JP2003106792A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JP2003106792A
JP2003106792A JP2001293969A JP2001293969A JP2003106792A JP 2003106792 A JP2003106792 A JP 2003106792A JP 2001293969 A JP2001293969 A JP 2001293969A JP 2001293969 A JP2001293969 A JP 2001293969A JP 2003106792 A JP2003106792 A JP 2003106792A
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desiccant
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lid
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Kenichi Wada
賢一 和田
Minoru Yoshizumi
実 吉住
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Sanden Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾燥剤等の交換を要する内挿物が収容される
部位の両端部に蓋体を容易かつ確実に着脱でき、乾燥剤
等の内挿物の交換作業性を向上できる熱交換器を提供す
る。 【解決手段】 交換を要する内挿物を収容する部位の両
端部にシール材付きの蓋体を設け、両蓋体を芯棒を介し
て結合したことを特徴とする熱交換器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばヘッダパ
イプ等の部位に乾燥剤等の交換を要する内挿物が収容さ
れる熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ヘッダパイプと該ヘッダパイ
プに並設された受液器とを有する熱交換器はよく知られ
ている。このような熱交換器においては、冷媒中に混入
した水分除去を目的に受液器内に乾燥剤が収容されてい
る。しかし、乾燥剤の水分除去機能は経時的に徐々に低
下する。このため、定期的にあるいは必要に応じた乾燥
剤の交換が必要になる。
【0003】したがって、受液器の少なくとも乾燥剤を
出し入れする側の端部は、開閉可能な構造にする必要が
ある。たとえば、図6に示すように受液器70の端部
に、ねじ溝が螺刻された孔71を有するフランジ72を
接合し、ねじ73を介して蓋材74で受液器70の端部
を閉塞する方法。あるいは、図7に示すように受液器7
5の端部に、内周にねじ溝77が螺刻された円筒状のフ
ランジ76を接合し、該フランジ76にねじ山79が螺
刻された蓋材78を螺合する方法がある。また、特開平
11−325666号公報には、図8に示すような蓋体
の固定構造が開示されている。該提案においては、ヘッ
ダパイプ83に並設された受液器84の一端に栓体(蓋
体)85が設けられ、他端にはキャップ86がろう付け
されている。キャップ86上にはフィルタ87が設けら
れている。また、栓体85に固着された支持棒88には
乾燥剤89が取り付けられており、支持棒88はフィル
タ87の係合部90に着脱可能に係合されている。そし
て、栓体85に設けられた挿通孔91およびヘッダパイ
プ83に設けられた挿通孔92に固定部材93を挿入す
ることにより栓体85が所定の位置に着脱自在に固定さ
れるようになっている。このような熱交換器において
は、栓体85の着脱と同時に乾燥剤89の挿入や取り出
しが可能となるため、乾燥剤89等の交換作業性が向上
されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記図6
のような方法においては、蓋材74およびフランジ72
の双方をねじ73で螺合する必要があるため、フランジ
72に穴71が設けられた接合部80を形成するととも
に、フランジ72にもねじ73が挿入される穴82を有
する接合部81を形成する必要があるため、接合部の占
有スペースが増大するおそれがある。一方、図7のよう
な蓋材の固定方法においては、蓋材78をねじにより螺
合しているが、十分な接合強度を確保するためには、ね
じ部を受液器75の軸方向に長くする必要があるため、
その分受液器自体、ひいては、コンデンサ自体の長さが
増大してしまうおそれがある。
【0005】また、特開平11−325666号公報の
構成においても、同様に栓体85を固定部材93で固定
するための貫通孔91を栓体85に設ける必要があるた
め、栓体85自体を大きくしなくてはならない。そのた
め、材料費が嵩むとともに、部品の軽量化、ひいては、
製品自体の軽量化及び小型化を満足することができなく
なるおそれがある。さらに、上記提案においては、栓体
85側の端部からのみ乾燥剤89等の交換が可能となっ
ているが、このような態様においては、熱交換器が車両
の車室内のような狭いスペースに、設置された場合には
乾燥剤89等の交換作業が著しく困難になるおそれがあ
る。つまり、乾燥剤89等の交換が栓体85側の端部か
らのみ可能であるため、仮に誤組付をした場合には、交
換作業が著しく困難になるおそれもある。
【0006】本発明の課題は、装置の大型化やコストア
ップを防止しつつ、乾燥剤等の交換を要する内挿物が収
容される部位の両端を容易かつ確実に蓋体で閉塞でき、
しかも内挿物の交換作業性を大幅に向上した熱交換器を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の熱交換器は、交換を要する内挿物を収容す
る部位の両端部にシール材付きの蓋体を設け、両蓋体を
芯棒を介して結合したことを特徴とするものからなる。
【0008】上記芯棒と蓋体との結合は、とくに螺合結
合であることが好ましい。螺合結合によれば、両者の結
合および解除を確実かつ迅速に行うことができる。
【0009】上記蓋体のうちいずれか一方の蓋体と芯棒
とは一体に形成することもできる。一方の蓋体と芯棒と
を一体に形成すれば、蓋体の着脱とともに芯棒の着脱も
可能になるので、乾燥剤等の内挿物の交換作業性を向上
することができる。また、部品点数の増加を防止でき
る。たとえば蓋体に孔を設け、該孔に芯棒を圧入すれば
蓋体と芯棒とを容易に一体に構成することかできる。
【0010】上記内挿物としては、乾燥剤および冷媒中
に混入した異物等を捕捉するフィルタを挙げることがで
きる。また、上記内挿物は芯棒に着脱自在に取り付けら
れていることが好ましい。内挿物を芯棒に着脱自在に取
り付けておけば、一方の蓋体の着脱と同時に芯棒の着脱
を行うことができ、あわせて乾燥剤等の内挿物の挿入や
取り出しを行うことができる。
【0011】上記内挿物を収容する部位としては、ヘッ
ダパイプあるいはヘッダパイプに並設された受液器を挙
げることができる。すなわち、本発明は、ヘッダパイプ
内に乾燥剤等の内挿物が収容されるタイプの熱交換器、
あるいはヘッダパイプに並設された受液器内に乾燥剤等
の内挿物が収容されるタイプの熱交換器の双方に適用で
きる。
【0012】本発明の熱交換器は、とくに冷媒を凝縮す
る冷媒凝縮コアと、該冷媒凝縮コアで凝縮された冷媒を
さらに過冷却するサブクールタイプコアとを有するサブ
クールタイプコンデンサとして最適なものである。
【0013】上記のような熱交換器おいては、内挿物を
収容する部位(以下、単に収容部位と言うこともあ
る。)の端部には蓋体が設けられているが、該蓋体は蓋
体の一部が収容部位の端部に係合され挿入代が一定量に
規制されるように挿入されている。つまり、両蓋体は収
容部位の端部における位置が規制された状態で芯棒に結
合されるので、両蓋体は互いに芯棒を介して引っ張り合
う。この引っ張り力は蓋体を収容部位の端部により深く
挿入する方向に作用する。したがって、収容部位の両端
部に蓋体を強固に固定することができる。また、蓋体と
芯棒との結合に螺合結合を採用すれば、蓋体と芯棒との
結合および解除を容易に行うことができるので、内挿物
の交換作業性を向上できる。
【0014】また、上記のような熱交換器においては、
芯棒との結合により両蓋体を端部に強固に固定できるの
で、両蓋体を着脱可能な構成としても十分な固定強度を
確保できる。したがって、ヘッダパイプの両端から内挿
物の交換を可能にすることができるので、車室内等にお
ける設置の自由度を向上できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の熱交換器の望ま
しい実施の形態について、図面を参照して説明する。図
1ないし図4は、本発明の第1実施態様に係る熱交換器
としてのサブクールタイプコンデンサを示している。図
において、1はサブクールタイプコンデンサを示してい
る。サブクールタイプコンデンサ1は、上下方向に互い
に並行に延びる第2のヘッダパイプ2および第1のヘッ
ダパイプ3と、両ヘッダパイプ2、3間を連通する、並
行に延びる複数の熱交換チューブ4を有している。各熱
交換チューブ4間およびそれらの最外層部には、フィン
5が設けられている。第2のヘッダパイプ2の上部に
は、冷媒の入口パイプ6が、下部には冷媒の出口パイプ
7が、それぞれ設けられている。
【0016】第2のヘッダパイプ2内には仕切板8が設
けられており、該仕切板8により、第2のヘッダパイプ
2内が上部空間と下部空間とに区画されている。この仕
切板8により、上記複数の熱交換チューブ4の配設領域
が、コンデンサ1に導入されてきた冷媒を凝縮する冷媒
凝縮コア9と、該冷媒凝縮コア9で凝縮された冷媒をさ
らに過冷却するサブクールコア10とに区画されてい
る。すなわち、一体に形成された第2のヘッダ2内に仕
切板8を設けることにより、コンデンサ1のコア全体
が、冷媒凝縮コア9とサブクールコア10とに区画され
ている。そして本実施態様では、冷媒凝縮コア9におけ
る、並行に延びる複数の熱交換チューブ4によって形成
される冷媒通路が1パス通路に形成されている。したが
って、入口パイプ6から第2のヘッダパイプ2内に導入
された冷媒は、冷媒凝縮コア9の各熱交換チューブ4を
1パス通路形態で通過して第1のヘッダパイプ3内に流
入し、第1のヘッダパイプ3内を下方に流動した後、直
接、サブクールコア10への入口側に導入されてサブク
ールコア10の各熱交換チューブ4を通過し、出口パイ
プ7から流出される。ただし、冷媒凝縮コア9部を2パ
ス以上の通路に構成することも可能である。
【0017】なお、本実施態様においては、サブクール
タイプコンデンサコア全体に対する、サブクールコア部
の占有率を約10%程度にしている。本出願人による実
験によれば、占有率は、5〜12%程度が好ましく、こ
の範囲内に設定することにより、車両エンジンルーム内
のコンデンサ設置スペースの制限、すなわち、限られた
コンデンササイズ内におけるサブクール化から生じる、
高圧側圧力の上昇、それに伴う、車両燃費の低下を抑制
しつつ、最適な過冷却度を実現できる。
【0018】そして、本実施態様では、第1のヘッダパ
イプ3における、サブクールコア10への入口側に相当
するヘッダ部分3aが、液冷媒一時貯留部11に構成さ
れている。図2に示すように、冷媒凝縮コア9からの冷
媒、つまり、第1のヘッダ3の上部側からの冷媒は、こ
の液冷媒一時貯留部11に溜められ、そこからサブクー
ルコア10の各熱交換チューブ4へと流入されることに
なる。
【0019】本実施態様では、上記第1のヘッダパイプ
3および第2のヘッダパイプ2のうち、第1のヘッダパ
イプ3内に、乾燥剤13が充填された通液性の容器14
が内挿されている。通液性の乾燥剤容器14内には、粒
状の乾燥剤13が保持され、容器内外間での通液性が確
保されているとともに、乾燥剤13中を通液できるよう
になっている。乾燥剤容器14には、メッシュ状のフィ
ルタ12が設けられている。乾燥剤13は、直接容器1
4内に充填することもでき、通水性の袋内(図示略)に
充填し、それを容器14内に収納するようにしてもよ
い。
【0020】この乾燥剤容器14は、本実施態様では、
とくに図2に明確に示すように、実質的に第1のヘッダ
パイプ3の内部全長にわたって収容されている。第1の
ヘッダパイプ3内の液冷媒一時貯留部11には液冷媒が
溜められるようになっている。
【0021】また本実施態様では、乾燥剤容器14の中
心は、第1のヘッダパイプ3内の略軸心上に設けられて
いるが、図3に示すように、熱交換チューブ4の先端と
反対側の位置に少し偏心した位置に配置することもでき
る。乾燥剤容器14をこのように配置すれば、第1のヘ
ッダ3内まで突出された各熱交換チューブ4の先端と、
横断面略円形の乾燥剤容器14との間には、適当な隙間
が形成され、熱交換チューブ4の先端と乾燥剤容器14
との物理的な干渉が回避できる。また、第1のヘッダパ
イプ3内における冷媒の流動性および乾燥剤容器14お
よびそれに充填されている乾燥剤13に対する冷媒の出
入りの容易性が確保できる。上記乾燥剤容器14の略中
心には、ヘッダパイプ3の軸方向に延びる芯棒15が貫
通されており、乾燥剤容器14は芯棒15に着脱自在に
取り付けられている。
【0022】第1のヘッダパイプ3内の冷媒凝縮コア9
とサブクールコア10との境界に相当する位置には、図
2にも示すように、支持部材25が設けられており、乾
燥剤容器14は、この支持部材25に形成された穴26
に挿通されて支持部材25を貫通して延びている。支持
部材25に形成された穴26は、乾燥剤容器14の横断
面形状と同様に略円形の穴に形成されている。穴26の
大きさは、図2に示すように、乾燥剤容器14の横断面
面積と略同じ、あるいはそれよりも若干大き目とし、そ
の穴26に案内されながら乾燥剤容器14を挿入できる
ようにしておくことが好ましい。
【0023】ヘッダパイプ3の両端部には蓋体16、1
7が挿入されており、該蓋体16、17によりヘッダパ
イプ3の両端部が閉塞されている。蓋体16、17には
鍔部18、19が設けられており、該鍔部18、19が
ヘッダパイプ3の端部に係合することにより、蓋体1
6、17のヘッダパイプ3内への挿入代が一定に規制さ
れるようになっている。また、蓋体16、17には、シ
ール材としてOリング20が取り付けられており、ヘッ
ダパイプ3の端部のシール性が確保されるようになって
いる。
【0024】蓋体16、17には、ねじ穴21、22が
設けられており、該ねじ穴21、22には芯棒15の端
部に螺刻されたねじ部23、24が螺合されている。つ
まり、蓋体16、17は芯棒15を介して螺合結合され
ている。たとえば、図4に示すようにヘッダパイプ3の
端部から乾燥剤13が収納された乾燥剤容器14を挿入
し(図4(a))、次に乾燥剤容器14に芯棒15を挿
入する(図4(b))。さらに、芯棒15の両端のねじ
部23、24に蓋体16、17を螺合させることにより
(図4(c))、ヘッダパイプ3の端部に蓋体16、1
7が固定される。なお、図4に示す組み付け方法は、あ
くまで一例を示すものであり、これに限定されるもので
はない。たとえば、乾燥剤容器14に芯棒15を取り付
け、これをヘッダパイプ3内に挿入してもよい。また、
蓋体16、17のいずれか一方を乾燥剤13の取り付け
られた芯棒15に予め螺合結合させておくようにしても
よい。
【0024】なお、本実施態様においては、蓋体16、
17と芯棒15とは螺合結合されているが、たとえば蓋
体16、17に芯棒15の端部が嵌合される嵌合穴を形
成し両蓋体16、17と芯棒とを嵌合して結合すること
もできる。
【0025】本実施態様のようなサブクールタイプコン
デンサ1においては、交換を要する乾燥剤13等が内挿
されるヘッダパイプ3の端部には蓋体16、17が設け
られているが、蓋体16、17の鍔部18、19はヘッ
ダパイプ3の端部に係合されており挿入代が一定に規制
されている。つまり、両蓋体16、17はヘッダパイプ
3の端部における位置が規制された状態で芯棒15に螺
合結合されるので、蓋体16、17は互いに芯棒15を
介して引っ張り合う。この引張力は蓋体16、17を乾
燥剤13等の収容部位であるヘッダパイプ3の端部に挿
入する方向に作用する。したがって、ヘッダパイプ3の
両端部に蓋体16、17を強固に固定することができ
る。また、蓋体16、17と芯棒15とは螺合結合され
ているので、両者の結合、解除を容易に行うことがで
き、内挿物の交換作業性を向上することができる。
【0026】また、本実施態様においては、乾燥剤13
が収容される乾燥剤容器14は芯棒15に着脱自在に取
り付けられているので、乾燥剤容器14と芯棒15とを
一体的にヘッダパイプ3内に挿入できるとともに、両者
を同時にヘッダパイプ3の外に取り出すこともできる。
したがって、組み付け作業性や乾燥剤13の交換等のメ
ンテナンス作業性を向上することができる。また、本実
施態様においては、蓋体16、17の双方を容易にヘッ
ダパイプ3の端部に着脱できるので、ヘッダパイプ3の
いずれの端部からも乾燥剤13等の交換作業を行うこと
ができる。したがって、乾燥剤13等の交換作業性のさ
らなる向上が期待できるとともに、サブクールタイプコ
ンデンサ1の設置場所の自由度を向上できる。
【0027】図5は、本発明の第2実施態様に係るサブ
クールタイプコンデンサの第1のヘッダパイプを示して
いる。なお、上記第1実施態様と同一の部材には同一の
番号を付しその説明を省略する。本実施態様において
は、ヘッダパイプ3の端部を閉塞する蓋体27、28の
うちの一つの蓋体27と芯棒29とは一体に形成されて
いる。蓋体27、28には鍔部32、33が設けられて
おり、鍔部32、33がヘッダパイプ3の端部に係合す
ることにより、蓋体27、28のヘッダパイプ3内への
挿入代が規制されるようになっている。そして、芯棒2
9の端部のねじ部30を蓋体28のねじ穴31に螺合結
合することにより両蓋体27、28が芯棒29を介して
結合されるようになっている。また、蓋体27、28に
はOリング34、35が取り付けられている。
【0028】なお、図5においては蓋体27と芯棒29
とを同一部材から一体に構成したものを示しているが、
たとえば蓋体27と芯棒29とを別々の部材から構成
し、蓋体27に芯棒29の挿入穴を設け該挿入穴に芯棒
29を圧入し両者を一体に構成するようにしてもよい。
【0029】本実施態様においても、上記第1実施態様
の作用に準じてヘッダパイプ3の端部に容易かつ確実に
蓋体27、28を固定することができる。また、蓋体2
8と芯棒29との螺合結合は簡単に解除することができ
るので、内挿物である乾燥剤13等の交換作業性を向上
することができる。さらに、本実施態様においては、蓋
体27と芯棒29とが一体に構成されているので、部品
点数の増加を防止することができる。また、芯棒29に
乾燥剤13等を取り付けておけば、蓋体27、芯棒2
9、乾燥剤13等(以下、蓋体等と言うこともある。)
を同時にヘッダパイプ3に挿入することができるととも
に、蓋体28と芯棒29との螺合結合を解除すれば蓋体
等を同時に取り出すこともできるので、乾燥剤13等の
交換作業性を一層向上することができる。
【0030】なお、上記第1、第2実施態様において
は、ヘッダパイプ内に乾燥剤13等が内挿されるサブク
ールタイプコンデンサについて説明しているが、本発明
はこれに限定されるものではない。たとえば、図8に示
したようにヘッダパイプに乾燥剤等が内挿される受液器
が並設されるタイプのサブクールタイプコンデンサにも
適用できる。すなわち、乾燥剤等の内挿物を収容する部
位がヘッダパイプに並設される受液器となるサブクール
タイプコンデンサであってもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の熱交換器
によるときは、乾燥剤等の交換を要する内挿物を収容す
る部位の両端部に蓋体を設け、両蓋体を芯棒を介して結
合したので、蓋体を収容部位の両端部に強固にしかも容
易に固定することができる。また、蓋体と芯棒とを螺合
結合すれば、結合と解除を容易に行うことができるの
で、乾燥剤等の交換作業性を向上することができる。さ
らに、いずれか一方の蓋体と芯棒とを一体に構成すれ
ば、部品点数の低減が可能になるとともに、一方の蓋体
等を収容部位に同時に着脱することができるので、乾燥
剤等の交換作業性を一層向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施態様に係る熱交換器(サブク
ールタイプコンデンサ)の正面図である。
【図2】図1のサブクールタイプコンデンサのヘッダパ
イプの縦断面図である。
【図3】図2とは別の態様のヘッダパイプの縦断面図で
ある。
【図4】図1のサブクールタイプコンデンサのヘッダパ
イプに乾燥剤等を収容する際の工程図である。
【図5】本発明の第2実施態様に係る熱交換器(サブク
ールタイプコンデンサ)のヘッダパイプの縦断面図であ
る。
【図6】従来の熱交換器の受液器端部の蓋体の固定構造
を示す分解断面図である。
【図7】図6とは別の従来の熱交換器の受液器端部の蓋
体の固定構造を示す分解断面図である。
【図8】図6、図7とは別の従来の熱交換器の受液器端
部の蓋体の固定構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 サブクールタイプコンデンサ 2 第2のヘッダパイプ 3 第1のヘッダパイプ 3a サブクールコアの入口側に相当するヘッダ部分 4 熱交換チューブ 5 フィン 6 入口パイプ 7 出口パイプ 8 仕切板 9 冷媒凝縮コア 10 サブクールコア 11 液冷媒一時貯留部 12 フィルタ 13 乾燥剤 14 乾燥剤容器 15、29 芯棒 16、17、27、28 蓋体 18、19、32、33 鍔部 20、35 Oリング 21、22、31 ねじ穴 23、24、30 ねじ部 25 支持部材 26 穴

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換を要する内挿物を収容する部位の両
    端部にシール材付きの蓋体を設け、両蓋体を芯棒を介し
    て結合したことを特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 前記芯棒と少なくとも一方の蓋体とが螺
    合結合されている、請求項1の熱交換器。
  3. 【請求項3】 前記蓋体のうちいずれか一方の蓋体と芯
    棒とが一体に構成されている、請求項1または2の熱交
    換器。
  4. 【請求項4】 前記内挿物が乾燥剤および/またはフィ
    ルタである、請求項1ないし3のいずれかに記載の熱交
    換器。
  5. 【請求項5】 前記内挿物が芯棒に着脱自在に取り付け
    られている、請求項1ないし4のいずれかに記載の熱交
    換器。
  6. 【請求項6】 前記内挿物を収容する部位がヘッダパイ
    プである、請求項1ないし5のいずれかに記載の熱交換
    器。
  7. 【請求項7】 前記内挿物を収容する部位がヘッダパイ
    プに並設された受液器である、請求項1ないし5のいず
    れかに記載の熱交換器。
  8. 【請求項8】 前記熱交換器が冷媒を凝縮する冷媒凝縮
    コアと、該冷媒凝縮コアで凝縮された冷媒をさらに過冷
    却するサブクールコアとを有している、請求項1ないし
    6のいずれかに記載の熱交換器。
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