JP2003112551A - 車 両 - Google Patents

車 両

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JP2003112551A
JP2003112551A JP2001309482A JP2001309482A JP2003112551A JP 2003112551 A JP2003112551 A JP 2003112551A JP 2001309482 A JP2001309482 A JP 2001309482A JP 2001309482 A JP2001309482 A JP 2001309482A JP 2003112551 A JP2003112551 A JP 2003112551A
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Japan
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hollow
plate
floor
side wall
container
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JP2001309482A
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Takeshi Takenaka
剛 竹中
Senzo Hida
専三 飛田
Toshiaki Sagawa
年旦 佐川
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Hitachi Ltd
Hitachi Kasado Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Kasado Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ばら物による磨耗を考慮した容器を安価に提
供する。 【解決手段】 ダンプカーの容器10は床100、側壁
200等からなる。床100、側壁200は複数の中空
形材110,120,130,140を接合したもので
ある。中空形材110,120,130,140の内側
には所定間隔で溝720が有り、接着剤を塗布して耐磨
耗材のステンレス板750,760を貼っている。この
ため、ステンレス板を強固に安価に固定できるものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の容器係わ
り、ばら物を載せるダンプカーの容器に好適である。
【0002】
【従来の技術】ダンプカーの容器は、長手方向に複数配
置したU状の骨と、この内側に配置した板と、長手方向
の一端に溶接した壁と、他端において、上部を回転中心
として開閉する扉と、からなる。
【0003】荷台の側面において開閉する壁を中空形材
で構成したものがある。これは複数の中空形材をボルト
ナットで結合している。
【0004】軽合金(例えばアルミニウム合金)製の押
出し形材を接合する手段として、摩擦攪拌接合が提案さ
れている。押出し形材は中空形材である。これは特許第
3014654号(EP0797043A2)に示され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ばら物容器を中空形材
で構成したとき、ばら物による磨耗を考慮した容器を安
価に構成することが求められる。
【0006】本発明の目的は、ばら物による磨耗を考慮
した容器を安価に構成することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ばら物を入
れる容器は床とその両側の側壁とからなり、前記床と前
記側壁はそれぞれ複数の押出し形材を接合して構成して
おり、少なくと前記床の前記押出し形材の上面に耐磨耗
材が接着剤で貼ってあり、前記容器の内面側の前記押出
し形材の面板には接着剤を塗布した溝を設けること、に
よって達成できる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図1〜図13
により説明する。図7、図8は断面図であるが、中空形
材は要部のみを断面で示している。図8は容器10の床
100と2つの側壁200の後端の正面図である。
【0009】走行するシャーシ20にばら物を載せる容
器10が載っている。容器10は、幅方向に沿った縦断
面は実質的にU状であり、床100、幅方向の両側の側
壁200,200、長手方向の端部を閉鎖する前壁30
0、他端において上部を中心として開閉自在な開閉扉4
00等からなる。
【0010】床100、側壁200、前壁300、およ
び開閉扉400は、それぞれ主として複数の中空形材を
接合したものからなる。中空形材は軽合金(例えば、ア
ルミニウム合金)製の押出し形材である。中空形材同士
の接合は溶接または摩擦攪拌接合で行っている。床10
0と側壁200の中空形材は押出し方向(長手方向)を
トラックの走行方向に向けている。前壁300と開閉扉
400の中空形材は押出し方向をトラックの幅方向に向
けている。前壁300は床100、側壁200,200
に溶接されている。
【0011】側壁200の構成について説明する。側壁
200は中空形材210,220,220,230の4
つを接合したものである。中空形材210,220,2
20,230は高さ方向に沿って突き合わせられ、その
突き合わせ部を摩擦攪拌接合している。
【0012】中空形材210は側壁200の上部を構成
するものであり、上端は閉鎖され、水平方向の幅も大き
くなっている。
【0013】摩擦攪拌接合のための突き合わせ部の構成
を中空形材220,220の突き合わせ部を代表例とし
て説明する。他の中空形材同士の摩擦攪拌接合のための
突き合わせ部の構成も同様である。中空形材220は実
質的に平行な2枚の面板221,222と両者を接続す
る接続板223、224,225とからなる。接続板2
23は傾斜しており、トラス状に配置している。接続板
224,225は中空形材の幅方向の端部において、面
板221,222に実質的に直交している。一方の端部
の接続板224と面板221,222との接続部は凹部
になっている。接続板224から前記凹部を構成するよ
うに突出片226が突出している。他端の接続板225
は面板221,222の端部よりも内側にある。突出し
た面板221,222の端部が他方の中空形材の前記凹
部に重なる。一方の中空形材の面板221,222の端
部と他方の中空形材の面板221,222の端部とが突
き合わせられる。突き合わせ部の面板221,222の
外面側には中空形材の外方に突出する凸部228があ
る。凸部228と面板221.222からなる突き合わ
せ部の端面は面板221,222に実質的に直交してい
る。凸部228の頂から凹部の底面に至る角は接続板2
24の板厚の中心線上にある。尚、内側の面板221の
板厚は外側の面板222の板厚よりも厚い。
【0014】摩擦攪拌接合について説明する。4つの中
空形材210,220,220,230を架台600上
で突き合わせ、上面の突き合わせ部をアーク溶接で仮止
め溶接する。この溶接は所定間隔で行う。回転工具61
0の回転中心を接続板224の板厚の中心線上に位置さ
せて、回転工具610を回転させながら、中空形材22
0,220に挿入し、接合線に沿って移動させ、摩擦攪
拌接合する。回転工具610の大径部611の下端は面
板221,222の外面の延長線よりも凸部228の頂
側に位置させる。摩擦攪拌接合後、凸部228を切削
し、面板221,222の外面と同一面にする。2つの
凸部228,228を合わせた幅は大径部611の径よ
りも大きい。上方の接合の後、中空形材の組を反転さ
せ、同様に摩擦攪拌接合する。
【0015】接続板224は摩擦攪拌接合時の荷重を支
えるものであり、一般的に接続板225よりも板厚が厚
い。接続板225は面板221,222の間隔を所定に
する目的等とのためにあり、無くてもよい。
【0016】側壁200の下端の中空形材230の構成
を説明する。中空形材230の内面側の面板231は面
板232側(容器の外側)に突出する円弧状である。円
弧の両端231b、231cは直線状である。外面側の
面板232は直線状の板であり、水平面に対して約60
度の角度に設けている。傾斜した面板232の一方の端
部の面板232bは垂直方向に沿っている。他端の面板
232cは水平方向に沿っている。面板232と面板2
32bとの交点と面板231の円弧部の実質的に中央部
とを接続板233で接続している。また、前記交点と、
円弧状の面板231と直線部の面板231bの交点とを
接続板233bで接続している。面板232と面板23
2cとの交点と面板231の円弧部の実質的に中央部と
を接続板233aで接続している。また、前記交点と、
円弧状の面板231と直線部の面板231cの交点とを
接続板233cで面板接続している。接続板233,2
33a,233b,233cはトラス状に設置してい
る。
【0017】直線部231b,231c,232b,2
32cの端部を隣接の中空形材との突き合わせ部にして
いる。中空形材230と220との突き合わせ部の構成
は前記のとおりであり、摩擦攪拌接合で接合される。
【0018】中空形材230と床100の中空形材11
0とはアーク溶接で接合される。このため、両者の突き
合わせ部にはV状の開先を設けている。アーク溶接した
後、容器の内側の溶接ビードは切削され、中空形材23
0,110の面板と実質的に同一面にする。
【0019】これによれば、床100と側壁200との
接続部が直角でなく、また傾斜した直線部でもなく、円
弧状であるので、ばら物が堆積することが少なくなるも
のである。
【0020】積んだばら物によって側壁200を外側に
曲げる力が発生したとき、中空形材230に力がかか
る。中空形材230の外面は傾斜した面板232として
いる。また、面板232と面板232b、232cとの
交点に接続板233を配置している。また、接続板23
3,233a,233b,233cをトラス状に設置し
ている。このため、前記力を合理的に受けることができ
るものである。このため、軽量にできる。
【0021】床100の構成を説明する。床100は中
空形材110,120,130,140,140,13
0,120,110からなる。中空形材110と120
との突き合わせ部、中空形材140と140との突き合
わせ部は摩擦攪拌接合で接合する。中空形材230と1
10との突き合わせ部、中空形材120と130との突
き合わせ部、中空形材130と140との突き合わせ部
はアーク溶接で接合する。突き合わせ部の構成は前記の
とおりである。
【0022】Sは摩擦攪拌接合による接合線または摩擦
攪拌接合の位置である。Wはアーク溶接による接合線ま
たはアーク溶接の位置である。
【0023】中空形材110,120の構成は中空形材
220と同様である。但し大きさは異なる。また、中空
形材140の接続板は荷重を考慮して、面板に実質的に
直交している。
【0024】床100は一般的に幅方向の中央部側がば
ら物によって磨耗しやすい。このため、中央部の中空形
材140,140,130,120の内側の面板の板厚
を中空形材110の内側の面板よりも厚くしている。ま
た、中空形材140,140,130,120において
も、中央部の中空形材140,130の内側の面板の厚
さを中空形材120の内側の面板の厚さよりも厚くして
いる。また,1つの中空形材においてもより中央部側の
面板の厚さを厚くできる。つまり、磨耗代を考慮して、
中央部の面板の厚さを厚くする。中空形材110,12
0,130,140の押出し方向を車両の長手方向にし
ているので、ばら物による磨耗の激しい部分の中空形材
の板厚を厚くでき、全体として安価にできるものであ
る。
【0025】中空形材130は容器10のメインフレー
ムになる強固な中空形材であり、下方に突出している。
中空形材130は面板131,132を垂直方向に向け
ている。面板131,132の上部に隣接する中空形材
120,140にアーク溶接するための突出片を設けて
いる。2つの面板131,132の間は荷重を伝達でき
るように接続板133で適宜接続している。中空形材1
30の下面は平であり、シャーシ20のメインフレーム
25に載る。中空形材130の面板131,132等に
は容器10を回転させるための各種のヒンジ用のブラケ
ット137,138を溶接している。ブラケット137
は容器を回転させるシリンダ装置に連結するためのもの
で、2つの中空形材130,130の間にあり、中空形
材130,130に溶接している。ブラケット138は
シャーシ20のメインフレーム25に連結するためのも
ので、中空形材130,130にそれぞれ溶接してい
る。それぞれピンを介して連結する。
【0026】前壁300を構成する複数の中空形材31
0…は前記中空形材220であり、摩擦攪拌接合してい
る。前壁300の高さ寸法を満足する数の中空形材31
0を用いる。上端の中空形材310は上端部に面板22
1,222に直交する接続板224(または225)を
位置させている。下端の中空形材310は寸法合わせの
ために切断したものを用いる。また、容器10の内側の
形状に合わせて切断している。
【0027】前壁300の上端に棚用の板350を設置
している。板350、356の幅方向の両端に板360
を溶接している。板360の下部は側壁200の外面側
に溶接している。板360は、上端の中空形材210の
外方に突出した凸部の部分は切り欠いている。板350
の下面と前壁300の上端との間には適宜ステ−を溶接
している。
【0028】板350の下端は面板311(面板221
に相当する。)の内側に重ねて隅肉溶接している。中空
形材310(220)の上端は凹部になっているので、
接続板315(225)よりも上方の外面側の面板31
2を部分的に切り欠き、水がたまらないようにする。3
12cは切り欠きを示す。板350の下端を接続板31
5に載せ、上方に突出した面板311の内側に重ねて溶
接しているので、板350を容易に溶接できるものであ
る。板350は中空形材310の上方を覆っているの
で、中空形材310の上部の凹部にばら物がたまりにく
く、目視できにくい。このため、突出した面板311,
312を切削して平らにする必要がない。このため、接
続板315を有効に利用できるものである。また、中空
形材が共通になり、容器を安価にできるものである。
【0029】前記のようにして、床部100、側壁20
0,200、前壁300を製作した後、これらをアーク
溶接で接合する。容器10の内側に前壁300を配置
し、床100、側壁200に隅肉溶接する。床100、側
壁200の長手方向の端面には板390を隅肉溶接し、
中空形材の端面を閉鎖している。
【0030】側壁200および床部100の後端にも板
260、270をアーク溶接して中空部を閉鎖してい
る。板260,270は断面がL状である。板を折り曲
げて構成している。Lの一片は中空形材の端部を閉鎖す
る片である。他片262,272は容器の内面にそって
後端に向けて突出している。板260,270は板を折
り曲げたものであるので、折り曲げ部が溶接の開先を構
成するようになり、板260,270を中空形材に溶接
しやすい。板260と板270との突き合わせ部は溶接
している。片262,272の先端は開閉扉400に接
触可能である。
【0031】板270は実質的に床100の後端を閉鎖
するものである。さらに、下方に突出して、中空形材1
30,130の端部を閉鎖している。板270の下端2
73は先頭側に向けて曲げており、中空形材130の下
面に重なっている。この部分および中空形材130等の
外面側を板270にアーク溶接する。
【0032】開閉扉400の下面には水平な固定金具4
50を設置している。板270にはこの金具45に連結
する金具が突出する開口276がある。
【0033】開閉扉400を構成する複数の中空形材4
10…は前記中空形材220であり、摩擦攪拌接合して
いる。容器10の内側に面板221がある。開閉扉40
0の高さ寸法を満足する数の中空形材410を用いる。
上端または下端の中空形材410は寸法合わせのために
水平方向に沿って切断して用いてもよいが、次のように
すると、切断作業を少なくできる。
【0034】所要数の中空形材を組み合わせたとき、開
閉扉400の高さとして不足のとき、その不足代を補う
高さ寸法の縁材430,430を開閉扉400の上下端
の中空形材410にアーク溶接する。図13のように、
縁材430は断面が四角形の中空押出し形材439を切
断して設けたものである。縁材430は断面がチャンネ
ル状である。切断長さは前記不足代の半分程度を基本と
する。縁材430の押し出し形材の板厚は中空形材41
0の面板411,412の板厚よりも厚い。縁材430
の端部を切削して、中空形材410の内側に挿入する。
また、溶接用の開先も設ける。また、面板411,41
2(面板221,222に相当する。)の端部の凸部4
18(228)を切削して除くとともに、開先を設け
る。
【0035】下部の縁材430の下面に金具450を溶
接している。中空形材410の長手方向の両端に板46
0を溶接して閉鎖している。
【0036】これによれば、中空形材410の切削を少
なくして、上下端部の縁材430の長さで所定の高さの
開閉扉400を設けることができる。縁材430は断面
がチャンネル状であるので、中空形材の上下端部を閉鎖
でき、安全にできるものである。したがって、中空形材
を共通にでき、安価にできるものである。
【0037】前壁300、側壁200の上端に縁材43
0を溶接することによって、中空形材の上端の閉鎖と高
さ調整をするようにできる。
【0038】開閉扉400の上部にはヒンジ用のブラケ
ット470を溶接している。溶接位置は、上端の縁材4
30および中空形材410の長手方向の端部、前後面、
および縁材43の上面である。側壁200の上端の中空
形材の後端部にヒンジ用のブラケット290をアーク溶
接している。溶接位置は中空形材210の上面および両
側面である。ブラケット470,290はピンで連結し
ている。
【0039】図14から図15の実施例を説明する。こ
の実施例は床100や側壁200の下部の中空形材70
0,710に耐磨耗材の板(例えば、ステンレス板)7
50,760を接着剤で貼り付けたものである。板75
0,760はばら物による中空形材700,710の磨
耗を防止するものである。板750,760を貼る部分
の中空形材の表面(容器10の内側)には接着用の溝7
20を所定間隔で設けている。溝720は深さ約0.5
mm、幅約20mm、ピッチ約20mmである。溝72
0は中空形材700,710を押出し加工する際に設け
たものである。特に、側壁200に貼る板760はリベ
ット770によっても中空形材720に固定される。リ
ベット770は板760側からリベット770を挿入し
て固定できる方式のものである。板760のリベット穴
は皿状である。リベット770は板760の表面から突
出しない。リベット770は板760の外周端部に沿っ
てある。また、リベット770は円弧部にも設けてもよ
い。板750の外周端部にリベット770を配置しても
よい。板750をリベット770で固定するのは垂直面
や円弧部に接着するためである。また、板750の端部は
接着困難のためである。
【0040】板750,760の貼り付け手順を説明す
る。板750,760を所定形状に切断する(ステップ
S10)。次に、リベット用の穴あけ加工を行う(ステ
ップS30)。次に、板760の曲げ加工を行う(ステ
ップS50)。
【0041】次に、貼り付け位置の容器10の中空形材
700,720に板750,760を載せ、板750,
760の突き合わせ部に隙間がないことを確認する。隙
間がある場合は切削によって補正作業を行う(ステップ
S70)。次に、板760のリベット穴を基準として、
中空形材720の面板にリベット用穴をあける。(ステ
ップS90)。次に、板750,760を除き、清掃す
る(ステップS100)。
【0042】次に、中空形材700,720に接着剤を
塗布する(ステップS110)。板750,760を重
ねる。板750の上に錘を載せて、床100の中空形材
700に押さえつける。板710はリベット740で固
定する。所定時間後、錘をのぞく(ステップS12
0)。
【0043】側壁200の板710はリベット740で
押し付けているので、垂直面であっても円弧面であって
も接着できる。
【0044】接着剤は約0.5mm以上あると良好に接
着できるので、溝730を設けて接着材の厚さを確保で
きるようにしている。このため、中空形材に設けた溝を
用いて、耐磨耗材を強固に安価に固定できるものであ
る。なお、リベット740は溝730がない位置に設置
する。
【0045】接着剤で貼り付ける耐磨耗材の板はステン
レス以外にゴムシートでも、硬質のプラスチック製でよ
い。
【0046】図16の実施例を説明する。側壁200お
よび床100の中空形材の後端部の内面側の板201を
残して中空形材の端部を切削して除いている。内面側の
板201は開閉扉400に接触可能な突出片262,2
72に相当する。板260,270は突出片262,2
72を有しない。
【0047】上記はダンプトラック用の容器であった
が、バスやトラックの車体にも利用できる。バスの場合
は、側壁200に窓をあけ、また屋根を設ける。バスの
場合は乗客の床は床100の上に設置される。トラック
の場合は、側壁200は下部にヒンジを設け、側壁20
0が外側に回転するようにする。
【0048】本発明の技術範囲は、特許請求の範囲の各
請求項に記載の文言あるいは課題を解決するための手段
の項に記載の文言に限定されず、当業者がそれから容易
に置き換えられる範囲にも及ぶものである。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、押出し形材に設けた溝
に接着剤を塗布して耐磨耗材を貼ったので、耐磨耗材を
強固に安価に固定できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のダンプカーの容器の縦断
面図である。
【図2】 図1のII−II断面図である。
【図3】 図2のIII−III断面図である。
【図4】 図4のIV−IV断面図である。
【図5】 図4のV−V断面図である。
【図6】 図1の開閉扉の正面図である。
【図7】 図6のVII−VII断面図である。
【図8】 図1の前壁の周囲の縦断面図である。
【図9】 図1の中空形材の突き合わせ部の縦断面図で
ある。
【図10】 図1の側壁と床との接続部の縦断面図であ
る。
【図11】 図1の容器のメインフレームの縦断面図で
ある。
【図12】 本発明の一実施例のダンプカーの斜視図で
ある。
【図13】 縁材の製作工程を説明する図である。
【図14】 本発明の他の実施例の斜視図である。
【図15】 図14の要部の拡大断面図である。
【図16】 本発明の他の実施例の図4に相当する図で
ある。
【符号の説明】
10…容器、20…シャーシ、30…シャーシのメイン
フレーム、100…床、110,120,130,14
0…中空形材、130…容器のメインフレーム、13
7,138…ブラケット、200…側壁、210,22
0,230…中空形材、300…前壁、310…中空形
材、350…棚板、400…開閉扉、410…中空形
材、430…縁材,750,760…耐磨耗材の板、7
20…溝、740…リベット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飛田 専三 山口県下松市大字東豊井794番地 日立笠 戸機械工業株式会社内 (72)発明者 佐川 年旦 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ばら物を入れる容器は床とその両側の側
    壁とからなり、 前記床と前記側壁はそれぞれ複数の押出し形材を接合し
    て構成しており、 少なくと前記床の前記押出し形材の上面に耐磨耗材が接
    着剤で貼ってあり、 前記容器の内面側の前記押出し形材の面板には接着剤を
    塗布した溝があること、 を特徴とする車両。
  2. 【請求項2】 請求項1の車両において、 リベットで前記耐磨耗材を前記押出し形材に固定してお
    り、 前記リベットは前記溝ではない位置にあること、 を特徴とする車両。
  3. 【請求項3】 請求項1の車両において、 前記側壁の下部に前記耐磨耗材が接着剤で貼ってあり、 リベットで前記耐磨耗材を前記側壁の前記押出し形材に
    固定していること、 を特徴とする車両。
  4. 【請求項4】 請求項3の車両において、 前記側壁と前記床との接続部の中空形材は外側に凸の円
    弧状であり、 前記円弧部に前記リベットを設置していること、 を特徴とする車両。
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JP2017530507A (ja) * 2014-08-28 2017-10-12 バイエリシエ・モトーレンウエルケ・アクチエンゲゼルシヤフト 燃料電池スタックのためのケーシング

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017530507A (ja) * 2014-08-28 2017-10-12 バイエリシエ・モトーレンウエルケ・アクチエンゲゼルシヤフト 燃料電池スタックのためのケーシング
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