JP2003110605A - ポリシー制御システム、ポリシー制御方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム - Google Patents

ポリシー制御システム、ポリシー制御方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム

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JP2003110605A
JP2003110605A JP2001303274A JP2001303274A JP2003110605A JP 2003110605 A JP2003110605 A JP 2003110605A JP 2001303274 A JP2001303274 A JP 2001303274A JP 2001303274 A JP2001303274 A JP 2001303274A JP 2003110605 A JP2003110605 A JP 2003110605A
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local
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Tetsuji Iwayama
哲治 岩山
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリシーサーバへの負荷を軽減するととも
に、ユーザートラフィックへの遅延を抑えること。 【解決手段】 ポリシーサーバ10は、各ポリシークラ
イアント1〜3でポリシーをローカルに決定させるため
のローカル決定情報を各ポリシークライアント1〜3に
個々に配信し、各ポリシークライアント1〜3は受信し
たローカル決定情報に基づきローカルのポリシーを決定
し、該決定したポリシーにしたがってポリシー制御を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク全体
のポリシー情報を管理するポリシーサーバと、このポリ
シーサーバから受信したポリシー情報に従ってポリシー
制御を行う複数のポリシークライアントとによるサーバ
/クライアント間通信によってポリシークライアントで
のポリシーを制御するポリシー制御システム、ポリシー
制御方法およびその方法をコンピュータに実行させるプ
ログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は例えばIETF(Internet Engin
eering Task Force)で標準化された従来のRFC2724、C
OPS(Common Open Policy Service)仕様を説明する
ための図であり、図9は例えばIETFで標準化された
従来のRFC3084、COPS−PR(COPS Usage for
Policy Provisioning)仕様を説明するための図であ
る。
【0003】図8において、500はポリシーサーバ、
501〜503はポリシークライアント、501a〜5
03aは各ポリシークライアント501〜503が持つ
ローカルポリシー決定機能、504,505はユーザ
ー、510はRSVP(Resource Reservation Protoco
l)フロー、520〜522はCOPSプロトコルフロ
ーである。
【0004】COPSでは、IPのリソースを予約する
プロトコルであるRSVPフロー510をトリガーにし
てCOPSプロトコルを起動することを前提としている
が、一般的にはCOPSプロトコルを起動するものであ
れば、必ずしもRSVPフローでなくてもよい。COP
Sプロトコルフローのうち、520はポリシークライア
ント501〜503からポリシーサーバ500へポリシ
ー情報の決定を要求するREQ(Request)メッセー
ジ、521はポリシーサーバ500からポリシークライ
アント501〜503へポリシー情報の決定を通知する
DEC(Decision)メッセージ、522はポリシークライ
アント501〜503からポリシーサーバ500へポリ
シー情報が正しくインストールされたことを通知するR
PT(Report State)メッセージである。
【0005】ポリシークライアント501がRSVPフ
ロー510をユーザー504から受信すると、RSVP
フロー510で要求された帯域などのリソース情報を受
付可能かどうかポリシーサーバ500にREQメッセー
ジ520で問い合わせる。ポリシーサーバ500はネッ
トワーク全体のポリシークライアント501〜503及
びそれらが持つリソース情報を把握している。
【0006】ここでリソース情報とは、ポリシークライ
アント501〜503が動作するのに必要な帯域などの
具体的なパラメータを指し、ポリシー情報とは、ある規
則に従って動作する行動規範のように抽象的なパラメー
タであり、実際にポリシーサーバ500がポリシークラ
イアント501〜503に指示する場合、両方の場合が
あるため、ここではこれらを同じ意味として扱う。
【0007】ポリシーサーバ500はREQメッセージ
520を受信すると、ネットワーク全体のポリシー情報
に違反していないか、リソースは十分確保できるかなど
を判定して、許可できるようであれば、ポリシークライ
アント501が設定すべき内容をDECメッセージ52
1に含めてポリシークライアント501に返す。ポリシ
ークライアント501はそのDECメッセージ521が
正常にインストールできた場合は、ポリシーサーバ50
0にそのことを報告するRPTメッセージ522を返送
するとともに、次のポリシークライアント502へRS
VPフロー510を転送する。なお、RPTメッセージ
522は、ポリシーサーバ500が各ポリシークライア
ント501〜503に設定したポリシー情報を確認する
ためのポリシー情報の状態同期要求メッセージへの応答
としても用いられる。
【0008】ポリシークライアント502では、ポリシ
ークライアント501と同様にRSVPフロー510の
受信をトリガーとして、COPSプロトコルを起動す
る。以後同様にRSVPフローが通過するポリシークラ
イアントとポリシーサーバ500間でCOPSプロトコ
ルが動作する。
【0009】各ポリシークライアント501〜503が
持つローカルポリシー決定機能501a〜503aは、
主としてポリシーサーバ500が存在しないとき機能す
る。ポリシーサーバ500が存在するときも機能するこ
とがあるが、ローカルに決定したポリシー情報は必ずポ
リシーサーバ500に通知する義務があり、あくまでも
最終決定はポリシーサーバ500が行う。なお、COP
Sプロトコルを動作させる前に、ポリシーサーバ500
とポリシークライアント501〜503の間で、予め、
TCPコネクションの開設と、情報の共有を確認するた
めのチャネルのオープンシーケンスが行われる。
【0010】一方、図9に示すように、RSVPフロー
の受信をトリガーとしないタイプなどに適用するCOP
S−PRにおいては、まず、各ポリシークライアント5
01〜503は、自分に設定するポリシー情報を要求す
るREQメッセージ520をポリシーサーバ500に送
信する。ポリシーサーバ500は各ポリシークライアン
ト501〜503に設定すべきポリシー情報をDECメ
ッセージ521で返信する。各ポリシークライアント5
01〜503はポリシー情報を正常にインストールでき
たことを示すRPTメッセージ522をポリシーサーバ
500へ返信する。ポリシーサーバ500が各ポリシー
クライアント501〜503に設定するポリシー情報は
ネットワーク全体を考慮しているものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のCOPSはイベ
ントが発生するためには、ポリシークライアントはポリ
シーサーバへポリシーの決定を要求する手順(REQメ
ッセージ)を行う必要があった。また、ポリシークライ
アントはローカルに決定する手段(ローカルポリシー決
定機能)を備えていたが、必ずポリシーサーバへ通知す
る義務があり、最終的なポリシーの決定はポリシーサー
バへ義務づけられていた。COPS−PRには、静的な
ポリシー情報配信機能はあるが、イベント発生に従った
動的なポリシー情報決定及び配信機能はなかった。
【0012】そのため両者とも、リアルタイムなポリシ
ー情報決定を行うことができなく、また行なったとして
もポリシーサーバの負荷や、ポリシークライアントでの
ユーザートラフィックへの遅延が発生するという問題点
があった。
【0013】この発明は上記に鑑みてなされたもので、
ポリシーサーバへの負荷を軽減するとともに、ユーザー
トラフィックへの遅延を抑えることができるポリシー制
御方法を得ることを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
この発明にかかるポリシー制御システムは、ネットワー
ク全体のポリシー情報を管理するポリシーサーバと、こ
のポリシーサーバから受信したポリシー情報に従ってポ
リシー制御を行う複数のポリシークライアントとを備え
るポリシー制御システムにおいて、前記ポリシーサーバ
は、各ポリシークライアントでポリシーをローカルに決
定させるためのローカル決定情報を各ポリシークライア
ントに個々に配信し、各ポリシークライアントは受信し
たローカル決定情報に基づきローカルのポリシーを決定
し、該決定したポリシーにしたがってポリシー制御を行
うことを特徴とする。
【0015】この発明によれば、ポリシーサーバは、各
ポリシークライアントでポリシーをローカルに決定させ
るためのローカル決定情報を各ポリシークライアントに
個々に配信し、各ポリシークライアントは受信したロー
カル決定情報に基づきローカルのポリシーを決定し、該
決定したポリシーにしたがってポリシー制御を行うよう
にしている。
【0016】つぎの発明にかかるポリシー制御システム
は、上記の発明において、前記各ポリシークライアント
は、前記ポリシーサーバの決定及びポリシーサーバへの
報告なしにポリシー制御を実行することを特徴とする。
【0017】この発明によれば、各ポリシークライアン
トは、前記ポリシーサーバの決定及びポリシーサーバへ
の報告なしにポリシー制御を実行するようにしている。
【0018】つぎの発明にかかるポリシー制御システム
は、上記の発明において、各ポリシークライアントは、
ローカルにポリシーを決定できなかったとき、ポリシー
サーバへポリシー再決定の要求を送信し、ポリシーサー
バは、このポリシー再決定の要求を受信すると、ポリシ
ー情報を再決定し、再決定されたポリシー情報及び/ま
たはローカル決定情報をポリシークライアントに送信す
ることを特徴とする。
【0019】この発明によれば、ポリシークライアント
は、ローカルにポリシーを決定できなかったとき、ポリ
シーサーバへポリシー再決定の要求を送信し、ポリシー
サーバは、このポリシー再決定の要求を受信すると、ポ
リシー情報を再決定し、再決定されたポリシー情報及び
/またはローカル決定情報をポリシークライアントに送
信するようにしている。
【0020】つぎの発明にかかるポリシー制御システム
は、上記の発明において、前記ポリシーサーバは、前記
ポリシー再決定の要求を受信すると、ネットワーク全体
のポリシー情報に変更の必要性を判定し、変更する場合
は、各ポリシークライアントから通知されたローカルな
ポリシー決定を基にネットワーク全体のポリシー情報を
再決定し、該再決定したポリシー情報を各ポリシークラ
イアントに配信することを特徴とする。
【0021】この発明によれば、ポリシーサーバは、前
記ポリシー再決定の要求を受信すると、ネットワーク全
体のポリシー情報に変更の必要性を判定し、変更する場
合は、各ポリシークライアントから通知されたローカル
なポリシー決定を基にネットワーク全体のポリシー情報
を再決定し、該再決定したポリシー情報を各ポリシーク
ライアントに配信するようにしている。
【0022】つぎの発明にかかるポリシー制御システム
は、上記の発明において、前記ローカル決定情報には、
各ポリシークライアントでローカルに決定されたポリシ
ー情報をポリシーサーバに送るための条件を示す報告条
件情報が含まれ、各ポリシークライアントは、この報告
条件情報に基づいて、ローカルに決定したポリシー情報
のポリシーサーバへの報告の有無を決定することを特徴
とする。
【0023】この発明によれば、ローカル決定情報に
は、各ポリシークライアントでローカルに決定されたポ
リシー情報をポリシーサーバに送るための条件を示す報
告条件情報が含まれ、各ポリシークライアントは、この
報告条件情報に基づいて、ローカルに決定したポリシー
情報のポリシーサーバへの報告の有無を決定するように
している。
【0024】つぎの発明にかかるポリシー制御システム
は、上記の発明において、前記ローカル決定情報には、
ローカルに決定されたポリシー情報を削除するまでの時
間を示すエージング時間情報が含まれ、各ポリシークラ
イアントは、エージング時間経過後、その間に設定した
ローカルなポリシー情報およびこのローカルなポリシー
情報によって設定された状態を元に戻すことを特徴とす
る。
【0025】この発明によれば、ローカル決定情報に
は、ローカルに決定されたポリシー情報を削除するまで
の時間を示すエージング時間情報が含まれ、各ポリシー
クライアントは、エージング時間経過後、その間に設定
したローカルなポリシー情報およびこのローカルなポリ
シー情報によって設定された状態を元に戻すようにして
いる。
【0026】つぎの発明にかかるポリシー制御システム
は、上記の発明において、ユーザーがポリシー決定を行
うためのローカル情報変更要求をポリシークライアント
に入力することによって、ユーザーに、ポリシークライ
アントがローカルに決定できる範囲内で、ポリシー決定
できる権限を与えることを特徴とする。
【0027】この発明によれば、ユーザーがポリシー決
定を行うためのローカル情報変更要求をポリシークライ
アントに入力することによって、ユーザーに、ポリシー
クライアントがローカルに決定できる範囲内で、ポリシ
ー決定できる権限を与えるようにしている。
【0028】つぎの発明にかかるポリシー制御システム
は、上記の発明において、前記ユーザーからのローカル
情報変更要求を、各ポリシークライアントを伝搬させ
て、各ポリシークライアントについてのローカルなポリ
シー決定を行なわせることを特徴とする。
【0029】この発明によれば、ユーザーからのローカ
ル情報変更要求を、各ポリシークライアントを伝搬させ
て、各ポリシークライアントについてのローカルなポリ
シー決定を行なわせるようにしている。
【0030】つぎの発明にかかるポリシー制御システム
は、上記の発明において、前記ポリシー情報変更要求が
受け付けられないポリシークライアントに、ユーザー方
向にローカル情報変更不可応答を返送させて、このロー
カル情報変更不可応答を返送したポリシークライアント
とユーザーとの間のポリシークライアントに、ローカル
なポリシー情報およびこのローカルなポリシー情報によ
って設定された状態を元に戻させることを特徴とする。
【0031】この発明によれば、ポリシー情報変更要求
が受け付けられないポリシークライアントに、ユーザー
方向にローカル情報変更不可応答を返送させて、このロ
ーカル情報変更不可応答を返送したポリシークライアン
トとユーザーとの間のポリシークライアントに、ローカ
ルなポリシー情報およびこのローカルなポリシー情報に
よって設定された状態を元に戻させるようにしている。
【0032】つぎの発明にかかるポリシー制御方法は、
ネットワーク全体のポリシー情報を管理するポリシーサ
ーバとこのポリシーサーバから受信したポリシー情報に
従ってポリシー制御を行う複数のポリシークライアント
とによる通信によってポリシークライアントでのポリシ
ーを制御するポリシー制御方法において、前記ポリシー
サーバは、各ポリシークライアントでポリシーをローカ
ルに決定させるためのローカル決定情報を各ポリシーク
ライアントに個々に配信し、各ポリシークライアントは
受信したローカル決定情報に基づきローカルのポリシー
を決定し、該決定したポリシーにしたがってポリシー制
御を行うことを特徴とする。
【0033】この発明によれば、ポリシーサーバは、各
ポリシークライアントでポリシーをローカルに決定させ
るためのローカル決定情報を各ポリシークライアントに
個々に配信し、各ポリシークライアントは受信したロー
カル決定情報に基づきローカルのポリシーを決定し、該
決定したポリシーにしたがってポリシー制御を行うよう
にしている。
【0034】つぎの発明にかかるポリシー制御方法は、
上記の発明において、前記各ポリシークライアントは、
前記ポリシーサーバの決定及びポリシーサーバへの報告
なしにポリシー制御を実行することを特徴とする。
【0035】この発明によれば、各ポリシークライアン
トは、前記ポリシーサーバの決定及びポリシーサーバへ
の報告なしにポリシー制御を実行するようにしている。
【0036】つぎの発明にかかるポリシー制御方法は、
上記の発明において、各ポリシークライアントは、ロー
カルにポリシーを決定できなかったとき、ポリシーサー
バへポリシー再決定の要求を送信し、ポリシーサーバ
は、このポリシー再決定の要求を受信すると、ポリシー
情報を再決定し、再決定されたポリシー情報及び/また
はローカル決定情報をポリシークライアントに送信する
ことを特徴とする。
【0037】この発明によれば、各ポリシークライアン
トは、ローカルにポリシーを決定できなかったとき、ポ
リシーサーバへポリシー再決定の要求を送信し、ポリシ
ーサーバは、このポリシー再決定の要求を受信すると、
ポリシー情報を再決定し、再決定されたポリシー情報及
び/またはローカル決定情報をポリシークライアントに
送信するようにしている。
【0038】つぎの発明にかかるポリシー制御方法は、
上記の発明において、前記ポリシーサーバは、前記ポリ
シー再決定の要求を受信すると、ネットワーク全体のポ
リシー情報に変更の必要性を判定し、変更する場合は、
各ポリシークライアントから通知されたローカルなポリ
シー決定を基にネットワーク全体のポリシー情報を再決
定し、該再決定したポリシー情報を各ポリシークライア
ントに配信することを特徴とする。
【0039】この発明によれば、ポリシーサーバは、前
記ポリシー再決定の要求を受信すると、ネットワーク全
体のポリシー情報に変更の必要性を判定し、変更する場
合は、各ポリシークライアントから通知されたローカル
なポリシー決定を基にネットワーク全体のポリシー情報
を再決定し、該再決定したポリシー情報を各ポリシーク
ライアントに配信するようにしている。
【0040】つぎの発明にかかるポリシー制御方法は、
上記の発明において、前記ローカル決定情報には、各ポ
リシークライアントでローカルに決定されたポリシー情
報をポリシーサーバに送るための条件を示す報告条件情
報が含まれ、各ポリシークライアントは、この報告条件
情報に基づいて、ローカルに決定したポリシー情報のポ
リシーサーバへの報告の有無を決定することを特徴とす
る。
【0041】この発明によれば、ローカル決定情報に
は、各ポリシークライアントでローカルに決定されたポ
リシー情報をポリシーサーバに送るための条件を示す報
告条件情報が含まれ、各ポリシークライアントは、この
報告条件情報に基づいて、ローカルに決定したポリシー
情報のポリシーサーバへの報告の有無を決定するように
している。
【0042】つぎの発明にかかるポリシー制御方法は、
上記の発明において、前記ローカル決定情報には、ロー
カルに決定されたポリシー情報を削除するまでの時間を
示すエージング時間情報が含まれ、各ポリシークライア
ントは、エージング時間経過後、その間に設定したロー
カルなポリシー情報およびこのローカルなポリシー情報
によって設定された状態を元に戻すことを特徴とする。
【0043】この発明によれば、ローカル決定情報に
は、ローカルに決定されたポリシー情報を削除するまで
の時間を示すエージング時間情報が含まれ、各ポリシー
クライアントは、エージング時間経過後、その間に設定
したローカルなポリシー情報およびこのローカルなポリ
シー情報によって設定された状態を元に戻すようにして
いる。
【0044】つぎの発明にかかるポリシー制御方法は、
上記の発明において、ユーザーがポリシー決定を行うた
めのローカル情報変更要求をポリシークライアントに入
力することによって、ユーザーに、ポリシークライアン
トがローカルに決定できる範囲内で、ポリシー決定でき
る権限を与えることを特徴とする。
【0045】この発明によれば、ユーザーがポリシー決
定を行うためのローカル情報変更要求をポリシークライ
アントに入力することによって、ユーザーに、ポリシー
クライアントがローカルに決定できる範囲内で、ポリシ
ー決定できる権限を与えるようにしている。
【0046】つぎの発明にかかるポリシー制御方法は、
上記の発明において、前記ユーザーからのローカル情報
変更要求を、各ポリシークライアントを伝搬させて、各
ポリシークライアントについてのローカルなポリシー決
定を行なわせることを特徴とする。
【0047】この発明によれば、ユーザーからのローカ
ル情報変更要求を、各ポリシークライアントを伝搬させ
て、各ポリシークライアントについてのローカルなポリ
シー決定を行なわせるようにしている。
【0048】つぎの発明にかかるポリシー制御方法は、
上記の発明において、前記ポリシー情報変更要求が受け
付けられないポリシークライアントに、ユーザー方向に
ローカル情報変更不可応答を返送させて、このローカル
情報変更不可応答を返送したポリシークライアントとユ
ーザーとの間のポリシークライアントに、ローカルなポ
リシー情報およびこのローカルなポリシー情報によって
設定された状態を元に戻させることを特徴とする。
【0049】この発明によれば、ポリシー情報変更要求
が受け付けられないポリシークライアントに、ユーザー
方向にローカル情報変更不可応答を返送させて、このロ
ーカル情報変更不可応答を返送したポリシークライアン
トとユーザーとの間のポリシークライアントに、ローカ
ルなポリシー情報およびこのローカルなポリシー情報に
よって設定された状態を元に戻させるようにしている。
【0050】つぎの発明にかかるプログラムは、上記の
発明のいずれか一つに記載された方法をコンピュータに
実行させるプログラムであり、そのプログラムがコンピ
ュータ読み取り可能となり、これによって、上記の発明
のいずれか一つの動作をコンピュータによって実行する
ことができる。
【0051】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかるポリシー制御方法の好適な実施の形態を詳
細に説明する。
【0052】図1はこの発明を適用するネットワークシ
ステムの構成図である。図1において、1〜3は与えら
れたポリシー情報やリソース情報など(以降、特に断り
がない限りまとめてこれらをポリシー情報と呼ぶ)を基
に実際にデータの転送やQoS制御などを行うポリシー
クライアント、4,5はパーソナルコンピュータ(P
C)や携帯電話端末などのユーザー端末(以降ユーザー
と称す)、10はネットワーク全体のポリシー情報を一
元的に管理(蓄積、編集)・決定しポリシークライアン
ト1〜3に動作指示を与えるポリシーサーバ、11〜1
3はポリシーサーバ10とポリシークライアント1〜3
それぞれを接続する回線、14,15はそれぞれポリシ
ークライアント1〜3を接続する回線、16,17はユ
ーザー4,5とポリシークライアント1,3を夫々接続
する回線、1a〜3aはポリシークライアント1〜3の
内部にありポリシー情報をローカルに決定できるローカ
ルポリシー決定機能である。
【0053】実施の形態1.図2を用いてこの発明の実
施の形態1について説明する。実施の形態1は、この発
明をCOPS−PRプロトコルに適用している。図2
は、実施の形態1のポリシー制御方式を説明するため
の、或る1つのポリシークライアント1とポリシーサー
バ10との間のプロトコルシーケンス図である。他のポ
リシークライアントとポリシーサーバ10との間でも同
様の手順が実行される。
【0054】図2において、20はポリシーサーバ10
とポリシークライアント1との間でクライアント/サー
バ間通信を行うためにTCPコネクションを確立する手
順、21はポリシークライアント1がポリシーサーバ1
0にCOPSを起動するOPN(Client Open)メッセー
ジ、22はポリシーサーバ10がポリシークライアント
1にOPNメッセージ21が正常に受け付けられたこと
を通知するCAT(Client Accept)メッセージ、23は
ポリシークライアント1がポリシーサーバ10にチャネ
ルの開設やポリシー情報を要求するREQメッセージ、
24はポリシーサーバ10がポリシークライアント1に
REQメッセージ23に対してチャネルの開設確認や決
定されたポリシー情報を含むDECメッセージ、25は
ポリシーサーバ10がREQメッセージ23なしにポリ
シー情報を決定するためのDECメッセージ、26はD
ECメッセージ24,25に対してポリシークライアン
ト1がDECメッセージに含まれるポリシー情報を正常
にインストールできたことを報告するRPTメッセー
ジ、27はDECメッセージのうちローカルポリシー決
定機能1aでポリシー情報をローカルに決定できる内容
が含まれるDECメッセージである。
【0055】次に動作について説明する。この場合は、
ポリシークライアント1とポリシーサーバ10との間の
動作手順を説明しているが、他のポリシークライアント
でも同様の動作手順が実行される。
【0056】まずポリシーサーバ10とポリシークライ
アント1の間に、TCPコネクション20が確立される
(詳細省略)。続いて、ポリシークライアント1がCO
PSを起動し、ポリシークライアント種別毎に状態が管
理できるように状態毎のコネクションを確立するOPN
メッセージ21をポリシーサーバ10に送信する。ポリ
シーサーバ10はOPNメッセージ21が正常に受信で
きたことを確認し、ポリシークライアント1にOPNメ
ッセージ21が正常に受け付けられたことを示すCAT
メッセージ22を返送する。これにより、ポリシーサー
バ10とポリシークライアント1は同じポリシー情報を
共有することができる。
【0057】次に、クライアント毎に状態を管理するた
めのチャネル開設手順を実行する。ポリシークライアン
ト1は、非同期にポリシーサーバ10が決定内容を含む
DECメッセージ24を送信できるように、要求する情
報種別(例えば、構成情報の要求やフロー受付制御の要
求など)を示す内容を含むREQメッセージ23をポリ
シーサーバ10に送信する。ポリシーサーバ10はRE
Qメッセージ23に正常に応答できるならば、要求され
た情報種別に対する決定内容が含まれ、非同期に決定内
容を送信することを確認するDECメッセージ24をポ
リシークライアント1に返信する。ここでは、REQメ
ッセージ23およびDECメッセージ24の双方とも非
同期にポリシーサーバ10が決定内容を送信できるよう
なダミーの情報を含んでいる。ポリシーサーバ10はD
ECメッセージ25によって、ネットワーク全体で統一
の取れたポリシー情報を各ポリシークライアント1〜3
夫々に対応したポリシー情報に分離して各ポリシークラ
イアント1〜3に個別に配信する。このDECメッセー
ジ25に含まれるポリシー情報が正常にインストールさ
れたことを示すために、ポリシークライアント1はポリ
シーサーバ10にRPTメッセージ26を送信する。
【0058】ここまでの手順は、従来のCOPS−PR
と同じである。実施の形態1においては、この次の手順
を追加している。すなわち、ポリシーサーバ10は、各
ポリシークライアント1〜3がポリシーサーバ10での
決定と無関係にローカルな判断で決定を行うことができ
るように、そのための指針または具体的パラメータが含
まれるローカル決定情報を含むDECメッセージ27を
送信するようにしている。ポリシークライアント1は、
このローカル決定情報に含まれるフロー転送やQoS制
御などが正常にインストールされたことを示すために、
ポリシーサーバ10にRPTメッセージ26を送信す
る。すなわち、ポリシーサーバ10から各ポリシークラ
イアント1〜3に送付されるローカル決定情報を含むD
ECメッセージ27は、ポリシーの決定権の一部を各ポ
リシークライアントに委ねること、およびその委ねる内
容を示す情報である。
【0059】このようにこの実施の形態1によれば、C
OPS−PRプロトコルにおいて、ポリシーサーバ10
はポリシークライアント1〜3に、各ポリシークライア
ントがローカルにポリシー情報を決定するための指針ま
たは具体的パラメータを含むローカル決定情報を配信す
ることができるようにしているので、各ポリシークライ
アント1〜3では、ローカルに決定したポリシー情報を
ポリシーサーバに委ねることなく決定することができ
る。したがって、ポリシーサーバ10の管理負荷が減る
とともに、ポリシーサーバ10と各ポリシークライアン
ト1〜3間のプロトコル処理及び遅延を軽減することが
できる。
【0060】実施の形態2.次に図3などを用いてこの
発明の実施の形態2について説明する。この実施の形態
2は、IPフローの受信をトリガーとしてイベントを発
生させるCOPSプロトコルに本発明を適用している。
図3は、各ポリシークライアント1〜3でのローカルポ
リシーの決定とIPフローの伝送態様を示すものであ
る。
【0061】ユーザー4から送信されたIPフロー40
は、ポリシークライアント1で受信される。ポリシーク
ライアント1では、ポリシーサーバ10からのDECメ
ッセージ25によって配信されたポリシー情報に基づい
て、QoS制御などの様々なIPフロー40の処理を行
う。
【0062】ここで、ポリシークライアント1は、ユー
ザー4から送信されたIPフロー40がDECメッセー
ジ25によるポリシー情報で定義されていないか、ある
いはそのポリシー情報の規定範囲を超えているなどの場
合には、前述したように、ローカルポリシー決定機能1
aにて、DECメッセージ27で配信されたローカル決
定情報に基づきネットワーク全体の統一的なポリシーに
よらず、ポリシークライアント1のローカルなポリシー
に基づいてポリシー情報を決定し、インストールする。
そしてそのインストールされたポリシー情報に基づいて
QoS制御などの様々なIPフロー40の処理を行う。
なお、ローカルなポリシーに基づいたポリシー情報は、
IPフロー40の受信とは関係なく、事前にポリシーク
ライアント1のローカルなポリシー情報に基づいてポリ
シー情報が決定されて、インストールされていることも
ある。
【0063】データの転送やQoS制御などIPフロー
40に関する処理を終了すると、ポリシークライアント
1はポリシークライアント2にIPフロー40を転送す
る。ポリシークライアント2,3でも、ポリシークライ
アント1と同様の処理が行なわれ、ポリシークライアン
ト2,3、ユーザー5へとIPフロー40が転送され
る。
【0064】このようにこの実施の形態2によれば、C
OPSプロトコルにおいて、ポリシー情報の決定をポリ
シーサーバ10に委ねることなく各ポリシークライアン
ト1〜3で実行できるので、ポリシーサーバ10の管理
負荷が減るとともに、ポリシーサーバ10と各ポリシー
クライアント1〜3間のプロトコル処理及びユーザート
ラフィックの遅延を軽減することができる。
【0065】実施の形態3.次に、図4などを用いてこ
の発明の実施の形態3について説明する。この実施の形
態3では、各ポリシークライアント1〜3がローカルポ
リシー決定機能1a〜3aでポリシー情報のローカル決
定ができないと判断したときの動作手順について説明す
る。
【0066】ローカルなポリシー情報の決定は、ポリシ
ークライアント1〜3のローカルポリシー決定機能1a
〜3aの個別の判断によるので、各ポリシークライアン
ト1〜3での動作は夫々異なる。同じIPフロー40を
受信した場合においても、ローカル決定を行えるポリシ
ークライアントと、ローカル決定を行えないポリシーク
ライアントが存在する。例えば、ポリシークライアント
1、3はローカル決定を行なえ、ポリシークライアント
2はローカル決定が行えない場合を想定する。
【0067】ポリシークライアント2は、ポリシークラ
イアント1からのIPフロー40がDECメッセージ2
5によるポリシー情報で定義されていないか、あるいは
そのポリシー情報の規定範囲を超えているなどの場合に
は、前述したように、ローカルポリシー決定機能1aに
て、DECメッセージ27で配信されたローカル決定情
報に基づきポリシー情報を決定しようとするが、ローカ
ルポリシー決定機能2aの判断では、ポリシー情報のロ
ーカル決定が不可能であったとする。
【0068】このとき、ポリシークライアント2はポリ
シーサーバ10にポリシー再決定の要求を行うREQメ
ッセージ28を送信する。REQメッセージ28を送信
することができるのは、DECメッセージ25で指定さ
れたポリシー情報とDECメッセージ27で指定された
ローカルポリシー決定情報とのいずれもが、ローカルポ
リシー決定機能2aで決定されるローカルなポリシーに
合致しないときである。
【0069】ポリシーサーバ10は、ポリシークライア
ント2から受信したREQメッセージ28がネットワー
ク全体として受付可能か判断し、受付不可であればRE
Qメッセージ28を拒否するメッセージをポリシークラ
イアント2に返信し、受付可能であれば、ポリシークラ
イアント2に関するポリシー情報を再決定し、再決定さ
れたポリシー情報とローカルポリシー情報をDECメッ
セージ29でポリシークライアント2に返信する。
【0070】ポリシークライアント2では、前記再決定
されたポリシー情報とローカルポリシー情報を用いて、
ポリシーを決定し、インストールする。そしてそのイン
ストールされたポリシー情報に基づいてQoS制御など
の様々なIPフローの処理を行う。また、受信した再決
定されたポリシー情報とローカルポリシー情報が正常に
インストールできたことを示すRPTメッセージ30を
ポリシーサーバ10に返信する。
【0071】なお、ポリシーサーバ10では、ポリシー
クライアント2に関するポリシー情報の再決定により、
ネットワーク全体のポリシーが変化したと判断した場
合、その他のポリシークライアント1,3に対しても、
再決定されたポリシー情報とローカルポリシー情報をそ
れぞれDECメッセージ31,33に含めて送信する。
ポリシークライアント1,3では、前記再決定されたポ
リシー情報とローカルポリシー情報を正常にインストー
ルできたことを示すRPTメッセージ32、34をポリ
シーサーバ10に返信する。図4では、ポリシーサーバ
10からのポリシー情報の再配信シーケンスは、IPフ
ロー40がユーザー5まで届いた後に記述しているが、
実際は、これらの再配信シーケンスは、IPフローのシ
ーケンスとは、独立に動作している。
【0072】このようにこの実施の形態3によれば、ポ
リシー情報の決定をポリシーサーバに委ねるケースは、
各ポリシークライアントでポリシー情報のローカルな判
断ができなかったときだけに抑えられるので、ポリシー
サーバの管理負荷が減るとともに、ポリシーサーバと各
ポリシークライアント間のプロトコル処理及びユーザー
トラフィックの遅延を軽減することができる。
【0073】実施の形態4.次に、図5などを用いてこ
の発明の実施の形態4について説明する。この実施の形
態4では、各ポリシークライアント1〜3でローカルに
決定したポリシー情報をポリシーサーバ10に通知する
ときの動作手順について説明する。
【0074】この実施の形態4においては、許可無く決
定したポリシークライアントでのローカルなポリシー情
報のポリシーサーバ10への通知の有無、タイミング
は、ポリシーサーバ10から各ポリシークライアント1
〜3毎に送られるDECメッセージ27(図2参照)内
のローカル決定情報に含まれる報告条件情報に基づいて
行うようにしている。この報告条件情報は、各ポリシー
クライアント1〜3がローカルに決定したポリシー情報
をどのようなタイミングで、あるいはどのような条件が
成立したときに報告するかを示す内容を含んでいる。例
えば、ローカルなポリシー情報を決定する毎に通知する
とか、ローカルなポリシー情報の決定の集約毎にとか、
通知時間を指定するとか、帯域などのパラメータが所定
の閾値を越えたときのみ通知するとかである。
【0075】したがって、同じIPフロー40を受信し
た場合においても、ローカル決定後もローカルで決定さ
れたポリシー情報を含むRPTメッセージ35をポリシ
ーサーバ10へ送信するポリシークライアントもある
し、このRPTメッセージ35を送信しないポリシーク
ライアントもある。
【0076】例えばポリシー情報として帯域があると
し、ある10Mbpsの帯域を持つフローを10個(合
計100Mbps)収容できるようにポリシー情報が設
定されたとする。一方、ポリシークライアント2に、ロ
ーカル決定情報で、20Mbpsまでの帯域を、不足の
ある任意のフローに対して任意の帯域を割り当てて良い
と設定されたとする。また、この予備の帯域の80%を
越えたとき、ポリシーサーバ10へ報告するよう前記報
告条件情報で設定されたとする。
【0077】ポリシークライアント2においては、一つ
目のIPフロー40が15Mbpsの帯域を必要として
いるので、ローカル決定情報に基づき予備の帯域の中か
ら5Mbpsを割り当て、合計15Mpbsの帯域を割
り当てたとする。二つ目のIPフロー40も同様とす
る。これらのIPフロー40では、予備の帯域の80%
を越えていないので、ポリシークライアント2は、ポリ
シーサーバ10へRPTメッセージ35を送信しない。
【0078】ポリシークライアント2において、三つ目
のIPフロー40も15Mbpsの帯域を必要としてい
るが、少し余裕を持って、ローカル決定情報に基づき予
備の帯域の中から8Mbpsを割り当て、合計18Mp
bsの帯域を割り当てたとする。このときは、予備の帯
域は18Mbpsを消費し、予備の帯域の80%を越え
たので、ポリシークライアント2はポリシーサーバ10
へローカルで決定されたポリシー情報を含むRPTメッ
セージ35を送信する。
【0079】送信された報告内容は、ポリシーサーバ1
0が再度ネットワーク全体を総括してポリシー情報を決
定できるような内容でなければならない。ここでは、R
PTメッセージ35の内容としては、前述した三つのフ
ローとそれぞれに割り当てた帯域を報告するとする。R
PTメッセージ35を受信したポリシーサーバ10では
ネットワーク全体のポリシーを再決定し、実施の形態3
で説明したのと同様にして、ネットワーク全体の他のポ
リシークライアント1,3にポリシー情報とローカルポ
リシー情報を再配信する。
【0080】このようにこの実施の形態4によれば、ポ
リシーサーバ10から各ポリシークライアントに送られ
るDECメッセージ27に、ローカルに決定されたポリ
シー情報を送る条件、タイミングを示す報告条件情報を
含ませるようにしているので、RPTメッセージを常に
送る場合に比べポリシーサーバの管理負荷が減るととも
に、ポリシーサーバと各ポリシークライアント間のプロ
トコル処理及びユーザートラフィックの遅延を軽減する
ことができる。
【0081】実施の形態5.次にこの発明の実施の形態
5について説明する。この実施の形態5においては、各
ポリシークライアントでインストールされたローカルな
ポリシー情報が長時間に渡って使用されなかった場合を
想定して、ポリシーサーバ10から各ポリシークライア
ント1〜3に送られるDECメッセージ27(図2参
照)内のローカル決定情報に、ローカルに決定されたポ
リシー情報を削除するまでの時間を指定するパラメータ
(エージング時間情報)を含ませるようにしている。
【0082】すなわち、各ポリシークライアント1〜3
のローカルポリシー決定機能1a〜3aで決定されたポ
リシー情報はあくまでもローカルなものであり、ネット
ワーク全体のポリシー情報に違反している可能性があ
る。また、長時間に渡って使用していない例えば帯域と
言ったようなリソースを確保していると、ポリシー情報
の有効利用が図れない可能性がある。
【0083】そのため、DECメッセージ27におい
て、ローカルに決定されたポリシー情報を削除するまで
の時間を指定するパラメータ(エージング時間情報)
を、ローカル決定情報に含ませるようにしている。各ポ
リシークライアント1〜3においては、このエージング
時間情報に基づき、ローカルに決定されるポリシー情報
が未使用であった場合、その時間満了後、ローカルポリ
シー決定機能1a〜3aで管理するローカルポリシー情
報と、そのポリシー情報に基づいてインストールされて
いるフロー転送やQoS制御などを元の状態に戻す。こ
のときポリシーサーバ10にRPTメッセージ35で報
告するか否かは、実施の形態4と同様、DECメッセー
ジ27に、RPTメッセージ35で報告することが指定
されている場合は報告し、指定されていない場合は報告
しない。
【0084】このようにこの実施の形態5によれば、ポ
リシーサーバ10から各ポリシークライアント1〜3に
送られるDECメッセージ27(図2参照)内のローカ
ル決定情報に、ローカルに決定されたポリシー情報を削
除するまでの時間を指定するパラメータ(エージング時
間情報)を含ませ、このエージング時間情報に基づきロ
ーカルに決定されたポリシー情報を元に戻すようにして
いるので、各ポリシークライアントではポリシー情報の
有効利用を図ることができる。
【0085】実施の形態6.つぎに、図6を用いてこの
発明の実施の形態6について説明する。以上の実施の形
態では、全てポリシーサーバ10とポリシークライアン
ト1〜3間でのポリシー情報の決定機能及びプロトコル
について説明したが、この実施の形態6においては、ユ
ーザー4,5の要求に応じてポリシー情報が変更できる
ようにしている。
【0086】ユーザー4が、ネットワークと契約してい
るポリシー情報を一時的に変更しようとするとき、ポリ
シークライアント1にローカル情報変更要求36を送信
する。ポリシークライアント1では、ローカルポリシー
決定機能1aで、ローカル情報変更要求36が受付可能
か否かをローカルに判断する。受付可能であれば、ロー
カル情報変更要求36のポリシー情報をポリシークライ
アント1内にインストールし、次の転送先であるポリシ
ークライアント2にローカル情報変更要求36を転送
し、以降最終の転送先であるポリシークライアント3ま
で同様の手順を取る。最終の転送先であるポリシークラ
イアント3では、ローカル情報変更要求36を受け付け
たことをユーザー4に報告するために、ローカル情報変
更要求36が転送されてきたのと逆の順番でローカル情
報変更応答37をユーザー4に返信する。
【0087】なお、ポリシークライアント1〜3では、
ローカル情報変更要求36が転送されてきたときにはそ
のポリシー情報をインストールしないで管理するだけに
し、ローカル情報変更応答37が返信されてきたときに
インストールするようにしてもよい。
【0088】このようにこの実施の形態6によれば、ポ
リシー情報の決定をユーザーによって行なえるようにし
ているので、ネットワーク全体のポリシーを変更するこ
となく、ユーザーの要求を満足させることができる。
【0089】実施の形態7.つぎに、図7を用いてこの
発明の実施の形態7について説明する。この実施の形態
7は、実施の形態6のケースにおいて、ユーザーからの
ローカル情報変更要求36がポリシークライアントで受
付けできないときの動作手順を規定するものである。
【0090】ユーザー4が、実施の形態6と同様、ネッ
トワークと契約しているポリシー情報を一時的に変更し
ようとし、ポリシークライアント2でローカル情報変更
要求36を受付けできなかったとする。このときポリシ
ークライアント2では、ローカル情報変更要求36が転
送されてきたのと逆の順番で、ローカル情報変更不可応
答38をユーザー4に返信する。ユーザー4では、ロー
カル情報変更不可応答38を受信することによって、ロ
ーカル情報変更要求36が受け付けられなかったことを
認識することができる。ユーザー4は、この後、受付可
能と考えられる新たなポリシー情報をローカル情報変更
要求36で再送しても良いし、再送しなくても良い。
【0091】ローカル情報変更不可応答38を受信し
た、各ポリシークライアントでは、ポリシー情報を既に
インストール済みであれば、インストール情報を元に戻
し、ポリシー情報をインストールしないで管理するだけ
を行っているときは、その管理情報のみを削除すること
によって、ローカル情報変更要求36が送信される前の
状態にポリシーを戻す。
【0092】なお、この実施の形態7においては、図4
で示した実施の形態3のように、ポリシークライアント
2がローカルポリシー決定機能2aで決定できなかった
とき、ポリシーサーバ10にポリシー情報の変更要求を
行わない。これは、ポリシー情報はあくまでもネットワ
ーク全体で統一を取るためにネットワークが主体となっ
て管理するものであり、ユーザーが管理するものではな
いと言う考えに基づいている。
【0093】このようにこの実施の形態7によれば、ポ
リシー情報の決定をユーザーによって行えるので、ネッ
トワーク全体のポリシーを変更することなく、ユーザー
の要求を満足させることができる。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
ポリシー制御システムによれば、ポリシーサーバは、各
ポリシークライアントでポリシーをローカルに決定させ
るためのローカル決定情報を各ポリシークライアントに
個々に配信し、各ポリシークライアントは受信したロー
カル決定情報に基づきローカルのポリシーを決定し、該
決定したポリシーにしたがってポリシー制御を行うよう
にしているので、ポリシーサーバの管理負荷が軽減され
るとともに、ポリシーサーバと各ポリシークライアント
間のプロトコル処理及びユーザートラフィックの遅延を
軽減することができる。
【0095】つぎの発明にかかるポリシー制御システム
によれば、各ポリシークライアントは、ポリシーサーバ
の決定及びポリシーサーバへの報告なしにポリシー制御
を実行するようにしているので、ローカルに決定したポ
リシー情報をポリシーサーバに委ねることなく決定する
ことができ、ポリシーサーバの管理負荷が軽減されると
ともに、ポリシーサーバと各ポリシークライアント間の
プロトコル処理及びユーザートラフィックの遅延を軽減
することができる。
【0096】つぎの発明にかかるポリシー制御システム
によれば、ポリシークライアントは、ローカルにポリシ
ーを決定できなかったとき、ポリシーサーバへポリシー
再決定の要求を送信し、ポリシーサーバは、このポリシ
ー再決定の要求を受信すると、ポリシー情報を再決定
し、再決定されたローカル決定情報をポリシークライア
ントに送信するようにしているので、ポリシー情報の決
定をポリシーサーバに委ねるケースは、各ポリシークラ
イアントでポリシー情報のローカルな判断ができなかっ
たときだけに抑えられるので、ポリシーサーバの管理負
荷が減るとともに、ポリシーサーバと各ポリシークライ
アント間のプロトコル処理及びユーザートラフィックの
遅延を軽減することができる。
【0097】つぎの発明にかかるポリシー制御システム
によれば、ポリシーサーバは、ポリシー再決定の要求を
受信すると、ネットワーク全体のポリシー情報に変更の
必要性を判定し、変更する場合は、各ポリシークライア
ントから通知されたローカルなポリシー決定を基にネッ
トワーク全体のポリシー情報を再決定し、該再決定した
ポリシー情報を各ポリシークライアントに配信するよう
にしているので、各各ポリシークライアントが個々にロ
ーカルにポリシーを変更可能なプロトコルにおいても、
ネットワーク全体としてのポリシーを統一することがで
きる。
【0098】つぎの発明にかかるポリシー制御システム
によれば、ローカル決定情報には、各ポリシークライア
ントでローカルに決定されたポリシー情報をポリシーサ
ーバに送るための条件を示す報告条件情報が含まれ、各
ポリシークライアントは、この報告条件情報に基づい
て、ローカルに決定したポリシー情報のポリシーサーバ
への報告の有無を決定するようにしているので、ローカ
ルに決定したポリシー情報をポリシーサーバへ常に報告
する場合に比べポリシーサーバの管理負荷が減るととも
に、ポリシーサーバと各ポリシークライアント間のプロ
トコル処理及びユーザートラフィックの遅延を軽減する
ことができる。
【0099】つぎの発明にかかるポリシー制御システム
によれば、ローカル決定情報には、ローカルに決定され
たポリシー情報を削除するまでの時間を示すエージング
時間情報が含まれ、各ポリシークライアントは、エージ
ング時間経過後、その間に設定したローカルなポリシー
情報およびこのローカルなポリシー情報によって設定さ
れた状態を元に戻すようにしているので、各ポリシーク
ライアントではポリシー情報の有効利用を図ることがで
きる。
【0100】つぎの発明にかかるポリシー制御システム
によれば、ユーザーがポリシー決定を行うためのローカ
ル情報変更要求をポリシークライアントに入力すること
によって、ユーザーに、ポリシークライアントがローカ
ルに決定できる範囲内で、ポリシー決定できる権限を与
えるようにしているので、ネットワーク全体のポリシー
を変更することなく、ユーザーの要求を満足させること
ができる。
【0101】つぎの発明にかかるポリシー制御システム
によれば、ユーザーからのローカル情報変更要求を、各
ポリシークライアントを伝搬させて、各ポリシークライ
アントについてのローカルなポリシー決定を行なわせる
ようにしているので、ネットワーク全体のポリシーを変
更することなく、ユーザーの要求を満足させることがで
きる。
【0102】つぎの発明にかかるポリシー制御システム
によれば、ポリシー情報変更要求が受け付けられないポ
リシークライアントに、ユーザー方向にローカル情報変
更不可応答を返送させて、このローカル情報変更不可応
答を返送したポリシークライアントとユーザーとの間の
ポリシークライアントに、ローカルなポリシー情報およ
びこのローカルなポリシー情報によって設定された状態
を元に戻させるようにしているので、ネットワーク全体
のポリシーを変更することなく、ユーザーの要求を満足
させることができる。
【0103】つぎの発明にかかるポリシー制御方法によ
れば、ポリシーサーバは、各ポリシークライアントでポ
リシーをローカルに決定させるためのローカル決定情報
を各ポリシークライアントに個々に配信し、各ポリシー
クライアントは受信したローカル決定情報に基づきロー
カルのポリシーを決定し、該決定したポリシーにしたが
ってポリシー制御を行うようにしているので、ポリシー
サーバの管理負荷が軽減されるとともに、ポリシーサー
バと各ポリシークライアント間のプロトコル処理及びユ
ーザートラフィックの遅延を軽減することができる。
【0104】つぎの発明にかかるポリシー制御方法によ
れば、各ポリシークライアントは、ポリシーサーバの決
定及びポリシーサーバへの報告なしにポリシー制御を実
行するようにしているので、ローカルに決定したポリシ
ー情報をポリシーサーバに委ねることなく決定すること
ができ、ポリシーサーバの管理負荷が軽減されるととも
に、ポリシーサーバと各ポリシークライアント間のプロ
トコル処理及びユーザートラフィックの遅延を軽減する
ことができる。
【0105】つぎの発明にかかるポリシー制御方法によ
れば、各ポリシークライアントは、ローカルにポリシー
を決定できなかったとき、ポリシーサーバへポリシー再
決定の要求を送信し、ポリシーサーバは、このポリシー
再決定の要求を受信すると、ポリシー情報を再決定し、
再決定されたローカル決定情報をポリシークライアント
に送信するようにしているので、ポリシー情報の決定を
ポリシーサーバに委ねるケースは、各ポリシークライア
ントでポリシー情報のローカルな判断ができなかったと
きだけに抑えられるので、ポリシーサーバの管理負荷が
減るとともに、ポリシーサーバと各ポリシークライアン
ト間のプロトコル処理及びユーザートラフィックの遅延
を軽減することができる。
【0106】つぎの発明にかかるポリシー制御方法によ
れば、ポリシーサーバは、前記ポリシー再決定の要求を
受信すると、ネットワーク全体のポリシー情報に変更の
必要性を判定し、変更する場合は、各ポリシークライア
ントから通知されたローカルなポリシー決定を基にネッ
トワーク全体のポリシー情報を再決定し、該再決定した
ポリシー情報を各ポリシークライアントに配信するよう
にしているので、各ポリシークライアントが個々にロー
カルにポリシーを変更可能なプロトコルにおいても、ネ
ットワーク全体としてのポリシーを統一することができ
る。
【0107】つぎの発明にかかるポリシー制御方法によ
れば、ローカル決定情報には、各ポリシークライアント
でローカルに決定されたポリシー情報をポリシーサーバ
に送るための条件を示す報告条件情報が含まれ、各ポリ
シークライアントは、この報告条件情報に基づいて、ロ
ーカルに決定したポリシー情報のポリシーサーバへの報
告の有無を決定するようにしているので、ローカルに決
定したポリシー情報をポリシーサーバへ常に報告する場
合に比べポリシーサーバの管理負荷が減るとともに、ポ
リシーサーバと各ポリシークライアント間のプロトコル
処理及びユーザートラフィックの遅延を軽減することが
できる。
【0108】つぎの発明にかかるポリシー制御方法によ
れば、ローカル決定情報には、ローカルに決定されたポ
リシー情報を削除するまでの時間を示すエージング時間
情報が含まれ、各ポリシークライアントは、エージング
時間経過後、その間に設定したローカルなポリシー情報
およびこのローカルなポリシー情報によって設定された
状態を元に戻すようにしているので、各ポリシークライ
アントではポリシー情報の有効利用を図ることができ
る。
【0109】つぎの発明にかかるポリシー制御方法によ
れば、ユーザーがポリシー決定を行うためのローカル情
報変更要求をポリシークライアントに入力することによ
って、ユーザーに、ポリシークライアントがローカルに
決定できる範囲内で、ポリシー決定できる権限を与える
ようにしているので、ネットワーク全体のポリシーを変
更することなく、ユーザーの要求を満足させることがで
きる。
【0110】つぎの発明にかかるポリシー制御方法によ
れば、ユーザーからのローカル情報変更要求を、各ポリ
シークライアントに伝搬させて、各ポリシークライアン
トについてのローカルなポリシー決定を行なわせるよう
にしているので、ネットワーク全体のポリシーを変更す
ることなく、ユーザーの要求を満足させることができ
る。
【0111】つぎの発明にかかるポリシー制御方法によ
れば、ポリシー情報変更要求が受け付けられないポリシ
ークライアントに、ユーザー方向にローカル情報変更不
可応答を返送させて、このローカル情報変更不可応答を
返送したポリシークライアントとユーザーとの間のポリ
シークライアントに、ローカルなポリシー情報およびこ
のローカルなポリシー情報によって設定された状態を元
に戻させるようにしているので、ネットワーク全体のポ
リシーを変更することなく、ユーザーの要求を満足させ
ることができる。
【0112】つぎの発明にかかるプログラムによれば、
上記の発明のいずれか一つに記載された方法をコンピュ
ータに実行させるようにしたので、そのプログラムがコ
ンピュータ読み取り可能となり、これによって、上記の
発明のいずれか一つの動作をコンピュータによって実行
することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を適用するネットワークシステム構
成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1のポリシー制御を説
明するためのシーケンス図である。
【図3】 この発明の実施の形態2のポリシー制御を説
明するためのシーケンス図である。
【図4】 この発明の実施の形態3のポリシー制御を説
明するためのシーケンス図である。
【図5】 この発明の実施の形態4のポリシー制御を説
明するためのシーケンス図である。
【図6】 この発明の実施の形態6のポリシー制御を説
明するためのシーケンス図である。
【図7】 この発明の実施の形態7のポリシー制御を説
明するためのシーケンス図である。
【図8】 従来技術の機能ブロック図である。
【図9】 従来技術の機能ブロック図である
【符号の説明】 1〜3 ポリシークライアント、1a〜3a ローカル
ポリシー決定機能、4,5 ユーザー、10 ポリシー
サーバ、21 OPNメッセージ、22 CATメッセ
ージ、23 REQメッセージ、24 DECメッセー
ジ、25 DECメッセージ、26 RPTメッセー
ジ、27 DECメッセージ、28 REQメッセー
ジ、29 DECメッセージ、30 RPTメッセー
ジ、31 DECメッセージ、32 RPTメッセー
ジ、33 DECメッセージ、34 RPTメッセー
ジ、35 RPTメッセージ、36 ローカル情報変更
要求、37ローカル情報変更応答、38 ローカル情報
変更不可応答、40 IPフロー。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク全体のポリシー情報を管理
    するポリシーサーバと、このポリシーサーバから受信し
    たポリシー情報に従ってポリシー制御を行う複数のポリ
    シークライアントとを備えるポリシー制御システムにお
    いて、 前記ポリシーサーバは、各ポリシークライアントでポリ
    シーをローカルに決定させるためのローカル決定情報を
    各ポリシークライアントに個々に配信し、各ポリシーク
    ライアントは受信したローカル決定情報に基づきローカ
    ルのポリシーを決定し、該決定したポリシーにしたがっ
    てポリシー制御を行うことを特徴とするポリシー制御シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記各ポリシークライアントは、前記ポ
    リシーサーバの決定及びポリシーサーバへの報告なしに
    ポリシー制御を実行することを特徴とする請求項1に記
    載のポリシー制御システム。
  3. 【請求項3】 各ポリシークライアントは、ローカルに
    ポリシーを決定できなかったとき、ポリシーサーバへポ
    リシー再決定の要求を送信し、 ポリシーサーバは、このポリシー再決定の要求を受信す
    ると、ポリシー情報を再決定し、再決定されたポリシー
    情報及び/またはローカル決定情報をポリシークライア
    ントに送信することを特徴とする請求項1または2に記
    載のポリシー制御システム。
  4. 【請求項4】 前記ポリシーサーバは、前記ポリシー再
    決定の要求を受信すると、ネットワーク全体のポリシー
    情報に変更の必要性を判定し、変更する場合は、各ポリ
    シークライアントから通知されたローカルなポリシー決
    定を基にネットワーク全体のポリシー情報を再決定し、
    該再決定したポリシー情報を各ポリシークライアントに
    配信することを特徴とする請求項3に記載のポリシー制
    御システム。
  5. 【請求項5】 前記ローカル決定情報には、各ポリシー
    クライアントでローカルに決定されたポリシー情報をポ
    リシーサーバに送るための条件を示す報告条件情報が含
    まれ、 各ポリシークライアントは、この報告条件情報に基づい
    て、ローカルに決定したポリシー情報のポリシーサーバ
    への報告の有無を決定することを特徴とする請求項1〜
    4の何れか一つに記載のポリシー制御システム。
  6. 【請求項6】 前記ローカル決定情報には、ローカルに
    決定されたポリシー情報を削除するまでの時間を示すエ
    ージング時間情報が含まれ、 各ポリシークライアントは、エージング時間経過後、そ
    の間に設定したローカルなポリシー情報およびこのロー
    カルなポリシー情報によって設定された状態を元に戻す
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一つに記載のポ
    リシー制御システム。
  7. 【請求項7】 ユーザーがポリシー決定を行うためのロ
    ーカル情報変更要求をポリシークライアントに入力する
    ことによって、ユーザーに、ポリシークライアントがロ
    ーカルに決定できる範囲内で、ポリシー決定できる権限
    を与えることを特徴とする請求項1〜6の何れか一つに
    記載のポリシー制御システム。
  8. 【請求項8】 前記ユーザーからのローカル情報変更要
    求を、各ポリシークライアントを伝搬させて、各ポリシ
    ークライアントについてのローカルなポリシー決定を行
    なわせることを特徴とする請求項1〜7の何れか一つに
    記載のポリシー制御システム。
  9. 【請求項9】 前記ポリシー情報変更要求が受け付けら
    れないポリシークライアントに、ユーザー方向にローカ
    ル情報変更不可応答を返送させて、このローカル情報変
    更不可応答を返送したポリシークライアントとユーザー
    との間のポリシークライアントに、ローカルなポリシー
    情報およびこのローカルなポリシー情報によって設定さ
    れた状態を元に戻させることを特徴とする請求項8に記
    載のポリシー制御システム。
  10. 【請求項10】 ネットワーク全体のポリシー情報を管
    理するポリシーサーバとこのポリシーサーバから受信し
    たポリシー情報に従ってポリシー制御を行う複数のポリ
    シークライアントとによる通信によってポリシークライ
    アントでのポリシーを制御するポリシー制御方法におい
    て、 前記ポリシーサーバは、各ポリシークライアントでポリ
    シーをローカルに決定させるためのローカル決定情報を
    各ポリシークライアントに個々に配信し、各ポリシーク
    ライアントは受信したローカル決定情報に基づきローカ
    ルのポリシーを決定し、該決定したポリシーにしたがっ
    てポリシー制御を行うことを特徴とするポリシー制御方
    法。
  11. 【請求項11】 前記各ポリシークライアントは、前記
    ポリシーサーバの決定及びポリシーサーバへの報告なし
    にポリシー制御を実行することを特徴とする請求項10
    に記載のポリシー制御方法。
  12. 【請求項12】 各ポリシークライアントは、ローカル
    にポリシーを決定できなかったとき、ポリシーサーバへ
    ポリシー再決定の要求を送信し、 ポリシーサーバは、このポリシー再決定の要求を受信す
    ると、ポリシー情報を再決定し、再決定されたポリシー
    情報及び/またはローカル決定情報をポリシークライア
    ントに送信することを特徴とする請求項10または11
    に記載のポリシー制御方法。
  13. 【請求項13】 前記ポリシーサーバは、前記ポリシー
    再決定の要求を受信すると、ネットワーク全体のポリシ
    ー情報に変更の必要性を判定し、変更する場合は、各ポ
    リシークライアントから通知されたローカルなポリシー
    決定を基にネットワーク全体のポリシー情報を再決定
    し、該再決定したポリシー情報を各ポリシークライアン
    トに配信することを特徴とする請求項12に記載のポリ
    シー制御方法。
  14. 【請求項14】 前記ローカル決定情報には、各ポリシ
    ークライアントでローカルに決定されたポリシー情報を
    ポリシーサーバに送るための条件を示す報告条件情報が
    含まれ、 各ポリシークライアントは、この報告条件情報に基づい
    て、ローカルに決定したポリシー情報のポリシーサーバ
    への報告の有無を決定することを特徴とする請求項10
    〜13の何れか一つに記載のポリシー制御方法。
  15. 【請求項15】 前記ローカル決定情報には、ローカル
    に決定されたポリシー情報を削除するまでの時間を示す
    エージング時間情報が含まれ、 各ポリシークライアントは、エージング時間経過後、そ
    の間に設定したローカルなポリシー情報およびこのロー
    カルなポリシー情報によって設定された状態を元に戻す
    ことを特徴とする請求項10〜14の何れか一つに記載
    のポリシー制御方法。
  16. 【請求項16】 ユーザーがポリシー決定を行うための
    ローカル情報変更要求をポリシークライアントに入力す
    ることによって、ユーザーに、ポリシークライアントが
    ローカルに決定できる範囲内で、ポリシー決定できる権
    限を与えることを特徴とする請求項10〜15の何れか
    一つに記載のポリシー制御方法。
  17. 【請求項17】 前記ユーザーからのローカル情報変更
    要求を、各ポリシークライアントを伝搬させて、各ポリ
    シークライアントについてのローカルなポリシー決定を
    行なわせることを特徴とする請求項10〜16の何れか
    一つに記載のポリシー制御方法。
  18. 【請求項18】 前記ポリシー情報変更要求が受け付け
    られないポリシークライアントに、ユーザー方向にロー
    カル情報変更不可応答を返送させて、このローカル情報
    変更不可応答を返送したポリシークライアントとユーザ
    ーとの間のポリシークライアントに、ローカルなポリシ
    ー情報およびこのローカルなポリシー情報によって設定
    された状態を元に戻させることを特徴とする請求項17
    に記載のポリシー制御方法。
  19. 【請求項19】 請求項10〜18のいずれか一つに記
    載された方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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