JP2003110845A - 画像処理装置及びその制御方法並びにコンピュータプログラム及び記録媒体 - Google Patents

画像処理装置及びその制御方法並びにコンピュータプログラム及び記録媒体

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JP2003110845A
JP2003110845A JP2001305742A JP2001305742A JP2003110845A JP 2003110845 A JP2003110845 A JP 2003110845A JP 2001305742 A JP2001305742 A JP 2001305742A JP 2001305742 A JP2001305742 A JP 2001305742A JP 2003110845 A JP2003110845 A JP 2003110845A
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清 梅田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷媒体上に印刷された画像領域を正確に特
定するための基準枠を付加することができる画像処理装
置及びその制御方法並びにプログラムコード及び記録媒
体を提供する。 【解決手段】 入力された印刷用の画像が、画像形成部
13の作動により、所定の解像度に変換される。解像度
変換された画像は、付加情報多重化部14の作動によ
り、所定領域ごとに付加情報が埋め込まれる。さらに、
基準枠付加部15の作動により、付加情報が埋め込まれ
た画像の周囲に所定の基準枠が付加される。そして、プ
リンタ16によって、付加情報が埋め込まれた画像と基
準枠とが印刷媒体に印刷され、印刷画像17が出力され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像情報に対し
て、音声情報、テキスト文書情報、当該画像に関する情
報、当該画像に関係のない情報等を付加情報として、視
覚的に目立たないように埋め込んで印刷する画像処理装
置及びその制御方法並びにコンピュータプログラム及び
記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、画像の不正コピーや改ざんの
防止などを目的として、当該画像に特別な情報を埋め込
む研究が盛んに行われている。このような技術は電子透
かしと呼ばれる。例えば、写真、絵画等を電子化した画
像中に、その著作者名や使用許可に関する可否等の付加
情報を埋め込むことが知られている。近年では、付加情
報を視覚的に目立たないようにしてもとの画像に埋め込
み、インターネット等のネットワークを通じてその画像
を流通する技術が標準化されつつある。
【0003】また、画像が印刷された紙等の印刷物か
ら、その画像を印刷した印刷機器の種類やその機体番号
等の付加情報を特定することができるような技術も研究
されている。このような技術は、複写機やプリンタ等の
画像形成装置の高画質化に伴って、紙幣、印紙、有価証
券等の不正な偽造等を防止する目的で用いられる。
【0004】例えば、特開平7-123244号公報では、画像
の視覚的に感度の低い色差成分及び彩度成分の高周波域
の部分に、付加情報を埋め込む技術が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の方法では、音声情報やその他の大容量の
情報を、印刷される際に目立たないように画像中に埋め
込むことは非常に困難であった。
【0006】そこで、このような問題を解決する手段と
して、本願出願人は、特開2001-148778において、誤差
拡散法によって生じるテクスチャを利用し、通常の疑似
階調処理では発生しない量子化値の組み合わせを人工的
に作成して、作成された符号を画像に埋め込む方法を提
案した。この方法によれば、テクスチャの形状が微視的
に変化するだけなので、もとの画像と比較して視覚的に
は画質がほとんど変化していない。また、誤差拡散法に
おいて量子化しきい値を変更することによって、極めて
容易に異種信号の多重化を実現することができる。
【0007】ここで、任意の画像に付加情報を埋め込ん
で印刷し、さらにその印刷画像から埋め込んだ付加情報
を取り出す従来技術による画像処理システムについて説
明する。図19は、任意の画像に付加情報を埋め込んで
印刷画像を出力する従来の画像処理装置の構成を示すブ
ロック図である。図19において、入力端子191から
は任意の多階調の画像情報が入力され、入力端子192
からは当該画像情報の中に埋め込まれる付加情報が入力
される。この付加情報は、入力端子191から入力され
る画像情報に関する著作権、撮影日時、撮影場所、撮影
者等の諸情報であったり、当該画像情報に全く関係しな
い音声情報やテキスト文書情報等が考えられる。
【0008】付加情報多重化部193は、入力端子19
1から入力された画像情報中に、入力端子192から入
力された付加情報を視覚的に目立たないように埋め込む
ための装置である。すなわち、付加情報多重化部193
では、入力された画像を任意のN画素の正方ブロックに
分割し、ブロック毎に付加情報が埋め込まれる。付加情
報多重化部193で付加情報が埋め込まれた画像情報
は、プリンタ194において印刷媒体上に印刷される。
なお、使用されるプリンタ194は、インクジェットプ
リンタやレーザープリンタ等の疑似階調処理を用いるこ
とによって階調表現を実現することができるプリンタと
する。
【0009】図20は、図19における画像処理装置か
ら出力された印刷画像から埋め込んだ付加情報を取り出
す従来の画像処理装置の構成を示すブロック図である。
図20では、まず、印刷媒体上に印刷された画像情報
が、イメージスキャナ201を用いて読み取られて画像
データに変換される。この画像データは、付加情報分離
部202に入力される。
【0010】次に、付加情報分離部202では、公知の
画像処理方法によって、付加情報が埋め込まれている画
像領域が検出される。この検出を行うための代表的な方
法としては、非画像領域と画像領域の境界を濃度差によ
って検知するという方法がある。そして、付加情報分離
部202では、画像領域が検出された後、同領域中から
埋め込まれている付加情報が分離される。さらに、分離
した付加情報が、出力端子203から出力される。
【0011】しかし、上述した従来の方法には次に述べ
るような問題がある。まず、入力端子191から入力さ
れる画像情報の中には、画像中の濃度差により画像領域
を検知する方法では、画像領域の境界が検知できないも
のがある。図21は、画像領域の境界が不明瞭な印刷画
像の一例を示す図である。図21に示すように、画像領
域の上方部分が印刷媒体の紙の色(例えば、白色)とほ
とんど同じ色であるような印刷画像の場合、上述したよ
うな濃度差によって画像領域を検知する方法では、上部
境界線を検知することができない。
【0012】このような上部境界線が不明瞭な画像であ
っても、付加情報も目立たないような状態で画像情報中
に埋め込まれているので、画像領域を正しく入力する必
要がある。しかし、ユーザが印刷画像をイメージスキャ
ナでトリミングする際に、どの範囲をトリミングすれば
よいのかわからないという問題がある。
【0013】さらに、従来手法では、入力された画像を
N画素の正方ブロックに分割し、ブロック毎に付加情報
を多重化しているため、付加情報分離部202では、各
ブロックの座標を少なくとも数画素程度の誤差で把握す
る必要がある。この誤差が大きくなった場合、付加情報
の検出精度が著しく低下し、正確な付加情報を復元する
ことが困難になる。
【0014】さらにまた、イメージスキャナ201で読
み取られた画像データは、様々な誤差要因による影響を
受けている。例えば、イメージスキャナ201による印
刷画像の読み取り時に、印刷画像を傾けることなくセッ
トして読み取った場合であっても、印刷媒体の伸縮やイ
メージスキャナ201の駆動系・光学系に起因する歪と
いった誤差要因がある。
【0015】そこで、イメージスキャナやファクシミリ
等で読み取られた画像の傾斜を算出する方法として、特
開平2-35869が提案されている。この発明は、読み取り
原稿の所定部分に、あらかじめ原稿に対して平行に基準
線を引いておき、読み取り時に、この基準線の傾きを検
知して傾き補正を行うものである。
【0016】また、原稿の傾きや伸縮、紙送りの斑の度
合いを検知する方法として、特開平5-207241が提案され
ている。この発明は、あらかじめ読み取り原稿の所定の
2か所に基準マークを印字しておき、原稿を読み取る際
にその2つの基準マークの位置を検出し、さらに基準マ
ーク間の距離を測定することにより、原稿の傾きや伸
縮、紙送りの斑の度合いを検知するものである。
【0017】しかし、上述したような従来から提案され
ている方法では、ある程度の傾き補正等が可能であって
も、画像領域中の特定の位置を数画素程度の誤差内で推
定することは不可能であった。
【0018】この発明は、このような事情を考慮してな
されたものであり、印刷媒体上に印刷された画像領域を
正確に特定するための基準枠を付加することができる画
像処理装置及びその制御方法並びにプログラムコード及
び記録媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、画像の所定領域ごとに付加情報を埋め込
む付加情報多重化手段と、付加情報が埋め込まれた画像
の周囲に所定の枠を付加する枠付加手段と、付加情報が
埋め込まれた画像と前記枠とを印刷媒体に印刷する印刷
手段とを備えることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施形態による画像処理システムについて説明する。
なお、本実施形態による画像処理システムは、付加情報
が埋め込まれた画像領域を正確に特定するための基準枠
を印刷する画像処理装置と、その印刷画像から埋め込ま
れた付加情報を取り出す画像処理装置との2種類の画像
処理装置を備えている。
【0020】<第1の実施形態>図1は、この発明の第
1の実施形態による付加情報が埋め込まれた画像領域を
正確に特定するための基準枠を印刷する画像処理装置の
構成を示すブロック図である。
【0021】入力端子11は、多階調の画像情報D1を
入力するための端子である。また、入力端子12は、多
階調の画像情報D1中に埋め込まれる任意の大きさを持
つ付加情報xを入力するための端子である。付加情報x
としては、入力端子11から入力される画像情報D1の
著作権に関する情報、関連するその他の情報や、音声情
報やテキスト文書情報等の画像情報D1に関連しない情
報が考えられる。
【0022】入力端子11は、画像形成部13に接続さ
れている。画像形成部13では、入力された画像情報D
1を印刷用の解像度であるH画素(縦方向)×W画素
(横方向)の大きさの画像情報D2に変換する。このH
及びWの値は、読み取り時に大きさを特定できるように
するため、あらかじめ設定された値若しくは2Qの整数
倍であるとする。なお、Qは読み取り時に用いるイメー
ジスキャナ等の読み取り誤差や印刷媒体の伸縮から生じ
る誤差よりも大きい定数で、付加情報xが埋め込まれる
単位であるブロックの大きさN画素の整数倍になってい
るものとする。なお、大きさの変換手段としては、公知
である際近隣補間、線形補間等いずれの方法を用いても
よい。
【0023】画像形成部13は、付加情報多重化部14
に接続されており、画像情報D2は、付加情報多重化部
14に入力される。付加情報多重化部14は、印刷され
た際に埋め込まれた付加情報が目立たないように画像情
報D2に付加情報xを埋め込むための装置である。付加
情報多重化部14では、画像情報D2中に付加情報xが
埋め込まれた後、付加情報が多重化された画像情報D3
が出力される。
【0024】付加情報多重化部14は、基準枠付加部1
5に接続されている。基準枠付加部15は、付加情報復
元時の画像領域の特定に用いられる基準枠に関する情報
を画像情報D3に付加し、画像情報D4として出力す
る。基準枠付加部15は、プリンタ16に接続されてい
る。プリンタ16では、画像情報D4が入力されると、
印刷媒体上に画像情報D4を形成し、印刷画像17とし
て出力する。なお、プリンタ16は、インクジェットプ
リンタやレーザープリンタ等の疑似階調処理を用いるこ
とにより階調表現を実現するプリンタを使用する。
【0025】すなわち、この発明による画像処理装置
は、画像(画像情報D1)に付加情報xを埋め込む付加
情報多重化手段(付加情報多重化部14)と、付加情報
が埋め込まれた画像(画像情報D3)の周囲に所定の枠
(基準枠)を付加する枠付加手段(基準枠付加部15)
と、付加情報が埋め込まれた画像と枠とを印刷媒体に印
刷する印刷手段(プリンタ16)とを備えることを特徴
とする。
【0026】また、この発明による画像処理装置は、画
像を所定の解像度に変換する解像度変換手段(画像形成
部13)をさらに備えることを特徴とする。
【0027】さらに、この発明による画像処理装置は、
解像度変換手段(画像形成部13)が、印刷された印刷
物(印刷画像17)の入力時における所定の歪量の少な
くとも2倍で印刷用画像の解像度を変換することを特徴
とする。
【0028】なお、この画像処理装置における処理は、
図2で示される制御装置20を用いて実行される。図2
は、本発明における各処理部の動作を実行させる制御装
置20を説明するための概要図である。図2において、
システムバス21には、CPU22、ROM23、RA
M24、ハードディスク等の二次記憶装置25が接続さ
れている。また、ユーザインタフェースとして、ディス
プレイ26、キーボード27、マウス28がCPU22
等に接続されている。さらに、画像出力用のプリンタ1
6がI/Oインタフェース29を介して接続されてい
る。
【0029】図3は、図1で示される画像処理装置の動
作手順を説明するためのフローチャートである。最初
に、図1の入力端子11から画像情報D1が入力される
(ステップS31)。次に、画像形成部13では、入力
された画像情報D1を印刷用の解像度H画素×W画素の
大きさの画像情報D2に変換される(ステップS3
2)。また、入力端子12から付加情報xが入力される
(ステップS33)。なお、付加情報xの入力の時期
は、画像情報D1の入力と同時でも、また、あらかじめ
入力されていてもよい。
【0030】付加情報多重化部14では、入力された画
像をN画素×N画素の正方ブロックに分割し、ブロック
毎に誤差拡散法の量子化しきい値を付加情報のビットの
符号に応じて変化させる。この処理によって、ブロック
毎に通常の誤差拡散法では発生することのないテクスチ
ャを生じさせて、付加情報xを画像情報D2に埋め込ん
だ画像情報D3が作成される(ステップS34)。これ
によって、復号化時にはこのテクスチャの周波数成分を
解析することにより付加情報xを復元することができ
る。
【0031】そして、基準枠付加部15において、画像
情報D3の周りに基準枠に関する情報が付加され、画像
情報D4として出力される(ステップS35)。さら
に、プリンタ16では、基準枠付加部15で作成された
画像情報D4が印刷媒体上に印刷され、印刷画像17と
して出力される(ステップS36)。なお、プリンタ1
6として、インクジェットプリンタやレーザープリンタ
等の疑似階調処理を用いることによって階調表現を実現
するようなプリンタが用いられる。図4は、印刷画像1
7における基準枠と画像領域との関係を説明するための
概要図である。図4に示すように、印刷媒体上において
画像領域の周囲に基準枠が印刷されるので、画像領域の
境界が印刷媒体と同色であっても画像領域の外縁を正確
に特定することができる。
【0032】図5は、印刷された画像をイメージスキャ
ナで入力して埋め込まれている付加情報を抽出する本発
明の一実施形態による画像処理装置の構成を説明するた
めのブロック図である。図5において、イメージスキャ
ナ51は図1に示された画像処理装置で印刷された印刷
画像17を光学的に読み取って画像情報D5に変換する
装置である。図6は、イメージスキャナ71によって読
み取られる画像の範囲を説明するための概要図である。
図6に示すように、イメージスキャナ51に印刷画像1
7として出力された印刷媒体を入力すると、画像領域と
一部の印刷媒体領域を含んだスキャナ読み取り範囲60
で示される範囲がユーザによってトリミングされる。そ
の後、スキャナ読み取り範囲60の部分が光学的に読み
取られて、画像情報D5として出力される。これによっ
て、画像領域の全範囲を確実に読み取ることができる。
【0033】イメージスキャナ51は、ブロック位置検
出部52に接続している。ブロック位置検出部52で
は、付加情報多重化部14で分割されたN画素×N画素
の正方ブロックの正確な位置が算出される。図7は、ブ
ロック位置検出部52の詳細な構成を示すブロック図で
ある。図7に示すように、ブロック位置検出部52は、
基準枠検出部52aと、頂点座標算出部52bと、画像
サイズ算出部52cと、ブロック位置算出部52dとか
ら構成される。
【0034】基準枠検出部52aでは、公知のエッジ検
出フィルタを用いて、画像領域の周りの基準枠における
複数点の座標を検出する。また、頂点座標算出部52b
では、基準枠検出部52aで検出された基準枠上の複数
点の座標を用いて、画像領域の4つの頂点座標が求めら
れる。さらに、画像サイズ算出部72cでは、画像領域
の大きさW画素×H画素が算出される。そして、ブロッ
ク位置算出部52dでは、画像領域内のすべてのブロッ
クの位置に関する情報を算出し、付加情報が埋め込まれ
ているすべてのブロック開始位置(ブロックの左上の座
標)を算出する。
【0035】算出されたブロック開始位置に関する情報
は、ブロック位置検出部52に接続されている付加情報
分離部53に入力される。付加情報分離部53では、ブ
ロック単位で画像上のテクスチャの周波数解析が行われ
付加情報xを分離して復元する。また、付加情報分離部
53は、出力端子54に接続されている。なお、図5で
示される画像処理装置における処理に関しても、図1で
示される画像処置装置と同様に図2で示される制御装置
20を用いて実行される。
【0036】すなわち、この発明による画像処理装置
は、付加情報が埋め込まれた画像の周囲に所定の枠が付
加されて印刷媒体に印刷された印刷物(印刷画像17)
を入力する入力手段(イメージスキャナ51)と、入力
された画像から枠の所定部分を検出する枠検出手段(ブ
ロック位置検出部52)と、検出された枠の所定部分か
ら画像の頂点を算出する頂点算出手段(ブロック位置検
出部52)と、算出された頂点位置に基づいて画像内の
所定の位置を算出する位置算出手段(ブロック位置検出
部52)と、算出される所定の位置に基づいて画像に埋
め込まれている付加情報を分離する分離手段(付加情報
分離部53)とを備えることを特徴とする。
【0037】図8は、印刷画像17をイメージスキャナ
で入力して付加情報xを抽出する画像処理装置の動作手
順を説明するためのフローチャートである。まず、印刷
画像17におけるユーザが指定したスキャナ読み取り範
囲60の部分がイメージスキャナ51で光学的に読み取
られ、画像情報D5が得られる(ステップS81)。次
いで、画像情報D5に対してブロック位置検出部52の
作動により、ブロック位置が検出される(ステップS8
2)。ここで、ブロック位置検出部52における処理手
順について詳細に説明する。
【0038】図9は、図7で示される構成のブロック位
置検出部52内の各部の動作手順を説明するためのフロ
ーチャートである。まず、基準枠検出部52aでは、印
刷画像17におけるスキャナ読み取り範囲60の部分を
読み取った画像である画像情報D5から、公知のエッジ
検出フィルタを用いて、基準枠上のあらかじめ設定され
た条件を満たす複数点の座標が検出される(ステップS
8a)。図10は、基準枠検出部52aにおいて求めら
れる基準枠上の8箇所の基準点を説明するための図であ
る。
【0039】図10に示されるように、本実施形態で
は、あらかじめ基準枠を構成する各辺毎に2点の基準点
を検出し、合計8点の基準点を検出する。図10では、
i(x i,yi)、(i=0,・・・,7)が上記8点の基準点
に相当する。例えば、E0(x0,y0)、E1(x1,y1)は、
スキャンされた画像である画像情報D5における基準枠
の上方の基準点であって、例えば、画像の左右から任意
に設定した距離におけるエッジ画素として求められる。
また、左右からではなく、画像の中心線から左右に任意
に設定した距離に位置する画素としてもよい。他の基準
点についても同様にして求める。なお、本実施形態で
は、簡単にするため基準点は各辺2点としたが、これよ
り多い場合であっても、本発明の範疇に入ることは言う
までもない。
【0040】次に、頂点座標算出部52bにおいて、求
められた8点の基準枠53上の基準点を用いて画像領域
の4つの頂点座標Vj(xj,yj)、(j=0,・・・,3)を
求める(ステップS82b)。本実施形態では、具体的
には、各辺上に存在する2点の基準点から4本の直線の
方程式を求め、各直線の交点座標を求めて、その交点座
標を頂点座標とすることによって実現する。
【0041】さらに、画像サイズ算出部52cでは、算
出された4つの頂点座標に基づいて、画像の大きさH画
素×W画素を次式に基づいて算出する(ステップS82
c)。
【0042】
【数1】
【0043】上述した一連の処理によって得られた頂点
座標Vj(xj,yj)、(j=0,・・・,3)と画像サイズH
画素×W画素のデータは、ブロック位置算出部52dに
入力され、付加情報が埋め込まれている全てのブロック
開始位置(ブロックの左上の座標)が算出される(ステ
ップS82d)。次に、この方法について説明する。本
実施形態では、画像領域中にbh×bw個のブロックが
存在する。ここで 、各ブロックは、一辺がN画素の正
方ブロックであるため、bh、bwの値は、次式によっ
て求められる。
【0044】
【数2】
【0045】そこで、本実施形態では、図10に示すよ
うな座標系を設定し、(m,n)番目のブロック開始位
置Bm,n(xm,n,ym,n)を次式の範囲で求める。
【0046】
【数3】
【0047】なお、ブロック開始位置Bm,n(xm,n,y
m,n)は、上述した手順で求めた4つの頂点Vj(xj,
j)、(j=0,・・・,3)と公知の内分点算出法を用い
て、容易に求めることが可能である。
【0048】以上の方法により求められたブロック開始
位置Bm,n(xm,n,ym,n)は、イメージスキャナ51
で読み取られた画像情報D6とともに付加情報分離部5
3に入力され、付加情報xが分離される(ステップS8
3)。そして、分離した付加情報xが出力端子54から
出力される(ステップS84)。
【0049】以上説明したように、本発明における第1
の実施形態では、印刷された場合に画像領域の外縁が不
明瞭になるような画像が入力された場合であっても、画
像領域の外縁に基準枠を付加することによって、画像領
域を正確に検出することが可能となる。また、印刷画像
の読み取り時には、ユーザに対してイメージスキャナで
読み取る必要がある範囲を明確にするとともに、正確な
ブロック位置の検出が可能となり、付加情報の正確な復
元が可能となる。
【0050】<第2の実施形態>上述した第1の実施形
態で説明した方法によるブロック開始位置B
m,n(xm,n,ym,n)の算出は、比較的精度の良いイメ
ージスキャナと環境の変化に対して伸縮の小さい印刷媒
体を用いた場合、特に効果がある。しかし、一般消費者
に提供されているような低価格のフラットベットスキャ
ナでは、その光学系の歪や、駆動系の非安定性に起因す
る歪の発生により、基準枠を使用して4頂点を精度良く
求めた場合であっても、画像領域内部のブロック開始位
置を正確に求められない場合がある。
【0051】そこで、第2の実施形態では、このような
問題を解決するために、第1の実施形態で付加した基準
枠に対して、図11に示すように、あらかじめ設定され
た部分に隙間を作り、この隙間を基準マークとして正確
なブロック開始位置の算出のために使用する。図11
は、基準マークを設けた基準枠を説明するための概要図
である。
【0052】図12は、図11の画像における左上部の
拡大図である。図12では、隙間はあらかじめ設定され
た値のt[pixel]であり、r(本実施形態では、3ブロ
ックに設定)間隔で設定されている。また、図12で
は、基準枠は画像領域からあらかじめ設定された値のd
[pixel]だけ離れた位置に設定されている。これは、画
像領域と隙間なく設定し、インクジェットプリンタで画
像を出力した場合、画像の外縁部が基準枠と同色(例え
ば、黒色)の領域であった場合に、隙間がインクの滲み
でつぶれてしまい、読み取り時に基準枠として認識でき
なくなる可能性がある。
【0053】すなわち、この発明の画像処理装置は、画
像の所定領域ごとに埋め込まれた付加情報に対応する所
定のマーク(基準マーク)を枠(基準枠)上に付加する
マーク付加手段(基準枠付加部15)をさらに備えるこ
とを特徴とする。
【0054】また、この発明の画像処理装置は、マーク
(基準マーク)が、枠(基準枠)上に所定間隔で設けら
れた所定長さの空白部分であることを特徴とする。
【0055】さらにまた、この発明の画像処理装置は、
枠(基準枠)が、画像の外縁から所定の距離を隔てて付
加されていることを特徴とする。
【0056】上述した各パラメータは、イメージスキャ
ナの精度や印刷媒体の性質に応じて設計されている。例
えば、解像度が600dpiのプリンタで印刷し、解像
度が同じく600dpiのイメージスキャナで読み取る
場合、基準枠上に設定したt画素の隙間が基準マークと
して正確に認識することができる最小値は、t=2[pix
el]、d=1[pixel]となる場合である。
【0057】上述した方法によって隙間を設けた基準枠
が付加された画像情報は、プリンタ16によって印刷媒
体上に印刷される。そして、印刷媒体上に印刷された画
像は、第1の実施形態と同様にしてイメージスキャナ5
1を用いて読み取られ、その結果得られた画像情報は、
ブロック位置検出部52に入力される。
【0058】図13は、図5に示される画像処理装置の
第2の実施形態におけるブロック位置検出部52の詳細
な構成を示すブロック図である。図13において、基準
枠検出部52aと、頂点座標算出部52bと、画像サイ
ズ算出部52cの構成及び動作は図7に示される第1の
実施形態と同様である。本実施形態では、画像サイズ算
出部52cとブロック位置検出部52dとの間に基準マ
ーク検出部52eが接続されている点で第1の実施形態
と異なる。
【0059】すなわち、イメージスキャナ17によって
読み取られた画像情報は、基準枠検出部52aに入力さ
れる。基準枠検出部52aでは、第1の実施形態と同様
の処理により、8つの基準枠上の基準点Ei(xi,yi)、
(i=0,・・・,7)を求める。なお、本実施形態でも簡
単にするために検出する基準点は各辺につき2か所とし
ているが、本発明はこれに限定するものではない。
【0060】求めた基準点に関する座標情報は頂点座標
算出部52bに入力され、第1の実施形態と同様に画像
領域の4つの頂点座標Vj(xj,yj)、(j=0,・・・,
3)が算出される。得られた座標値は画像サイズ算出部
52cに入力され、第1の実施形態と同様に画像領域の
サイズH画素×W画素が算出される。
【0061】以上の処理によって得られた頂点座標V
j(xj,yj)、(j=0,・・・,3)と、画像領域のサイズ
H画素×W画素が、画像情報と共に基準マーク検出部5
2eに入力される。
【0062】図14は、本実施形態における基準マーク
検出部52eの動作手順を説明するためのフローチャー
トである。基準マーク検出部52eでは、まず上部基準
枠上に存在する隙間の座標位置を特定する。そこで、開
始位置を(sx,sy)=(x0,y0)、終了位置を
(ex,ey)=(x1,y1)に設定し、終了ブロック
数をend.r=bwとする(ステップS1401)。
次に、パラメータj及びmaxを初期化して、それぞれ
r及び0とする(ステップS1402)。
【0063】次いで、基準マークである隙間の検索範囲
の基準位置(cx,cy)を、内分点を求める公式であ
る次式により算出する。
【0064】
【数4】
【0065】ここで、印刷画像を精度の良いイメージス
キャナで読み取る等の条件下では、算出した基準位置
(cx,cy)と基準マークの中心とは一致すると考え
られる。しかし、上述したような様々な要因のために、
通常は図15に示すように少なくとも数画素程度のずれ
が生じる。図15は、基準マークと基準位置(cx,c
y)との位置関係を説明するための概要図である。図1
5において、(max.x,max.y)は基準マーク
位置(基準マークの中心)を示す。また、本実施形態で
は、基準マーク検索範囲(探索エリア)を基準位置(c
x,cy)を中心とした(2A+1)画素×(2A+
1)画素の範囲として設定する(ステップS140
3)。
【0066】そして、cyとAとの差分をyyとし(ス
テップS1404)、cxとAとの差分をxxとする
(ステップS1405)。さらに、基準マークを検出す
るために必要な評価量Sを求める(ステップS140
6)。次式は、基準枠の上下辺に存在する基準マークを
検出するための評価量Sを算出するための基準マーク検
出フィルタの一例である。
【0067】
【数5】
【0068】本実施形態では、(cx,cy)を中心と
した探索エリア(基準マーク検索範囲)内において(x
x,yy)を中心にして、上記フィルタを施した出力値
を評価量Sとして算出する。そして、求めた評価量Sが
探索エリア内で最大となるときの(xx,yy)を、基
準マーク位置(max.x,max.y)とする(ステ
ップS1406〜S1412)。この手順を繰り返して
適用することにより、基準枠の上辺に存在する基準マー
クを検出することができる(ステップS1403〜S1
414)。
【0069】このようにして、基準枠の上辺に位置する
基準マーク位置の検出が終了した後、全く同様の手順に
よって、基準枠の下辺および左右辺上に存在する基準マ
ーク位置を算出する(ステップS1415〜S142
0)。ただし、左右辺上の基準マークを求める場合、上
記フィルタfh(k) の代わりに、次式のフィルタを用
いる。
【0070】
【数6】
【0071】以上が、第2の実施形態における基準マー
ク検出部の説明である。基準マーク処理部での処理が終
了した時点では、図16における黒点で示される部分
(基準マーク位置)の座標が検出されている。図16
は、基準枠上の基準マーク及び内分で求めたブロック単
位の内分点を説明するための概要図である。
【0072】次に、ブロック位置算出部52dでは、図
16に示される黒点の座標を使用して、基準マーク以外
の基準枠上のブロック開始位置(白点)が求められる。
図17は、第2の実施形態におけるブロック位置算出部
52dでの処理手順を説明するためのフローチャートで
ある。図17に示されるように、既に位置検出が終了し
ている図16において黒点で示される部分の座標を用い
て、隣接する黒点間の残りのブロック開始位置、すなわ
ち、図16において白点で示されている位置の座標を算
出する(ステップS171〜S174)。なお、座標の
算出方法は、公知の内分点算出式を用いるものとする。
【0073】その結果、基準枠上にある全てのブロック
開始位置が算出された場合、ブロック位置算出部52d
では、算出された座標位置を用いて、画像領域内の全て
のブロック開始位置が算出される(ステップS17
5)。本実施形態では、内部のブロック開始位置Bm,n
(xm,n,ym,n)、(m=1,…,bw−1、n=1,…,
bh−1)の座標を算出する際に、次のような方法を用
いる。
【0074】すなわち、図18に示すように、(m,
n)番目のブロック開始位置Bm,n(xm,n,ym,n)を
求めるために、上述した手順で求められた基準枠上の所
定の4つの座標を用いて次式の計算を行う。図18は、
基準枠上の所定の4つの座標と内部のブロック開始位置
との関係を説明するための概要図である。
【0075】
【数7】
【0076】上式は、(m,n)番目のブロック開始位
置のX座標が、上下辺上に存在する基準点のX座標のみ
を用い、Y座標が、左右辺上に存在する基準点のY座標
のみを用いて算出されることを意味する。
【0077】ここで、上述したような座標算出方法を用
いる理由について述べる。通常の普及型の低価格フラッ
トベットスキャナでは、CCDセンサを搭載しているキ
ャリッジの駆動系に起因する画像の歪は、主に副走査方
向に現れ、その歪量は主走査方向に対しては一定であ
る。すなわちこのような歪に対しては、基準枠の左右辺
上の算出された座標のみを用いて副走査方向の位置補正
を行えばよい。
【0078】また、光学系に起因する画像の歪は、主に
主走査方向にのみ現れ、その歪量は副走査方向に対して
は一定である。すなわち、このような歪に対しては、基
準枠の上下辺上の算出された座標のみを用いて、主走査
方向の位置補正を行えばよい。以上の理由から、普及型
の低価格フラットベットスキャナで読み込んだ画像の歪
は、本実施例で述べたようなブロック位置算出方法によ
り、その大部分を除去することが可能となり、極めて高
精度にブロック位置を検出することができる。以上の方
法により求められたブロック開始位置Bm,n(xm,n,y
m,n)は、イメージスキャナ51で読み取った画像情報
とともに付加情報分離部53に入力され、付加情報xが
分離され、出力端子54から出力される。
【0079】以上のように、本発明における第2の実施
形態では、光学系・駆動系の歪を有するイメージスキャ
ナを利用する場合、あるいは、環境によって印刷媒体が
伸縮する場合においても、従来の位置補正方法よりも精
度良く、画像領域内のブロック開始位置を特定すること
ができ、正確な付加情報の復元が可能となる。
【0080】また、本発明は、上述した2種類の画像処
理装置の組み合わせにだけ限定されるものではない。
【0081】すなわち、この発明の画像処理装置は、枠
(基準枠)上に付加情報に対応付けられた所定のマーク
が付加されており、マークを検出するマーク検出手段
(ブロック位置検出部52)をさらに備えることを特徴
とする。
【0082】また、この発明の画像処理装置は、位置算
出手段(ブロック位置検出部52)が、所定位置から垂
直方向に存在するマークのX座標を用いて当該位置のX
座標を算出するX座標算出手段と、当該位置から垂直方
向に存在するマークのY座標を用いて当該位置のY座標
を算出するY座標算出手段とを備えることを特徴とす
る。
【0083】なお、本発明は、複数の機器(例えば、ホ
ストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリ
ンタ等)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
等)に適用してもよい。
【0084】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記録媒体(または記憶媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記録媒体
から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施
形態の機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実
行することにより、前述した実施形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステ
ム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0085】さらに、記録媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0086】本発明を上記記録媒体に適用する場合、そ
の記録媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードが格納されることになる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
印刷媒体上に印刷された画像領域を正確に特定するため
の基準枠を付加することができるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態による付加情報が埋
め込まれた画像領域を正確に特定するための基準枠を印
刷する画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明における各処理部の動作を実行させる制
御装置20を説明するための概要図である。
【図3】図1で示される画像処理装置の動作手順を説明
するためのフローチャートである。
【図4】印刷画像17における基準枠と画像領域との関
係を説明するための概要図である。
【図5】印刷された画像をイメージスキャナで入力して
埋め込まれている付加情報を抽出する本発明の一実施形
態による画像処理装置の構成を説明するためのブロック
図である。
【図6】イメージスキャナ71によって読み取られる画
像の範囲を説明するための概要図である。
【図7】ブロック位置検出部52の詳細な構成を示すブ
ロック図である。
【図8】印刷画像17をイメージスキャナで入力して付
加情報xを抽出する画像処理装置の動作手順を説明する
ためのフローチャートである。
【図9】図7で示される構成のブロック位置検出部52
内の各部の動作手順を説明するためのフローチャートで
ある。
【図10】基準枠検出部52aにおいて求められる基準
枠上の8箇所の基準点を説明するための図である。
【図11】基準マークを設けた基準枠を説明するための
概要図である。
【図12】図11の画像における左上部の拡大図であ
る。
【図13】図5に示される画像処理装置の第2の実施形
態におけるブロック位置検出部52の詳細な構成を示す
ブロック図である。
【図14】本実施形態における基準マーク検出部52e
の動作手順を説明するためのフローチャートである。
【図15】基準マークと基準位置(cx,cy)との位
置関係を説明するための概要図である。
【図16】基準枠上の基準マーク及び内分で求めたブロ
ック単位の内分点を説明するための概要図である。
【図17】第2の実施形態におけるブロック位置算出部
52dでの処理手順を説明するためのフローチャートで
ある。
【図18】基準枠上の所定の4つの座標と内部のブロッ
ク開始位置との関係を説明するための概要図である。
【図19】任意の画像に付加情報を埋め込んで印刷画像
を出力する従来の画像処理装置の構成を示すブロック図
である。
【図20】図19における画像処理装置から出力された
印刷画像から埋め込んだ付加情報を取り出す従来の画像
処理装置の構成を示すブロック図である。
【図21】画像領域の境界が不明瞭な印刷画像の一例を
示す図である。
【符号の説明】
13 画像形成部 14 付加情報多重化部 15 基準枠付加部 16 プリンタ 17 印刷画像 51 イメージスキャナ 52 ブロック位置検出部 53 付加情報分離部 52a 基準枠検出部 52b 頂点座標算出部 52c 画像サイズ算出部 52d ブロック位置算出部 52e 基準マーク検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三宅 信孝 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5B057 AA11 BA11 CA12 CB12 CE08 CH01 CH11 DA08 DA16 DB02 DC16 5C076 AA14 AA21 AA22 BA06 CA05 CA10 CB04 5L096 BA20 FA16 FA69 GA19 LA11

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像に付加情報を埋め込む付加情報多重
    化手段と、 付加情報が埋め込まれた画像の周囲に所定の枠を付加す
    る枠付加手段と、 付加情報が埋め込まれた画像と前記枠とを印刷媒体に印
    刷する印刷手段とを備えることを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 画像を所定の解像度に変換する解像度変
    換手段をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の
    画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記画像の所定領域ごとに埋め込まれた
    付加情報に対応する所定のマークを前記枠上に付加する
    マーク付加手段をさらに備えることを特徴とする請求項
    1または2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記マークが、前記枠上に所定間隔で設
    けられた所定長さの空白部分であることを特徴とする請
    求項3記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記枠が、前記画像の外縁から所定の距
    離を隔てて付加されていることを特徴とする請求項1か
    ら4までのいずれかの項に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記解像度変換手段が、印刷された前記
    印刷物の入力時における所定の歪量の少なくとも2倍で
    前記画像の解像度を変換することを特徴とする請求項2
    から5までのいずれかの項に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 付加情報が埋め込まれた画像の周囲に所
    定の枠が付加されて印刷媒体に印刷された印刷物を入力
    する入力手段と、 入力された画像から前記枠の所定部分を検出する枠検出
    手段と、 検出された枠の所定部分から前記画像の頂点を算出する
    頂点算出手段と、 算出された頂点位置に基づいて前記画像内の所定の位置
    を算出する位置算出手段と、 算出される所定の位置に基づいて前記画像に埋め込まれ
    ている付加情報を分離する分離手段とを備えることを特
    徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記枠上に前記付加情報に対応付けられ
    た所定のマークが付加されており、 前記マークを検出するマーク検出手段をさらに備えるこ
    とを特徴とする請求項7記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記位置算出手段が、 所定位置から垂直方向に存在するマークのX座標を用い
    て該位置のX座標を算出するX座標算出手段と、 前記位置から垂直方向に存在するマークのY座標を用い
    て該位置のY座標を算出するY座標算出手段とを備える
    ことを特徴とする請求項8記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 所定の画像を印刷する印刷手段を備え
    る画像処理装置の制御方法であって、 前記画像に付加情報を埋め込む付加情報多重化工程と、 付加情報が埋め込まれた画像の周囲に所定の枠を付加す
    る枠付加工程と、 付加情報が埋め込まれた画像と前記枠とを印刷媒体に印
    刷する印刷工程とを有することを特徴とする画像処理装
    置の制御方法。
  11. 【請求項11】 前記画像を所定の解像度に変換する解
    像度変換工程をさらに有することを特徴とする請求項1
    0記載の画像処理装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 前記画像の所定領域ごとに埋め込まれ
    た付加情報に対応する所定のマークを前記枠上に付加す
    るマーク付加工程をさらに有することを特徴とする請求
    項10または11記載の画像処理装置の制御方法。
  13. 【請求項13】 前記マークが、前記枠上に所定間隔で
    設けられた所定長さの空白部分であることを特徴とする
    請求項12記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 前記枠が、前記画像の外縁から所定の
    距離を隔てて付加されていることを特徴とする請求項1
    0から13までのいずれかの項に記載の画像処理装置の
    制御方法。
  15. 【請求項15】 前記解像度変換工程が、 印刷された前記印刷物の入力時における所定の歪量の少
    なくとも2倍で前記画像の解像度を変換することを特徴
    とする請求項11から14までのいずれかの項に記載の
    画像処理装置の制御方法。
  16. 【請求項16】 付加情報が埋め込まれた画像の周囲に
    所定の枠が付加されて印刷媒体に印刷された印刷物を入
    力する入力手段を備えた画像処理装置の制御方法であっ
    て、 入力された画像から前記枠の所定部分を検出する枠検出
    工程と、 検出された枠の所定部分から前記画像の頂点を算出する
    頂点算出工程と、 算出された頂点位置に基づいて前記画像内の所定の位置
    を算出する位置算出工程と、 算出される所定の位置に基づいて前記画像に埋め込まれ
    ている付加情報を分離する分離工程とを有することを特
    徴とする画像処理装置の制御方法。
  17. 【請求項17】 前記枠上に前記付加情報に対応付けら
    れた所定のマークが付加されており、 前記マークを検出するマーク検出工程をさらに有するこ
    とを特徴とする請求項16記載の画像処理装置の制御方
    法。
  18. 【請求項18】 前記位置算出工程が、 所定位置から垂直方向に存在するマークのX座標を用い
    て該位置のX座標を算出するX座標算出工程と、 前記位置から垂直方向に存在するマークのY座標を用い
    て該位置のY座標を算出するY座標算出工程とを有する
    ことを特徴とする請求項17記載の画像処理装置の制御
    方法。
  19. 【請求項19】 所定の画像を印刷する印刷手段を備え
    る画像処理装置を制御するためのコンピュータプログラ
    ムであって、 前記画像に付加情報を埋め込む付加情報多重化工程のプ
    ログラムコードと、 付加情報が埋め込まれた画像の周囲に所定の枠を付加す
    る枠付加工程のプログラムコードと、 付加情報が埋め込まれた画像と前記枠とを印刷媒体に印
    刷する印刷工程のプログラムコードとを有することを特
    徴とするコンピュータプログラム。
  20. 【請求項20】 請求項19記載のコンピュータプログ
    ラムを格納することを特徴とする記録媒体。
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