JP2003106328A - カバー開閉保持機構 - Google Patents

カバー開閉保持機構

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JP2003106328A
JP2003106328A JP2001298775A JP2001298775A JP2003106328A JP 2003106328 A JP2003106328 A JP 2003106328A JP 2001298775 A JP2001298775 A JP 2001298775A JP 2001298775 A JP2001298775 A JP 2001298775A JP 2003106328 A JP2003106328 A JP 2003106328A
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JP2001298775A
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Noriyuki Kitamura
憲之 北村
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Furuno Electric Co Ltd
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Furuno Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種機器のカバーにおいて、カバーを開閉自
在にかつ開閉時あるいは開閉途中においてその状態を保
持することができ、且つ、カバーの開閉時において滑ら
かな動作が可能であるカバー開閉保持機構を提供する。 【解決手段】 カバー開閉保持機構を、カバーの開閉状
態を保持する力を生じさせるカム機構およびスプリング
を有するスプリングカムヒンジと、カバーの開閉の全位
置でその状態を保持しようとする摩擦抵抗を生じさせる
摩擦ヒンジをそれぞれ一つ以上用いて組合わせて構成す
る。カバーを開く際、スプリングの力で補助力を発生さ
せ、カバーを閉める際には、スプリングの力及び摩擦抵
抗によりカバーの落下を防止する。カバーの開閉の際に
は、スプリングカムヒンジはカム機構のために反転する
力に対して、摩擦ヒンジによってカバーの動作が急激に
変化することを防ぎ、滑らかな開動作又は閉動作を可能
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種機器のカバー
に用いられる、カバー開閉保持機構に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】各種機器のカバーにおいて、カバーを開
閉自在にかつ開閉時あるいは開閉途中においてその状態
を保持する等のために、カバー開閉保持機構が用いられ
ている。そのために用いられるカバー開閉保持機構とし
て、ガスダンパーを用いた機構や、カム機構およびスプ
リングを用いたスプリングカムヒンジ機構や、摩擦抵抗
を用いた摩擦ヒンジ機構などがある。
【0003】ガスダンパーを用いた機構は、カバーの回
転中心にヒンジを用い、ガスダンパーの反力によりカバ
ーを開閉の各状態で保持し、カバーを開く補助力を発生
させ、カバーを閉める際のカバーの落下を防止し、ガス
ダンパーの摺動抵抗によりカバーの開閉動作を滑らかに
するカバー開閉保持機構である。また、スプリングカム
ヒンジを用いた機構は、例えば、特開平10−7802
7号公報で開示のように、カム機構およびスプリングの
力でカバーの開閉の各状態を保持し、スプリングの力で
カバーを開く補助力を発生させ、スプリングの力でカバ
ーを閉める際のカバーの落下を防止するカバー開閉保持
機構が提案されている。さらに、摩擦ヒンジを用いた機
構は、例えば、特開2000−27846号公報に開示
のように、摩擦抵抗によりカバーの開閉における各状態
および任意の位置で保持し、摩擦抵抗によりカバーを閉
める際のカバーの落下を防止するカバー開閉保持機構で
ある。
【0004】
【発明の解決しようとする課題】しかしながら、ガスダ
ンパーを用いた機構は、ガスダンパーとヒンジの二種類
の機構が必要になり、また、ガスダンパーは、動作範囲
が広く専用の空間が必要となる上、高価であり、経年変
化で反力が著しく低下し定期的に交換しなければなら
ず、高圧ガスが封入されているため産業廃棄物となると
いう問題がある。スプリングカムヒンジを用いた機構
は、カムにより力の方向が変わった瞬間、カバーが急激
に動き、危険であるという問題がある。摩擦ヒンジを用
いた機構は、摩擦抵抗によりカバーを空ける場合に大き
な力(自重と抵抗を合わせた力)が必要であり、また、
完全に閉切った感覚がないため、必要な場合はロック機
構を追加しなければならないという問題がある。
【0005】従って、本発明は、スプリングカムヒンジ
を用いた機構等のカバーの開又は閉方向に付勢する力を
生じさせるとともに、その力が開閉途中の所定の角度で
反転する第一のヒンジと、摩擦ヒンジを用いた機構等の
カバーの開閉方向と逆向きの力を生じさせる第二のヒン
ジを組合わせることによりガスダンパーを用いた機構と
同様の機能を有することができるカバー開閉保持機構を
提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、機器本体と、その表面をカバー
するカバーとの間に2以上のヒンジが設けられ、このヒ
ンジによりカバーを開閉自在且つ開閉位置で保持するカ
バー開閉保持機構であって、前記2以上のヒンジの内、
少なくとも1つはカバーを開又は閉方向に付勢する力を
生じさせるとともに、その力が所定の開閉位置で反転す
る第一ヒンジであるとともに、少なくとも1つはカバー
の開閉の動作方向と反対方向の力を生じさせる第二ヒン
ジであることを特徴としている。
【0007】上記の構成によれば、第一ヒンジと第二ヒ
ンジの組み合わせにより、上述の三種類のカバー開閉機
構(ガスダンパー、スプリングカムヒンジ、摩擦ヒン
ジ)の長所を得ることができる。即ち、第一ヒンジによ
る力と第二ヒンジによる力でカバーを開放状態で保持す
ることができ、第一ヒンジによる力でカバーを閉鎖状態
で保持することができる。また、カバーを開く際、第一
ヒンジにより生じる付勢力で補助力を発生させることに
より、カバーを開くのを補助することができる。カバー
を閉める際には、第一ヒンジによる力及び第二ヒンジに
よる力により、カバーの落下を防止することができる。
カバーの開閉の際には、第一ヒンジは任意の角度でカム
機構のために力が反転(閉から開方向又は開から閉方
向)するが、この時、第二ヒンジがカバーの開閉方向と
逆向きの力を生じさせることによってカバーの動作が急
激に変化することを防ぎ、滑らかな開動作又は閉動作を
可能にすることができる。
【0008】更に、カバー開閉保持機構を機器に設置す
る場合には、ヒンジのスペースを確保するだけで良く、
機器の小型化が可能であり、ガスダンパーのように、専
用のスペースが不要となる。
【0009】請求項2の発明は、機器本体と、その表面
をカバーするカバーとの間に二以上のヒンジが設けら
れ、このヒンジによりカバーを開閉自在かつ開閉位置で
保持するカバー開閉機構であって、前記二以上のヒンジ
の内、少なくとも一つはカバーの開又は閉方向に付勢す
る力を生じさせるとともに、その力が開閉途中の所定の
角度で反転するカム機構およびバネを有するスプリング
カムヒンジであるとともに、少なくとも一つはカバーの
開閉の全位置でその状態を保持しようとする摩擦抵抗を
生じさせる摩擦ヒンジであることを特徴としている。
【0010】上記の構成によれば、スプリングカムヒン
ジと摩擦ヒンジの組み合わせにより、上述の三種類のカ
バー開閉機構(ガスダンパー、スプリングカムヒンジ、
摩擦ヒンジ)の長所を得ることができる。即ち、スプリ
ングの力及び摩擦抵抗でカバーを開放状態で保持するこ
とができ、カム機構及びスプリングの力でカバーを閉鎖
状態で保持することができる。また、カバーを開く際、
スプリングの力で補助力を発生させることにより、カバ
ーを開くのを補助することができる。カバーを閉める際
には、スプリングの力及び摩擦抵抗により、カバーの落
下を防止することができる。カバーの開閉の際には、ス
プリングカムヒンジは任意の角度でカム機構のために力
が反転(閉から開方向又は開から閉方向)するが、この
時、摩擦抵抗を持った摩擦ヒンジによってカバーの動作
が急激に変化することを防ぎ、滑らかな開動作又は閉動
作を可能にすることができる。
【0011】更に、カバー開閉保持機構を機器に設置す
る場合には、ヒンジのスペースを確保するだけで良く、
機器の小型化が可能であり、ガスダンパーのように、専
用のスペースが不要となる。また、二種類のヒンジ(ス
プリングカムヒンジ、摩擦ヒンジ)は共に経年変化によ
る影響が少なく、定期的に交換する必要がないため、産
業廃棄物の削減になる。更に、スプリングカムヒンジ及
び摩擦ヒンジは共にガスダンパーに比べて安価であり、
機器全体から見て、製造コストを抑えることができる。
【0012】請求項3の発明は、請求項2に記載のカバ
ー開閉保持機構であって、カバーの開閉途中における状
態において、前記スプリングカムヒンジ及びカバー自重
により生じる開閉力が前記摩擦ヒンジによる摩擦抵抗力
より小さいことを特徴としている。上記の構成によれ
ば、カバーの開閉途中における状態において自重及びス
プリングの力によりカバーが開閉状態に誘導されること
なく、スプリングの力と摩擦抵抗力を釣り合いにより、
開閉途中の任意の位置でカバーを保持することができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図1ないし図
8に基づいて以下に説明する。本実施形態にかかるカバ
ー開閉保持機構1は、図1に示すように、機器本体2と
その表面をカバーするカバー3との間に位置し、スプリ
ングカムヒンジ4と摩擦ヒンジ5とで構成されている。
【0014】前記スプリングカムヒンジ4は、図2に示
すように、軸部材4aと、第一のカム4bと、第二のカ
ム4cと、スプリング4dと、それらを収容したケース
4eから構成されている。ケース4eから突出する後述
する軸部材4aの両端部4k、4kがカバー3に固定さ
れ、ケース4eが機器本体2に固定される。
【0015】図3及び図4に示すように、前記軸部材4
aは、回動中心となる回転軸を有しており、ケース4e
の両端壁4j、4j間に架設するものであり、ケース4
eの両端壁4j、4jの間隔よりも長い全長を有してお
り、ケース4eから両端部4k、4kが突出している。
前記第一のカム4bは、前記ケース4eに内部を貫通す
るように回転可能に架設した軸部材4aの外周に一体に
設けられている。前記第二のカム4cは、当該軸部材4
aのケース4e内に位置する部分の外周であって、軸部
材4aに対して回転と軸方向への移動が自在となるよう
外嵌され、ケース4eで回り止状態に保持される部分に
設けられている。前記スプリング4dは、軸部材4aに
外嵌する状態である第二のカム4cとケース4eの端部
間に縮接され、前記第二のカム4cと前記第一のカム4
bとが常時圧接する弾性を付勢するよう構成されてい
る。また、前記第一のカム4bと第二のカム4cの圧接
面において、第一のカム4bには、二つの凸部4f、4
f(山)と、その間にV字状に凹入する凹部4g、4g
(谷)が周方向に交互の配置で設けられ、また、第二の
カム4cにも二つの凸部4h、4hとその間にV字状の
凹部4i、4iが周方向に交互の配置で設けられ、両者
の凸部と凹部が互いにかみ合うようになっている。
【0016】前記第一のカム4bと第二のカム4cの凸
部と凹部がかみ合うことで、カバー3の開放位置又は閉
鎖位置が保持される。カバー3の開放位置は、機器本体
2とカバー3とがなす角度が例えば90度未満になる位
置であり、両カム4b、4cは、この状態で凸部と凹部
がかみ合うように構成されている。カバー3の閉鎖位置
は、機器本体2とカバー3とがなす角度が0度になる位
置であり、両カム4b、4cは、この状態で凸部と凹部
がかみ合うように構成されている。
【0017】前記カバー3を開から閉又は閉から開の位
置に開動させると、軸部材4aと共に第一のカム4bが
回転し、この回転により両カム4b、4cの凸部と凹部
間の傾斜面で、スプリング4dが第一のカム4bと第二
のカム4cを圧接する。第一のカム4bの凸面4fが第
二のカム4cの凸面4hを通過するまでは、スプリング
4dの力により、第一のカム4bの凸面4fは、もとの
状態における第二のカム4cの凹部4iにかみ合う方向
に移動する。また、前記カバー3を開から閉又は閉から
開の位置から更に開動させると、第一のカム4bの凸面
4fが第二のカム4cの凸面4hを通過し、スプリング
4dの力により、第一のカム4bの凸面4fは、隣接す
る第二のカム4cの凹部4iにかみ合う方向に移動す
る。
【0018】前記摩擦ヒンジ5は、図2に示すように、
軸部材5aと、軸回動支持部材5bとから構成されてい
る。後述する軸部材5aの両端部5d、5dがカバー3
に固定され、後述するケース5fが機器本体2に固定さ
れる。前記軸部材5aは、回動中心となる回転軸を有し
ており、軸回動支持部材5bと接する部分である径大部
5cと、径大部5cよりも径小の軸部材の両端部5d、
5dから構成されている。前記軸部材5aの径大部5c
は、回転軸表面に予め表面加工を施している。前記軸部
材5aは、軸回動支持部材5bよりも長い全長を有して
おり、軸部材の両端部5dは、軸回動支持部材5bの両
端から突出している。前記軸回動支持部材5bは、回転
軸を内包し、軸部材5aを回転軸で回動角自在に支持し
ている。前記軸回動支持部材5bは、樹脂製部材5eと
ケース5fから構成されている。樹脂製部材5eは、軸
部材5aと接する面に構成されている。ケース5fは、
樹脂製部材5eの外側に一体成形されて構成されてい
る。
【0019】一体成形の処理は、高温の金型内に予め配
置されたケース5fに、樹脂製部材5eを押し込むモー
ルド一体成形などして行われる。従って、一体成形後、
ケース5f及び樹脂製部材5eの温度が低下すると、樹
脂製部材5eは収縮して締め代による応力が発生してケ
ース5fに対して密着する。
【0020】軸部材5aの回転軸の表面には予め表面加
工が施されており、例えば、表面粗さ(面粗度)を0.
18μmにした場合は、図5に示すような回動角度とト
ルクとの関係を有する。従って、樹脂製部材5eの成形
収縮の締め代により軸部材5aに密着した軸回転支持部
材5bは、軸部材5aの回転力に対して密着面で摩擦抵
抗力を発生させ、軸部材5aが軸回転支持部材5bとの
摩擦抵抗力に対して大きな力で外部より回転トルクを受
けた場合には、軸部材5aが軸回転支持部材5bに対し
て、相対的に回転し、摩擦抵抗力より小さな回転トルク
に対しては回転せず、摩擦抵抗力によって任意の回転角
度を維持する。
【0021】カバー開閉保持機構1は、前記スプリング
カムヒンジ4と前記摩擦ヒンジ5から構成されるが、カ
バー3を閉又は閉から開の位置に開動させる距離を10
0%とすると、その開閉途中約30〜70%程度の間に
おいては、任意の位置でカバー3の姿勢を保持するた
め、スプリングカムヒンジ4のスプリング4dにより生
じる力及びカバー3の自重よりも摩擦ヒンジ5の摩擦抵
抗力の方が大きくなるように、スプリングカムヒンジ4
についてはスプリング4dの調整を、摩擦ヒンジ5につ
いては軸部材5aの表面加工が施されている。一方、開
閉途中の上述以外の間においては、カバー3の開閉に対
する補助力を発生させ、開閉動作を滑らかにするため、
スプリングカムヒンジ4のスプリング4dにより生じる
力及びカバー3の自重よりも摩擦ヒンジ5の摩擦抵抗力
の方が小さくなるように、スプリングカムヒンジ4につ
いてはスプリング4dの調整を、摩擦ヒンジ5について
は軸部材5aの表面加工が施されている。
【0022】以上のように、本実施の形態によるカバー
開閉保持機構1は、開放状態においては、図6(A)に
示すように、スプリングカムヒンジ4及び摩擦ヒンジ5
による力が作用する。即ち、スプリングカムヒンジ4に
は、第一のカム4bと第二のカム4cの凹凸がかみ合
い、スプリング4dの力が働いており、カバー3が開く
方向に力が発生している。この力よりカバー3の自重が
重い場合、カバー3は閉じようとする。しかし、摩擦ヒ
ンジ5により、カバー3が閉まる方向とは逆に摩擦力が
発生し、カバー3を開放状態で保持することができる。
【0023】また、閉鎖状態においては、図6(B)に
示すように、スプリングカムヒンジ4による力が作用す
る。即ち、スプリングカムヒンジ4は、第一のカム4b
と第二のカム4cの凹凸がかみ合い、スプリング4dの
力が働いているため、カバー3が閉まる方向に力が発生
し、カバー3を閉鎖状態で保持することができる。その
ため、カバー3が開くことはない。
【0024】カバー3を開く際は、図6(C)に示すよ
うに、スプリングカムヒンジ4及び摩擦ヒンジ5による
力が作用する。即ち、スプリングカムヒンジ4は、第一
のカム4bと第二のカム4cの凹凸がかみ合っておら
ず、スプリング4dにより第二のカム4cが第一のカム
4bに圧設されていることから、任意の角度でスプリン
グ4dの力によりかみ合う方向に反転(閉→開方向)す
る力を補助力として発生させる。このように、スプリン
グカムヒンジ4はカバー3を開く方向に力を発生させ、
その力がカバー3の自重による力より強い場合、カバー
3は開こうとする。しかし、摩擦ヒンジ5によりカバー
3が開く方向と逆の方向に摩擦力が発生し、カバー3を
保持する。
【0025】カバー3を閉める際には、図6(D)に示
すように、スプリングカムヒンジ4及び摩擦ヒンジ5に
よる力が作用する。即ち、スプリングカムヒンジ4は、
第一のカム4bと第二のカム4cの凹凸がかみ合ってお
らず、スプリング4dにより第二のカム4cが第一のカ
ム4bに圧設されていることから、任意の角度でスプリ
ング4dの力によりかみ合う方向に反転(開→閉方向)
する力を補助力として発生させる。このように、スプリ
ングカムヒンジ4はカバー3が閉まる方向に力を発生さ
せ、カバー3の自重と共に、カバー3は閉まろうとす
る。しかし、摩擦ヒンジ5により、カバー3が閉まる方
向とは逆に摩擦力が発生し、カバー3を保持し、または
動作を滑らかにする。
【0026】即ち、スプリングカムヒンジ4はカバー3
の開閉の補助、及びカバーの閉状態での保持の役割をす
る。また、摩擦ヒンジ5はカバー3の動作方向とは逆向
きの力を発生させ、カバーの保持及び動作を滑らかにす
る役割をする。それぞれの力のバランスをかえることに
より、カバー3が自動的に開いたり、閉まったりさせる
ことも可能である。
【0027】以上、本発明の好適な実施の形態について
説明したが、本発明はこれらに限られるものではなく、
特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更
を行うことが可能なものである。例えば、前記スプリン
グカムヒンジ4は、軸部材4aの両端部4kが機器本体
2に固定され、ケース4eがカバー3に固定されていて
も良い。同様に、前記摩擦ヒンジ5は、軸部材5aの両
端部5dが機器本体2に固定され、ケース5fがカバー
3に固定されていても良い。
【0028】また、カバー開閉保持機構1のバランスを
持たせるため、複数のスプリングカムヒンジ4及び摩擦
ヒンジ5からカバー開閉保持機構1を構成することも可
能である。例えば、中央にスプリングカムヒンジ4を一
つ、その両側に摩擦ヒンジ5を各々一つづつから構成す
ることも可能である。
【0029】スプリングカムヒンジと摩擦ヒンジの好ま
しい他の実施の形態を、図7及図8により説明する。ス
プリングカムヒンジ14は、図7に示すように、第一ヒ
ンジプレート16及び第二ヒンジプレート17から構成
されており、機器本体2及びカバー3に外付けされてい
る。第一ヒンジプレート16は第一のカム14bから構
成されており、第二ヒンジプレート17は、図示されな
い軸部材と、第二のカムと、スプリングとを収容したケ
ース14eが軸部材をカバー13面に対して垂直になる
ように配置して構成されている。前記第一ヒンジプレー
ト16は、機器本体2またはカバー3の何れか一方に外
付けで固定され、前記第二ヒンジプレート17はもう一
方に外付けで固定されている。
【0030】また、摩擦ヒンジ15は、図8に示すよう
に、第一ヒンジプレート18及び第二ヒンジプレート1
9から構成されており、機器本体2及びカバー3の間に
設けられている。第一ヒンジプレート18は、回動中心
となる回転軸を有する軸部材15aと、当該軸部材15
aを軸部材15aの両端で保持する軸回動支持部材15
bから構成されている。第二ヒンジプレート19は、回
動中心となる回転軸を有する軸部材15aと、当該軸部
材15aを軸部材15aの中央で保持する軸回動支持部
材15cとから構成されている。軸部材15aは、軸回
動支持部材15cに固定され、軸回動支持部材15bと
の相対的回転時に摩擦抵抗力が生じるように構成されて
いる。前記第一ヒンジプレート18は、機器本体2また
はカバー3の何れか一方に外付けで固定され、前記第二
ヒンジプレート19はもう一方に外付けで固定されてい
る。
【0031】また、本実施の形態に係るカバー開閉保持
機構は、第一ヒンジをスプリングカムヒンジとし、第二
ヒンジを摩擦ヒンジとしているが、これに限らず、他の
ヒンジを用いることができる。
【0032】例えば、第一ヒンジとして、図9に示すよ
うなスプリングとリンクを用いる機構104であっても
よい。スプリングとリンクを用いる機構104はスプリ
ング104aとリンク104bとから構成されている。
スプリング104aは、その両端を機器本体102とカ
バー103とに接合されている。リンク104bは、機
器本体102とカバー103とを挿通して設けており、
リンク104bを軸としてカバー103を自在に開閉す
る。図9(a)の状態では、スプリング104aにより
カバー103の開方向に付勢する力が生じるため、カバ
ー103が開放状態で保持される。一方、図9(b)の
状態においては、スプリング104aの力が所定の角度
でカバー103の閉方向に反転して、カバー103を閉
めようとする。
【0033】また、例えば、第二ヒンジとして、図10
に示すようなロータリーダンパー105とヒンジ115
とを組み合わせるヒンジ機構105Aであってもよい。
図10に示すように、ロータリーダンパーは本体部分1
05aと、軸部分105bとから構成されている。この
ロータリーバンパはオイルの粘性を利用し、回動方向と
反対方向の力を生じさせるものである。このロータリー
ダンパー105の本体部分105aは、ネジ105cで
機器本体102に設けられた孔102aに挿通されねじ
止されることにより、機器本体102側に固定される。
一方、ロータリーダンパー105の軸部分105bは、
ヒンジ115の軸部材115aに挿通され固定される。
ヒンジ115は、機器本体102及びカバー103の間
に設けられ、第一ヒンジプレート118と第二ヒンジプ
レート119とを有している。また、ヒンジ115は、
第一ヒンジプレート118と第二ヒンジプレート119
とが軸部材115aを中心に開動自在に構成されてい
る。なお、軸回動支持部材115cは、軸部材115a
を固定し、カバー103側に固定された第一ヒンジプレ
ート118に設けられている。また、軸回動支持部材1
15bは、軸部材115aの両端を保持し、機器本体1
02側に固定された第二ヒンジプレート119に設けら
れている。以上から、カバー103を開閉することによ
り、第一ヒンジプレート118に固定された軸部材11
5aがカバー103とともに回転し、軸部材115aに
固定したロータリーダンパー105の軸部分105bが
軸部材115aと共に回転する。一方、カバー103を
開閉しても、機器本体102に固定したロータリーダン
パー105の本体部分105aは固定された状態のまま
である。したがって、ロータリーダンパー105は、本
体部分105aと軸部分105bとの間でカバー103
の回転時に摩擦抵抗力が生じるように構成されているた
め、ロータリーダンパー105によりカバー103の動
作方向と逆向きの力が生じるようになっている。
【0034】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1の発明
は、機器本体と、その表面をカバーするカバーとの間に
2以上のヒンジが設けられ、このヒンジによりカバーを
開閉自在且つ開閉位置で保持するカバー開閉保持機構で
あって、前記2以上のヒンジの内、少なくとも1つはカ
バーを開又は閉方向に付勢する力を生じさせるととも
に、その力が所定の開閉位置で反転する第一ヒンジであ
るとともに、少なくとも1つはカバーの開閉の動作方向
と反対方向の力を生じさせる第二ヒンジである構成であ
る。
【0035】上記の構成によれば、第一ヒンジと第二ヒ
ンジの組み合わせにより、上述の三種類のカバー開閉機
構(ガスダンパー、スプリングカムヒンジ、摩擦ヒン
ジ)の長所を得ることができる。即ち、第一ヒンジによ
る力と第二ヒンジによる力でカバーを開放状態で保持す
ることができ、第一ヒンジによる力でカバーを閉鎖状態
で保持することができる。また、カバーを開く際、第一
ヒンジにより生じる付勢力で補助力を発生させることに
より、カバーを開くのを補助することができる。カバー
を閉める際には、第一ヒンジによる力及び第二ヒンジに
よる力により、カバーの落下を防止することができる。
カバーの開閉の際には、第一ヒンジは任意の角度でカム
機構のために力が反転(閉から開方向又は開から閉方
向)するが、この時、第二ヒンジがカバーの開閉方向と
逆向きの力を生じさせることによってカバーの動作が急
激に変化することを防ぎ、滑らかな開動作又は閉動作を
可能にすることができるという効果を奏する。
【0036】更に、カバー開閉保持機構を機器に設置す
る場合には、ヒンジのスペースを確保するだけで良く、
機器の小型化が可能であり、ガスダンパーのように、専
用のスペースが不要となる。
【0037】請求項2の発明は、機器本体と、その表面
をカバーするカバーとの間に2以上のヒンジが設けら
れ、このヒンジによりカバーを開閉自在かつ開閉位置で
保持するカバー開閉機構であって、前記2以上のヒンジ
の内、少なくとも1つはカバーの開閉状態を保持する力
を生じさせるカム機構およびスプリングを有するスプリ
ングカムヒンジであるとともに、少なくとも1つはカバ
ーの開閉の全位置でその状態を保持しようとする摩擦抵
抗を生じさせる摩擦ヒンジである構成である。
【0038】上記の構成によれば、スプリングカムヒン
ジと摩擦ヒンジの組み合わせにより、上述の三種類のカ
バー開閉機構(ガスダンパー、スプリングカムヒンジ、
摩擦ヒンジ)の長所を得ることができる。即ち、スプリ
ングの力及び摩擦抵抗でカバーを開放状態で保持するこ
とができ、カム機構及びスプリングの力でカバーを閉鎖
状態で保持することができる。また、カバーを開く際、
スプリングの力で補助力を発生させることにより、カバ
ーを開くのを補助することができる。カバーを閉める際
には、スプリングの力及び摩擦抵抗により、カバーの落
下を防止することができる。カバーの開閉の際には、ス
プリングカムヒンジは任意の角度でカム機構のために力
が反転(閉→開方向又は開→閉方向)するが、この時、
摩擦抵抗を持った摩擦ヒンジによってカバーの動作が急
激に変化することを防ぎ、滑らかな開動作又は閉動作を
可能にすることができるという効果を奏する。
【0039】更に、カバー開閉保持機構を機器に設置す
る場合には、ヒンジのスペースを確保するだけで良く、
機器の小型化が可能であり、ガスダンパーのように、専
用のスペースが不要となる。また、二種類のヒンジ(ス
プリングカムヒンジ、摩擦ヒンジ)は共に経年変化によ
る影響が少なく、定期的に交換する必要がないため、産
業廃棄物の削減になる。更に、スプリングカムヒンジ及
び摩擦ヒンジは共にガスダンパーに比べて安価であり、
機器全体から見て、製造コストを抑えることができると
いう効果を奏する。
【0040】請求項3の発明は、請求項2に記載のカバ
ー開閉保持機構であって、カバーの開閉途中における状
態において、前記スプリングカムヒンジ及びカバー自重
により生じる開閉力が前記摩擦ヒンジによる摩擦抵抗力
より小さい構成である。上記の構成によれば、カバーの
開閉途中における状態において自重又はスプリングの力
によりカバーが開閉状態に誘導されることなく、スプリ
ングの力と摩擦抵抗を釣り合いにより、任意の位置でカ
バーを保持することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカバー開閉保持機構を適用した機
器であって、カバー開閉保持機構が配されている場合を
示す側面図である。
【図2】本発明に係るカバー開閉保持機構の縦断面図で
ある。
【図3】本発明に係るカバー開閉保持機構のうち、スプ
リングカムヒンジについて、(A)は縦断面図、(B)
は左側面図、(C)右側面図である。
【図4】本発明に係るカバー開閉保持機構のうち、スプ
リングカムヒンジについて、軸部材と第二のカム及びケ
ースを示す分解斜視図である。
【図5】本発明に係るカバー開閉保持機構のうち、摩擦
ヒンジについて、回動角度とトルクの特性図である。
【図6】本発明に係るカバー開閉保持機構を適用した機
器であって、(A)はカバーが開放状態にある場合を示
す側面図、(B)はカバーが閉鎖状態にある場合を示す
側面図、(C)はカバーが閉から開への経過途中にある
状態を示す側面図、(D)はカバーが開から閉への経過
途中にある状態を示す側面図である。
【図7】本発明に係るカバー開閉保持機構の好ましい他
の実施形態を示すカバー開閉保持機構のうち、スプリン
グカムヒンジを示す斜視図である。
【図8】本発明に係るカバー開閉保持機構の好ましい他
の実施形態を示すカバー開閉保持機構のうち、摩擦ヒン
ジを示す斜視図である。
【図9】第一ヒンジの好ましい他の実施形態であるスプ
リングとリンクを用いる機構であって、(A)はカバー
閉から開への経過途中にある状態を示す側面図、(B)
はカバーが開から閉への経過途中にある状態を示す側面
図である。
【図10】第二ヒンジの好ましい他の実施形態であるロ
ータリーダンパーを用いる機構を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 カバー開閉保持機構 2 機器本体 3 カバー 4 スプリングカムヒンジ(第1ヒンジ) 5 摩擦ヒンジ(第2ヒンジ) 114 スプリングとリンクを用いるヒンジ(第1ヒン
ジ) 105 ロータリーダンパー(第2ヒンジ) 105A ヒンジ機構(第2ヒンジ)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器本体と、その表面をカバーするカバ
    ーとの間に2以上のヒンジが設けられ、このヒンジによ
    りカバーを開閉自在且つ開閉位置で保持するカバー開閉
    保持機構であって、前記2以上のヒンジの内、少なくと
    も1つはカバーを開又は閉方向に付勢する力を生じさせ
    るとともに、その力が所定の開閉位置で反転する第一ヒ
    ンジであるとともに、少なくとも1つはカバーの開閉の
    動作方向と反対方向の力を生じさせる第二ヒンジである
    ことを特徴とするカバー開閉保持機構。
  2. 【請求項2】 機器本体と、その表面をカバーするカバ
    ーとの間に2以上のヒンジが設けられ、このヒンジによ
    りカバーを開閉自在且つ開閉位置で保持するカバー開閉
    保持機構であって、前記2以上のヒンジの内、少なくと
    も1つはカバーを開又は閉方向に付勢する力を生じさせ
    るとともにその力が開閉途中の所定の角度で反転するカ
    ム機構およびスプリングを有するスプリングカムヒンジ
    であるとともに、少なくとも1つはカバーの開閉の全位
    置でその状態を保持しようとする摩擦抵抗を生じさせる
    摩擦ヒンジであることを特徴とするカバー開閉保持機
    構。
  3. 【請求項3】 カバーの開閉途中における状態におい
    て、前記スプリングカムヒンジ及びカバー自重により生
    じる開閉力が前記摩擦ヒンジによる摩擦抵抗力より小さ
    いことを特徴とする請求項2に記載のカバー開閉保持機
    構。
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US10/242,756 US7338635B2 (en) 2001-09-14 2002-09-13 Analyzing apparatus
GB0221319A GB2381867B (en) 2001-09-14 2002-09-13 Analyzing apparatus
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