JP2003110503A - 送信装置および送信方法、受信装置および受信方法、並びに送受信装置および送受信方法 - Google Patents

送信装置および送信方法、受信装置および受信方法、並びに送受信装置および送受信方法

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JP2003110503A
JP2003110503A JP2001300182A JP2001300182A JP2003110503A JP 2003110503 A JP2003110503 A JP 2003110503A JP 2001300182 A JP2001300182 A JP 2001300182A JP 2001300182 A JP2001300182 A JP 2001300182A JP 2003110503 A JP2003110503 A JP 2003110503A
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健 梅野
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渉 中條
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気信号による光変調を用い、波長多重方式
を容易に実現可能とする。 【解決手段】 モード同期半導体レーザ1が光パルス列
を発生する。送信データがEO変調器2に対して入力端
子3から供給され、光パルス列の強度または位相が送信
データによって変調される。全光型の構成のエンコーダ
4は、電気光学変調器2からの変調された光パルス信号
をスペクトラム拡散する。エンコーダ4からの光信号が
光ファイバー10を介して伝送される。受信装置は、デ
コーダ12およびレシーバ13によって構成され、レシ
ーバ13から出力端子14に対して電気信号の受信ディ
ジタルデータが出力される。デコーダ12は、エンコー
ダ4と相補的な構成とされ、エンコーダ4でなされた拡
散を逆拡散する。レシーバ13は、光パルス列の強度ま
たは位相に応じた復調信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、極めて高速の光
デバイスを使用してスペクトラム拡散によってデータを
送受信するのに適用される送信装置および送信方法、受
信装置および受信方法、並びに送受信装置および送受信
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スペクトラム拡散は、CDMA(Code Di
vision Multiple Access)のようなセルラ電話、無線L
AN(Local Area Network)等で使用されている。スペク
トラム拡散では、送信側でベースバンド信号を変調し、
拡散回路に入力し、拡散符号を使用してスペクトラム拡
散する。受信側では、送信側と同一の拡散符号を使用し
て逆拡散し、復調することでベースバンド信号を得るよ
うになされる。電子デバイスを使用した場合よりも、高
速な光デバイスを使用してスペクトラム拡散を行うこと
が提案されている(例えば特開2001−13532号
公報参照)。
【0003】上記の文献では、光パルス列発生器と複数
の光干渉計と光遅延回路とからなる光乱数発生回路によ
って、カオス力学系で記述される光乱数を発生し、光乱
数と光信号入力とを光乗算回路で乗算することによっ
て、スペクトラム拡散を行うことが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の文献では、光乗
算回路として、非線形ファイバミラーを使用している。
しかしながら、光乗算回路では、光信号同士を乗算する
構成のために、従来から知れている電気信号で変調され
た光信号を得る構成の電気光学光変調器等の高速光変調
器を使用することができない問題があった。また、光乗
算回路では、光パルス発生器で発生した光の波長と、光
信号入力の波長が一致していることが必要とされてい
る。したがって、大量の情報を多数の異なる波長の光信
号に分割して伝送する波長多重方式を実現することが困
難である、という問題がある。また、大量の情報を高い
セキュリティで送信するのが困難であった。
【0005】したがって、この発明の目的は、電気信号
によって変調された光信号を得ることができる光変調器
を使用することが可能で、また、カオス信号による変調
・復調が可能で、さらに、波長多重方式を容易に実現で
きる大容量・高速・高セキュリティの通信システムにお
ける送信装置および送信方法、受信装置および受信方
法、並びに送受信装置および送受信方法を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明は、光パルス光源によって生成
された光パルス列の強度若しくは位相を電気的送信信号
によって光変調する光変調手段と、光変調手段からの光
パルス列が供給され、スペクトラム拡散された光信号を
出力する全光型のエンコーダとを備え、エンコーダは、
入力光を複数光に分波して、複数光の強度または位相を
所定のカオス力学系により生成される擬似乱数にしたが
って変化させて、等差数列的に遅延を与えたものを合波
する構成とされた送信装置である。請求項6の発明は、
送信方法の発明である。
【0007】請求項10の発明は、光パルス光源によっ
て生成されたパルス列の強度若しくは位相を電気的送信
信号によって光変調し、光変調された光パルス列を全光
型のエンコーダによってスペクトラム拡散し、エンコー
ダが入力光を複数光に分波して、複数光の強度または位
相を所定のカオス力学系により生成される擬似乱数にし
たがって変化させて、等差数列的に遅延を与えたものを
合波する構成とされている送信装置からの光信号を受信
する受信装置において、光信号を逆拡散するデコーダ
と、デコーダからの光パルス列の強度または位相に応じ
た受信信号を発生するレシーバとを備え、デコーダは、
入力パルス光を複数パルス光に分波させ、複数パルス光
に対してエンコーダで与えられた遅延を打ち消すように
等差数列的に遅延を与え、遅延後の複数のパルス光の強
度または位相を、それぞれ所定のカオス力学系により生
成される擬似乱数にしたがって変化させてから合波する
構成とされた受信装置である。請求項12は、受信方法
の発明である。
【0008】請求項14の発明は、送信装置からの光信
号を光伝達路を介して受信装置に送信する送受信装置に
おいて、送信装置は、光パルス光源によって生成された
光パルス列の強度若しくは位相を電気的送信信号によっ
て光変調する光変調手段と、光変調手段からの光パルス
列が供給され、スペクトラム拡散された光信号を出力す
る全光型のエンコーダとを備え、エンコーダは、入力光
を複数光に分波して、複数光の強度または位相を所定の
カオス力学系により生成される擬似乱数にしたがって変
化させて、等差数列的に遅延を与えたものを合波する構
成とされ、受信装置は、光信号を逆拡散するデコーダ
と、デコーダからの光パルス列の強度または位相に応じ
た受信データを発生するレシーバとを備え、デコーダ
は、入力パルス光を複数パルス光に分波させ、複数パル
ス光に対してエンコーダで与えられた遅延を打ち消すよ
うに等差数列的に遅延を与え、遅延後の複数のパルス光
の強度または位相を、それぞれ所定のカオス力学系によ
り生成される擬似乱数にしたがって変化させてから合波
する構成とされた送受信装置である。請求項15は、送
受信方法の発明である。
【0009】この発明によれば、電気的信号で光変調を
行うことができ、従来の電気光学光変調器等の高速光変
調器を使用することができる。また、この発明では、変
調された光信号を拡散するので、波長多重を適用するこ
とができる利点がある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は、一実施形態の送
受信装置を概略的に示す。送信装置は、光パルス光源と
してのモード同期半導体レーザ1、電気光学変調器2お
よびスペクトラム拡散のためのエンコーダ4から構成さ
れている。モード同期半導体レーザ1は、図2に示すよ
うに、周期Tの光パルス列を発生させる。例えば100
psecの周期T(周波数で10GHz)の光パルス列をモー
ド同期半導体レーザ1が発生する。光パルス光源として
は、モード同期半導体レーザ以外にモード同期ファイバ
ーレーザ、連続波光源と電界吸収型光変調器を組み合わ
せた構成等を使用することができる。
【0011】電気的ディジタル送信データが電気光学変
調器2に対して入力端子3から供給され、光パルスの強
度または位相が送信データによって変調される。例えば
データの各ビットの値に応じて各光パルスの強度または
位相が変調される。電気光学変調器2は、電気光学効果
(Electro-Optic effect)を利用したものであり、以下で
は、EO変調器と適宜称する。EO変調器2は、屈折率
が電界に比例して変化することを利用して、モード同期
半導体レーザ1からの光パルス列をディジタル送信デー
タ(電圧)に応じて変調する。すなわち、ディジタル送
信データに応じて光パルスの強度が変調される。また
は、光パルス列の位相を変調することも可能である。強
度変調および位相変調の何れを使用しても良い。なお、
この発明では、EO変調器に限らず、電界吸収型光変調
器等の他の高速光変調器を使用しても良い。
【0012】エンコーダ4は、後述するように、全光型
の構成であって、電気光学変調器2からの変調された光
パルス信号をスペクトラム拡散する。エンコーダ4から
出力端子5に光信号が出力される。この光信号が光伝達
路としての光ファイバー10を介して伝送される。
【0013】受信装置は、デコーダ12およびレシーバ
13によって構成され、レシーバ13から出力端子14
に対して電気信号の受信ディジタルデータが出力され
る。デコーダ12は、全光型の構成であって、入力端子
11から光信号が入力される。デコーダ12は、送信側
のエンコーダ4と相補的な構成とされ、エンコーダ4で
なされた拡散を逆拡散する。レシーバ13は、光パルス
列の強度または位相に応じた復調信号を出力する。
【0014】図3は、この発明を波長多重方式に適用し
た場合の構成例を示す。互いに異なる波長λ1〜λnの光
パルス列を発生するモード同期半導体レーザ11〜1n
備えられている。なお、1つのデバイスとして構成され
たモード同期半導体レーザが複数の波長のレーザを発生
するので、n個の波長を出力するために、n個のデバイ
スを必要とするものではない。各モード同期半導体レー
ザからのレーザ光がEO変調器21〜2nにそれぞれ入力
される。EO変調器21〜2nに対しては、端子31〜3n
からnチャンネルの送信信号が入力され、各送信信号に
応じて強度または位相が変調された光信号が得られる。
nチャンネルの光信号が合波器6にて波長多重化され
る。合波器6の出力がエンコーダ4に入力され、エンコ
ーダ4から出力端子5に波長多重化光信号が得られる。
【0015】受信側では、デコーダ12によって逆拡散
の処理がされ、波長多重化光信号が分波器15に入力さ
れる。分波器15は、波長を識別することによってnチ
ャンネルの光信号を出力する。各チャンネルの光信号が
レシーバ131〜13nにそれぞれ入力される。各レシー
バから出力端子141〜14nに対して受信信号が取り出
される。上述したように、一実施形態では、光乗算を行
うものと異なり、波長多重化を容易に実現できる。
【0016】次に、この一実施形態におけるエンコーダ
4について説明する。図4は、エンコーダ4の構成例を
示す。EO変調器2からの変調された光パルス列が入力
端子40から複数の例えば4個の光干渉計41、42、
43および44に対して入力される。光干渉計の数は、
4個に限らず、2個以上の任意の個数とすることができ
る。
【0017】変調された光パルス列を光干渉計41〜4
4に導くために、図5に示す構成を使用できる。1×2
(1入力2出力を意味する。以下同様)光分岐器47に
よって2つの光路に光パルス列が分けられ、さらに、1
×2光分岐器48および49によって2つの光路に分岐
されることによって、4つの光路に光パルス列が分けれ
る。各光パルス列が光干渉計41〜44にそれぞれ導か
れる。
【0018】光干渉計41〜44のそれぞれは、図6A
または図6Bに示すマッハツェンダー型光干渉計(Mach-
Zehnder Interferometer)を用いた構成を有している。
図6Aに示す構成では、1×2光分岐器51と2×1光
結合器53との間に2つの光導波路が設けられ、2つの
光導波路間には、光路長差52が設定されている。な
お、光分岐器51および光結合器53は、同じカプラか
ら構成することができる。同じカプラを異なる向きで使
用することによって、光分岐器51および光結合器53
を実現することができる。
【0019】図6Bは、マッハツェンダー型光干渉計の
構成例を示す。マッハツェンダー型光干渉計は、2×2
光分岐器54および2×2光結合器56を使用して構成
することができる。これらの光分岐器54および光結合
器56の間に2つの光導波路が設けられ、2つの光導波
路間には、光路長差55が設定されている。
【0020】図7は、4個の光干渉計41〜44を並列
に並べた構成をより具体的に示す。図7の構成では、図
6Aに示す光干渉計を使用している。各光干渉計の光路
長差521,522 ,523 ,524 は、公比m(mは
2以上の整数)の等比数列をなすように構成する。すな
わち、4個の光干渉計41〜44の光路長差521〜5
4 がそれぞれL,m×L,m×m×L,m×m×m×
Lに設定されている。但し、Lは、定数である。
【0021】このように光路長差を設定すると、光干渉
計41〜44が出力する光の強度をX[1],X[2],X[3],
X[4]としたときに、これらの間には、下記の式(1)
の関係(力学系)が成立する。
【0022】X[i+1]=F(X[i]) (1) 但し、F(sin2θ)=sin2mθである。
【0023】図6Bに示すマッハツェンダー型光干渉計
を使用する場合では、2つの入力ポートの一方に対して
光信号を入力し、他方の入力ポートには、光信号を入力
しない(開放)。すると、各マッハツェンダー型光干渉
計の一方の出力ポートに出力される光信号の強度が式
(1)に示す関係を有する。一方、マッハツェンダー型
光干渉計のそれぞれの他方の出力ポートが出力する光信
号の強度をY[1],Y[2],Y[3],Y[4]としたときに、こ
れらの間には、下記の式(2)の関係が成立する。
【0024】Y[i+1]=G(Y[i]) (2) 但し、G(cos2θ)=cos2mθである。
【0025】m=2の場合、写像Fは、ロジスティック
写像(下記の式(3))であり、m=3の場合、写像F
は、キュービック写像(下記の式(4))であり、一般
的にこれらの写像は、チェビシェフ写像と呼ばれる。こ
のような写像Fまたは写像Gを用いた漸化式により出力
される信号は、カオス的振る舞いをすることが分かって
いる。
【0026】F(x) =4x(1−x) (3) F(x) =x(3−4x)2 (4) このような乱数を用いて、光スペクトラム拡散を実現す
るものである。なお、一実施形態では、X[1],X[2],X
[3],X[4]を用いるが、Y[1],Y[2],Y[3],Y[4]を用い
ても良い。
【0027】複数の光干渉計41〜44がパラレルに光
信号を出力する。これらをスペクトラム拡散出力とする
ために、シリアル信号に変換する。光遅延回路45は、
複数の光干渉計41〜44が出力する光パルス列をそれ
ぞれ所定の時間遅延させて結合したシリアルな光パルス
列を出力する。すなわち、光遅延回路45によってパラ
レル→シリアル変換がなされる。
【0028】図8は、光遅延回路45の構成例である。
4個の光干渉計41〜44のそれぞれの出力が設定され
た光路長61〜64を介して2×1光結合器65、66
および67によって結合され、1つのシリアル信号に変
換される。光路長61〜64のそれぞれの光路長a,
b,c,dは、互いに異なる長さとされる。典型的に
は、光路長a,b,c,dは、等差数列の関係にある。
光遅延回路45から出力される信号、すなわち、エンコ
ーダ4の出力信号は、スペクトラム拡散された光信号で
ある。
【0029】光遅延回路45の各光路長の内で、最長の
ものaから最短のものdを減算した結果を、光ファイバ
内き高速で除算した値は、1つの光パルス信号が入力さ
れた場合に、当該光パルスに対応する拡散符号の全てを
出力するのに要する時間に等しい。また、パラレル→シ
リアル変換の際に、X[1],X[2],X[3],X[4]を出力す
る順序は、予め定めた任意の順序とすることができる。
【0030】受信側に設けられたデコーダ12は、上述
したエンコーダ4と逆の方向の処理を行う構成とされて
いる。すなわち、光遅延回路によって、エンコーダで与
えられた光路長を打ち消すような等差数列的な光路長を
与え、シリアル→パラレル変換を行い、複数(この例で
は4個)の光干渉計にパラレル化された光信号を入力
し、逆拡散を行う。そして、4個の光信号を1つの変調
された光パルス列にまとめて、レシーバ13に導く。
【0031】レシーバ13では、光パルス列の強度また
は位相の変化を検出する。例えば高速動作が可能なフォ
トダイオード等で構成される。レシーバ13は、光の強
度または位相の変化に応じた電気的出力信号を発生す
る。
【0032】この発明は、上述したこの発明の一実施形
態等に限定されるものでは無く、この発明の要旨を逸脱
しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。例えば
エンコーダの構成要素の光遅延回路の光路長の種類は、
光パルス列の周期を考慮して適宜選定することができ
る。
【0033】
【発明の効果】この発明によれば、光乗算回路と異な
り、電気信号で光変調を行うことができるので、既存の
通信システムと親和性の良い構成を実現できる。また、
この発明では、光変調出力をカオス的にエンコードする
構成としているので、波長多重方式を容易に使用でき、
大量の情報を高いセキュリティで伝送できる光通信シス
テムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態における送受信装置の概
略を示すブロック図である。
【図2】モード同期半導体レーザの発生するパルスを示
す略線図である。
【図3】この発明を波長多重方式に適用した場合の構成
を示すブロック図である。
【図4】この発明の一実施形態におけるエンコーダの構
成例を示すブロック図である。
【図5】エンコーダの入力部の構成例を示すブロック図
である。
【図6】光干渉計の一例および他の例を示すブロック図
である。
【図7】エンコーダの一部の構成を示すブロック図であ
る。
【図8】エンコーダの一部の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1・・・モード同期半導体レーザ、2・・・電気光学光
変調器、4・・・エンコーダ、12・・・デコーダ、1
3・・・レシーバ、41〜44・・・光干渉計、45・
・・光遅延回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/142 H04J 13/00 A 10/152 H04J 13/00 14/00 14/02 (72)発明者 中條 渉 東京都小金井市貫井北町4−2−1 独立 行政法人通信総合研究所内 Fターム(参考) 2H079 AA02 AA12 BA01 BA03 CA05 CA24 EA05 2K002 AA02 AB18 AB40 HA05 5K002 AA02 AA04 BA02 CA14 DA02 DA05 5K022 EE01 EE21

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光パルス光源によって生成された光パル
    ス列の強度若しくは位相を電気的送信信号によって光変
    調する光変調手段と、 上記光変調手段からの光パルス列が供給され、スペクト
    ラム拡散された光信号を出力する全光型のエンコーダと
    を備え、 上記エンコーダは、入力光を複数光に分波して、上記複
    数光の強度または位相を所定のカオス力学系により生成
    される擬似乱数にしたがって変化させて、等差数列的に
    遅延を与えたものを合波する構成とされた送信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記光パルス光源がモード同期半導体レーザである送信
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 上記光変調手段は、電気光学変調手段である送信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 上記光パルス光源によって、互いに異なる複数の波長の
    光パルス列を生成し、上記光パルス列をそれぞれ光変調
    して多重化する送信装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 上記エンコーダは、 上記光変調手段からの光パルス列がパラレルに供給され
    る複数の光干渉計と、 上記光干渉計の出力をそれぞれ等差数列的に遅延を与え
    たものを合波した光信号を出力する光遅延回路とからな
    る送信装置。
  6. 【請求項6】 光パルス光源によって生成された光パル
    ス列の強度若しくは位相を電気的送信信号によって光変
    調する光変調ステップと、 光変調された光パルス列をスペクトラム拡散する全光型
    のエンコードステップとからなり、 上記エンコードステップは、入力光を複数光に分波し
    て、上記複数光の強度または位相を所定のカオス力学系
    により生成される擬似乱数にしたがって変化させて、等
    差数列的に遅延を与えたものを合波する送信方法。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 上記光パルス光源がモード同期半導体レーザである送信
    方法。
  8. 【請求項8】 請求項6において、 上記光変調ステップが電気光学効果を利用する送信方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項6において、 上記光パルス光源によって、互いに異なる複数の波長の
    光パルス列を生成し、上記光パルス列をそれぞれ光変調
    して多重化する送信方法。
  10. 【請求項10】 光パルス光源によって生成された光パ
    ルス列の強度若しくは位相を電気的送信信号によって光
    変調し、光変調された光パルス列を全光型のエンコーダ
    によってスペクトラム拡散し、エンコーダが入力光を複
    数光に分波して、上記複数光の強度または位相を所定の
    カオス力学系により生成される擬似乱数にしたがって変
    化させて、等差数列的に遅延を与えたものを合波する構
    成とされている送信装置からの光信号を受信する受信装
    置において、 上記光信号を逆拡散するデコーダと、 上記デコーダからの光パルス列の強度または位相に応じ
    た受信信号を発生するレシーバとを備え、 上記デコーダは、 入力パルス光を複数パルス光に分波させ、上記複数パル
    ス光に対してエンコーダで与えられた遅延を打ち消すよ
    うに等差数列的に遅延を与え、遅延後の複数のパルス光
    の強度または位相を、それぞれ所定のカオス力学系によ
    り生成される擬似乱数にしたがって変化させてから合波
    する構成とされた受信装置。
  11. 【請求項11】 請求項10において、 上記レシーバは、しきい値判定によって上記光パルス列
    の強度または位相に応じた受信データを発生する受信装
    置。
  12. 【請求項12】 光パルス光源によって生成された光パ
    ルス列の強度若しくは位相を電気的送信信号によって光
    変調し、光変調された光パルス列を全光型のエンコーダ
    によってスペクトラム拡散し、エンコーダが入力光を複
    数光に分波して、上記複数光の強度または位相を所定の
    カオス力学系により生成される擬似乱数にしたがって変
    化させて、等差数列的に遅延を与えたものを合波する構
    成とされている送信装置からの光信号を受信する受信方
    法において、 上記光信号を逆拡散するデコードステップと、 上記デコードステップで得られた光パルス列の強度また
    は位相に応じた受信データを発生する受信ステップとか
    らなり、 上記デコードステップは、 入力パルス光を複数パルス光に分波させ、上記複数パル
    ス光に対してエンコーダで与えられた遅延を打ち消すよ
    うに等差数列的に遅延を与え、遅延後の複数のパルス光
    の強度または位相を、それぞれ所定のカオス力学系によ
    り生成される擬似乱数にしたがって変化させてから合波
    する受信方法。
  13. 【請求項13】 請求項12において、 上記受信ステップは、しきい値判定によって上記光パル
    ス列の強度または位相に応じた受信データを発生する受
    信方法。
  14. 【請求項14】 送信装置からの光信号を光伝達路を介
    して受信装置に送信する送受信装置において、 送信装置は、 光パルス光源によって生成された光パルス列の強度若し
    くは位相を電気的送信信号によって光変調する光変調手
    段と、 上記光変調手段からの光パルス列が供給され、スペクト
    ラム拡散された光信号を出力する全光型のエンコーダと
    を備え、 上記エンコーダは、入力光を複数光に分波して、上記複
    数光の強度または位相を所定のカオス力学系により生成
    される擬似乱数にしたがって変化させて、等差数列的に
    遅延を与えたものを合波する構成とされ、 受信装置は、 上記光信号を逆拡散するデコーダと、 上記デコーダからの光パルス列の強度または位相に応じ
    た受信データを発生するレシーバとを備え、 上記デコーダは、 入力パルス光を複数パルス光に分波させ、上記複数パル
    ス光に対して上記エンコーダで与えられた遅延を打ち消
    すように等差数列的に遅延を与え、遅延後の複数のパル
    ス光の強度または位相を、それぞれ所定のカオス力学系
    により生成される擬似乱数にしたがって変化させてから
    合波する構成とされた送受信装置。
  15. 【請求項15】 送信装置からの光信号を光伝達路を介
    して受信装置に送信する送受信方法において、 光パルス光源によって生成された光パルス列の強度若し
    くは位相を電気的送信信号によって光変調する光変調ス
    テップと、 光変調された光パルス列をスペクトラム拡散する全光型
    のエンコードステップとからなり、 上記エンコードステップは、入力光を複数光に分波し
    て、上記複数光の強度または位相を所定のカオス力学系
    により生成される擬似乱数にしたがって変化させて、等
    差数列的に遅延を与えたものを合波して光信号を出力
    し、 上記光信号を逆拡散するデコードステップと、 上記デコードステップで得られた光パルス列の強度また
    は位相に応じた受信データを発生する受信ステップとか
    らなり、 上記デコードステップは、 入力パルス光を複数パルス光に分波させ、上記複数パル
    ス光に対してエンコーダで与えられた遅延を打ち消すよ
    うに等差数列的に遅延を与え、遅延後の複数のパルス光
    の強度または位相を、それぞれ所定のカオス力学系によ
    り生成される擬似乱数にしたがって変化させてから合波
    する送受信方法。
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