JP2003107424A - 液晶表示装置およびその製造方法、並びに照明装置の駆動制御方法 - Google Patents

液晶表示装置およびその製造方法、並びに照明装置の駆動制御方法

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JP2003107424A
JP2003107424A JP2002158850A JP2002158850A JP2003107424A JP 2003107424 A JP2003107424 A JP 2003107424A JP 2002158850 A JP2002158850 A JP 2002158850A JP 2002158850 A JP2002158850 A JP 2002158850A JP 2003107424 A JP2003107424 A JP 2003107424A
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克己 足達
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 表示色の色度調整を良好に行うことができる
液晶表示装置及びその製造方法、並びに照明装置の駆動
制御方法を提供する。 【解決手段】 スイッチング素子をそれぞれスイッチン
グして各画素電極に電圧を印加することにより各画素電
極と対向電極との間に挟まれた液晶を駆動する表示駆動
制御手段と、赤、緑及び青の各色光をそれぞれ発光する
LEDを有し各色光を液晶表示パネルに向けて照射する
照明手段と、各スイッチング素子のスイッチングに同期
して各色の前記LEDを時分割発光させる照明駆動制御
手段とを備え、各色LEDはそれぞれ所定のデューティ
比でパルス状に発光し、各色LEDのデューティ比がい
ずれも50%以下であって、赤色を発光するLEDの発
光時間が緑色及び青色を発光するLEDの発光時間のい
ずれよりも短い時間に設定されている液晶表示装置であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置およ
びその製造方法、並びに照明装置の駆動制御方法に関
し、より詳しくは、フィールドシーケンシャル方式の液
晶表示装置およびその製造方法、並びに当該液晶表示装
置に使用される照明装置の駆動制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置のカラー表示方式として、
複数の異なる色を所定の周期で順次発光させ、これに同
期して画素電極をオン/オフ制御することによりカラー
表示を行うフィールドシーケンシャル方式が知られてお
り、例えば、特開2000−28984号公報に開示さ
れている。
【0003】この公報に記載された液晶表示装置は、図
13に斜投影図で示すように、液晶表示パネル50と、
表示駆動制御装置57と、バックライト63と、照明駆
動制御装置64とを備えている。
【0004】液晶表示パネル50は、偏光フィルム5
1,第1のガラス基板52,共通電極53,画素電極5
4,第2のガラス基板55,偏光フィルム56がこの順
に積層されることにより構成されている。共通電極53
及び画素電極54の対向面にはそれぞれ配向膜(図示せ
ず)が形成されており、これらの配向膜間に液晶65が
挟持されている。画素電極54は、複数のゲート線59
と複数のソース線60との各交点に形成されたスイッチ
ング素子であるTFT58に対応して、複数設けられて
いる。表示駆動制御装置57は、ゲートドライバ及びソ
ースドライバ等を備えており、ゲートドライバ及びソー
スドライバから各ゲート線59及び各ソース線60に電
圧信号を選択的に供給することができる。ゲート線59
に電圧信号を供給することにより、このゲート線59に
接続されたTFT58をスイッチングすることができ、
オン状態のTFT58を介してソース線60から画素電
極54に電圧を印加することにより、液晶65を駆動す
ることができる。なお、共通電極53は第2のガラス基
板54側に形成されるのではなく、第1のガラス基板5
2側に形成されているような構成であってもよい。した
がって、例えばIPS(In-Plane-Switching)モードの
液晶表示装置と同様の構成であってもよい。
【0005】バックライト63は、導光及び光拡散板6
31とLEDアレイ632とを備えており、偏光フィル
ム56の背面側(図の下側)に配置されている。LED
アレイ632は、図14に斜投影図で示すように、導光
及び光拡散板631との対向面に、R(赤)、G
(緑)、B(青)の各色を発光する発光ダイオード(L
ED)がこの順で繰り返し配置されており、各LEDか
らの光が導光及び光拡散板631の上面側に拡散する。
RGBの各LEDは、照明駆動制御装置64により所定
の周期で時分割発光するように制御される。
【0006】このように構成された液晶表示装置は、照
明駆動制御装置64によりバックライト63の各LED
を順次発光させ、これと同期して表示駆動制御装置57
によりTFT58をスイッチングさせることにより、所
望の表示を行うことができる。この動作の一例を、図1
5に示すタイミングチャートに基づいて説明する。
【0007】図15(a)に示すように、1つのフィー
ルド期間を3つのサブフィールド期間に分割し、各TF
Tをそれぞれスイッチングして各画素電極に電圧を印加
することにより、各画素電極と対向電極との間に挟まれ
た液晶を駆動する(以下、このようにして液晶を駆動さ
せることを「書き込み」という)。そして、図15
(b)に示すように、第1のサブフィールド期間の書き
込み終了後に赤色LEDを発光させる。ついで、図15
(c)に示すように、第2のサブフィールド期間の書き
込み終了後に緑色LEDを発光させ、図15(d)に示
すように、第3のサブフィールド期間の書き込み終了後
に、青色LEDを発光させる。こうして、各フィールド
期間毎にRGBの発光を繰り返す。これが時分割発光で
ある。フィールド期間は、通常は16.7ms(1/6
0sec)である。
【0008】このようなフィールドシーケンシャル方式
によれば、カラーフィルタを使用する従来の方式に比べ
てバックライトの実効透過率が向上し、バックライトの
消費電力を1/3〜1/4に低減することができる。但
し、各色LEDの発光輝度がそれぞれ異なるため、表示
色の色度調整が必要となる。そこで、前記公報において
は、各色の発光時間を異ならせることにより、表示色の
色度調整を行う方法が開示されている。
【0009】ところが、従来においては各色の発光時間
を調整する方法が明らかでなかったため、専ら経験則や
試行錯誤に頼らざるを得ず、良好な白表示を得ることが
困難であった。例えば、従来は赤色LEDの発光輝度が
緑色及び青色LEDの発光輝度に比べて低いと考えられ
ていたので、前記公報には、赤の発光時間(8.33m
s)を緑及び青の発光時間(4.17ms)よりも長く
することにより白表示を行うことが示されている。しか
し、実際に各色LEDをこのような発光時間で発光させ
ても所望の色度調整を行い難く、各色LEDの発光時間
をどのように設定するかについて、更に改良の余地があ
った。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題を解決するためになされたものであって、表示色の
色度調整を良好に行うことができる液晶表示装置及びそ
の製造方法、並びに照明装置の駆動制御方法を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、第
1の基板、第2の基板、前記第1の基板と前記第2の基
板との間に挟まれた液晶、前記第2の基板上にマトリク
ス状に配置された複数の画素電極、前記第1の基板また
は第2の基板のいずれか一方の基板に配置された対向電
極、及び、該各画素電極にそれぞれ接続された複数のス
イッチング素子を有する液晶表示パネルと、前記各スイ
ッチング素子をそれぞれスイッチングして前記各画素電
極に電圧を印加することにより、前記各画素電極と前記
対向電極との間に挟まれた液晶を駆動する表示駆動制御
手段と、 赤、緑及び青の各色光をそれぞれ発光するL
EDを有し、前記各色光を前記液晶表示パネルに向けて
照射する照明手段と、前記各スイッチング素子のスイッ
チングに同期して、各色の前記LEDを時分割発光させ
る照明駆動制御手段とを備え、各色の前記LEDはそれ
ぞれ所定のデューティ比でパルス状に発光し、各色の前
記LEDのデューティ比がいずれも50%以下であっ
て、赤色を発光するLEDの発光時間が、緑色及び青色
を発光するLEDの発光時間のいずれよりも短い時間に
設定されている液晶表示装置により達成される。
【0012】この液晶表示装置において、赤の前記発光
時間は、緑及び青の前記発光時間のいずれに対しても約
1/3以下であることが好ましい。
【0013】また、前記照明駆動制御手段は、1フィー
ルド期間における発光時間を各色光毎に記憶する記憶手
段を有することが好ましく、前記発光時間に基づいて各
色の前記LEDをそれぞれ発光させることが好ましい。
【0014】また、赤の前記LEDがGaAlAsから
なる半導体材料により形成されていることが好ましく、
緑及び青の前記LEDがGaNからなる半導体材料によ
り形成されていることが好ましい。
【0015】また、前記フィールド期間を前記各色光の
数で分割した各サブフィールド期間において、前記画素
電極への書き込み終了後に、各色の前記LEDのうち少
なくとも1色のLEDが発光し始めることが好ましい。
【0016】また、本発明の前記目的は、第1の基板、
第2の基板、前記第1の基板と前記第2の基板との間に
挟まれた液晶、前記第2の基板上にマトリクス状に配置
された複数の画素電極、前記第1の基板または第2の基
板のいずれか一方の基板に配置された対向電極、及び、
該各画素電極にそれぞれ接続された複数のスイッチング
素子を有する液晶表示パネルと、前記各スイッチング素
子をそれぞれスイッチングして前記各画素電極に電圧を
印加することにより、前記各画素電極と前記対向電極と
の間に挟まれた液晶を駆動する表示駆動制御手段と、
赤、緑及び青の各色光をそれぞれ発光するLEDを有
し、前記各色光を前記液晶表示パネルに向けて照射する
照明手段と、前記各スイッチング素子のスイッチングに
同期して、各色の前記LEDを時分割発光させる照明駆
動制御手段とを備え、前記照明駆動制御手段は、1フィ
ールド期間における発光時間を各色光毎に記憶する記憶
手段を有し、前記発光時間に基づいて各色の前記LED
をそれぞれ発光させ、赤色を発光するLEDの発光時間
が、緑色及び青色を発光するLEDの発光時間のいずれ
よりも短い時間に設定されている液晶表示装置の製造方
法であって、赤、緑及び青の前記LEDを、それぞれ同
じ所定時間だけ最大電力で時分割発光させるステップ
と、前記時分割発光による色度を測定するステップと、
前記測定された色度に基づいて発光効率が最も低い低効
率色を決定するステップと、前記所定時間を前記低効率
色の発光時間として定めると共に、前記低効率色以外の
2色については前記所定時間を低減するように前記2色
の発光時間を定めるステップと、前記低効率色の発光時
間および前記2色の発光時間を前記記憶手段に格納する
ステップとを備える液晶表示装置の製造方法により達成
される。
【0017】この液晶表示装置の製造方法において、前
記低効率色を決定するステップは、各色の前記LEDを
単独で発光させた時の各単独色度と、前記時分割発光さ
せた時の合成色度とを比較して、色度図上で前記合成色
度の色度点からの距離が最も長い前記単独色度の色度点
に対応する色が低効率色であると決定するステップを含
むことができる。
【0018】また、前記発光時間を定めるステップは、
良好な白表示を得るための標準色度と、前記時分割発光
させた時の合成色度とを比較して、色度図上における前
記標準色度の色度点と前記合成色度の色度点との位置関
係から、前記低効率色以外の2色について前記発光時間
を定めるステップを含むことができる。
【0019】また、本発明の前記目的は、赤、緑及び青
の各色光をそれぞれ発光するLEDを備えた照明装置の
駆動を制御する方法であって、各色の前記LEDを、そ
れぞれ同じ所定時間だけ最大電力で時分割発光させるス
テップと、前記時分割発光による色度を測定するステッ
プと、前記測定された色度に基づいて発光効率が最も低
い低効率色を決定するステップと、 前記低効率色のL
EDについては最大電力で発光させると共に、前記低効
率色以外の2色のLEDについては電力を低減して発光
させるステップとを備える照明装置の駆動制御方法によ
り達成される。
【0020】この照明装置の駆動制御方法において、前
記LEDを発光させるステップは、前記所定時間を前記
低効率色の発光時間として定めると共に、前記低効率色
以外の2色については前記所定時間を低減するように当
該2色の発光時間を定めるステップと、各色の前記LE
Dを1フィールド期間において前記発光時間だけそれぞ
れ時分割発光させるステップとを含むことが好ましい。
【0021】また、本発明の前記目的は、第1の基板、
第2の基板、前記第1の基板と前記第2の基板との間に
挟まれた液晶、前記第2の基板上にマトリクス状に配置
された複数の画素電極、前記第1の基板または第2の基
板のいずれか一方の基板に配置された対向電極、及び、
該各画素電極にそれぞれ接続された複数のスイッチング
素子を有する液晶表示パネルと、前記各スイッチング素
子をそれぞれスイッチングして前記各画素電極に電圧を
印加することにより、前記各画素電極と前記対向電極と
の間に挟まれた液晶を駆動する表示駆動制御手段と、
赤、緑及び青の各色光をそれぞれ発光するLEDを有
し、前記各色光を前記液晶表示パネルに向けて照射する
照明手段と、前記スイッチング素子のスイッチングに同
期して、各色の前記LEDを時分割発光させる照明駆動
制御手段とを備え、前記照明駆動制御手段は、各色の前
記LEDに流れる電流値を個別に制御可能な発光制御ス
イッチを有しており、 前記発光制御スイッチにおいて
は、制御端子への所定電圧の印加によりそれぞれ固有の
抵抗値を示す複数の抵抗調節素子が並列に接続されてい
る液晶表示装置によっても達成される。
【0022】この液晶表示装置において、前記照明駆動
制御手段は、前記制御端子に所定電圧を印加する1又は
複数の前記抵抗調節素子を特定するための制御コードを
各色光毎に記憶する記憶手段を更に備えることが好まし
く、前記制御コードに基づく電流値により各色の前記L
EDを発光させることが好ましい。
【0023】また、前記発光制御スイッチにおいては、
各色光毎に予め選択された1又は複数の前記抵抗調節素
子への導通路が物理的に切断されていても良く、この場
合、前記照明駆動制御手段は、全ての前記抵抗調節素子
の前記制御端子に所定電圧を印加することができる。
【0024】また、複数の前記抵抗調節素子の各抵抗値
は、最も低い抵抗値を基準とする相対比がそれぞれ2の
べき乗となるように設定されていることが好ましい。
【0025】また、前記照明駆動制御手段は、赤色の前
記LEDに流れる電流が最も少なくなるように制御する
ことが好ましい。
【0026】また、本発明の前記目的は、第1の基板、
第2の基板、前記第1の基板と前記第2の基板との間に
挟まれた液晶、前記第2の基板上にマトリクス状に配置
された複数の画素電極、前記第1の基板または第2の基
板のいずれか一方の基板に配置された対向電極、及び、
該各画素電極にそれぞれ接続された複数のスイッチング
素子を有する液晶表示パネルと、前記各スイッチング素
子をそれぞれスイッチングして前記各画素電極に電圧を
印加することにより、前記各画素電極と前記対向電極と
の間に挟まれた液晶を駆動する表示駆動制御手段と、
赤、緑及び青の各色光をそれぞれ発光するLEDを有
し、前記各色光を前記液晶表示パネルに向けて照射する
照明手段と、前記スイッチング素子のスイッチングに同
期して、各色の前記LEDを時分割発光させる照明駆動
制御手段とを備え、前記照明駆動制御手段は、各色の前
記LEDに流れる電流値を個別に制御可能な発光制御ス
イッチを有しており、前記発光制御スイッチにおいて
は、制御端子への所定電圧の印加によりそれぞれ固有の
抵抗値を示す複数の抵抗調節素子が並列に接続されてお
り、前記照明駆動制御手段は、前記制御端子に所定電圧
を印加する1又は複数の前記抵抗調節素子を特定するた
めの制御コードを各色光毎に記憶する記憶手段を更に備
えている液晶表示装置の製造方法であって、赤、緑、及
び青の前記LEDを、それぞれ同じ所定時間だけ最大電
力で時分割発光させるように、全ての前記抵抗調節素子
の前記制御端子に所定電圧を印加するステップと、前記
時分割発光による色度を測定するステップと、前記測定
された色度に基づいて、赤、緑及び青のうち発光効率が
最も低い低効率色を決定するステップと、全ての前記抵
抗調節素子の前記制御端子に所定電圧を印加する制御コ
ードを前記低効率色の制御コードとして定めると共に、
前記低効率色以外の2色については前記LEDに流れる
電流を低減するように前記2色の制御コードを定めるス
テップと、前記前記低効率色の制御コードおよび前記2
色の制御コードを前記記憶手段に格納するステップとを
備える液晶表示装置の製造方法によっても達成される。
【0027】この液晶表示装置の製造方法において、前
記低効率色を決定するステップは、赤、緑及び青の前記
各色LEDを単独で発光させた時の各単独色度と、前記
時分割発光させた時の合成色度とを比較して、色度図上
で前記合成色度からの距離が最も長い前記単独色度に対
応する色が低効率色であると決定するステップを含むこ
とができる。
【0028】また、前記制御コードを定めるステップ
は、良好な白表示を得るための標準色度と、前記時分割
発光させた時の合成色度とを比較して、色度図上におけ
る前記標準色度と前記合成色度との位置関係から、前記
低効率色以外の2色について前記制御コードを定めるス
テップを含むことができる。
【0029】また、本発明の前記目的は、第1の基板、
第2の基板、前記第1の基板と前記第2の基板との間に
挟まれた液晶、前記第2の基板上にマトリクス状に配置
された複数の画素電極、前記第1の基板または第2の基
板のいずれか一方の基板に配置された対向電極、及び、
該各画素電極にそれぞれ接続された複数のスイッチング
素子を有する液晶表示パネルと、前記各スイッチング素
子をそれぞれスイッチングして前記各画素電極に電圧を
印加することにより、前記各画素電極と前記対向電極と
の間に挟まれた液晶を駆動する表示駆動制御手段と、
赤、緑及び青の各色光をそれぞれ発光するLEDを有
し、前記各色光を前記液晶表示パネルに向けて照射する
照明手段と、前記各スイッチング素子のスイッチングに
同期して、各色の前記LEDを時分割発光させる照明駆
動制御手段とを備え、前記照明駆動制御手段は、一次側
に入力された発光制御信号に基づいて二次側に各色の前
記LEDの駆動電圧を生じさせるスイッチングトランス
を備えており、前記スイッチングトランスは一次側及び
二次側にそれぞれ一次巻線及び二次巻線を備え、前記二
次巻線は巻線の途中に出力タップを備えており、各色の
前記LEDの少なくともいずれかが前記二次巻線の端部
に接続され、残りのいずれかが前記出力タップに接続さ
れている液晶表示装置によっても達成される。
【0030】この液晶表示装置において、前記出力タッ
プに接続されている前記LEDは、赤色LEDであるこ
とが好ましい。
【0031】また、本発明の前記目的は、第1の基板、
第2の基板、前記第1の基板と前記第2の基板との間に
挟まれた液晶、前記第2の基板上にマトリクス状に配置
された複数の画素電極、前記第1の基板または第2の基
板のいずれか一方の基板に配置された対向電極、及び、
該各画素電極にそれぞれ接続された複数のスイッチング
素子を有する液晶表示パネルと、前記各スイッチング素
子をそれぞれスイッチングして前記各画素電極に電圧を
印加することにより、前記各画素電極と前記対向電極と
の間に挟まれた液晶を駆動する表示駆動制御手段と、
赤、緑及び青の各色光をそれぞれ発光するLEDを有
し、前記各色光を前記液晶表示パネルに向けて照射する
照明手段と、前記各スイッチング素子のスイッチングに
同期して、各色の前記LEDを時分割発光させる照明駆
動制御手段とを備え、前記照明駆動制御手段は、所望の
パルス幅からなるパルス信号を発生させるパルス発生
器、及び、一次側に入力された前記パルス信号に基づい
て二次側に前記各色LEDの駆動電圧を生じさせるスイ
ッチングトランスを備えており、前記各色LED毎に前
記パルス信号のパルス幅を調節する液晶表示装置によっ
ても達成される。
【0032】この液晶表示装置において、前記パルス幅
の調節は、赤色の前記LEDに印加される駆動電圧が最
も低くなるように行われることが好ましい。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を適宜参照しながら説明する。
【0034】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態に係るフィールドシーケンシャル方式の液晶
表示装置における照明駆動制御装置の回路図である。本
実施形態及び以下の実施形態において、照明駆動制御装
置以外の構成については上述した従来の構成と同様であ
るため、説明を省略する。
【0035】図1に示すように、照明駆動制御装置は、
一次側及び二次側にそれぞれ一次巻線及び二次巻線を有
するスイッチングトランジスタ12を備えている。スイ
ッチングトランス12の一次側には、パルス発生器2,
ANDゲート4,ORゲート6,スイッチングトランジ
スタ8及び直流電源10が設けられ、スイッチングトラ
ンス12の二次側には、整流ダイオード14,RGBの
各色LED16a,16b,16c,発光制御トランジ
スタ18a,18b,18c及び可変抵抗器20a,2
0b,20cが設けられている。
【0036】パルス発生器2は、周波数が30kHz〜
100kHz程度のパルス信号PsigをANDゲート4
に入力する。このANDゲート4には、信号供給装置5
から供給されるRGBの発光制御信号Rsig、Gsig、B
sigが、これらのOR論理を取るORゲート6を介して
入力される。発光制御信号Rsig、Gsig、Bsigはパル
ス信号であり、それぞれのパルス幅(即ち、発光時間)
に関する発光時間情報がEEPROM(Electrically E
rasable Programmable Read-Only Memory)などの記憶
装置7に予め格納されている。
【0037】スイッチングトランジスタ8は、発光制御
信号Rsig、Gsig、Bsigのいずれかとパルス信号Ps
とのAND論理結果に基づく信号がゲートに入力される
ことにより、スイッチングを行う。このスイッチングに
応じて、直流電源10によりスイッチングトランス12
の一次側に電流が流れる。
【0038】スイッチングトランス12の二次側におけ
る二次巻線の端部には、整流ダイオード14を介してバ
ックライトのRGBの各色LED16a〜16cが並列
に接続されている。整流ダイオード14と各色LED1
6a〜16cのと間には、それぞれ発光制御トランジス
タ18a〜18c及び可変抵抗器20a〜20cが配置
されている。発光制御トランジスタ18a〜18cのゲ
ートには、それぞれ対応する発光制御信号Rsig、Gsi
g、Bsigが入力される。尚、図1においては、各色LE
D16a〜16cをそれぞれ1つのみ示しているが、実
際にはそれぞれ複数個設置される。
【0039】このように構成された照明駆動制御装置に
よれば、信号供給装置5からの発光制御信号Rsig、Gs
ig、Bsigの入力に基づいて、対応する各色LED16
a〜16cが発光する。発光制御信号Rsig、Gsig、B
sigは、発光制御トランジスタ18a〜18cのゲート
だけでなく、ORゲート6を介してANDゲート4に入
力されるので、発光制御信号Rsig、Gsig、Bsigの入
力期間中のみスイッチングトランジスタ8がオン状態に
なる。したがって、各色LED16a〜16cが発光し
ない画素電極への書き込み期間中は、スイッチングトラ
ンス12の二次側に電流が流れるのを防ぐことができ、
省電力化を図ることができる。図2にタイミングチャー
トで示すように、スイッチングトランジスタ8に入力さ
れる信号(Tr−Gate)は、本実施形態においては
パルス信号となる。
【0040】発光制御信号Rsig、Gsig、Bsigのパル
ス幅は、記憶装置7に格納された発光時間情報を変更す
ることにより容易に調整することができ、これによって
各色LEDの発光時間を所望の値に設定することができ
る。
【0041】上述したように、フィールドシーケンシャ
ル方式の液晶表示装置においては、各色の発光時間を異
ならせることにより、表示色の色度調整を行うことがで
きる。従来は青色LEDの発光効率が最も高いと考えら
れていたため、色度調整を行うために青色LEDの発光
時間を短くする設定が行われていた。
【0042】ところが、本発明者らは、バックライトの
各色LEDの発光時間を設定するにあたって、フィール
ドシーケンシャル方式に特有の問題が生じることを実験
により見出した。即ち、バックライトの各色LEDは常
時発光するのではなく、1フィールドを各色LEDの数
で分割したサブフィールド毎に所定のデューティ比でパ
ルス状に発光する。したがって、デューティ比が100
%である状態(常時通電状態)における各色LEDの絶
対輝度だけではなく、デューティ比が各色LEDの輝度
に与える影響を調べる必要がある。
【0043】そこで、R、G、Bの各色LEDについ
て、デューティ比をパラメータとした相対電力と相対輝
度との関係を測定した。その結果を図3〜図5に示す。
尚、図3は赤色LEDの測定結果であり、図4は緑色L
EDの測定結果であり、図5は青色LEDの測定結果で
ある。相対輝度及び相対電力は、デューティ比が100
%である状態を基準としている。また、半導体材料とし
ては、赤色LEDはGaAlAs(ガリウム・アルミニ
ウム・ヒ素)を使用し、緑色及び青色LEDはGaN
(窒化ガリウム)を使用した。
【0044】図3〜図5に示すように、赤色LEDにつ
いては、デューティ比が100%である場合と比較し
て、デューティ比が10%である状態においても相対輝
度の低下がほとんど見られない。これに対し、緑色LE
D及び青色LEDについては、デューティ比が低くなる
と(デューティ比が100%である状態→デューティ比
が10%である状態)、相対輝度が顕著に低下するとい
う知見を本発明者らは見いだした。
【0045】したがって、RGBの各色LEDをパルス
発光させるフィールドシーケンシャル方式においては、
デューティ比が50%以下であるような低デューティ比
においても輝度低下の少ない赤色LEDの発光時間を最
も短くすることにより、高発光効率を得られることが明
らかになった。
【0046】なお、上記デューティ比は、10%以上で
あることが好ましい。なぜなら、デューティ比が10%
未満であると当該LEDの発光時間が著しく小さくな
り、画像を形成することが困難になる場合があるからで
ある。従って、本発明において好適な上記デューティ比
は、10%以上50%以下である。
【0047】図1に示す照明駆動制御装置において、各
色LED16a,16b,16cの数を同じにして、各
LED1個あたりの電流値を100mAとしたところ、
各発光制御信号Rsig、Gsig、Bsigのパルス幅の比
(=発光時間の比)が約1:3:3の場合に色温度が約
6500度となり、良好な白表示を実現することができ
た。このパルス幅の最適比は、各色LED16a,16
b,16cの輝度や上記電流値によって変化し、より高
輝度又は高電流値になると、赤色の発光制御信号Rsig
のパルス幅に対する緑色及び青色の発光制御信号Gsi
g,Bsigのパルス幅の比がより大きくなる傾向にあっ
た。
【0048】次に、良好な色度調整を行う上で、RGB
の各色LEDの発光時間を具体的に決定する方法につい
て説明する。本発明者らの測定によれば、LEDの輝度
は、同一色で同一電流の条件の下においても、±40%
の範囲でばらつきを生じることがあった。このため、各
色LEDの発光時間を画一的に決定することは困難であ
り、製品毎に効率良く決定する必要がある。この方法
を、図6に示すフローチャートに従って説明する。
【0049】まず、RGBの各色LEDを、それぞれ同
じ所定時間だけ最大電力で時分割発光させる(ステップ
S1)。所定時間は、例えば、各サブフィールド期間の
書き込み終了後における最大時間とすることができ、こ
れによって、各色LEDを最大輝度で発光させることが
できる。
【0050】ついで、この時分割発光による色度を色度
計(Color Meter)を用いて測定する(ステップS
2)。そして、この測定結果に基づいて、消費電力に対
する発光効率が最も低い低効率色を判別する(ステップ
S3)。即ち、図7に示す色度図において、最大電力で
発光させたRGBの各色を合成した合成色度点Cと、R
GBの各LEDをそれぞれ単独で発光させた時の単独色
度点R,G,Bとの間の距離をそれぞれ算出し、これら
の距離が最も長い単独色度点に対応する色を低効率色で
あると決定する。図7においては、合成色度点Cと単独
色度点Bとの間の距離が最も長いので、低効率色は青と
なる。
【0051】次に、低効率色以外の2色の電力を低減す
る(ステップS4)。即ち、図7において、測定した合
成色度点Cと、色温度が6500度の標準色度点Sとの
距離に基づいて、赤及び緑の色度点の移動距離をそれぞ
れ算出し、予めEEPROMなどの記憶装置に格納され
ている移動距離と発光時間との関係に基づいて、赤及び
緑のLEDの発光時間を決定する。一般的には、移動距
離が長くなるほど発光時間を短くする必要がある。尚、
移動距離と発光時間との関係を定めるにあたっては、上
述したように、青又は緑のLEDについては、発光時間
が短くなると相対輝度が顕著に低下する場合があること
を考慮することが好ましい。なお、標準色度点Sについ
ては、色温度が6500度以外の点とすることも可能で
ある。
【0052】こうして決定されたRGBの各発光時間に
より各色LEDを再び発光させ、色度を測定する(ステ
ップS5)。そして、新たに測定した合成色度点と標準
色度点Sとのずれが許容範囲内でなければ、上述したス
テップS4以降を繰り返し、各色LEDの発光時間を最
終的に決定して、EEPROMなどの記憶装置に格納す
る(ステップS6)。このような方法により、LEDの
発光効率にばらつきを生じる場合であっても、各色LE
Dを可能な限り高輝度に維持しつつ、良好な色度調整が
可能になる。
【0053】(第2の実施形態)図8は、本発明の第2
の実施形態に係るフィールドシーケンシャル方式の液晶
表示装置における照明駆動制御装置の回路図である。同
図に示す照明駆動制御装置は、図1に示す第1の実施形
態の照明駆動制御装置において、発光制御トランジスタ
18a〜18c及び可変抵抗器20a〜20cを設ける
代わりに、整流ダイオード14と各色LED16a,1
6b,16cとの間にそれぞれ発光制御スイッチ24
a,24b,24cを設けて構成している。その他の構
成要素については第1の実施形態と同様であるため、同
じ構成要素に同一の符号を付して説明を省略する。
【0054】発光制御スイッチ24a〜24cの詳細構
造を図9に示す。尚、図9は、発光制御スイッチ24a
について示しているが、発光制御スイッチ24b,24
cについても同様である。
【0055】図9に示すように、発光制御スイッチ24
aにおいては、抵抗調整素子としての3つのトランジス
タ241,242,243が並列に接続されており、オ
ン抵抗の相対値がそれぞれ約4:2:1となるように設
定されている。各トランジスタ241,242,243
の制御端子T0,T1,T2には、EEPROMなどの
記憶装置に予め格納された制御コードに基づいて電圧が
印加される。
【0056】制御コードは、電圧を印加する制御端子T
0,T1,T2を表すコードであり、発光制御スイッチ
24a〜24c毎に個別に決定されている。以下、説明
を容易にするため、3つのLED16a〜16cのう
ち、最も発光効率が高いLEDが16aであり、LED
16b、16cは、LED16aよりも発光効率が低い
と仮定する。発光効率が高いLED16aに接続された
発光制御スイッチ24aは、制御端子T0にのみ電圧を
印加する制御コードとすることにより、オン抵抗が最も
高いトランジスタ241のみをオン状態にして、他のト
ランジスタ242,243はオフ状態のままにしてお
く。一方、発光効率が低いLED16b〜16cに接続
された発光制御スイッチ24b〜24cは、全ての制御
端子T0〜T2に電圧を印加する制御コードとすること
により、全てのトランジスタ241〜243をオン状態
する。
【0057】このような制御により、LED16a〜1
6cの発光効率に応じて抵抗値を変化させて、各LED
16a〜16cの電流値を調整することができるので、
色度調整を良好に行うことができる。
【0058】次に、良好な色度調整を行う上で、制御コ
ードを具体的に決定する方法について説明する。基本的
な流れは第1の実施形態と同様であるので、図6に示す
フローチャートに従って説明する。
【0059】まず、RGBの各色LEDを同じ所定時間
だけ最大電力で時分割発光させる(ステップS1)。即
ち、全ての発光制御スイッチ24a〜24cについて、
制御端子T0〜T2の全てに電圧を印加することによ
り、各トランジスタ241〜243をオン状態にする。
所定時間については、第1の実施形態と同様、各サブフ
ィールド期間の書き込み終了後における最大時間とする
ことができる。
【0060】ついで、この場合の色度を色度計(Color
Meter)を用いて測定する(ステップS2)。そして、
この測定結果に基づいて、消費電力に対する発光効率が
最も低い低効率色を判別する(ステップS3)。この判
別方法は、第1の実施形態と同様であり、図7に示すよ
うに青色LED16cの発光効率が最も低い場合には、
この青色LED16cに対応する発光制御スイッチ24
cについて、全ての制御端子T0〜T2に電圧を印加す
る制御コードとする。
【0061】次に、低効率色以外の2色の電力を低減す
る(ステップS4)。即ち、図7において、合成色度点
Cと、色温度が6500度の標準色度点Sとの距離に基
づいて、赤及び緑の色度点の移動距離をそれぞれ算出
し、予めEEPROMなどの記憶装置に格納されている
移動距離と制御コードとの関係に基づいて、赤及び緑に
ついての制御コードを決定する。一般的には、移動距離
が長くなるほどLEDの電流値が小さくなるように制御
コードを定めれば良い。
【0062】こうして決定されたRGBの制御コードに
基づいて各色LEDを再び発光させ、色度を測定する
(ステップS5)。そして、新たに測定した合成色度点
と標準色度点Sとのずれが許容範囲内でなければ、上述
したステップS4以降を繰り返し、制御コードを最終的
に決定して、EEPROMなどの記憶装置に格納する
(ステップS6)。このような方法により、LEDの発
光効率にばらつきを生じる場合であっても、各色LED
を可能な限り高輝度に維持しつつ、良好な色度調整が可
能になる。
【0063】本実施形態においては、制御コードを記憶
手段に格納するようにしているが、この代わりに、制御
コードに基づいてオフ状態となるトランジスタ241〜
243のドレイン側又はソース側を予めレーザカットな
どにより切断して、全ての制御端子T0〜T2をオン状
態にしても良い。この場合には、制御コードを記憶する
ことなく、本実施形態と同様の効果を得ることができ
る。
【0064】また、発光制御スイッチ24a〜24cが
備えるトランジスタの数は、本実施形態においては3つ
としているが、複数であれば特に限定されない。各トラ
ンジスタのオン抵抗の相対値はそれぞれ異なる値である
ことが好ましい。例えば、1:2:4:8:…のよう
に、最も低い抵抗値を基準とする相対比が2のべき乗と
なるようにトランジスタサイズ(一般にはゲート幅)を
定めることで、広範囲の色度調整をきめ細かく行うこと
ができる。
【0065】(第3の実施形態)図10は、本発明の第
3の実施形態に係るフィールドシーケンシャル方式の液
晶表示装置における照明駆動制御装置の回路図である。
図1に示す第1の実施形態においては、スイッチングト
ランス12の二次巻線に接続された整流ダイオード14
の下流側を分岐させて各色LED16a,16b,16
cに接続している。これに対し、本実施形態において
は、整流ダイオード14の下流側から分岐させる代わり
に、スイッチングトランス12の二次巻線の途中からタ
ップ121を引き出して、発光制御ダイオード18a及
び可変抵抗器20aを介して赤色LED16aに接続し
ている。タップ121と発光制御ダイオード18aとの
間には、新たに整流ダイオード141を設けている。そ
の他の構成要素については第1の実施形態と同様である
ため、同じ構成要素に同一の符号を付して詳細な説明を
省略する。
【0066】このような制御回路によれば、赤色LED
16aに印加される電圧が、緑色及び青色LED16
b,16cに印加される電圧に比べて低くなる。第1の
実施形態において説明したように、各色LEDをパルス
発光させるフィールドシーケンシャル方式においては、
低いデューティ比における赤色LEDの輝度低下が緑色
及び青色LEDの輝度低下に比べて少ないので、赤色L
ED16aに印加する電圧のみを低電圧とすることによ
り、良好な白表示を得ることができる。表示色の色度調
整を行うための赤色LED16aに印加する電圧の調整
は、タップ121を予め複数設けておき、タップ121
の位置を適宜変えることにより行うことができるので、
可変抵抗器20aによる調整は不要である。したがっ
て、可変抵抗器20a〜20cの抵抗値を低くして電力
損失を少なくすることができる。
【0067】(第4の実施形態)図11は、本発明の第
4の実施形態に係るフィールドシーケンシャル方式の液
晶表示装置における照明駆動制御装置の回路図である。
本実施形態においては、パルス幅を調整可能なパルス発
生器21を直接スイッチングトランジスタ8のゲートに
接続している。このパルス発生器21には、パルス信号
のデューティ比を記憶する記憶手段7が接続されてい
る。その他の構成要素については第1の実施形態と同様
であるため、同じ構成要素に同一の符号を付して詳細な
説明を省略する。
【0068】このような構成によれば、パルス発生器2
1により発生させるパルス信号のデューティ比をRGB
のそれぞれに対して設定して、パルス発生器21に接続
されたEEPROMなどの記憶装置7に予め格納してお
くことにより、各色LED16a〜16cの駆動電圧を
調整することができる。例えば、図12にタイミングチ
ャートで示すように、赤色LED16aの発光時は、パ
ルス信号の正側の時間を長くして、スイッチングトラン
ス12の二次側に発生する正電圧を低くする。一方、緑
色LED16bの発光時は、パルス信号の負側の時間を
長くして、スイッチングトランス12の二次側に発生す
る正電圧を高くする。このような制御により、表示色の
色度調整を良好に行うことができる。尚、スイッチング
トランス12の極性が変わると上記パルス信号と発生電
圧との関係が逆になることは言うまでもない。
【0069】(その他の実施形態)以上、本発明の各実
施形態について詳述したが、本発明の具体的な態様は上
記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記各
実施形態においては、バックライトの制御回路について
説明しているが、反射型の液晶表示装置と組み合わされ
るフロントライトの制御回路であっても、同様の構成と
することができる。
【0070】また、液晶材料としては、強誘電性液晶、
反強誘電性液晶などが好ましいが、特に限定されるもの
ではない。これらの液晶材料のうち、特に、OCB(Op
tically self−Compensated Birefringence)モードが
好適である。OCBモードは、液晶分子を上下基板で同
方向に配向させておき(スプレイ状態)、DC電圧を印
加することによりパネル中央の液晶分子の配列を曲がっ
た状態にして(ベンド状態)、駆動させる方式であり、
高速応答性を有している。
【0071】フィールドシーケンシャル方式の液晶表示
装置は、液晶の応答速度が速いことが要求される。即
ち、図15(a)などに示す書き込み期間は、実際には
画像データの実書き込み時間と液晶の応答時間との合計
であるため、液晶の応答が遅いと必然的に発光時間が少
なくなり、輝度低下を生じることになる。このため、応
答速度は1〜2ms以内が望ましいが、OCBモードで
はこのような高速応答を実現することができ、フィール
ドシーケンシャル方式と極めて相性が良い。
【0072】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の液晶表示装置及びその製造方法、並びに照明装置の駆
動制御方法によれば、表示色の色度調整を良好に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置
における照明駆動制御装置の回路図である。
【図2】 図1の照明駆動制御装置の作動を示すタイミ
ングチャートである。
【図3】 赤色LEDの相対電力と相対輝度との関係を
示す図である。
【図4】 緑色LEDの相対電力と相対輝度との関係を
示す図である。
【図5】 青色LEDの相対電力と相対輝度との関係を
示す図である。
【図6】 各色LEDの発光時間の決定方法を示すフロ
ーチャートである。
【図7】 各色LEDによる表示色を説明するための色
度図である。
【図8】 本発明の第2の実施形態に係る液晶表示装置
における照明駆動制御装置の回路図である。
【図9】 図8の照明駆動制御装置における発光制御ス
イッチの詳細構造を示す図である。
【図10】 本発明の第3の実施形態に係る液晶表示装
置における照明駆動制御装置の回路図である。
【図11】 本発明の第4の実施形態に係る液晶表示装
置における照明駆動制御装置の回路図である。
【図12】 図11の照明駆動制御装置の作動を示すタ
イミングチャートである。
【図13】 従来の液晶表示装置の構成を示す斜投影図
である。
【図14】 図13の液晶表示装置におけるLEDアレ
イの構成を示す斜投影図である。
【図15】 図13の照明駆動制御装置の作動を示すタ
イミングチャートである。
【符号の説明】
2,21 パルス発生器 4 ANDゲート 5 信号供給装置 6 ORゲート 7 記憶装置 8 スイッチングトランジスタ 10 直流電源 12 スイッチングトランス 121 タップ 14,141 整流ダイオード 16a〜16c LED 18a〜18c 発光制御トランジスタ 20a〜20c 可変抵抗器 24a〜24c 発光制御スイッチ 241,242,243 トランジスタ 50 液晶表示パネル 57 表示駆動制御装置 63 バックライト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H093 NA16 NA65 NC16 NC34 NC44 NC59 ND24 NE06 5C006 AA22 AF44 BB29 EA01 FA56

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の基板、第2の基板、前記第1の基
    板と前記第2の基板との間に挟まれた液晶、前記第2の
    基板上にマトリクス状に配置された複数の画素電極、前
    記第1の基板または第2の基板のいずれか一方の基板に
    配置された対向電極、及び、該各画素電極にそれぞれ接
    続された複数のスイッチング素子を有する液晶表示パネ
    ルと、 前記各スイッチング素子をそれぞれスイッチングして前
    記各画素電極に電圧を印加することにより、前記各画素
    電極と前記対向電極との間に挟まれた液晶を駆動する表
    示駆動制御手段と、 赤、緑及び青の各色光をそれぞれ発光するLEDを有
    し、前記各色光を前記液晶表示パネルに向けて照射する
    照明手段と、 前記各スイッチング素子のスイッチングに同期して、各
    色の前記LEDを時分割発光させる照明駆動制御手段と
    を備え、 各色の前記LEDはそれぞれ所定のデューティ比でパル
    ス状に発光し、各色の前記LEDのデューティ比がいず
    れも50%以下であって、 赤色を発光するLEDの発光時間が、緑色及び青色を発
    光するLEDの発光時間のいずれよりも短い時間に設定
    されている、液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 赤の前記発光時間は、緑及び青の前記発
    光時間のいずれに対しても約1/3以下である請求項1
    に記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記照明駆動制御手段は、1フィールド
    期間における発光時間を各色光毎に記憶する記憶手段を
    有し、前記発光時間に基づいて各色の前記LEDをそれ
    ぞれ発光させる、請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 赤の前記LEDがGaAlAsからなる
    半導体材料により形成されており、緑及び青の前記LE
    DがGaNからなる半導体材料により形成されている、
    請求項1に記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記フィールド期間を前記各色光の数で
    分割した各サブフィールド期間において、前記画素電極
    への書き込み終了後に、各色の前記LEDのうち少なく
    とも1色のLEDが発光し始める、請求項1に記載の液
    晶表示装置。
  6. 【請求項6】 第1の基板、第2の基板、前記第1の基
    板と前記第2の基板との間に挟まれた液晶、前記第2の
    基板上にマトリクス状に配置された複数の画素電極、前
    記第1の基板または第2の基板のいずれか一方の基板に
    配置された対向電極、及び、該各画素電極にそれぞれ接
    続された複数のスイッチング素子を有する液晶表示パネ
    ルと、 前記各スイッチング素子をそれぞれスイッチングして前
    記各画素電極に電圧を印加することにより、前記各画素
    電極と前記対向電極との間に挟まれた液晶を駆動する表
    示駆動制御手段と、 赤、緑及び青の各色光をそれぞれ発光するLEDを有
    し、前記各色光を前記液晶表示パネルに向けて照射する
    照明手段と、 前記各スイッチング素子のスイッチングに同期して、各
    色の前記LEDを時分割発光させる照明駆動制御手段と
    を備え、 前記照明駆動制御手段は、1フィールド期間における発
    光時間を各色光毎に記憶する記憶手段を有し、前記発光
    時間に基づいて各色の前記LEDをそれぞれ発光させ、 赤色を発光するLEDの発光時間が、緑色及び青色を発
    光するLEDの発光時間のいずれよりも短い時間に設定
    されている液晶表示装置の製造方法であって、 赤、緑及び青の前記LEDを、それぞれ同じ所定時間だ
    け最大電力で時分割発光させるステップと、 前記時分割発光による色度を測定するステップと、 前記測定された色度に基づいて発光効率が最も低い低効
    率色を決定するステップと、 前記所定時間を前記低効率色の発光時間として定めると
    共に、前記低効率色以外の2色については前記所定時間
    を低減するように前記2色の発光時間を定めるステップ
    と、 前記低効率色の発光時間および前記2色の発光時間を前
    記記憶手段に格納するステップとを備える液晶表示装置
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記低効率色を決定するステップは、各
    色の前記LEDを単独で発光させた時の各単独色度と、
    前記時分割発光させた時の合成色度とを比較して、色度
    図上で前記合成色度の色度点からの距離が最も長い前記
    単独色度の色度点に対応する色が低効率色であると決定
    するステップを含む、請求項6に記載の液晶表示装置の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 前記発光時間を定めるステップは、良好
    な白表示を得るための標準色度と、前記時分割発光させ
    た時の合成色度とを比較して、色度図上における前記標
    準色度の色度点と前記合成色度の色度点との位置関係か
    ら、前記低効率色以外の2色について前記発光時間を定
    めるステップを含む、請求項6に記載の液晶表示装置の
    製造方法。
  9. 【請求項9】 赤、緑及び青の各色光をそれぞれ発光す
    るLEDを備えた照明装置の駆動を制御する方法であっ
    て、 各色の前記LEDを、それぞれ同じ所定時間だけ最大電
    力で時分割発光させるステップと、 前記時分割発光による色度を測定するステップと、 前記測定された色度に基づいて発光効率が最も低い低効
    率色を決定するステップと、 前記低効率色のLEDについては最大電力で発光させる
    と共に、前記低効率色以外の2色のLEDについては電
    力を低減して発光させるステップとを備える照明装置の
    駆動制御方法。
  10. 【請求項10】 前記LEDを発光させるステップは、
    前記所定時間を前記低効率色の発光時間として定めると
    共に、前記低効率色以外の2色については前記所定時間
    を低減するように当該2色の発光時間を定めるステップ
    と、各色の前記LEDを1フィールド期間において前記
    発光時間だけそれぞれ時分割発光させるステップとを含
    む請求項10に記載の照明装置の駆動制御方法。
  11. 【請求項11】 第1の基板、第2の基板、前記第1の
    基板と前記第2の基板との間に挟まれた液晶、前記第2
    の基板上にマトリクス状に配置された複数の画素電極、
    前記第1の基板または第2の基板のいずれか一方の基板
    に配置された対向電極、及び、該各画素電極にそれぞれ
    接続された複数のスイッチング素子を有する液晶表示パ
    ネルと、 前記各スイッチング素子をそれぞれスイッチングして前
    記各画素電極に電圧を印加することにより、前記各画素
    電極と前記対向電極との間に挟まれた液晶を駆動する表
    示駆動制御手段と、 赤、緑及び青の各色光をそれぞれ発光するLEDを有
    し、前記各色光を前記液晶表示パネルに向けて照射する
    照明手段と、 前記スイッチング素子のスイッチングに同期して、各色
    の前記LEDを時分割発光させる照明駆動制御手段とを
    備え、 前記照明駆動制御手段は、各色の前記LEDに流れる電
    流値を個別に制御可能な発光制御スイッチを有してお
    り、 前記発光制御スイッチにおいては、制御端子への所定電
    圧の印加によりそれぞれ固有の抵抗値を示す複数の抵抗
    調節素子が並列に接続されている液晶表示装置。
  12. 【請求項12】 前記照明駆動制御手段は、前記制御端
    子に所定電圧を印加する1又は複数の前記抵抗調節素子
    を特定するための制御コードを各色光毎に記憶する記憶
    手段を更に備え、前記制御コードに基づく電流値により
    各色の前記LEDを発光させる請求項11に記載の液晶
    表示装置。
  13. 【請求項13】 前記発光制御スイッチにおいては、各
    色光毎に予め選択された1又は複数の前記抵抗調節素子
    への導通路が物理的に切断されており、 前記照明駆動制御手段は、全ての前記抵抗調節素子の前
    記制御端子に所定電圧を印加する請求項11に記載の液
    晶表示装置。
  14. 【請求項14】 複数の前記抵抗調節素子の各抵抗値
    は、最も低い抵抗値を基準とする相対比がそれぞれ2の
    べき乗となるように設定されている請求項11に記載の
    液晶表示装置。
  15. 【請求項15】 前記照明駆動制御手段は、赤色の前記
    LEDに流れる電流が最も少なくなるように制御する請
    求項11に記載の液晶表示装置。
  16. 【請求項16】 第1の基板、第2の基板、前記第1の
    基板と前記第2の基板との間に挟まれた液晶、前記第2
    の基板上にマトリクス状に配置された複数の画素電極、
    前記第1の基板または第2の基板のいずれか一方の基板
    に配置された対向電極、及び、該各画素電極にそれぞれ
    接続された複数のスイッチング素子を有する液晶表示パ
    ネルと、 前記各スイッチング素子をそれぞれスイッチングして前
    記各画素電極に電圧を印加することにより、前記各画素
    電極と前記対向電極との間に挟まれた液晶を駆動する表
    示駆動制御手段と、 赤、緑及び青の各色光をそれぞれ発光するLEDを有
    し、前記各色光を前記液晶表示パネルに向けて照射する
    照明手段と、 前記スイッチング素子のスイッチングに同期して、各色
    の前記LEDを時分割発光させる照明駆動制御手段とを
    備え、 前記照明駆動制御手段は、各色の前記LEDに流れる電
    流値を個別に制御可能な発光制御スイッチを有してお
    り、 前記発光制御スイッチにおいては、制御端子への所定電
    圧の印加によりそれぞれ固有の抵抗値を示す複数の抵抗
    調節素子が並列に接続されており、 前記照明駆動制御手段は、前記制御端子に所定電圧を印
    加する1又は複数の前記抵抗調節素子を特定するための
    制御コードを各色光毎に記憶する記憶手段を更に備えて
    いる液晶表示装置の製造方法であって、 赤、緑、及び青の前記LEDを、それぞれ同じ所定時間
    だけ最大電力で時分割発光させるように、全ての前記抵
    抗調節素子の前記制御端子に所定電圧を印加するステッ
    プと、 前記時分割発光による色度を測定するステップと、 前記測定された色度に基づいて、赤、緑及び青のうち発
    光効率が最も低い低効率色を決定するステップと、 全ての前記抵抗調節素子の前記制御端子に所定電圧を印
    加する制御コードを前記低効率色の制御コードとして定
    めると共に、前記低効率色以外の2色については前記L
    EDに流れる電流を低減するように前記2色の制御コー
    ドを定めるステップと、 前記前記低効率色の制御コードおよび前記2色の制御コ
    ードを前記記憶手段に格納するステップとを備える、液
    晶表示装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記低効率色を決定するステップは、
    赤、緑及び青の前記各色LEDを単独で発光させた時の
    各単独色度と、前記時分割発光させた時の合成色度とを
    比較して、色度図上で前記合成色度からの距離が最も長
    い前記単独色度に対応する色が低効率色であると決定す
    るステップを含む、請求項16に記載の液晶表示装置の
    製造方法。
  18. 【請求項18】 前記制御コードを定めるステップは、
    良好な白表示を得るための標準色度と、前記時分割発光
    させた時の合成色度とを比較して、色度図上における前
    記標準色度と前記合成色度との位置関係から、前記低効
    率色以外の2色について前記制御コードを定めるステッ
    プを含む、請求項16に記載の液晶表示装置の製造方
    法。
  19. 【請求項19】 第1の基板、第2の基板、前記第1の
    基板と前記第2の基板との間に挟まれた液晶、前記第2
    の基板上にマトリクス状に配置された複数の画素電極、
    前記第1の基板または第2の基板のいずれか一方の基板
    に配置された対向電極、及び、該各画素電極にそれぞれ
    接続された複数のスイッチング素子を有する液晶表示パ
    ネルと、 前記各スイッチング素子をそれぞれスイッチングして前
    記各画素電極に電圧を印加することにより、前記各画素
    電極と前記対向電極との間に挟まれた液晶を駆動する表
    示駆動制御手段と、 赤、緑及び青の各色光をそれぞれ発光するLEDを有
    し、前記各色光を前記液晶表示パネルに向けて照射する
    照明手段と、 前記各スイッチング素子のスイッチングに同期して、各
    色の前記LEDを時分割発光させる照明駆動制御手段と
    を備え、 前記照明駆動制御手段は、一次側に入力された発光制御
    信号に基づいて二次側に各色の前記LEDの駆動電圧を
    生じさせるスイッチングトランスを備えており、 前記スイッチングトランスは一次側及び二次側にそれぞ
    れ一次巻線及び二次巻線を備え、前記二次巻線は巻線の
    途中に出力タップを備えており、 各色の前記LEDの少なくともいずれかが前記二次巻線
    の端部に接続され、残りのいずれかが前記出力タップに
    接続されている液晶表示装置。
  20. 【請求項20】 前記出力タップに接続されている前記
    LEDが、赤色LEDである請求項19に記載の液晶表
    示装置。
  21. 【請求項21】 第1の基板、第2の基板、前記第1の
    基板と前記第2の基板との間に挟まれた液晶、前記第2
    の基板上にマトリクス状に配置された複数の画素電極、
    前記第1の基板または第2の基板のいずれか一方の基板
    に配置された対向電極、及び、該各画素電極にそれぞれ
    接続された複数のスイッチング素子を有する液晶表示パ
    ネルと、 前記各スイッチング素子をそれぞれスイッチングして前
    記各画素電極に電圧を印加することにより、前記各画素
    電極と前記対向電極との間に挟まれた液晶を駆動する表
    示駆動制御手段と、 赤、緑及び青の各色光をそれぞれ発光するLEDを有
    し、前記各色光を前記液晶表示パネルに向けて照射する
    照明手段と、 前記各スイッチング素子のスイッチングに同期して、各
    色の前記LEDを時分割発光させる照明駆動制御手段と
    を備え、 前記照明駆動制御手段は、所望のパルス幅からなるパル
    ス信号を発生させるパルス発生器、及び、一次側に入力
    された前記パルス信号に基づいて二次側に前記各色LE
    Dの駆動電圧を生じさせるスイッチングトランスを備え
    ており、前記各色LED毎に前記パルス信号のパルス幅
    を調節する液晶表示装置。
  22. 【請求項22】 前記パルス幅の調節は、赤色の前記L
    EDに印加される駆動電圧が最も低くなるように行われ
    る請求項21に記載の液晶表示装置。
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