JP2003110522A - Ofdm受信装置 - Google Patents

Ofdm受信装置

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Publication number
JP2003110522A
JP2003110522A JP2002259250A JP2002259250A JP2003110522A JP 2003110522 A JP2003110522 A JP 2003110522A JP 2002259250 A JP2002259250 A JP 2002259250A JP 2002259250 A JP2002259250 A JP 2002259250A JP 2003110522 A JP2003110522 A JP 2003110522A
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timing
branch
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symbol synchronization
unit
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Application number
JP2002259250A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Sudo
浩章 須藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シンボル同期獲得の精度を向上させ、マ
ルチパス環境下での誤り率を向上させること。 【解決手段】 乗算器103が、受信信号と受信信号を
1シンボル遅延された信号との相関値を算出し、積算器
104が算出結果を積算し、減算器105が任意のしき
い値と減算処理し、判定器106が大小判定し、最先タ
イミング検出部107が、一定時間内に受信された複数
のフレームについて、いずれのフレームについてのピー
ク検出タイミングが時間的に最も早く獲得された比較・
選択し、FFT回路108が選択されたタイミングを処
理開始タイミングとして、受信信号に対してFFT処理
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、OFDM受信装置
に関し、特に移動体通信におけるOFDM受信装置及び
そのシンボル同期誤差低減方法に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、図8から図11を用いて、従来の
OFDM受信装置について説明する。図8は、従来のO
FDM受信装置の一概略構成を示す要部ブロック図であ
り、図9は、従来のOFDM受信装置の別の一概略構成
を示す要部ブロック図であり、図10は、OFDM方式
の送信信号のフレーム構成を示す模式図であり、図11
は、OFDM受信装置における相関値算出結果を示す模
式図である。
【0003】先ず、図8を用いて、従来のOFDM受信
装置の構成及びそのシンボル同期タイミング獲得方法に
ついて説明する。
【0004】図8において、A/D変換器801は、受
信信号をアナログ信号からディジタル信号に変換する。
遅延器802は、ディジタル信号に変換された受信信号
を1シンボル分遅延させる。乗算器803は、ディジタ
ル信号に変換された受信信号と、遅延器802によって
1シンボル遅延された受信信号と、に対して複素乗算処
理を行う。
【0005】積算器804は、乗算器803の出力を積
算する。減算器805は、積算器804の出力としきい
値とを減算処理する。判定器806は、減算器805の
出力の正負判定を行う。例えば、この出力が正である場
合に積算結果がしきい値を超えたと判定して、この積算
値が得られるタイミングを後述するFFTの処理タイミ
ングとする。
【0006】FFT回路807は、ディジタル信号に変
換された受信信号に対して高速フーリエ変換(FFT)
処理を行う。FFT回路807におけるFFT処理は、
判定器806の出力、すなわち処理開始タイミングに基
づいて開始される。
【0007】復調部808は、FFT回路807の出力
信号に対して復調処理を行う。判定器809は、復調部
808の出力信号の判定を行う。
【0008】次いで、上記構成を有するOFDM受信装
置の動作を説明する。受信された受信信号は、一般に、
図10に示すようなフレーム構成を有し、有効シンボル
1001の前には遅延波を除去する目的で有効シンボル
の後端部と同一の信号がガード区間1002として設け
られ、信号の先頭(ガード区間の前)には、位相基準シ
ンボル(パイロットシンボル)1003と位相基準シン
ボル1003と同一の信号である同期用シンボル100
4が設けられている。
【0009】A/D変換器801によってディジタル信
号に変換された受信信号は、遅延器802によって1シ
ンボル分遅延され、乗算器803によって受信信号と1
シンボル遅延された受信信号との相関値が求められる。
【0010】位相基準シンボル1003と同一の信号が
同期用シンボル1004として位相基準シンボル100
3の前に設けられているため、図11に示すように、受
信信号の位相基準シンボルの後端であって、1シンボル
遅延させた信号の同期シンボルの後端(位相基準シンボ
ル1003の先頭)で乗算器803によって算出される
相関値がピークとなる。よって、減算器805と、判定
器806と、を用いて、積算器804の出力としきい値
との大小比較をすることで、相関値のピークを検出する
ことができる。
【0011】判定器809の出力であるシンボル同期タ
イミングは、FFT回路807に入力され、FFT処理
開始トリガとなる。
【0012】FFT回路807によってFFT処理され
た受信信号は、復調部916に出力され、復調部808
によって復調処理が行われ、判定器809によって判定
され、復調信号となる。
【0013】次いで、図9を用いて、複数のブランチの
受信信号について、ダイバーシチを行う場合について述
べる。
【0014】図9において、A/D変換器901及びA
/D変換器902はそれぞれ、ブランチ1からの受信信
号1及びブランチ2からの受信信号2をアナログ信号か
らディジタル信号に変換する。遅延器903及び遅延器
904はそれぞれ、ディジタル信号に変換された受信信
号1及び受信信号2を1シンボル分遅延させる。乗算器
905及び乗算器906はそれぞれ、ディジタル信号に
変換された受信信号1及び受信信号2と、遅延器903
及び遅延器904によって1シンボル遅延された受信信
号1及び受信信号2と、に対して複素乗算処理を行う。
【0015】積算器907及び積算器908はそれぞ
れ、乗算器905及び乗算器906の出力を積算する。
減算器909及び減算器910はそれぞれ、積算器90
7及び積算器908の出力としきい値とを減算処理す
る。判定器911及び判定器912はそれぞれ、減算器
909及び減算器910の出力の正負判定を行う。例え
ば、この出力が正である場合に積算結果がしきい値を超
えたと判定して、この積算値が得られるタイミングを後
述するFFTの処理タイミングとする。
【0016】FFT回路913及びFFT回路914は
それぞれ、ディジタル信号に変換された受信信号1及び
受信信号2に対して高速フーリエ変換(FFT)処理を
行う。これらFFT回路913及びFFT回路914に
おけるFFT処理はそれぞれ、判定器911及び判定器
912の出力、すなわち処理開始タイミングに基づいて
開始される。
【0017】セレクタ915は、受信信号1及び受信信
号2の受信レベルに応じて、FFT回路913の出力又
はFFT回路914の出力を選択し、出力する。復調部
916は、セレクタ915の出力信号に対して復調処理
を行う。判定器917は、復調部916の出力信号の判
定を行う。
【0018】アーク・タンジェント演算器918及びア
ーク・タンジェント演算器919はそれぞれ、積算器9
07及び積算器908の出力信号に対してアーク・タン
ジェント演算を行う。平均化器920は、アーク・タン
ジェント演算器918の出力とアーク・タンジェント演
算器919の出力との平均を取る。
【0019】次いで、上記構成を有するOFDM受信装
置の動作を説明する。ブランチ1及びブランチ2によっ
て受信された受信信号1及び受信信号2は、A/D変換
器901及びA/D変換器902によってディジタル信
号に変換され、遅延器903及び遅延器904によって
1シンボル分遅延され、乗算器905及び乗算器906
によって受信信号と1シンボル遅延された受信信号との
相関値が求められる。
【0020】算出された各ブランチの受信信号について
の相関値は、減算器909及び減算器910と、判定器
911及び判定器912と、を用いて、積算器907及
び積算器908の出力としきい値との大小比較をするこ
とで、それぞれピークが検出される。
【0021】判定器911及び判定器912の出力であ
るシンボル同期タイミングはそれぞれ、FFT回路91
3及びFFT回路914に入力され、FFT処理開始ト
リガとなる。
【0022】FFT回路913及びFFT回路914に
よってそれぞれFFT処理された受信信号1及び受信信
号2は、セレクタ915によって受信レベルが高い方が
選択され、復調部916に出力される。セレクタ915
によって選択され復調部916に入力された受信信号
は、復調部916によって復調処理が行われ、判定器9
17によって判定され、復調信号となる。
【0023】一方、積算器907及び積算器908の出
力信号はそれぞれ、アーク・タンジェント演算器918
及びアーク・タンジェント演算器919によってアーク
・タンジェント演算が行われ、各ブランチの受信信号の
位相回転量が算出される。この各ブランチの受信信号の
位相回転量は、平均化器920によって平均化され、出
力される。平均化器920の出力である位相回転量Δf
は、補償すべき周波数オフセット量として、直交検波時
の周波数オフセット補償に用いられる。
【0024】このように、従来のOFDM受信装置は、
受信信号と受信信号を1シンボル遅延させて信号との相
関値を算出し、相関値のピークを検出し、このピークが
検出されたタイミングをシンボル同期タイミングとし
て、受信信号に対するFFT処理開始のタイミングとす
る。又、ダイバーシチにおいては、受信レベルが最も高
いブランチを選択する。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
OFDM受信装置においては、シンボル同期タイミング
が時間的により後方で獲得される傾向にあるマルチパス
環境下において、誤り率特性が劣化するという問題があ
る。
【0026】すなわち、従来のOFDM受信装置におい
ては、ガード区間は有効シンボルの前段に設けられてい
るため、シンボル同期タイミングが実際よりも時間的に
前方で獲得された場合には有効シンボルを問題なく抽出
できるものの、実際よりも時間的に後方で同期が獲得さ
れた場合には干渉が生じ、誤り率特性が大きく劣化す
る。
【0027】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、シンボル同期獲得の精度を向上させ、マルチパス
環境下での誤り率を向上させるOFDM受信装置を提供
することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明の骨子は、一定時
間内に受信された複数のフレームのうち、最も早く相関
値のピークが検出されたフレームについてのピーク検出
タイミングをFFT処理開始のタイミングであるシンボ
ル同期タイミングとして用い、又、ダイバーシチにおい
ては、最も早く相関値のピークが検出されたブランチに
ついてのピーク検出タイミングを全ブランチについて共
通のFFT処理開始のタイミングであるシンボル同期タ
イミングとして用いることである。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様に係るOFD
M受信装置は、複数のフレームから成る受信信号のシン
ボル同期タイミングをフレーム毎に検出するタイミング
検出手段と、所定時間内に前記タイミング検出手段によ
って検出されたタイミングのうち時間的に最も早いタイ
ミングを選択するタイミング選択手段と、このタイミン
グ選択手段によって選択されたタイミングを処理開始タ
イミングとして受信信号に対してフーリエ変換処理を行
うフーリエ変換手段と、を具備する構成を採る。
【0030】この構成によれば、一定時間内に受信され
た複数のフレームについて検出された相関値のピークの
中で時間的に最も早いものをシンボル同期タイミングと
することによって、シンボル同期タイミングが時間的に
後方にずれることを防止し、シンボル同期タイミングの
獲得精度を高めることができるため、マルチパス環境下
での誤り率を向上させることができる。
【0031】本発明の第2の態様に係るOFDM受信装
置は、第1の態様において、前記タイミング選択手段
は、前記タイミング検出手段によって検出された各タイ
ミングをその発生時刻の早さに対応する数値に変換する
変換部と、これら変換された数値を大小比較することに
より、前記タイミング検出手段によって検出されたタイ
ミングが時間的に最も早いものを抽出する抽出部と、を
有する構成を採る。
【0032】この構成によれば、一定時間内に受信され
た複数のフレームについて検出された相関値のピークの
発生時刻を数値化することができるため、ピークの中で
時間的に最も早いものを容易に検出することができる。
【0033】本発明の第3の態様に係るOFDM受信装
置は、第1の態様において、前記タイミング選択手段
は、前記タイミング検出手段によって検出された各タイ
ミングをその発生時刻の早さに対応する数値に変換する
変換部と、これら変換された数値を一タイミング分のみ
格納する格納部と、前記変換部によって変換された数値
と前記格納部から読み出した数値とを大小比較し、前記
タイミング検出手段によって検出されたタイミングが時
間的に早い方を出力する比較部と、この比較部の比較結
果に応じて、前記タイミング検出手段によって検出され
た時間的に早いタイミングに対応する数値を前記格納部
に更新する更新制御部と、を有する構成を採る。
【0034】この構成によれば、最先タイミング検出部
が時間的に最も早いタイミングが現れる度にそのタイミ
ングを格納し、これをシンボル同期タイミングとして用
いるため、シンボル同期獲得精度が向上すると共に、メ
モリ容量が削減され、装置を小型化・軽量化することが
できる。
【0035】本発明の第4の態様に係るOFDM受信装
置は、複数ブランチで受信した受信信号のシンボル同期
をブランチ毎に検出するタイミング検出手段と、このタ
イミング検出手段によってブランチ毎に検出されたタイ
ミングのうち時間的に最も早いタイミングを選択するタ
イミング選択手段と、このタイミング選択手段によって
選択されたタイミングを各ブランチにおける受信信号に
対するフーリエ変換処理に共通の開始タイミングとして
設定するフーリエ変換処理制御手段と、フーリエ変換処
理後の各ブランチの受信信号の中から受信レベルが最も
高い信号を選択し、復調処理を行う復調手段と、を具備
する構成を採る。
【0036】この構成によれば、シンボル同期を時間的
に最も早く獲得したブランチについてのシンボル同期を
すべてのブランチにおける共通のシンボル同期タイミン
グとすることによって、シンボル同期タイミングが時間
的に後方にずれることを防止し、シンボル同期タイミン
グの獲得精度を高めることができるため、マルチパス環
境下でのダイバーシチの精度を向上させることができ
る。
【0037】本発明の第5の態様に係るOFDM受信装
置は、第4の態様において、前記タイミング選択手段
は、前記タイミング検出手段によって検出された各ブラ
ンチのタイミングをその発生時刻の早さに対応する数値
に変換する変換部と、これら変換された数値を大小比較
し、前記タイミング検出手段によって検出されたタイミ
ングが時間的に最も早いものを抽出する抽出部と、を有
する構成を採る。
【0038】この構成によれば、一定時間内に受信され
た複数のフレームについて検出された相関値のピークの
発生時刻を数値化することができるため、ピークの中で
時間的に最も早いものを容易に検出することができる。
【0039】本発明の第6の態様に係るOFDM受信装
置は、第4の態様又は第5の態様において、ブランチ毎
に設けられ、各ブランチの受信信号の位相回転量を算出
する位相回転量演算部と、前記タイミング選択手段によ
ってタイミングが選択されたブランチの受信信号の位相
回転量に基づいてすべてのブランチの受信信号に対して
周波数オフセット補償を行う周波数オフセット補償部
と、を有する構成を採る。
【0040】この構成によれば、周波数オフセット量検
出の際、すべてのブランチの受信信号の位相回転量を平
均化せず、シンボル同期タイミングが時間的に早く獲得
された誤差の少ない方のブランチの受信信号の位相回転
量のみを採用するため、補償すべき周波数オフセット量
の検出精度を高めることができ、正確な周波数オフセッ
ト補償を行うことができる。
【0041】本発明の第7の態様に係るOFDM受信装
置は、第6の態様において、前記位相回転量演算部の出
力である各ブランチの受信信号の位相回転量を平均化す
る平均化部と、前記タイミング検出手段の出力である各
ブランチについてのシンボル同期タイミングの発生時刻
の差が所定値以上であるか否かを判定する判定部と、こ
の判定部の判定結果に基づいて、発生時刻の差が所定値
以上であれば前記周波数オフセット補償部を前記タイミ
ング選択手段によってタイミングが選択されたブランチ
の受信信号の位相回転量に基づいてすべてのブランチの
受信信号に対して周波数オフセット補償を行うように制
御し、発生時刻の差が所定値に達しなければ前記周波数
オフセット補償部を前記平均化部の出力である平均化処
理された位相回転量に基づいてすべてのブランチの受信
信号に対して周波数オフセット補償を行うように制御す
る制御部と、を有する構成を採る。
【0042】この構成によれば、検出された両ブランチ
におけるシンボル同期タイミングが近接する場合には全
ブランチの受信信号の位相回転量を平均化したものを補
償すべき周波数オフセット量に採用するため、周波数オ
フセット量の検出精度を高めることができ、正確な周波
数オフセット補償を行うことができる。
【0043】本発明の第8の態様に係る基地局装置は、
第1の態様から第3の態様のいずれかにおけるOFDM
受信装置及び第4の態様から第7の態様のいずれかにお
けるOFDM受信装置の少なくとも一方を具備する構成
を採る。
【0044】本発明の第9の態様に係る通信端末装置
は、第8の態様に係る基地局装置と無線通信を行う構成
を採る。
【0045】本発明の第10の態様に係る通信端末装置
は、第1の態様から第3の態様のいずれかにおけるOF
DM受信装置及び第4の態様から第7の態様のいずれか
におけるOFDM受信装置の少なくとも一方を具備する
構成を採る。
【0046】本発明の第11の態様に係る基地局装置
は、第10の態様に係る通信端末装置と無線通信を行う
構成を採る。
【0047】これらの構成によれば、一定時間内に受信
された複数のフレームのうち、最も早く相関値のピーク
が検出されたフレームについてのピーク検出タイミング
をFFT処理開始のタイミングであるシンボル同期タイ
ミングとして用い、又、ダイバーシチにおいては、最も
早く相関値のピークが検出されたブランチについてのピ
ーク検出タイミングを全ブランチについてFFT処理開
始のタイミングであるシンボル同期タイミングとして用
いることによって、シンボル同期獲得の精度を向上さ
せ、マルチパス環境下での誤り率を向上させることがで
きる。
【0048】本発明の第12の態様に係るシンボル同期
誤差低減方法は、複数のフレームから成る受信信号のシ
ンボル同期タイミングをフレーム毎に検出するタイミン
グ検出工程と、所定時間内に前記タイミング検出工程に
よって検出されたタイミングのうち時間的に最も早いタ
イミングを選択するタイミング選択工程と、このタイミ
ング選択工程によって選択されたタイミングを処理開始
タイミングとして受信信号に対してフーリエ変換処理を
行うフーリエ変換工程と、を具備するようにした。
【0049】この方法によれば、一定時間内に受信され
た複数のフレームについて検出された相関値のピークの
中で時間的に最も早いものをシンボル同期タイミングと
することによって、シンボル同期タイミングが時間的に
後方にずれることを防止し、シンボル同期タイミングの
獲得精度を高めることができるため、マルチパス環境下
での誤り率を向上させることができる。
【0050】本発明の第13の態様に係るシンボル同期
誤差低減方法は、第12の態様において、前記タイミン
グ選択工程は、前記タイミング検出工程によって検出さ
れた各タイミングをその発生時刻の早さに対応する数値
に変換し、これら変換された数値を大小比較することに
より、前記タイミング検出工程によって検出されたタイ
ミングが時間的に最も早いものを抽出するようにした。
【0051】この方法によれば、一定時間内に受信され
た複数のフレームについて検出された相関値のピークの
発生時刻を数値化することができるため、ピークの中で
時間的に最も早いものを容易に検出することができる。
【0052】本発明の第14の態様に係るシンボル同期
誤差低減方法は、第12の態様において、前記タイミン
グ選択工程は、前記タイミング検出工程によって検出さ
れた各タイミングをその発生時刻の早さに対応する数値
に変換し、これら変換された数値を一タイミング分のみ
格納し、変換された数値と格納されている数値とを大小
比較し、前記タイミング検出工程によって検出されたタ
イミングが時間的に早い方を出力し、この出力されたタ
イミングに応じて、前記タイミング検出工程によって検
出された時間的に早いタイミングに対応する数値を更新
し格納するようにした。
【0053】この方法によれば、最先タイミング検出部
が時間的に最も早いタイミングが現れる度にそのタイミ
ングを格納し、これをシンボル同期タイミングとして用
いるため、シンボル同期獲得精度が向上すると共に、メ
モリ容量が削減され、装置を小型化・軽量化することが
できる。
【0054】本発明の第15の態様に係るシンボル同期
誤差低減方法は、複数ブランチで受信した受信信号のシ
ンボル同期をブランチ毎に検出するタイミング検出工程
と、このタイミング検出工程によってブランチ毎に検出
されたタイミングのうち時間的に最も早いタイミングを
選択するタイミング選択工程と、このタイミング選択工
程によって選択されたタイミングを各ブランチにおける
受信信号に対するフーリエ変換処理に共通の開始タイミ
ングとして設定するフーリエ変換処理制御工程と、フー
リエ変換処理後の各ブランチの受信信号の中から受信レ
ベルが最も高い信号を選択し、復調処理を行う復調工程
と、を具備するようにした。
【0055】この方法によれば、シンボル同期を時間的
に最も早く獲得したブランチについてのシンボル同期を
すべてのブランチにおける共通のシンボル同期タイミン
グとすることによって、シンボル同期タイミングが時間
的に後方にずれることを防止し、シンボル同期タイミン
グの獲得精度を高めることができるため、マルチパス環
境下でのダイバーシチの精度を向上させることができ
る。
【0056】本発明の第16の態様に係るシンボル同期
誤差低減方法は、第15の態様において、前記タイミン
グ選択工程は、前記タイミング検出工程によって検出さ
れた各ブランチのタイミングをその発生時刻の早さに対
応する数値に変換し、これら変換された数値を大小比較
し、前記タイミング検出工程によって検出されたタイミ
ングが時間的に最も早いものを抽出するようにした。
【0057】この方法によれば、一定時間内に受信され
た複数のフレームについて検出された相関値のピークの
発生時刻を数値化することができるため、ピークの中で
時間的に最も早いものを容易に検出することができる。
【0058】本発明の第17の態様に係るシンボル同期
誤差低減方法は、第15の態様又は第16の態様におい
て、各ブランチの受信信号の位相回転量を算出し、前記
タイミング選択工程によってタイミングが選択されたブ
ランチの受信信号の位相回転量に基づいてすべてのブラ
ンチの受信信号に対して周波数オフセット補償を行うよ
うにした。
【0059】この方法によれば、周波数オフセット量検
出の際、すべてのブランチの受信信号の位相回転量を平
均化せず、シンボル同期タイミングが時間的に早く獲得
された誤差の少ない方のブランチの受信信号の位相回転
量のみを採用するため、補償すべき周波数オフセット量
の検出精度を高めることができ、正確な周波数オフセッ
ト補償を行うことができる。
【0060】本発明の第18の態様に係るシンボル同期
誤差低減方法は、第17の態様において、各ブランチの
受信信号の位相回転量を平均化し、前記タイミング検出
工程の出力である各ブランチについてのシンボル同期タ
イミングの発生時刻の差が所定値以上であるか否かを判
定し、この判定結果に基づいて、発生時刻の差が所定値
以上であれば前記タイミング選択工程によってタイミン
グが選択されたブランチの受信信号の位相回転量に基づ
いてすべてのブランチの受信信号に対して周波数オフセ
ット補償を行うようにし、発生時刻の差が所定値に達し
なければ平均化処理された位相回転量に基づいてすべて
のブランチの受信信号に対して周波数オフセット補償を
行うようにするようにした。
【0061】この方法によれば、検出された両ブランチ
におけるシンボル同期タイミングが近接する場合には全
ブランチの受信信号の位相回転量を平均化したものを補
償すべき周波数オフセット量に採用するため、周波数オ
フセット量の検出精度を高めることができ、正確な周波
数オフセット補償を行うことができる。
【0062】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0063】(実施の形態1)本実施の形態に係るOF
DM受信装置は、一定時間内に受信された複数のフレー
ムの中で時間的に最も早くシンボル同期を獲得したフレ
ームについてのタイミングをシンボル同期タイミングと
して用いるものである。
【0064】以下、図1及び図2を用いて、本実施の形
態に係るOFDM受信装置について説明する。図1は、
本発明の実施の形態1に係るOFDM受信装置の概略構
成を示す要部ブロック図であり、図2は、本発明の実施
の形態1に係るOFDM受信装置の最先タイミング検出
部の概略構成を示す要部ブロック図である。
【0065】A/D変換器101は、受信信号をアナロ
グ信号からディジタル信号に変換する。遅延器102
は、ディジタル信号に変換された受信信号を1シンボル
分遅延させる。乗算器103は、ディジタル信号に変換
された受信信号と、遅延器102によって1シンボル遅
延された受信信号と、に対して複素乗算処理を行う。
【0066】積算器104は、乗算器103の出力を積
算する。減算器105は、積算器104の出力としきい
値とを減算処理する。判定器106は、減算器105の
出力の正負判定を行う。例えば、この出力が正である場
合に積算結果がしきい値を超えたと判定して、この積算
値が得られるタイミングを後述するFFTの処理タイミ
ングとする。
【0067】最先タイミング検出部107は、一定時間
内に受信された複数のフレームについて、判定器106
の出力を比較し、時間的に最も早く相関値のピークが検
出されたフレームを選択し、この選択されたフレームの
ピークタイミングをシンボル同期タイミングとして、F
FT回路108に出力する。なお、上記一定時間は任意
に定めることができる。最先タイミング検出部107に
ついては、後に詳述する。
【0068】FFT回路108は、ディジタル信号に変
換された受信信号に対して高速フーリエ変換(FFT)
処理を行う。FFT回路108におけるFFT処理は、
最先タイミング検出部107の出力、すなわち処理開始
タイミングに基づいて開始される。
【0069】復調部109は、FFT回路108の出力
信号に対して復調処理を行う。判定器110は、復調部
109の出力信号の判定を行う。
【0070】次いで、図2を用いて、最先タイミング検
出部107について詳述する。
【0071】最先タイミング検出部107は、図2に示
すように、カウンタ201と、スイッチ202と、複数
のメモリ203と、大小比較器204と、から成る。
【0072】カウンタ201は、周期が一フレーム長と
等しく、判定器106の出力である受信信号の各フレー
ムについてのピーク検出タイミングによって計数動作を
停止し、この停止した時点でのカウンタ数値を保持す
る。
【0073】スイッチ202は、各フレームについての
カウンタ数値をそれぞれ異なるメモリ203に出力する
ように切り替える。
【0074】各メモリ203は、各フレームのカウンタ
数値を格納する。メモリ203は、最先タイミング検出
部107が監視する一定時間に受信されるフレーム数が
充分格納されるように設ける数が決められる。例えば、
最先タイミング検出部107が監視する一定時間が1m
secとし、1msecの間に平均4フレーム受信され
るのであれば、メモリ203は4つ以上設けるようにす
る。
【0075】大小比較器204は、各メモリ203に格
納された各フレームについてのカウンタ数値を読み出
し、大小比較し、最も数値が小さいものを出力する。こ
の出力されたカウンタ数値が、シンボル同期タイミング
として、FFT処理開始タイミングとなる。
【0076】次いで、上記構成を有するOFDM受信装
置の動作について説明する。
【0077】受信された受信信号は、A/D変換器10
1によってディジタル信号に変換され、遅延器102に
よって1シンボル分遅延され、乗算器103によって1
シンボル遅延された信号との相関値が算出される。
【0078】算出された相関値は、積算器104によっ
て積算され、減算器105によって、任意のしきい値と
減算処理され、判定器106によって大小判定され、受
信信号の各フレームについての相関値のピークを検出す
ることができる。
【0079】判定器106の出力である相関値のピーク
は、最先タイミング検出部107によって、一定時間内
に受信された複数のフレームについて、いずれのフレー
ムについてのピーク検出タイミングが時間的に最も早く
獲得されたが比較・選択される。
【0080】A/D変換後の受信信号は、FFT回路1
08によって、大小比較器204の出力するタイミング
を処理開始タイミングとして、FFT処理される。
【0081】FFT処理された受信信号は、復調部10
9に出力され、復調部109によって復調処理が行わ
れ、判定器110によって判定され、復調信号となる。
【0082】このように、本実施の形態によれば、一定
時間内に受信された複数のフレームについて検出された
相関値のピークの中で時間的に最も早いものをシンボル
同期タイミングとすることによって、シンボル同期タイ
ミングが時間的に後方にずれることを防止し、シンボル
同期タイミングの獲得精度を高めることができるため、
マルチパス環境下での誤り率を向上させることができ
る。
【0083】(実施の形態2)本実施の形態に係るOF
DM受信装置は、実施の形態1と同様の構成を有し、但
し最先タイミング検出部内のメモリ容量を削減するもの
である。
【0084】以下、図3を用いて、本実施の形態に係る
OFDM受信装置について説明する。図3は、本発明の
実施の形態2に係るOFDM受信装置の最先タイミング
検出部の概略構成を示す要部ブロック図である。なお、
実施の形態1と同様の構成には、同一の符号を付し、詳
しい説明は省略する。
【0085】図3において、カウンタ201は、実施の
形態1と同様に、受信された各フレームについてのピー
ク検出タイミングにおけるカウンタ数値を逐次出力す
る。
【0086】スイッチ301は、大小比較器204の出
力に基づいて、カウンタ201によって計数されたカウ
ンタ数値か、又は、メモリ302に既に格納されている
カウンタ数値か、いずれか小さい方をメモリ302に出
力し、格納する。
【0087】大小比較器204は、メモリ302に格納
されているカウンタ数値と、カウンタ201の出力する
カウンタ数値と、を大小比較し、小さい方を出力する。
【0088】このように、本実施の形態によれば、最先
タイミング検出部が時間的に最も早いタイミングが現れ
る度にそのタイミングを格納し、これをシンボル同期タ
イミングとして用いるため、シンボル同期獲得精度が向
上すると共に、メモリ容量が削減され、装置を小型化・
軽量化することができる。
【0089】以下、実施の形態3から実施の形態5にお
いては、ダイバーシチを行う場合について説明する。
【0090】(実施の形態3)本実施の形態に係るOF
DM受信装置は、時間的に最も早くシンボル同期を獲得
したブランチについてのシンボル同期タイミングを全ブ
ランチについてのシンボル同期タイミングとして用いる
ものである。
【0091】以下、図4を用いて、本実施の形態に係る
OFDM受信装置について説明する。図4は、本発明の
実施の形態3に係るOFDM受信装置の概略構成を示す
要部ブロック図である。
【0092】A/D変換器401及びA/D変換器40
2はそれぞれ、ブランチ1からの受信信号1及びブラン
チ2からの受信信号2をアナログ信号からディジタル信
号に変換する。遅延器403及び遅延器404はそれぞ
れ、ディジタル信号に変換された受信信号1及び受信信
号2を1シンボル分遅延させる。乗算器405及び乗算
器406はそれぞれ、ディジタル信号に変換された受信
信号1及び受信信号2と、遅延器403及び遅延器40
4によって1シンボル遅延された受信信号1及び受信信
号2と、に対して複素乗算処理を行う。
【0093】積算器407及び積算器408はそれぞ
れ、乗算器405及び乗算器406の出力を積算する。
減算器409及び減算器410はそれぞれ、積算器40
7及び積算器408の出力としきい値とを減算処理す
る。判定器411及び判定器412はそれぞれ、減算器
409及び減算器410の出力の正負判定を行う。例え
ば、この出力が正である場合に積算結果がしきい値を超
えたと判定して、この積算値が得られるタイミングを後
述するFFTの処理タイミングとする。
【0094】最先タイミング検出部413は、判定器4
11の出力と判定器412の出力とを比較し、シンボル
同期タイミングを時間的に早く獲得した方を選択し、こ
の選択されたタイミングを、両ブランチに共通のシンボ
ル同期タイミングとして、FFT回路414及びFFT
回路415の両方に出力する。
【0095】この最先タイミング検出部413は、ブラ
ンチ毎に設けられ、任意の一定周期で動作するカウンタ
501,502と、カウンタ501,502の計測値の
大小比較を行なう大小比較部503と、この計測値が最
小となるブランチを選択するセレクタ504とを備えて
いる。
【0096】FFT回路414及びFFT回路415は
それぞれ、ディジタル信号に変換された受信信号1及び
受信信号2に対して高速フーリエ変換(FFT)処理を
行う。これらFFT回路414及びFFT回路415に
おけるFFT処理はそれぞれ、判定器411又は判定器
412の出力、すなわち処理開始タイミングに基づいて
開始される。
【0097】セレクタ416は、受信信号1及び受信信
号2の受信レベルに応じて、FFT回路414の出力又
はFFT回路415の出力を選択し、出力する。復調部
417は、セレクタ416の出力信号に対して復調処理
を行う。判定器418は、復調部417の出力信号の判
定を行う。
【0098】アーク・タンジェント演算器419及びア
ーク・タンジェント演算器420はそれぞれ、従来と同
様に、積算器407及び積算器408の出力信号に対し
てアーク・タンジェント演算を行う。平均化器421
は、アーク・タンジェント演算器419の出力とアーク
・タンジェント演算器420の出力との平均を取る。
【0099】次いで、上記構成を有するOFDM受信装
置の動作について説明する。
【0100】ブランチ1及びブランチ2によって受信さ
れた受信信号1及び受信信号2はそれぞれ、A/D変換
器401及びA/D変換器402によってディジタル信
号に変換され、遅延器403及び遅延器404によって
1シンボル分遅延され、乗算器405及び乗算器406
によって1シンボル遅延された信号との相関値が算出さ
れる。
【0101】算出された相関値はそれぞれ、積算器40
7及び積算器408によって積算され、減算器409及
び減算器410によって、任意のしきい値と減算処理さ
れ、判定器411及び判定器412によって大小判定さ
れ、受信信号1及び受信信号2それぞれの相関値のピー
クを検出することができる。
【0102】判定器411の出力である相関値のピーク
及び判定器412の出力である相関値のピークは、最先
タイミング検出部413によって、どちらのタイミング
が時間的に早く獲得されたが比較・選択される。すなわ
ち、図5において、カウンタ501及びカウンタ502
はそれぞれ、サンプル速度で動作し、判定器411及び
412の出力によってカウントを停止し、この停止時点
でのカウンタ数値を保持する。大小比較器503は、カ
ウンタ501及びカウンタ502の保持するカウンタ停
止時点での数値の大小比較を行い、セレクタ504に出
力する。
【0103】セレクタ504は、大小比較器503の出
力に応じて、カウンタ501及びカウンタ502の保持
するカウンタ停止時点での数値の小さい方の判定器41
1及び412の出力を選択し、FFT回路414及びF
FT回路415の両方に出力する。
【0104】このように選択されたタイミングは、両ブ
ランチに共通のシンボル同期タイミングとして、受信信
号1に対してFFT処理を行うFFT回路414及び受
信信号2に対してFFT処理を行うFFT回路415の
両方に共通のFFT処理開始のタイミングとなる。
【0105】ディジタル信号に変換された受信信号1及
び受信信号2は、最先タイミング検出部413からの制
御信号をFFT処理開始トリガとするFFT回路414
及びFFT回路415において、それぞれFFT処理さ
れる。
【0106】FFT処理された受信信号1及び受信信号
2は、セレクタ416によって受信レベルが高い方が選
択され、復調部417に出力される。復調部417に入
力された受信信号は、復調部417によって復調処理が
行われ、判定器418によって判定され、復調信号とな
る。
【0107】一方、積算器407及び積算器408の出
力信号はそれぞれ、アーク・タンジェント演算器419
及びアーク・タンジェント演算器420によってアーク
・タンジェント演算が行われ、各ブランチの受信信号の
位相回転量が算出される。この各ブランチの受信信号の
位相回転量は、平均化器421によって平均化され、出
力される。平均化器421の出力である位相回転量Δf
は、補償すべき周波数オフセット量として、直交検波時
の周波数オフセット補償に用いられる。
【0108】このように、本実施の形態によれば、シン
ボル同期を時間的に最も早く獲得したブランチについて
のシンボル同期をすべてのブランチにおける共通のシン
ボル同期タイミングとすることによって、シンボル同期
タイミングが時間的に後方にずれることを防止し、シン
ボル同期タイミングの獲得精度を高めることができるた
め、マルチパス環境下でのダイバーシチの精度を向上さ
せることができる。
【0109】(実施の形態4)本実施の形態に係るOF
DM受信装置は、実施の形態3と同様の構成を有し、但
し周波数オフセット量にはシンボル同期が時間的に最も
早く獲得されたブランチの受信信号の位相回転量Δfを
用いるものである。
【0110】以下、図6を用いて、本実施の形態に係る
装置について説明する。図6は、本発明の実施の形態4
に係るOFDM受信装置の概略構成を示す要部ブロック
図である。なお、図中、図4と同様の構成には同じ符号
を付し、詳しい説明は省略する。
【0111】セレクタ601は、最先タイミング検出部
413の出力に基づいて、シンボル同期タイミングを時
間的に早く獲得できた方のブランチの受信信号の位相回
転量、すなわちアーク・タンジェント演算器419の出
力又はアーク・タンジェント演算器420の出力、を出
力する。
【0112】このように、本実施の形態によれば、周波
数オフセット量検出の際、すべてのブランチの受信信号
の位相回転量を平均化せず、シンボル同期タイミングが
時間的に早く獲得された誤差の少ない方のブランチの受
信信号の位相回転量のみを採用するため、補償すべき周
波数オフセット量の検出精度を高めることができ、正確
な周波数オフセット補償を行うことができる。
【0113】(実施の形態5)本実施の形態に係OFD
M受信装置は、実施の形態3及び実施の形態4と同様の
構成を有し、但し両ブランチにおけるシンボル同期タイ
ミングが近接する場合には全ブランチの受信信号の位相
回転量を平均化したものを周波数オフセット量に採用す
るものである。
【0114】以下、図7用いて、本実施の形態に係る装
置について説明する。図7は、本発明の実施の形態5に
係るOFDM受信装置の概略構成を示す要部ブロック図
である。なお、実施の形態3又は4と同様の構成には同
一符号を付し、詳しい説明は省略する。
【0115】獲得された両ブランチにおけるシンボル同
期タイミングが時間的に近接している場合は、実施の形
態4のようにどちらかのブランチの受信信号の位相回転
量のみを用いるよりも、実施の形態3のように両ブラン
チの受信信号の位相回転量を平均化して用いる方が誤差
が少なくなるため、両ブランチについてのシンボル同期
タイミングの時間的な間隔に応じて両者を使い分けるよ
うにする。
【0116】減算器701は、最先タイミング検出部4
13において両ブランチについてのシンボル同期タイミ
ングの獲得時間が比較された結果に基づいて、両タイミ
ングの時間間隔から任意のしきい値を減算する。判定器
702は、減算器701の出力の正負を判定し、両ブラ
ンチについてのシンボル同期タイミングの獲得時間の時
間間隔が充分近接している(時間差が小さい)といえる
かどうかについて判断される。
【0117】判定器702の出力は、セレクタ703に
制御信号として入力される。セレクタ703は、平均化
器421の出力とセレクタ601の出力とを選択的に出
力するような制御を行う。
【0118】例えば、減算結果がしきい値より小さい負
となる場合には、すなわち両ブランチについてのシンボ
ル同期タイミングの獲得時間の時間間隔が充分近接して
おり、タイミング検出精度は略同等であると考え、平均
化処理を行なう旨の指示が平均化器421に送られ、平
均化処理により周波数オフセットを求める。セレクタ7
03は、平均化器421の出力である各ブランチの受信
信号の位相回転量を平均した値を周波数オフセット量と
して出力する。
【0119】一方、判定器702における判断が両ブラ
ンチについてのシンボル同期タイミングが近接していな
いとするものであれば、どちらかのブランチにおけるシ
ンボル同期タイミングには誤差が多く含まれるものとし
て、セレクタ703は、最先タイミング検出部413の
出力に基づいてシンボル同期タイミングの獲得が時間的
に早かった方のブランチの受信信号の位相回転量を出力
するセレクタ601の出力を、周波数オフセット量とし
て出力する。
【0120】例えば、減算結果がしきい値より大きな負
となる場合には、すなわち両ブランチについてのシンボ
ル同期タイミングの検出時間の時間間隔が充分近接して
いるとは言えない状態では、いずれかのブランチについ
てのシンボル同期タイミングは誤差が多く含まれている
と判断し、シンボル同期が時間的に早く獲得された方の
ブランチの受信信号の位相回転量を用いる旨の指示がセ
レクタ703に送られ、セレクタ703はセレクタ60
1の出力であるシンボル同期が時間的に早く獲得された
方のブランチの受信信号の位相回転量を周波数オフセッ
ト量として出力する。
【0121】このように、本実施の形態によれば、検出
された両ブランチにおけるシンボル同期タイミングが近
接する場合には全ブランチの受信信号の位相回転量を平
均化したものを補償すべき周波数オフセット量に採用す
るため、周波数オフセット量の検出精度を高めることが
でき、正確な周波数オフセット補償を行うことができ
る。
【0122】本発明のOFDM受信装置は、無線通信シ
ステムにおける移動局のような通信端末装置や基地局装
置に適用することができる。これにより、シンボル同期
獲得の精度が向上するため、通信中の誤差を低減させ、
回線品質を向上させることができる。
【0123】上記実施の形態3から実施の形態5の説明
においては、ブランチが2つ、すなわち受信信号のブラ
ンチが2つの場合について述べたが、本発明はブランチ
が任意の複数個の場合にも同様に適用することができ
る。
【0124】なお、上記実施の形態1から実施の形態5
においては、最先タイミング検出部が、カウンタを用い
て計測数の大小比較を行なう構成である場合について説
明しているが、本発明はこのような構成に限定されるも
のではなく、フレーム毎又はブランチ毎に検出された相
関値のピークのタイミングを比較し、時間的に最も早い
ものを選択し、シンボル同期タイミングとして用いるこ
とが可能であば、上記以外の構成を適用することもでき
る。
【0125】又、実施の形態1又は2に示したシンボル
同期タイミングの設定方法は、実施の形態3から5に示
したようなダイバーシチの場合にも同時適用することが
できる。
【0126】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のOFDM
受信装置は、一定時間内に受信された複数のフレームの
うち、最も早く相関値のピークが検出されたフレームに
ついてのピーク検出タイミングをFFT処理開始のタイ
ミングであるシンボル同期タイミングとして用い、又、
ダイバーシチにおいては、最も早く相関値のピークが検
出されたブランチについてのピーク検出タイミングを全
ブランチについて共通のFFT処理開始のタイミングで
あるシンボル同期タイミングとして用いることによっ
て、シンボル同期獲得の精度を向上させ、マルチパス環
境下での誤り率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るOFDM受信装置
の概略構成を示す要部ブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係るOFDM受信装置
の最先タイミング検出部の概略構成を示す要部ブロック
【図3】本発明の実施の形態2に係るOFDM受信装置
の最先タイミング検出部の概略構成を示す要部ブロック
【図4】本発明の実施の形態3に係るOFDM受信装置
の概略構成を示す要部ブロック図
【図5】本発明の実施の形態3に係るOFDM受信装置
の最先タイミング検出部の概略構成を示す要部ブロック
【図6】本発明の実施の形態4に係るOFDM受信装置
の概略構成を示す要部ブロック図
【図7】本発明の実施の形態5に係るOFDM受信装置
の概略構成を示す要部ブロック図
【図8】従来のOFDM受信装置の一概略構成を示す要
部ブロック図
【図9】従来のOFDM受信装置の一概略構成を示す要
部ブロック図
【図10】OFDM方式の送信信号のフレーム構成を示
す模式図
【図11】OFDM受信装置における相関値算出結果を
示す模式図
【符号の説明】
107 最先タイミング検出部 204 大小比較器 413 最先タイミング検出部 416 セレクタ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のフレームから成る受信信号のシン
    ボル同期タイミングをフレーム毎に検出するタイミング
    検出手段と、所定時間内に前記タイミング検出手段によ
    って検出されたタイミングのうち時間的に最も早いタイ
    ミングを選択するタイミング選択手段と、このタイミン
    グ選択手段によって選択されたタイミングを処理開始タ
    イミングとして受信信号に対してフーリエ変換処理を行
    うフーリエ変換手段と、を具備することを特徴とするO
    FDM受信装置。
  2. 【請求項2】 前記タイミング選択手段は、前記タイミ
    ング検出手段によって検出された各タイミングをその発
    生時刻の早さに対応する数値に変換する変換部と、これ
    ら変換された数値を大小比較することにより、前記タイ
    ミング検出手段によって検出されたタイミングが時間的
    に最も早いものを抽出する抽出部と、を有することを特
    徴とする請求項1記載のOFDM受信装置。
  3. 【請求項3】 前記タイミング選択手段は、前記タイミ
    ング検出手段によって検出された各タイミングをその発
    生時刻の早さに対応する数値に変換する変換部と、これ
    ら変換された数値を一タイミング分のみ格納する格納部
    と、前記変換部によって変換された数値と前記格納部か
    ら読み出した数値とを大小比較し、前記タイミング検出
    手段によって検出されたタイミングが時間的に早い方を
    出力する比較部と、この比較部の比較結果に応じて、前
    記タイミング検出手段によって検出された時間的に早い
    タイミングに対応する数値を前記格納部に更新する更新
    制御部と、を有することを特徴とする請求項1記載のO
    FDM受信装置。
  4. 【請求項4】 複数ブランチで受信した受信信号のシン
    ボル同期をブランチ毎に検出するタイミング検出手段
    と、このタイミング検出手段によってブランチ毎に検出
    されたタイミングのうち時間的に最も早いタイミングを
    選択するタイミング選択手段と、このタイミング選択手
    段によって選択されたタイミングを各ブランチにおける
    受信信号に対するフーリエ変換処理に共通の開始タイミ
    ングとして設定するフーリエ変換処理制御手段と、フー
    リエ変換処理後の各ブランチの受信信号の中から受信レ
    ベルが最も高い信号を選択し、復調処理を行う復調手段
    と、を具備することを特徴とするOFDM受信装置。
  5. 【請求項5】 前記タイミング選択手段は、前記タイミ
    ング検出手段によって検出された各ブランチのタイミン
    グをその発生時刻の早さに対応する数値に変換する変換
    部と、これら変換された数値を大小比較し、前記タイミ
    ング検出手段によって検出されたタイミングが時間的に
    最も早いものを抽出する抽出部と、を有することを特徴
    とする請求項4記載のOFDM受信装置。
  6. 【請求項6】 ブランチ毎に設けられ、各ブランチの受
    信信号の位相回転量を算出する位相回転量演算部と、前
    記タイミング選択手段によってタイミングが選択された
    ブランチの受信信号の位相回転量に基づいてすべてのブ
    ランチの受信信号に対して周波数オフセット補償を行う
    周波数オフセット補償部と、を有することを特徴とする
    請求項4又は請求項5記載のOFDM受信装置。
  7. 【請求項7】 前記位相回転量演算部の出力である各ブ
    ランチの受信信号の位相回転量を平均化する平均化部
    と、前記タイミング検出手段の出力である各ブランチに
    ついてのシンボル同期タイミングの発生時刻の差が所定
    値以上であるか否かを判定する判定部と、この判定部の
    判定結果に基づいて、発生時刻の差が所定値以上であれ
    ば前記周波数オフセット補償部を前記タイミング選択手
    段によってタイミングが選択されたブランチの受信信号
    の位相回転量に基づいてすべてのブランチの受信信号に
    対して周波数オフセット補償を行うように制御し、発生
    時刻の差が所定値に達しなければ前記周波数オフセット
    補償部を前記平均化部の出力である平均化処理された位
    相回転量に基づいてすべてのブランチの受信信号に対し
    て周波数オフセット補償を行うように制御する制御部
    と、を有することを特徴とする請求項6記載のOFDM
    受信装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    のOFDM受信装置及び請求項4から請求項7のいずれ
    かに記載のOFDM受信装置の少なくとも一方を具備す
    ることを特徴とする基地局装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の基地局装置と無線通信を
    行うことを特徴とする通信端末装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項3のいずれかに記
    載のOFDM受信装置及び請求項4から請求項7のいず
    れかに記載のOFDM受信装置の少なくとも一方を具備
    することを特徴とする通信端末装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の通信端末装置と無線
    通信を行うことを特徴とする基地局装置。
  12. 【請求項12】 複数のフレームから成る受信信号のシ
    ンボル同期タイミングをフレーム毎に検出するタイミン
    グ検出工程と、所定時間内に前記タイミング検出工程に
    よって検出されたタイミングのうち時間的に最も早いタ
    イミングを選択するタイミング選択工程と、このタイミ
    ング選択工程によって選択されたタイミングを処理開始
    タイミングとして受信信号に対してフーリエ変換処理を
    行うフーリエ変換工程と、を具備することを特徴とする
    シンボル同期誤差低減方法。
  13. 【請求項13】 前記タイミング選択工程は、前記タイ
    ミング検出工程によって検出された各タイミングをその
    発生時刻の早さに対応する数値に変換し、これら変換さ
    れた数値を大小比較することにより、前記タイミング検
    出工程によって検出されたタイミングが時間的に最も早
    いものを抽出することを特徴とする請求項12記載のシ
    ンボル同期誤差低減方法。
  14. 【請求項14】 前記タイミング選択工程は、前記タイ
    ミング検出工程によって検出された各タイミングをその
    発生時刻の早さに対応する数値に変換し、これら変換さ
    れた数値を一タイミング分のみ格納し、変換された数値
    と格納されている数値とを大小比較し、前記タイミング
    検出工程によって検出されたタイミングが時間的に早い
    方を出力し、この出力されたタイミングに応じて、前記
    タイミング検出工程によって検出された時間的に早いタ
    イミングに対応する数値を更新し格納することを特徴と
    する請求項12記載のシンボル同期誤差低減方法。
  15. 【請求項15】 複数ブランチで受信した受信信号のシ
    ンボル同期をブランチ毎に検出するタイミング検出工程
    と、このタイミング検出工程によってブランチ毎に検出
    されたタイミングのうち時間的に最も早いタイミングを
    選択するタイミング選択工程と、このタイミング選択工
    程によって選択されたタイミングを各ブランチにおける
    受信信号に対するフーリエ変換処理に共通の開始タイミ
    ングとして設定するフーリエ変換処理制御工程と、フー
    リエ変換処理後の各ブランチの受信信号の中から受信レ
    ベルが最も高い信号を選択し、復調処理を行う復調工程
    と、を具備することを特徴とするシンボル同期誤差低減
    方法。
  16. 【請求項16】 前記タイミング選択工程は、前記タイ
    ミング検出工程によって検出された各ブランチのタイミ
    ングをその発生時刻の早さに対応する数値に変換し、こ
    れら変換された数値を大小比較し、前記タイミング検出
    工程によって検出されたタイミングが時間的に最も早い
    ものを抽出することを特徴とする請求項15記載のシン
    ボル同期誤差低減方法。
  17. 【請求項17】 各ブランチの受信信号の位相回転量を
    算出し、前記タイミング選択工程によってタイミングが
    選択されたブランチの受信信号の位相回転量に基づいて
    すべてのブランチの受信信号に対して周波数オフセット
    補償を行うことを特徴とする請求項15又は請求項16
    記載のシンボル同期誤差低減方法。
  18. 【請求項18】 各ブランチの受信信号の位相回転量を
    平均化し、前記タイミング検出工程の出力である各ブラ
    ンチについてのシンボル同期タイミングの発生時刻の差
    が所定値以上であるか否かを判定し、この判定結果に基
    づいて、発生時刻の差が所定値以上であれば前記タイミ
    ング選択工程によってタイミングが選択されたブランチ
    の受信信号の位相回転量に基づいてすべてのブランチの
    受信信号に対して周波数オフセット補償を行うように
    し、発生時刻の差が所定値に達しなければ平均化処理さ
    れた位相回転量に基づいてすべてのブランチの受信信号
    に対して周波数オフセット補償を行うようにすることを
    特徴とする請求項17記載のシンボル同期誤差低減方
    法。
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