するた
め、前後・左右方向への変位は許容され、空気バネから
離れるほどその位置ずれ度合いが大きくなる。したがっ
て、空気バネ近傍に配置すれば、その位置ずれ度合いが
小さく、適切に自動連結ができるからである。
【0018】また、例えばリニア鉄道台車のように空気
バネが台車の4角にそれぞれ搭載されている場合は、自
動電気連結機構の配置位置の限定が緩やかになる。なぜ
なら、このように長方形の4つの頂点で位置決めすると
台車位置を面として確定することができるからである。
この場合の台車側の電気連結部の位置は台車上であれば
どこでも構わないということになる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された実施例
について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の
形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発
明の技術的範囲に属する限り、種々の形態を採り得るこ
とは言うまでもない。
【0020】図1は、本実施例の車体〜台車間における
自動電気連結機構1の概略構成を示す説明図である。自
動電気連結機構1は、車体2側に設けられた電気連結部
(以下、車体側連結部と称す)10及び台車3側に設け
られた電気連結部(以下、台車側連結部と称す)20と
から構成されており、図1(b)に示すように、空気バ
ネ5の近傍に配置されている。
【0021】車体側連結部10は、連結部本体11と、
その連結部本体11に対する防水及び防塵機能を果たす
ための可動式カバー12と、台車側連結部20の可動式
カバー22を押すためのカバー押し棒13と、台車側連
結部20のカバー押し棒23に押されることによって可
動式カバー13を開動作させるためのリンク機構である
可動式カバー動作リンク14と、案内部15と、ロック
ピン16とを備えている。
【0022】一方、台車側連結部20は、連結部本体2
1と、その連結部本体21の防水及び防塵機能を果たす
ための可動式カバー22と、(相手側となる)車体側連
結部10の可動式カバー12を押すためのカバー押し棒
23と、(相手側となる)車体側連結部10のカバー押
し棒13に押されることによって可動式カバー23を開
動作させるためのリンク機構である可動式カバー動作リ
ンク24と、案内部25と、フック部26とを備えてい
る。
【0023】さらに、連結部本体21の下部には、図示
しないベアリング保持器によって保持された「転動部
材」としてのベアリング27が設けられている。上述の
車体側連結部10は車体2に固定されているのである
が、台車側連結部20の場合は、台車3上(詳しくは台
車枠上)にコイルバネ28を介して接続された連結部支
持台29上に載置されている。そして、連結部本体21
の下部のベアリング27が連結部支持台29上を所定範
囲内で自由に移動可能であるため、台車側連結部20に
おける連結部本体21、可動式カバー22、カバー押し
棒23、可動式カバー動作リンク24及び案内部25
は、一体的に、台車3に対して水平方向への移動が許容
されることとなる。また、これらの構成は、当然ながら
コイルバネ28の伸縮の限度で上下方向への移動も許容
される。なお、連結部支持台29の中央付近には電気配
線を通すため上下方向に貫通孔29aが設けられてい
る。
【0024】上記案内部15,25は略漏斗状に形成さ
れており、相手側連結部のカバー押し棒23,13を可
動式カバー動作リンク14,24へ案内するためのもの
である。つまり、相手側連結部のカバー押し棒23,1
3と可動式カバー動作リンク14,24とが正対した状
態で近づけば問題ないが、両者が水平方向にずれて位置
している場合、そのまま近づいてもカバー押し棒23,
13によって可動式カバー動作リンク14,24を押せ
ない状況が生じる可能性がある。それに対して、案内部
15,25があれば、カバー押し棒23,13が案内部
15,25の略漏斗状の内周面に当接すれば、その内周
面に沿って中央部分へ案内可能である。その中央部分に
可動式カバー動作リンク14,24(の内カバー押し棒
23,13によって押される部分)を配置しておけばよ
い。上述のように、台車側連結部20における連結部本
体21、可動式カバー22、カバー押し棒23、可動式
カバー動作リンク24及び案内部25は、一体的に、台
車3に対して水平方向への移動が許容されているため、
案内部15,25による案内作用によって、カバー押し
棒23,13は適切に可動式カバー動作リンク14,2
4を押すことができる。
【0025】また、ロックピン16は車体側連結部10
の両側に、フック部26は台車側連結部20の両側に設
けられている。図3(a)に示すように、ロックピン1
6はバネ17を介して電磁コイル18と接続されてい
る。この電磁コイル18は車体2側に設けられた図示し
ない制御装置からの指令によって加圧された場合、バネ
17の付勢力にうち勝ってロックピン16を内部(連結
部本体11の内部)に収納する。一方、電磁コイル18
が無加圧状態の場合には、バネ17の付勢力によってロ
ックピン16を外部に押し出す。
【0026】また、ロックピン16は、円柱を斜めに切
断した形状とされている。一方、フック部26は、略長
方形板状に形成され、その中央付近に略楕円形状の係合
孔26aが設けられている。そして、ロックピン16と
フック部26が近づく場合には、フック部26の縁部が
ロックピン16の斜面部分に当接してさらに押圧するこ
とによって、ロックピン16は内部へ徐々に押し込まれ
る。ロックピン16の位置が、フック部26の係合孔2
6aに来た場合には、バネ17の付勢力によってロック
ピン16は再度外部に押し出され、ロックピン16とフ
ック部26との係合状態が形成されることとなる。な
お、図3(a)はロック機構を概念的に示したものであ
り、理解を容易にするために実際のサイズ・形状に即し
たものとはしていないことを付記しておく。
【0027】次に、本実施例の自動電気連結機構1の動
作について説明する。車体2と台車3とを連結する場合
には、図4(d)に示すように、空気バネ5の凸部5a
に、車体2側の係合部2aを係合させる。具体的には、
車体2を装荷する最初の段階では、図4(c)に示すよ
うに車体2と台車3が接触しない程度の隔離があればよ
いが、車体2と台車3との間の上下方向距離が例えば数
cmとなった時点で、再度位置合わせを行う。この時、
図4(d)のように空気バネ5の凸部5aと車体2側の
係合部2aとの(水平方向における)位置関係にずれの
ないことを目視で確認し、最終的に車体2を台車3上に
降ろす。
【0028】すると、空気バネ5近傍に配置された自動
電気連結機構1も、車体側連結部10と台車側連結部2
0との位置関係がほぼ適切な状態となる。もちろん、多
少のずれが生じている可能性はあるが、上述したよう
に、台車側連結部20が下部のベアリング27によって
水平方向に移動可能であり、また案内部15,25によ
ってカバー押し棒23,13は可動式カバー動作リンク
14,24へ案内される。カバー押し棒23,13が可
動式カバー動作リンク14,24を押すと、可動式カバ
ー13,23が開くため、連結部本体11,21同士が
連結する。この際、上述したようにロックピン16とフ
ック部26との係合状態が形成される。このようにし
て、自動的に連結動作が行われることとなる。
【0029】図2には車体側連結部10と台車側連結部
20とが連結状態である場合を示しており、図2(a)
は空気バネ5が入っていない状態を、図2(b)は空気
バネ5が入っている状態をそれぞれ示している。空気バ
ネ5が入ると、車体2と台車3との間隔が相対的に大き
くなるが、その場合は、連結部支持台29がコイルバネ
28によって相対的に上昇するため、車体側連結部10
と台車側連結部20とは連結状態を保持したまま相対位
置が上昇することとなる。
【0030】一方、逆に車体2と台車3との連結を解除
する場合には、車体2側の制御装置からの指令によって
電磁コイル18を加圧し、ロックピン16を内部に収納
する。ロックピン16とフック部26との係合状態が解
除されているので、車体2を吊り上げると、車体側連結
部10と台車側連結部20とは離間する。カバー押し棒
23,13が可動式カバー動作リンク14,24を押さ
なくなると、可動式カバー13,23は閉じる。
【0031】このような構成及び動作を行う本実施例の
自動電気連結機構1によれば、次のような効果が得られ
る。 (1)車体2と台車3を近づけて車体側連結部10と台
車側連結部20を連結させる際、多少の位置ずれが生じ
ていたとしても、機構自身で調整できるため、車体2と
台車3間の連結または分離作業における作業時間の短縮
及び省力化が図られる。また、作業を手動で行う必要も
なくなるためいわゆるヒューマンエラーが生じないため
信頼性も向上し、さらに作業安全性の向上も図られる。
【0032】(2)車体側連結部10、台車側連結部2
0共に、連結時にのみ可動式カバー13,23が開き、
連結解除時には閉じた状態となるため、防塵・防水の面
で好ましい。そして、この可動式カバー13,23を開
くための構成を利用し、案内部15,25によってカバ
ー押し棒23,13が可動式カバー動作リンク14,2
4へ案内される動作によって、位置ずれを修正してい
る。そのため、別途位置ずれ修正のための構成を付加し
なくてよい。
【0033】(3)また、連結部支持台29はコイルバ
ネ28によって台車3と接続されているので、台車側連
結部20は、その弾性力により車体側連結部10の方向
へ付勢される。そのため、電気連結部10,20同士の
連結状態を保持する方向へ作用し、車体2と台車3の間
隔が変位してもそれに追従する。また、連結時に生じる
反力を吸収することもできる。さらに、ベアリング27
の破損を防止できる。
【0034】[その他] (a)上記実施例では、台車側連結部20の連結部本体
21の下部に設けられたベアリング27が連結部支持台
29上に載置されることで台車側連結部20が水平方向
に移動可能な構成とされていた。しかし、ベアリング2
7のような転動部材を用いなくても、例えば図5に示す
ように、台車側連結部20を連結部支持台29上に載置
し、台車側連結部20が連結部支持台29上で滑り移動
可能なようにしてもよい。その場合、例えば図5に示す
ように連結部支持台29を略すり鉢状に形成することが
考えられる。この場合は、台車側連結部20の外周端の
みが連結部支持台29上に当接するため、滑り易くな
る。したがって台車側連結部20は、外力がない場合に
は自重によって連結部支持台29上の所定位置に位置決
めされることとなり、初期位置を確定し易い。
【0035】(b)上記実施例では車体側連結部10、
台車側連結部20が上下に配置されているため、両可動
式カバー12,22が同時に開動作をすると台車側連結
部20のコネクタ接合部等に塵埃が落下する可能性があ
る。そのため、車体側連結部10の可動式カバー12が
開動作を終了してから台車側連結部20の可動式カバー
22が開動作を開始するようにすることも考えられる。
これについては、可動式カバー押し棒13,23の長さ
を調整したり、可動式カバー動作リンク14,24自体
を工夫して実現することができる。
【0036】(c)上記実施例では、ロックピン16に
ついては円柱を斜めに切断したような形状とし、フック
部26については、略四角形板状にして中央付近に係合
孔26aを設けたが、そのような形状には限定されな
い。要は、ロックピン16とフック部26とが当接して
さらに近づく方向に付勢された場合、両者が係合するよ
うな構造であればよい。例えばロックピン16は単に円
柱とし、フック部26を鈎状にし、フック部26は揺動
できるようにしておく。両者が当接してさらに近づく方
向に付勢されると、フック部26が揺動し、鈎部分でロ
ックピン16を引っかけるような状態になって元の状態
に戻る。これにより両者の係合状態が実現される。
【0037】(d)また、上記実施例のようなロックピ
ン16とフック部26ではなく、カバー押し棒13,2
3にフック機能を付加してもよい。この場合の一例を図
3(b)に示す。カバー押し棒23の先端に爪部23a
を形成しておく。一方、カバー押し棒23が可動式カバ
ー動作リンク14を押していった場合に、その爪部23
aと係合可能なフック部19を設けておく。このフック
部19はバネを介して電磁コイルと接続し、加圧された
場合にはバネの付勢力にうち勝ってフック部19を内部
に収納する。一方、電磁コイルが無加圧状態の場合に
は、バネの付勢力によってフック部19を外部に押し出
すのであるが、上記実施例のフック部26とロックピン
16の場合と同様の動作を行う。すなわち、カバー押し
棒23の先端がフック部19に当接し、図3(b)の場
合であればさらに上方へ付勢されると、フック部19を
バネに抗して内部へ移動させ、爪部23aが過ぎるとバ
ネ力によってフック部19が元の位置に戻る。これによ
って爪部23aがフック部19と係合することとなる。
【0038】(e)上記実施例では、自動電気連結機構
1を空気バネ5の近傍に配置したが、通常の鉄道台車の
ように空気バネが2個だけ搭載される構造の場合は特に
有効である。なぜなら空気バネはゴム部分を有するた
め、前後・左右方向への変位は許容され、空気バネから
離れるほどその位置ずれ度合いが大きくなり、2点のみ
で位置あわせをしても、台車端部では位置がずれる可能
性があるからである。そのため、空気バネ近傍に配置す
れば、その位置ずれ度合いが小さく、適切に自動連結が
できる。
【0039】一方、図1(b)のように空気バネ5が台
車の4角にそれぞれ搭載されているような場合には、自
動電気連結機構1の配置位置の限定が緩やかになる。な
ぜなら、このように長方形の4つの頂点で位置決めする
と台車位置を面として確定することができるため、面上
の任意の点のずれは空気バネ位置でのずれとほぼ等しく
なり、特段、空気バネ近傍にしたから位置ずれ度合いが
小さくとは言えないためである。したがって、この場合
の台車側の電気連結器の位置は台車上であればどこでも
構わないということになる。
【0040】なお、位置合わせ目印となる構造物として
空気バネ5を採用したが、台車3上に車体2を装荷する
際の位置合わせの目印となり得れば、空気バネ5には限
定されない。 (f)上記実施例では鉄道車両の台車と車体間における
電気連結機構についての説明したが、鉄道車両以外であ
っても、台車上に車体を搭載して構成され、車体〜台車
間の電気的な連結が必要な車両であれば、同様に適用で
きる。また、例えば車両と車両間であっても機械式の自
動連結器の存在を前提としないのであればやはり同様に
適用可能である。さらには、鉄道車両に限らず、例えば
農作業機器や建設重機等においても同様に適用可能であ
る。特に作業環境上自動化せざるを得ない場合、もしく
は自動化が望ましい場合(例えば空中や真空中での遠隔
操作時等)はその効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の自動電気連結機構1の概略構成を示す
説明図である。
【図2】実施例の自動電気連結機構1の連結状態を示す
説明図である。
【図3】実施例のロック機構の概念説明図である。
【図4】車体と台車の連結動作の説明図である。
【図5】別実施例の自動電気連結機構1の概略構成を示
す説明図である。
【図6】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1…自動電気連結機構、 2…車体、 2a…係合部、
3…台車、 5…空気バネ、 5a…凸部、 7…ア
ンカ、 10…車体側連結部、 11…連結部本体、
12…可動式カバー、 13…カバー押し棒、 14…
可動式カバー動作リンク、 15…案内部、 16…ロ
ックピン、 17…バネ、 18…電磁コイル、 19
…フック部、 20…台車側連結部、 21…連結部本
体、 22…可動式カバー、 23…カバー押し棒、
24…可動式カバー動作リンク、25…案内部、 26
…フック部、 27…ベアリング、 28…コイルバ
ネ、 29…連結部支持台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 昌人 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 東海旅客鉄道株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気的に連結して一体化可能であると共に
    前記連結を解除可能でもある2つのユニットにそれぞれ
    設けられた電気連結部同士が対向した状態で近づくこと
    により電気的に相互に連結し、逆に離れることにより解
    放する自動電気連結機構であって、 前記対向して近づく前記電気連結部同士が当接すること
    によって、その近づく方向とは垂直な方向の位置合わせ
    機能を発揮可能な構造を有することを特徴とする自動電
    気連結機構。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の自動電気連結機構におい
    て、 前記2つのユニットは、台車及び当該台車上に装荷され
    る車体であることを特徴とする自動電気連結機構。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の自動電気連結機構
    において、 前記各電気連結部は、 防水防塵機能を持つ可動式カバーと、相手側連結部の可
    動式カバーを開くためのカバー押し棒と、相手側連結部
    のカバー押し棒に押されることによって前記可動式カバ
    ーを開動作させるリンク機構とを有し、 相手側連結部のカバー押し棒が所定位置から所定範囲内
    でずれている場合には、前記各電気連結部が有する略漏
    斗状の案内部の内周面によって前記カバー押し棒が前記
    リンク機構を押すことのできる所定位置へ案内可能に構
    成されていることを特徴とする自動電気連結機構。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の自動電気連結機構におい
    て、 上下に配置される前記電気連結部同士が近づいて連結す
    るよう構成されていると共に、上側の前記電気連結部の
    可動式カバーが開動作を開始してから下側の前記電気連
    結部の可動式カバーが開動作を開始するよう構成されて
    いることを特徴とする自動電気連結機構。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載の自動電気
    連結機構において、 前記2つのユニットの電気連結部の少なくとも一方は、
    前記ユニットに対して前記電気連結部同士が近づく方向
    とは垂直な方向へ移動可能に構成されていることを特徴
    とする自動電気連結機構。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の自動電気連結機構におい
    て、 前記2つのユニットの電気連結部の少なくとも一方は、
    前記ユニット側の受け部との間で滑り移動が許容される
    ことによって前記垂直方向へ移動可能に構成されている
    ことを特徴とする自動電気連結機構。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の自動電気連結機構におい
    て、 上下に配置される前記電気連結部同士が近づいて連結す
    るよう構成されていると共に、前記受け部は略すり鉢状
    に形成されて下側の電気連結部を載せており、その電気
    連結部は、外力がない場合には自重によって前記受け部
    の所定位置に位置決めされる構成であることを特徴とす
    る自動電気連結機構。
  8. 【請求項8】請求項5に記載の自動電気連結機構におい
    て、 前記2つのユニットの電気連結部の少なくとも一方は、
    転動部材の転動作用によって前記垂直方向へ移動可能に
    構成されていることを特徴とする自動電気連結機構。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれかに記載の自動電気
    連結機構において、 前記2つのユニットの電気連結部の少なくともいずれか
    一方、又はその電気連結部に対応する前記受け部が、前
    記ユニットと弾性体を介して接続されており、その弾性
    体により相手側の電気連結部の方向へ付勢されるよう構
    成されていると共に、各電気連結部は相互に相手側連結
    器の荷重を支えつつ連結することを特徴とする自動電気
    連結機構。
  10. 【請求項10】請求項1〜9のいずれかに記載の自動電
    気連結機構において、 前記2つのユニットの電気連結部の少なくともいずれか
    一方は、相手側の電気連結部との間で係合状態と切り離
    し状態とを切替可能なロックピンを有しており、前記両
    電気連結部が連結した状態においては前記ロックピンが
    係合状態となり、外部の制御装置からのロック解除信号
    が出力された場合には、前記ロックピンが移動して前記
    切り離し状態となることを特徴とする自動電気連結機
    構。
  11. 【請求項11】請求項1〜10のいずれかに記載の自動
    電気連結機構において、 前記2つのユニットの各電気連結部は、前記ユニット同
    士を機械的に結合する際の位置合わせ用の目印となる構
    造物近傍に配置されていることを特徴とする自動電気連
    結機構。
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