JP2003110470A - 2線式データ通信装置 - Google Patents

2線式データ通信装置

Info

Publication number
JP2003110470A
JP2003110470A JP2001298730A JP2001298730A JP2003110470A JP 2003110470 A JP2003110470 A JP 2003110470A JP 2001298730 A JP2001298730 A JP 2001298730A JP 2001298730 A JP2001298730 A JP 2001298730A JP 2003110470 A JP2003110470 A JP 2003110470A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
voltage level
control device
pulse
data carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001298730A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuo Inoue
敦雄 井上
Masaya Okada
昌也 岡田
Shota Nakajima
章太 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001298730A priority Critical patent/JP2003110470A/ja
Publication of JP2003110470A publication Critical patent/JP2003110470A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接触式データ伝送システムにおいて、データ
キャリア装置の動作電圧と送受信の信号変化レベルを確
保し、双方向通信を実現することができる2線式データ
通信装置を提供する。 【解決手段】 送受信状態により電圧レベル発生回路3
の電圧レベルVoutを切り換える送受信状態切り換え
回路10により、コントロール装置1からデータキャリ
ア装置2への通信と、データキャリア装置2からコント
ロール装置1への通信の両通信方向において、それぞれ
の通信動作に必要な電圧レベルを確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、OA器機の部品管
理や工場での工程管理等のために2線式の伝送路を通じ
てデータ通信を行う際に、その送信および受信を制御す
るコントロール装置を備えた2線式データ通信装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、データ通信装置は、製品の小型化
に伴って配線数を減少させた2線式データ通信装置が重
要視されてきた。
【0003】以下、従来の2線式データ通信装置につい
て、図面を参照しながら説明する。図4は従来の2線式
データ通信装置の構成を示すブロック図であり、図5は
その動作を説明するためのタイミングチャートである。
図4に示すように、データキャリア装置2への電力とク
ロックの供給と信号の送受信を行う従来の2線式データ
通信装置50において、そのコントロール装置1は、ク
ロックパルスとクロックパルスの逆相パルスを形成する
クロック発生回路5と、クロックパルスの振幅レベルを
発生する電圧レベル発生回路3と、クロックパルスの振
幅を変える送信回路4と、クロックパルスとクロックパ
ルスの逆相パルスに現れる振幅差を検出する信号検出回
路6とから構成されている。
【0004】電圧レベル発生回路3は、電源電圧+Vに
接続された抵抗R1と抵抗R2の直列接続によって構成
され、抵抗R1と抵抗R2との間の電圧Voutを出力
する。
【0005】送信回路4は、電圧レベル発生回路3の抵
抗R2と基準電位(GND)にソースとドレインをそれ
ぞれ接続し、ゲートに送信信号Txd.Oを入力したM
OSトランジスタで構成され、電圧レベル発生回路3の
出力レベルVoutを決定する。
【0006】クロック発生回路5は、インバータ2段で
構成され、クロックに対して同相と逆相パルスを出力
し、かつそれぞれのインバータの電力供給端子を電圧レ
ベル発生回路3の出力Voutに接続し、同相と逆相の
出力パルスの振幅を変えて信号をデータキャリア装置2
に伝送する。
【0007】信号検出回路6は、データキャリア装置2
の2つの端子のどちらかに接続され、コントロール装置
1から見たデータキャリア装置2の負荷の変化を信号と
して検出する。
【0008】以上のように構成された2線式データ通信
装置におけるコントロール装置について、その動作を以
下に説明する。まず、コントロール装置1からデータキ
ャリア装置2へのデータ伝送(図5の前半)を説明す
る。クロック発生回路5の入力端子Clk.Oにはパル
スが入力され、クロック発生回路5の出力端子Aは入力
パルスと同相のパルス、出力端子Bは逆相のパルスが出
力される。送信信号Txd.Oが論理“L”のときクロ
ック発生回路5の出力パルスの振幅は小さく、論理
“H”のとき出力パルスの振幅は大きくなる。端子Aと
Bの電圧波形は、図5のようになる。
【0009】次に、データキャリア装置2からコントロ
ール装置1へのデータ伝送(図5の後半)を説明する。
クロック発生回路5の入力端子Clk.Oにはパルスが
入力され、クロック発生回路5の端子Aは入力クロック
と同相のパルス、端子Bは逆相のパルスが出力される。
データキャリア装置2の送信信号Txd.Tが論理
“H”のときの振幅は大きく、論理“L”のときは、端
子A、B間から見たデータキャリア装置2のインピーダ
ンスは小さくなるので、出力パルスの振幅は小さくな
る。端子A、Bの電圧波形は、図5のようになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の2線式データ通信装置では、送信と受信の通
信方向により、クロックパルスとその逆相パルスの望ま
しい電圧レベルが相反していた。すなわち、一方向にお
いて通信ができるように電圧条件を満たせば、その電圧
条件では逆方向の通信ができなくなってしまう場合があ
るという問題点を有していた。
【0011】この場合について、図面を参照しながら例
を挙げて以下に説明する。図6は従来の2線式データ通
信装置における各回路の電気的特性の説明図であり、図
4の各回路の抵抗値と信号の電圧レベルを示す。ここで
は、コントロール装置1の信号検出回路6とデータキャ
リア装置2の信号検出回路は、ともに信号振幅差△Vが
0.6V以上で検出可能であり、かつデータキャリア装
置2へ与える最低電圧レベルVILが5.3Vであると
する。
【0012】コントロール装置1からデータキャリア装
置2へ信号を伝送する場合、データキャリア装置2へ与
える最低電圧レベルVILが5.31V、信号振幅差△
Vが0.83Vであることより、通信可能である。しか
し、データキャリア装置2からコントロール装置1へ信
号を伝送する場合、最低電圧レベルVILが5.65V
で5.3V以上を満たしているが、信号振幅差△Vが
0.48Vであり、信号を検出できず、通信不可能とな
る。
【0013】このように、従来の2線式データ通信装置
におけるコントロール装置では、一方向において通信が
できても、逆方向で通信できなくなる場合があった。こ
の状態は、例えば、各部品やデータキャリア装置等価抵
抗のバラツキが大である場合等に発生していた。
【0014】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、データキャリア装置の動作電圧と送受信の信号変
化レベルを確保し、コントロール装置とデータキャリア
装置との間で、各部品やデータキャリア装置等価抵抗の
バラツキが大きい場合でも、容易に両方向の通信を実現
することができる2線式データ通信装置を提供する。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明の2線式データ通信装置は、2線式の伝送路
を通じて接続されたデータキャリア装置とコントロール
装置とからなり、前記データキャリア装置および前記コ
ントロール装置における各送信信号のタイミングに基づ
いて、前記データキャリア装置と前記コントロール装置
との間で、前記2線式伝送路を通じて各種情報を有する
データ信号を伝送する際に、その伝送信号の送信および
受信を前記コントロール装置により制御する2線式デー
タ通信装置において、前記コントロール装置に、前記コ
ントロール装置から前記データキャリア装置への伝送信
号となるクロックパルスとその逆相パルスを発生するク
ロック発生回路と、前記クロック発生回路からのクロッ
クパルスの振幅を決めるための電圧レベルを発生する電
圧レベル発生回路と、前記コントロール装置における送
信信号に基づいて前記クロック発生回路からのクロック
パルスの振幅を変化させるために、前記電圧レベル発生
回路と基準電圧の間に直列に接続された送信回路と、前
記クロックパルスとその逆相パルスに現れる振幅差を前
記データキャリア装置から前記コントロール装置への伝
送信号として、その伝送信号に基づいて復調信号を検出
する信号検出回路と、前記伝送信号の送受信状態により
前記電圧レベル発生回路からの電圧レベルを切り換える
送受信状態切り換え回路とを設け、前記送受信状態切り
換え回路を前記送受信状態に応じて前記電圧レベルの切
り換えにより前記クロックパルスおよびその逆相パルス
の振幅を変化させるよう構成したことを特徴とする。
【0016】以上により、送受信の状態に応じてクロッ
クパルスとその逆相パルスの振幅を決定する電圧レベル
を変化させることにより、コントロール装置において、
データキャリア装置との間の両方向の通信に対して、そ
れらの通信が、各部品やデータキャリア装置等価抵抗の
バラツキが大きい場合でも、両方向で可能な電圧条件を
満たすことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の2線式
データ通信装置は、2線式の伝送路を通じて接続された
データキャリア装置とコントロール装置とからなり、前
記データキャリア装置および前記コントロール装置にお
ける各送信信号のタイミングに基づいて、前記データキ
ャリア装置と前記コントロール装置との間で、前記2線
式伝送路を通じて各種情報を有するデータ信号を伝送す
る際に、その伝送信号の送信および受信を前記コントロ
ール装置により制御する2線式データ通信装置におい
て、前記コントロール装置に、前記コントロール装置か
ら前記データキャリア装置への伝送信号となるクロック
パルスとその逆相パルスを発生するクロック発生回路
と、前記クロック発生回路からのクロックパルスの振幅
を決めるための電圧レベルを発生する電圧レベル発生回
路と、前記コントロール装置における送信信号に基づい
て前記クロック発生回路からのクロックパルスの振幅を
変化させるために、前記電圧レベル発生回路と基準電圧
の間に直列に接続された送信回路と、前記クロックパル
スとその逆相パルスに現れる振幅差を前記データキャリ
ア装置から前記コントロール装置への伝送信号として、
その伝送信号に基づいて復調信号を検出する信号検出回
路と、前記伝送信号の送受信状態により前記電圧レベル
発生回路からの電圧レベルを切り換える送受信状態切り
換え回路とを設け、前記送受信状態切り換え回路を前記
送受信状態に応じて前記電圧レベルの切り換えにより前
記クロックパルスおよびその逆相パルスの振幅を変化さ
せるよう構成する。
【0018】請求項2に記載の2線式データ通信装置
は、2線式の伝送路を通じて接続されたデータキャリア
装置とコントロール装置とからなり、前記データキャリ
ア装置および前記コントロール装置における各送信信号
のタイミングに基づいて、前記データキャリア装置と前
記コントロール装置との間で、前記2線式伝送路を通じ
て各種情報を有するデータ信号を伝送する際に、その伝
送信号の送信および受信を前記コントロール装置により
制御する2線式データ通信装置において、前記コントロ
ール装置に、前記コントロール装置から前記データキャ
リア装置への伝送信号となるクロックパルスとその逆相
パルスを発生するクロック発生回路と、前記クロック発
生回路からのクロックパルスの振幅を決めるための電圧
レベルを発生する電圧レベル発生回路と、前記コントロ
ール装置における送信信号に基づいて前記クロック発生
回路からのクロックパルスの振幅を変化させるために、
前記電圧レベル発生回路に並列に接続された送信回路
と、前記クロックパルスとその逆相パルスに現れる振幅
差を前記データキャリア装置から前記コントロール装置
への伝送信号として、その伝送信号に基づいて復調信号
を検出する信号検出回路と、前記伝送信号の送受信状態
により前記電圧レベル発生回路からの電圧レベルを切り
換える送受信状態切り換え回路とを設け、前記送受信状
態切り換え回路を、前記送受信状態に応じて前記電圧レ
ベルの切り換えにより前記クロックパルスおよびその逆
相パルスの振幅を変化させるよう構成する。
【0019】これらの構成によると、送受信の状態に応
じてクロックパルスとその逆相パルスの振幅を決定する
電圧レベルを変化させることにより、コントロール装置
において、データキャリア装置との間の両方向の通信に
対して、それらの通信が、各部品やデータキャリア装置
等価抵抗のバラツキが大きい場合でも、両方向で可能な
電圧条件を満たす。
【0020】以下、本発明の実施の形態を示す2線式デ
ータ通信装置について、図面を参照しながら具体的に説
明する。 (実施の形態1)本発明の実施の形態1の2線式データ
通信装置を説明する。
【0021】図1は本実施の形態1の2線式データ通信
装置の構成を示すブロック図であり、図2はその動作を
説明するためのタイミングチャートである。図1に示す
ように、本実施の形態1の2線式データ通信装置50に
おいて、そのコントロール装置1は、クロックパルスと
そのクロックパルスの逆相パルスを発生するクロック発
生回路5と、クロックパルスの振幅を決めるための電圧
レベルを発生する電圧レベル発生回路3と、クロックパ
ルスの振幅を変えるために電圧レベル発生回路3と基準
電圧(GND)との間に直列に接続された送信回路4
と、クロックパルスとクロックパルスの逆相パルスに現
れる振幅差を検出する信号検出回路6と、送受信状態に
より電圧レベル発生回路3からの電圧レベルを切り換え
る送受信状態切り換え回路10とから構成されている。
【0022】電圧レベル発生回路3は、抵抗R1、R2
とR3の直列接続によって構成され、R2とR3の間の
電圧Voutを出力する。送信回路4は、電圧レベル発
生回路3の抵抗R2と基準電圧(GND)にソースとド
レインをそれぞれ接続し、ゲートに送信信号Txd.O
を入力したMOSトランジスタで構成され、電圧レベル
発生回路3の出力レベルVoutを決定する。
【0023】クロック発生回路5は、インバータ2段で
構成され、クロックClk.Oに対して同相パルスと逆
相パルスを出力し、かつそれぞれのインバータの電力供
給端子を電圧レベル発生回路3の出力レベルVoutに
接続し、同相と逆相の出力パルスの振幅を変えて得られ
た信号を、データキャリア装置2に伝送する。
【0024】信号検出回路6は、データキャリア装置2
の2つの端子A、Bのどちらかに接続され、コントロー
ル装置1から見たデータキャリア装置2側の負荷の変化
を信号として検出して、復調信号Rxd.Iとして出力
する。
【0025】送受信状態切り換え回路10は、電圧レベ
ル発生回路3の抵抗R3の両端にソースとドレインをそ
れぞれ接続し、ゲートに送受信状態切り換え信号を入力
したMOSトランジスタで構成され、送信状態と受信状
態とで電圧レベル発生回路3の出力レベルVoutを変
化させる。
【0026】以上のように構成された2線式データ通信
装置について、その動作を以下に説明する。まず、コン
トロール装置1からデータキャリア装置2へのデータ伝
送を説明する。
【0027】コントロール装置1からデータキャリア装
置2へデータを伝送するとき、送受信状態切り換え信号
は、論理“L”とし、送受信状態切り換え回路10のM
OSトランジスタがONとなるので、電圧レベル発生回
路3の出力レベルVoutの論理“H”のときの電圧レ
ベルは、高くなる。
【0028】クロック発生回路5の入力端子Clk.O
にはパルスが入力され、クロック発生回路5の出力端子
Aは入力クロックと同相のパルス、出力端子Bは逆相の
パルスが出力される。送信信号Txd.Oが論理“L”
のときクロック発生回路5の出力パルスの振幅は小さ
く、論理“H”のとき出力パルスの振幅は大きくなる。
【0029】従って、端子AとBの電圧波形は図2のよ
うになり、動作電圧が5.3V以上の5.31V、かつ
信号検出レベル0.6V以上の0.81Vを満たしてい
るので、通信が可能である。
【0030】次に、データキャリア装置2からコントロ
ール装置1へのデータ伝送を説明する。データキャリア
装置2からコントロール装置1へデータを伝送すると
き、送受信状態切り換え信号は、論理“H”とし、送受
信状態切り換え回路10のMOSトランジスタがOFF
となるので、電圧レベル発生回路3の出力レベルVou
tの論理“H”のときの電圧レベルは低くなる。
【0031】クロック発生回路5の入力端子Clk.O
にはパルスが入力され、クロック発生回路5の端子Aは
入力クロックと同相のパルス、端子Bは逆相のパルスが
出力される。データキャリア装置2の送信信号Txd.
Tが論理“H”のときの振幅は大きく、論理“L”のと
きの端子A、B間から見たデータキャリア装置2のイン
ピーダンスは小さくなるので、出力パルスの振幅は小さ
くなる。
【0032】従って、端子AとBの電圧波形は図2のよ
うになり、抵抗R3を160Ωとしたとき、動作電圧が
5.36Vで5.3V以上、かつ信号検出レベル0.7
3Vで0.6V以上を満たしているので、双方向で通信
が可能である。(実施の形態2)本発明の実施の形態2
の2線式データ通信装置を説明する。
【0033】図3は本実施の形態2の2線式データ通信
装置の構成を示すブロック図である。図3に示すよう
に、本実施の形態2の2線式データ通信装置において、
そのコントロール装置1は、クロックパルスとそのクロ
ックパルスの逆相パルスを形成するクロック発生回路5
と、クロックパルスの振幅を決めるための電圧レベルを
発生する電圧レベル発生回路3と、クロックパルスの振
幅を変えるために電圧レベル発生回路3に並列に接続さ
れた送信回路4と、クロックパルスとクロックパルスの
逆相パルスに現れる振幅差を検出する信号検出回路6
と、送受信状態により電圧レベル発生回路3の電圧レベ
ルを切り換える送受信状態切り換え回路10とから構成
されている。
【0034】電圧レベル発生回路3は、抵抗R1、R2
とR3の直列接続によって構成され、抵抗R2の低い電
圧レベルVoutを出力する。送信回路4は、電圧レベ
ル発生回路3の抵抗R2の両端にソースとドレインを並
列に接続し、ゲートに送信信号Txd.Oを入力したM
OSトランジスタで構成され、電圧レベル発生回路3の
出力レベルVoutを決定する。
【0035】クロック発生回路5は、インバータ2段で
構成され、クロックに対して同相パルスと逆相パルスを
出力し、かつそれぞれのインバータの電力供給端子を電
圧レベル発生回路3の出力レベルVoutに接続し、同
相と逆相の出力パルスの振幅を変えて得られた信号をデ
ータキャリア装置2に伝送する。
【0036】信号検出回路6は、データキャリア装置2
の2つの端子A、Bのどちらかに接続され、コントロー
ル装置1から見たデータキャリア装置2側の負荷の変化
を信号として検出し、その信号に基づいて復調信号Rx
d.Iを出力する。
【0037】送受信状態切り換え回路10は、電圧レベ
ル発生回路3の抵抗R3の両端にソースとドレインをそ
れぞれ接続し、ゲートに送受信状態切り換え信号を入力
したMOSトランジスタで構成され、送信状態と受信状
態で電圧レベル発生回路3の出力レベルVoutを変化
させる。
【0038】以上のように構成された2線式データ通信
装置について、その動作を以下に説明する。まず、コン
トロール装置1からデータキャリア装置2へのデータ伝
送を説明する。
【0039】コントロール装置1からデータキャリア装
置2へデータを伝送するとき、送受信状態切り換え信号
は、論理“L”とし、送受信状態切り換え回路10のM
OSトランジスタがONとなるので、電圧レベル発生回
路3の出力レベルVoutの論理“H”のときの電圧レ
ベルは、高くなる。
【0040】クロック発生回路5の入力端子Clk.O
にはパルスが入力され、クロック発生回路5の出力端子
Aは入力クロックと同相のパルス、出力端子Bは逆相の
パルスが出力される。送信信号Txd.Oが論理“L”
のときクロック発生回路5の出力パルスの振幅は小さ
く、論理“H”のとき出力パルスの振幅は大きくなる。
【0041】次に、データキャリア装置2からコントロ
ール装置1へのデータ伝送を説明する。データキャリア
装置2からコントロール装置1へデータを伝送すると
き、送受信状態切り換え信号は論理“H”とし、送受信
状態切り換え回路10のMOSトランジスタがOFFと
なるので、電圧レベル発生回路3の出力レベルVout
の論理“H”のときの電圧レベルは、低くなる。
【0042】クロック発生回路5の入力端子Clk.O
にはパルスが入力され、クロック発生回路5の端子Aは
入力クロックと同相のパルス、端子Bは逆相のパルスが
出力される。データキャリア装置2の送信信号Txd.
Tが論理“H”のときの振幅は大きく、論理“L”のと
きの端子A、B間から見たデータキャリア装置2のイン
ピーダンスは小さくなるので、出力パルスの振幅は小さ
くなる。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、送受信の
状態に応じてクロックパルスとその逆相パルスの振幅を
決定する電圧レベルを変化させることにより、コントロ
ール装置において、データキャリア装置との間の両方向
の通信に対して、それらの通信が、各部品やデータキャ
リア装置等価抵抗のバラツキが大きい場合でも、両方向
で可能な電圧条件を満たすことができる。
【0044】そのため、データキャリア装置の動作電圧
と送受信の信号変化レベルを確保し、コントロール装置
とデータキャリア装置との間で、各部品やデータキャリ
ア装置等価抵抗のバラツキが大きい場合でも、容易に両
方向の通信を実現することができ、かつ消費電力をも低
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の2線式データ通信装置
の構成を示すブロック図
【図2】同実施の形態1の2線式データ通信装置の動作
を示すタイミングチャート
【図3】本発明の実施の形態2の2線式データ通信装置
の構成を示すブロック図
【図4】従来の2線式データ通信装置の構成を示すブロ
ック図
【図5】同従来例の2線式データ通信装置の動作を示す
タイミングチャート
【図6】同従来例の2線式データ通信装置における各回
路の電気的特性の説明図
【符号の説明】
1 コントロール装置 2 データキャリア装置 3 電圧レベル発生回路 4 送信回路 5 クロック発生回路 6 信号検出回路 10 送受信状態切り換え回路 50 2線式データ通信装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 章太 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5K029 AA01 BB03 CC01 DD02 DD12 DD22 DD28 DD29 EE01 HH11 5K046 AA01 BA05 BB05 DD01 DD13 DD22 PP06 YY02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2線式の伝送路を通じて接続されたデー
    タキャリア装置とコントロール装置とからなり、前記デ
    ータキャリア装置および前記コントロール装置における
    各送信信号のタイミングに基づいて、前記データキャリ
    ア装置と前記コントロール装置との間で、前記2線式伝
    送路を通じて各種情報を有するデータ信号を伝送する際
    に、その伝送信号の送信および受信を前記コントロール
    装置により制御する2線式データ通信装置において、前
    記コントロール装置に、前記コントロール装置から前記
    データキャリア装置への伝送信号となるクロックパルス
    とその逆相パルスを発生するクロック発生回路と、前記
    クロック発生回路からのクロックパルスの振幅を決める
    ための電圧レベルを発生する電圧レベル発生回路と、前
    記コントロール装置における送信信号に基づいて前記ク
    ロック発生回路からのクロックパルスの振幅を変化させ
    るために、前記電圧レベル発生回路と基準電圧の間に直
    列に接続された送信回路と、前記クロックパルスとその
    逆相パルスに現れる振幅差を前記データキャリア装置か
    ら前記コントロール装置への伝送信号として、その伝送
    信号に基づいて復調信号を検出する信号検出回路と、前
    記伝送信号の送受信状態により前記電圧レベル発生回路
    からの電圧レベルを切り換える送受信状態切り換え回路
    とを設け、前記送受信状態切り換え回路を前記送受信状
    態に応じて前記電圧レベルの切り換えにより前記クロッ
    クパルスおよびその逆相パルスの振幅を変化させるよう
    構成したことを特徴とする2線式データ通信装置。
  2. 【請求項2】 2線式の伝送路を通じて接続されたデー
    タキャリア装置とコントロール装置とからなり、前記デ
    ータキャリア装置および前記コントロール装置における
    各送信信号のタイミングに基づいて、前記データキャリ
    ア装置と前記コントロール装置との間で、前記2線式伝
    送路を通じて各種情報を有するデータ信号を伝送する際
    に、その伝送信号の送信および受信を前記コントロール
    装置により制御する2線式データ通信装置において、前
    記コントロール装置に、前記コントロール装置から前記
    データキャリア装置への伝送信号となるクロックパルス
    とその逆相パルスを発生するクロック発生回路と、前記
    クロック発生回路からのクロックパルスの振幅を決める
    ための電圧レベルを発生する電圧レベル発生回路と、前
    記コントロール装置における送信信号に基づいて前記ク
    ロック発生回路からのクロックパルスの振幅を変化させ
    るために、前記電圧レベル発生回路に並列に接続された
    送信回路と、前記クロックパルスとその逆相パルスに現
    れる振幅差を前記データキャリア装置から前記コントロ
    ール装置への伝送信号として、その伝送信号に基づいて
    復調信号を検出する信号検出回路と、前記伝送信号の送
    受信状態により前記電圧レベル発生回路からの電圧レベ
    ルを切り換える送受信状態切り換え回路とを設け、前記
    送受信状態切り換え回路を、前記送受信状態に応じて前
    記電圧レベルの切り換えにより前記クロックパルスおよ
    びその逆相パルスの振幅を変化させるよう構成したこと
    を特徴とする2線式データ通信装置。
JP2001298730A 2001-09-28 2001-09-28 2線式データ通信装置 Pending JP2003110470A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001298730A JP2003110470A (ja) 2001-09-28 2001-09-28 2線式データ通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001298730A JP2003110470A (ja) 2001-09-28 2001-09-28 2線式データ通信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003110470A true JP2003110470A (ja) 2003-04-11

Family

ID=19119584

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001298730A Pending JP2003110470A (ja) 2001-09-28 2001-09-28 2線式データ通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003110470A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007515140A (ja) * 2003-12-17 2007-06-07 ラムバス・インコーポレーテッド タイミング回復とデータ回復の簡略化を支援する雑音耐性信号方式

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007515140A (ja) * 2003-12-17 2007-06-07 ラムバス・インコーポレーテッド タイミング回復とデータ回復の簡略化を支援する雑音耐性信号方式
JP4755110B2 (ja) * 2003-12-17 2011-08-24 ラムバス・インコーポレーテッド タイミング回復とデータ回復の簡略化を支援する雑音耐性信号方式

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8284848B2 (en) Differential data transferring system and method using three level voltages
US5959472A (en) Driver circuit device
GB2288522A (en) Monitoring a two-wire bus system for faults
EP1861973A1 (en) Current mode interface for off-chip high speed communication
JPH0410828A (ja) 多重伝送方式
US7113547B2 (en) Data communication system, controller device and data communication method
US6339622B1 (en) Data transmission device
JP4263023B2 (ja) 2線式データ通信方法、システム、コントロール装置およびデータ記憶装置
EP1020057B1 (en) Fsk demodulator using a superlinear integrator
JPH04219035A (ja) 通信装置
JP2014121015A (ja) データ通信システム、データキャリア駆動装置、及びデータキャリア装置
JPS6044854B2 (ja) 信号伝送方式
JP3519708B2 (ja) データ通信システム
JPH08265308A (ja) 双方向同時通信方法とその通信装置およびその通信方法を用いたプログラマブルコントローラ
JP2003110470A (ja) 2線式データ通信装置
US6304043B1 (en) Circuit arrangement for signal coupling between circuit parts having supply lines isolated from one another
US8638894B2 (en) Data communication apparatus, data communication system, and data communication method
KR100780881B1 (ko) 전류원 스위칭에 의한 저전력 듀얼 레벨 차동신호 전송회로
CA1247764A (en) Key telephone system
US7592838B2 (en) Method for communicating data and clock signals and corresponding signal, transmitter and receiver
JP2008258816A (ja) 半導体装置、半導体装置の駆動能力切り替え方法および半導体装置を含むシステム
JP4430117B2 (ja) データ記憶装置
JPH10200586A (ja) データ信号伝送方法および半導体装置の信号入力回路
JP2006173707A (ja) データ通信回路
JP2006165708A (ja) データ通信回路