JP2003110934A - 撮影装置、撮影画像補正方法、撮影画像補正プログラムおよび撮影画像補正プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体 - Google Patents

撮影装置、撮影画像補正方法、撮影画像補正プログラムおよび撮影画像補正プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体

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JP2003110934A
JP2003110934A JP2001305241A JP2001305241A JP2003110934A JP 2003110934 A JP2003110934 A JP 2003110934A JP 2001305241 A JP2001305241 A JP 2001305241A JP 2001305241 A JP2001305241 A JP 2001305241A JP 2003110934 A JP2003110934 A JP 2003110934A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手ぶれまたはあおりが原因で画像中の被写体
のぼけを減少するとともに、画質を向上すること。 【解決手段】 撮影装置1は、被写体を撮影して画像デ
ータを出力する撮影部104と、解像度優先モードとぼ
け防止モードとのいずれかに撮影モードを切換えるモー
ド切換スイッチ7と、ぼけ防止モードの場合に、撮影部
104が出力した画像データを補正し、ダイナミックレ
ンジを拡大する画像処理部110とを備える。このた
め、手ぶれまたはあおりが原因で生じる画像中の被写体
のぼけを減少するとともに、画像の品質を向上させるこ
とが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、撮影装置、撮影
画像補正方法、撮影画像補正プログラムおよび撮影画像
補正プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録
媒体に関し、特に、手ぶれまたはあおりが原因で撮影し
て得られた画像中で被写体がぼけるのを防止可能な撮影
装置、および撮影画像補正方法、撮影画像補正プログラ
ムおよび撮影画像補正プログラムを記録したコンピュー
タ読取可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙原稿を電子データに変換するた
めに、たとえばフラットベッドスキャナのような固定タ
イプの画像読取装置が用いられていた。近年、デジタル
カメラの普及により、紙原稿を撮影して電子データに変
換することが行なわれている。デジタルカメラは、携帯
に便利であり、紙原稿を容易に撮影して電子データに変
換することができる。しかし、撮影時に原稿とデジタル
カメラとの相対的な位置が任意に決定されるため、デジ
タルカメラと紙原稿との距離が一定でなくなり、その結
果あおりが生じる。あおりにより紙原稿とデジタルカメ
ラとの間の距離の範囲が被写界深度を超える場合には、
撮影して得られる画像中の被写体がぼけるといった問題
がある。このぼけを防止するためには、被写界深度を深
くするために絞り値を大きくしなければならない。
【0003】一方、入力機器を手で保持して被写体を撮
影する場合、手ぶれにより画像中の被写体がぼけるとい
う問題がある。この手ぶれが原因で画像中の被写体がぼ
けるのを防止するためには、露光時間を短く、換言すれ
ばシャッタ速度を速くしなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、手ぶれ
が原因で画像中の被写体がぼけるのを防止するためにシ
ャッタ速度を速くすると同時に、あおりが原因で生じる
画像中の被写体のぼけを防止するために絞り値を大きく
した場合、露光量が減ることになる。露光量が減ると、
撮像素子から出力される画像データは、輝度値が全体的
に低く分布する。このため、鮮明な画像を得ることがで
きないといった問題がある。
【0005】全体的に輝度値の低い画像データに対し
て、ダイナミックレンジを拡大することで、輝度値の分
布する範囲が広がった画像に補正することができる。し
かしながら、単純にダイナミックレンジを拡大しただけ
では、輝度値の低い画像中に含まれるノイズが強調され
てしまい、ざらついた画像になってしまうといった問題
があった。
【0006】この発明は上述の問題点を解決するために
なされたもので、この発明の目的の1つは、手ぶれまた
はあおりが原因で生じる画像中の被写体のぼけを減少す
るとともに、画像の品質を向上させることが可能な撮影
装置、撮影画像補正方法、撮影画像補正プログラムおよ
び撮影画像補正プログラムを記録したコンピュータ読取
可能な記録媒体を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めにこの発明のある局面によれば、撮影装置は、被写体
を撮影して画像データを出力する撮影手段と、第1の撮
影モードとシャッタ速度および/または絞り値の制御に
より第1の撮影モードよりも露光量の小さい第2の撮影
モードとのいずれかに撮影モードを切換える切換手段
と、第2の撮影モードの場合に、撮影手段が出力した画
像データを補正する補正手段と、第2の撮影モードの場
合に、撮影手段が出力した画像データのダイナミックレ
ンジを拡大する拡大手段とを備える。
【0008】この発明に従えば、シャッタ速度および/
または絞り値の制御により第1の撮影モードよりも露光
量の小さい第2の撮影モードで撮影して出力される画像
データが補正され、ダイナミックレンジが拡大される。
このため、手ぶれまたはあおりが原因で画像中の被写体
がぼけるのを減少するとともに、画像の品質を向上させ
ることが可能な撮影装置を提供することができる。
【0009】好ましくは、被写体までの距離を測定する
ための測距手段と、被写体までの距離とシャッタ速度お
よび絞り値とを対応付けて第1の撮影モードおよび第2
の撮影モードごとに記憶する記憶手段と、測距手段の出
力と切換手段の出力とに応じて、シャッタ速度および絞
り値を読出して設定する設定手段とをさらに備える。
【0010】この発明に従えば、被写体までの距離と撮
影モードとに対応したシャッタ速度および絞り値を容易
に設定することができる。
【0011】好ましくは、補正手段は、画像データに対
して平滑化する処理を実行する。この発明に従えば、画
像データに対して平滑化する処理が行なわれるので、ダ
イナミックレンジが拡大された後の画像のざらつきをな
くすことができ、画像の品質を向上させることができ
る。
【0012】好ましくは、補正手段は、複数画素を合成
することにより画像データの画素数を削減する処理を実
行する。
【0013】この発明に従えば、画像データの画素数を
削減する処理が実行される際に、画素値が平均されるの
で、ダイナミックレンジが拡大された後の画像のざらつ
きをなくすことができ、画像の品質を向上させることが
できる。
【0014】この発明の他の局面によれば、撮影装置
は、画素数に対応した数の光電変換素子が2次元に配列
された1つの光電変換部と、複数の光電変換素子の各々
の受光部に所定の配列に従って配置されたカラーフィル
タと、第1の撮影モードとシャッタ速度および/または
絞り値の制御により第1の撮影モードよりも露光量の小
さい第2の撮影モードとのいずれかに撮影モードを切換
える切換手段と、第1の撮影モードの場合に、光電変換
部が出力する信号を1つの画素が複数の色信号を含む画
像データに変換する変換手段と、第2の撮影モードの場
合に、光電変換部が出力する信号を所定の縮小率で定ま
る画素数からなり、1つの画素が複数の色信号を含む画
像データに変換する縮小手段と、縮小手段で変換された
画像データのダイナミックレンジを拡大する拡大手段と
を備える。
【0015】この発明に従えば、シャッタ速度および/
または絞り値の制御により第1の撮影モードよりも露光
量が小さい第2の撮影モードの場合、光電変換部が出力
する信号が変換される際に、画素値が平均される。この
ため、手ぶれまたはあおりが原因で画像中の被写体がぼ
けるのを減少することができるとともに、画像の品質を
向上させることが可能な撮影装置を提供することができ
る。
【0016】好ましくは、縮小手段は、光電変換部が出
力する信号を単純平均することにより、所定の縮小率で
定まる画素数からなる画像データに変換する。
【0017】この発明に従えば、単純な処理で画像デー
タを補正することができ、処理速度を高速化することが
できる。
【0018】この発明のさらに他の局面によれば、撮影
画像補正方法は、第1の撮影モードとシャッタ速度およ
び/または絞り値の制御により第1の撮影モードよりも
露光量の小さい第2の撮影モードとのいずれかで被写体
を撮影可能な撮影装置で実行される撮影画像補正方法で
あって、第1の撮影モードおよび第2の撮影モードのい
ずれかに撮影モードを切換える指示の入力を受付けるス
テップと、入力された撮影モードで被写体を撮影して画
像データを取得するステップと、第2の撮影モードの場
合に、取得された画像データを補正するステップと、第
2の撮影モードの場合に、取得された画像データのダイ
ナミックレンジを拡大するステップとを含む。
【0019】この発明に従えば、手ぶれまたはあおりが
原因で画像中の被写体がぼけるのを減少することができ
るとともに、画像の品質を向上させることが可能な撮影
画像補正方法を提供することができる。
【0020】この発明のさらに他の局面によれば、撮影
画像補正方法は、画素数に対応した数の光電変換素子が
2次元に配列された1つの光電変換部と、複数の光電変
換素子の各々の受光部に所定の配列に従って配置された
カラーフィルタとを備えた撮影装置にて実行される撮影
画像補正方法であって、第1の撮影モードとシャッタ速
度および/または絞り値の制御により第1の撮影モード
よりも露光量の小さい第2の撮影モードとのいずれかに
撮影モードを切換える指示の入力を受付けるステップ
と、第1の撮影モードの場合に、光電変換部が出力する
信号を1つの画素が複数の色信号を含む画像データに変
換するステップと、第2の撮影モードの場合に、光電変
換部が出力する信号を所定の縮小率で定まる画素数から
なり、1つの画素が複数の色信号を含む画像データに変
換するステップと、第2の撮影モードの場合に、変換さ
れた画像データダイナミックレンジを拡大するステップ
とを含む。
【0021】この発明に従えば、シャッタ速度および/
または絞り値の制御により第1の撮影モードよりも露光
量の小さい第2の撮影モードの場合に、光電変換部が出
力する信号が変換される際に、画素値が平均化される。
このため、手ぶれまたはあおりが原因で画像中の被写体
がぼけるのを減少することができるとともに、画像の品
質を向上させることが可能な撮影画像補正方法を提供す
ることができる。
【0022】この発明のさらに他の局面によれば、撮影
画像補正プログラムは、第1の撮影モードとシャッタ速
度および/または絞り値の制御により第1の撮影モード
よりも露光量の小さい第2の撮影モードとのいずれかで
被写体を撮影可能な撮影装置で被写体を撮影して得られ
た画像データと撮影モードとを入力するステップと、入
力された撮影モードが第2の撮影モードの場合に、入力
された画像データを補正するステップと、入力された撮
影モードが第2の撮影モードの場合に、入力された画像
データのダイナミックレンジを拡大するステップとをコ
ンピュータに実行させる。
【0023】この発明に従えば、手ぶれまたはあおりが
原因で画像中の被写体がぼけるのを減少することができ
るとともに、画像の品質を向上させることが可能な撮影
画像補正プログラムおよび撮影画像補正プログラムを記
録したコンピュータ読取可能な記録媒体を提供すること
ができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の1つ
における撮影装置について図面を参照しながら説明す
る。なお、図中同一符号は同一または相当する部材を示
し、重複する説明は繰返さない。
【0025】[第1の実施の形態]図1は、本発明の第
1の実施の形態における撮影装置の前方からの斜視図で
ある。図1を参照して、撮影装置1は、レンズ部4と、
撮影ボタン3と、モード切換スイッチ7と、カード挿入
口5とを備える。
【0026】第1の本実施の形態における撮影装置1
は、会議などで配布された資料、カタログ、雑誌、研究
記録などの紙原稿を電子データとして取込むことができ
る。
【0027】図2は、第1の本実施の形態における撮影
装置1の回路構成を示すブロック図である。図2を参照
して、撮影装置1は、撮影装置1の全体を制御する中央
演算装置(以下「CPU」という)100と、撮影を行
なう際に被写体までの距離を測定するための測距部10
7と、被写体の明るさを計測するための露出計109
と、撮影を行なうための撮影部104と、撮影部104
からの画像データを一時記憶するためのランダムアクセ
スメモリ(以下「RAM」という)108と、撮影部1
04が出力する画像を表示するための表示部106と、
撮影部104で撮影する際のシャッタ速度と絞り値とを
設定するための設定部105と、撮影部104が出力す
る画像データを処理するための画像処理部110と、画
像処理された画像データを出力するための出力部120
と、CPU100で実行するためのプログラムと設定部
105で設定するためのシャッタ速度および絞り値とを
記憶するためのリードオンリメモリ(以下「ROM」と
いう)102とを備える。
【0028】なお、撮影装置1のCPU100に外部記
憶装置124を接続し、記録媒体126に記録された撮
影装置1を制御するためのプログラムを読取るようにし
てもよい。この場合、後述する撮影処理をCPU100
で実行するための撮影画像補正プログラムが記録媒体1
26に記録され、外部記憶装置124でその撮影画像補
正プログラムを読取ることによりCPU100で実行可
能になる。CPU100でプログラムを実行することに
より撮影された画像を補正する場合には、画像処理部1
10は不要となる。
【0029】また、以下に述べる撮影画像補正処理は、
撮影装置1の内部で行なってもよいし、撮影装置1に接
続された別の撮影装置やパーソナルコンピュータなどの
端末にデータを転送してそこで行なってもよい。
【0030】なお、記録媒体126としては、磁気テー
ブルやカセットテープなどのテープ系、磁気ディスク
(フレキシブルディスク、ハードディスク等)や光ディ
スク(CD−ROM/MO/MD/DVD等)などのデ
ィスク系、ICカード(メモリカードを含む)や光カー
ドなどのカード系、あるいはマスクROM、EPRO
M、フラッシュメモリなどの半導体メモリ等の具体的に
プログラムを担持する媒体である。また、記録媒体12
6をネットワークからプログラムがダウンロードされる
ようにプログラムを流動的に担持する伝送媒体とするこ
ともできる。
【0031】測距部107は、撮影装置1と被写体まで
の距離を計測する。なお、測距部107は必要に応じて
備えればよく、被写体までの距離を測定することなく合
焦することができる場合には、必ずしも備える必要はな
い。露出計109は、被写体の明るさを測定し、露出値
を決定する。
【0032】設定部105は、露出計109で決定され
た露出値に基づき、ROM102に記憶された露出値に
対応するシャッタ速度と絞り値とを読出して、撮影部1
04に送信する。撮影部104では、設定部105より
受信したシャッタ速度と絞り値とを用いて撮影を行な
い、電子データとしての画像データをRAM108に出
力する。
【0033】画像処理部110は、RAM108に記憶
された画像データに対して、モード切換スイッチ7で設
定された撮影モードに従って画像処理を実行する。画像
処理部110で画像処理された画像データは、出力部1
20に出力される。
【0034】出力部120は、画像処理部110より受
信した画像データを、カードメモリ部122へ出力す
る。カードメモリ部122は、ハードディスクカードで
ある。ハードディスクカードとは、画像データの記録媒
体であり、たとえばPCMCIA(personal computer
memory and interface association)に準拠したハード
ディスクカードを用いてもよい。また、磁気テープやカ
セットテープ、磁気ディスク(フレキシブルディスク、
ハードディスク等)や光ディスク(CD−ROM/MO
/MD/DVD等)、ICカード(メモリカードを含
む)や光カード、あるいはマスクROM、EPROM、
フラッシュメモリなどの半導体メモリ等を用いてもよ
い。
【0035】さらに、カードを記録媒体としなくても、
たとえばSCSI(small computersystem interface)
ケーブルなどで撮影装置1をプリンタなどに直接接続す
るようにしてもよい。
【0036】本実施の形態における撮影装置1は、2つ
の撮影モードを有する。第1の撮影モードは、露出計1
09で決定された露出値で決定されるシャッタ速度と絞
り値とを用いて撮影部104で撮影するモードである。
以下、第1の撮影モードを解像度優先モードという。
【0037】第2の撮影モードは、第1の撮影モードで
決定されるシャッタ速度と絞り値よりも速いシャッタ速
度、または、大きな絞り値を用いて撮影部104で撮影
を行なうモードである。また、第2の撮影モードのシャ
ッタ速度と絞り値は、第1の撮影モードで決定されるシ
ャッタ速度と絞り値よりもシャッタ速度が速く、かつ、
絞り値が大きい場合もある。以下、第2の撮影モードを
ぼけ防止モードという。
【0038】ROM102には、解像度優先モードおよ
びぼけ防止モードそれぞれにおけるシャッタ速度と絞り
値とが露出値に対応させて予め記憶されている。設定部
105では、露出計109で決定された露出値と、モー
ド切換スイッチ7で設定された撮影モードとに対応する
シャッタ速度と絞り値とをROM102より読出し、撮
影部104に送信する。したがって、モード切換スイッ
チ7で撮影された撮影モードで、撮影部104で撮影が
行なわれることになる。
【0039】図3は、第1の実施の形態における撮影装
置1の撮影部104の概略を示す機能ブロック図であ
る。図3を参照して、撮影部104は、設定部105よ
り受信した絞り値に基づき、レンズ駆動部133を制御
するための絞り制御部131と、レンズ駆動部133に
より制御されるレンズ部4と、設定部105より受信し
たシャッタ速度に基づき、光電変換素子(CCD)13
8を制御するためのシャッタ速度制御部137とを含
む。
【0040】撮影部104では、設定部105より受信
した絞り値に基づき、レンズ駆動部133がレンズ部4
の絞り値を制御する。また、シャッタ速度制御部137
により、設定部105より受信したシャッタ速度に基づ
き、CCD138の積分時間が制御される。
【0041】CPU100は、撮影ボタン3がONにな
ったことを検出すると、CCD138に対してCCDの
積分を指示し、積分が終了すればCCDデータのRAM
108へのダンプを行なう。そして、表示部106にこ
の画像を表示(フリーズ表示)させる。ここでいうCC
D138を積分する時間が、シャッタ速度により定ま
る。
【0042】次に、撮影装置1で紙原稿を撮影する場合
に生じるあおりについて説明する。図4は、撮影装置1
が紙などの原稿200を撮影している状況を示す図であ
る。撮影装置1のレンズ部4の光軸が、原稿200と垂
直に交わっていない場合、原稿200の光軸中心付近の
領域Pと、原稿の端付近の領域Qそれぞれと撮影装置1
との間の距離が異なっている。
【0043】図5は、あおりにより生じる撮影距離の違
いを説明するための図である。レンズ部4の位置Oと原
稿200の領域Pとの間の距離L1、位置Oと原稿20
0の領域Qとの間の距離をL2とすると、領域Pおよび
領域Qそれぞれとレンズ部4との間の距離の差は、L2
−L1となる。この距離の差(L2−L1)が、レンズ
部4の被写界深度よりも大きい場合に、領域Pまたは領
域Qのいずれかの像がぼけることになる。
【0044】この画像のぼけは、画素ピッチとも関係す
る。図6は、錯乱円と画素との関係を示す図である。図
6を参照して、錯乱円301の直径が、画素ピッチより
も大きくなればなるほど、あおりにより画像中の被写体
がぼけることになる。したがって、あおりによる画像の
ぼけを防止するための錯乱円301の直径は、画素ピッ
チにより定まる。以下、あおりにより画像がぼけない場
合の錯乱円を許容錯乱円と呼ぶ。このことから、あおり
による画像のぼけを防止するために必要な絞り値を、画
素ピッチに基づいて求めることができる。
【0045】次に、手ぶれにより画像中の被写体がぼけ
る場合について説明する。図7は、被写体像と画素との
関係を示す図である。図7を参照して、被写体像302
が露光時間内に1つの画素内で移動する場合には、画像
のぼけは生じない。手ぶれにより被写体像302が露光
時間内に複数の画素にわたって移動する場合には、画像
のぼけが生じる。このことから、手ぶれにより被写体像
302がぶれる許容範囲は、画素ピッチにより定まるこ
とになる。したがって、許容されるぶれ量を定めれば、
画素ピッチに基づき画像中の被写体がぼけるのを防止す
るために必要なシャッタ速度を定めることができる。
【0046】図8は、露光量とシャッタ速度および絞り
値との対応テーブルの一例を示す図である。露光量とシ
ャッタ速度および絞り値との対応テーブルは、RAM1
02に予め記憶される。図8を参照して、露光量に対し
て、解像度優先モードおよびぼけ防止モードのそれぞれ
においてシャッタ速度と絞り値とが対応付けられたテー
ブルとなっている。解像度優先モードにおいては、露光
量に対応するシャッタ速度および絞り値とが記憶され
る。
【0047】ぼけ防止モードにおいては、経験的に求め
られたシャッタ速度および絞り値が採用される。この場
合、紙などの原稿を撮影装置で撮影する場合の原稿と撮
影装置1との間の距離はほぼ限定される。この撮影距離
と露光量とに基づき、ぼけを防止できるシャッタ速度と
絞り値とが定められる。シャッタ速度は、図7に示した
被写体像302のぶれ量が許容範囲となるシャッタ速度
が割当てられ、絞り値は、図6に示した許容錯乱円とな
るように割当てられる。
【0048】なお、本実施の形態においては、ぼけ防止
モードでは、複数のシャッタ速度および絞り値とを対応
させるようにしたが、予め定められた1つのシャッタ速
度および絞り値を設定するようにしてもよい。
【0049】このように、ぼけ防止モードにおいては、
シャッタ速度が解像度優先モードにおけるシャッタ速度
よりも速い場合、絞り値が解像度優先モードにおける絞
り値よりも大きい場合、シャッタ速度が速くかつ絞り値
が大きい場合があり得る。
【0050】なお、撮影装置1で撮影する際に、あおり
が大きいかまたはぶれが大きいかのいずれかがわかって
いる場合には、あおりが大きい場合に絞り値を大きく
し、ぶれやすい場合にはシャッタ速度を速くするように
してもよい。さらに、被写体となる原稿上の複数の場所
までの距離を測定し、あおりの大きさを取得するように
し、加速度センサを内蔵して撮影装置のぶれ量を取得す
るようにした場合には、得られるあおりの大きさおよび
ぶれの大きさに基づいて、絞り値のみの調整、シャッタ
速度のみの調整のいずれかを行なうようにしてもよく、
絞り値およびシャッタ速度の両方を調整するようにして
もよい。
【0051】また、ぼけ防止モードにおけるシャッタ速
度と絞り値とを、露光量に対応して記憶するのではな
く、解像度優先モードで定まるシャッタ速度と絞り値と
に対して、シャッタ速度はたとえば2段階速くする、絞
り量はたとえば1段階大きくするというようにして決定
してもよい。たとえば、露光量により定まる絞り値が
5.6の場合には、ぼけ防止モードにおける絞り値を1
段階上げた4.0とする。また、解像度優先モードにお
けるシャッタ速度が1/15であれば、ぼけ防止モード
におけるシャッタ速度は2段階速い1/60とする。
【0052】図9は、第1の実施の形態における撮影装
置1の画像処理部110の機能の概略を示す機能ブロッ
ク図である。図9(A)を参照して、画像処理部110
は、CPU100からの切換信号に基づきRAM108
より読出した画像データの出力先を切換えるための切換
部111と、切換部111より受信した画像データを補
正するための補正部113と、補正部113で補正され
た画像データのダイナミックレンジを拡大するためのダ
イナミックレンジ拡大部114とを含む。
【0053】切換部111には、CPU100から切換
信号が入力される。この切換信号は、モード切換スイッ
チ7に基づき定められる。すなわち、切換信号は、モー
ド切換スイッチにより解像度優先モードに設定されてい
るか、ぼけ防止モードに設定されているかを示す信号で
ある。切換部111では、切換信号により、解像度優先
モードに設定されている場合には、RAM108より読
出した画像データをそのまま出力部120に出力する。
一方、切換信号によりぼけ防止モードに設定されている
場合には、RAM108より受信した画像データを補正
部113へ出力する。補正部113では、受信した画像
データに対して平滑化処理を実行する。
【0054】ダイナミックレンジ拡大部114では、補
正部113で補正された画像データのダイナミックレン
ジを拡大する。ここで、ダイナミックレンジとは、画像
内の最大輝度と最小輝度との差をいう。ダイナミックレ
ンジの拡大処理は、画像内の最大輝度と最小輝度とが、
たとえば、最大輝度が255となるように、最小輝度が
0となるように変換を行なう処理である。
【0055】本実施の形態においては、ぼけ防止モード
で撮影された画像データは、解像度優先モードよりも、
シャッタ速度が速い、あるいは、絞り値が大きい、ある
いはシャッタ速度が速くかつ絞り値が大きいのいずれか
であるため、解像度優先モードで得られる画像データの
ダイナミックレンジよりも、ぼけ防止モードで得られる
画像のダイナミックレンジが狭くなる。このため、ぼけ
防止モードで撮影された撮影して得られた画像データに
対しては、平滑化処理を行なうことにより画像データ中
に含まれるノイズを除去した後に、ダイナミックレンジ
を拡大する処理を行なっている。このため、ぼけ防止モ
ードで撮影された画像であっても、ノイズが除去された
後にダイナミックレンジが拡大されるため、平滑化処理
を行なわずにダイナミックレンジを拡大した場合に比べ
て、画像のざらつきが少なくなり、画質が向上する。
【0056】図9(B)を参照して、図9(A)に示し
た画像処理部110に対して、ダイナミックレンジ拡大
部114と補正部113との処理の順序を逆にした例を
示す。画像処理部110を、図9(B)に示す構成とし
ても、図9(A)に示した画像処理部で得られる結果と
同じ結果が得られる。
【0057】なお、本実施の形態においては、補正部1
13で行なう処理を、平滑化処理としたが、平滑化処理
に代えて、画像を縮小する縮小処理としてもよい。縮小
処理は、複数画素を合成することにより画像データの画
素数を削減する処理である。縮小処理を施すことにより
周辺の画素値が平均化されるため、ノイズが削除される
からである。
【0058】図10は、第1の実施の形態における撮影
装置1の画像処理部110で用いられる平滑化フィルタ
の一例を示す図である。図10を参照して、平滑化フィ
ルタは、3×3のマトリクス構造となっており、中央の
画素が処理対象画素であり、その周辺の画素と処理対象
画素とにフィルタで定義される重み付けを乗じてた値を
加算した値が処理対象画素の値となる。なお、平滑化フ
ィルタを用いるのではなく、メディアン処理やモルフォ
ロジ処理等の平滑化あるいは孤立点除去の効果が得られ
る処理であれば、図10に示した平滑化フィルタを用い
た平滑化処理ではなく、別の処理を用いるようにしても
よい。
【0059】図11は、第1の実施の形態における撮影
装置1の画像処理部110で実行されるダイナミックレ
ンジ拡大処理を説明するための図である。図11を参照
して、横軸に入力輝度を、縦軸に出力輝度を示してい
る。入力輝度の最大値が出力輝度値の255に変換さ
れ、入力輝度の最小値が出力輝度の0に変換される。入
力輝度の最大値と最小値との間の値は、線形変換され
る。これにより、入力輝度値の最小値と最大値との間に
限定されたダイナミックレンジが、最小値が0で最大値
が255となる広いダイナミックレンジに拡大される。
【0060】図12は、第1の実施の形態における撮影
装置1で実行される撮影処理の流れを示す第1のフロー
チャートである。図12に示す撮影処理が実行される場
合には、図2に示した画像処理部110で行なわれる処
理が、CPU100で実行される。CPU100では、
ROM102に記憶された撮影画像補正処理プログラム
を読出して実行される。
【0061】図12を参照して、撮影処理では、まず、
撮影モードの選択が検出される(ステップS01)。撮
影モードの検出は、モード切換スイッチ7が解像度優先
モードに設定されているのか、ぼけ防止モードに設定さ
れているのかを検出することによりなされる。次に、露
出計109により露出値が測定される(ステップS0
2)。測定された露出値は、CPU100で受信され
る。
【0062】そして、ステップS01で選択された撮影
モードが判定される(ステップS03)。モード判定の
結果、撮影モードがぼけ防止モードとされた場合にはス
テップS04に進み、解像度優先モードと判定された場
合にはステップS09に進む。
【0063】ステップS04では、ぼけ防止モード用に
定められたカメラパラメータが、ROM102より読出
され、撮影部104に送信される。カメラパラメータ
は、シャッタ速度と絞り値とを含む。
【0064】次のステップS05では、設定されたシャ
ッタ速度と絞り値とに従って、撮影部104で撮影する
指示が送信される。
【0065】そして次のステップS06では、撮影部1
04が出力し、RAM108に記憶した画像データが読
出される(ステップS06)。
【0066】そして、読出された画像データに対して、
ダイナミックレンジを拡大する処理が実行され(ステッ
プS07)、平滑化処理が実行される(ステップS0
8)。その後、ダイナミックレンジが拡大され、かつ、
平滑化処理が施された画像データが出力部120に出力
される(ステップS12)。
【0067】一方、ステップS09では、解像度優先モ
ード用のカメラパラメータがROM102より読出され
る。ここでのカメラパラメータには、シャッタ速度と絞
り値とが含まれる。ステップS02で測定された露出値
に対応するシャッタ速度と絞り値が読出され、撮影部1
04に送信される。
【0068】そしてステップS10において、撮影部1
04に撮影を指示するコマンドが送信される。これによ
り、撮影部104で撮影が行なわれ、画像データがRA
M108に記憶される。
【0069】ステップS11では、撮影部104により
記憶された画像データが、RAM108より読出され
る。その後、出力部120に画像データが出力される
(ステップS12)。
【0070】なお、本実施の形態においては、ステップ
S07のダイナミックレンジ拡大処理と、ステップS0
8の平滑化処理の順に画像データに処理を施すようにし
たが、平滑化処理を先に行ない、その後ダイナミックレ
ンジを拡大する処理を実行するようにしてもよい。ま
た、ステップS08の平滑化処理に代えて、画像縮小す
る処理、または、孤立点を除去する処理を施すようにし
てもよい。
【0071】以上説明したように、第1の実施の形態に
おける撮影装置においては、測定された露出値により定
まるシャッタ速度と絞り値とで撮影する解像度優先モー
ドとを、解像度優先モードで定められるシャッタ速度と
絞り値と、露出値が小さいシャッタ速度と絞り値とで撮
影するぶれ防止モードとを備える。そして、ぶれ防止で
撮影された画像に対しては、ダイナミックレンジを拡大
する処理と、ノイズを除去するための平滑化処理、縮小
処理または孤立点除去処理が施される。このため、ぼけ
防止モードで撮影して得られる画像は、ダイナミックレ
ンジが狭い画像となるが、この画像からノイズを除去す
る平滑化処理、孤立点除去処理、または縮小処理のいず
れかを実行するとともに、ダイナミックレンジを拡大す
る処理を実行するので、手ぶれまたはあおりにより画像
がぼけるのを防止するとともに、画質が劣化するのを防
止することができる。
【0072】[第2の実施の形態]次に、第2の実施の
形態における撮影装置について説明する。図13は、第
2の実施の形態における撮影装置1Aの回路構成を示す
ブロック図である。第2の実施の形態における撮影装置
は、第1の実施の形態における撮影装置1の撮影部10
4が単板画像データを出力する場合の例である。このた
め、第1の実施の形態における撮影装置1とは、撮影部
104と画像処理部110とが異なる。したがって、第
1の実施の形態と異なる点についてのみ説明する。ここ
で、単板画像データとは、ベイヤ配列等のカラーフィル
タを施したCCDから出力される画像データをいう。
【0073】図14は、第2の実施の形態における撮影
装置1Aの画像処理部110Aの機能の概略を示す図で
ある。図14を参照して、画像処理部110Aには、撮
影部104が出力する単板画像データが入力される。画
像処理部110Aは、CPU100より受信する切換信
号に基づき、単板画像データの出力先を切換えるための
切換部111と、単板画像データに単板補間を施すため
の単板補間部141と、単板画像データから縮小画像を
作成するための縮小画像作成部143と、縮小された画
像に対してダイナミックレンジを拡大する処理を実行す
るダイナミックレンジ拡大部114とを含む。
【0074】切換部111は、制御部100より切換信
号を受信する。この切換信号は、撮影モードが解像度優
先モードまたはぼけ防止モードのいずれに設定されてい
るかを示す信号である。切換部111では、解像度優先
モードの場合には、入力された単板画像データを単板補
間部141へ出力する。また、切換部111は、ぼけ防
止モードの場合には、入力された単板画像データを縮小
画像作成部143に出力する。単板補間部141では、
入力された画像データを単板補間することにより、1画
素が赤、緑および青の要素をからなるRGB画像データ
を出力する。
【0075】縮小画像作成部143では、入力された単
板画像データに対して、画像を縮小する処理を施すこと
により、縮小されたRGB画像データをダイナミックレ
ンジ拡大部114に出力する。
【0076】ダイナミックレンジ拡大部114では、入
力されたRGB画像データに対して、ダイナミックレン
ジを拡大する処理を実行し、出力部120に出力する。
【0077】ここで、単板補間処理について説明する。
単板補間とは、ベイヤ配列等のカラーフィルタを施した
CCDから出力される単板画像データを、RGB値を有
するカラー画像に変換する処理である。
【0078】図15は、ベイヤ配列の一例を示す図であ
る。図中Rは赤、Gは緑、Bは青のカラーフィルタが施
された画素を示す。図15に示すように、赤(R)、緑
(G)および青(B)の画素が配列されたものをベイヤ
配列という。したがって、第2の実施の形態における撮
影装置1Aの撮影部104Aは、CCD138A上にカ
ラーフィルタが施され、そのカラーフィルタは、図15
に示すベイヤー配列にそれぞれの色の画素が配列するよ
うに構成される。
【0079】図16は、単板補間処理の一例を示す図で
ある。図16(A)を参照して、図14に示したベイヤ
配列が横方向に3つ縦方向に2つ配列した単板画像デー
タの例を示している。単板補間処理では、まず、単板画
像データからG(緑)プレーン画像を生成する。この場
合、図16(A)に示した単板画像データのG値のみを
用いてGプレーン画像が作成される。
【0080】図16(B)は、図16(A)の単板画像
データのうちG値のみを示した図である。ここで、ハッ
チングで示すG値の存在しない画素のG値を求めること
により、Gプレーン画像が作成される。G値の存在しな
い画素でのG値は、その画素の上下左右の画素のG値の
平均値として求められる。たとえば、処理対象画素のG
値をG0とし、処理対象がその上隣の画素のG値をG
1、下隣のG値をG4、右隣のG値をG3、左隣のG値
をG2とすれば、G0値は、次式(1)で求められる。
【0081】 G0=(G1+G2+G3+G4)/4 … (1) 次に、図16(A)に示したR値およびB値の存在する
画素値から、Gプレーン画像の対応する画素のG値を減
じることで、R値から算出される色差情報Cr、B値か
ら求められる色差情報Cbが求められる。このようにし
て求められた色差情報Cr、Cbが、図16(C)に示
される。
【0082】次に、求められた色差情報Cr,Cbを、
周囲のCr,Cbの値を用いて補間する。図16(D)
を参照して、色差情報Crについて説明する。画素値X
1は、両隣の色差情報Cr1,Cr2とを用いて、次式
(2)を用いて算出される。
【0083】 X1=(Cr1+Cr2)/2 … (2) 画素値X4も同様に、両隣の色差情報Cr3,Cr4と
の平均として求められる。
【0084】画素値X2には、上下方向に隣り合う色差
情報Cr1,Cr3の平均として求められる。画素値X
3も同様に、上下方向に隣り合う色差情報Cr2とCr
4の平均として求められる。
【0085】中央に位置する画素値Yは、対角方向に隣
り合う色差情報Cr1,Cr2,Cr3,Cr4の平均
値として次式(3)を用いて求められる。
【0086】 Y=(Cr1+Cr2+Cr3+Cr4)/4 … (3) このようにして、色差情報Crについてすべての画素値
に対応する値が求められる。
【0087】色差情報Cbについても色差情報Crで求
めたのと同様の方法にして同様の方法で求められる。
【0088】すべての画素値に対して求められたG値
と、色差情報Cr,Cbとを用いて、R値およびB値が
それぞれ次式(4)、(5)を用いて求められる。
【0089】R=Cr+G … (4) B=Cb+G … (5) 単板補間部141では、図16で説明した単板補間処理
が実行される。なお、単板補間処理は、図16に示した
方法に限られず、他の方法を用いて単板画像データをR
GB画像データに変換するようにしてもよい。
【0090】図17は、第2の実施の形態における撮影
装置1Aで実行される縮小画像作成処理の一例を示す第
1の図である。図17では、縦方向および横方向に画像
を1/2に縮小する場合の処理を示している。図17を
参照して、1つのベイヤ配列からR値、G値およびB値
を有する1つの画素が求まればよい。このため、1つの
ベイヤ配列に含まれるRGBの値について、次式を用い
てRGB値が求められる。ここで、求められるRGB値
を、それぞれR0,G0,B0とし、ベイヤ配列中に含
まれるR値をR1,B値をB1、G値をG1,G2とし
て示している。
【0091】R0=R1 … (6) G0=(G1+G2)/2 … (7) B0=B1 … (8) 図18は、第2の実施の形態における撮影装置で実行さ
れる縮小画像作成処理の一例を示す第2の図である。図
18では、縦方向および横方向に1/4に画像を縮小す
る場合を例に示している。したがって、4つのベイヤ配
列に含まれるRGBのそれぞれの値が、1つのRGB値
となる。このため、図18に示す4つのベイヤ配列に含
まれるR値の平均が、求められるR値となり、G値の平
均が求められるG値となり、B値の平均が求められるB
値となる。
【0092】4つのベイヤ配列に含まれるR値をR1,
R2,R3,R4とし、求めようとするR値をR0と
し、4つのベイヤ配列に含まれるG値を、G1,G2,
G3,G4,G5,G6,G7,G8とし、求めようと
するG値をG0とし、4つのベイヤ配列に含まれるB値
をB1,B2,B3,B4とし、求めるB値をB0とし
た場合、次式(9)(10)(11)を用いて、それぞ
れR0,G0,B0が求められる。
【0093】 R0=(R1+R2+R3+R4)/4 … (9) G0=(G1+G2+G3+G4+G5+G6+G7+G8)/8 … (1 0) B0=(B1+B2+B3+B4)/4 … (11) 以上説明したように、第2の実施の形態における撮影装
置においては、ベイヤ配列に従ってRGBの画素が配列
された単板画像データに対して、ぼけ防止モードが設定
された場合には、単板画像データを直接単純平均するこ
とにより縮小画像を作成してダイナミックレンジを拡大
する。このため、ぼけ防止モードで撮影されることによ
り露光量が少ない場合であっても、縮小処理によりノイ
ズが除去されるので、画像がぼけるのを防止するととも
に、画質を向上することができる。また、縮小画像を作
成する場合に、単板補間処理をすることなく単板画像デ
ータから縮小画像を直接作成するため、単板補間によっ
て画素値の誤差が生じることがない。その結果、ノイズ
や擬似色の少ない画像を得ることができる。
【0094】次に、第2の実施の形態における画像処理
部110Aで実行する処理を、CPU100で実行する
場合について説明する。この場合には画像処理部110
Aは不要となる。CPU100で実行する撮影画像補正
プログラムは、ROM102に記憶され、CPU100
に読込むことにより実行される。
【0095】図19は、第2の実施の形態における撮影
装置で実行される撮影処理の流れを示すフローチャート
である。図19を参照して、撮影処理では、まず、撮影
モードの選択が検出される(ステップS21)。撮影モ
ードの検出は、モード切換スイッチ7が解像度優先モー
ドに設定されているのか、ぼけ防止モードに設定されて
いるのかを検出することによりなされる。次に、露出計
109により露出値が測定される(ステップS22)。
測定された露出値は、CPU100で受信される。
【0096】そして、ステップS21で選択された撮影
モードが判定される(ステップS23)。モード判定の
結果、撮影モードがぼけ防止モードとされた場合にはス
テップS24に進み、解像度優先モードと判定された場
合にはステップS29に進む。
【0097】ステップS24では、ぼけ防止モード用に
定められたカメラパラメータが、ROM102より読出
され、撮影部104Aに送信される。カメラパラメータ
は、シャッタ速度と絞り値とを含む。
【0098】次のステップS25では、設定されたシャ
ッタ速度と絞り値とに従って、撮影部104Aで撮影す
る指示が送信される。これにより、撮影部104Aで
は、設定されたカメラパラメータに従って撮影が行なわ
れ、単板画像データがRAM108に記憶される。
【0099】ステップS26では、RAM108より単
板画像データが読出される。そして、読出された単板画
像データから縮小画像が作成される(ステップS2
7)。ここでの縮小画像を作成する処理は、図17また
は図18を用いて説明した縮小処理である。
【0100】次に、作成された縮小画像に対して、ダイ
ナミックレンジを拡大する処理が実行される(ステップ
S28)。そして、単板補間されたRGBの画像データ
が出力される(ステップS33)。
【0101】一方、ステップS23のモード判定処理に
おいて、解像度優先モードと判断された場合には、RO
M102より解像度優先モード用のカメラパラメータが
読出され、撮影部104Aに出力される。次のステップ
S30では、撮影部104Aに対して、撮影を指示する
コマンドが送信される。これにより、撮影部104Aで
は、設定されたカメラパラメータに従って撮影が行なわ
れ、単板画像データがRAM108に記憶される。
【0102】次のステップS31では、RAM108よ
り撮影部104Aが出力した単板画像データが読出さ
れ、読出された単板画像データに対して単板補間処理が
実行される(ステップS32)。そして、単板補間され
たRGBの画像データが出力される(ステップS3
3)。 [変形例]第1および第2の実施の形態においては、画
像を補正する処理を撮影装置で実行するようにしたが、
一部の処理をパーソナルコンピュータ等の外部の装置で
実行するようにしてもよい。
【0103】この場合撮影装置1では、撮影部104が
出力する単板画像データをRGB画像データに変換する
ための単板補間処理までを実行し、変換されたRGBの
画像データと撮影モードとをパーソナルコンピュータに
送信することになる。パーソナルコンピュータでは、受
信されたRGBの画像データと撮影モードとに基づき、
撮影モードがぼけ防止モードの場合に、画像データに対
して平滑化または縮小処理等の補間処理とダイナミック
レンジを拡大する処理とを実行することになる。
【0104】図20は、変形された撮影装置1Aで実行
される撮影処理の流れを示すフローチャートである。図
20を参照して、撮影処理では、まず、撮影モードの選
択が検出される(ステップS41)。撮影モードの検出
は、モード切換スイッチ7が解像度優先モードに設定さ
れているのか、ぼけ防止モードに設定されているのかを
検出することによりなされる。次に、露出計109によ
り露出値が測定される(ステップS42)。測定された
露出値は、CPU100で受信される。
【0105】そして、ステップS41で選択された撮影
モードが判定される(ステップS43)。モード判定の
結果、撮影モードがぼけ防止モードとされた場合にはス
テップS44に進み、解像度優先モードと判定された場
合にはステップS45に進む。
【0106】ステップS44では、ぼけ防止モード用に
定められたカメラパラメータが、ROM102より読出
され、撮影部104Aに送信される。一方、ステップS
45では、解像度優先モード用に定められたカメラパラ
メータが、ROM102より読出され、撮影部104A
に送信される。
【0107】次のステップS46では、設定されたシャ
ッタ速度と絞り値とに従って、撮影部104Aで撮影す
る指示が送信される。これにより、撮影部104Aで
は、設定されたカメラパラメータに従って撮影が行なわ
れ、単板画像データがRAM108に記憶される。
【0108】ステップS47では、RAM108より単
板画像データが読出される。読出された単板画像データ
に対して単板補間処理が実行される(ステップS4
8)。その後、単板補間処理が施されたRGBの画像デ
ータと撮影モードとがパーソナルコンピュータに送信さ
れる(ステップS49)。
【0109】図21は、コンピュータで実行される撮影
画像補正処理の流れを示すフローチャートである。図2
1に示すフローチャートが実行されるコンピュータに
は、図20に示す撮影処理を実行した撮影装置から、R
GBの画像データと撮影モードとが送られる。
【0110】図21を参照して、パーソナルコンピュー
タは、撮影装置1Aより画像データが受信され(ステッ
プS51)、撮影モードが受信される(ステップS5
2)。そして、ステップS52で受信された撮影モード
に基づき、撮影モードがぼけ防止モードなのか解像度優
先モードなのかが判定される(ステップS53)。撮影
モードがぼけ防止モードの場合にはステップS54に進
み、そうでない場合にはステップS56に進む。
【0111】ステップS54では、ステップS51で受
信されたRGBの画像データに対して平滑化処理、縮小
処理または孤立点除去処理等の補正処理が実行される。
【0112】そして、補正処理が施された画素データに
対して、ダイナミックレンジを拡大する処理が実行され
る(ステップS55)。そして、ダイナミックレンジ拡
大処理が実行された画像データがディスプレイなどに出
力される(ステップS56)。
【0113】このように、撮影装置1Aで実行する処理
の一部を、外部に接続されたコンピュータで実行するよ
うにしたので、撮影装置で行なう処理を少なくすること
ができる。
【0114】なお、本実施の形態においては、ステップ
S54で画像補正処理を実行した後にステップS55で
ダイナミックレンジ拡大処理を実行するようにしたが、
ダイナミックレンジ拡大処理を実行した後に画像補正処
理を実行するようにしても同様の効果を得ることができ
る。
【0115】また、撮影装置1Aで単板画像データを出
力するのではなく、RGBそれぞれのCCDを用いて直
接RGBの画像データが得られる場合には、図20のス
テップS48を実行する必要はない。
【0116】なお、本実施の形態においては、ぶれ防止
モードに設定された場合には、必ず補正処理とダイナミ
ックレンジ拡大処理を実行するようにしたが、露出計1
09で得られる露光量としきい値とを比較することによ
り、ぶれ防止モードにおける露光量で十分にダイナミッ
クレンジが確保される場合には、ぼけ防止モードに設定
された場合であっても、補正処理およびダイナミックレ
ンジ拡大処理を行なわないようにしてもよい。ダイナミ
ックレンジが十分に得られる場合、平滑化等の補正処理
を行なうと、画質が低下する場合があるからである。ま
た、画像を縮小する場合には解像度が低下してしまう。
【0117】補正処理およびダイナミックレンジ拡大処
理を行なわないように判断する方法としては、撮影部1
04で予め撮影してプレビュー画像を出力し、出力され
た画像データの輝度値の分布を利用する方法がある。プ
レビュー画像の最低輝度値と予め定められたしきい値と
を比較し、しきい値よりも大きい場合には、補正処理お
よびダイナミックレンジ拡大処理を行なう必要がないと
判断することができる。
【0118】また、撮影モードの選択を、モード切換ス
イッチ7を用いて使用者が設定できるようにしたが、照
明条件等を検出して自動的に選択するようにしてもよ
い。
【0119】撮影モードを自動選択する方法としては、
露出値から自動的に定まる絞り値とシャッタ速度とを、
それぞれ予め定められたしきい値と比較することにより
決定する。たとえば、絞り値がしきい値よりも小さい場
合、あるいは、シャッタ速度がしきい値よりも遅い場合
に、もぼけ防止モードを選択するようにすればよい。さ
らに、測距部107から得られる測距情報に応じて絞り
値に対するしきい値を変更するようにしてもよい。これ
は、撮影距離に応じて被写界深度が変化するためであ
る。
【0120】また、原稿等に表わされた文字等は、撮影
距離が大きくなればなるほど小さな画像として得られ
る。このため、一般的に用いられる文字の大きさとし
て、たとえば10〜12ポイントを想定し、この文字の
大きさに合せて撮影距離に応じてぼけの影響を予め調べ
ておくことにより、撮影距離と絞り量またはシャッタ速
度との関係を定めることができる。このようにして定め
られたシャッタ速度または絞り値をしきい値として、撮
影距離に応じたしきい値を定めることができる。
【0121】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態における撮影装置
の前方からの斜視図である。
【図2】 第1の実施の形態における撮影装置の回路構
成を示すブロック図である。
【図3】 第1の実施の形態における撮影装置の撮影部
の概略を示す機能ブロック図である。
【図4】 撮影装置が紙などの原稿を撮影している状況
を示す図である。
【図5】 あおりにより生じる撮影距離の違いを説明す
るための図である。
【図6】 錯乱円と画素との関係を示す図である。
【図7】 被写体像と画素との関係を示す図である。
【図8】 露光量とシャッタ速度および絞り値との対応
テーブルの一例を示す図である。
【図9】 第1の実施の形態における撮影装置の画像処
理部の機能の概略を示す機能ブロック図である。
【図10】 第1の実施の形態における撮影装置の画像
処理部で用いられる平滑化フィルタの一例を示す図であ
る。
【図11】 第1の実施の形態における撮影装置の画像
処理部で実行されるダイナミックレンジ拡大処理を説明
するための図である。
【図12】 第1の実施の形態における撮影装置で実行
される撮影処理の流れを示すフローチャートである。
【図13】 第2の実施の形態における撮影装置の回路
構成を示すブロック図である。
【図14】 第2の実施の形態における撮影装置の画像
処理部の機能の概略を示す図である。
【図15】 ベイヤ配列の一例を示す図である。
【図16】 単板補間処理の一例を示す図である。
【図17】 第2の実施の形態における撮影装置で実行
される縮小画像作成処理の一例を示す第1の図である。
【図18】 第2の実施の形態における撮影装置で実行
される縮小画像作成処理の一例を示す第2の図である。
【図19】 第2の実施の形態における撮影装置で実行
される撮影処理の流れを示すフローチャートである。
【図20】 変形された撮影装置で実行される撮影処理
の流れを示すフローチャートである。
【図21】 コンピュータで実行される撮影画像補正処
理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,1A 撮影装置、3 撮影ボタン、4 レンズ部、
5 カード挿入口、7モード切換スイッチ、100 制
御部、104,104A 撮影部、105設定部、10
6 表示部、107 測距部、109 露出計、11
0,110A画像処理部、111 切換部、113 補
正部、114 ダイナミックレンジ拡大部、120 出
力部、122 カードメモリ部、124 外部記憶装
置、126 記録媒体、131 制御部、133 レン
ズ駆動部、137 シャッタ速度制御部、141 単板
補間部、143 縮小画像作成部、200 原稿、30
1 錯乱円、302 被写体像。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮影して画像データを出力する
    撮影手段と、 第1の撮影モードとシャッタ速度および/または絞り値
    の制御により前記第1の撮影モードよりも露光量の小さ
    い第2の撮影モードとのいずれかに撮影モードを切換え
    る切換手段と、 前記第2の撮影モードの場合に、前記撮影手段が出力し
    た画像データを補正する補正手段と、 前記第2の撮影モードの場合に、前記撮影手段が出力し
    た画像データのダイナミックレンジを拡大する拡大手段
    とを備えた、撮影装置。
  2. 【請求項2】 被写体までの距離を測定するための測距
    手段と、 被写体までの距離とシャッタ速度および絞り値とを対応
    付けて前記第1の撮影モードおよび前記第2の撮影モー
    ドごとに記憶する記憶手段と、 前記測距手段の出力と前記切換手段の出力とに応じて、
    シャッタ速度および絞り値を読出して設定する設定手段
    とをさらに備えた、請求項1に記載の撮影装置。
  3. 【請求項3】 前記補正手段は、画像データに対して平
    滑化する処理を実行する、請求項1に記載の撮影装置。
  4. 【請求項4】 前記補正手段は、複数画素を合成するこ
    とにより画像データの画素数を削減する処理を実行す
    る、請求項1に記載の撮影装置。
  5. 【請求項5】 画素数に対応した数の光電変換素子が2
    次元に配列された1つの光電変換部と、 前記複数の光電変換素子の各々の受光部に所定の配列に
    従って配置されたカラーフィルタと、 第1の撮影モードとシャッタ速度および/または絞り値
    の制御により前記第1の撮影モードよりも露光量の小さ
    い第2の撮影モードとのいずれかに撮影モードを切換え
    る切換手段と、 前記第1の撮影モードの場合に、前記光電変換部が出力
    する信号を1つの画素が複数の色信号を含む画像データ
    に変換する変換手段と、 前記第2の撮影モードの場合に、前記光電変換部が出力
    する信号を所定の縮小率で定まる画素数からなり、1つ
    の画素が複数の色信号を含む画像データに変換する縮小
    手段と、 前記縮小手段で変換された画像データのダイナミックレ
    ンジを拡大する拡大手段とを備えた、撮影装置。
  6. 【請求項6】 前記縮小手段は、前記光電変換部が出力
    する信号を単純平均することにより、所定の縮小率で定
    まる画素数からなる画像データに変換する、請求項5に
    記載の撮影装置。
  7. 【請求項7】 第1の撮影モードとシャッタ速度および
    /または絞り値の制御により前記第1の撮影モードより
    も露光量の小さい第2の撮影モードとのいずれかで被写
    体を撮影可能な撮影装置で実行される撮影画像補正方法
    であって、 前記第1の撮影モードおよび前記第2の撮影モードのい
    ずれかに撮影モードを切換える指示の入力を受付けるス
    テップと、 前記入力された撮影モードで被写体を撮影して画像デー
    タを取得するステップと、 前記第2の撮影モードの場合に、取得された画像データ
    を補正するステップと、 前記第2の撮影モードの場合に、取得された画像データ
    のダイナミックレンジを拡大するステップとを含む、撮
    影画像補正方法。
  8. 【請求項8】 画素数に対応した数の光電変換素子が2
    次元に配列された1つの光電変換部と、前記複数の光電
    変換素子の各々の受光部に所定の配列に従って配置され
    たカラーフィルタとを備えた撮影装置にて実行される撮
    影画像補正方法であって、 第1の撮影モードとシャッタ速度および/または絞り値
    の制御により前記第1の撮影モードよりも露光量の小さ
    い第2の撮影モードとのいずれかに撮影モードを切換え
    る指示の入力を受付けるステップと、 前記第1の撮影モードの場合に、前記光電変換部が出力
    する信号を1つの画素が複数の色信号を含む画像データ
    に変換するステップと、 前記第2の撮影モードの場合に、前記光電変換部が出力
    する信号を所定の縮小率で定まる画素数からなり、1つ
    の画素が複数の色信号を含む画像データに変換するステ
    ップと、 前記第2の撮影モードの場合に、前記変換された画像デ
    ータダイナミックレンジを拡大するステップとを含む、
    撮影画像補正方法。
  9. 【請求項9】 第1の撮影モードとシャッタ速度および
    /または絞り値の制御により前記第1の撮影モードより
    も露光量の小さい第2の撮影モードとのいずれかで被写
    体を撮影可能な撮影装置で被写体を撮影して得られた画
    像データと撮影モードとを入力するステップと、 前記入力された撮影モードが第2の撮影モードの場合
    に、前記入力された画像データを補正するステップと、 前記入力された撮影モードが第2の撮影モードの場合
    に、前記入力された画像データのダイナミックレンジを
    拡大するステップとをコンピュータに実行させる撮影画
    像補正プログラム。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の撮影画像補正プログ
    ラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8269898B2 (en) 2007-05-09 2012-09-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Image processing apparatus
JP2013109277A (ja) * 2011-11-24 2013-06-06 Canon Inc 撮像装置及びその制御方法、並びにプログラム
KR101336234B1 (ko) 2007-01-12 2013-12-03 삼성전자주식회사 디지털 카메라의 화질 개선 방법
JP2014230194A (ja) * 2013-05-24 2014-12-08 株式会社ニコン 画像処理装置、電子カメラ及び画像処理プログラム

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