JP2003112433A - インク・ジェット・プリンタにおけるインク残量検出機構 - Google Patents
インク・ジェット・プリンタにおけるインク残量検出機構Info
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- JP2003112433A JP2003112433A JP2001310833A JP2001310833A JP2003112433A JP 2003112433 A JP2003112433 A JP 2003112433A JP 2001310833 A JP2001310833 A JP 2001310833A JP 2001310833 A JP2001310833 A JP 2001310833A JP 2003112433 A JP2003112433 A JP 2003112433A
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Abstract
たことを検出するようにして、良好な印刷結果を得るこ
とができるようにする。 【解決手段】固定系のベース部材と、上記ベース部材に
一方の側が配設され、内部に収容する液体状のインクの
量の変化に応じて膨張または収縮自在な容器と、上記ベ
ース部材との間に上記容器が位置するようにして上記容
器の他方の側に配設され、上記容器の膨張または収縮に
応じて移動する移動部材と、上記容器がインクの量の増
加により膨張するのに伴って移動する上記移動部材の一
方の端部を検出する検出手段と、上記容器がインクの量
の増加により膨張するのに伴って移動する上記移動部材
の他方の端部が当接する当接部材とを有する。
Description
・プリンタにおけるインク残量検出機構に関し、さらに
詳細には、数値制御によりシート上に印刷、例えば、高
解像度でのカラー印刷などを行う際に用いて好適なイン
ク・ジェット・プリンタにおけるインク残量検出機構に
関する。
普通紙などの紙類は勿論のこと、OHPシートあるいは
PVCシートなどのような各種の厚さの薄い媒体(メデ
ィア)や厚さの厚い媒体をも含むものとする。
よって全体の動作を制御され、シート上を移動するイン
ク・ヘッドに液体状のインクを供給し、供給されたイン
クをインク・ヘッドから吐出してインク・ジェット方式
により所定の印刷を行うようにしたインク・ジェット・
プリンタが知られている。
いては、インクを収容しているメイン・タンクからイン
ク・チューブを通して、インクを吐出するインク・ヘッ
ドにインクを供給するようになされている。
いるインクの量が所定の量以下になるとセンサー検出に
より、印刷をやめて交換をユーザーに促すようになされ
ている。
c〜200ccが一般的であるが、メイン・タンクが5
00ccなど大容量になってくると、残量が多いときと
少ないときのタンク内圧力差が大きくなり、インクの吐
出に影響がでてくる。
メイン・タンクとインク・ヘッドとの間に100ccな
どの従来用いていた少ない容量のタンクを配置して、メ
イン・タンクに収容されているインクを一時的にサブ・
タンクとして供給し、このサブ・タンクからインク・ヘ
ッドに供給することが考えられる。
ためのセンサーを配設し、印刷の進行に伴ってサブ・タ
ンクからインク・ヘッドにインクが排出されて、サブ・
タンクに収容されているインクの量が所定の量以下にな
ると、センサーの検知により、メイン・タンクからサブ
・タンクに所定の量のインクが補給される。
へのインクの補給が誤って過度になされるなどした場合
には、サブ・タンクに収容されているインクの量が適正
な量より多くなりすぎてしまい、サブ・タンク内の圧力
が上昇してインク・ヘッドからのインクの吐出に影響を
及ぼして、印刷結果が劣化する恐れがあった。
プリンタにおいては、インク・タンクに対しての残量検
出というのは、タンク内のインクの量が所定の量以下に
なったこと、即ち、インクの量が最小値に到達したこと
の検出しかなされていない。
が誤って過度になされるなどしても、サブ・タンク内の
インクの量が所定の量以上になったこと、即ち、インク
の量が最大値に到達したことを検出して、メイン・タン
クからサブ・タンクへのインクの補給を停止することが
できなかった。
ックになっているため、所定の量以上になった場合、そ
の容器は風船状に膨らむがその形は均一ではなく安定し
ていない。従って、その容器に貼り付けられたセンサー
用の移動板が大きく触れることになり正確な検出ができ
なかった。
うな従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、サブ・タンク内のイン
クの量が最大値に到達したことを精度良く検出するよう
にして、良好な印刷結果を得ることができるようにした
インク・ジェット・プリンタにおけるインク残量検出機
構を提供しようとするものである。
に、本発明のうち請求項1に記載の発明は、固定系のベ
ース部材と、上記ベース部材に一方の側が配設され、内
部に収容する液体状のインクの量の変化に応じて膨張ま
たは収縮自在な容器と、上記ベース部材との間に上記容
器が位置するようにして上記容器の他方の側に配設さ
れ、上記容器の膨張または収縮に応じて移動する移動部
材と、上記容器がインクの量の増加により膨張するのに
伴って移動する上記移動部材の一方の端部を検出する検
出手段と、上記容器がインクの量の増加により膨張する
のに伴って移動する上記移動部材の他方の端部が当接す
る当接部材とを有するようにしたものである。
明によれば、容器がインクの量の増加により膨張する
と、それに伴って移動する移動部材の他方の端部が当接
部材に当接した状態で、当該移動部材の一方の端部が検
出手段によって検出されるので、容器に収容されている
インクの量が最大値の到達したことを高精度に検出する
ことができる。このため、容器に収容されているインク
の量が適正な量より多くなりすぎてしまうことを回避し
て、良好な印刷結果を得ることができる。
は、固定系のベース部材と、上記ベース部材に一方の側
が配設され、内部に収容する液体状のインクの量の変化
に応じて膨張または収縮自在な容器と、上記ベース部材
との間に上記容器が位置するようにして上記容器の他方
の側に配設され、上記容器の膨張または収縮に応じて移
動する移動部材と、上記容器がインクの量の増加により
膨張するのに伴って移動する上記移動部材の一方の端部
を検出する第1の検出手段と、上記容器がインクの量の
減少により収縮するのに伴って移動する上記移動部材の
他方の端部を検出する第2の検出手段と、上記容器がイ
ンクの量の増加により膨張するのに伴って移動する上記
移動部材の他方の端部が当接する当接部材とを有するよ
うにしたものである。
明によれば、容器がインクの量の増加により膨張する
と、それに伴って移動する移動部材の他方の端部が当接
部材に当接した状態で、当該移動部材の一方の端部が第
1の検出手段によって検出されるとともに、容器がイン
クの量の減少により収縮すると、それに伴って移動する
移動部材の他方の端部が第2の検出手段によって検出さ
れるので、容器に収容されているインクの量が最大値の
到達したことと最小値に到達したことを高精度に検出す
ることができる。このため、容器に収容されているイン
クの量を適正な範囲で維持することができ、良好な印刷
結果を得ることができる。
発明によるインク・ジェット・プリンタにおけるインク
残量検出機構の実施の形態の一例を詳細に説明するもの
とする。
・プリンタにおけるインク残量検出機構の実施の形態の
一例を備えたインク・ジェット・プリンタの概略構成説
明図が示されている。なお、説明の都合上、この図1に
示す状態をインク・ジェット・プリンタの正面図とす
る。
は、図示しない支持部材の上端部に主走査方向に延長し
て配設された固定系の基台部材112と、基台部材11
2の左右両端で基台部材112に直交して配設された側
方部材114L、114Rと、側方部材114Rの下部
に配設された6つのメイン・タンク116と、6つのメ
イン・タンク116のそれぞれと補給チューブ117を
介して連結され側方部材114Rの内部に配設された6
つのサブ・タンク118と、6つのサブ・タンク118
のそれぞれから延長された6本のインク・チューブ12
0と、6本のインク・チューブ120を内部に挿通して
支持する管状のインク・チューブ・ガイド122と、左
右2つの側方部材114L、114Rを連結する中央壁
124と、中央壁124の壁面より基台部材112に平
行して突設されインク・チューブ・ガイド122を支持
する板状のインク・チューブ・ガイド受け部材126
と、中央壁124の壁面に平行して主走査方向に移動自
在に配設されたワイヤー128と、ワイヤー128に固
定的に配設されたインク・ヘッド・ホルダー130と、
インク・ヘッド・ホルダー130にシートに対向するよ
うにして配設された6つのインク・ヘッド132とを有
して構成されている。
タ100の全体の動作は、マイクロ・コンピューター2
00によって制御されている。
16−1〜116−6)はそれぞれ、同一の構成からな
り、異なる色彩の液体状のインクを収容するものであ
る。なお、この実施の形態においては、メイン・タンク
116の容量はおよそ500ccとなされている。
−1〜118−6)はそれぞれ、同一の構成からなり、
6つのメイン・タンク116−1〜116−6それぞれ
から補給される異なる色彩のインクを収容するものであ
る。
118aと背面118bとを備えた袋状体の本体部11
8cと、本体部118cの一端に設けられた排出口11
8dと、本体部118cの他端に設けられた補給口11
8eとを備えている。なお、本体部118cは、例え
ば、アルミパックにより形成されており、排出口118
ならびに補給口118eは、例えば、ポリアセタール
(POM)により形成されているものである。また、こ
の実施の形態においては、サブ・タンク118の容量は
およそ100ccとなされている。
18cの内部に収容される液体状のインクの量の変化に
応じて膨張または収縮自在なものである。
に形成されており、6つのサブ・タンク118−1〜1
18−6のそれぞれから延長されて、側方部材114R
に穿設された孔を貫通して側方部材114Rの外部へと
引き出され、さらに、インク・チューブ・ガイド122
の内部に挿通されて、それぞれ6つのインク・ヘッド1
32のいずれか1つへと至るものである。
〜116−6それぞれに収容された液体状のインクは、
対応する6つのサブ・タンク118−1〜118−6に
それぞれ一時的に収容され、6つのサブ・タンク118
−1〜118−6それぞれから6本のインク・チューブ
120それぞれを通って6つのインク・ヘッド132に
それぞれ供給されることになる。
れたインク・ヘッド・ホルダー130は、ワイヤー12
8がモーターなどの駆動装置(図示せず)によって巻き
取られて主走査方向に移動すると、このワイヤー128
の移動に伴って中央壁124の壁面に沿って主走査方向
で移動するものである。
に固定的に配設されたインク・ヘッド132は、インク
・ヘッド・ホルダー130の移動に伴って、シート上を
主走査方向に移動するものである。
ブ・ガイド122の内部に挿通されたインク・チューブ
120も、インク・チューブ・ガイド122とともに屈
曲移動するものである。
タンク118−1〜118−6はそれぞれ、本発明によ
るインク・ジェット・プリンタにおけるインク残量検出
機構10を備えており、以下、図2乃至図4を参照しな
がら、インク残量検出機構10について詳細に説明す
る。
においては、6つのサブ・タンク118−1〜118−
6それぞれに対応して6つのインク残量検出機構10が
配設されており、いずれも同一の構成を有するものであ
る。
4Rに固定的に配設されサブ・タンク118が取り付け
られるベース部材12と、ベース部材12の上方突部1
2fに配設された上方センサー14と、ベース部材12
の下方突部12gに配設された下方センサー16と、ベ
ース部材12が延設された当接部12eと、当接部12
eに端部18hが当接しサブ・タンク118に配設され
た移動板18とを有して構成されている。
成されており、側方部材114Rに固定される固定部1
2aと、固定部12aの縁部から直角に屈曲されて延設
され平滑な表面12bならびに裏面12cを備える取り
付け部12dと、固定部12aの取り付け部12dとは
反対側の縁部から直角に屈曲されて延設された当接部1
2eと、取り付け部12dの上方の端部から延設され上
方センサー14が配設される上方突部12fと、取り付
け部12dの裏面12cの下方側において突設され下方
センサー16が配設される下方突部12gと、取り付け
部12dの左方の縁部から直角に屈曲されて延設された
左方支持部12hと、取り付け部12dの右方の縁部か
ら直角に屈曲されて延設された右方支持部12iとを備
えている。
ならびに当接部12eの延長方向がインク・ジェット・
プリンタ100のZ軸(高さ)方向(即ち、重力方向)
に略一致するとともに、左方支持部12hがインク・ジ
ェット・プリンタ100の正面側(即ち、図1に示す状
態)に位置し、右方支持部12iがインク・ジェット・
プリンタ100の背面側に位置するようにして、固定部
12aが側方部材114Rに固定される。
面12mと取り付け部12dの表面12bとの間隔W
(図3参照)は、サブ・タンク118に収容されるイン
クの量が後述する最大値に到達したときの膨張したサブ
・タンク118の厚みに応じて寸法設定されているもの
である。
表面12bには、サブ・タンク118が背面118bを
表面12bに粘着テープなどにより密着されて固定的に
配設される。この際、サブ・タンク118の排出口11
8dがベース部材12の左方支持部12hに係止されて
支持されるとともに、サブ・タンク118の補給口11
8eがベース部材12の右方支持部12iに係止されて
支持される。
り、略矩形形状の平滑な表面18aならびに裏面18b
を備える中央部18cと、中央部18cの上方の縁部か
ら延設された上方柄部18dと、中央部18cの下方の
縁部から延設された下方柄部18eと、上方柄部18d
の端部に突設された上方遮蔽部18fと、下方柄部18
eの端部18hに突設された下方遮蔽部18gとを備え
ている。
がベース部材12の上方突部12f側に位置するととも
に、下方遮蔽部18gがベース部材12の下方突部12
g側に位置するようにして、裏面18bがベース部材1
2の取り付け部12dに配設されたサブ・タンク118
の正面118aに粘着テープなどにより密着されて、サ
ブ・タンク118に固定的に配設される。
移動板18の延長方向はインク・ジェット・プリンタ1
00のZ軸(高さ)方向(即ち、重力方向)に略一致す
るようになる(図3参照)。そして、移動板18の下方
柄部18eの端部18hの表面18i側は、ベース部材
12の当接部12eの内面12mと対向する。
ベース部材12の取り付け部12dの上方に穿設された
孔部12jを介して、取り付け部12dの表面12b側
と裏面12c側とを移動自在な位置に位置するようにな
る。一方、移動板18の下方遮蔽部18gは、ベース部
材12の取り付け部12dの下方に穿設された孔部12
k内に位置するようになる。
は、いずれも光センサーであり、光源からなる発光部1
4a,16aと受光素子からなる受光部14b,16b
とを備えている(図3(a)(b)ならびに図4(a)
(b)参照)。
する発光部14aと受光部14bとの間に、移動板18
の上方遮蔽部18fが移動自在なようにして取り付け部
12dの上方突部12fに固定的に配設されている。
部16aと受光部16bとの間に、移動板18の下方遮
蔽部18gが移動自在なようにして取り付け部12dの
下方突部12gに固定的に配設されている。
ンサー16の発光部14a,16aからは受光部14
b,16bに向けて光が出射されるものである。そし
て、発光部14a,16aから照射された光は、受光部
14b,16bにより受光される。
た光を受光部14b,16bが受光できない場合には、
発光部14a,16aと受光部14b,16bとを結ぶ
光路(図3(b)ならびに図4(a)に示す破線参照)
上に、発光部14a,16aから出射された光を遮蔽す
るものが存在することになる。
と受光部14bとを結ぶ光路に上方遮蔽部18fが存在
する場合には、上方センサー14によってその存在を検
出することができ、上方センサー14から所定の検出信
号がマイクロ・コンピューター200に出力される。
受光部16bとを結ぶ光路に下方遮蔽部18gが存在す
る場合には、下方センサー16によってその存在を検出
することができ、下方センサー16から所定の検出信号
がマイクロ・コンピューター200に出力される。
プリンタ100を用いてシート上に印刷を行う場合に
は、まず、給紙装置(図示せず)によって基台部材11
2上に供給されたシート上を、ワイヤー128の巻き取
りによるワイヤー128の移動に伴って、インク・ヘッ
ド・ホルダー130と一体化されたインク・ヘッド13
2が主走査方向に移動する。
チューブ120によって搬送されたインクを吐出し、吐
出されたインクの飛滴がシート上の所定の位置に落下し
て所定の印刷が行われる。
ン・タンク116からサブ・タンク118に補給口11
8eを介してインクを補給する。この際、サブ・タンク
118の本体部118cに収容されるインクの量は、所
定の量、即ち、予め設定された最大値の量となる(図3
参照)。なお、この実施の形態においては、サブ・タン
ク118に収容されるインクの量の最大値は50ccと
なされている。
ク118の排出口118dからインクを排出し、インク
・チューブ120によってインクをインク・ヘッド13
2に搬送すると、サブ・タンク118の本体部118c
に収容されているインクの量は最大値から徐々に減少す
る。
縮し、所定量の印刷が終了すると、サブ・タンク118
に収容されているインクの量は最小値(例えば、20c
c)になる。この際、サブ・タンク118の収縮によ
り、サブ・タンク118に配設されている移動板18が
矢印B方向(図3参照)に移動する。すると、移動板1
8の下方遮蔽部18gがべース部材12の孔部12k内
を表面12bから裏面12cに向かって移動し、下方遮
蔽部18gは下方センサー16の発光部16aと受光部
16bとの間に位置するようになる(図4に示す状
態)。
下方センサー16の発光部16aから出射された光を遮
蔽するので、下方センサー16は下方遮蔽部18gの存
在を検出して、所定の検出信号をマイクロ・コンピュー
ター200に出力する。
ているインクの量が最小値に到達するのに対応して、サ
ブ・タンク118の収縮に伴ってベース部材12に近づ
く方向で移動する移動板18の下方遮蔽部18gが下方
センサー16によって検出され、下方センサー16から
所定の検出信号がマイクロ・コンピューター200に出
力される。
は、下方センサー16から所定の検出信号に基づいて、
サブ・タンク118内のインクの量が最小値に到達した
ことを検出し、メイン・タンク116からサブ・タンク
118へのインクの補給を開始する。
8eからインクが補給されると、サブ・タンク118の
本体部118cに収容されているインクの量は最小値か
ら徐々に増加する。
張し、所定量のインクが補給されると、サブ・タンク1
18に収容されているインクの量は所定の量、即ち、最
大値の50ccになる。この際、サブ・タンク118の
膨張により、サブ・タンク118に配設されている移動
板18が矢印C方向(図4参照)に移動する。すると、
移動板18の上方遮蔽部18fがべース部材12の孔部
12j内を裏面12cから表面12bに向かって移動
し、上方遮蔽部18fは上方センサー14の発光部14
aと受光部14bとの間に位置するようになる(図3に
示す状態)。
上方センサー14の発光部14aから出射された光を遮
蔽するので、上方センサー14は上方遮蔽部18fの存
在を検出して、所定の検出信号をマイクロ・コンピュー
ター200に出力する。
ているインクの量が最大値に到達するのに対応して、サ
ブ・タンク118の膨張に伴ってベース部材12から離
れる方向で移動する移動板18の上方遮蔽部18fが上
方センサー14によって検出され、上方センサー14か
ら所定の検出信号がマイクロ・コンピューター200に
出力される。
は、上方センサー14から所定の検出信号に基づいて、
サブ・タンク118内のインクの量が最大値に到達した
ことを検出し、メイン・タンク116からサブ・タンク
118へのインクの補給を停止する。
18cに収容されるインクの量は、設定された最大値
(50cc)と最小値(20cc)との間の適正な範囲
で維持され、印刷の進行に伴うインクの量の減少とイン
クの補給とが繰り返される。
プリンタ100においては、インク残量検出機構10の
上方センサー14が、サブ・タンク118の膨張に伴っ
てベース部材12から離れる方向で移動する移動板18
の上方遮蔽部18fを検出するようにしたため、サブ・
タンク118に収容されているインクの量が最大値に到
達したことを検出することができる。
118の膨張に伴ってベース部材12から離れる方向で
移動する移動板18の端部18hが、ベース部材12の
当接部12eの内面12mに当接するので、移動板18
の揺動が抑制され、移動板18の裏面18bとベース部
材12の取り付け部12dの表面12bとが略平行して
位置するようになる。このため、サブ・タンク118の
膨張に伴ってベース部材12から離れる方向で移動する
移動板18の上方遮蔽部18fを検出を高精度で行うこ
とができ、サブ・タンク118に収容されているインク
の量が最大値に到達したことを一層高精度に検出するこ
とができる。
おける100ccの容量のサブ・タンク118におい
て、最大値50ccの場合に、およそ±5ccの精度で
インクの量が最大値に到達したことを検出することがで
きる。
構10によれば、サブ・タンク118に収容されている
インクの量が最小値に到達したことの検出は勿論のこ
と、サブ・タンク118に収容されているインクの量が
最大値に到達したことを高精度に検出することができる
ので、サブ・タンク118へのインクの補給が誤って過
度になされるなどことがない。
0においては、サブ・タンク118に収容されているイ
ンクの量が、最大値と最小値の間の適正な範囲で維持さ
れるので、インクが多すぎるためにサブ・タンク118
内の圧力が上昇してインク・ヘッド132からのインク
の吐出に影響を及ぼしたり、あるいは、インクが少なす
ぎるためにインクを全く吐出することができなかったり
して印刷結果が劣化するようなことはなく、良好な印刷
結果を得ることができる。
(1)乃至(4)に説明するように変形 (1)上記した実施の形態においては、インク残量検出
機構10には上方センサー14と下方センサー16とを
配設するようにしたが、これに限られるものではないこ
とは勿論であり、インク残量検出機構10に上方センサ
ー14のみが配設されるようにしてもよい。
れたインクのドット・カウントを行うようにして、上方
センサー14がサブ・タンク118に収容されているイ
ンクの量が最大値に到達したことを検出した後、所定数
のドットが計数されたときには所定量のインクがサブ・
タンク118から排出されているので、所定量のインク
をサブ・タンク118に補給するようにしてもよい。
場合には、良好な印刷結果を得ることができるともに、
インク残量検出機構10の構成をより簡素化して、コス
トの低減を実現することができる。
ンク118へのインクの補給のタイミングは、上記した
実施の形態のように最大値を検出しさらに最小値を検出
したときに限られることなしに、上方センサー14が検
出していた上方遮蔽部18fの存在を検出できなくなっ
たとき、即ち、サブ・タンク118に収容されているイ
ンクの量が最大値からはずれると直ちに補給するように
してもよい。
ンク残量検出機構10の当接部12eはベース部材12
と一体的に成形するようにしたが、これに限られるもの
ではないことは勿論であり、ベース部材12の取り付け
部12dの表面12bから間隔W(図3参照)の位置に
他の部材を配設するようにしてもよい。
発明によるインク・ジェット・プリンタにおけるインク
残量検出機構がインク・ジェット・プリント100にお
いて備えられるようにしたが、インク残量検出機構が配
設されるインク・ジェット・プリンタはこれに限られる
ものではないことは勿論であり、例えば、メイン・タン
ク116やサブ・タンク118などの総数は所望の印刷
に応じて変更し、サブ・タンク118の総数に応じたイ
ンク残量検出機構を配設するようにすればよい。
(1)乃至(3)に示す変形例は、適宜に組み合わせる
ようにしてもよい。
ているので、サブ・タンク内のインクの量が最大値に到
達したことを精度良く検出して、良好な印刷結果を得る
ことができるようになるという優れた効果を奏する。
けるインク残量検出機構の実施の形態の一例を備えたイ
ンク・ジェット・プリンタを示す概略構成説明図(正面
図)である。
けるインク残量検出機構の実施の形態の一例を示す概略
構成斜視説明図である。
クの量が最大値の場合を示す説明図であり、(a)は上
方センサーを中心に示した説明図であり、(b)は下方
センサーを中心に示した説明図である。
クの量が最小値の場合を示す説明図であり、(a)は上
方センサーを中心に示した説明図であり、(b)は下方
センサーを中心に示した説明図である。
材 128 ワイヤー 130 インク・ヘッド・ホルダー 132 インク・ヘッド 200 マイクロ・コンピューター
Claims (2)
- 【請求項1】 固定系のベース部材と、 前記ベース部材に一方の側が配設され、内部に収容する
液体状のインクの量の変化に応じて膨張または収縮自在
な容器と、 前記ベース部材との間に前記容器が位置するようにして
前記容器の他方の側に配設され、前記容器の膨張または
収縮に応じて移動する移動部材と、 前記容器がインクの量の増加により膨張するのに伴って
移動する前記移動部材の一方の端部を検出する検出手段
と、 前記容器がインクの量の増加により膨張するのに伴って
移動する前記移動部材の他方の端部が当接する当接部材
とを有するインク・ジェット・プリンタにおけるインク
残量検出機構。 - 【請求項2】 固定系のベース部材と、 前記ベース部材に一方の側が配設され、内部に収容する
液体状のインクの量の変化に応じて膨張または収縮自在
な容器と、 前記ベース部材との間に前記容器が位置するようにして
前記容器の他方の側に配設され、前記容器の膨張または
収縮に応じて移動する移動部材と、 前記容器がインクの量の増加により膨張するのに伴って
移動する前記移動部材の一方の端部を検出する第1の検
出手段と、 前記容器がインクの量の減少により収縮するのに伴って
移動する前記移動部材の他方の端部を検出する第2の検
出手段と、 前記容器がインクの量の増加により膨張するのに伴って
移動する前記移動部材の他方の端部が当接する当接部材
とを有するインク・ジェット・プリンタにおけるインク
残量検出機構。
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---|---|---|---|
JP2001310833A JP3789798B2 (ja) | 2001-10-09 | 2001-10-09 | インク・ジェット・プリンタにおけるインク残量検出機構 |
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JP2001310833A JP3789798B2 (ja) | 2001-10-09 | 2001-10-09 | インク・ジェット・プリンタにおけるインク残量検出機構 |
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JP3789798B2 JP3789798B2 (ja) | 2006-06-28 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009279878A (ja) * | 2008-05-23 | 2009-12-03 | Seiko I Infotech Inc | インクカートリッジ及び記録装置 |
JP2014140976A (ja) * | 2013-01-22 | 2014-08-07 | Roland Dg Corp | インクパックアダプターおよびインクジェットプリンタ |
-
2001
- 2001-10-09 JP JP2001310833A patent/JP3789798B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2009279878A (ja) * | 2008-05-23 | 2009-12-03 | Seiko I Infotech Inc | インクカートリッジ及び記録装置 |
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