JP2003111127A - 無線通信装置 - Google Patents

無線通信装置

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JP2003111127A JP2001296883A JP2001296883A JP2003111127A JP 2003111127 A JP2003111127 A JP 2003111127A JP 2001296883 A JP2001296883 A JP 2001296883A JP 2001296883 A JP2001296883 A JP 2001296883A JP 2003111127 A JP2003111127 A JP 2003111127A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線通信を司る屋外装置とネットワーク通信
を司る屋内装置とを接続して構成される無線通信装置で
効率化を図る。 【解決手段】 屋内装置を収容することが可能な複数の
屋内装置収容部と各屋内装置収容部毎に収容された屋内
装置に対して現用系と予備用系とのいずれかを特定させ
る情報を供給する現用系予備用系特定情報供給手段とを
備えた屋内装置収容器2と、自己を収容した屋内装置収
容器2から供給される情報を入力する供給情報入力手段
と入力した情報に基づいて現用系と予備用系とのいずれ
かを特定する現用系予備用系特定手段と特定した系とし
て動作を行う現用系予備用系動作制御手段とを備えた屋
内装置3a〜3dとを用いて、無線通信装置を構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現用系と予備用系
の二重化された構成を有する無線通信装置に関し、特
に、屋外装置と屋内装置とから構成される無線通信装置
の屋内装置などに関する。
【0002】
【従来の技術】近年の無線通信システムの発達により種
々な形式の無線通信装置が実用化されており、その一形
式として、無線通信を司る屋外装置(ODU:OutD
oorUniteとも称せられる)とネットワーク通信
を司る屋内装置(IDU:InDoor Uniteと
も称せられる)とを同軸ケーブルなどでケーブル接続し
て構成した無線通信装置が用いられている。
【0003】このような屋外装置と屋内装置をケーブル
接続した形式の無線通信装置は、例えば、移動体通信シ
ステムの基地局装置として用いることができ、アンテナ
を有した屋外装置を鉄塔やビルの屋上などの高所に設置
し、屋内装置を制御室などの屋内に設置することによ
り、アンテナを有した無線通信機能部を小型軽量化して
高所への設置を容易にし、バックボーンネットワークな
どのネットワークとの通信処理や制御機能を司る部分を
風雨から保護した環境に設置することがきる。
【0004】また、近年、加入者系無線アクセスシステ
ム(FWA:Fixed Wireless Acce
ssとも称せられる)も実用化されており、当該システ
ムでは、加入者局装置をコンピュータ等の加入者端末装
置を収容したLANなどの加入者ネットワークに接続
し、基地局装置を公衆回線網やインターネットに接続し
て、加入者局装置と基地局装置との間の無線通信により
加入者ネットワークを公衆回線網などに接続できるよう
にし、また、基地局装置が中継制御を行うことにより同
一の基地局装置に収容された異なる加入者局装置間で通
信を行うこともできるようにしている。
【0005】このような加入者系無線アクセスシステム
では、例えば1つの基地局装置に対して幾つかの加入者
局装置を収容し、各加入者局装置を加入者宅に固定設置
するが、これら加入者局装置も、屋外装置と屋内装置を
ケーブル接続した形式の無線通信装置で構成し、アンテ
ナを有した屋外装置を加入者宅のビルの屋上などの高所
に設置し、屋内装置を加入者宅の屋内に設置して、屋外
装置により基地局装置と無線通信を行い、屋内装置によ
り加入者ネットワークとの通信を行うようにしている。
【0006】このように、近年では、屋外装置と屋内装
置とに分離された構成を有する無線通信装置を備えた加
入者系無線アクセスシステムが開発等されている。ま
た、加入者系無線アクセスシステムには基地局装置と加
入者局装置とが1対1で通信するP−P(Point
to Point)システムもあるが、上記のように基
地局装置と加入者局装置とが1対多(複数)で通信する
P−MP(Point to Multi Poin
t)システムでは、基地局装置に障害が発生してしまう
と当該基地局装置に収容される全ての加入者局装置の通
信に支障が生じてしまうため、特に信頼性が要求され
る。
【0007】このような信頼性を確保するため、屋外装
置と屋内装置とをケーブル接続して構成される基地局装
置などの無線通信装置に関して、現用系の屋外装置及び
屋内装置と予備用系の屋外装置及び屋内装置を設けて、
障害の発生時に現用系の屋外装置及び屋内装置と予備用
系の屋外装置及び屋内装置とを切り替える二重化方法が
検討等されている。
【0008】また、近年の無線通信システムでは、周波
数帯域の有効利用などの要請から基地局装置はセクタ構
成となっている場合が多い。例えば、120度ビームの
指向性アンテナを備える無線装置を3つ用意して、これ
ら3つのアンテナで水平面内360度すべての方向を通
信エリアとするものである。この場合、1つの基地局装
置はこれら3つのアンテナと3つの無線装置で構成され
ていると考えることができる。このようなセクタ構成の
基地局装置を二重化する場合、従来では、3つの無線装
置それぞれを二重化し、全体として無線装置を6個用い
る方法がとられていた。
【0009】具体的には、例えばP−MPシステムで
は、1つの基地局装置が複数の加入者局装置と通信する
ことから、基地局装置のサービスエリアが広い範囲をカ
バーすることが必要となり、通常、サービスエリアを幾
つかのセクタに分けて構成する。例えば、基地局装置の
周辺の全周360度のエリアをカバーするために90度
ずつの4セクタを用いてサービスエリアを構成する場合
を考えると、この場合には、現用系を構成するために4
つの屋外装置と4つの屋内装置が用いられ、予備用系を
構成するために4つの屋外装置と4つの屋内装置が用い
られる。
【0010】図7には、セクタ構成を有する無線基地局
装置における二重化方法の従来例を示してある。図示の
例は4セクタ構成であり、現用系は4つの屋内装置61
a、61c、61e、61gとこれにケーブル62a、
62c、62e、62gを介して接続された4つの屋外
装置63a、63c、63e、63gから構成される。
また、このような無線基地局装置において、屋外装置と
屋内装置との両方を二重化するために、予備用系につい
ても、4つの屋内装置61b、61d、61f、61h
とこれにケーブル62b、62d、62f、62hを介
して接続された4つの屋外装置63b、63d、63
f、63hを使用している。なお、各屋外装置63a〜
63hには、無線通信を行うためのアンテナ64a〜6
4hが備えられている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
基地局装置の二重化方法では、現用系の屋外装置及び屋
内装置を二重化するために、予備用系にも現用系と同数
の屋外装置及び屋内装置を設けているため、設備コスト
が大きくなってしまうといった不具合があった。また、
現用系と予備用系とでそれぞれの系に対応した異なる機
能を有する別々な装置が必要となることから、通信事業
者が代替予備装置として保管することが必要となる機種
数が増加してしまうといった不具合があった。
【0012】また、本発明において着目した点である
が、屋内装置は屋内にまとめて設置されることが多く、
その配置の制限は小さいことから、予備用系の屋内装置
を共用化することが可能であり、また、複数の屋内装置
を屋内の1箇所にまとめて設置するようなことが可能で
あると考えられるが、屋外装置はビルの屋上などの屋外
に設置されることが多く、また、複数セクタの構成が用
いられる場合には各セクタに対応した屋外装置は通常は
別々な方向(方角)に向けて設置されるため、予備用系
の屋外装置を共用化することは現実では困難であると考
えられ、屋外装置を二重化する場合には現用系と予備用
系とで1対1で二重化する必要性が高いと考えられる。
【0013】そして、このように予備用系の共用化を行
うことが可能であると考えられる屋内装置について、ど
のようにして現用系及び予備用系の屋内装置を収容する
かといったことや、どのようにして現用系と予備用系と
の区別や切替を行うかといったことなどを検討して効率
化を図ることが必要であった。
【0014】本発明は、このような従来の事情に鑑みな
されたもので、無線通信を司る屋外装置とネットワーク
通信を司る屋内装置とを接続して構成される無線通信装
置において、現用系を予備用系により効率よくバックア
ップすることなどができる無線通信装置を提供すること
や、屋内装置に関してその収容や現用系と予備用系との
区別や現用系と予備用系との切替などを効率化させるこ
とができる屋内装置収容器や屋内装置を提供することを
目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る無線通信装置では、無線通信を司る屋
外装置とネットワーク通信を司る屋内装置とを接続した
無線通信系を設けた構成において、次のようにして、現
用系と予備用系とを備えた。すなわち、現用系として動
作を行うか或いは予備用系として動作を行うかを特定し
て当該特定した系として動作を行う機能を有した屋内装
置を用いて、複数の現用の屋内装置と、これら複数の現
用の屋内装置に対する1つの予備用の屋内装置とを設け
た。
【0016】従って、複数の現用の屋内装置を1つの予
備用の屋内装置により二重化して、複数の現用の屋内装
置を1つの予備用の屋内装置によりバックアップするこ
とが可能な構成としたため、現用系を予備用系により効
率よい構成でバックアップすることができる。また、動
作すべき系を特定して当該特定した系の動作を行う機能
を有した屋内装置を現用系と予備用系とで共通化して用
いることにより、例えば現用の屋内装置と予備用の屋内
装置とでハードウエアやソフトウエアの構成を共通化す
ることができ、これにより、設備コストを削減すること
や、通信事業者により代替予備装置として保管すること
が必要となる機種数を削減することができる。
【0017】なお、上述のように、本発明では、予備用
系の屋内装置については共用化することが現実的に可能
であることに着目しており、また、本発明では、複数の
現用の屋内装置について一度に2以上の屋内装置に障害
が発生するような可能性は極めて低いことに着目してい
る。
【0018】ここで、無線通信装置としては、例えば加
入者系無線アクセスシステムに設けられて複数セクタの
構成を有する基地局装置に適用されるのが好ましいが、
種々な無線通信装置に適用されてもよい。また、屋外装
置や屋内装置としては、種々な装置が用いられてもよ
い。また、屋外装置により行われる無線通信や、屋内装
置により行われるネットワーク通信としては、種々な通
信が用いられてもよい。また、屋外装置と屋内装置と
は、例えば有線のケーブルなどを介して通信可能に接続
される。
【0019】また、1つの無線通信系は1つの屋外装置
と1つの屋内装置とを接続して構成され、例えば、複数
の現用の屋内装置と複数の現用の屋外装置とから複数の
現用の無線通信系が構成され、1つの予備用の屋内装置
と現用の屋外装置と同数の屋外装置のそれぞれとから予
備用の無線通信系が構成される。
【0020】また、以下では、屋内装置に関してその収
容や現用系と予備用系との区別や現用系と予備用系との
切替などを効率化させることができる本発明に係る屋内
装置収容器や本発明に係る屋内装置を示す。以下に示す
本発明に係る屋内装置収容器や本発明に係る屋内装置
は、例えば上記のように複数の現用の屋内装置を1つの
予備用の屋内装置によりバックアップするような構成に
適用されるのに好適なものであるが、例えば他の構成に
適用することも可能なものであり、必ずしも上記のよう
な構成には限定されず、種々な構成に適用されてもよ
い。
【0021】本発明に係る屋内装置収容器は、無線通信
を司る屋外装置とネットワーク通信を司る屋内装置とを
接続して構成される無線通信装置の屋内装置を複数収容
することが可能なものであり、次のようにして、屋内装
置を収容などする。すなわち、屋内装置を収容すること
が可能な複数の屋内装置収容部を備えて、各屋内装置収
容部により屋内装置を収容し、現用系予備用系特定情報
供給手段が各屋内装置収容部毎に収容された屋内装置に
対して現用系と予備用系とのいずれかを特定させる情報
を供給する。
【0022】従って、例えば複数の屋内装置を1つの屋
内装置収容器により収容することが可能であるため、現
用及び予備用の屋内装置を屋内の1箇所にまとめて設置
するようなことを簡易な構成で実現することができ、且
つ、各屋内装置収容部毎に屋内装置に対して現用系と予
備用系とのいずれかを特定させる情報が供給されるた
め、屋内装置に関して現用系と予備用系との区別を容易
化することができる。
【0023】なお、本発明に係る屋内装置収容器におい
て、3以上の屋内装置収容部を備え、現用系予備用系特
定情報供給手段が複数の屋内装置収容部の中の1つのみ
の屋内装置収容部において屋内装置に対して予備用系を
特定させる情報を供給して他の屋内装置収容部において
屋内装置に対して現用系を特定させる情報を供給するよ
うな構成とすることにより、複数の現用の屋内装置を1
つの予備用の屋内装置によりバックアップする構成に対
応することができる。
【0024】ここで、屋内装置収容器により収容するこ
とが可能な複数の屋内装置の数としては、種々な数が用
いられてもよい。また、本発明では、例えば1つの屋内
装置収容部が1つの屋内装置を収容する構成であり、こ
の場合、複数の屋内装置収容部の数と同数の屋内装置を
収容することが可能である。また、屋内装置収容部とし
ては、屋内装置を収容することが可能であれば、種々な
形状や大きさなどのものが用いられてもよい。また、屋
内装置収容器としては、例えば小型化した方が省スペー
ス化のために好ましいと考えられるが、種々な形状や大
きさなどのものが用いられてもよい。
【0025】また、現用系と予備用系とのいずれかを特
定させる情報(現用系予備用系特定情報)としては、屋
内装置収容部に収容された屋内装置に対して現用系と予
備用系とのいずれかを特定させることができれば、種々
な情報が用いられてもよく、具体的には、例えば現用系
を特定させる情報と予備用系を特定させる情報とを使い
分けて用いることができる。
【0026】また、現用系予備用系特定情報供給手段と
しては、種々なものが用いられてもよく、例えば屋内装
置収容部に収容された屋内装置に対して金属のコネクタ
などを介して現用系予備用系特定情報を示す電圧信号な
どを供給する機能などを用いて構成することができる。
【0027】また、本発明に係る屋内装置は、無線通信
を司る屋外装置とネットワーク通信を司る屋内装置とを
接続して構成される無線通信装置の屋内装置であり、例
えば上記したような屋内装置収容器により収容された場
合に、次のようにして、現用系或いは予備用系を特定な
どする。すなわち、供給情報入力手段が当該屋内装置を
収容した屋内装置収容器から供給される情報を入力し、
現用系予備用系特定手段が供給情報入力手段により入力
された情報に基づいて現用系と予備用系とのいずれかを
特定し、現用系予備用系動作制御手段が現用系予備用系
特定手段により特定された系として動作を行う。
【0028】従って、例えば上記したような屋内装置収
容器により収容された場合に、当該屋内装置収容器から
供給される情報に基づいて現用系或いは予備用系が特定
されて特定された系として動作が行われるため、屋内装
置に関して現用系と予備用系との区別を容易化すること
ができる。具体的には、屋内装置では現用系として動作
すべきなのか或いは予備用系として動作すべきなのかを
容易に認識することができ、認識した系として動作を開
始することを自動的に実行することができる。このよう
な屋内装置では、例えば現用系と予備用系とで共通の装
置を用いることが可能となり、非常に効率的である。
【0029】ここで、屋内装置収容器から供給される情
報としては、例えば上記したような屋内装置収容器の各
屋内装置収容部毎に供給される現用予備用特定情報を用
いることができる。また、供給情報入力手段としては、
種々なものが用いられてもよく、例えば屋内装置収容器
から金属のコネクタなどを介して現用系予備用系特定情
報を示す電圧信号などを入力する機能などを用いて構成
することができる。
【0030】また、現用系予備用系動作制御手段は、現
用系予備用系特定手段により現用系が特定された場合に
は現用系として動作を行い、現用系予備用系特定手段に
より予備用系が特定された場合には予備用系として動作
を行う。
【0031】また、本発明に係る屋内装置では、上記の
ような構成において、現用系予備用系動作制御手段は、
予備用系として動作を行う場合に、現用系の屋内装置と
の間で情報を通信し、当該情報通信に基づいて現用系の
屋内装置に障害が発生したことを判定したときには、当
該現用系の屋内装置に代わって当該現用系の屋内装置の
動作を引き継いで行う。
【0032】従って、予備用系の動作時に現用系の屋内
装置との間で行われる情報通信に基づいて現用系の屋内
装置に障害が発生したことが判定されたときには当該現
用系の屋内装置の動作を代わって引き継ぐことが行われ
るため、現用系の屋内装置に障害が発生した場合にその
動作を自動的に引き継いでその動作が正常に継続される
ことを保証することができる。
【0033】ここで、予備用系の屋内装置により行われ
る現用系の屋内装置との情報通信のタイミングとして
は、種々なタイミングが用いられてもよく、好ましい態
様例として、定期的なタイミングを用いることができ
る。なお、定期的な情報通信のタイミング(当該定期
的)としては、種々なタイミングが用いられてもよい。
また、情報通信される情報としては、例えば障害の発生
に関する情報などの種々な情報が用いられてもよい。
【0034】また、現用系の屋内装置との間で行われる
情報通信に基づいて現用系の屋内装置に障害が発生した
ことを判定する仕方としては、種々な仕方が用いられて
もよく、例えば現用系の屋内装置から障害が発生したこ
とを通知する情報を受信したことに基づいて障害の発生
を判定する仕方や、例えば現用系の屋内装置に対して発
した要求に対する応答が当該現用系の屋内装置から受信
されなかったことに基づいて障害の発生を判定する仕方
などを用いることができる。
【0035】また、本発明に係る屋内装置では、上記の
ような構成において、現用系予備用系動作制御手段は、
予備用系として動作を行う場合に、正常に動作を行って
いる現用系の屋内装置との間の情報通信により当該現用
系の屋内装置の動作に用いられるパラメータ情報を取得
して保存し、当該現用系の屋内装置に代わって当該現用
系の屋内装置の動作を引き継いで行うに際して保存した
パラメータ情報を用いる。
【0036】従って、正常に動作を行っている現用系の
屋内装置から取得したパラメータ情報を用いて当該現用
系の屋内装置の動作を代わって引き継ぐことが行われる
ため、障害が発生する前に現用系の屋内装置により用い
られていたパラメータと同じパラメータを用いて障害の
発生後にその動作を引き継ぐことができ、これにより、
障害が発生した現用系の屋内装置の動作を正確に引き継
いでその動作が正常に継続されることを保証することが
できる。
【0037】ここで、パラメータ情報としては、現用系
の屋内装置の動作に用いられる種々な情報が用いられて
もよい。また、パラメータ情報を保存することは、例え
ばパラメータ情報をメモリに記憶させることにより実現
することができる。
【0038】また、本発明に係る屋内装置では、上記の
ような構成において、現用系予備用系動作制御手段は、
現用系の屋内装置に代わって当該現用系の屋内装置の動
作を行う場合に、保存したパラメータ情報を更新し、当
該現用系の屋内装置の動作が再開されるときに、更新し
たパラメータ情報を当該現用系の屋内装置に対して送信
する。
【0039】従って、現用系の屋内装置に代わってその
動作が行われる場合に保存したパラメータ情報が更新さ
れて、当該現用系の屋内装置の動作が再開されるときに
当該更新後のパラメータ情報が当該現用系の屋内装置に
対して送信されるため、現用系の屋内装置が障害により
動作を停止している間にも装置の使用状況の変化などに
応じてパラメータ情報を更新することができ、また、こ
のような更新後のパラメータ情報を、動作を再開する当
該現用の屋内装置に対して供給することができる。
【0040】また、本発明に係る屋内装置では、現用系
予備用系動作制御手段は、現用系の屋内装置に代わって
当該現用系の屋内装置の動作を行うに際して、当該現用
系の屋内装置が有するネットワーク通信機能が無効とな
るように制御する。
【0041】従って、現用系の屋内装置に障害が発生し
てその動作が引き継がれる場合には、当該現用系の屋内
装置が有するネットワーク通信機能が無効とされるた
め、例えば障害が発生した現用系の屋内装置によりネッ
トワーク通信が行われてしまってネットワーク通信に異
常が引き起こされてしまうようなことを防止することが
でき、正常なネットワーク通信を保証することができ
る。
【0042】また、本発明に係る屋内装置では、現用系
予備用系動作制御手段は、現用系の屋内装置に代わって
当該現用系の屋内装置の動作を行うに際して、当該現用
系の屋内装置に与えられたネットワーク通信におけるア
ドレスを用いてネットワーク通信する。
【0043】従って、現用系の屋内装置の動作を引き継
ぐ場合に当該現用系の屋内装置に与えられたネットワー
ク通信におけるアドレスを用いてネットワーク通信する
ことが行われるため、障害が発生した現用系の屋内装置
に代わって当該現用系の屋内装置のネットワーク通信の
動作を正常に引き継ぐことができる。
【0044】
【発明の実施の形態】本発明に係る一実施例を図面を参
照して説明する。なお、本例では、好ましい態様例とし
て、加入者系無線アクセスシステムに設けられて、屋外
装置と屋内装置とをケーブルを介して接続して構成され
て、複数のセクタ構成を有する基地局装置に本発明を適
用した場合を示す。図1には、本発明を適用したIDU
収容ラック2を設けた架1の一例を示してあり、この架
1には、例えばその縦(高さ)方向の中央付近の位置
に、複数の屋内装置をIDUユニット3a〜3dの形で
収容することが可能なIDU収容ラック2が設けられて
いる。
【0045】また、同図には、本発明を適用した複数の
IDUユニット3a〜3dの一例を示してあり、各ID
Uユニット3a〜3dは、例えばそれぞれ1つの屋内装
置の機能を内部に有しており、IDU収容ラック2に収
容し易いように立方体の形状で構成されている。なお、
本例では、各IDUユニット3a〜3dは、内部の機能
や外形に関して、全く同一の構成を有しており、つま
り、共通のものである。
【0046】同図に示されるように、本例では、IDU
収容ラック2の前面が空けられており、当該前面からI
DUユニット3a〜3dを入れて、当該IDU収容ラッ
ク2の横方向に複数のIDUユニット3a〜3dを並べ
て収容することが可能な構成となっている。
【0047】また、図示は省略したが、本例では、ID
U収容ラック2に収容される各IDUユニット3a〜3
dにはネットワークが接続され、当該ネットワークを介
して各IDUユニット3a〜3dがネットワーク管理シ
ステムにより管理される。また、IDU収容ラック2に
収容されるIDUユニット3a〜3dの中で現用系のも
のにはケーブルを介して現用の屋外装置が接続される。
そして、現用系として動作するIDUユニット3a〜3
dでは、例えばネットワークから受信した情報をケーブ
ル接続された屋外装置のアンテナから無線送信すること
や、ケーブル接続された屋外装置のアンテナにより無線
受信された情報をネットワークへ送信することなどを行
う。
【0048】また、本例では、現用系の屋外装置及び予
備用系の屋外装置の構成や、現用系の屋外装置と予備用
系の屋外装置との切り替えなどについては、種々な態様
が用いられてもよい。例えば、現用の屋内装置と同数の
現用の屋外装置を設けるとともに、これら現用の屋外装
置と同数の予備用の屋外装置を設けることができる。ま
た、必ずしも複数の現用の屋外装置の全てに対して予備
用の屋外装置が設けられなくともよく、例えば一部の屋
外装置に対してのみ予備用の屋外装置が設けられてもよ
い。また、例えば、現用の屋内装置と予備用の屋内装置
とを切り替えるスイッチを設け、当該スイッチ及び1本
のケーブルを介して現用と予備用とに共通な屋外装置を
接続して設け、当該スイッチの切り替えにより当該屋外
装置と接続される屋内装置を現用と予備用とで切り替え
るような構成を用いることもできる。
【0049】また、本例では、好ましい態様として、屋
内装置から屋外装置に対して電源を供給して、屋内装置
により屋外装置の電源のオン/オフを制御することがで
きる構成を示すが、例えば屋外装置に当該屋外装置の電
源をオン/オフする機能が備えられてもよい。また、屋
内装置や屋外装置では、例えば無線通信を行うための一
部の機能をオン/オフすることによっても、無線通信の
オン/オフを制御することができ、これにより、実質的
に、無線通信に関する電源をオン/オフすることの実現
が可能である。
【0050】また、屋外装置に発生する障害を検出する
仕方としては、種々な仕方が用いられてもよく、例えば
屋内装置がケーブルを介して屋外装置と通信して当該通
信に基づいて当該屋外装置に障害が発生したと判断する
仕方や、或いは、例えば屋外装置が当該屋外装置に障害
が発生したことを判断してその旨をケーブルを介して屋
内装置に通知する仕方などを用いることができる。
【0051】まず、IDUユニット3a〜3dによりI
DU収容ラック2に実装された位置を認識する方法の一
例、及び、IDUユニット3a〜3dにより動作モード
を決定する方法の一例を示す。上記のように、本例で
は、複数のIDUユニット3a〜3dを収容することが
可能なIDU収容ラック2が用いられている。そして、
IDU収容ラック2には、各IDUユニット3a〜3d
に対して電源を供給することなどを行うためのバックボ
ード基板が設けられている。ここで、バックボード基板
は、IDUユニット3a〜3dを入れるために空けられ
た前面とは反対側であるIDUラック2の裏面に設けら
れている。
【0052】また、バックボード基板にはIDUユニッ
ト3a〜3dを収容することが可能な複数の位置のそれ
ぞれにコネクタが設けられており、また、各IDUユニ
ット3a〜3dにはIDU収容ラック2のいずれかの位
置に収容された場合にバックボード基板のコネクタと嵌
合する位置にコネクタが設けられている。つまり、ID
U収容ラック2のいずれかの位置にIDUユニット3a
〜3dを装着した場合に、その位置に対応したバックボ
ード基板のコネクタとIDUユニット3a〜3dのコネ
クタとが互いに嵌合する構成となっている。
【0053】本例のIDUラック2は、例えば標準19
インチ幅の架1に収容することができるようなものであ
り、上記のように、前面からIDUユニット3a〜3d
を差し込んで装着することができる。本例では、例えば
1つの基地局装置において最大で6セクタ分の現用系の
屋内装置を実装することが可能であるとして、IDU収
容ラック2は、1つ(1台)の予備用系のIDUユニッ
トを含めて、合計7つのIDUユニットを装着すること
が可能な構成としてある。
【0054】また、上記のように、IDU収容ラック2
の後部には、IDUユニット3a〜3dを装着したとき
に当該IDUユニット3a〜3dのコネクタと嵌合する
コネクタを有したバックボード基板が設けられている。
そして、本例では、バックボード基板のコネクタにより
接続されたIDUユニット3a〜3dに対して電源が供
給されるように、当該コネクタを介して接続されたID
Uユニット3a〜3dに対してバックボード基板側から
電源を供給する機能が備えられている。本例のIDUユ
ニット3a〜3dは、バックボード基板のコネクタを介
して供給される電源を用いて各種の動作を実行する。
【0055】また、バックボード基板のコネクタには、
IDUユニットの実装位置(実装スロット)を認識する
ための情報を当該バックボード基板側から装着されたI
DUユニット3a〜3dに対して通知するための端子が
含まれて設けられている。なお、本例では、このような
情報として、実装スロットを識別するスロット番号の情
報が用いられている。
【0056】本例では、最大で7つのIDUユニット3
a〜3dがIDU収容ラック2に収容されることから、
IDUユニット3a〜3dを収容する位置(実装スロッ
ト)もIDU収容ラック2に7つ設けられる。そして、
これら7つの実装スロットのそれぞれの位置(スロット
番号)を表現して通知するには、例えば2進数を用いた
場合には最低で3ビットの信号が用いられればよく、一
例として、図2に示すような割り当てを用いて7つの実
装スロットの位置を通知することができる。
【0057】図2には、バックボード基板に設けられた
スロットの番号に関する割り当ての一例を示してあり、
縦方向の欄はスロット番号(“0”〜“7”)を示して
おり、横方向の3つの欄はバックボード基板のコネクタ
の配線状態(“GND”或いは“未接続”)を示してお
り、横方向の更なる1つの欄は屋内装置の動作状態
(“予備系”或いは“現用系第1セクタ”〜“現用系第
6セクタ”)を示している。同図に示されるように、本
例では、コネクタに含まれる3つの(3ビット分の)接
続端の接続状態の組み合わせを異ならせることにより、
7通りのスロット番号(“0”〜“6”)を表現するこ
とができる。
【0058】ここで、コネクタ配線状態の“GND”は
コネクタの接続端がグラウンド(GND)に接続されて
接地されている接続状態を示しており、“未接続”はコ
ネクタの接続端がグラウンドに接続されていない接続状
態を示している。また、屋内装置の動作状態(IDU動
作)の“予備系”は予備用系として動作することを示し
ており、“現用系第iセクタ”(ここで、i=1〜6)
は第i番目のセクタの現用系として動作することを示し
ている。なお、同図では、参考としてスロット番号
“7”についても欄を設けたが、本例では、特に用いら
れない。
【0059】図3には、上記図2に示したようなスロッ
ト番号に関する割り当てに基づいて、バックボード基板
上のコネクタにより装着されたIDUユニット3a〜3
dに対してスロット番号を通知するための信号配線の一
例を示してある。図3に示した信号配線では、バックボ
ード基板側には、スロット番号を通知するための3つの
接続端(端子)12a〜12cがコネクタ11に設けら
れており、各接続端12a〜12cの接続状態がスロッ
ト番号に対応した接続状態に設定されている。なお、同
図の例では、スロット番号“4”に対応した接続状態に
設定された場合を示してあり、すなわち、1番目の接続
端12aが“未接続”の接続状態に設定されているとと
もに、2番目の接続端12b及び3番目の接続端12c
が“GND”の接続状態に設定されている。
【0060】また、図3に示した信号配線では、IDU
ユニット3a〜3d側には、バックボード側の3つの接
続端12a〜12cのそれぞれと接続される3つの接続
端が設けられており、また、当該IDUユニット3a〜
3dには、これら3つの接続端のそれぞれから内部へと
信号を入力するための3つの配線のそれぞれに対してプ
ルアップ抵抗Ra〜Rcを介して例えば一定の電圧Vを
供給するための電源回路が設けられている。
【0061】同図に示したような信号配線では、IDU
ユニット3a〜3cにより3つの接続端からの信号を検
出すると、バックボード基板側で“未接続”である接続
端については一定電圧V(例えば、ハイレベル(H))
が検出される一方、バックボード基板側で“GND”で
ある接続端についてはゼロレベル(例えば、ロウレベル
(L))が検出されることから、当該検出結果に基づい
て当該IDUユニット3a〜3dが装着された位置(実
装スロット)のスロット番号を認識することができ、こ
れにより、自己(当該IDUユニット3a〜3d)が行
うべき動作の状態(“予備系”或いは“現用系第1セク
タ”〜“現用系第6セクタ”のいずれか)を認識するこ
とができる。
【0062】このように、本例では、IDU収容ラック
2のバックボード基板からIDUユニット3a〜3dに
より読み取られる3ビットの値を実装スロットの位置
(スロット番号)毎に異ならせてあり、IDUユニット
3a〜3dに備えられたソフトウエアが当該値のレベル
を読み取っていずれの実装スロットに装着されて起動し
たのかを判断する。そして、本例では、IDUユニット
3a〜3dが起動時に自己(当該IDUユニット3a〜
3d)が装着された位置(実装スロット)の情報を認識
して当該位置に対応していずれかのセクタの現用系或い
は予備用系として動作を開始し、具体的には、スロット
番号“0”において起動したIDUユニット3a〜3d
は予備用系として動作を行い、他のスロット番号“1”
〜“6”において起動したIDUユニット3a〜3dは
現用系として動作を行う。
【0063】上記のように、本例では、バックボード基
板に設けられたコネクタ11の接続状態に応じて、現用
系として動作するか或いは予備用系として動作するかを
特定する情報、及び、複数のセクタの中のいずれのセク
タとして動作するかを特定する情報を、IDU収容ラッ
ク2からIDUユニット3a〜3dへ供給する。
【0064】次に、現用系の屋内装置と予備用系の屋内
装置との間で通信を行う方法の一例を示す。本例では、
現用系の屋内装置と予備用系の屋内装置とがバックボー
ド基板を介して通信することが可能な構成を用いる。ま
た、通信を行う手段としては、種々なインタフェースを
用いたものを利用することが可能であるが、本例では、
信号線の数を削減するためにシリアル通信を用いる。
【0065】図4には、IDU収容ラック2のバックボ
ード基板21と、当該IDU収容ラック2に収容された
4つの現用系の屋内装置(IDUユニット)31a〜3
1dと、当該IDU収容ラック2に収容された1つの予
備用系の屋内装置(IDUユニット)31eと、現用系
の屋内装置31a〜31dのそれぞれに接続された4つ
のケーブル32a〜32dと、当該ケーブル32a〜3
2dを介して現用系の屋内装置32a〜32dのそれぞ
れと接続された4つの現用系の屋外装置33a〜33d
との一例を示してある。なお、同図では、4つの現用系
の屋内装置31a〜31dを示したが、本例のIDU収
容ラック2では、最大で6つの現用系の屋内装置を収容
することが可能である。
【0066】同図に示されるように、本例のバックボー
ド基板21には、装着される全ての屋内装置31a〜3
1eを互いに通信可能に接続するシリアルバスBが備え
られている。そして、本例では、各IDUユニット3a
〜3dには、バックボード基板21のシリアルバスBと
接続される通信端(端子)が設けられており、IDU収
容ラック2に装着された場合に当該通信端と当該シリア
ルバスBとが通信可能に接続される構成となっている。
【0067】次に、上記のような通信を利用して、予備
用系の屋内装置31eにより各セクタの現用系の屋内装
置31a〜31dに関する情報を収集する方法の一例を
示す。本例では、予備用系として起動した屋内装置31
eは、シリアルバスBを介して、現用系として起動した
屋内装置31a〜31dとの間で定期的に通信を行い、
当該通信により、例えば現用系の屋内装置31a〜31
dから障害発生の通知を受けた場合や例えば現用系の屋
内装置31a〜31dからの応答が無くなった(無応答
であった)場合には、当該現用系の屋内装置31a〜3
1dに障害が発生したものと判断し、そして、障害が発
生したとみなした現用系の屋内装置31a〜31dによ
りそのセクタにおいて行われていた動作を適切に制御し
た上で、当該現用系の屋内装置31a〜31dの動作を
引き継いで行う。
【0068】また、予備用系の屋内装置31eは、正常
に動作しているときにおける各セクタの現用系の屋内装
置31a〜31dとの間の定期的な通信により、各セク
タの現用系の屋内装置31a〜31dの運用上で必要な
各種のパラメータの情報をそれぞれの現用系の屋内装置
31a〜31dから随時取得してメモリに記憶して保存
しておく。ここで、このようなパラメータの情報として
は、例えば各セクタで使用されている周波数(運用周波
数)の情報や、各セクタの配下に収容している加入者局
装置に関する情報などがある。
【0069】そして、或るセクタの現用系の屋内装置3
1a〜31dの動作に障害が発生して、当該セクタの現
用系の屋内装置31a〜31dを予備用系の屋内装置3
1eへ切り替えて当該現用系の屋内装置31a〜31d
の動作を当該予備用系の屋内装置31eにより代わって
引き継ぐ場合には、当該予備用系の屋内装置31eは、
当該引継ぎの直前までに収集していた当該セクタの現用
系の屋内装置31a〜31dに関するパラメータの情報
を用いて、障害が発生した当該現用の屋内装置31eに
成り代わって運用を開始する。
【0070】また、現用系の屋内装置31a〜31dに
障害が発生してその動作を予備用系の屋内装置31eに
より引き継ぐように切り替える場合に、例えば発生した
障害の内容に関する情報と共に、予備用系の屋内装置3
1eへ切り替えたことを示す警報の情報などを、例えば
予備用系の屋内装置31eからネットワーク管理システ
ムに対して発行する構成とすることもできる。ここで、
ネットワーク管理システムは、例えばネットワークを介
して全ての現用系の屋内装置31a〜31dや予備用系
の屋内装置31eを管理するシステムであり、本例で
は、現用系や予備用系の屋内装置31a〜31eから当
該ネットワークに対してアクセスすることも可能であ
る。
【0071】次に、現用系の屋外装置33a〜33dに
より行われる無線送信動作を遮断する機能の一例を示
す。現用系の屋内装置31a〜31dに障害が発生した
場合、その障害の内容によっては、当該屋内装置31a
〜31dによりケーブル接続された屋外装置33a〜3
3dによる無線出力を制御することが不可能となってし
まうことがあり、例えば当該屋外装置33a〜33dか
ら違法な電波を無線出力してしまうようなこともあり得
る。このため、例えば予備用系の屋内装置31eから障
害が発生した現用系の屋内装置31a〜31dに接続さ
れた屋外装置33a〜33dの動作を停止することがで
きるような構成とすることが必要である。
【0072】また、障害が発生した現用系の屋内装置3
1a〜31dでは外部からのコマンドも受け付けられな
い可能性があるため、本例では、最も確実であると考え
られる方法として、当該現用系の屋内装置31a〜31
dに対する電源の供給を遮断することにより、当該現用
系の屋内装置31a〜31dの電源及びこれにケーブル
接続された屋外装置33a〜33dの電源をオフするこ
とが可能な機能が予備用系として動作する屋内装置31
eにより実現される構成とする。
【0073】具体的には、本例では、予備用系の屋内装
置31eが、各セクタ毎に、現用系の屋内装置31a〜
31dに対する電源供給を遮断するためのODU遮断信
号を生成する。ここで、本例では、最大で6セクタ分の
現用系の屋内装置31a〜31dをIDU収容ラック2
に収容することが可能であることから、6本分のODU
遮断信号を用意する。
【0074】図5には、予備用系の屋内装置31eによ
り各セクタ毎の現用系の屋内装置31a〜31dに対し
てODU遮断信号を送信する様子の一例を示してある。
なお、同図には、上記図4に示したのと同様なバックボ
ード基板21と、現用系の屋内装置31a〜31dと、
予備用系の屋内装置31eと、ケーブル32a〜32d
と、現用系の屋外装置33a〜33dとの一例を示して
ある。
【0075】図5に示されるように、予備用系の屋内装
置31eにより発行される各セクタ毎のODU遮断信号
は、バックボード基板21に設けられた信号配線を介し
て伝送されて各セクタに対応した現用系の屋内装置31
a〜31dに入力される。そして、このようなODU遮
断信号により、それぞれの現用系の屋内装置31a〜3
1dによって制御される個々の屋外装置33a〜33d
の電源制御状態にかかわらずに、強制的に当該個々の屋
外装置33a〜33dに対する電源の供給を遮断するこ
とができる構成となっている。
【0076】図6には、現用系の屋内装置41(上記し
た屋内装置31a〜31d)に備えられて、上記のよう
な屋外装置33a〜33dの強制的な電源遮断を行うた
めの回路構成の一例を示してあり、この回路には、当該
現用系の屋内装置41と接続されている現用系の屋外装
置33a〜33dの電源を制御するための信号(ODU
電源制御信号)を発生するODU電源制御信号発生部5
1と、当該ODU電源制御信号発生部51から出力され
るODU電源制御信号及び外部の予備用系の屋内装置3
1eから出力されるODU遮断信号を入力して当該入力
状態に応じてスイッチ54の切替状態を制御するスイッ
チ切替回路52と、現用系の屋外装置33a〜33dに
対して供給される電源である現用系ODU電源53と、
当該現用系ODU電源53からの電源を接続されている
現用系の屋外装置33a〜33dに対して供給する状態
と供給しない状態とを切替状態に応じて制御するスイッ
チ54とが備えられている。
【0077】なお、スイッチ54としては、例えばMO
S(Metal Oxide Semiconductor)スイッチ又はリレー
素子などを用いて構成することができ、また、スイッチ
切替回路52としては、例えばワイヤードOR又はロジ
ック回路などを用いて構成することができる。
【0078】同図に示した回路では、予備用系の屋内装
置31eから例えばオープンコレクタ或いはオープンド
レインのロウアクティブ信号として出力されるODU遮
断信号がそれぞれの現用系の屋内装置41に入力され、
そして、それぞれの現用系の屋内装置41の内部におい
て、個々のセクタ毎のODU電源制御信号と当該ODU
遮断信号との論理積をスイッチ切替回路52により取得
し、当該論理積の信号によりスイッチ54を制御して屋
外装置33a〜33dに対するODU電源53のオン/
オフを制御する。
【0079】次に、予備用系の屋内装置31eによりバ
ックアップ動作中に行われる動作の一例や、障害が発生
した現用系の屋内装置31a〜31dが復帰した場合に
予備用系の屋内装置31eにより行われる動作の一例を
示す。予備用系の屋内装置31eがバックアップ動作中
であるときにも当該屋内装置31eの配下に収容してい
る加入者局装置に関する情報などが更新される可能性が
ある。このため、予備用系の屋内装置31eは、バック
アップ動作中において、このような更新に従って、自己
(当該予備用系の屋内装置31e)に保存したパラメー
タ情報を更新する。
【0080】また、本例では、障害が発生したセクタに
対応した現用系の屋内装置31a〜31dが交換或いは
修理などによって復帰した場合に、復帰した当該現用系
の屋内装置31a〜31dは、バックアップ動作中の予
備用系の屋内装置31eが継続して実行している定期的
な通信に対して自己(当該現用系の屋内装置31a〜3
1d)が正常に起動したことを通知する。
【0081】予備用系の屋内装置31eは、現用系の屋
内装置31a〜31dが復帰したことを認識すると、例
えば自動的に或いは保守員によるマニュアル操作に応じ
て、バックアップ動作中に更新された各種のパラメータ
の情報を復帰した現用系の屋内装置31a〜31dに書
き戻した上で、予備用系の屋外装置の動作を停止させ
て、現用系の屋外装置33a〜33dの動作を再開させ
て、当該現用系の屋内装置31a〜31dによりそのセ
クタの動作が再開されるように再切替を行う。なお、こ
のようなパラメータ情報の書き戻しなどを自動的に行う
態様としては、例えば現用系の屋内装置31a〜31d
の復帰を認識した場合に、直ぐに行う態様や、或いは、
予め設定された時刻になったときに行う態様などを用い
ることができる。
【0082】次に、屋内装置31a〜31eの有線ネッ
トワーク側のインタフェースが例えばイーサネット(登
録商標)のLAN(Local Area Network)のように特定
のアドレスを用いてネットワーク管理システムにより監
視されている場合に行われる処理の一例を示す。このよ
うな場合、障害が発生した現用系の屋内装置31a〜3
1dではネットワーク管理システムに対して正常な応答
ができなくなっている可能性がある。また、障害が発生
した現用系の屋内装置31a〜31dの動作を引き継い
だ予備用系の屋内装置31eでは、当該現用系の屋内装
置31a〜31dと同じノードとして見られなければ、
不都合が生じてしまう場合もある。
【0083】このような要求に対応して、本例では、予
備用系の屋内装置31eには、現用系の屋内装置31a
〜31dの有線側ネットワーク機能を強制的に無効にす
る機能が備えられている。なお、このような強制的な無
効を実現するための制御信号としては、例えば上記図5
及び上記図6を用いて示したようなODU遮断信号を兼
用してもよく、或いは、別途設けた他の信号を用いても
よい。
【0084】そして、予備用系の屋内装置31eは、必
要に応じて、バックアップ動作中に、障害が発生した現
用系の屋内装置31a〜31dの特定アドレスを引き継
いで用いることにより、ネットワーク管理システムに対
して当該現用系の屋内装置31a〜31dに成りすまし
て応答を返すことを行う。
【0085】以上のように、本例では、複数の屋内装置
31a〜31eを収容することが可能であり収容した屋
内装置31a〜31eに対してその実装位置情報を認識
させる機能を有したIDU収容ラック2と、実装位置情
報に応じて現用系の屋内装置として稼働するか或いは予
備用系の屋内装置として稼働するかを自動的に切り替え
て動作を行う機能を有したIDUユニット(屋内装置)
3a〜3dとを用いて、無線の基地局装置を構成した。
また、本例の基地局装置では、複数の現用系の屋内装置
31a〜31dに対して1つの予備用系の屋内装置31
eによりバックアップ動作する二重化方式の構成とし
た。
【0086】また、本例の屋内装置31a〜31eで
は、予備用系として起動した場合に現用系として起動し
た屋内装置との間の通信により現用系の屋内装置に障害
が発生したことを判断することや、障害が発生したと判
断した現用系の屋内装置の動作を引き継ぐことや、正常
動作時における現用系の屋内装置から各種のパラメータ
情報を取得して保存することや、保存したパラメータ情
報を用いて障害が発生した現用系の屋内装置の動作を引
き継ぐことや、バックアップ動作中において保存したパ
ラメータ情報を更新して当該更新したパラメータ情報を
障害から復帰した現用の屋内装置に対して設定すること
や、障害が発生した現用系の屋内装置の有線側ネットワ
ーク機能を強制的に無効にすることや、バックアップ動
作中において現用系の屋内装置の特定アドレスを引き継
いで用いてネットワーク管理システムに対して応答を返
すことなどが行われる。
【0087】従って、本例のような二重化方式を用いた
基地局装置では、例えば現用系と予備用系とで同一の構
成を有した全く同じ屋内装置を用いることで安価に二重
化を実現することができ、特に、例えばセクタ数によら
ずに屋内装置を1つ追加するだけで屋内装置の二重化を
行うことができ、これらにより、装置のトータルコスト
を低減することが可能となるだけでなく、通信事業者が
代替予備装置として保有しておくことが必要となる機種
数を減少させることによって施設コストを低減すること
が可能となる。
【0088】ここで、本例では、IDUユニット3a〜
3dとして構成された屋内装置31a〜31eによりネ
ットワーク通信を司る屋内装置が構成されており、ケー
ブル32a〜32dを介して屋内装置31a〜31dと
接続される屋外装置33a〜33dにより無線通信を司
る屋外装置が構成されている。
【0089】また、本例では、IDU収容ラック2によ
り屋内装置収容器が構成されており、屋内装置を収容す
ることが可能なそれぞれのスロットにより屋内装置収容
部が構成されており、例えば上記図2に示したような各
接続状態に対応した情報により現用系予備用系特定情報
が構成されており、このような情報を屋内装置31a〜
31eに対して供給するための例えば上記図3に示した
ような回路により現用系予備用系特定情報供給手段が構
成されている。
【0090】また、本例の屋内装置では、例えばIDU
収容ラック2から現用系予備用系特定情報を入力する上
記図3に示したような回路により供給情報入力手段が構
成されており、このような情報により現用系として動作
するか或いは予備用系として動作するかを特定する機能
により現用系予備用系特定手段が構成されており、この
ようにして特定された系として動作を行う機能により現
用系予備用系動作制御手段が構成されている。
【0091】ここで、本発明に係る無線通信装置や屋外
装置や屋内装置や屋内装置収容器などの構成としては、
必ずしも以上に示したものに限られず、種々な構成が用
いられてもよい。また、本発明の適用分野としては、必
ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な
分野に適用することが可能なものである。
【0092】また、本発明に係る無線通信装置や屋外装
置や屋内装置や屋内装置収容器などにおいて行われる各
種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備え
たハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read
Only Memory)に格納された制御プログラムを実行する
ことにより制御される構成が用いられてもよく、また、
例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立した
ハードウエア回路として構成されてもよい。また、本発
明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録
商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコ
ンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログ
ラム(自体)として把握することもでき、当該制御プロ
グラムを記録媒体からコンピュータに入力してプロセッ
サに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行さ
せることができる。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、複数
の屋内装置を収容することが可能であり収容した屋内装
置に対して現用系と予備用系とのいずれかを特定させる
情報を供給する機能を有した屋内装置収容器と、屋内装
置収容器から当該情報を入力して当該情報に基づいて現
用系と予備用系とのいずれかを特定して当該特定した系
として動作を行う機能などを有した屋内装置とを用いて
基地局装置などの無線通信装置を構成したため、例えば
現用及び予備用の屋内装置を屋内の1箇所にまとめて設
置することや、屋内装置に関して現用系と予備用系との
区別を容易化することなどができる。また、好ましい態
様例として、複数の現用の屋内装置を1つの予備用の屋
内装置によりバックアップするようにしたため、このよ
うなバックアップの構成を効率化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 IDUラック及びIDUユニットの一例を示
す図である。
【図2】 IDU収容ラックに設けられたバックボード
基板のスロット番号に関する割り当ての一例を示す図で
ある。
【図3】 IDUユニット及び屋内装置に備えられたス
ロット番号認識回路の一例を示す図である。
【図4】 シリアルバスを用いて予備用系の屋内装置と
現用系の屋内装置とが通信する構成の一例を示す図であ
る。
【図5】 ODU遮断信号を予備用系の屋内装置から現
用系の屋内装置へ伝送する構成の一例を示す図である。
【図6】 現用系の屋外装置の電源を制御する構成の一
例を示す図である。
【図7】 従来例に係る基地局装置の二重化構成の一例
を示す図である。
【符号の説明】
1・・架、 2・・IDU収容ラック、 3a〜3d・
・IDUユニット、11・・コネクタ、 12a〜12
c・・接続端、Ra〜Rc・・プルアップ抵抗、 21
・・バックボード基板、31a〜31e、41・・屋内
装置、 32a〜32d・・ケーブル、33a〜33d
・・屋外装置、 51・・ODU電源制御信号発生部、
52・・スイッチ切替回路、 53・・現用系ODU電
源、54・・スイッチ、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K023 AA00 BB04 BB21 DD01 LL05 LL06 NN06 NN07 PP12 5K067 AA42 DD17 DD19 EE10 GG01 GG11 HH05 KK11 LL01 LL05 LL14

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信を司る屋外装置とネットワーク
    通信を司る屋内装置とを接続して構成される無線通信装
    置であって、 現用系として動作を行うか或いは予備用系として動作を
    行うかを特定して当該特定した系として動作を行う機能
    を有した屋内装置を用いて、複数の現用の屋内装置と、
    これら複数の現用の屋内装置に対する1つの予備用の屋
    内装置とを設けた、 ことを特徴とする無線通信装置。
  2. 【請求項2】 無線通信を司る屋外装置とネットワーク
    通信を司る屋内装置とを接続して構成される無線通信装
    置の屋内装置を複数収容することが可能な屋内装置収容
    器であって、 屋内装置を収容することが可能な複数の屋内装置収容部
    と、 各屋内装置収容部毎に収容された屋内装置に対して現用
    系と予備用系とのいずれかを特定させる情報を供給する
    現用系予備用系特定情報供給手段と、 を備えたことを特徴とする屋内装置収容器。
  3. 【請求項3】 無線通信を司る屋外装置とネットワーク
    通信を司る屋内装置とを接続して構成される無線通信装
    置の屋内装置であって、 当該屋内装置を収容した屋内装置収容器から供給される
    情報を入力する供給情報入力手段と、 供給情報入力手段により入力された情報に基づいて現用
    系と予備用系とのいずれかを特定する現用系予備用系特
    定手段と、 現用系予備用系特定手段により特定された系として動作
    を行う現用系予備用系動作制御手段と、 を備えたことを特徴とする屋内装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の屋内装置において、 現用系予備用系動作制御手段は、予備用系として動作を
    行う場合に、現用系の屋内装置との間で情報を通信し、
    当該情報通信に基づいて現用系の屋内装置に障害が発生
    したことを判定したときには当該現用系の屋内装置に代
    わって当該現用系の屋内装置の動作を引き継いで行う、 ことを特徴とする屋内装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の屋内装置において、 現用系予備用系動作制御手段は、正常に動作を行ってい
    る現用系の屋内装置との間の情報通信により当該現用系
    の屋内装置の動作に用いられるパラメータ情報を取得し
    て保存し、当該現用系の屋内装置に代わって当該現用系
    の屋内装置の動作を引き継いで行うに際して保存したパ
    ラメータ情報を用いる、 ことを特徴とする屋内装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の屋内装置において、 現用系予備用系動作制御手段は、現用系の屋内装置に代
    わって当該現用系の屋内装置の動作を行う場合に保存し
    たパラメータ情報を更新し、当該現用系の屋内装置の動
    作が再開されるときに更新したパラメータ情報を当該現
    用系の屋内装置に対して送信する、 ことを特徴とする屋内装置。
  7. 【請求項7】 請求項4乃至請求項6のいずれか1項に
    記載の屋内装置において、 現用系予備用系動作制御手段は、現用系の屋内装置に代
    わって当該現用系の屋内装置の動作を行うに際して、当
    該現用系の屋内装置が有するネットワーク通信機能が無
    効となるように制御する、 ことを特徴とする屋内装置。
  8. 【請求項8】 請求項4乃至請求項7のいずれか1項に
    記載の屋内装置において、 現用系予備用系動作制御手段は、現用系の屋内装置に代
    わって当該現用系の屋内装置の動作を行うに際して、当
    該現用系の屋内装置に与えられたネットワーク通信にお
    けるアドレスを用いてネットワーク通信する、 ことを特徴とする屋内装置。
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