JP2003106632A - 空調ダクト用消音器 - Google Patents

空調ダクト用消音器

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JP2003106632A
JP2003106632A JP2001300327A JP2001300327A JP2003106632A JP 2003106632 A JP2003106632 A JP 2003106632A JP 2001300327 A JP2001300327 A JP 2001300327A JP 2001300327 A JP2001300327 A JP 2001300327A JP 2003106632 A JP2003106632 A JP 2003106632A
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JP
Japan
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air
noise
conditioning duct
sound absorbing
film
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001300327A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Fukuda
栄次 福田
Hiroyuki Momiki
浩行 椴木
Masato Furuya
真人 古屋
Junji Shikakura
潤二 鹿倉
Tomoyuki Hasegawa
智之 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurimoto Ltd
Original Assignee
Kurimoto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低周波域の騒音から高周波域の騒音まで低減
でき、かつコンパクトな空調ダクト用の吸音型消音器を
提供する。 【解決手段】 空調ダクトの流路Lに介在し、流路Lを
伝わる騒音を低減する空調ダクト用消音器において、前
記流路Lに臨む周壁は、吸音材6bの外側にフィルム7
を張設し、その外側に間隔をおいて多孔板5を設けた積
層体3を有するものとし、前記フィルム7として、音を
透過させ、かつ空気の漏洩を防止するものを用い、前記
流路Lの略中央に、多孔ボックス10に収容した吸音材
11を配設する。中高周波域の騒音は吸音材6b,11
に吸収され、低周波域の騒音は多孔板5の孔を介し外部
に放射されて拡散するので、小型であっても十分な減音
効果が期待できる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、空調ダクトの流
路に介在し、流路を伝わる送風機等の騒音を低減する空
調ダクト用の吸音型消音器に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、この種の消音器として、流路
の周囲や流路中に設けたグラスウール等の吸音材により
音エネルギを吸収して騒音を低減する吸音型のものや、
流路に付設した共鳴器や流路断面の急拡大により音波の
干渉や反射を生じさせ、これを利用して騒音を低減する
リアクタンス型のものが使用されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
吸音型消音器では、高周波域の騒音は低減できるが、低
周波域の騒音は効率よく吸収できず、リアクタンス型で
は、低周波域の騒音も低減できるが、大きな設置スペー
スを要するという問題がある。 【0004】そこで、この発明は、低周波域の騒音から
高周波域の騒音まで低減でき、かつコンパクトな空調ダ
クト用の吸音型消音器を提供することを課題とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明は、空調ダクトの流路に介在し、流路を伝
わる騒音を低減する空調ダクト用消音器において、前記
流路に臨む周壁は、吸音材の外側にフィルムを張設し、
その外側に間隔をおいて多孔板を設けた積層体を有する
ものとし、前記フィルムとして、音を透過させ、かつ空
気の漏洩を防止するものを用い、前記流路の略中央に、
多孔ボックスに収容した吸音材を配設したのである。 【0006】この消音器では、中高周波域の騒音は吸音
材に吸収され、低周波域の騒音は多孔板の孔を介し外部
に放射されて拡散するので、小型であっても幅広い帯域
の騒音を低減できる。 【0007】 【発明の実施の形態】この発明の第1実施形態を図1乃
至図3に基づいて説明する。図示のように、この消音器
では、流路Lをなす四角形断面の筒体1の両端部にダク
ト接続用のフランジ2が設けられ、筒体1の周壁を構成
する積層体3はフレーム4により支持されている。 【0008】この積層体3は、フレーム4の各面に嵌め
られたパンチングメタル等の多孔板5の内側に、クッシ
ョン材6aと吸音材6bとをフィルム7を挟んで装入す
ることにより形成されている。このフィルム7として
は、音を透過させ、かつ空気の漏洩を防止するものが使
用されている。 【0009】流路Lの略中央には多孔ボックス10が配
設され、その上下面は多孔板10aから成り、流路Lの
出入口側には湾曲板部10bが設けられている。この多
孔ボックス10の内部には、吸音材11が充填収容され
ている。 【0010】クッション材6a、吸音材6b及び11と
してはグラスウールが用いられ、流路Lに臨む吸音材6
bの内面には、グラスウールの飛散を防止するシート8
が張設されている。このシート8としては、ガラスクロ
スが用いられている。なお、クッション材6aには、グ
ラスウールに代えて、スポンジ等、緩衝性を有する他の
素材を用いてもよい。 【0011】上記のような消音器では、中高周波域の騒
音は吸音材6b,11に吸収され、低周波域の騒音は多
孔板5の孔を介し外部に放射されて拡散するので、小型
であっても十分な減音効果が期待でき、圧力損失も少な
い。 【0012】また、流路Lの空気漏れを防ぐフィルム7
と多孔板5との間にクッション材6aが介在しているの
で、フィルム7が多孔板5に密着して減音効果を損なう
こともない。 【0013】なお、フィルム7及び多孔板5をフレーム
4に固定して、クッション材6aを省略し、その部分を
単に空気層としてもよい。 【0014】また、上記第1実施形態では、シート8を
フランジ2の開口面と面一とし、流路Lの断面積が筒体
1の全長に亘ってほぼ同一になるようにしているが、図
4及び図5に示す第2実施形態のように、フィルム7を
フランジ2の開口面に一致させ、その内側に吸音材6b
を設けてもよい。 【0015】この場合、図5に示すように、流路L内に
突出したフレーム4の出入口側端部を、湾曲板部4aと
しておくとよい。 【0016】そのほか、図示省略したが、多孔板5をフ
ランジ2の開口面と面一にし、その内側にクッション材
6a及び吸音材6bを設けてもよい。 【0017】さらに、図6に示す第3実施形態のよう
に、積層体3をユニットとしてフレーム4に取り付ける
ようにすると、各種サイズのユニットを量産してコスト
ダウンを図ることができるほか、ダクトの径に応じてフ
レーム4の径が異なっても、各幅のユニットを単数又は
複数並列に取り付けて対応することができる。 【0018】ところで、上記各実施形態では、筒体1の
周壁全面に積層体3を用いたが、吸音材11に対して左
右の積層体3を省略してもよい。 【0019】また、筒体1の断面形状は、四角形だけで
なく、円形や楕円形その他の形状であってもよい。 【0020】そのほか、上記構造は、例示のようなスト
レート型だけでなく、エルボ型やチャンバ型にも適用で
きる。 【0021】 【実施例】上記のような構造の消音器の騒音低減量試験
を、図7に示すような設備を用いて行った。この設備
は、前室12のスピーカ13より様々な周波数の音を発
生させ、ダクト14を通して残響室15に放射される音
をマイクロフォン16で感知し、測定装置17により平
均音圧レベルを測定するものである。 【0022】そして、試験体Sをダクト14に介在させ
た場合の音圧レベルを、試験体Sが介在しない場合の音
圧レベルと比較し、その差を減音量とした。 【0023】試験体Sとしては、外形サイズの幅×高さ
×長さがそれぞれ600mm×600mm×1075m
m、内径500mm×500mmで、その周壁において
厚さ50mmのグラスウール2枚の間にフィルムを挟み
込み、かつ、流路中央に厚さ200mmの吸音材を設け
たものを用いると共に、従来の吸音型消音器についても
比較例として測定を行った。 【0024】この試験結果を図8に示す。図示のよう
に、従来の消音器では、250Hz以下の低周波につい
ては10dB以下の減音効果しかないが、この発明に係
る消音器では、10dBを超える減音が確認された。 【0025】また、500Hzを超える中高周波につい
ての減音効果については、1kHz付近で比較例より若
干劣るが、十分な減音が確認できた。 【0026】 【発明の効果】以上のように、この発明に係る消音器で
は、中高周波域の騒音は吸音材に吸収され、低周波域の
騒音は多孔板の孔を介し外部に放射されて拡散するの
で、小型であっても幅広い帯域の騒音を低減できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明に係る消音器の第1実施形態の外形を
示す斜視図 【図2】同上の片側縦断正面図 【図3】同上の要部拡大断面図 【図4】この発明に係る消音器の第2実施形態の片側縦
断正面図 【図5】同上の要部拡大断面図 【図6】この発明に係る消音器の第3実施形態の分解斜
視図 【図7】試験設備を示す図 【図8】試験結果を示すグラフ 【符号の説明】 1 筒体 2 フランジ 3 積層体 4 フレーム 5 多孔板 6a クッション材 6b 吸音材 7 空気漏洩防止用フィルム 8 グラスウール飛散防止用シート 10 多孔ボックス 11 吸音材 L 流路
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // F16L 55/02 G10K 11/16 E (72)発明者 古屋 真人 大阪市西区北堀江1丁目12番19号 株式会 社栗本鐵工所内 (72)発明者 鹿倉 潤二 大阪市西区北堀江1丁目12番19号 株式会 社栗本鐵工所内 (72)発明者 長谷川 智之 大阪市西区北堀江1丁目12番19号 株式会 社栗本鐵工所内 Fターム(参考) 3G004 AA00 CA13 DA07 DA15 FA04 FA07 3H025 CA01 CB02 CB04 3L080 AD01 AD02 AE02 5D061 AA25 BB02 BB37 CC12 EE11 EE24

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 空調ダクトの流路Lに介在し、流路Lを
    伝わる騒音を低減する空調ダクト用消音器において、前
    記流路Lに臨む周壁は、吸音材6bの外側にフィルム7
    を張設し、その外側に間隔をおいて多孔板5を設けた積
    層体3を有するものとし、前記フィルム7として、音を
    透過させ、かつ空気の漏洩を防止するものを用い、前記
    流路Lの略中央に、多孔ボックス10に収容した吸音材
    11を配設したことを特徴とする空調ダクト用消音器。
JP2001300327A 2001-09-28 2001-09-28 空調ダクト用消音器 Pending JP2003106632A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014201271A (ja) * 2013-04-09 2014-10-27 ヤンマー株式会社 船舶用空調装置
KR101512850B1 (ko) 2008-10-17 2015-04-16 김근조 디퓨져 연결 장치
CN108007231A (zh) * 2017-12-21 2018-05-08 巴尔的摩冷却系统(苏州)有限公司 一种用于横流冷却塔的出风口微孔板消音器
WO2024113402A1 (zh) * 2022-12-01 2024-06-06 静音科技有限公司 通风管道宽频超材料消音器及设计方法和应用

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