JP2003106352A - 走行機械における走行用油圧モータ装置のブレーキ機構 - Google Patents

走行機械における走行用油圧モータ装置のブレーキ機構

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JP2003106352A
JP2003106352A JP2001303976A JP2001303976A JP2003106352A JP 2003106352 A JP2003106352 A JP 2003106352A JP 2001303976 A JP2001303976 A JP 2001303976A JP 2001303976 A JP2001303976 A JP 2001303976A JP 2003106352 A JP2003106352 A JP 2003106352A
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Sunao Yakura
直 矢倉
Hajime Yamamoto
肇 山本
Riichi Inoue
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Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホイール式のアスファルトフィニッシャの走
行装置にブレーキを設けるにあたり、走行時においてオ
ペレータの操作量に対応したブレーキ作動を行えるよう
にすると共に、コンパクト化、低コスト化を計る。 【解決手段】 走行用油圧モータ装置3に、走行スイッ
チの操作に基づいてモータ回転の制動を解除するネガテ
ィブブレーキ30と、ブレーキペダル52の操作量に対
応した制動力でモータ回転を制動するポジティブブレー
キ31とを備えたブレーキ機構10を組込んだ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アスファルトフィ
ニッシャ等の走行機体における走行用油圧モータ装置の
ブレーキ機構の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、アスファルトフィニッシャ等の
走行機体のなかには、ホイール式の走行装置を採用した
ものがあるが、該ホイール式の駆動輪の駆動方式とし
て、従来、図7に示すようなものが知られている。この
ものは、原動機54により駆動する油圧ポンプ55から
の圧油供給で油圧モータ56を回転せしめ、該油圧モー
タ56の回転力を、副変速機構57、デファレンシャル
ギヤ機構58を介して左右の出力軸59に伝達し、さら
に該左右の出力軸59から駆動チェーン60を介して左
右の駆動輪61に伝達するように構成されている。また
このものは、ブレーキ装置として、走行機体の停止時に
副変速機構57に組込まれた回転軸57aに作用して駆
動輪61の回転を制動する駐車用ブレーキ装置(パーキ
ングブレーキ)62と、走行時にオペレータのブレーキ
ペダルの踏込み操作に対応して左右の出力軸59を制動
する走行時用ブレーキ装置(サービスブレーキ)63と
が装備されている。しかるに、前記図7に示す駆動方式
のものは、油圧モータから駆動輪に至る動力伝達経路中
に駆動チェーンが設けられており、しかも前述した二種
類のブレーキ装置は共に直接駆動輪に作用するものでは
ないため、万一坂道等で駆動チェーンが破損したような
場合に、制動する術がなくなって走行機体が勝手に走行
してしまう惧れがある。そこで近年、駆動輪を、前述し
たような駆動チェーンを介することなく、直接油圧モー
タで駆動させる方式が採用されつつある。このもので
は、通常、ブレーキ装置として、エンジン停止時や走行
操作のないときにモータ回転を制動する一方、走行時に
は前記モータ回転の制動を解除するネガティブ式の駐車
用ブレーキ(パーキングブレーキ)が、油圧モータ装置
内に組み込まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記駆動輪
を直接油圧モータで駆動させる方式のものにおいても、
走行時にオペレータのブレーキペダル操作に基づいて駆
動輪に制動力を付与できる走行時用ブレーキが必要とな
る。この様な走行時用ブレーキとして、例えばディスク
型やドラム型のブレーキ装置を駆動輪に別途取付けるこ
とが考えられるが、これらブレーキ装置は前記駐車用ブ
レーキとは別系統になるため、配設スペースの問題があ
るばかりか、コストアップの要因となる。そこで、前記
駐車用ブレーキを用いて、走行時にオペレータのペダル
操作に基づいて油圧モータを制動するようにしたものが
提唱されている。しかるにこの場合、駐車用ブレーキは
前述したようにネガティブ式のものであるから、制動力
の調節を行うことが難しい許りか、ブレーキペダルの踏
込み操作と駐車用ブレーキとは相反した作動となるた
め、オペレータのペダル操作量に対応した制動力を付与
することが困難であり、このため、ペダル操作に基づい
て駐車用ブレーキへの圧油供給を断、続するON/OF
F方式のものを採用しているのが実状であって、操作性
に劣るという問題があり、ここに本発明が解決しようと
する課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、走行機体の駆動輪を回転せしめ
るための走行用油圧モータ装置に、該走行用油圧モータ
装置のモータ回転に制動を付与するためのブレーキ機構
を組込むにあたり、該ブレーキ機構は、第一操作具の操
作に基づいてモータ回転の制動を解除するネガティブブ
レーキと、第二操作具の操作量に対応した制動力でモー
タ回転を制動するポジティブブレーキとを備えて構成さ
れるものである。そして、この様にすることにより、ポ
ジティブブレーキにより第二操作具の操作量に対応した
制動力で走行用油圧モータ装置のモータ回転を制動でき
ることになって、操作性に優れると共に、該ポジティブ
ブレーキは、ネガティブブレーキと共に走行用油圧モー
タ装置に組込まれるものであるから、コンパクト化、低
コスト化に寄与できる。このものは、例えば、ホイール
式のアスファルトフィニッシャの走行用油圧モータ装置
に実施できる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図面において、1はホイール式の
アスファルトフィニッシャであって、該アスファルトフ
ィニッシャ1の後輪(駆動輪)2の中央部には走行用油
圧モータ装置3が組付けられているが、該走行用油圧モ
ータ装置3は、ケーシング4内に、駆動軸5、斜板式モ
ータ6、遊星減速機構7、クラッチ機構8、偏芯揺動型
減速機構9、ブレーキ機構10等を内装して構成されて
いる。
【0006】つまり、前記ケーシング4は、アスファル
トフィニッシャ1の機体フレーム側に止着される固定ケ
ーシング4Aと、該固定ケーシング4Aに回転自在に支
持され、かつ後輪2のリム2aに止着される回転ケーシ
ング4Bとを用いて形成されているが、これらケーシン
グ4A、4Bには、駆動軸5の両端部が回転自在に軸承
されている。
【0007】また、斜板式モータ6は、前記駆動軸5に
スプライン嵌合されるシリンダブロック11、該シリン
ダブロック11に形成される複数のシリンダ筒孔11
a、各シリンダ筒孔11aに進退移動自在に挿入される
複数のプランジャ12、シリンダ筒孔11aに連通する
一対の給排孔13aが開孔されたプレート13、プラン
ジャ12の先端部に連結されるシュー14、該シュー1
4が摺接する傾転自在な斜板15、該斜板15の傾転角
を変位せしめるための斜板用ピストン16等を備えてい
る。そして、前記プレート13の一対の給排孔13aを
経由してなされるシリンダ筒孔11aへの駆動圧油の供
給によりプランジャ12が斜板15側に押圧されると、
該押圧力がシリンダブロック11を回転せしめる回転力
となって、該シリンダブロック11と共に駆動軸5を回
転せしめるように構成されている。この場合、斜板用ピ
ストン16の作動に基づいて斜板15の傾転角を変位さ
せることにより、駆動軸5の回転速度を変化せしめるこ
とができるようになっている。
【0008】一方、前記遊星減速機構7は、駆動軸5と
一体回転する太陽ギヤ17、回転ケーシング4Bの内周
部に設けられる内歯18、これら太陽ギヤ17および内
歯18に噛合する複数の遊星ギヤ19、該遊星ギヤ19
を回転自在に軸支し、遊星ギヤ19と共に太陽ギヤ17
の外周を公転する伝動軸20等を備えて構成されてい
る。そして、この遊星減速部7により、駆動軸5の回転
が減速されて伝動軸20に出力されるようになってい
る。
【0009】さらに、前記クラッチ機構8は、駆動軸5
の回転を減速することなくそのまま回転ドラム21に伝
達するための高速用クラッチ22と、前記伝動軸20の
回転を回転ドラム21に伝達するための低速用クラッチ
23とを備えて構成される。つまり、高速用クラッチ2
2は、摩擦板22a、22b同志の摩擦接触により続状
態になるが、該高速用クラッチ22の続状態(このと
き、低速用クラッチ23は断状態)では、駆動軸5の回
転が減速されることなく回転ドラム21に出力される。
一方、低速用クラッチ23は、摩擦板23a、23b同
志の摩擦接触により続状態になるが、該低速用クラッチ
23の続状態(このとき、高速用クラッチ22は断状
態)では、前記遊星減速部7により減速された駆動軸5
の回転が伝動軸20を介して回転ドラム21に出力され
るようになっている。
【0010】また、偏芯揺動型減速機構9は、固定ケー
シング4A側に回転自在に軸承されるクランク軸24、
前記回転ドラム21の回転を内歯21a、中間ギア25
を介してクランク軸24に出力する出力ギヤ26、クラ
ンク軸24の回転により偏芯状に回転する第一、第二偏
芯ギヤ27、28、回転ケーシング4Bの内周部に形成
され、上記第一、第二偏芯ギヤ27、28の外歯27
a、28aに噛合する内歯29等を備えて構成される
が、該内歯29の数よりも外歯27a、28aの数は少
なく設定されている。而して、回転ドラム21の回転
は、偏芯揺動型減速部9により高比で減速された状態で
回転ケーシング4Bに出力され、該回転ケーシング4B
の回転と一体的に後輪2が回転するようになっている。
【0011】一方、前記ブレーキ機構10は、前述した
駆動軸5の回転に制動を付与するものであって、該ブレ
ーキ機構10は、後述するように、駐車用ブレーキ(パ
ーキングブレーキ)となるネガティブブレーキ30と、
走行時用ブレーキ(サービスブレーキ)となるポジティ
ブブレーキ31とを有する。
【0012】つまり、前記ブレーキ機構10は、交互に
配される複数のドーナツ板状の固定側摩擦板32と回転
側摩擦板33とを摩擦接触させることで駆動軸5を制動
するものであるが、上記固定側摩擦板32は、固定ケー
シング4Aの内周面部に、軸方向移動自在にスプライン
結合されている。また、回転側摩擦板32は、前述した
斜板式モータ6のシリンダブロック11の外周面部に、
軸方向移動自在で、かつシリンダブロック11と一体回
転するようスプライン結合されている。さらに、これら
摩擦板32、33の軸方向一端側には軸方向移動自在な
押圧プレート34が設けられる一方、軸方向他端側は固
定ケーシング4Aに形成される段差面部4aに対向して
いる。
【0013】さらに、35は円筒形状をしたネガティブ
用ピストンであって、該ネガティブ用ピストン35は、
軸方向一端側に形成される押圧部35aが上記押圧プレ
ート34に対向する状態で、固定ケーシング4Aに軸方
向移動自在に内嵌されている。そしてこのネガティブ用
ピストン35は、該ネガティブ用ピストン35と固定ケ
ーシング4Aとのあいだに介装される押圧弾機36によ
り常時押圧プレート34側に向けて押圧されていると共
に、ネガティブ用油室37に圧油が導入されることによ
り、上記押圧弾機36の押圧力に抗して押圧部35aが
押圧プレート34から離間する方向に移動するように構
成されている。
【0014】つまり、前記ネガティブ用ピストン35
は、ネガティブ用油室37に油圧が導入されていない状
態では、押圧弾機36により押圧プレート34側に押圧
され、該押圧力が押圧プレート34を介して上記固定側
摩擦板32および回転側摩擦板33に伝達されて両摩擦
板32、33を段差面部4aに押しつけ、これにより両
摩擦板32、33同志が摩擦接触してシリンダブロック
11の回転、即ち駆動軸5の回転を制動するように構成
されている。
【0015】これに対し、ネガティブ用油室37に油圧
が導入されると、ネガティブ用ピストン35は、押圧弾
機36の押圧力に抗して押圧プレート34から離間する
方向に移動する。これにより、前記固定側摩擦32と回
転側摩擦板33との摩擦接触が解除されて、駆動軸5の
回転が許容されるようになっている。
【0016】前記ネガティブ用油室37は、固定ケーシ
ング4Aに形成される油路38、ポート39、および配
管40を介して、電磁切換弁41に接続されている。該
電磁切換弁41は、アスファルトフィニッシャ1の運転
席部に設けられる走行スイッチ(本発明の第一操作具に
相当する)43の操作に基づいて、前記ネガティブ用油
室37を油タンク44に導通させる第一位置Xと、アス
ファルトフィニッシャ1に搭載される油圧供給源45か
らの油圧をネガティブ用油室37に供給する第二位置Y
とに切換わる。
【0017】ここで、前記走行スイッチ43は、アスフ
ァルトフィニッシャ1の「発進」−「停止」の切換えを
行うスイッチであって、該走行スイッチ43が「停止」
側に切換えられている状態では、前述した斜板式モータ
6への駆動圧油の供給は行われず、駆動軸5は停止して
いると共に、電磁切換弁41のソレノイド41aに通電
されず、電磁切換弁41は第一位置Xに位置している。
この状態では、ネガティブ用油室37への油圧導入はな
く、而してネガティブ用ピストン35は、押圧弾機36
の押圧力を受けて固定側摩擦板32と回転側摩擦板33
とを摩擦接触せしめて、駆動軸5を制動するようになっ
ている。一方、該走行スイッチ43が「発進」側に切換
えられると、図示しないバルブ手段を介して斜板式モー
タ6への駆動圧油の供給が行われると共に、電磁切換弁
41のソレノイド41aに通電されて、電磁切換弁41
は第二位置Yに切換わる。これにより、ネガティブ用油
室37に油圧が導入されて、前記ネガティブ用ピストン
35による固定側摩擦板32と回転側摩擦板33との摩
擦接触が解除され、而して駆動軸5の制動が解除され
て、後輪2が回転するようになっている。つまり、ネガ
ティブ用ピストン35は、走行スイッチ43が「停止」
のときには、押圧弾機36の押圧力により固定側摩擦板
32と回転側摩擦板33とを摩擦接触せしめて駆動軸5
を制動する一方、走行スイッチ43が「発進」のときに
は、ネガティブ用油室37への油圧供給により前記押圧
弾機36の押圧力に抗して両摩擦板32、33から離間
する方向に移動して駆動軸5の制動を解除するようにな
っており、このようにして、走行スイッチ43の操作に
基づいてモータ回転の制動を解除するネガティブブレー
キ30が構成されている。尚、エンジン停止時において
も、走行スイッチ43が「停止」のときと同様に、駆動
軸5はネガティブブレーキ30により制動されている。
【0018】一方、46はポジティブ用ピストンであっ
て、該ポジティブ用ピストン46は、軸方向一端側に形
成される押圧部46aが押圧プレート34に対向する状
態で、前記ネガティブ用ピストン35の内周側に軸方向
移動自在に配されている。そしてこのポジティブ用ピス
トン46は、ポジティブ用油室47に油圧が導入されて
いない状態では、ポジティブ用ピストン46とネガティ
ブ用ピストン35とのあいだに介装される復帰弾機48
の付勢力を受けて、押圧部46aが押圧プレート34か
ら離間する状態になっているが、ポジティブ用油室47
に油圧が導入されることにより、該導入された油圧力に
対応する押圧力で押圧プレート34を押圧し、該押圧力
が押圧プレート34を介して前記固定側摩擦板32およ
び回転側摩擦板33に伝達されて両摩擦板32、33を
段差面部4aに押しつけ、これにより両摩擦板32、3
3同志が摩擦接触してシリンダブロック11の回転、即
ち駆動軸5の回転を制動するように構成されている。
【0019】前記ポジティブ用油室47は、固定ケーシ
ング4Aに形成される油路49、ポート50、および配
管51を介して、マスターシリンダ52に接続されてい
る。そしてこのマスターシリンダ52は、アスファルト
フィニッシャ1の運転席部に設けられるブレーキペダル
(本発明の第二操作具に相当する)53に連結されてお
り、該ブレーキペダル53の踏込み量に対応する油圧
を、前記ポジティブ用油室47に出力するように構成さ
れている。
【0020】つまり、ポジティブ用ピストン46は、ブ
レーキペダル53が踏込み操作されていないときには、
復帰弾機48の付勢力を受けて押圧プレート34から離
間しており、而して固定側摩擦板32と回転側摩擦板3
3とが摩擦接触することなく、斜板式モータ6への駆動
圧油の供給に基づいて駆動軸5の回転がなされるが、ブ
レーキペダル53が踏込み操作されると、該踏込み操作
量に対応する油圧がマスターシリンダ52からポジティ
ブ用油室47に導入され、該導入された油圧力でポジテ
ィブ用ピストン46が両摩擦板32、33を摩擦接触せ
しめて駆動軸5を制動するようになっており、このよう
にして、ブレーキペダル53の操作量に対応する制動力
でモータ回転を制動するポジティブブレーキ31が構成
されている。
【0021】叙述の如く構成されたものにおいて、走行
用油圧モータ装置3にはモータ回転に制動を付与するブ
レーキ機構10が組み込まれているが、該ブレーキ機構
10は、前述したように、走行スイッチ43の操作に基
づいてモータ回転の制動を解除する駐車用ブレーキとし
てのネガティブブレーキ30と、ブレーキペダル53の
操作量に対応する制動力でモータ回転を制動する走行時
用ブレーキとしてのポジティブブレーキ31とを備えて
いる。この結果、走行停止時には、走行スイッチ43の
操作に基づいて作動するネガティブブレーキ30により
後輪2の回転を制動できる一方、走行時には、ブレーキ
ペダル53の操作に基づき、該操作量に対応したポジテ
ィブブレーキ31の制動力で後輪2を制動できることに
なる。而して、ブレーキペダル53によるブレーキ作動
を、乗用車と同様の感覚で行えることになって、操作
性、走破性に優れる。しかもこのものにおいて、ネガテ
ィブブレーキ30とポジティブブレーキ31は、共に走
行用油圧モータ装置3に組み込まれていて、同じ固定側
摩擦板32および回転側摩擦板33に作用するものであ
るから、コンパクト化および低コスト化を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アスファルトフィニッシャの側面図である。
【図2】後輪に組込まれた走行用油圧モータ装置の図で
ある。
【図3】図2のA矢視図である。
【図4】走行用油圧モータ装置の断面図である。
【図5】図4の要部拡大図である。
【図6】ブレーキ機構の概略回路図である。
【図7】従来の駆動方式を示す図である。
【符号の説明】
1 アスファルトフィニッシャ 2 後輪 3 走行用油圧モータ装置 6 斜板式モータ 10 ブレーキ機構 30 ネガティブブレーキ 31 ポジティブブレーキ 43 走行スイッチ 53 ブレーキペダル
フロントページの続き (72)発明者 井上 利一 東京都世田谷区用賀四丁目10番1号 新キ ャタピラー三菱株式会社内 Fターム(参考) 3H084 AA08 AA16 BB26 BB27 BB30 CC62 CC63 3J058 BA67 CC03 CC07 CC19 CC72 CC78 FA11

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体の駆動輪を回転せしめるための
    走行用油圧モータ装置に、該走行用油圧モータ装置のモ
    ータ回転に制動を付与するためのブレーキ機構を組込む
    にあたり、該ブレーキ機構は、第一操作具の操作に基づ
    いてモータ回転の制動を解除するネガティブブレーキ
    と、第二操作具の操作量に対応した制動力でモータ回転
    を制動するポジティブブレーキとを備えて構成されるこ
    とを特徴とする走行機械における走行用油圧モータ装置
    のブレーキ機構。
  2. 【請求項2】 請求項1において、走行機体は、ホイー
    ル式のアスファルトフィニッシャであることを特徴とす
    る走行機械における走行用油圧モータ装置のブレーキ機
    構。
JP2001303976A 2001-09-28 2001-09-28 走行機械における走行用油圧モータ装置のブレーキ機構 Withdrawn JP2003106352A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011012582A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Toshiba Mach Co Ltd スリップ抑制および起動効率を備えた油圧モータ
JP2012036873A (ja) * 2010-08-10 2012-02-23 Toshiba Mach Co Ltd スリップ抑制および起動効率向上機能を備えた油圧モータ

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JP2011012582A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Toshiba Mach Co Ltd スリップ抑制および起動効率を備えた油圧モータ
JP2012036873A (ja) * 2010-08-10 2012-02-23 Toshiba Mach Co Ltd スリップ抑制および起動効率向上機能を備えた油圧モータ

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