JP2003106212A - シリンダブロックの補強方法 - Google Patents

シリンダブロックの補強方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、オープンデッキ型シリンダブロックを
補強する方法として、補強片を溶接でシリンダブロック
に取付ける技術が知られていた。しかし、溶接では金属
を溶解させるために溶接部及びその周辺部は極めて高温
になり、熱歪が発生する。 【解決手段】 アルミニウム合金片20の両面に接合材
30,30を塗布したのちに、このアルミニウム合金片
20を矢印のごとく水冷ジャケット部12へ挿入し、加
熱して固定する。 【効果】 補強用のアルミニウム合金片を、AlN粉末
にMg粉末を混練し水酸基溶剤を加えて混合してなる接
合材にて、シリンダブロックへ接合し固定した。この接
合材は、溶接に比較して格段に低い温度で接合させるこ
とができる。従って、シリンダブロックやアルミニウム
合金片に温度歪を発生させる虞れが無く、寸法精度を良
好に保つことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオープンデッキ型シ
リンダブロックと称するシリンダブロックの補強方法の
改善に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開昭56−115805号公
報「内燃機関」の第1図に内燃機関の縦断正面図が示さ
れており、同図の符号37はシリンダブロックに形成し
た冷却水通路、符号38はシリンダヘッドに形成した冷
却水通路であり、これらの冷却水通路37,38は直接
的に連通する。シリンダヘッド4を外したときには、リ
ング状の冷却水通路37を目視することができる。この
様な一端が開いた冷却水通路を有するシリンダブロック
を一般に「オープンデッキ型シリンダブロック」と呼
ぶ。
【0003】この様なオープンデッキ型シリンダブロッ
クは、上記公報の第1図から明らかな様に冷却水通路3
7は一端が開いているため、型鋳造が容易となる。しか
し、シリンダ軸直角方向の剛性は小さくなる。剛性を高
める技術として、例えば、特開平6−330807号公
報「水冷式内燃機関のシリンダブロック構造」が提案さ
れている。この技術は、同公報図2において、シリンダ
ブロック1のウォータジャケット2の開口部分(アッパ
ーデッキ20)にリング部21を嵌め、これを電子ビー
ム溶接法又はレーザ溶接法(同公報段落番号[003
2]第2行参照)で固定すると言うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、溶接では金属
を溶解させるために溶接部及びその周辺部は極めて高温
になり、熱歪が発生し、寸法精度に影響がでることがあ
る。そこで、本発明の目的はオープンデッキ型シリンダ
ブロックの補強に際し、溶接に代わる接合方法を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、シリンダを囲う水冷ジャケット部が、シ
リンダヘッドとの合せ面にリング状に開口しているアル
ミニウム鋳物製シリンダブロックを加工対象とし、水冷
ジャケット部の隙間に対応する厚さのアルミニウム合金
片を複数本準備すると共に、AlN粉末にMg粉末を混
練し水酸基溶剤を加えて混合してなる接合材を準備する
準備工程と、アルミニウム合金片の両面に接合材を塗布
したのちに、アルミニウム合金片を開口から水冷ジャケ
ット部へ挿入する挿入工程と、アルミニウム合金片を挿
入したのちのシリンダブロックを加熱処理することによ
りアルミニウム合金片をシリンダブロックに接合する接
合工程と、からなるシリンダブロックの補強方法であ
る。
【0006】補強用のアルミニウム合金片を、AlN粉
末にMg粉末を混練し水酸基溶剤を加えて混合してなる
接合材にて、シリンダブロックへ接合し固定する。この
接合材は、溶接に比較して格段に低い温度で接合させる
ことができる。従って、シリンダブロックやアルミニウ
ム合金片に温度歪を発生させる虞れが無く、寸法精度を
良好に保つことができる。
【0007】請求項2のシリンダブロックの補強方法で
は、接合工程における加熱は、180〜250℃で実施
することを特徴とする。
【0008】シリンダブロック及びアルミニウム合金片
を、180〜250℃で4時間加熱すれば、T5処理
(JIS H 0001)と称する人工時効処理が施せ
る。すなわち、接合工程と時効処理工程とを同時に実施
でき、シリンダブロックの機械性質を高めることができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。図1は本発明の準備工程説明図
であり、アルミニウム鋳物製のシリンダブロック10
と、アルミニウム合金片20・・・(・・・は複数個を示す。
以下同様)と、接合材30とを準備する。これらの詳細
を順に説明する。
【0010】シリンダブロック10は、シリンダ11,
11を囲う水冷ジャケット部12,12が、シリンダヘ
ッドとの合せ面13にリング状に開口しているととも
に、隣接するシリンダ11,11同士を近接させること
で、シリンダ間隔を狭めたアルミニウム鋳物品、好まし
くはADC−12で成分規定されるアルミニウムダイカ
スト品である。本例の様に隣接するシリンダ11,11
同士を近接させたものをサイアミーズ型シリンダブロッ
クと言う。
【0011】アルミニウム合金片20は、水冷ジャケッ
ト部12の隙間に対応する厚さのピースであり、鋳造
品、圧延材の何れでもよい。
【0012】接合材30は、AlN粉末にMg粉末を混
練し水酸基溶剤を加えて混合してなるが、その具体的な
調整例を説明する。接合材30のために、AlN粉末5
0wt%とMg粉末10wt%と水40wt%とを準備
する。併せて、シリンダブロック10及びアルミニウム
合金片20がアルミニウム又はアルミニウム合金である
ため、添加材としてAlN粉末の7倍のAl粉末を準備
する。そして、先ず、AlN粉末(50wt%)とMg
粉末(10wt%)とAl粉末(AlN粉末の7倍)を
乳鉢で十分に混練する。この混練剤みの粉末に水(40
wt)を混合して、添加材を含む接合材30とする。な
お、AlN粉末、Mg粉末及び水酸基溶剤の配合可能割
合については後述する。
【0013】図2は本発明の挿入工程説明図であり、便
宜上、図左のアルミニウム合金片20を例に説明する
と、このアルミニウム合金片20の両面に接合材30,
30を塗布したのちに、このアルミニウム合金片20を
矢印のごとく水冷ジャケット部12へ挿入する。図右の
アルミニウム合金片20も同様である。
【0014】図3は図2の補足説明図であり、水冷ジャ
ケット部12は型抜きの関係で開口14に向って広がる
テーパ形状にすることが望ましい。そうすれば、鋳造後
に、型からシリンダブロックを容易に外すことができる
からである。この際の勾配θ1は、鋳造型に設ける抜き
勾配に相当する。
【0015】これに対応させて、アルミニウム合金片2
0も下端の厚さt1より上端の厚さt2が大きくなる楔
(くさび)型断面にすることが望ましい。これの片テー
パ角をθ2とする。原則としてθ1=θ2に設定する
が、θ1<θ2に設定することもできる。その理由は次
の通りである。θ1<θ2に設定すれば、強い力でアル
ミニウム合金片20を水冷ジャケット部12に圧入する
必要がある。圧入の結果、接合材30,30に反力(圧
縮力)が作用する。
【0016】図4は本発明の接合工程説明図であり、接
合工程では真空加熱炉40にシリンダブロック10を投
入する。なお、図2に示す接合材30,30に約2Mp
aの圧縮力を作用させることが望ましく、その手段は上
述の楔作用、その他の機械的クランプ、又はそれに代わ
る方式の何れでもよい。
【0017】そして、真空ポンプ41を作動させて、炉
内を真空排気する。すなわち、圧力制御部42は圧力セ
ンサ43で炉内の圧力を検出し、真空ポンプ41を作動
させて炉内圧を所定の真空圧に到達させる。次に、窒素
容器44又はアルゴンガス等を充填した不活性ガス容器
45から炉内へガスを吹込み、炉内を酸素濃度が3〜2
0ppmの窒素雰囲気又は不活性ガス雰囲気にする。
【0018】そして、目標温度400℃、昇温速度10
℃/分で加熱を開始し、400℃到達後は2時間放置す
る。すなわち、温度制御部46は温度センサ47で炉内
の温度を検出し、ヒータ48,48の入熱を調整しつ
つ、上記昇温速度で目標温度まで炉内を昇温する。この
間に次に示す[化1]に示す反応が起こり、結果として
1120kJの反応熱が発生する。この反応熱は、母材
や接合部品がアルミニウム合金であって、表面に強固な
酸化膜が存在するときに、この酸化膜を熱的に破壊する
熱の一部となる。
【0019】
【化1】
【0020】図5は本発明方法で製造したシリンダブロ
ックの要部斜視図であり、シリンダ11,11を囲い、
シリンダヘッドとの合せ面13にリング状に開口させた
水冷ジャケット部12,12に、複数本のアルミニウム
合金片20・・・を挿入し、接合材で固定した後のシリン
ダブロック10を示す。このシリンダブロック10を対
象にアルミニウム合金片20・・・の接着強度を調べた。
その内容を[表1]に示す。
【0021】
【表1】
【0022】接合部厚、すなわち接合材30の厚さは約
85μmであり、引張り試験機にかけて、引張強度を図
ると共に引張破壊試験を実施した。その結果、引張強度
は約75MPaであり、破壊部位は接合部品内、すなわ
ちアルミニウム合金片20であった。従って、本発明に
よる接合材を用い、本発明方法で得た接合部は十分に強
度があることが確認できた。
【0023】接合材の接合を促すために外部から施す加
熱温度についてまとめると、従来並みの強度を得るため
には125℃以上にする必要があり、又 、ろー付け温
度(約640℃)より低温にして温度変形を防止するこ
とを考えると、600℃に留めたい。そこで、外部加熱
温度は125〜600℃から選択する。さらには、一定
以上の強度を確保する上では150℃は必要であり、温
度変形の発生を十分に抑えるには500℃に留める必要
がある。そこで、好ましい外部加熱温度は150〜50
0℃から選択する。次に、成分の範囲を、下記[化2]
に基づいて説明する。
【0024】
【化2】
【0025】AlNの分子量(原子量の和)は41であ
り、これを8倍すると328となる。Mgの原子量は約
24であり、これを3倍すると72となる。H2Oの分
子量は18であり、これを12倍すると216になる。
従って、8:3:12(係数比)は重量比に換算する
と、328:72:216になる。これを、百分率に換
算すると、53wt%:12wt%:35wt%にな
る。すなわち、AlNの好適比率は53wt%、Mgの
好適比率は12wt%、H2Oの好適比率は35wt%
である。しかし、実用的にはこれらの比率は幅を広げる
ことができる。
【0026】実験の結果、Mgは0.25wt%未満で
は上記[化1]の反応が十分に進展しなかった。又、M
gが18wt%を超えるとAl2MgO4が過剰に生成さ
れ、接合強度が低下することが分かった。従って、Mg
は0.25〜18wt%の範囲であればよい。
【0027】また、水酸基溶媒は25wt%未満では前
記反応が不十分になると共に接合材がペースト状になら
ず、塗布が良好に行えなかった。又、水酸基溶媒は50
wt%を超えると流動性過剰となり塗布が行えなかっ
た。従って、水酸基溶媒は25〜50wt%の範囲であ
ればよい。
【0028】水酸基溶媒は水、エタノール、イソプロピ
ルアルコール等が該当する。しかし、エタノールやイソ
プロピルアルコール等の揮発性溶媒では、混合中に発熱
反応が起こり、ペーストが乾燥するため、接合材の取扱
い並びに管理が難しくなる。この点、水であれば、ベー
ストの粘度を適正に保つことができ、接合材の管理が容
易になる。
【0029】尚、本発明の接合材に添加する添加材は、
母材や接合部品の性質に合せて適宜変更する。例えば、
接合面にNiメッキを施してあれば、添加材はNi粉末
とする。
【0030】また、アルミニウム合金片を、水冷ジャケ
ット部の開口に嵌合させるアルミニウム合金製リングに
変更してもよい。この様なリングに接合材を塗布した上
で、水冷ジャケット部の開口にセットし、加熱して固定
すれば、クローズデッキ型シリンダブロックを得ること
ができる。オープンデッキ型シリンダブロックは鋳造コ
ストが小さく、クローズデッキ型シリンダブロックは鋳
造コストが嵩む。そこで、鋳造段階ではオープンデッキ
型シリンダブロックとし、本発明方法を適用することに
より、クローズデッキ型シリンダブロックに作り替えれ
ば、鋳造コストを下げることができる。
【0031】さらには、実施例では2気筒シリンダブラ
ックを説明したが、シリンダブロックに備えるシリンダ
の数は1若しくは3以上であってもよい。また、本発明
は、サイアミーズ型シリンダブロックに限らず、非サイ
アミーズ型シリンダブロックにも適用可能である。
【0032】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1では、補強用のアルミニウム合金片を、
AlN粉末にMg粉末を混練し水酸基溶剤を加えて混合
してなる接合材にて、シリンダブロックへ接合し固定す
る。この接合材は、溶接に比較して格段に低い温度で接
合させることができる。従って、シリンダブロックやア
ルミニウム合金片に温度歪を発生させる虞れが無く、寸
法精度を良好に保つことができる。
【0033】請求項2のシリンダブロックの補強方法で
は、接合工程における加熱は、180〜250℃で実施
することを特徴とし、シリンダブロック及びアルミニウ
ム合金片を、180〜250℃で4時間加熱すれば、T
5処理(人工時効処理)が施せる。すなわち、接合工程
と時効処理工程とを同時に実施でき、シリンダブロック
の機械性質を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の準備工程説明図
【図2】本発明の挿入工程説明図
【図3】図2の補足説明図
【図4】本発明の接合工程説明図
【図5】本発明方法で製造したシリンダブロックの要部
斜視図
【符号の説明】
10…シリンダブロック、11…シリンダ、12…水冷
ジャケット部、13…合せ面、14…開口、20…アル
ミニウム合金片、30…接合材、40…真空加熱炉、4
8…ヒータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊勢田 泰 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3G024 AA21 CA05 DA18 FA01 GA25

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダを囲う水冷ジャケット部が、シ
    リンダヘッドとの合せ面にリング状に開口しているアル
    ミニウム鋳物製シリンダブロックを加工対象とし、水冷
    ジャケット部の隙間に対応する厚さのアルミニウム合金
    片を複数本準備すると共に、AlN粉末にMg粉末を混
    練し水酸基溶剤を加えて混合してなる接合材を準備する
    準備工程と、 前記アルミニウム合金片の両面に前記接合材を塗布した
    のちに、アルミニウム合金片を前記開口から水冷ジャケ
    ット部へ挿入する挿入工程と、 アルミニウム合金片を挿入したのちのシリンダブロック
    を加熱処理することによりアルミニウム合金片をシリン
    ダブロックに接合する接合工程と、からなるシリンダブ
    ロックの補強方法。
  2. 【請求項2】 前記接合工程における加熱は、180〜
    250℃で実施することを特徴とする請求項1記載のシ
    リンダブロックの補強方法。
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