JP2003107825A - 導電部材、電子写真装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents

導電部材、電子写真装置及びプロセスカートリッジ

Info

Publication number
JP2003107825A
JP2003107825A JP2001301561A JP2001301561A JP2003107825A JP 2003107825 A JP2003107825 A JP 2003107825A JP 2001301561 A JP2001301561 A JP 2001301561A JP 2001301561 A JP2001301561 A JP 2001301561A JP 2003107825 A JP2003107825 A JP 2003107825A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductive member
particles
charging
coating layer
electrophotographic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001301561A
Other languages
English (en)
Inventor
Masafumi Tsujimura
政史 辻村
Hiroyuki Osada
弘行 長田
Seiji Tsuru
誠司 都留
Noriaki Kuroda
紀明 黒田
Hiroshi Inoue
宏 井上
Tomoji Taniguchi
智士 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001301561A priority Critical patent/JP2003107825A/ja
Publication of JP2003107825A publication Critical patent/JP2003107825A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温高湿の環境下に放置前後において不可逆
的な抵抗変化を抑えた導電部材、それを用いた電子写真
装置及びプロセスカートリッジを提供することにある。 【解決手段】 少なくとも支持体及び該支持体の上方に
設けた被覆層とを有する導電部材において、該被覆層に
表面処理された粒子を含有し、該粒子の疎水化度が20
%以上、平均一次粒径が0.5μm以下、比表面積が2
0m2/g以上であることを特徴とする導電部材、該導
電部材を備えた電子写真装置及びプロセスカートリッ
ジ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を採
用した電子写真装置における帯電部材、現像剤担持部
材、転写部材、クリーニング部材、除電部材等、電気的
に被接触物をコントロールする導電部材、それを用いた
電子写真装置及びプロセスカートリッジに関し、より詳
しくは、電圧を印加した帯電部材を被帯電体に接触させ
て、被帯電体を帯電する接触帯電部材である導電部材、
それを用いた電子写真装置及びプロセスカートリッジに
関する。
【0002】
【従来の技術】便宜上、電子写真方式のレーザービーム
プリンタ、複写機及びファクシミリ等の電子写真装置を
例にして説明する。
【0003】従来、電子写真プロセスにおける帯電プロ
セスでは、金属ワイヤーに高電圧(直流電圧6〜8k
V)を印加して発生するコロナシャワーにより被帯電体
である感光体面を所定の極性・電位に一様帯電させるコ
ロナ帯電器が広く利用されていた。しかし、高圧電源を
必要とする、比較的多量のオゾンが発生する等の問題が
ある。
【0004】これに対して帯電部材を感光体に接触させ
ながら電圧を印加して、感光体表面を帯電させる接触帯
電方式が実用化されている。これは、感光体に、ローラ
型、ブレード型、ブラシ型又は磁気ブラシ型等の電荷供
給部材としての帯電部材を接触させ、この接触帯電部材
に所定の帯電バイアスを印加して感光体面を所定の極性
・電位に一様帯電させるものである。
【0005】この帯電方式は、電源の低電圧化とオゾン
の発生量が少ないという利点を有している。この中でも
特に接触帯電部材として導電性ローラ(帯電ローラ)を
用いたローラ帯電方式が、帯電の安定性という点から好
ましく用いられている。しかしながら、帯電の均一性に
関してはコロナ帯電器と比較してやや劣っている。
【0006】この帯電均一性を改善するために、特開昭
63−149669号公報に開示されるように、所望の
被帯電体表面電位Vdに相当する直流電圧に帯電開始電
圧(VTH)の2倍以上のピーク間電圧を持つ交流電圧成
分(AC電圧成分)を重畳した電圧(交番電圧・脈流電
圧・振動電圧;時間とともに電圧値が周期的に変化する
電圧)を接触帯電部材に印加する「AC帯電方式」が用
いられる。
【0007】これは、AC電圧による電位のならし効果
を目的としたものであり、被帯電体の電位はAC電圧の
ピークの中央である電位Vdに収束し、環境等の外乱に
は影響されることはなく、接触帯電方法として優れた方
法である。
【0008】しかしながら、特開昭63−149669
号公報では、直流電圧印加時における帯電開始電圧(V
TH)の2倍以上のピーク間電圧である高圧の交流電圧を
重畳させるため、直流電源とは別に交流電源が必要とな
り、装置自体のコストアップを招く。
【0009】更には、交流電流を多量に消費することに
より、帯電ローラ及び感光体の耐久性が低下するという
問題点があった。
【0010】これらの問題点は、帯電ローラに直流電圧
のみを印加して帯電を行うことにより解消されるもの
の、一方で以下に示す別の問題点が発生した。
【0011】従来の帯電部材に直流電圧のみを印加する
と、ドラム表面のピンホールから電流がリークして電圧
降下が起こってしまい、感光体表面において局所的に所
望の帯電電位が得られない。
【0012】このような問題の発生する従来の帯電ロー
ラを用いて、反転現像方式を用いた電子写真装置により
画像出力を行うと、画像中に「横抜け」及び「にじみ」
が生じてしまう。
【0013】この問題は、ローラ抵抗値をある所定の範
囲に設定することで解決されることから、DC帯電プロ
セスにおいては、抵抗値の環境変動が小さいローラが望
まれる。
【0014】しかしながら、高温高湿(40℃/95%
RH)の環境下に放置前後において抵抗値が不可逆的に
変化してしまう現象があり、この現象はローラ抵抗値を
制御する上で、克服しなければならない課題である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
に鑑みてなされたものであって、高温高湿の環境下に放
置前後において不可逆的な抵抗変化を抑えた導電部材、
それを用いた電子写真装置及びプロセスカートリッジを
提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に従って、少なく
とも支持体及び該支持体の上方に設けた被覆層とを有す
る導電部材において、該被覆層に表面処理された粒子を
含有し、該粒子の疎水化度が20%以上、平均一次粒径
が0.5μm以下、比表面積が20m2/g以上である
ことを特徴とする導電部材が提供される。
【0017】また、本発明に従って、少なくとも電子写
真感光体及び導電部材を一体に保持し、電子写真装置に
着脱自在なプロセスカートリッジにおいて、該導電部材
が上記導電部材であることを特徴とするプロセスカート
リッジが提供される。
【0018】更に、本発明に従って、少なくとも電子写
真感光体、該電子写真感光体に接触又は近接して配置さ
れ電圧を印加する導電性部材を有する帯電手段、露光手
段、現像手段及び転写手段とを備える電子写真装置にお
いて、該帯電手段に用いられる導電部材が上記導電部材
であることを特徴とする電子写真装置が提供される。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明において用いられる粒子
は、表面処理がされており、疎水化度が20%以上、平
均一次粒径が0.5μm以下、比表面積が20m2/g
以上であることを特徴とするものである。
【0020】表面処理方法は、基体となる粒子と表面処
理剤とを含むスラリーを湿式粉砕して、基体となる粒子
を微細化すると同時に表面処理した後、溶媒を除去して
粒子化することによって行われる湿式表面処理が好まし
い。
【0021】表面処理剤としては、カップリング剤(珪
素、チタン、アルミニウム又はジルコニウム等で中心元
素は特に選ばない)、オイル、ワニス又は有機化合物等
がよい。特に、フルオロアルキルアルコキシシランカッ
プリング剤及びアルコキシシランカップリング剤が好ま
しい。
【0022】表面処理する粒子の粉体抵抗率に特に制限
はなく、導電性のものから絶縁性のものまで使用するこ
とができるが、被覆層は一般に高抵抗樹脂に導電剤を添
加してある程度の導電性付与を行うので、表面処理する
粒子として導電性粒子を用いることが好ましい。
【0023】この場合、表面処理後の粉体抵抗率が1×
106Ω・cm以下であることが好ましく、表面処理前
の粉体抵抗率の高低に制限は無いが、表面処理の欠落や
抵抗配分を考慮した場合、表面処理前後の粉体抵抗率は
近い程よく、表面処理後の粉体抵抗率は表面処理前のそ
れの104倍以下であることが好ましい。
【0024】表面処理前の粉体抵抗率は、本発明の規定
を満たせば特に制限はないが、1Ω・cm以上が特に好
ましい。
【0025】表面処理される粒子の疎水化度は20%以
上であり、好ましくは20〜98%であり、特に30〜
70%が好ましい。疎水化度が20%未満の場合は、高
温高湿下に放置することで表面に水が吸着し、抵抗の著
しい低下が見られる。一方、疎水化度が98%を越える
場合は、導電剤としての機能(導電性)のコントロール
が困難になったり、導電剤の凝集が強くなったりするの
で、好ましくない。
【0026】表面処理される粒子の平均一次粒径は、
0.5μm以下である。平均一次粒径が0.5μmより
大きい場合は、被覆層の表面粗さの増大や、被覆層中で
の結着樹脂と導電剤との抵抗差に起因して、帯電均一性
が不良となる。
【0027】表面処理される粒子の比表面積としては、
20m2/g以上である。比表面積が20m2/gより小
さくなる場合としては、平均一次粒径が大きくなる、導
電剤の表面がポーラスでなくなる、2つのケースがある
が、前者の場合、平均一次粒径が0.5μmより大きく
なると、上述の問題が発生する危険性があり、後者の場
合、被覆層中での導電剤と結着樹脂との接着力が低下す
るため、作製した帯電部材を高湿環境下に長時間放置す
ると、導電剤が移動、凝集しやすくなり、不可逆的な抵
抗低下を起こし、ピンホールリーク性の低下に起因した
「横抜け」及び「にじみ」等の画像不良を生じてしま
う。
【0028】表層材料としては、特に制限は無く、従来
公知のものを使用することができ、例えば、フッ素樹
脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹
脂、シリコーン樹脂、ブチラール樹脂、スチレン−エチ
レン・ブチレン−オレフィン共重合体(SEBC)及び
オレフィン−エチレン・ブチレン−オレフィン共重合体
(CEBC)等を挙げることができる。本発明における
表層材料としては、特にはフッ素樹脂、アクリル樹脂及
びシリコーン樹脂等が好ましい。
【0029】基層材料としては、特に制限なく従来公知
のものを使用することができ、例えば、ヒドリンゴム、
EPDM、シリコンゴム及びウレタンゴム等を挙げるこ
とができるが、本発明の導電部材をDC電圧のみを印加
して使用する電子写真装置に用いる場合には、表層はウ
レタン結合やアミド結合を有し基層はエーテル結合を有
するものを組み合わせて使用することが、帯電均一性の
面から好ましい。
【0030】最も好ましい構成としては、基層に3元共
重合エピクロルヒドリンゴム、表層にアクリルポリオー
ルをHDI又は/及びIPDIを用いて架橋した材料が
挙げられる。
【0031】このとき、基層の抵抗を5×104〜9×
105Ωに調整するために、共重合比を調整したり、4
級アンモニウム過塩素酸塩等の電解質を添加するのが好
ましい。
【0032】また、被覆層は薄いほど好ましいが、基層
からの染み出しを防止するためには0.1μm以上が好
ましく、帯電能の面からは50μm以下が好ましい。
【0033】被覆層中に含まれる粒子量は、被覆層断面
の透過型電子顕微鏡(TEM)像を画像解析(2値化)
した画像において、被覆層断面積中に占める粒子断面積
の割合から規定する。本発明では、この割合が10%以
上であることを特徴とする。
【0034】上記のような様々な検討により、導電部材
の被覆層に少なくとも表面処理された粒子を含有し、該
粒子の疎水化度が20%以上、平均一次粒径が0.5μ
m以下、比表面積が20m2/g以上とすることで、抵
抗値の環境変動が小さい帯電部材に至ったものである。
【0035】次に、本発明の電子写真装置の概略構成に
ついて説明する。
【0036】(1)電子写真装置 図1は本発明に従う電子写真装置の概略構成図である。
本例の電子写真装置は、転写式電子写真利用の反転現像
方式、接触現像方式の装置である。
【0037】像担持体としての回転ドラム型の電子写真
感光体1は、矢示の方向に所定の周速度(プロセススピ
ード)で回転駆動される。
【0038】電子写真感光体の帯電手段としての帯電ロ
ーラ2(導電性ローラ)は、電子写真感光体1に所定の
押圧力で接触させてあり、本例では帯電ローラを駆動
し、電子写真感光体1と等速回転する。この帯電ローラ
2に対して帯電バイアス印加電源S1から所定の直流電
圧(この場合−1300Vとした)のみが印加されるこ
とで回転電子写真感光体1の面が所定の極性電位(暗部
電位−700Vとした)に一様に接触帯電方式・DC帯
電方式で帯電処理される。
【0039】3は露光手段であり、例えばレーザービー
ムスキャナーである。回転電子写真感光体1の一様帯電
処理面に該露光手段3により目的の画像情報に対応した
露光Lがなされることにより、電子写真感光体帯電面の
露光明部の電位(明部電位−120Vとした)が選択的
に低下(減衰)して静電潜像が形成される。
【0040】反転現像手段4は、電子写真感光体面の静
電潜像の露光明部に、電子写真感光体の帯電極性と同極
性に帯電(現像バイアス−350V)しているトナー
(ネガトナー)を選択的に付着させて静電潜像をトナー
画像として可視化する。
【0041】転写手段としての転写ローラ5は、電子写
真感光体1に所定の押圧力で接触させて転写ニップ部を
形成させてあり、電子写真感光体の回転と順方向に電子
写真感光体の回転周速度とほぼ同じ周速度で回転する。
また、転写バイアス印加電源S2からトナーの帯電極性
とは逆極性の転写電圧が印加される。転写ニップ部に対
して不図示の給紙機構部から転写材Pが所定の制御タイ
ミングで給紙され、その給紙された転写材Pの裏面が転
写電圧を印加した転写ローラ5によりトナーの帯電極性
とは逆極性に帯電されることにより、転写ニップ部にお
いて電子写真感光体1面側のトナー画像が転写材Pの表
面側に静電転写される。
【0042】転写ニップ部でトナー画像の転写を受けた
転写材は、回転電子写真感光体面から分離されて、不図
示のトナー画像定着手段へ導入されてトナー画像の定着
処理を受けて画像形成物として出力される。両面画像形
成モードや多重画像形成モードの場合は、この画像形成
物が不図示の再循環搬送機構に導入されて転写ニップ部
へ再導入される。
【0043】本電子写真装置は、転写されず電子写真感
光体上に残存したトナーを回収するクリーナー装置6を
有する。
【0044】転写バイアスにより生じた電子写真感光体
上の電荷を除電するための前露光手段としての光照射部
材7は、前記転写工程後かつ帯電工程前の領域に照射さ
れるように配置される。前記光照射部材からの除電光
は、現像工程後かつ転写工程前の領域に照射されるよう
に前記光照射部材を配置されてもよい。また、光照射部
材からの除電光は、クリーニング工程後かつ帯電工程前
の領域に照射されるように前記光照射部材を配置されて
もよい。前記光照射部材からの除電光は前記カートリッ
ジに設けることも可能であり、更に、前記電子写真装置
本体に設けることも可能である。
【0045】(2)帯電ローラ 例えば、帯電部材は図2に示すようにローラ形状であ
り、導電性支持体2aと、その外周に一体に形成された
弾性層2bと、該弾性層の外周に形成された表面層2c
から構成されている。
【0046】本発明に用いられる導電性芯金2aは、
鉄、銅、ステンレス、アルミニウム及びニッケル等の金
属材料の丸棒を用いることができる。更に、これらの金
属表面に防錆や耐傷性付与を目的としてメッキ処理を施
しても構わないが、導電性を損なわないことが必要であ
る。
【0047】帯電ローラ2において、弾性層2bは被帯
電体としての電子写真感光体1に対する給電や、帯電ロ
ーラ2の電子写真感光体1に対する良好な均一密着性を
確保するために適当な導電性と弾性を持たせてある。ま
た、帯電ローラ2と電子写真感光体1の均一密着性を確
保するために弾性層2bを研磨によって中央部を一番太
く、両端部に行くほど細くなる形状、いわゆるクラウン
形状に形成することも多い。一般に使用されている帯電
ローラ2が、支持体2aの両端部に所定の押圧力を与え
て電子写真感光体1と当接されているので、中央部の押
圧力が小さく、両端部ほど大きくなっているために、帯
電ローラ1の真直度が十分であれば問題ないが、十分で
ない場合には中央部と両端部に対応する画像に濃度ムラ
が生じてしまう場合がある。クラウン形状はこれを防止
するために形成する。
【0048】弾性層2bの導電性は、ゴム等の弾性材料
中にカーボンブラック、グラファイト及び導電性金属酸
化物等の電子伝導機構を有する導電剤、及びアルカリ金
属塩や四級アンモニウム塩等のイオン伝導機構を有する
導電剤を適宜添加することにより1010Ω・cm未満に
調整されるのがよい。弾性層2bの具体的弾性材料とし
ては、例えば、天然ゴムやEPDM、SBR、シリコー
ンゴム、ウレタンゴム、エピクロルヒドリンゴム、I
R、BR、NBR及びCR等の合成ゴム、更にはポリア
ミド樹脂、ポリウレタン樹脂及びシリコーン樹脂等も挙
げられる。
【0049】直流電圧のみを印加して、被帯電体の帯電
処理を行う帯電部材においては、帯電均一性を達成する
ために、特に中抵抗の極性ゴム(例えば、エピクロルヒ
ドリンゴム、NBR、CR及びウレタンゴム等)やポリ
ウレタン樹脂を弾性材料として用いるのが好ましい。こ
れらの極性ゴムやポリウレタン樹脂は、ゴムや樹脂中の
水分や不純物がキャリアとなり、僅かではあるが導電性
をもつと考えられ、これらの導電機構はイオン伝導であ
ると考えられる。但し、これらの極性ゴムやポリウレタ
ン樹脂に導電剤を全く添加しないで弾性層を作製し、得
られた帯電部材は低温低湿環境(L/L)において、抵
抗値が高くなり1010Ω・cmを超えてしまうものもあ
るため帯電部材に高電圧を印加しなければならなくな
る。
【0050】そこで、L/L環境で帯電部材の抵抗値が
1010Ω・cm未満になるように、前述した電子伝導機
構を有する導電剤やイオン伝導機構を有する導電剤を適
宜添加して調整するのが好ましい。しかしながら、イオ
ン伝導機構を有する導電剤は抵抗値を低くする効果が小
さく、特にL/L環境でその効果が小さい。そのためイ
オン伝導機構を有する導電剤の添加と併せて電子伝導機
構を有する導電剤を補助的に添加して抵抗調整を行って
もよい。
【0051】また、弾性層2bはこれらの弾性材料を発
泡成型した発泡体であってもよい。抵抗層2cは、弾性
層に接した位置に形成されるため弾性層中に含有される
軟化油や可塑剤等の帯電部材表面へのブリードアウトの
防止及び帯電部材全体の電気抵抗の調整のために設け
る。
【0052】(3)トナー 本発明に用いるトナーは、フロー式粒子像分析装置によ
る平均円形度が0.950〜0.990であることが良
好な流動性を得るために好ましい。更に、フロー式粒子
像分析装置による円形度の標準偏差が0.035以下で
あることが好ましい。
【0053】本発明において、平均円形度及び円形度の
標準偏差は、東亜医用電子株式会社製フロー式粒子像分
析装置FPIA−1000にて測定した。測定は、フィ
ルターを通して微細なごみを取り除き、その結果として
10-3cm3の水中に測定範囲(例えば、円相当径0.
60μm以上159.21μm未満)の粒子数が20個
以下の水中にノニオン型界面活性剤(和光純薬社製、コ
ンタミノンN)を数滴加えた水溶液10ml中に、トナ
ー5mgを加え、超音波分散機としてSTM社製UH−
50で分散処理を行なって調製した試料分散液を用い
て、0.60μm以上159.21μm未満の円相当径
を有する粒子の粒度分布を測定する。
【0054】測定の概略は次のとおりである。試料分散
液は、フラットで偏平な透明フローセル(厚み約200
μm)の流路(流れ方向に沿って広がっている)を通過
させる。フローセルの厚みに対して交差して通過する光
路を形成するように、ストロボとCCDカメラがフロー
セルに対して相互に反対側に位置するように装着され
る。試料分散液が流れている間に、ストロボ光がフロー
セルを流れている粒子の画像を得るために1/30秒間
隔で照射され、その結果それぞれの粒子はフローセルに
平行な一定範囲を有する2次元画像として撮影される。
それぞれの粒子の2次元画像の面積から、同一面積を有
する円の直径を円相当径として算出する。
【0055】約1分間で、1200個以上の粒子の円相
当径を測定することができ、円相当径分布に基づく数及
び規定された円相当径を有する粒子の割合(個数%)を
測定できる。
【0056】平均円形度は、上記フロー式粒子像分析装
置FPIA−1000を用いて測定された粒子の円形度
を下式より求め、測定された全粒子の円形度の総和を全
粒子数で除した値を平均円形度と定義する。円形度=
(粒子像と同じ投影面積を持つ円の周囲長)/(粒子の
投影像の周囲長)
【0057】本発明における平均円形度とは、トナー粒
子の凹凸の度合いの指標であり、トナーが完全な球形の
場合1.00を示し、トナー形状が複雑になるほど平均
円形度は小さな値となる。
【0058】(4)電子写真感光体 本発明の電子写真感光体は有機感光体であり、最外層の
厚さが5μm以上であることが好ましい。また、最外層
に含有される結着樹脂は、式(1)又は式(2)で示さ
れるポリカーボネート樹脂又は式(3)で示されるポリ
アリレート樹脂であることが好ましい。
【0059】
【化2】
【0060】本発明で用いる電子写真感光体は、直径3
0mm、長さ260.5mmのアルミニウムシリンダー
を支持体とし、これに、以下の材料より構成される塗料
を支持体上に浸漬塗布し、140℃で30分熱硬化し、
膜厚が15μmの導電層を形成したものである。
【0061】 導電性顔料:SnO2コート処理硫酸バリウム 10部 抵抗調節用顔料:酸化チタン 2部 バインダー樹脂:フェノール樹脂 6部 レベリング材:シリコーンオイル 0.001部 溶剤:メタノール/メトキシプロパノール 0.2/0.8 20部
【0062】次に、この導電層上に、N−メトキシメチ
ル化ナイロン3部及び共重合ナイロン3部をメタノール
65部/n−ブタノール30部の混合溶媒に溶解した溶
液を浸漬法で塗布し、膜厚が0.5μmの中間層を形成
した。
【0063】次に、CuKα特性X線回折におけるブラ
ッグ角(2θ±0.2°)の7.5°、9.9°、1
2.5°、16.3°、18.6°、25.1°及び2
8.3°に強いピークを有するヒドロキシガリウムフタ
ロシアニン結晶2.5部とポリビニルブチラール(商品
名:エスレックBM2、積水化学製)1部及びシクロヘ
キサノン60部をφ1mmガラスビーズを用いたサンド
ミル装置で3時間分散したあと、シクロヘキサノン50
部と酢酸エチル130部を加えて希釈し、電荷発生層用
塗料を調製した。下引き層上にこの電荷発生層用塗料を
浸漬塗布し、100℃で10分間乾燥して、膜厚が0.
2μmの電荷発生層を形成した。
【0064】次に、電荷輸送層を形成するために、電荷
輸送層用の塗料を調製した。
【0065】式(1)で示される構成単位を有するポリ
カーボネート樹脂(Mw=50000)10部と下記式
(4)で示されるのアミン化合物8部
【0066】
【化3】 及び下記式(5)で示されるアミン化合物1部
【0067】
【化4】 をモノクロロベンゼン50部/ジクロロメタン50部の
混合溶媒に溶解した。この塗料を浸漬法で塗布し、12
0℃で1時間乾燥し、膜厚が15μmの電荷輸送層を形
成し、感光体を作製した。
【0068】(実施例1)下記の要領で本発明の帯電部
材としての帯電ローラを作製した。
【0069】 エピクロルヒドリンゴム 100質量部 四級アンモニウム塩 2質量部 炭酸カルシウム 30質量部 酸化亜鉛 5質量部 脂肪酸 2質量部
【0070】以上の材料を60℃に調節した密閉型ミキ
サーにて10分間混練した後、エピクロルヒドリンゴム
100質量部に対してエーテルエステル系可塑剤15質
量部を加え、20℃に冷却した密閉型ミキサーで更に2
0分間混練し、原料コンパウンドを調製する。このコン
パウンドに原料ゴムのエピクロルヒドリンゴム100質
量部に対し、加硫剤としての硫黄1質量部、加硫促進剤
としてのノクセラーDM1質量部、ノクセラーTS0.
5質量部を加え、20℃に冷却した2本ロール機にて1
0分間混練する。得られたコンパウンドを、φ6mmス
テンレス製支持体の周囲にローラ状になるように押出成
型機にて成型し、加熱加硫成型した後、外径φ12mm
になるように研磨処理して弾性層を得た。
【0071】上記弾性層の上に以下に示すような表面層
を被覆形成した。表面層2cの材料として、アクリルポ
リオールのトルエン/メチルエチルケトン(MEK)混
合溶液(固形分10質量%)100質量部に対して、疎
水化処理した導電性酸化錫8質量部を加えた塗料(P/
B=0.8/1.0)をビーズミルを用いて分散させた
後、イソシアネート(HDI)を前記アクリルポリオー
ルの水酸基(OH)に対しイソシアネート(HDI)の
イソシアネート基(NCO)の比がNCO/OH=1.
0となるように添加し、溶解して塗料を調製し、ディッ
ピング法にて塗布して膜厚15μmの表面層を被覆形成
しローラ形状の帯電部材を得た。なお、前記のP/Bと
は、導電性粒子/樹脂バインダーの質量比を表すもので
ある。
【0072】また、導電性酸化錫の疎水化処理剤として
は、トリフルオロプロピルトリエトキシシランを用い、
湿式処理を行った。基体となる酸化錫の疎水化度は0
%、平均一次粒子径は0.02μm、比表面積は75m
2/g、粉体抵抗率は5Ω・cmである。
【0073】導電性粒子の表面処理方法としては、導電
性粒子と表面処理剤とを適当な溶剤中で混合、分散し、
表面処理剤を導電性粒子表面に付着させる。分散の手段
としては、ボールミルやサンドミル等の通常の分散手段
を用いることができる。次に、この分散溶液から溶剤を
除去し、導電性粒子表面に表面処理剤を固着させればよ
い。また、必要に応じてこの後更に熱処理を行ってもよ
い。また、処理液中には反応促進のための触媒を添加す
ることができる。更に、必要に応じて表面処理後の導電
性粒子に更に粉砕処理を施すことができる。
【0074】導電性粒子に対するフッ素原子含有化合物
の割合は、粒子の粒径にも影響を受けるが、表面処理済
の導電性粒子全質量に対し、1〜65質量%が好まし
く、特には10〜50質量%が好ましい。
【0075】本実施例で用いる粒子の疎水化度は40
%、平均一次粒子径は、0.05μm、比表面積は、5
1m2/g、粉体抵抗率は1×104Ω・cmである。ま
た、被覆層の膜厚は15μm、被覆層中に含まれる該粒
子量は70%であった。
【0076】「導電剤微粒子の疎水化度の測定」導電剤
微粒子の疎水化度を評価するためにメタノールを用いた
疎水化度測定を次のように行う。微粒子(実施例1の場
合、表面処理酸化錫)0.2gを三角フラスコの水50
mlに添加する。メタノールをビュレットから滴定す
る。この際、フラスコ内の溶液は、マグネチックスター
ラで常時攪拌する。微粒子の沈降終了は、全量が液体中
に懸濁することによって確認され、疎水化度は、沈降終
了時点に達した際のメタノール及び水の液状混合物中に
含まれるメタノールの百分率として表される。
【0077】「平均一次粒径の測定法」平均一次粒径
は、走査型電子顕微鏡(SEM)像より、任意に100
個選択した粒子断面より測定される平均粒径とした。
【0078】「粉体抵抗率の測定」Loresta−G
P MCP−T600(三菱化学株式会社)を用いて測
定した抵抗より算出した。印加圧力は102kgf/c
2とした。
【0079】「比表面積の測定法」BET法により算出
した。
【0080】「高温高湿下抵抗変動の程度を表す数値」
高温高湿下抵抗変動の程度を表す数値として、高温高湿
下放置前後のローラにおける200V印加時のローラ抵
抗の比[=(高温高湿下放置後のローラ抵抗)/(高温
高湿下放置前ローラ抵抗)]を用いる。以下この値を抵
抗変化倍率と表記する。
【0081】ここで、高温高湿下放置前ローラ抵抗と
は、ローラ作製後、23℃/60%RHの環境下に2日
間放置した上で、23℃/60%RHの環境下で測定し
た200V印加時抵抗であり、高温高湿下放置後ローラ
抵抗とは、高温高湿下放置前ローラ抵抗を測定後、30
℃/80%RH環境下に、7日間放置した上で、23℃
/60%RHの環境下に戻し、2日間放置した上で、2
3℃/60%RHの環境下で測定した200V印加時抵
抗である。
【0082】帯電ローラの抵抗値は、高温高湿下放置前
ローラ抵抗が200V印加時107Ωとなるように調整
した。抵抗変化倍率が0.33倍以上(ローラ抵抗が
3.3×106Ω以上)であれば、ピンホールリークに
よる画像の「横抜け」及び「にじみ」は現れない。
【0083】なお、ピンホールリークによる「横抜け」
及び「にじみ」の評価は高温高湿下放置後ローラ抵抗を
測定後、30℃/80%RH環境下に戻し、2日間放置
した上で、30℃/80%RH環境下で行った。
【0084】得られたローラの抵抗変化倍率は0.5倍
であり、リーク試験で「横抜け」及び「にじみ」等は見
られなかった。
【0085】(実施例2)下記の要領で本発明の帯電部
材としての帯電ローラを作製した。
【0086】弾性層及び表面層は、実施例1と同一なも
のを使用した。導電性酸化錫の疎水化処理剤としては、
ヘキシルトリメトキシシランを用い、湿式処理を行っ
た。この粒子の疎水化度は25%、平均一次粒子径は
0.1μm、比表面積は60m2/g、粉体抵抗率は3
×102Ω・cmである。また、被覆層の膜厚は15μ
m、被覆層中に含まれる該粒子量は70%であった。
【0087】得られたローラの抵抗変化倍率は0.4倍
であり、リーク試験で「横抜け」及び「にじみ」等は見
られなかった。
【0088】(実施例3)下記の要領で本発明の帯電部
材としての帯電ローラを作製した。
【0089】表面層に含む導電性粒子としてカーボンブ
ラックを使用した以外の材料構成は、実施例1と同一な
ものを使用した。カーボンブラックの疎水化処理剤とし
ては、ヘキシルトリメトキシシランを用い、湿式処理を
行った。この粒子の疎水化度は25%、平均一次粒子径
は0.4μm、比表面積は40m2/g、粉体抵抗率は
0.8Ω・cmである。また、被覆層の膜厚は15μ
m、被覆層中に含まれる該粒子量は30%であった。
【0090】得られたローラの抵抗変化倍率は0.4倍
であり、リーク試験で「横抜け」及び「にじみ」等は見
られなかった。
【0091】(実施例4)下記の要領で本発明の帯電部
材としての帯電ローラを作製した。
【0092】表面層に含む導電性粒子として酸化チタン
を使用した以外の材料構成は、実施例1と同一なものを
使用した。酸化チタンの疎水化処理剤としては、ヘキシ
ルトリメトキシシランを用い、湿式処理を行った。この
粒子の疎水化度は20%、平均一次粒子径は0.4μ
m、比表面積は20m2/g、粉体抵抗率は1×104Ω
・cmである。また、被覆層の膜厚は15μm、被覆層
中に含まれる該粒子量は60%であった。
【0093】得られたローラの抵抗変化倍率は0.33
倍であり、リーク試験で「横抜け」及び「にじみ」等は
見られなかった。
【0094】(比較例1)下記の要領で本発明の帯電部
材としての帯電ローラを作製した。
【0095】弾性層及び表面層は、実施例1と同一なも
のを使用した。用いた導電性酸化錫は、未処理物を用い
た。この粒子の疎水化度は0%、平均一次粒子径は0.
02μm、比表面積は75m2/g、粉体抵抗率は5Ω
・cmである。また、被覆層の膜厚は15μm、被覆層
中に含まれる該粒子量は70%であった。
【0096】得られたローラの抵抗変化倍率は0.2倍
であり、リーク試験で「横抜け」及び「にじみ」等が見
られた。
【0097】(比較例2)下記の要領で本発明の帯電部
材としての帯電ローラを作製した。
【0098】弾性層及び表面層は、実施例1と同一なも
のを使用した。導電性酸化錫の疎水化処理剤としては、
ヘキシルトリメトキシシランを用い、乾式処理を行っ
た。この粒子の疎水化度は10%、平均一次粒子径は
0.1μm、比表面積は63m2/g、粉体抵抗率は3
×101Ω・cmである。また、被覆層の膜厚は15μ
m、被覆層中に含まれる該粒子量は70%であった。
【0099】得られたローラの抵抗変化倍率は0.25
倍であり、リーク試験で「横抜け」及び「にじみ」等が
見られた。
【0100】(比較例3)下記の要領で本発明の帯電部
材としての帯電ローラを作製した。
【0101】弾性層及び表面層は、実施例1と同一なも
のを使用した。導電性酸化錫の疎水化処理剤としては、
トリフルオロプロピルトリメトキシシランを用い、湿式
処理を行った。この粒子の疎水化度は15%、平均一次
粒子径は0.05μm、比表面積は57m2/g、粉体
抵抗率は7×102Ω・cmである。また、被覆層の膜
厚は15μm、被覆層中に含まれる該粒子量は70%で
あった。
【0102】得られたローラの抵抗変化倍率は0.3倍
であり、リーク試験で「横抜け」及び「にじみ」等が見
られた。
【0103】
【表1】
【0104】
【表2】
【0105】
【表3】
【0106】
【発明の効果】導電部材に直流電圧を印加させることに
より、被帯電体面を帯電処理する接触帯電装置におい
て、導電部材の被服層に少なくとも表面処理された粒子
を含有し、該粒子の疎水化度が20%以上、平均一次粒
径が0.5μm以下、比表面積が20m2/g以上であ
ることを特徴とする接触帯電装置を用いることで、高温
高湿下放置前後で電子写真装置でドラムピンホールへの
リークによる画像抜け、スジを抑えることが可能となっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子写真装置の概略構成を示す図であ
る。
【図2】本発明の導電部材としての帯電ローラの概略構
成を示す図である。
【符号の説明】 1 像担持体(電子写真感光体) 2 帯電部材(帯電ローラ) 2a 支持体 2b 弾性層 2c 被覆層 3 露光手段 4 現像手段 4a 現像ローラ 4b 現像剤搬送ローラ 4c 現像ブレード 5 転写ローラ 6 クリーニング手段 7 前露光手段 S1,S2 バイアス印加電源 P 転写材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 9/08 G03G 9/08 2H134 15/02 101 15/02 101 2H200 15/08 501 15/08 501D 3J103 15/16 103 15/16 103 4F006 21/06 C08L 101:00 21/10 G03G 21/00 312 // C08L 101:00 340 (72)発明者 都留 誠司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 黒田 紀明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 井上 宏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 谷口 智士 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H005 AA15 2H035 AA15 AB02 2H068 AA13 AA37 BB26 BB27 FA27 2H071 BA04 BA13 BA43 DA06 DA07 DA08 DA09 DA13 2H077 AD06 BA09 FA13 FA25 2H134 GA01 GB02 HA01 HA03 HA17 HD01 HD03 HD19 KD03 KG01 KG03 KG04 KG05 KG08 2H200 FA01 GA23 GA44 GB12 GB15 HA02 HA28 HB12 HB45 HB46 HB47 HB48 JA01 JA25 JA26 JA27 JA28 MA02 MB01 MB06 MC15 NA02 3J103 AA02 FA01 FA09 GA57 GA58 GA60 HA04 HA20 HA54 4F006 AA31 AB37 AB74 BA07

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも支持体及び該支持体の上方に
    設けた被覆層とを有する導電部材において、該被覆層に
    表面処理された粒子を含有し、該粒子の疎水化度が20
    %以上、平均一次粒径が0.5μm以下、比表面積が2
    0m2/g以上であることを特徴とする導電部材。
  2. 【請求項2】 前記粒子の表面処理が湿式処理である請
    求項1に記載の導電部材。
  3. 【請求項3】 湿式処理が、基体となる粒子と表面処理
    剤とを含むスラリーを湿式粉砕して、基体となる粒子を
    微細化すると同時に表面処理をした後、溶媒を除去して
    粒子化することによって行われる請求項1又は2に記載
    の導電部材。
  4. 【請求項4】 表面処理後の粒子の粉体抵抗率が1×1
    6Ω・cm以下である請求項1〜3のいずれかに記載
    の導電部材。
  5. 【請求項5】 表面処理後の粉体抵抗率が表面処理前の
    104倍以下である請求項1〜4のいずれかに記載の導
    電部材。
  6. 【請求項6】 被覆層中の粒子量が10%以上である請
    求項1〜5のいずれかに記載の導電部材。
  7. 【請求項7】 被覆層の厚さが0.1〜50μm以下で
    ある請求項1〜6のいずれかに記載の導電部材。
  8. 【請求項8】 被覆層が表面層である請求項1〜7のい
    ずれかに記載の導電部材。
  9. 【請求項9】 少なくとも電子写真感光体及び導電部材
    を一体に保持し、電子写真装置に着脱自在なプロセスカ
    ートリッジにおいて、該導電部材が請求項1〜7のいず
    れかに記載の導電部材であることを特徴とするプロセス
    カートリッジ。
  10. 【請求項10】 少なくとも電子写真感光体、該電子写
    真感光体に接触又は近接して配置され電圧を印加する導
    電性部材を有する帯電手段、露光手段、現像手段及び転
    写手段とを備える電子写真装置において、該帯電手段に
    用いられる導電部材が請求項1〜7のいずれかに記載の
    導電部材であることを特徴とする電子写真装置。
  11. 【請求項11】 導電部材に印加される電圧が直流電圧
    のみである請求項10に記載の電子写真装置。
  12. 【請求項12】 電子写真感光体上の電荷を除去する前
    露光手段を備える請求項10又は11に記載の電子写真
    装置。
  13. 【請求項13】 現像手段に用いられるトナーの平均円
    形度が0.950〜0.990である請求項10〜12
    のいずれかに記載の電子写真装置。
  14. 【請求項14】 電子写真感光体が有機感光体であり、
    最外層の厚さが5μm以上であり、かつ該最外層に含有
    される結着樹脂が式(1)又は式(2)の構成単位で示
    されるポリカーボネート樹脂又は式(3)の構成単位で
    示されるポリアリレート樹脂である請求項10〜13の
    いずれかに記載の電子写真装置。 【化1】
JP2001301561A 2001-09-28 2001-09-28 導電部材、電子写真装置及びプロセスカートリッジ Pending JP2003107825A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001301561A JP2003107825A (ja) 2001-09-28 2001-09-28 導電部材、電子写真装置及びプロセスカートリッジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001301561A JP2003107825A (ja) 2001-09-28 2001-09-28 導電部材、電子写真装置及びプロセスカートリッジ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003107825A true JP2003107825A (ja) 2003-04-09

Family

ID=19121956

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001301561A Pending JP2003107825A (ja) 2001-09-28 2001-09-28 導電部材、電子写真装置及びプロセスカートリッジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003107825A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005037892A (ja) * 2003-06-24 2005-02-10 Ricoh Co Ltd 電子写真装置
US8980423B2 (en) 2008-10-27 2015-03-17 Canon Kabushiki Kaisha Charging member, process for its production, process cartridge
US11169464B2 (en) 2018-07-30 2021-11-09 Canon Kabushiki Kaisha Electrophotographic member, process cartridge, and electrophotographic image-forming apparatus

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005037892A (ja) * 2003-06-24 2005-02-10 Ricoh Co Ltd 電子写真装置
JP4647232B2 (ja) * 2003-06-24 2011-03-09 株式会社リコー プロセスカートリッジ及び画像形成装置
US8980423B2 (en) 2008-10-27 2015-03-17 Canon Kabushiki Kaisha Charging member, process for its production, process cartridge
US11169464B2 (en) 2018-07-30 2021-11-09 Canon Kabushiki Kaisha Electrophotographic member, process cartridge, and electrophotographic image-forming apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5183018B2 (ja) 帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置
JP4047057B2 (ja) 帯電部材の製造方法
EP1089132B1 (en) Method of producing a conducting member for an image forming apparatus
US10268132B2 (en) Charging roller, cartridge, image forming apparatus and manufacturing method of the charging roller
JP4403965B2 (ja) 電子写真感光体およびその製造方法、プロセスカートリッジ並びに電子写真装置
JP2007093937A (ja) 帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置
JP2019003171A (ja) 画像形成装置、帯電部材、カートリッジ、及び帯電部材の製造方法
KR100467189B1 (ko) 전자사진 장치 및 프로세스 카트리지
KR100894752B1 (ko) 대전 장치, 화상 형성 장치 및 대전 방법
JP4227448B2 (ja) 導電性部材、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP5173247B2 (ja) 帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置
JP2001166563A (ja) 導電部材、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2003107825A (ja) 導電部材、電子写真装置及びプロセスカートリッジ
JP2003207966A (ja) 電子写真用部材及び画像形成装置
JP4047056B2 (ja) 導電性部材、それを用いた画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP3780068B2 (ja) 画像形成方法
JP4371833B2 (ja) 帯電部材、画像形成装置、帯電方法およびプロセスカートリッジ
JP2000206779A (ja) トナ―担持体及び画像形成装置
JP2008233157A (ja) 現像ローラ
JP2007187900A (ja) 電子写真用導電性ローラー
JP2002214887A (ja) 画像形成装置及び当該装置用の磁性現像剤
JP3584986B2 (ja) トナー担持体の検査方法
JP2004004147A (ja) 導電性部材、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP3075242B2 (ja) トナー担持体及び画像形成装置
JP4433946B2 (ja) フッ素系樹脂粒子の選別方法、電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、電子写真装置及びプロセスカートリッジ