JP2000156780A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

Info

Publication number
JP2000156780A
JP2000156780A JP10330794A JP33079498A JP2000156780A JP 2000156780 A JP2000156780 A JP 2000156780A JP 10330794 A JP10330794 A JP 10330794A JP 33079498 A JP33079498 A JP 33079498A JP 2000156780 A JP2000156780 A JP 2000156780A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image signal
attribute
processing
output
multiplying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10330794A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4005243B2 (ja
Inventor
Haruko Kawakami
晴子 川上
Naoko Hamamura
直子 浜村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP33079498A priority Critical patent/JP4005243B2/ja
Priority to US09/231,900 priority patent/US6411741B1/en
Publication of JP2000156780A publication Critical patent/JP2000156780A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4005243B2 publication Critical patent/JP4005243B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】文字の輪郭のみならず内部も識別して文字の高
画質化を図る。 【解決手段】制御手段106は、原稿モードの設定を表
す制御信号を特徴量算出部102及び属性識別部107
に供給し、与えられた前記原稿モードに従って特徴量の
算出の条件および属性識別の条件を切り替え、また、属
性識別部107は、特徴量算出部102から乗算器11
0を介して入力される信号と乗算器105からの信号と
から画素の属性を表す信号を切替部108に供給し、切
替部108が画素の属性に従って処理1部103と処理
2部104との出力を切り替えて出力系109へ最終的
な画像信号d’を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば複写機
等の画像に含まれる文字(線画)の高画質化を行う画像
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、ほとんどの複写機において初
期設定モードで文字画像や階調画像の混在する原稿に対
して識別処理を行い、それぞれ所定の画像処理を施して
出力することが多くなった。これらの画像のうち文字に
対しては階調数が少なくともより鮮明な画像を得るため
の処理を行い、逆に、階調画像に対しては階調数が豊富
でより滑らかな画像を得るための処理を行うことが求め
られる。
【0003】このため、複写機において入力された画像
に対して個々の画素がどの画像に属するものであるかを
識別する領域識別の技術が不可欠なものになった。
【0004】従来、この領域識別は特公平4−5305
号公報などに記載されているように、所定の大さをもつ
二次元ブロックを作成し、注目画素と周辺画素の画素値
を比較し、その差の大きさが所定の値よりも大きい場合
にエッジがあるものと判定して文字や罫線の成分として
検出する方法がある。
【0005】また、特公平5−56067号公報、特公
平5−50187号公報、特公平5−46789号公報
などには、所定の大きさをもつ二次元ブロック内で隣接
する画間の差の絶対値を主走査方向および副走査方向に
対してそれぞれ求め、それぞれ積分していった値の和を
所定の閾値と比較することによって画像の属性を識別す
る方法が述べられている。
【0006】これらの方法では、たいてい求めた特徴量
に対して所定の条件によって検出するものであり、どち
らかというと文字のエッジ部のみを識別する方法がほと
んどである。しかし、このようなエッジ部のみを検出す
る方法を用いてロゴ文字のような太さのある文字の識別
を行う場合に、強調処理などを行うと文字として識別さ
れたエッジ部のみが強調されて文字内部が薄いいわゆる
「中抜け状態」が生じる。
【0007】また、手書きの鉛筆原稿などのように文字
そのものが薄く、エッジ検出自体がしづらい原稿もあ
り、文字の多くの部分が識別されないため、出力として
得られる文字が読みづらいものになってしまう傾向があ
った。
【0008】上述したように、従来技術のように画像の
いわゆるエッジ部分を検出する目的を持つ特徴量のみに
よる文字識別方式による識別処理を行ったのでは、例え
ばロゴ文字のような太さのある文字では文字のエッジ部
のみが検出され、文字内部が文字として検出できないた
め、文字内部が薄いいわゆる「中抜け状態」が生じる。
【0009】また、手書きの鉛筆原稿などのように文字
そのものが薄く、エッジ検出自体がしづらい原稿もあ
り、文字の多くの部分が識別されないため文字の多くの
部分がぼけて出力されるため、出力として得られる文字
が読みづらいものになってしまう傾向があった。
【0010】また、上記の問題を識別信号の膨張処理に
より解決しようとした場合、ラインメモリの増加により
ハードウエアが増大し好ましくない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、エッ
ジ部分を検出する目的を持つ特徴量のみによる文字の識
別処理を行った場合、ロゴ文字のような太さのある文字
では文字のエッジ部(輪郭)のみが検出され、文字内部
が文字として検出できないため文字内部が薄い中抜け状
態が生じ、また、手書きの鉛筆原稿などのように文字そ
のものが薄く、エッジ検出自体がしづらい原稿では文字
の多くの部分がぼけて得られる文字が読みづらいものに
なってしまう傾向があり、また、上記の問題を識別信号
の膨張処理により解決しようとした場合、ラインメモリ
の増加によりハードウエアが増大して好ましくないとい
う問題があった。
【0012】そこで、この発明は、文字の輪郭のみなら
ず内部も識別して文字の高画質化を図ることのできる画
像処理装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の画像処理装置
は、設定される原稿モードに応じて特徴量の算出条件と
属性の識別条件とを切り替える制御信号を出力する制御
手段と、この制御手段から出力される制御信号によって
切り替えられた特徴量の算出条件に基づいて、入力画像
信号の特徴量を算出する特徴量算出手段と、この特徴量
算出手段で算出された特徴量に所定の係数を乗算する第
1の乗算手段と、上記入力画像信号に所定の係数を乗算
する第2の乗算手段と、上記制御手段から出力される制
御信号によって切り替えられた属性の識別条件に基づい
て、上記第1の乗算手段からの出力と上記第2の乗算手
段からの出力とから上記入力画像信号の属性を識別する
属性識別手段と、この属性識別手段からの属性の識別情
報に応じた画像処理が施された画像信号を出力する出力
手段とから構成されている。
【0014】この発明の画像処理装置は、画像処理を行
う画像信号と前処理を行う画像信号とを切り替える制御
を行う制御手段と、この制御手段に切替制御されて入力
される前処理を行う画像信号の信号値に対する累積頻度
を求める処理を行う処理手段と、この処理手段で処理さ
れた累積頻度に基づいて、上記制御手段に切替制御され
て入力される画像処理を行う画像信号の特徴量を算出す
る特徴量算出手段と、この特徴量算出手段で算出された
特徴量に所定の係数を乗算する第1の乗算手段と、上記
制御手段に切替制御されて入力される画像処理を行う画
像信号に所定の係数を乗算する第2の乗算手段と、上記
処理手段で処理された累積頻度に基づいて、上記第1の
乗算手段からの出力と上記第2の乗算手段からの出力と
から上記入力される画像処理を行う画像信号の属性を識
別する属性識別手段と、この属性識別手段からの属性の
識別情報に応じた画像処理が施された画像信号を出力す
る出力手段とから構成されている。
【0015】この発明の画像処理装置は、画像処理を行
う画像信号と前処理を行う画像信号とを切り替える制御
を行う制御手段と、この制御手段に切替制御されて入力
される前処理を行う画像信号の周波数分布を求める処理
を行う処理手段と、この処理手段で処理された周波数分
布に基づいて、上記制御手段に切替制御されて入力され
る画像処理を行う画像信号の特徴量を算出する特徴量算
出手段と、この特徴量算出手段で算出された特徴量に所
定の係数を乗算する第1の乗算手段と、上記制御手段に
切替制御されて入力される画像処理を行う画像信号に所
定の係数を乗算する第2の乗算手段と、上記処理手段で
処理された周波数分布に基づいて、上記第1の乗算手段
からの出力と上記第2の乗算手段からの出力とから上記
入力される画像処理を行う画像信号の属性を識別する属
性識別手段と、この属性識別手段からの属性の識別情報
に応じた画像処理が施された画像信号を出力する出力手
段とから構成されている。
【0016】この発明の画像処理装置は、入力画像信号
の所定領域が文字画像を含むかを識別する領域識別手段
と、この領域識別手段の識別結果に基づいて、入力画像
信号の特徴量を算出する特徴量算出手段と、この特徴量
算出手段で算出された特徴量に所定の係数を乗算する第
1の乗算手段と、上記入力画像信号に所定の係数を乗算
する第2の乗算手段と、上記領域識別手段の識別結果に
基づいて、上記第1の乗算手段からの出力と上記第2の
乗算手段からの出力とから上記入力画像信号の属性を識
別する属性識別手段と、この属性識別手段からの属性の
識別情報に応じた画像処理が施された画像信号を出力す
る出力手段とから構成されている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。
【0018】まず、第1実施例について説明する。
【0019】図1は、この発明の第1実施例を実現する
ための概略構成を示すものである。
【0020】まず、画像信号Dが入力系101より入力
される。同信号d0は、シアン、マゼンタ、イエロウ、
ブラック(以下、C,M,Y,Kと記述する)などの一
般的なプロセスインクの面積率などのインク量を表して
いるものであり、値が「0」の場合は非印字、「1」の
場合は100%印字をそれぞれ表している。入力系10
1からは、単独もしくは複数のインクの量を表す信号値
が画像信号として供給される。
【0021】すなわち、入力原稿がモノクロならばKの
み、カラーならばC,M,Y,Kの4色またはC,M,
Yの3色のインクがd0に相当する。この画像信号d0
は、特徴量算出部102、処理1部103、処理2部1
04、乗算器105へ入力される。特徴量算出部102
の出力は、乗算器110を介して属性識別部107へ出
力される。なお、属性識別部107の前段には、詳しく
は後述するが加算器111が設けられている。
【0022】さらに、ユーザのパラメータセットなどが
与えられる制御手段106より入力画像に対して所望の
画像を得るべく原稿モードの選択がなされる。特徴量算
出部102は、入力された画素の文字らしさを求めるた
めの特徴量の特定の方向ヘの微分値の偏りをインク別に
算出する。処理1部103、処理2部104において
は、画素の属性に応じてそれぞれに適した画像処理を施
す。
【0023】また、制御手段106からの原稿モードの
設定を表す制御信号は、特徴量算出部102及び属性識
別部107に供給され、与えられた前記原稿モードに従
って特徴量の算出の条件および属性の判定の条件を切り
替える。属性識別部107からの画素の属性を表す信号
は、切替部108に供給され、画素の属性に従って処理
1部103と処理2部104との出力を切り替え、切替
部108から出力系109へ最終的な画像信号d’が供
給される。
【0024】次に、特徴量算出部102における特徴量
算出の詳細について説明する。
【0025】まず、主走査方向の特徴量を求める。図2
は、主走査方向および副走査方向の特徴量を求めるため
の注目画素およびその周辺画素を含むサイズ5×5のオ
ペレータを示したものである。同図においてd(i.
j)は、注目画素の信号値を示すものである。ここで、
入力された画像が新聞などのように下地の濃度が比較的
高い原稿や、鉛筆原稿などのように画像そのものの濃度
が薄い原稿などコントラストの低い画像だと識別が困難
になる恐れがある。
【0026】このような場合、前処理としてオペレータ
内の最大値dmax、最小値dminによってオペレータ内の
信号値d0を次式に従って補正する。
【0027】 d=(d0−dmin)/(dmax−dmin)…(1) 続いて同図において、横方向の矢印で示されているよう
に1列につき4箇所(オペレータのサイズをn×nとし
た場合の一般式ではn−1箇所)の主走査方向の隣接す
る画素間の差の絶対値を求める。これらの4つの主走査
方向の画素間の差の絶対値の中の最大値のみを抽出す
る。以上の操作を全ての列について行い、各列毎の画素
間の差の絶対値の最大値のみの和もしくは平均値を求め
る。この和もしくは平均値を主走査方向の特徴量αmain
とし、次式にて表す。
【0028】 ここで、iは注目画素の主走査方向のアドレス、jは同
画素の副走査方向のアドレスを表わしており、d(i,
j)は注目画素の信号値を表わす。
【0029】一方、副走査方向の特徴量も同様にして求
める。副走査方向についても図2の縦方向の矢印にて示
されるように主走査方向で求めた画素間の差の絶対値と
は異なる方向に対して各桁について画素間の差の絶対値
を求める。そして、各桁の中で差の絶対値の最大値のみ
を選択し、各桁毎の画素間の差の絶対値の最大値のみの
和もしくは平均値を求めて副走査方向の特徴量αsubと
する。これを式で表すと次の通りとなる。
【0030】 前記過程で求めた主走査方向の特徴量と副走査方向の特
徴量よりたとえば次式により注目画素の文字または罫線
らしさを表す値α0を求める。
【0031】α0=abs(αmain−αsub)…(4) 文字もしくは罫線らしさを表す値は、(4)式のように
差の絶対値を取るだけでなく、その比によって表しても
よい。この場合、αmain≧αsubならばαmain/αsub、
αmain<αsubならばαsub/αmainを文字もしくは罫線
らしさを表す値α0とする。この文字もしくは罫線らし
さを表わす値α0が大きければ大きいほど注目画素が文
字または罫線の一部である可能性が高い。
【0032】前記演算により求められた文字もしくは罫
線らしさを表わす値α0から主走査方向および副走査方
向に並ぶ線とやや斜めの角度をもつ線の一部を検出する
ことは可能である。しかしながら、ちょうど主走査方向
と副走査方向を2等分する45度の傾きあるいはそれに
近い角度をもつ線の一部の検出は困難である。
【0033】そこで図3に示すようなオペレータを補助
的に用いて前述の操作では検出が困難である斜め線の検
出を行う。この画素値を参照する画素d(i+k’、j
−l’)のアドレス成分k’、l’は角度の傾きをθ、
2方向にずらすずれ量をk、lとすると、次式にて表わ
すことができる。
【0034】 k’=k・cosθ+l・cos(θ−π/2)…(5A) l’=k・sinθ+l・sin(π/2−θ)…(5B) 同図のオペレータのように斜め方向に参照領域をとるオ
ペレータは同じ画素数だけ取ろうとすると、主走査方向
および副走査方向に沿ったオペレータと比べてより多く
の列あるいは桁にまたがってしまうため、より多くのバ
ッファ量を必要とする。従って、同図に示すように主走
査および副走査方向用オペレータと比べて参照する画素
数の少ないオペレータを使用する。
【0035】このような措置を取ることで厳密には斜線
に対する識別精度が低くはなるが、主走査方向および副
走査方向の特徴量から特に漢字などは大部分の文字およ
び罫線の構成画素を抽出できること、斜め方向に対する
人間の目の分解能が低いことなどから特に問題とはなら
ない。
【0036】特徴量の算出方法は主走査方向および副走
査方向の特徴量の算出方法に準じ、図3に示された矢印
の方向で画素間の差の絶対値を取り、それぞれの方向に
おいて(ここでは2箇所の)最大値を選択し、もう片方
の方向に対して和もしくは平均値αmain+45およびα
sub+45を求め、両者の差の絶対値α45もしくはαm
ax/αminの比を求める。
【0037】以上のようにしてすべての方向の文字もし
くは罫線の構成画素を網羅する特徴量の算出を行う。こ
の方式により特徴量を求めた画素の値の一例を図4に示
す。同図における特徴量を示したブロックのうち斜線表
示されている画素が文字もしくは罫線の一部として認識
されたもので、図4の(b)においては主走査方向また
は副走査方向の成分、図4の(c)においては斜め方向
(45度前後)の成分を検出している。
【0038】また、最近では原稿がコピー出力である場
合、階調表現は一般の印刷物の網点ではなく万線パター
ンであることが多い。このような原稿が入力されると階
調表現のためのパターンまでが文字または罫線の一部と
して識別され、画質劣化につながる恐れがある。これを
防止するためには特徴量を求める前段で画像信号に対し
て平滑化フィルタをかける方法が一般的であるが、本発
明では以下のような方法により誤識別を防止する。
【0039】すなわち、本実施例において、制御手段1
06より設定できる原稿モードとして文字モードまたは
高精彩モードと通常モードとを併せ持つか、通常モード
とコピー出力対応モードを併せ持つ。前者のモード組み
合わせの場合は通常モードが選択されたときのみ画素間
の差の絶対値を求める画素の間隔を広<する。
【0040】図5は、モード別の差の絶対値をとるため
の画素間隔の一例を示した図であるが、文字モードを選
択したときの特徴量の算出には画素間隔モードを適用
し、通常モードには画素間隔モードを適用する。ま
た、後者のモードの組み合わせの場合は通常モードに対
して画素間隔モードを適用し、コピー出力対応モード
には画素間隔モードを適用する。
【0041】以上のような処理を行えば特徴量算出の前
に平滑化フィルタをかけなくとも原稿がコピー出力であ
る場合も誤識別を防ぐことが可能になる。しかしなが
ら、識別および識別結果に従って切り替えて画像処理を
行った後に拡大処理を行う場合はよいが、入力の際の読
み取り分解能を高くして拡大処理を行う場合、前記万線
パターンを誤って文字または罫線の一部として誤識別し
てしまう恐れがある。この様なときは拡大率に従って比
較する画素の間隔を大きくすればよい。
【0042】たとえば通常の画素間隔が3であり、拡大
率が141%の場合は画素間隔を4.23≠4にすれば
よい。ただし、画素の間隔は注目画素周辺の参照領域の
大きさを超えることはできないので、修正後の画素間隔
が参照領域よりも大きい場合は特徴量をたとえばBAT
法(参照領域の画素の最大値と最小値の差を求める)な
どに切り替えて行うとよい。また、さらに拡大率が高く
識別能力が著しく劣化する恐れがある場合は識別を行わ
ないように設定する。
【0043】前記演算により求めた特徴量は、乗算器1
10で所定の係数β2にて乗算処理を施し、乗算器10
5からの出力β1・d0とともに属性識別部107の前
段にある加算器111に供給される。加算器111の出
力は属性識別部107に入力される。従って、属性識別
部107へ供給される信号は以下の2通りの値である。
【0044】 m0=β1・d0+β20・α0…(6A) m45=β1・d0+β21・α45…(6B) ここで、属性識別部107は、加算器111からの出力
が所定の閾値thlよりも大きい値を示す画素のみを文
字または罫線に属する画素として判定し、切替部108
に供給する識別信号を1(ON)とし、それ以外の判定
の画素に対する識別信号を0(OFF)とする。
【0045】この識別条件を模式化したものを図6に示
す。前記所定の閾値th1、係数β1、β20、および
β21はインク毎に、さらに制御手段106より与えら
れた原稿モードや拡大率の変更に伴って特徴量を求める
際の条件に変更がある場合、異なる値に切り替える必要
がある。例えば、制御手段106より与えられた出力倍
率は前述のように画素間隔の変更がなされる。
【0046】図7は、画素間隔を変えたときの、同一画
像の特徴量を比較したグラフである。図7の(a)は、
画素間隔が1ドット(dot)のときの縦横方向の特徴
量の分布である。図7の(b)は、画素間隔が4ドット
(dot)のときの特徴量の分布で、このときの特徴量
は図7の(a)の場合のおよそ3倍に相当する。
【0047】すなわち、図7から明らかなように前記特
徴量α0、α45を求めるとき、画素間隔が大きくなる
ほど特徴量そのものも大きくなる傾向がある。ここで適
切な処理を行うためには、加算器111に入力する前に
特徴量の値の変化に伴って係数を変更する。例えば、図
7において特徴量α0、α45にかける係数は、図7の
(a)の場合に図7の(b)の場合に対して約3倍に
し、もとの信号値d0とのバランスを保つことが必要で
ある。
【0048】従って、出力倍率が例えば100%よりも
小さい場合はもとの信号値d0にかける係数β1を小さ
くするかもしくは特徴量にかける係数β20、β21を
大きくすることが必要となる。逆に、出力倍率が100
%よりも大きい場合は、相対的に係数β1を大きくする
必要がある。つまり、出力倍率にしたがってあらかじめ
係数を変更し、閾値もそれに合せて変更するように設定
しておけば、いかなる出力倍率に設定されても誤識別を
おこすことなく、好ましい画像を得ることが可能とな
る。
【0049】一方、制御手段106から原稿モードの場
合の係数の変更についても同様のことがいえる。すなわ
ち、原稿モードの変更にともなう画素間隔の変更に付い
ては前述した通りで、出力倍率の変更時と同様に画素間
隔の変更に従って、係数および閾値の変更を行うこと
で、原稿モードの設定のある場合も適切な識別結果を得
ることが可能となる。また、例えば原稿が写真モードや
網点モードなどのようにエッジ部のみを識別した上で強
調したい場合もある。このようなときは信号値d0にか
ける係数β1を極端に小さくするか“0”に設定するこ
とでエッジ部のみの検出が可能となる。
【0050】以上のように、原稿モードによって、より
高精細の出力画像が必要であれば、画素間隔を細かくす
るとともに特徴量にかける相対的な係数を大きくし、閾
値もそれに合わせることで高精細でかつロゴ文字を内部
まで鮮明に出力することが可能となる。また、階調を表
わすパターンを強調したくないときは逆の設定を行うこ
とで好ましい出力画像を得ることが可能になる。
【0051】さらに、注目画素の信号値と周辺のエッジ
の方向性の偏りを数値的に表わした特徴量の線形和を求
め、識別に用いることで、従来の方法では困難であった
文字内部の識別も可能になる。
【0052】また、属性識別部107で用いる閾値や乗
算器105,110で用いる係数を制御手段106から
与えられる原稿モードや出力倍率などで切り替えること
で入力された原稿が網点画像であったり文字原稿である
場合も、また鉛筆文字のように通常の識別方法やパラメ
ータでは識別が困難な原稿であっても好ましい識別を得
ることが可能となり、あらゆる出力倍率に設定しても常
に適切な識別を得て、従って好ましい出力画像を得るこ
とが可能になる。
【0053】次に、第2実施例について説明する。
【0054】第1実施例では制御手段においてユーザが
変更を加えた場合の例について説明したが、ここでは本
スキャンの識別を行う前にプリスキャンを行って統計演
算を行う例を説明する。
【0055】図8は、この発明の第2実施例を実現する
ための概略構成を示すものである。
【0056】まず、図8においてスキャナなどの入力系
801から与えられたデータは、CPU802からの制
御信号に応じてスイッチ803がプリスキャン側に切り
替わり、プリスキャンデータdpとしてプリスキャンデ
ータ処理部804へ供給される。このプリスキャンデー
タdpは、読取工程およびデータ集計の高速化のため、
本スキャン時と同じ解像度もしくは当該解像度よりも粗
い解像度で与えられ、与えられる信号のレベル数も少な
いレベル数に設定される。
【0057】上記プリスキャンデータはプリスキャンデ
ータ処理部へ入力され、当該処理部においてヒストグラ
ムが作成される。
【0058】上記プリスキャンデータdpは、プリスキ
ャンデータ処理部804において、まずヒストグラムへ
と加工される。プリスキャンデータ処理部804におい
て、このヒストグラムよりさらに累積ヒストグラムが求
められる。この累積ヒストグラムは、特徴量算出部80
5および属性識別部810へ出力される。
【0059】属性識別部810における動作は以下の通
りである。すなわち、上記累積ヒストグラムに基づいて
像域識別の特徴量算出方法や識別に関わるパラメータの
切替えを行い、文字が印字されている紙が色付きのもの
や更紙である場合も文字以外の地肌の一部分までが文字
として識別されてないように、累積ヒストグラムを参照
して文字部分と見做してよいレベルを求める。
【0060】ブラック(以下、Kと記述する)のインク
量もしくはシアン、マゼンタ、イエロウ(以下、C,
M,Yと記述する)のインク量の平均値の高い値を示す
上位数%を切り出すレベルを上記累積ヒストグラムより
推定し、文字内部として抽出することで下地部分を文字
内部として識別することなく好ましい結果が得られる。
【0061】ここで、識別に用いる閾値の計算方法につ
いて説明する。図9に示すような累積ヒストグラムを作
成すれば前述の文字と見做してよいインク量信号値上位
数%までを含むレベルを求めることが容易にできる。た
とえば、図9に示すような累積ヒストグラムがあれば文
字画像の下地や文字の濃淡に応じて図9の(a)〜
(c)のようにそれぞれの状態に合ったロゴ文字内部検
出のための閾値th1の選択が可能になる。
【0062】本スキャン時は、CPU802によって切
替えスイッチ803は、処理1部807、処理2部80
8、特徴量算出部805、および乗算器806へと流れ
る側へと切り替える。ここで、入力系801から供給さ
れた画像信号d0は、特徴量算出部805、処理1部8
07、処理2部808へ入力される。特徴量算出部80
5は、入力された画素の文字らしさを求めるための特徴
量をインク別に算出する。この像域識別に用いる特徴量
の算出は、たとえば注目画素と周辺画素の差の絶吋値を
求め、その中の最大値を特徴量として識別に用いる。
【0063】ここで、特徴量算出部805から出力され
た特徴量は、乗算器809を経て乗算器806からの出
力とともに属性識別部810へ入力される。属性識別部
810では、上述の作業にて累積ヒストグラムより求め
られた閾値によって対象画素の属性の判定がなされる。
さらに、処理1部807、処理2部808においては画
素の属性に応じてそれぞれに適した画像処理を施す。属
性識別部810からの画素の属性を表わす信号は切替部
811に供給され、画素の属性に従って処理1部807
と処理2部808との出力を切替える。切替部811か
ら出力系812へ最終的な画像信号d’として供給され
る。
【0064】以上のようにして、プリスキャン時に取り
込んだデータを用いて識別に用いる閾値を数値的に求め
ることで、従来の像域識別のように固定条件で処理を行
った場合に下地が誤識別されてしまうことの多い新聞や
ちらしなどのような下地に色のある文字原稿などに対し
ても、それぞれ適した識別結果を得て好ましい出力を得
ることを可能にする。
【0065】次に、第3実施例について説明する。
【0066】第2実施例では、プリスキャンデータより
累積ヒストグラムを求めて識別を異ならせる方法を示し
たが、ここでは第2実施例と同一構成でプリスキャンデ
ータより入力画像の周波数分布を求めて、その結果に従
って像域識別を切り替える方法を示す。ただし、この場
合、プリスキャンデータdpの読み取り時の分解能は、
第2実施例ほど粗く設定するのではなく、少なくとも一
般的な擬似中間調の粗さ(200線/inch程度)よりも
細かい分解能(少なくとも300dpi/inch程度)で読
み取ることが必要である。当該プリスキャンデータは、
プリスキャンデータ処理部804においてデジタルフー
リエ変換などを施してその周波数分布を求める。
【0067】図10の(a)は網点上の文字原稿、図1
0の(b)は一様下地上の文字の周波数分布を示すもの
である。図10の(a)と(b)とを比較しても分かる
ように網点もしくは万線パターン上の文字は、周波数分
布を取ると網点の周期に相当する特定の周波数にピーク
が発生する。文字原稿も読取系のナイキスト周波数など
において多少のピークがあるものも存在するが、そのピ
ーク値の示す頻度は網点などに見られるピーク値と比較
すると無視し得るほど小さい。そこで、周波数分布を求
めて所定の閾値と比較して頻度の高い周波数の存在を確
認した場合、対象としている原稿は網点上の文字が存在
しているものとして一様下地上の文字原稿とは像域識別
処理を異ならせる。
【0068】たとえば、対象原稿が網点もしくは万線パ
ターン上の文字原稿があると判定された場合、像域識別
を行う際は、あらかじめ少なくともそのピークの存在す
る周波数成分の中で最も高周波である成分を弱めるため
のフィルタをかけてから像域識別のための特徴量算出を
行うようにする。ピークがないと判定されたならば、フ
ィルタ処理を行わずに特徴量算出を行う。このフィルタ
リング処理は、たとえば周波数成分を主走査方向と副走
査方向の両者に対して求めるかまたは二次元の周波数成
分を求めて、一方の方向のみにピークが確認される場合
は対象原稿が万線パターン上の文字である可能性が高い
のでその方向の周波数成分のみを弱めるようなフィルタ
処理を行えば、識別の精度の低下を最小限に抑えること
も可能である。
【0069】図11は、このフィルタリング処理を行う
ためのオペレータの例を示すもので、図11の(a)は
網点に対するフィルタリング処理のためのオペレータ、
図11の(b)は主走査方向に周期成分をもつ万線パタ
ーンに対するオペレータである。なお、万線パターンに
対しては、図11の(a)の係数を切り替えるだけでも
同様な効果を持つフィルタリング処理を行うことが可能
である。また、特徴量の算出方法も異なるので、識別の
際に用いる閾値もそれぞれ異なる値を適用する。
【0070】この場合、網点に対する閾値の方が小さい
値に設定するとよい。さらに、一様下地上の文字はロゴ
文字の内部まで検出しようとしても誤識別による画質低
下の危険性が低いので上記特徴量だけでなく第1実施例
と同様に信号値そのものが所定の値よりも大きい場合は
文字内部として検出するように設定すればよい。なお、
網点上のロゴ文字の内部も検出する要望がある場合は、
文字内部検出用の閾値をほとんど画質に影響を与えない
ような極めて高い値に設定してもよい。
【0071】以上のようにして、プリスキャンデータか
ら入力画像の周波数特性を求め、像域識別の特徴量算出
方法や識別のパラメータを異ならせることで網点上や万
線パターン上の文字原稿に対しても、一様下地上の文字
原稿に対しても精度が高く画質低下の少ない像域識別を
行うことが可能になる。
【0072】次に、第4実施例について説明する。
【0073】上述した第2、第3実施例の他に、あらか
じめ大きな領域で文字の存在の有無、対象領域が一様な
階調画像か疑似階調方式による階調画像の領域かなどの
領域全体を判定した上で、前記領域の判定結果に従って
領域ごとに特徴量算出部および属性識別部へ与えるパラ
メータを切り替える例を示す。
【0074】本実施例は、図12に示されているように
ほとんど第1実施例と同じブロック構成にて処理を行う
ので、同一個所には同一符号を付して説明を省略する。
本実施例では、第1実施例における制御手段106の代
わりに領域識別部1201を用いる。
【0075】この領域識別部1201は、入力された注
目画素が文字画像に属するものであるか、階調画像もし
くは下地画像に属するのかを識別するものである。領域
識別部1201は、たとえば入力された画像を特徴量算
出用のオペレータよりも大きいサイズのブロック単位
で、たとえばヒストグラムなどを作成してその領域が文
字を含んだものであるか否かを判定する。
【0076】図13は、ヒストグラムの例を示すもので
ある。たとえば、対象ブロックが文字画像を含む画像の
一部ならば、図13の(a)のように双峰性または複数
のピークをもつような分布を示し、通常の階調画像なら
ば図13の(b)のようにガウス分布に近い分布を示
す。これらの特性によって領域識別部1201は、領域
判定を行う。ここで、仮に対象ブロックが一様下地であ
る場合は、特徴量算出の画素間の差を求める画素の間隔
を1画素に設定し、階調画像である場合、特に複写機の
出力や疑似階調画像である場合は画素の間隔を3画素に
設定するなど特徴量算出時のパラメータを切り替える。
さらにそれぞれの特徴量算出の条件に合うように前記特
徴量もしくは信号値そのものにかける係数、属性判定の
ために用いる閾値を切り替える。
【0077】以上のようにあらかじめ大きな領域の属性
を判定した上で、画素ごとに識別を行うことによって、
全体を同一条件で画素ごとに識別を行うよりもより精密
に識別を行うことが可能になる。
【0078】以上説明したように上記発明の実施の形態
によれば、従来の方法よりも網点と文字または罫線との
分離度の高い領域識別、従来の識別方法では困難であっ
た細かい文字の識別も可能になる。
【0079】また、この識別を利用することで従来技術
では識別が困難であった網点下地上に印字された文字や
罫線の識別も高い精度で検出することが可能になり、網
点部分のモアレを防止しながら文字または罫線を鮮明に
出力できるような処理を行うことを可能にする。
【0080】さらに、注目画像の彩度および輝度に相当
する値により識別の条件を異ならせることで、黒文字だ
けでなくより識別のしにくい色文字も高い精度で識別す
ることが可能になる。
【0081】また、あらかじめ大きな領域の属性を判定
した上で、画素ごとに識別を行うことによって、全体を
同一条件で画素ごとに識別を行うよりもより精密に識別
を行うことが可能になる。
【0082】また、簡単な演算器を追加しただけで、従
来の方法と比較してロゴ文字のように太い文字のエッジ
部分だけでなく、内部も文字として識別可能となり、ロ
ゴ文字の高画質化を図ることが可能になる。
【0083】さらに、鉛筆で記述された文字原稿などの
ように文字そのものが薄くかすれていることが多くエッ
ジ部分の検出が困難である原稿でもパラメータなどの適
正化により識別が可能となり、文字の一部が検出されな
いことから発生するむらを防ぐことが可能となる。
【0084】また、識別領域の膨張などのようにライン
メモリなどハード量を増大させることなく、単純な演算
器を追加するだけで文字の内部およびエッジ部の両方を
含む文字全体を識別することが可能であるので、より効
果的な高画質化処理が可能となる。
【0085】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
文字の輪郭のみならず内部も識別して文字の高画質化を
図ることのできる画像処理装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を実現するための概略構
成を示すブロック図。
【図2】注目画素およびその周辺画素を含むサイズ5×
5のオペレータを示す図。
【図3】斜め線の検出を行うオペレータを示す図。
【図4】特徴量を求めた画素の値の例を示す図。
【図5】モード別の差の絶対値をとるための画素間隔の
例を示す図。
【図6】識別条件を模式化したものを示す図。
【図7】画素間隔を変えたときの、同一画像の特徴量を
説明するための図。
【図8】この発明の第2実施例を実現するための概略構
成を示すブロック図。
【図9】下地レベルの異なる文字画像の累積ヒストグラ
ムを説明するための図。
【図10】網点下地と一様下地上の文字画像における周
波数分布を説明するための図。
【図11】フィルタリング処理を行うためのオペレータ
の例を示す図。
【図12】この発明の第4実施例を実現するための概略
構成を示すブロック図。
【図13】ヒストグラムの例を示す図。
【符号の説明】
101,801…入力系 102,805…特徴量算出部(特徴量算出手段) 103,807…処理1部 104,808…処理2部 105,110,806,809…乗算器(乗算手段) 106…制御手段 107,810…属性識別部(属性識別手段) 108,811…切替部(出力手段) 109,812…出力系 802…CPU(制御手段) 804…プリスキャンデータ処理部(処理手段) 1201…領域識別部(領域識別手段)
フロントページの続き Fターム(参考) 5B050 AA10 BA06 BA07 BA15 BA16 BA18 BA20 DA02 DA03 EA03 EA06 EA08 EA20 FA09 FA13 5C077 LL19 MM02 MP06 MP07 MP08 PP27 PP33 PP43 PP51 PP58 PP61 PQ08 PQ12 RR14 TT06 5L096 AA07 AA13 BA07 BA17 FA06 FA23 FA35 FA37 FA42 FA43 FA44 FA45 FA64 FA66

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設定される原稿モードに応じて特徴量の
    算出条件と属性の識別条件とを切り替える制御信号を出
    力する制御手段と、 この制御手段から出力される制御信号によって切り替え
    られた特徴量の算出条件に基づいて、入力画像信号の特
    徴量を算出する特徴量算出手段と、 この特徴量算出手段で算出された特徴量に所定の係数を
    乗算する第1の乗算手段と、 上記入力画像信号に所定の係数を乗算する第2の乗算手
    段と、 上記制御手段から出力される制御信号によって切り替え
    られた属性の識別条件に基づいて、上記第1の乗算手段
    からの出力と上記第2の乗算手段からの出力とから上記
    入力画像信号の属性を識別する属性識別手段と、 この属性識別手段からの属性の識別情報に応じた画像処
    理が施された画像信号を出力する出力手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 画像処理を行う画像信号と前処理を行う
    画像信号とを切り替える制御を行う制御手段と、 この制御手段に切替制御されて入力される前処理を行う
    画像信号の信号値に対する累積頻度を求める処理を行う
    処理手段と、 この処理手段で処理された累積頻度に基づいて、上記制
    御手段に切替制御されて入力される画像処理を行う画像
    信号の特徴量を算出する特徴量算出手段と、 この特徴量算出手段で算出された特徴量に所定の係数を
    乗算する第1の乗算手段と、 上記制御手段に切替制御されて入力される画像処理を行
    う画像信号に所定の係数を乗算する第2の乗算手段と、 上記処理手段で処理された累積頻度に基づいて、上記第
    1の乗算手段からの出力と上記第2の乗算手段からの出
    力とから上記入力される画像処理を行う画像信号の属性
    を識別する属性識別手段と、 この属性識別手段からの属性の識別情報に応じた画像処
    理が施された画像信号を出力する出力手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 画像処理を行う画像信号と前処理を行う
    画像信号とを切り替える制御を行う制御手段と、 この制御手段に切替制御されて入力される前処理を行う
    画像信号の周波数分布を求める処理を行う処理手段と、 この処理手段で処理された周波数分布に基づいて、上記
    制御手段に切替制御されて入力される画像処理を行う画
    像信号の特徴量を算出する特徴量算出手段と、 この特徴量算出手段で算出された特徴量に所定の係数を
    乗算する第1の乗算手段と、 上記制御手段に切替制御されて入力される画像処理を行
    う画像信号に所定の係数を乗算する第2の乗算手段と、 上記処理手段で処理された周波数分布に基づいて、上記
    第1の乗算手段からの出力と上記第2の乗算手段からの
    出力とから上記入力される画像処理を行う画像信号の属
    性を識別する属性識別手段と、 この属性識別手段からの属性の識別情報に応じた画像処
    理が施された画像信号を出力する出力手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 入力画像信号の所定領域が文字画像を含
    むかを識別する領域識別手段と、 この領域識別手段の識別結果に基づいて、入力画像信号
    の特徴量を算出する特徴量算出手段と、 この特徴量算出手段で算出された特徴量に所定の係数を
    乗算する第1の乗算手段と、 上記入力画像信号に所定の係数を乗算する第2の乗算手
    段と、 上記領域識別手段の識別結果に基づいて、上記第1の乗
    算手段からの出力と上記第2の乗算手段からの出力とか
    ら上記入力画像信号の属性を識別する属性識別手段と、 この属性識別手段からの属性の識別情報に応じた画像処
    理が施された画像信号を出力する出力手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
JP33079498A 1998-01-14 1998-11-20 画像処理装置 Expired - Fee Related JP4005243B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33079498A JP4005243B2 (ja) 1998-11-20 1998-11-20 画像処理装置
US09/231,900 US6411741B1 (en) 1998-01-14 1999-01-14 Image processing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33079498A JP4005243B2 (ja) 1998-11-20 1998-11-20 画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000156780A true JP2000156780A (ja) 2000-06-06
JP4005243B2 JP4005243B2 (ja) 2007-11-07

Family

ID=18236630

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33079498A Expired - Fee Related JP4005243B2 (ja) 1998-01-14 1998-11-20 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4005243B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008287353A (ja) * 2007-05-15 2008-11-27 Sony Corp 検出装置および方法、プログラム、並びに記録媒体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008287353A (ja) * 2007-05-15 2008-11-27 Sony Corp 検出装置および方法、プログラム、並びに記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP4005243B2 (ja) 2007-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3809404B2 (ja) 画像処理方法、装置およびシステム
JP4926568B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム
JP4890974B2 (ja) 画像処理装置、及び画像処理方法
JP4118749B2 (ja) 画像処理装置、画像処理プログラムおよび記憶媒体
JP2010016628A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP4111190B2 (ja) 画像処理装置
US6411741B1 (en) Image processing apparatus
JP5049922B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP4771428B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体
JP3604902B2 (ja) 画像処理装置
JP2002281306A (ja) 画像形成装置、画像形成方法および記録媒体
JP3334047B2 (ja) 画像処理装置およびこれを搭載した画像読取装置と画像形成装置、並びに画像処理方法、および画像処理手順を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP6566277B2 (ja) 画像処理装置
US7066566B2 (en) Print inspection apparatus, printing system, method of inspecting print data and program
JP4005243B2 (ja) 画像処理装置
JP4084537B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法および記録媒体並びに画像形成装置
JP4324532B2 (ja) 画像処理装置および記憶媒体
JPH0662230A (ja) 画像形成装置
JP4091174B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
KR100537829B1 (ko) 스캔 영상의 상역 분리 방법
JP2702133B2 (ja) 画像処理方法
JPH05153393A (ja) 画像処理装置
JP2006245938A (ja) 画像処理装置
JP3977112B2 (ja) カラー画像処理方法およびカラー画像処理装置
JP5818559B2 (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050322

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050530

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050530

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070515

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070717

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070821

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070823

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100831

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110831

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees