JP2003111344A - モータ - Google Patents

モータ

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JP2003111344A
JP2003111344A JP2001306960A JP2001306960A JP2003111344A JP 2003111344 A JP2003111344 A JP 2003111344A JP 2001306960 A JP2001306960 A JP 2001306960A JP 2001306960 A JP2001306960 A JP 2001306960A JP 2003111344 A JP2003111344 A JP 2003111344A
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昌志 高橋
Noboru Otsuki
登 大槻
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K5/00Casings; Enclosures; Supports
    • H02K5/04Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
    • H02K5/16Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields
    • H02K5/173Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields using bearings with rolling contact, e.g. ball bearings
    • H02K5/1732Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields using bearings with rolling contact, e.g. ball bearings radially supporting the rotary shaft at both ends of the rotor

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータの全長を短くして、モータの小型化を
図る。 【解決手段】 ケース体1(第1のケース10)の一端
部を閉塞する底面部12よりも半径方向内側における励
磁コイル6との対向部分に、上記底面部12を軸方向内
側に向かって窪ませた凹陥部13を形成し、その凹陥部
13の半径方向内側に軸受保持部14を設け、当該軸受
保持部14に保持された軸受41によって回転軸2を支
持する。軸受41は、少なくとも一部が、上記底面部1
2よりも軸方向内側に位置するように保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業機器や家電機
器等に使用されるモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、図6及び図7に示されているよ
うに、従来のモータMは、モータケース100内に配設
されたステータSと、このステータSの内側において回
転自在に支持されたロータRとから概ね構成されてい
て、そのうちのステータSは、等角度間隔で中心に向か
って放射状に延出した複数本の突極を有するステータコ
ア6と、前記各突極にほぼ均一の幅をもって巻回された
励磁コイル6とを備えている。そのステータコア5の中
央には、上記ロータRを構成する回転軸2が貫通挿入さ
れる軸孔が形成されており、上記ロータRの回転軸2の
外周部分に固着された駆動マグネット3と対向するよう
に構成されている。
【0003】上記回転軸2は、前記モータケース100
の両端側に設けられた一対の軸受41,42によって回
転自在に支持されており、その回転軸2の一端側は、モ
ータケース100から外方側に突出して出力軸部2aを
形成している。
【0004】このとき、上記モータケース100は、カ
ップ状を呈しており、上記ステータS及びロータRの一
部を収納する第1のケース110と、一方の軸受42を
保持して前記第1のケース110の開口部を覆う第2の
ケース120とから構成されている。そして、上記第1
のケース110に形成された軸受保持部114は、底面
部112よりも軸方向外側に向かって突出するように膨
出形成されており、その内部側に第1の軸受41を保持
している。また、第2のケース120に形成された軸受
保持部124も同様にして、底面部122よりも軸方向
外側に向かって突出するように膨出形成されており、そ
の内部側に第2の軸受42を保持している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特に近年に
なって、産業機器や家電機器等の小型化が進むにつれ
て、モータ自体の小型化が要求されており、上述した従
来のモータMの場合では、モータケース100の底面部
112から軸受保持部114が突出した構成になされて
いるため、その分、モータMの全長が長くなってモータ
Mの小型化を阻害する要因となっている。
【0006】従来より、モータの全長を短縮する手段と
して、励磁コイル6をステータコア5の突極に巻回した
後に励磁コイル6の端面を押圧整形したり、あるいは励
磁コイル6の巻回数を少なくするなどして励磁コイル6
の軸方向高さを低くするなどして、モータケース100
の底面部112,122の位置を軸方向内側に移動させ
るようにした提案もなされている。
【0007】しかしながら、上述した従来の提案のよう
に、励磁コイル6の端面を押圧して整形すると、巻回後
の作業が必要となるばかりではなく、励磁コイル6が断
線する恐れが生じる。また、励磁コイル6の巻回数を少
なくすると所望のモータ性能を得られないといった問題
もある。
【0008】本発明は、以上のような実状に鑑み、モー
タの全長を短くしてモータの小型化を実現することので
きるモータを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明にかかるモータでは、ステータコア
を有するモータのケース体が、当該ケース体の一端側開
口部を閉塞する底面部と、該底面部よりも半径方向内側
における励磁コイルとの対向部分が軸方向内側に窪んだ
凹陥部と、該凹陥部よりも半径方向内側に形成された前
記軸受保持部とを備え、前記軸受が、少なくとも一部が
前記底面部よりも軸方向内側に位置するように保持され
ている。
【0010】すなわち、本発明によれば、ケース体の底
面部よりも半径方向内側における励磁コイルとの対向部
分に形成された凹陥部の半径方向中心側部分に軸受保持
部を配置することによって、ケース体の底面部からの軸
受保持部の突出量が最小限に抑えられることとなり、モ
ータの全長を短縮することができる。
【0011】また、本発明において、前記励磁コイルは
半径方向外側に向かうほど巻回数が多くなるように巻回
されていることによって軸方向の端面が内側に傾斜する
傾斜面を有し、前記ケース体の凹陥部は、前記傾斜面に
沿って軸方向内側に窪んでいることが好ましい。
【0012】かかる構成により、周方向における無駄な
スペースを生じることなく必要量の励磁コイルをステー
タコアに巻回できると共に、励磁コイルの軸方向の端面
が傾斜面となり、この傾斜面に沿ってケース体の凹陥部
を内側に窪ませるため、軸方向におけるスペースが有効
に利用されて軸受保持部の突出量を低減できる。その結
果、必要なコイル巻回量を維持したままでモータの全長
を短縮することができる。
【0013】また、本発明において、前記ステータコア
は突極ごとに周方向に分割された複数個の分割コアを環
状に配置して構成され、前記分割コアの各々に前記励磁
コイルが巻回されていることを特徴としている。
【0014】かかる構成により、各突極へのコイル巻回
作業が容易化できるとともに、モータ全体の体積効率が
良くて励磁コイルの占積率の高いモータを構成すること
が可能となる。
【0015】また、本発明において、前記ケース体は、
前記ステータコアを挟んで軸方向の両側にそれぞれ前記
底面部、前記凹陥部、及び前記軸受保持部を備え、前記
軸受保持部に保持された各軸受は、少なくとも一部が前
記底面部よりも軸方向内側に位置するように保持されて
いることを特徴としている。
【0016】かかる構成により、ケース体の軸方向両端
側に保持される各軸受の少なくとも一部がケース体の底
面部よりも軸方向内側に位置するので、モータの全長を
より一層短縮することが可能となる。
【0017】さらに、請求項5の発明にかかるモータで
は、ロータコアを有するモータのケース体が、当該ケー
ス体の一端側開口部を閉塞する底面部と、該底面部より
も半径方向内側における前記励磁コイルとの対向部分が
軸方向内側に窪んだ凹陥部と、該凹陥部よりも径方向内
側に形成された前記軸受保持部とを備え、前記凹陥部
は、少なくとも一部が前記励磁コイルよりも軸方向内側
に位置するように保持されていることを特徴とする。
【0018】本発明によれば、請求項1の発明にかかる
モータと同様に、ケース体の底面部よりも半径方向内側
における励磁コイルとの対向部分に凹陥部を形成し、そ
の半径方向内側に軸受保持部を設けることにより、ケー
ス体の底面部からの軸受保持部の突出量を最小限に抑え
ることができるため、モータの全長を短縮することが可
能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図5を参照しなが
ら本発明にかかるモータの実施形態について説明する。
なお、図6及び図7に示した従来のモータと共通する機
能を有する構成には同一の符号を付して説明する。
【0020】図1は、本発明にかかるモータM1の第1
の実施形態を示した縦断面図である。当該モータM1
は、ステータアッセンブリSとその内側に、回転駆動す
るように配置されたロータアッセンブリRとから概略構
成されたインナーロータ型のモータである。
【0021】図1において、ロータアッセンブリRは、
複数の段部を有する回転軸2と、この回転軸2における
最も大径部分の外周面に取り付けられた駆動マグネット
3とを備えている。回転軸2の図示右側の一端には、後
述するケース体1の軸受保持部14に保持された第1の
玉軸受41の内輪が装着されている。一方、回転軸2の
図示左側の他端側には、第2の玉軸受42の内輪が装着
されており、上記回転軸2は、それら第1及び第2の玉
軸受41,42によって回転自在に支承されている。ま
た、上述した回転軸2の他端側は、ケース体1よりも軸
方向外方に突出して出力軸部2aを形成している。
【0022】上記ステータアッセンブリSは、図2に示
すように、ケース体1の内周壁面に沿って周方向に配置
された基部53と、周方向に等角度間隔で上記基部53
から中心に向かって放射状に延出した複数本(本形態で
は、6本)の突極51と、それらの各突極51の内側先
端に形成された傘部52とを有するステータコア5を備
えており、上記各突極51には、励磁コイル6がそれぞ
れ巻回されている。また、上記ステータコア5の中心部
分には、ロータアッセンブリRの挿入を許容する軸孔が
形成されており、上記各傘部52の内周面が、前記駆動
マグネット3の外周面と所定の間隙を介して対向してい
る。
【0023】ここで、当該第1実施形態におけるステー
タコア5は、各突極51毎に分割された分割コア50を
環状に配設することにより構成されている。すなわち、
上記各分割コア50は、図3においても示すように、上
述した突極51と、その突極51の内端及び外端に形成
された傘部52及び基部53とを有するコア板が、軸方
向に複数枚積層されることにより形成されている。そし
て、前述した駆動マグネット3と対面する集磁面を除い
たほぼ全面が、インシュレータ54内に収容されて覆わ
れており、上記突極51のリブ部分に対して、前記イン
シュレータ54を介して励磁コイル6が巻回されてい
る。
【0024】ここで、上記傘部52がステータコア5の
内側に形成されるのに対して基部53はステータコア5
の外側に形成されるため、必然的に基部53の周方向の
幅は、傘部52の周方向幅よりも長くなっている。そこ
で、この第1実施形態では、励磁コイル6を半径方向外
側に向かうほど巻回数が多くなるように整列的に巻回し
ており、隣接する分割コア50に巻回された励磁コイル
6と干渉しない程度に限られたスペースを有効に活用し
て励磁コイル6の巻回数を多くしている。このように励
磁コイル6を半径方向外側に向かうほど巻回数が多くな
るように巻回すると、図1に示すように、励磁コイル6
における軸方向の両端面が、それぞれ内側に傾斜して傾
斜面6aが形成されることとなる。
【0025】一方、上述したように、ケース体1は、前
記励磁コイル6を巻回したステータコア5と、回転軸2
を支承する1対の玉軸受41,42、及び出力軸部2a
を除くロータアッセンブリRを収納しているものである
が、本実施形態におけるケース体1は、第1のケース1
0及び第2のケース20から構成されている。
【0026】より具体的には、上記第1のケース10は
カップ状を呈し、ステータコア5を囲繞する円筒部11
を備えているとともに、その円筒部11の軸方向一端側
(図1の左端側)を閉塞するようにして底面部12が設
けられており、その底面部12における半径方向内側の
部分、つまり、前記励磁コイル6と軸方向に対向してい
る部分には、軸方向内側に窪む方向に傾斜する壁面から
なる凹陥部13が設けられている。そして、その凹陥部
13の半径方向中心側部分には、軸受保持部14が連設
されており、当該軸受保持部14内に、上述した第1の
玉軸受41が装着されている。なお、本実施形態におけ
る上記第1及び第2のケース体10,20は、金属板を
プレス加工することによりそれぞれ形成されている。
【0027】このように、上記励磁コイル6を半径方向
外側に向かうほど巻回数が多くなるように巻回した結
果、励磁コイル6の軸方向の両端面が内側に傾斜して傾
斜面6aが形成されているのであるが、その励磁コイル
6の傾斜面6aに沿って、前記第1のケース10が軸方
向内側に窪ませられており、それによって、略すり鉢状
の凹陥部13が形成されているとともに、当該凹陥部1
3の内側に軸受保持部14が連接されている。
【0028】さらに詳細には、上記軸受保持部14にお
いては、前記凹陥部13の最も内側の部分から軸方向外
側に向かって鋭角状に折れ曲がるようにして円筒保持部
14aが膨出形成されており、その円筒保持部14aの
軸方向端部には、半径方向に延在する平面保持部14b
が設けられている。この平面保持部14bは、上述した
底面部12よりも軸方向にわずかに突出するよう位置し
ている。
【0029】そして、上記軸受保持部14の内部には第
1の玉軸受41が保持されているが、その玉軸受41
は、その大部分部が底面部12よりも軸方向内側に位置
するように保持されている。すなわち、軸受保持部14
を底面部12より軸方向内側に落とし込んで形成したこ
とにより、上述した励磁コイル6の傾斜面6aと回転軸
2との間に形成されたスペース内に、第1の玉軸受41
の大部分が存在することとなり、その結果、上記底面部
12からの軸受保持部14の突出量が最小限に抑えられ
て、その分、モータM1の全長が短縮されている。しか
も、上記励磁コイル6は、半径方向外側に向かうほど巻
回数が多くなるように巻回して占積率を高めているた
め、モータ効率が十分に確保されている。特に、幾重に
も巻回する各層の励磁コイル6を整列巻きすることによ
り、一層占積率が高まるとともに、凹凸の少ない傾斜面
6aが形成される。
【0030】なお、図1において符号7は、玉軸受41
に予圧を付与するための波座金を示している。また、符
号8は、励磁コイル6に電力を供給するためのモータ動
力線が接続された外部ターミナルを示しており、第1の
ケース10の円筒部11に設けられた孔を通じてモータ
の外部に導出されている。
【0031】一方、上述した第2のケース20は皿状を
呈し、締結部材15により第1のケース10の開口部に
取り付けられている。この第2のケース20の中央部に
は、前記底面部21よりも軸方向外側に膨出形成されて
第2の玉軸受42を保持する軸受保持部22が設けられ
ている。また、中心には回転軸2の出力軸部2aを突出
させる中心孔25が形成されている。
【0032】以上のように、第1の実施形態にかかるモ
ータM1は、第1のケース10の励磁コイル6との対向
部分に凹陥部13を形成しているため、第1のケース1
0の底面部12からの軸受保持部14の突出量を最小限
に抑えられ、モータM1の全長を短縮することができ
る。
【0033】また、励磁コイル6は半径方向外側に向か
うほど巻回数が多くなることによって軸方向の端面が内
側に傾斜する傾斜面6aを有し、凹陥部13は傾斜面6
aに沿って軸方向内側に窪んでいるため、周方向におけ
る無駄なスペースを生じることなく必要量の励磁コイル
6をステータコア5に巻回できると共に、軸方向におけ
るスペースが有効に利用されて軸受保持部14の突出量
を低減できる。その結果、必要なコイル巻回量を維持し
たままでモータM1の全長を短縮することができる。
【0034】さらに、本発明において、ステータコア5
は複数個の分割コア50から構成されているため、各突
極51へのコイル巻回作業が容易化できるとともに、モ
ータ全体の体積効率が良くて励磁コイル6の占積率の高
いモータを構成することができる。
【0035】図4は、本発明にかかるモータの第2の実
施形態を示した縦断面図である。図1に示した第1の実
施形態と共通する構成には同一の符号を付し、重複する
説明は省略する。
【0036】図4において、第2のケース20は底面部
22と、該底面部22よりも半径方向内側であってモー
タM2の内部側(軸方向内側)に窪んだ凹陥部23と、
凹陥部23よりもさらに半径方向内側に形成された軸受
保持部24を一体的に備えている。凹陥部24は励磁コ
イル6の傾斜面6aとの対向部分が当該傾斜面6aに沿
って軸方向内側に窪んでいて、その内側の軸受保持部2
4が第2の玉軸受42を保持している。当該第2の玉軸
受42は、少なくとも一部が底面部22よりも軸方向内
側に位置するように保持されている。なお、第1のケー
ス10は第1の実施形態と同一の構成をなしていて、第
1の玉軸受41は第1のケース10の軸受保持部14に
保持されている。
【0037】このように、ケース体1の軸方向両端側に
保持される各軸受41,42の少なくとも一部がケース
体1の底面部12,22よりも軸方向内側に位置するこ
とにより、モータM2の全長をより一層短縮することが
できる。
【0038】図5は、本発明にかかるモータの第3の実
施形態を示した縦断面図である。当該モータM3は、ブ
ラシ付き直流モータであるとともに、インナーロータ型
のモータである。
【0039】図5において、図示下方側が開放状態にあ
る第1のケース10と、この第1のケース10の開放部
を閉塞する第2のケース20とによってケース体1が構
成されている。第1のケース10の内周面には環状のマ
グネット3が固着されている。また、ケース体1の内部
には回転軸2に嵌合固定されたロータコア5’が内蔵さ
れ、このロータコア5’には励磁コイル6が巻回されて
いる。ロータコア5’の外周面は、前記マグネット3の
内周面と適宜の間隔をおいて対向している。回転軸2
は、ロータコア5’を貫通して延出しており、回転軸2
の図示上端側は第1のケース10に保持された滑り軸受
4によりロータコア5’と一体回転可能に軸支され、こ
の滑り軸受4からモータ外部M3に突出した部分が出力
軸部2aを構成している。また、回転軸2の下端側部分
には前記励磁コイル61と電気的に接続された整流子ユ
ニット91が挿嵌されている。さらに、第2のケース2
0にはブラシ92を保持したブラシホルダ93が固定さ
れ、当該ブラシ92が前記整流子ユニット91に当接し
て所定の電流を供給している。
【0040】この第3の実施形態において、第1のケー
ス10はカップ状を呈しており、円筒部11と、底面部
12と、底面部12よりも半径方向内側における励磁コ
イル6’との対向部分が軸方向内側に窪んだ凹陥部13
と、該凹陥部13よりも半径方向内側に形成された軸受
保持部14とを備えている。軸受4は軸方向に分離した
2個の軸受部を一体に有し、第1のケース10の底面部
12よりも軸方向内側に位置するように保持されてい
て、その下端側は、ロータコア51の切欠部5’aにま
で侵入している。本実施形態の励磁コイル6’は、前記
実施形態の励磁コイル6のようなほぼ均一な傾斜角度の
傾斜面を有していないが、励磁コイル6’の端面から内
側の側面にかけて半径方向内側に行くほど低くなってい
る。そして、前記凹陥部13は、励磁コイル6’とロー
タコア5’と軸受4とで画成される空間に入り込むよう
に窪んでいる。すなわち、凹陥部13を形成するケース
内面は、上記励磁コイル6’の図示上面より軸方向下側
まで入り込んでいる。その結果、第1のケース10の底
面部12からの軸受保持部14の突出量を最小限に抑え
ることができる。モータM3の全長を短縮することが可
能となる。
【0041】以上、本発明者によってなされた発明を実
施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実
施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変形可能であるというのは言うまでもな
い。
【0042】たとえば、第1及び第2の実施形態に示し
たモータM1,M2では、軸受保持部14に保持された
第1及び第2の玉軸受41,42によって回転軸2を軸
支しているが、これらの玉軸受に替えて焼結含油軸受等
の滑り軸受を用いても良い。
【0043】また、第1及び第2の実施形態に示したモ
ータM1,M2を構成するステータコア5は分割コア5
0であるが、一体コアを用いても良い。
【0044】さらに、上記第1乃至第3の実施形態で
は、ステータアッセンブリSの内側でロータアッセンブ
リRが回転するインナーロータ型のモータを示したが、
アウターロータ型のモータに本発明を適用することもで
きる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ケース体の底面部よりも半径方向内側における励磁コイ
ルとの対向部分に凹陥部を形成し、その半径方向内側に
軸受保持部を設けることにより、ケース体の底面部から
の軸受保持部の突出量を最小限に抑えることができるた
め、モータの全長を短縮することができる。
【0046】また、本発明において、励磁コイルは軸方
向の端面が内側に傾斜する傾斜面を有し、ケース体の凹
陥部を傾斜面に沿って軸方向内側に窪ませることによ
り、モータ性能を劣化させることなく、必要なコイル巻
回量を維持したままでモータの全長を短縮することがで
きる。
【0047】また、本発明において、ステータコアは突
極ごとに周方向に分割された複数個の分割コアを環状に
配置して構成され、分割コアの各々に励磁コイルが巻回
されているので、各突極へのコイル巻回作業が容易化で
きるとともに、モータ全体の体積効率が良くて励磁コイ
ルの占積率の高いモータを構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるにモータの実施形態1を示す縦
断面図である。
【図2】同上実施形態1の横断面図である。
【図3】同上実施形態1における分割コア単体を示す平
面図である。
【図4】本発明にかかるにモータの実施形態2を示す縦
断面図である。
【図5】本発明にかかるにモータの実施形態3を示す縦
断面図である。
【図6】従来のモータを示す縦断面図である。
【図7】同上従来のモータの横断面図である。
【符号の説明】
1 ケース体 2 回転軸 3 駆動マグネット 4,41,42 軸受 5 ステータコア 5’ ロータコア 6,6’ 励磁コイル 6a 傾斜面 10 第1のケース 12 底面部 13 凹陥部 14 軸受保持部 20 第2のケース 50 分割コア 51 突極 M1,M2,M3 モータ R ロータアッセンブリ S ステータアッセンブリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H605 BB05 BB09 BB10 CC02 CC04 CC10 EB10 EB16 GG12 5H621 BB10 HH01 JK07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース体と、そのケース体の一端側開口
    部を閉塞する底面部と、上記底面部の略中心部分に配置
    された軸受保持部と、該軸受保持部内に装着された軸受
    と、その軸受によって回転自在に支承された回転軸と、
    上記回転軸の外周に取り付けられた駆動マグネットと、
    該駆動マグネットの半径方向外方側に所定の間隙を介し
    て固定配置されたステータコアと、そのステータコアに
    巻回された励磁コイルと、を備えたモータにおいて、 上記ケース体の底面部における前記励磁コイルと軸方向
    に対向する部分に、当該底面部を軸方向内側に向かって
    窪ませた凹陥部が形成され、 その凹陥部の半径方向中心側部分に、前記軸受保持部が
    連設されていることによって、前記軸受の少なくとも一
    部が、前記底面部よりも軸方向内側に位置するように保
    持されていることを特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 前記励磁コイルは、半径方向外側に向か
    うほど巻回数が多くなるように巻回されていることによ
    って軸方向の端面が中心側に向かって窪むように傾斜す
    る傾斜面を有し、 前記ケース体の凹陥部は、前記励磁コイルの傾斜面に沿
    って軸方向内側に窪んでいることを特徴とする請求項1
    記載のモータ。
  3. 【請求項3】 前記ステータコアは、突極ごとに周方向
    に分割された複数個の分割コアを環状に配置して構成さ
    れ、 前記分割コアの各々に前記励磁コイルが巻回されている
    ことを特徴とする請求項1または2記載のモータ。
  4. 【請求項4】 前記ケース体は、前記ステータコアを挟
    んで軸方向の両側にそれぞれ前記底面部、前記凹陥部、
    及び前記軸受保持部を備え、 前記軸受保持部に保持された各軸受は、少なくとも一部
    が前記底面部よりも軸方向内側に位置するように保持さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいず
    れかの項に記載のモータ。
  5. 【請求項5】 回転軸と、前記回転軸の外周に取り付け
    られ前記回転軸と一体に回転するロータコアと、前記ロ
    ータコアに巻回された励磁コイルと、前記ロータコアの
    外方に所定の間隙を介して固定配置された駆動マグネッ
    トと、前記回転軸を回転自在に支持する軸受と、前記軸
    受を保持する軸受保持部を有するとともに前記駆動マグ
    ネットを内周面に装着したケース体とを備えたモータに
    おいて、 前記ケース体は、そのケース体の一端側開口部を閉塞す
    る底面部と、該底面部よりも半径方向内側における前記
    励磁コイルとの対向部分が軸方向内側に窪んだ凹陥部
    と、該凹陥部よりも径方向内側に形成された前記軸受保
    持部とを備え、 前記凹陥部は、少なくとも一部が前記励磁コイルよりも
    軸方向内側に位置するように保持されていることを特徴
    とするモータ。
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